平成27年度沖縄・奄美旅客利用実態調査報告書(航空路

沖縄・奄美旅客利用実態調査業務委託
報告書
平成28年3月
沖縄県企画部地域・離島課
目次
Ⅰ アンケート調査
P1
1. 調査の目的
P1
2. 調査概要
P1
3. 調査結果
P2
(1) 調査期間中のアンケート数の動向
P2
(2) 属性
P3
① 目的地
P3
② 住所・性別・年齢・職業分野
P3
(3) 今回の沖縄-奄美群島間の旅行(移動)について
① 利用している航空路運賃
P5
② 宿泊先及び宿泊数
P6
③ 今回の旅行の主な目的
P8
④ 同乗者数
P10
(4) 普段の沖縄-奄美群島間の旅行(移動)について
P11
① 沖縄-奄美郡島の旅行の回数
P11
② 普段の旅行の主な目的(沖縄-奄美群島間)
P12
③ 移動について感じている事
P14
④ より利用しやすくなる推進策
P15
⑤ 前日まで購入できる特便割引1があれば、利用するか
P17
(5) 自由意見
Ⅱ 調査結果のまとめ
1. 分析
P18
P21
P21
(1) 路線利用の実態
P21
① 路線ごとの「今回の旅行の主な目的」について
P21
② 「今回の旅行の主な目的」と「普段の旅行の主な目的」について
P22
③ 利用頻度の多い旅客者の「普段の旅行の主な目的」について
P23
④ 在住地が「その他」(沖縄、奄美群島以外)の旅客者の
「今回の旅行の主な目的」について
P24
⑤ 男女別の「今回の旅行の主な目的」について
P26
⑥ 宿泊先、宿泊数について
P27
(2) 利用頻度の向上
2. まとめ
P5
P28
① 両地域の住民の求める「より利用しやすい推進策」について
P28
② 特便割引1の利用について
P29
P30
Ⅰ アンケート調査
1. 調査の目的
沖縄と奄美群島は、地理・自然・歴史・文化などのつながりが深く、県域を越えて様々な分野で交流が
行われている。
また、現在「奄美・琉球」世界自然遺産登録候補地として、両地域が一体的に評価されており、更なる
交流・連携が求められている。
本調査では、那覇空港から奄美群島へ出域する旅客者(修学旅行生を除く)を対象にアンケート調
査を実施する。そして、アンケート結果から沖縄-奄美群島間の旅客者の実態を把握し、両地域のさら
なる交流の促進についての検討及び沖縄-奄美群島間の旅客者の増加が沖縄県にもたらす具体的な
効果等の分析を行うものである。
2. 調査概要
調査対象の航空路線
奄美大島行 12:35発 RAC853便
与論島行 12:55発 RAC815便
調査場所
那覇空港出発ロビー
調査日時
平成27年12月14日~18日、12月21日~27日
平成28年1月15日~1月24日、1月29日~2月1日、
2月12日~13日(計28日間)
11:30~13:30
調査方法
出発ロビーでアンケート用紙を配布し、その場で回収
回答数
663件
調査項目
問1 今回の目的地をお答えください(今回ご利用の航空路の目的地)。
問2 住所・性別・年齢・職業分野をお答えください。
★今回の沖縄-奄美群島間の旅行(移動)についてお聞きします。問3~問6
問3 沖縄-奄美群島間の旅行(移動)で利用している航空路運賃についてお答えください。
問4 宿泊についてお聞きします。奄美群島にお住まいの方は沖縄での宿泊について、
奄美群島以外にお住まいの方は奄美群島での宿泊についてお答えください。
問5 沖縄-奄美群島間の旅行(移動)の主な目的を一つお答えください。
問6 沖縄-奄美群島間の旅行(移動)の同乗者数についてお答えください。
★あなたの普段の沖縄-奄美群島の旅行(移動)についてお聞きします。問7~問12
問7 沖縄-奄美群島間の旅行(移動)の回数についてお答えください。
問8 沖縄-奄美群島間の旅行(移動)の主な目的をお答えください(複数回答可)。
問9 沖縄-奄美群島間の旅行(移動)について、あなたの感じていることをお答えください。
問10 沖縄-奄美群島間の旅行(移動)について、どのような利用促進策を実施すれば、
より利用しやすくなりますか(複数回答可)。
問11 搭乗日の前日まで購入できる特便割引1があれば、利用すると思いますか。
(購入後の変更はできないが、往復割引よりは安く、先得割引Aよりは高い割引運賃)
例)【奄美】往復割引:23,750円>先得割引1:19,650円>先得割引A:15,700円
【与論】往復割引:14,450円>先得割引1:11,950円>先得割引A:9,550円
問12 沖縄-奄美群島間の旅行(移動)の航空路利用増加について、
自由な意見をお聞かせください。
1
3. 調査結果
(1) 調査期間中のアンケート数の動向
(計28日間実施)
〔件〕
0
5
10
15
20
25
30
12/14
35
16
12/16
14
12/17
25
12/18
29
12/21
24
12/22
16
12/23
30
12/24
33
12/25
30
12/26
43
12/27
32
8
1/16
21
1/17
23
1/18
23
1/19
20
1/20
21
1/21
23
1/22
32
1/23
24
1/24
27
1/29
28
1/30
14
1/31
18
2/1
2/12
45
27
12/15
1/15
40
17
12
2/13
33
2
50
(2) 属性
① 目的地
今回のアンケート回答者の70%以上の目的地が与論島であった。
※複数回答者[3人]
回答数
%
奄美大島
175
26.4%
奄美大島
与論島
488
73.6%
与論島
未回答
3
0.5%
0%
20%
40%
60%
80%
26.4%
73.6%
※集計母数は回答者数(663人)
② 住所・性別・年齢・職業分野
沖縄、鹿児島両県の在住者が約45%、その他在住者が約50%であった。
■住所
回答数
%
沖縄県
112
16.9%
奄美群島
168
25.3%
鹿児島県
25
3.8%
その他
336
50.7%
未回答
22
3.3%
(奄美群島を除く)
0%
20%
40%
16.9%
沖縄県
25.3%
奄美群島
鹿児島県
(奄美群島を除く)
3.8%
50.7%
その他
