航空機騒音定期監視調査(平成27年度2回目)

Centrair Group News
2016年4月22日
航空機騒音定期監視調査(平成 27 年度2回目)の結果について
中部国際空港では、「中部国際空港に係る環境監視計画」に基づき、航空機騒音を監視しています。このたび、
愛知県内及び三重県内の 10 地点で実施した平成 27 年度 2 回目の定期監視調査結果がまとまりましたので、お知
らせします。なお、平成 25 年度より航空機騒音に係る新しい環境基準の Lden(時間帯補正等価騒音レベル)で調
査を実施しております。
記
1.調査期間及び調査地点
調査期間
愛知県内調査地点
三重県内調査地点
常滑市、南知多町、愛西市
桑名市、木曽岬町、四日市市
平成 28 年 2 月 2 日~8 日
弥富市 2 地点
伊勢市、鳥羽市
2.調査方法
調査地点に航空機騒音測定装置を設置し、1週間連続測定する方法
3.調査結果
今回の調査結果を航空機騒音に係る環境基準値と比較すると、
全ての地点で専ら住居の用に供される地域に
適用される基準値(Lden:57 デシベル)を下回っていました。
調査地点別の調査結果は、別紙のとおりです。
4.参考
(1) 航空機騒音に係る環境基準(昭和 48 年 12 月 27 日環境庁告示第 154 号、改正 平成 19 年環告 114)
地域の類型
適用地域
基準値(単位:Lden)
Ⅰ
専ら住居の用に供される地域
57 デシベル以下
Ⅰ以外の地域であって、通常の生活を保
Ⅱ
62 デシベル以下
全する必要がある地域
愛知県内では、平成 18 年 4 年 1 日から、中部国際空港の航空機騒音に係る環境基準について、常滑市、
弥富市、飛島村、南知多町及び美浜町の区域(空港島全域、河川区域及び工業専用地域を除く。
)が類型Ⅰ
にあてはめられています。
三重県内では、平成 19 年 4 年 1 日から、中部国際空港の航空機騒音に係る環境基準について、桑名市の
長島町、鳥羽市の答志島及び木曽岬町の区域(河川区域を除く。
)が類型Ⅰにあてはめられています。
(2) 中部国際空港株式会社における航空機騒音の監視
中部国際空港株式会社では、航空機騒音の監視として、年2回実施している定期監視のほか、4地点で常
時監視も行っています。
(3) 調査結果の公開
調査結果は、セントレア情報コーナーやホームページで公開します。
ホームページアドレス http://www.centrair.jp/torikumi/environment/
以
上
航空機騒音定期監視調査(平成27年度2回目)の結果
時間帯別等価騒音レベル
地区
愛知県
知多地区
平成26年度2回目結果(2015/2/15 ~ 2014/2/21)
時間帯別等価騒音レベル
L Ae q,e
L Ae q,n
37
34
34
29
27
54
38
33
37
29
26
―
4
40
40
41
20
22
38
―
11
45
43
45
32
66
40
41
―
14
48
46
48
36
67
32
29
34
18
3
38
36
36
27
17
14
36
35
38
―
14
43
42
43
32
58
19
14
36
36
38
―
9
36
35
36
25
10
40
29
36
40
37
41
29
26
36
35
33
25
20
31
―
2
32
28
35
―
3
22
20
24
―
1
L Ae q,d
L Ae q,e
L Ae q,n
L Ae q,e
L Ae q,n
40
39
36
31
75
39
38
37
29
59
T2 南知多町 町民会館体育館
38
34
37
29
60
39
37
37
30
A1 愛西市
愛西市役所
37
26
34
30
5
33
34
34
十四山西部小学校
39
33
39
30
9
37
37
A3 弥富市
鍋田公民館
41
37
41
30
18
40
M1 桑名市
大山田地区市民センター
31
29
30
21
5
M2 木曽岬町 農村集落多目的共同利用施設
35
33
36
24
M3 四日市市 海蔵地区市民センター