※集計母数は回答者数(663人)
■その他の上位3都道府県
東京都
64
神奈川県
51
北海道
28
男女比はほぼ同数(男性47.5%、女性51.3%)であった。
■性別
回答数
%
男性
315
47.5%
女性
340
51.3%
未回答
8
1.2%
1.2%
51.3%
※集計母数は回答者数(663人)
3
男性
60%
47.5%
グラフ
女性
未回答
年齢層では、「40代」の旅客者が最も多く、次いで「50代」、「60代」となっている。
■年齢
回答数
%
20歳未満
25
3.8%
20代
93
14.0%
20代
30代
112
16.9%
30代
40代
136
20.5%
40代
50代
114
17.2%
50代
60代
109
16.4%
60代
70代以上
67
10.1%
70代以上
未回答
7
1.1%
0%
5%
20歳未満
未回答
10%
15%
20%
25%
3.8%
14.0%
16.9%
20.5%
17.2%
16.4%
10.1%
1.1%
※集計母数は回答者数(663人)
最も多い職業分野は「医療・福祉」であり、次いで「公務員」、「小売・販売業」となっている。
■職業分野
※複数回答者[3人]
0%
20%
回答数
%
農林・畜産・漁業
23
3.5%
農林・畜産・漁業
建設業
42
6.3%
建設業
観光・旅行業
27
4.1%
観光・旅行業
金融・保険業
13
2.0%
金融・保険業
医療・福祉
76
11.5%
小売・販売業
55
8.3%
小売・販売業
8.3%
食品・製造業
52
7.8%
食品・製造業
7.8%
公務員
60
9.0%
公務員
9.0%
運輸業
9
1.4%
運輸業
学生
36
5.4%
学生
その他
249
37.6%
その他
未回答
24
3.6%
未回答
40%
3.5%
6.3%
4.1%
2.0%
11.5%
医療・福祉
1.4%
5.4%
37.6%
3.6%
※集計母数は回答者数(663人)
■その他の上位3職種
主婦
49
無職
34
4
サービス業
10
(3) 今回の沖縄-奄美群島間の旅行(移動)について
① 利用している航空路運賃
「団体・パック」が最も多く、続いて「普通運賃」、「先得割引(先得A)」、「往復割引」、「特便割引
(特便7)」、「マイレージ」、「スカイメイト」、「乗継割引」となっている。
その他には「介護パス」、「株主優待」等が挙げられている。
※複数回答者[33人]
回答数
%
普通運賃
147
22.2%
普通運賃
往復割引
86
13.0%
往復割引
特便割引(特便7)
28
4.2%
特便割引(特便7)
先得割引(先得A)
97
14.6%
先得割引(先得A)
乗継割引
13
2.0%
団体・パック
213
32.1%
団体・パック
マイレージ
28
4.2%
マイレージ
スカイメイト
14
2.1%
スカイメイト
その他
39
5.9%
その他
未回答
16
2.4%
未回答
※集計母数は回答者数(663人)
5
0%
乗継割引
10% 20% 30% 40%
22.2%
13.0%
4.2%
14.6%
2.0%
32.1%
4.2%
2.1%
5.9%
2.4%
② 宿泊先及び宿泊数
(奄美群島に在住の方は沖縄での宿泊、奄美群島以外に在住の方は奄美群島での宿泊)
宿泊先は、「ホテル」が最も多く、次いで「実家」、「親戚の家」、「知人の家」となっており、その他で
は、「病院」、「民宿」、「職場」、「ペンション」が挙げられている。
また、奄美群島在住者、沖縄県在住者で分けた場合も、「ホテル」が最も多い結果となった。
(1)宿泊先
※複数回答者[7人]
回答数
%
ホテル
456
68.8%
ホテル
実家
109
16.4%
実家
親戚の家
28
4.2%
親戚の家
知人の家
11
1.7%
知人の家
その他
37
5.6%
未回答
29
4.4%
0%
20%
40%
60%
80%
68.8%
16.4%
4.2%
1.7%
その他
5.6%
未回答
4.4%
※集計母数は回答者数(663人)
奄美群島在住者
※複数回答者[1人]
回答数
%
ホテル
124
73.8%
実家
14
8.3%
実家
親戚の家
11
6.5%
親戚の家
知人の家
2
1.2%
知人の家
その他
10
6.0%
その他
6.0%
未回答
8
4.8%
未回答
4.8%
0%
20%
40%
60%
80%
73.8%
ホテル
8.3%
6.5%
1.2%
※集計母数は回答者数(168人)
沖縄県在住者
※複数回答者[2人]
回答数
%
ホテル
72
42.9%
ホテル
実家
24
14.3%
実家
親戚の家
7
4.2%
親戚の家
知人の家
2
1.2%
知人の家
その他
6
3.6%
その他
未回答
3
1.8%
未回答
0%
※集計母数は回答者数(112人)
6
20%
40%
60%
42.9%
14.3%
4.2%
1.2%
3.6%
1.8%
80%
宿泊日数については、「2泊」との回答が最も多く「3泊」、「1泊」、「5泊以上」、「4泊」の順と
なっている。
また、奄美群島在住者は「3泊」、沖縄県在住者は「1泊」の回答が多かった。
(2)宿泊日数
回答数
%
1泊
70
10.6%
1泊
2泊
110
16.6%
2泊
3泊
79
11.9%
3泊
4泊
39
5.9%
4泊
5泊以上
69
10.4%
5泊以上
未回答
296
44.6%
未回答
0%
10%
20%
30%
40%
50%
10.6%
16.6%
11.9%
5.9%
10.4%
44.6%
※集計母数は回答者数(663人)
奄美群島在住者
回答数
%
1泊
11
6.5%
1泊
2泊
25
14.9%
2泊
3泊
27
16.1%
3泊
4泊
8
4.8%
4泊
5泊以上
19
11.3%
5泊以上
未回答
78
46.4%
未回答
0%
10%
20%
30%
40%
50%
6.5%
14.9%
16.1%
4.8%
11.3%
46.4%
※集計母数は回答者数(168人)
沖縄県在住者
回答数
%
1泊
20
11.9%
1泊
11.9%
2泊
19
11.3%
2泊
11.3%
3泊
8
4.8%
3泊
4泊
4
2.4%
4泊
2.4%
5泊以上
4
2.4%
5泊以上
2.4%
未回答
57
33.9%
未回答
0%
※集計母数は回答者数(112人)
7
10%
20%
30%
40%
4.8%
33.9%
50%
③ 今回の旅行の主な目的
「観光」が最も多く、次いで「仕事」となっており、「観光」と「仕事」が半分以上の割合を占めてい
る。他は、「帰省」、「通院」、「親戚・友人訪問」、「介護/見舞い」、「冠婚葬祭」、「買い物」、「年
中行事」の順となった。
その他では、「子供に会う」、「入院」、「マリンスポーツ」、「休養」等が挙がっていた。
また、奄美群島在住者は「通院」、沖縄県在住者は「仕事」が最も多い。
※複数回答者[42人]
回答数
%
仕事
134
20.2%
仕事
観光
230
34.7%
観光
買い物
20
3.0%
帰省
97
14.6%
帰省
通院
58
8.7%
通院
介護/見舞い
25
3.8%
介護/見舞い
親戚・友人訪問
53
8.0%
親戚・友人訪問
冠婚葬祭
24
3.6%
冠婚葬祭
年中行事
2
0.3%
年中行事
その他
48
7.2%
その他
未回答
15
2.3%
未回答
0%
20%
40%
60%
20.2%
34.7%
3.0%
買い物
14.6%
8.7%
3.8%
8.0%
3.6%
0.3%
7.2%
2.3%
※集計母数は回答者数(663人)
奄美群島在住者
※複数回答者[14人]
回答数
%
仕事
37
22.0%
仕事
観光
20
11.9%
観光
買い物
15
8.9%
帰省
19
11.3%
帰省
通院
42
25.0%
通院
介護/見舞い
12
7.1%
介護/見舞い
7.1%
親戚・友人訪問
11
6.5%
親戚・友人訪問
6.5%
冠婚葬祭
2
1.2%
冠婚葬祭
1.2%
年中行事
0
0.0%
年中行事
0.0%
その他
20
11.9%
その他
未回答
4
2.4%
未回答
※集計母数は回答者数(168人)
8
0%
買い物
20%
40%
22.0%
11.9%
8.9%
11.3%
25.0%
11.9%
2.4%
60%
沖縄県在住者
※複数回答者[6人]
回答数
%
仕事
53
47.3%
仕事
観光
18
16.1%
観光
買い物
0
0.0%
帰省
21
18.8%
帰省
通院
1
0.9%
通院
介護/見舞い
5
4.5%
介護/見舞い
親戚・友人訪問
11
9.8%
親戚・友人訪問
冠婚葬祭
1
0.9%
冠婚葬祭
0.9%
年中行事
0
0.0%
年中行事
0.0%
その他
4
3.6%
その他
3.6%
未回答
4
3.6%
未回答
3.6%
※集計母数は回答者数(112人)
9
0%
買い物
20%
40%
60%
47.3%
16.1%
0.0%
18.8%
0.9%
4.5%
9.8%
④ 同乗者数
同乗者数は、「単身」、「2人」の回答がほぼ同数となっており、この二つの項目で、全体の70%以
上を占めている。
奄美群島在住者、沖縄県在住者ごとに分けた場合も「単身」が最も多い。
※複数回答者[3人]
回答数
%
単身
245
37.0%
単身
2人
223
33.6%
2人
3人
35
5.3%
3人
5.3%
4人
30
4.5%
4人
4.5%
5人以上
42
6.3%
5人以上
未回答
91
13.7%
未回答
0%
10%
20%
30%
40%
50%
37.0%
33.6%
グラフ
6.3%
13.7%
※集計母数は回答者数(663人)
奄美群島在住者
※複数回答者[1人]
回答数
%
単身
71
42.3%
単身
2人
57
33.9%
2人
3人
10
6.0%
3人
4人
5
3.0%
4人
5人以上
9
5.4%
5人以上
未回答
17
10.1%
未回答
0%
10%
20%
30%
40%
50%
42.3%
33.9%
グラフ
6.0%
3.0%
5.4%
10.1%
※集計母数は回答者数(168人)
沖縄県在住者
回答数
%
単身
52
46.4%
単身
2人
24
21.4%
2人
3人
7
6.3%
3人
4人
10
8.9%
4人
5人以上
1
0.9%
5人以上
未回答
18
16.1%
未回答
0%
※集計母数は回答者数(112人)
10
10%
20%
30%
40%
50%
46.4%
21.4%
6.3%
グラフ
8.9%
0.9%
16.1%
(4) 普段の沖縄-奄美群島間の旅行(移動)について
① 沖縄-奄美郡島の旅行の回数
「年1~2回程度」の回答が最も多く、次いで「今回が初めて」、「3ヶ月に1回程度」、「月1回程
度」、「週1回程度」の順となっている。
奄美群島在住者は、「今回が初めて」と回答した者が4.2%と少ないのに対し、沖縄県在住者は
26.8%と一定程度の回答があった。
回答数
%
今回が初めて
165
24.9%
今回が初めて
年1~2回程度
207
31.2%
年1~2回程度
3ヶ月に1回程度
70
10.6%
3ヶ月に1回程度
月1回程度
51
7.7%
月1回程度
週1回程度
5
0.8%
週1回程度
その他
63
9.5%
その他
未回答
102
15.4%
未回答
0% 10% 20% 30% 40%
24.9%
31.2%
グラフ
10.6%
7.7%
0.8%
9.5%
15.4%
※集計母数は回答者数(663人)
奄美群島在住者
回答数
%
今回が初めて
7
4.2%
今回が初めて
年1~2回程度
60
35.7%
年1~2回程度
3ヶ月に1回程度
35
20.8%
3ヶ月に1回程度
月1回程度
24
14.3%
月1回程度
週1回程度
3
1.8%
週1回程度
その他
18
10.7%
その他
未回答
21
12.5%
未回答
0% 10% 20% 30% 40%
4.2%
35.7%
グラフ
20.8%
14.3%
1.8%
10.7%
12.5%
※集計母数は回答者数(168人)
沖縄県在住者
回答数
%
今回が初めて
30
26.8%
今回が初めて
年1~2回程度
26
23.2%
年1~2回程度
3ヶ月に1回程度
9
8.0%
月1回程度
18
16.1%
月1回程度
週1回程度
1
0.9%