36
36
37
M4 伊勢市
神社みなとまち館
40
38
M5 鳥羽市
鳥羽東中学校
29
28
番号
施設名称
市町村名
T1 常滑市
常滑市立常滑西小学校
時間帯別等価騒音レベル
L Ae q,d
L Ae q,d
測定された
航空機数
(日合計
の平均)
Lden
(dB)
平成27年度1回目結果(2015/6/23 ~ 2015/6/29)
測定された
航空機数
(日合計
の平均)
測定された
航空機数
(日合計
の平均)
愛知県
A2 弥富市
海部地区
三重県
参考: 過去2回の調査結果
調査結果
2016/02/02 ~ 2016/02/08
調 査 地 点
(dB)
Lden
(dB)
(dB)
Lden
(dB)
注1: 測定された航空機数は、航空機騒音が航空機騒音以外の騒音より10dB以上大きかった航空機の機数です。
注2: 測定された航空機数は日合計の平均であり、1週間測定の合計が3機以下であれば、日合計の平均は四捨五入して 0 になっています。
注3: 「-」は、期間を通して航空機数が計上されず、騒音値が算出されなかったことを示しています。
注4: 愛西市の調査地点である愛西市役所は改修工事で調査地点として使用できないため、平成26年度の2回目、平成27年度の1回目の調査は愛西市市江地区コミュニティセンターで実施しています。
(dB)
航空機騒音監視地点
凡 例
● A1
航空機騒音
監視地点
●
M1
定期監視
10
①~④
常時監視
4
合計
M2 ● A2
●
●
③
④
弥富市
A3
●
M3
●
①
●
T1
②
● T2
●
M4
M5
●
14
参 考
1 定期監視調査期間中における常時監視結果
2016/02/02~02/08
航空機騒音
常時監視測定局
調査結果
Lden
(dB)
参考値
L Ae q,d
L Ae q,e
L Ae q,n
(日合計の平均)
ピークレベルの
パワー平均値
(dB)
時間帯別等価騒音レベル
測定された
航空機数
①常滑市立鬼崎中学校
②美浜町野間
43
42
40
33
91
60
44
40
42
35
85
59
③弥富市立大藤小学校
④木曽岬町東部公民館
41
41
36
37
41
42
30
30
16
17
63
62
2 用語解説
Lden(
den(時間帯補正等価騒音レベル)
時間帯補正等価騒音レベル)
*Lden とは
1 日の間に観測された航空機騒音の LAE(単発騒音暴露レベル)を時間帯別に補正 (午
後 7 時から午後 10 時までは+5 デシベル、午後 10 時から翌日午前 7 時までは+10 デシベ
ル) したのちにエネルギー加算し、観測時間(1 日=86,400 秒)で平均してレベル表示した値
で、単位はデシベルです。 一般の騒音の大きさを表す騒音レベルとは異なります。
*Lden の計算方法
算式ア
LAE, di
LAE, ej + 5
LAE, nk +10
 T0 

10
10
10


Lden = 10log10   ∑ 10
+ ∑ 10
+ ∑ 10

 T  i
j
k

(注) LAE,di:午前 7 時から午後 7 時までの時間帯における i 番目の LAE(単発騒音暴露レベル)
LAE,ej :午後7時から午後 10 時の時間帯における j 番目の LAE
LAE,nk:午後 10 時から午前7時の時間帯における k 番目の LAE
T0 :規準化時間(1 秒)
T
:観測1日の時間(86,400 秒=60 秒×60 分×24 時間)
航空機騒音に係る環境基準
*航空機騒音に係る環境基準とは
航空機騒音に係る環境基準は、環境基本法に基づき、生活環境を保全し人の健康の保
護に資するうえで維持することが望ましい基準として、環境省告示で定められています。
*測定及び評価
測定は原則として連続7日間行い、暗騒音より 10 デシベル以上大きい航空機騒音及び
測定された航空機数を記録します。
評価は、算式アにより 1 日ごとの時間帯補正等価騒音レベル(Lden)を算出し、全測定日
の Lden についてパワー平均を算出します。