週1回程度
その他
10
8.9%
その他
未回答
18
16.1%
未回答
※集計母数は回答者数(112人)
11
0% 10% 20% 30% 40%
3ヶ月に1回程度
26.8%
23.2%
グラフ
8.0%
16.1%
0.9%
8.9%
16.1%
② 普段の旅行の主な目的(沖縄-奄美群島間)
「観光」が最も多く、次いで「仕事」、「帰省」、「通院」、「親戚・友人訪問」、「買い物」、「介護/見
舞い」、「冠婚葬祭」、「年中行事」の順となっており、その他は「マリンスポーツ」、「子供に会う」、「休
養」等が挙がっている。
回答者数
%
仕事
130
19.6%
仕事
観光
224
33.8%
観光
買い物
47
7.1%
帰省
94
14.2%
帰省
通院
64
9.7%
通院
介護/見舞い
25
3.8%
介護/見舞い
親戚・友人訪問
62
9.4%
親戚・友人訪問
冠婚葬祭
23
3.5%
冠婚葬祭
年中行事
5
0.8%
年中行事
その他
38
5.7%
その他
未回答
95
14.3%
未回答
0%
20%
40%
60%
19.6%
33.8%
7.1%
買い物
14.2%
9.7%
3.8%
9.4%
3.5%
0.8%
5.7%
14.3%
※集計母数は回答者数(663人)
奄美群島在住者は、「通院」、「仕事」の回答が多かった。
奄美群島在住者
回答数
%
仕事
43
25.6%
仕事
観光
32
19.0%
観光
19.0%
買い物
35
20.8%
買い物
20.8%
帰省
21
12.5%
帰省
通院
47
28.0%
通院
介護/見舞い
12
7.1%
親戚・友人訪問
21
12.5%
冠婚葬祭
4
2.4%
冠婚葬祭
2.4%
年中行事
2
1.2%
年中行事
1.2%
その他
13
7.7%
その他
未回答
19
11.3%
未回答
※集計母数は回答者数(168人)
12
0%
介護/見舞い
親戚・友人訪問
20%
40%
25.6%
12.5%
28.0%
7.1%
12.5%
7.7%
11.3%
60%
沖縄県在住者は、「仕事」の回答が最も多かった。
沖縄県在住者
回答数
%
仕事
48
42.9%
仕事
観光
19
17.0%
観光
買い物
0
0.0%
帰省
15
13.4%
帰省
通院
1
0.9%
通院
介護/見舞い
3
2.7%
介護/見舞い
親戚・友人訪問
9
8.0%
親戚・友人訪問
冠婚葬祭
2
1.8%
冠婚葬祭
年中行事
0
0.0%
年中行事
その他
4
3.6%
その他
未回答
18
16.1%
未回答
※集計母数は回答者数(112人)
13
0%
買い物
20%
40%
60%
42.9%
17.0%
0.0%
13.4%
0.9%
2.7%
8.0%
1.8%
0.0%
3.6%
16.1%
③ 移動について感じている事
「移動回数を増やしたい」と、「目的を十分達成できている」はほぼ同数の回答となった。
奄美群島在住者は「移動回数を増やしたい」との回答が多く、沖縄県在住者は、「目的を十分達
成できている」との回答が多い。
その他で多かった意見は、「値段が高い」、「値下げしてほしい」、「増便してほしい」などであった。
※複数回答者[2人]
回答数
%
沖縄ー奄美群島間の旅行(移動)の目的達成のため、
より旅行(移動)の回数を増やしたい
237
35.7%
現在の旅行(移動)の頻度で、目的を十分達成できている
232
35.0%
その他
67
10.1%
未回答
129
19.5%
※集計母数は回答者数(663人)
回数を増やしたい
0%
10%
20%
30%
40%
十分達成できている
より旅行回数を増やしたい
50%
35.7%
グラフ
現在の旅行頻度で十分
その他
35.0%
10.1%
その他
19.5%
未回答
奄美群島在住者
回答数
%
沖縄ー奄美群島間の旅行(移動)の目的達成のため、
より旅行(移動)の回数を増やしたい
75
44.6%
現在の旅行(移動)の頻度で、目的を十分達成できている
53
31.5%
その他
13
7.7%
未回答
27
16.1%
※集計母数は回答者数(168人)
回数を増やしたい
0%
10%
20%
30%
40%
十分達成できている
より旅行回数を増やしたい
44.6%
その他
現在の旅行頻度で十分
その他
50%
31.5%
7.7%
16.1%
未回答
14
沖縄県在住者
※複数回答者[1人]
回答数
%
沖縄ー奄美群島間の旅行(移動)の目的達成のため、
より旅行(移動)の回数を増やしたい
34
30.4%
現在の旅行(移動)の頻度で、目的を十分達成できている
43
38.4%
その他
9
8.0%
未回答
27
24.1%
※集計母数は回答者数(112人)
0%
回数を増やしたい
10%
20%
30%
十分達成できている
より旅行回数を増やしたい
40%
50%
30.4%
その他
現在の旅行頻度で十分
38.4%
8.0%
その他
24.1%
未回答
④ より利用しやすくなる推進策
全体では「運賃値下げ」の回答が最も多く61.1%となっている。
0% 20% 40% 60% 80%
回答数
%
増便
230
34.7%
増便
運賃値下げ
405
61.1%
運賃値下げ
131
19.8%
利用しやすい運航時
刻への変更
搭乗手続きの簡素化
17
2.6%
その他
24
未回答
115
利用しやすい運航
時刻への変更
34.7%
61.1%
グラフ
19.8%
搭乗手続きの簡素化
2.6%
3.6%
その他
3.6%
17.3%
未回答
※集計母数は回答者数(663人)
15
17.3%
奄美群島在住者は「運賃値下げ」と回答した割合は、78.6%となった。
奄美群島在住者
回答数
%
増便
60
35.7%
増便
運賃値下げ
132
78.6%
運賃値下げ
34
20.2%
利用しやすい運航時
刻への変更
搭乗手続きの簡素化
4
2.4%
その他
1
未回答
19
利用しやすい運航
時刻への変更
0% 20% 40% 60% 80%
35.7%
78.6%
グラフ
20.2%
搭乗手続きの簡素化
2.4%
0.6%
その他
0.6%
11.3%
未回答
11.3%
※集計母数は回答者数(168人)
沖縄県在住者は「運賃値下げ」と回答した割合は、58.9%となった。
沖縄県在住者
回答数
%
増便
35
31.3%
運賃値下げ
66
58.9%
26
23.2%
利用しやすい運航
時刻への変更
搭乗手続きの簡素
化
2.7%
1.8%
利用しやすい運航
時刻への変更
0% 20% 40% 60% 80%
運賃値下げ
搭乗手続きの簡素化
3
2.7%
その他
2
1.8%
その他
未回答
20
17.9%
未回答
※集計母数は回答者数(112人)
16
31.3%
増便
58.9%
グラフ
23.2%
17.9%
⑤ 前日まで購入できる特便割引1があれば、利用するか
全体の68.9%が「はい」と回答している。
「いいえ」の理由としては、「安くない」、「格安航空会社が出来てるのに、まだ高いと思う」、「飛行機
の利用は、かなり前にきまるので、特割1は利用しないと思う」、「利用するが通常も全体に下げてほ
しい」等が挙がっていた。
回答数
%
はい
457
68.9%
いいえ
71
10.7%
未回答
135
20.4%
20.4%
10.7%
68.9%
グラフ
※集計母数は回答者数(663人)
はい
いいえ
未回答
奄美群島在住者の78%が「前日まで購入できる特便割引1があれば利用する」と回答した。
奄美群島在住者
回答数
%
はい
131
78.0%
いいえ
11
6.5%
未回答
26
15.5%
15.5%
6.5%
78.0%
グラフ
※集計母数は回答者数(168人)
はい
いいえ
未回答
沖縄県在住者の67%が「前日まで購入できる特便割引1があれば利用する」と回答した。
沖縄県在住者
回答数
%
はい
75
67.0%
いいえ
13
11.6%
未回答
24
21.4%
21.4%
11.6%
67.0%
グラフ
※集計母数は回答者数(112人)
はい
17
いいえ
未回答
(5) 自由意見
在住地にかかわらず、割引をしてほしいという意見が多い。次いで、増便をしてほしいという意見が多く挙
がっていた。
奄美群島在住者
・ 離島割引を使えるようにしてほしい。
・ これから年間を通して先特割引ができることを願っている。
・ 先持割引Aの発売期間を増やして欲しい。
・ 料金の割引
・ 朝・夕の便を選べると使いやすい。
・ 沖縄奄美とも日帰りできる便が欲しい。できれば朝一と夕方
・ 運賃が下がれば旅行もしやすい
・ 日本本土→沖縄便の航空運賃に比べて奄美→沖縄便は割高であるので、本土→沖縄便並
みにすれば利用しやすい。
・ 出発・到着時間が早いか遅いかにしてほしい。中途半端な時間で時間がもったいないと思う。
・ もっと安くなると度々来れると思います。
・ 沖縄県は特例債があるので奄美沖縄への航空賃に補助金を充てて安くしてもらえたら奄美沖
縄への従来が多くなるのではないでしょうか?
・ (沖縄・奄美)両県の離島を安く周遊できるシステムを作ってほしい。各路線共に2便以上の
確保をしてほしい
・ 与論からのホテルパックの内容を色々と増えたら便利だと思う。
・ 1日2便へ増便すると乗り継ぎも便利になるため他の離島への移動も多くできる。
・ 香港行接続できればよい
・ 午前中に到着したい。シルバー運賃もほしい。
・ 午前中に到着できる出発時刻になってほしい。
・ 与論-沖縄は30分しかかからないのにとにかく運賃が高く、ホテルにも泊まったり病院利用となる
と、とにかく不便でならない。沖縄に行きたくても迷ってしまう。台風の時期はなおさら。年末は便
数をふやしてほしい。
・ 与論-沖縄間ですが、とても運賃が高い。離島割引きもきかないし、シルバー割引きもなし、近く
てとても遠い所だと思う。
・ 便数が多くなれば良い。午前お早い便が有れば良い。
・ 運賃が安ければ年3回以上は奄美-沖縄の交流を含めて来てみたい。
・ とにかく運賃が高い、往復でもパックでも割引する利用方法があれば、もっと気軽に利用できる。
・ 病院の近くに安くで泊まれる所があればなと思います。離島割引がないのが残念。
・ 午前中の早い時間に到着できる出発時刻にしてほしい。一日移動で使ってしまうから。
18
沖縄県在住者
・ 運賃が安いともっと帰省したいです。
・ 午前中には奄美に到着できる出発時刻になってほしい
・ 先特割引が東京-那覇と同価格だったら高い。行きたくても利用できない。
・ 1日3便くらいがちょうど良い。
・ 沖縄県民に安くなる制度がほしい。
・ 飛行機をもう少し大きいのにしてほしいです。小さいのでこわいです、運賃が安い方がいいです。
・ ホテルパックより利便性があり、搭乗日に近い日でも購入できる運賃がほしい
・ 航空運賃が安ければ観光客が増えると思うので、運賃値下げをして欲しい
・ ホテルパックは時期によってかなり安く利用できるので続けてほしい。
・ 日帰りができるとよい
・ 朝夕2便になってほしい
・ 移動時間の短縮及び増便があるとうれしい(ジェット便の使用)
・ 今のままで不満なし
・ 早割りで1万以下の料金で設定があればたまに行ってもいいと思う。
その他(奄美群島・沖縄県以外在住者)
・ もっと便数、割安になると月3回くらいをもっと多い頻度でこれる。
・ 東京からは乗り継ぎで時間がかかる。
・ 運賃値下げしていただいたら、もっと利用者が増えると思います。
・ 各島(大島を除く)への便を増やす
・ 午前中の便があれば
・ 船が安くなったので、飛行機も安くしてほしい。
・ 初めて与論島の旅行なので特にありません。
・ 午前中の便があると便利・ホテルパックを増やして欲しい。
・ 島々は癒されるので特に与論島へは急に行きたくなるので近い日に購入できて安いならより良
いと思います。
・ 与論は、鹿児島経由でも同じ時間帯しか飛行機がない、セスナ程度の飛行機でもいいから便
数があれば便利ですね、なかなかOFFシーズンだと収支を考えると厳しいでしょうけど。
・ 午前の便があればいいです
・ 各島を巡回する形で良いので増便して欲しい。与論⇔沖永良部⇔沖縄など。または那覇⇔
沖永良部⇔徳之島など
・ 鹿児島で利用しています。沖縄にも離島割引運賃を導入してほしいです。
・ 午前中には、沖縄(または奄美)に到着できる出発時刻になってほしい。
19
・ 正直ホテルはなくてもいいので、AIRが安くなれば、本当にありがたい。
・ 沖縄に1泊しないで乗り継げると便利。
・ 現状では運賃値下げ、将来的には直行便の新設(福岡~、大阪~など)
・ 沖縄から与論への便を増やして欲しい。
・ 午前中には、奄美に到着できる出発時刻になってほしい
・ 奄美4島(与論・沖永良部・徳之島・奄美大島)各島巡りなら、各島に宿泊できる時間帯
の交通(フェリー)があれば観光客が増えると思う。
・ 観光もよいが、ケイタイのように家族割りなどの実用が必要とされる場合の考慮。
・ とにかく直通にしてくれたら嬉しい!!! あと15,000円は少し高いと思う。
・ 色々な島に行ってみたいので、便利になればよい。
・ もう少し朝早い便か、夕方発の便があると嬉しいです。
・ 午前中に奄美に到着できる出発時刻になってほしい
・ オンシーズンでも安い運賃にしてほしい。便を増やしてほしい。
・ JALへシルバーカーの設置を希望します。
・ 飛行機を新しくしてほしい。
・ 欠航をなくしてほしい。
・ RACがもう少し値下げされたら嬉しいです。今回は日程が短いのでRACを利用することにしまし
たがいつもは金銭面のことを考えてフェリーを利用しています。
・ 個人でも安価で行けるようにして欲しい。
・ 東京からの乗り継ぎになるので、もう少し遅い便もあると便利だが、現状不足はない。
20
Ⅱ 調査結果のまとめ
1. 分析
(1) 路線利用の実態
① 路線ごとの「今回の旅行の主な目的」について
路線ごとの「今回の旅行の主な目的」は、「那覇-奄美大島線」では「仕事」が40%となり、「那
覇-与論線」では「観光」が40.6%と最も多い結果となった。
また、両路線とも「帰省」、「親戚・友人訪問」の回答が一定程度された。
「通院」については、「那覇-与論線」の方が「那覇-奄美大島線」よりも回答が多く、より生活圏
としての実態がある路線であることがわかった。
那覇-奄美大島線
那覇-与論線
【今回の旅行の主な目的】
【今回の旅行の主な目的】
※複数回答者[12人]
回答数
%
仕事
70
40.0%
観光
32
買い物
※複数回答者[29人]
回答数
%
仕事
65
13.3%
18.3%
観光
198
40.6%
2
1.1%
買い物
18
3.7%
帰省
27
15.4%
帰省
69
14.1%
通院
5
2.9%
通院
53
10.9%
介護/見舞い
11
6.3%
介護/見舞い
13
2.7%
親戚・友人訪問
18
10.3%
親戚・友人訪問
35
7.2%
冠婚葬祭
2
1.1%
冠婚葬祭
22
4.5%
年中行事
0
0.0%
年中行事
2
0.4%
その他
17
9.7%
その他
31
6.4%
未回答
4
2.3%
未回答
11
2.3%
※集計母数は回答者数(175人)
※集計母数は回答者数(488人)
21
② 「今回の旅行の主な目的」と「普段の旅行の主な目的」について
「今回の旅行の主な目的」及び「普段の旅行の主な目的」においては、「観光」、「仕事」、「買い物」の
回答が半数以上を占めている。
旅行目的の中でも「観光」、「仕事」、「買い物」は特に地域への経済効果が大きいものと想定されるた
め、沖縄-奄美群島間の行き来を活発化することは、直接的に両地域の地域振興・経済活性化・経
済発展に寄与するものと考えられる。
また、「帰省」、「通院」、「親戚・友人訪問」なども一定程度の回答がされたことから、生活圏としての実
態があり、人々の交流が行われている。
【今回の旅行の主な目的】
※複数回答者[42人]
回答数
%
仕事
134
20.2%
仕事
観光
230
34.7%
観光
買い物
20
3.0%
帰省
97
14.6%
帰省
通院
58
8.7%
通院
介護/見舞い
25
3.8%
介護/見舞い
親戚・友人訪問
53
8.0%
親戚・友人訪問
冠婚葬祭
24
3.6%
冠婚葬祭
年中行事
2
0.3%
年中行事
その他
48
7.2%
その他
未回答
15
2.3%
未回答
0%
10%
20%
30%
40%
50%
20.2%
34.7%
3.0%
買い物
14.6%
8.7%
3.8%
8.0%
3.6%
0.3%
7.2%
2.3%
※集計母数は回答者数(663人)
【普段の旅行の主な目的】
※複数回答者[111人]
回答数
%
仕事
130
19.6%
仕事
観光
224
33.8%
観光
買い物
47
7.1%
帰省
94
14.2%
帰省
通院
64
9.7%
通院
介護/見舞い
25
3.8%
介護/見舞い
親戚・友人訪問
62
9.4%
親戚・友人訪問
冠婚葬祭
23
3.5%
冠婚葬祭
年中行事
5
0.8%
年中行事
その他
38
5.7%
その他
未回答
95
14.3%
未回答
0%
買い物
※集計母数は回答者数(663人)
22
10%
20%
30%
40%
19.6%
33.8%
7.1%
14.2%
9.7%
3.8%
9.4%
3.5%
0.8%
5.7%
14.3%
50%
③ 利用頻度の多い旅客者の「普段の旅行の主な目的」について
「3ヶ月に1回程度」、「月1回程度」、「週1回程度」の回答者(126人)の「普段の旅行の主な目
的」は、「仕事」(46.8%)が最も多く、次いで「通院」(31.0%)となっている。
また、「3ヶ月に1回程度」、「月1回程度」、「週1回程度」と回答した奄美群島在住者は「通院」
(48.4%)が、沖縄県在住者は「仕事」(89.3%)が最も多い。
回答数
%
仕事
59
46.8%
仕事
観光
15
11.9%
観光
買い物
20
15.9%
買い物
帰省
17
13.5%
帰省
通院
39
31.0%
通院
介護/見舞い
9
7.1%
介護/見舞い
7.1%
親戚・友人訪問
8
6.3%
親戚・友人訪問
6.3%
冠婚葬祭
4
3.2%
冠婚葬祭
年中行事
1
0.8%
年中行事
その他
6
4.8%
その他
0%
20%
40%
60%
46.8%
11.9%
15.9%
13.5%
31.0%
3.2%
0.8%
4.8%
※集計母数は回答者数(126人)
奄美群島在住者は「通院」(48.4%)が最も多く、生活圏としての実態がある。
奄美群島在住者
回答数
%
仕事
23
37.1%
仕事
観光
8
12.9%
観光
買い物
14
22.6%
買い物
帰省
11
17.7%
帰省
通院
30
48.4%
通院
介護/見舞い
3
4.8%
介護/見舞い
4.8%
親戚・友人訪問
3
4.8%
親族・友人訪問
4.8%
冠婚葬祭
2
3.2%
冠婚葬祭
3.2%
年中行事
1
1.6%
年中行事
1.6%
その他
3
4.8%
その他
0%
※集計母数は回答者数(62人)
23
20%
40%
60%
37.1%
12.9%
22.6%
17.7%
48.4%
4.8%
沖縄県在住者は「仕事」(89.3%)が最も多く、奄美群島がビジネス商圏であることがわかる。
沖縄県在住者
回答数
%
仕事
25
89.3%
仕事
観光
1
3.6%
観光
買い物
0
0.0%
買い物
0.0%
帰省
0
0.0%
帰省
0.0%
通院
1
3.6%
通院
3.6%
介護/見舞い
1
3.6%
介護/見舞い
3.6%
親戚・友人訪問
0
0.0%
親戚・友人訪問
冠婚葬祭
1
3.6%
冠婚葬祭
年中行事
0
0.0%
年中行事
0.0%
その他
0
0.0%
その他
0.0%
0%
50%
100%
89.3%
3.6%
0.0%
3.6%
※集計母数は回答者数(28人)
④ 在住地が沖縄、奄美群島以外の旅客者の「今回の旅行の主な目的」について
沖縄、奄美群島以外から訪れている旅客者の「今回の旅行の主な目的」は、「観光」が51.8%と
最も多い結果となった。
「奄美・琉球」世界自然遺産登録後には、ますます両地域外からの旅客者の増加が見込まれる
ため、両地域の観光振興の観点から、連携したプロモーション等を実施することが有効と考えられる。
回答数
%
仕事
40
11.1%
仕事
観光
187
51.8%
観光
買い物
3
0.8%
帰省
54
15.0%
帰省
通院
11
3.0%
通院
3.0%
介護/見舞い
8
2.2%
介護/見舞い
2.2%
親戚・友人訪問
29
8.0%
親戚・友人訪問
冠婚葬祭
20
5.5%
冠婚葬祭
年中行事
2
0.6%
年中行事
その他
20
5.5%
その他
0%
買い物
※集計母数は回答者数(361人)
24
20%
40%
60%
11.1%
51.8%
0.8%
15.0%
8.0%
5.5%
0.6%
5.5%
親戚・友人訪問
【参考】在住地「その他」の都道府県別グラフ
在住地を「その他」(沖縄、鹿児島両県以外)と回答した者の都道府県別では、関東からの利用者が
49.4%(336人中166人)となっている。
0
10
20
30
40
50
64
東京都
51
神奈川県
28
北海道
26
福岡県
20
埼玉県
19
千葉県
16
愛知県
京都府
11
大阪府
11
8
兵庫県
静岡県
5
岡山県
5
4
栃木県
茨城県
3
群馬県
3
新潟県
3
長野県
3
熊本県
3
宮城県
2
山形県
2
山梨県
2
三重県
2
広島県
2
福島県
1
富山県
1
石川県
1
岐阜県
1
滋賀県
1
奈良県
1
徳島県
1
愛媛県
1
大分県
1
宮崎県
1
海外
【参考】鹿児島県
〔人〕
70
60
3
25
※奄美群島は除く。
※住所「その他」と選択したが、住所欄未記載者は30人。
25
⑤ 男女別の「今回の旅行の主な目的」について
「今回の旅行の主な目的」を「仕事」と選んだ人は、男性が36.8%に対して、女性は5.0%であり、男
性の方が多かった。
一方、「観光」を選んだ人は男性が28.6%であることに対して、女性は40.6%となっている。
両地域の観光振興の観点からは、女性に比重をおいた施策・プロモーションが効果的であり、ビジネス色
の強い施策は男性をターゲットとした展開が有効と考えられる。
※複数回答した者あり[男性:11人/女性:30人]
男性
女性
回答者数
%
回答者数
%
仕事
116
36.8%
17
5.0%
観光
90
28.6%
138
40.6%
買い物
6
1.9%
13
3.8%
帰省
35
11.1%
61
17.9%
通院
15
4.8%
42
12.4%
介護/見舞い
6
1.9%
19
5.6%
親戚・友人訪問
20
6.3%
31
9.1%
冠婚葬祭
8
2.5%
15
4.4%
年中行事
1
0.3%
1
0.3%
その他
21
6.7%
27
7.9%
未回答
8
2.5%
7
2.1%
※集計母数は回答者数(男性:315人、女性340人)
0%
10%
仕事
20%
30%
28.6%
1.9%
3.8%
11.1%
帰省
4.8%
通院
介護/見舞い
1.9%
冠婚葬祭
年中行事
12.4%
6.3%
9.1%
2.5%
4.4%
0.3%
0.3%
その他
未回答
17.9%
5.6%
親戚・友人訪問
50%
36.8%
5.0%
観光
買い物
40%
6.7%
7.9%
2.5%
2.1%
男性
女性
26
40.6%
⑥ 宿泊先、宿泊数について
「宿泊先」については、「ホテル」の回答が68.8%と最も多い。
宿泊先を「ホテル」と回答した者の宿泊数は、「1泊」が53名、「2泊」が100名、「3泊」が66名、「4泊」
が34名、「5泊以上」が29名となっており、合計すると878泊となる。
宿泊先をホテルと回答したが宿泊数が未記載の者(174人)を仮に1泊と換算した場合、のべ宿泊数は
1052泊となり、1人あたり平均2.3泊となる。
沖縄-奄美群島間の行来を活性化することは、この宿泊数の増加につながり、両地域にもたらす経済
効果は大きくなることが想定される。
※複数回答者[7人]
回答数
%
回答数
%
ホテル
456
68.8%
1泊
53
11.6%
実家
109
16.4%
2泊
100
21.9%
親戚の家
28
4.2%
3泊
66
14.5%
知人の家
11
1.7%
4泊
34
7.5%
その他
37
5.6%
5泊以上
29
6.4%
未回答
29
4.4%
未回答
174
38.2%
※集計母数は回答者数(663人)
※宿泊先をホテルと回答した456人の宿泊数内訳
なお、宿泊先についてアンケート回答者の在住地ごとに分けた結果が以下の表である。
どちらも最も多い回答は「ホテル」となった。また、宿泊先を「実家」、「親戚の家」と回答する割合は、在
住地ごとで大きく異なる結果とはならなかった。
沖縄県在住者(112人) 奄美群島在住者(168人) その他在住者(361人)
回答数
%
回答数
%
回答数
%
ホテル
72
64.3%
124
73.8%
245
67.9%
実家
24
21.4%
14
8.3%
65
18.0%
親戚の家
7
6.3%
11
6.5%
10
2.8%
知人の家
2
1.8%
2
1.2%
6
1.7%
その他
6
5.4%
10
6.0%
20
5.5%
未回答
3
2.7%
8
4.8%
18
5.0%
※複数回答者[2人]
※複数回答者[1人]
27
※複数回答者[3人]
(2) 利用頻度の向上
① 両地域の住民の求める「より利用しやすい推進策」について
奄美群島在住者及び沖縄県在住者280人の約70.7%が「より利用しやすい推進策」として「運賃値
下げ」を回答した。
全体の回答では、「運賃値下げ」の割合は、約61.1%であることから、両地域の住民の方がより「運賃
値下げ」を望んでいることがわかった。
奄美群島在住者及び沖縄県在住者
0%
50%
回答数
%
増便
95
33.9%
増便
運賃値下げ
198
70.7%
運賃値下げ
60
21.4%
利用しやすい運航時
刻への変更
搭乗手続きの簡素化
7
2.5%
搭乗手続きの簡素化
2.5%
その他
3
1.1%
その他
1.1%
利用しやすい運航
時刻への変更
100%
33.9%
70.7%
21.4%
※集計母数は回答者数(280人)
全体の回答
回答数
%
増便
230
34.7%
増便
運賃値下げ
405
61.1%
運賃値下げ
131
19.8%
利用しやすい運航時
刻への変更
搭乗手続きの簡素化
17
2.6%
搭乗手続きの簡素化
2.6%
その他
24
3.6%
その他
3.6%
利用しやすい運航
時刻への変更
0%
※集計母数は回答者数(663人)
28
50%
100%
34.7%
61.1%
19.8%
② 特便割引1の利用について
奄美群島在住者及び沖縄県在住者280人の約73.6%が、「搭乗日の前日まで購入できる特便割引
1があれば利用するか」の設問に「利用する」と回答した。
全体の回答でも約68.9%と大部分が「利用する」との回答であったが、両地域の住民のほうがより「特
便割引1」の設定を望んでいることがわかった。
現在設定されていない特便割引1が設定されれば、両地域住民の旅客者の70%以上が利用すると
の回答であるため、利便性の高い特便割引1を設定する意義はあるものと考えられる。
【搭乗日の前日まで購入できる特便割引1があれば利用するか】
奄美群島在住者及び沖縄県在住者
回答数
%
は い
206
73.6%
いいえ
24
8.6%
未回答
50
17.9%
0%
20%
40%
60%
80%
73.6%
はい
8.6%
いいえ
※集計母数は回答者数(280人)
全体の回答
回答数
%
は い
457
68.9%
いいえ
71
10.7%
未回答
135
20.4%
0%
20%
※集計母数は回答者数(663人)
29
60%
80%
68.9%
はい
いいえ
40%
10.7%
2. まとめ
今回実施したアンケート調査では、旅客者の実態として、「那覇-奄美大島線」は「仕事」を目的とした
行き来が多く、「那覇-与論線」では、「観光」を目的とした行き来が多いことがわかった。しかし、「仕事」
や「観光」を目的とした旅行(移動)が大部分を占めてはいるものの、「通院」、「帰省」、「親戚・友人訪
問」なども一定程度の回答がされたことから、沖縄-奄美群島間は生活圏としての実態があり、人々の交
流が行われている。
両地域の旅客者を在住地ごとに分けると、奄美群島在住者は「通院」が多く生活圏としての利用が顕
著であることがわかる。沖縄県在住者は「仕事」の利用が最も多く、両地域の人の流れが活性化すること
は沖縄のビジネス商圏の拡大にもつながるものと考えられる。また、両地域外から来ている旅客者の半分
以上は、「観光」を目的として両地域間を旅行していることから、今後の「奄美・琉球」世界自然遺産登
録を見据え、連携したプロモーションが有効であると考えられる。
沖縄-奄美群島間の旅行(移動)の利用推進策について、最も多い回答を集めたのが「運賃値下げ」
あり、特に両地域の住民からの回答割合が多い結果となった。このことは、現在、「沖縄-首都圏」、「奄
美群島-首都圏」の航空路運賃については、LCC就航や行政コストの支援により、年間を通してより低
廉な運賃が実現していることに対して、「沖縄-奄美群島間」は運賃が高いとの印象を旅客者が持って
いることが反映されたと考えられる。
また、現在は設定されていない「特便割引1」の利用について意向を確認したところ、旅客者の約70%
から「利用する」との回答があったことから、搭乗日の一日前まで購入可能な特便割引1を設定すること
は、両地域間の旅行の利用推進に資するものと考えられる。
本アンケート調査の結果から、沖縄と奄美群島の交流を更に促進し、また「奄美・琉球」世界自然遺
産登録後の、沖縄の新たな観光地としての魅力の創造のためにも、両地域間の移動しやすい環境づくり
が求められている。そのための利用促進策としては、特に「運賃値下げ」が旅客者からも望まれていることか
ら効果的であると考えられる。
両地域間の人とモノの流れが活発になることにより、沖縄と奄美群島の地域の魅力(自然や伝統文
化、工芸品、郷土料理など)に対して、観光客の関心が高まり、住民においては、自らの地域の価値を再
評価する動きが高まるため、さらなる両地域の活性化に期待できる。さらに、世界自然遺産登録後には、
「世界自然遺産の島々」として、世界的な注目と知名度の向上、観光地としての新たな魅力に発展する
ことにも期待できることから、両地域間の移動しやすい環境づくりが必要である。
30
沖縄・奄美旅客利用実態調査業務委託報告書
受託事業者 株式会社セキュアイノベーション