平成 28年度の予算

特集:平 成 年 度 予 算
28
27
「いきいきと活躍できる
丹波市をめざして」めざ
28
~第2ステージの幕開け~
年 度 は、 平 成 年 度 に
平成
策定を終えた主要な部門別計画の
「第3次行政改革プラン」
「丹(ま
ごころ)の里創生総合戦略」
「住
生活基本計画」
「第2次道路整備
28
計画」などを実行に移し、具現化
する年度と位置づけています。
平 成 年 度 当 初 予 算 は、 一 般
会計が393億円で前年度対比
こちら市長執務室ほか
活躍市民によるまちづ
くり事業補助金ほか
△は前年度対比減 ( 単位:万円 ) 員
配
置
住 宅 補 助 制 度
教育たんば
予算額
主な使い道
施設・設備などの維持管理・水道
施設整備など
下水道事業会計
企業会計合計
増減率(%)
424,000
△ 0.9
703,430
1.2
1,127,430
0.4
歳入
歳入全体に占める自主財源の割合
が高いほど、自主性・安定性があ
るとされています。
自主財源 市独自の収入 138 億 2,951 万円
依存財源 国や県からの補助など 254 億 7,049 万円
前年度対比
3.2%増
「自主財源」の
比率は 35%で、
中長期的にみて
も市税を中心と
した自主財源を
増やし、財政基
盤を強化するこ
とが必要です。
歳 入
393 億円
(4.0%増)
議会費 2億 1,957 万円
商工費 12 億 8,071 万円
労働費 4,439 万円
災害復旧費 4 億 6,400 万円
予備費 3,000 万円
歳出
11 億 5,685 万円
農林水産業費
30 億
7,282 万円
総務費
45 億
6,722 万円
繰入金
44 億
3,655 万円
諸収入 9 億 1,912 万円
使用料及び手数料5億 5,597 万円
分担金・負担金2億 5,078 万円
繰越金2億円
その他 1 億 5,066 万円
地方揮発油譲与税、自動車重量譲与税、
地方消費税交付金、自動車取得税交付
金、利子割交付金、配当割交付金、株
式等譲渡所得割交付金、ゴルフ場利用
税交付金、地方特例交付金、交通安全
対策特別交付金
民生費
99 億 5,938
万円
歳 出
393 億円
※歳出全体の
4分の1を占める
公債費 ※
(4.0%増)
教育費
50 億 4,612
49 億
万円
2,709 万円 土木費 衛生費
43 億 41 億
7,819 万円 5,366 万円
※ [ 市債 ]
※ [ 公債費 ]
道路整備や学校建設など、一度に多くの
お金がかかる事業は、その年の収入だけ
ではまかないきれないので、国や銀行な
どからお金を借りて実施します。このお
金を市債といいます。今年度の主な事業
として、道路整備事業、防災行政無線整
備事業などがあります。
市債(借金)の元金と利子の返済に要する
お金。平成 17 年度から平成 27 年度までに
約 180 億円の繰上償還(返済)をしたため、
市債残高が平成 17 年度末と比べて約 92
億円減少する見込みです。今年度は、発行
見込額の増加により、前年度対比で約1億
7,000 万円の増額となっています。
11
13
2 0 1 6 . 4 たんば 2
[一般会計歳出]
44
歳出は、前年度対比で4・
0%の増加となっています。
*総務費 情報システム管
理 事 業、 防 災 行 政 無 線 整 備
事 業 な ど の 増 額 に よ り、 前
年度対比 ・5%の増加と
なっています。
*民生費 臨時福祉給付金
事 業 な ど の 増 額 に よ り、 前
年度対比5・5%の増加とな
っています。
*衛生費 一般廃棄物処理
施 設 整 備 事 業、 一 般 廃 棄 物
処理施設整理事業などの減
額 に よ り、 前 年 度 対 比 6・
7%の減少となっています。
*労働費 雇用維持安定支
援 事 業 な ど の 増 額 に よ り、
前年度対比111・1%の増
加となっています。
*農林水産業費 県単独災
害 関 連 ほ 場 整 備 事 業、 治 山
事 業 な ど の 増 額 に よ り、 前
年度対比 ・5%の増加と
なっています。
*商工費 企業誘致推進事
業 な ど の 増 額 に よ り、 前 年
度対比 ・8%の増加とな
っています。
*土木費 交通安全施設等
整備事業、河川改良事業、市
営住宅長寿命化事業などの
18
市税
73 億
1,643 万円
自主
財
前年度対比 4.0% 増
福祉や教育、道路整備などにかかる基本的な会計です。
市民税 29 億 8,511 万円
固定資産税 37 億 19 万円
軽自動車 税 2 億 1,401 万円
市たばこ税 4 億 1,700 万円
入 湯 税 12 万円
※[地方譲与税・交付金]
増額により、前年度対比2・
26
6
まちのお金の使い道
[ 市税内訳 ]
地方譲与税・交付金※
16 億 6,500 万円
地方交付税
125 億円
4%の増加となっています。
*消防費 消防団管理事業
な ど の 減 額 に よ り、 前 年 度
対比 ・9%の減少となっ
ています。
*教育費 小学校施設整備
事業、小学校統合準備事業、
学校給食施設整備事業などの
増額により、前年度対比7・
0%の増加となっています。
* 災 害 復 旧 費 道 路・ 河 川
の過年発生分災害復旧事業
(平成 年8月豪雨災害分)
な ど の 減 額 に よ り、 前 年 度
対比 ・1%の減少となっ
ています。
*公債費 過去の繰上償還
による縮減効果はあるもの
の、 発 行 見 込 額 の 増 額 に よ
り、前年度対比3・5%の増
加となっています。
[用語解説]
市が一定水準の事務を行うことが
*地方交付税
できるよう、自治体間の税収の差
を調整するため国から交付される
お金。使い道は、市の自主性に任
されている。
国や県から交付されるお金。特定
情報ひろば
*国庫支出金及び県支出金
情報ひろば
(お知らせ・戸籍)
の事業などに対して交付されるた
(募集・お知らせ・相談)
め、使い道が限定されている。
活
特別会計など一般会計以外の会計か
生
ら繰り入れるお金や、積み立てた貯
康
金 基
(金 を
) 取り崩したお金など。
健
*繰入金
イ ベ ン ト
40
市債※
52 億
4,570 万円
特 集
393 億円 ( 前年度対比 4.0%増 )
169 億 6,960 万円 ( 前年度対比 3.2%増 )
112 億 7,430 万円 ( 前年度対比 0.4%増 )
国・県支出金
60 億
5,979 万円 5%
今後の課題!
注 1)水道事業会計 , 下水道事業会計(収益的・資本的収支)の予算額は、収入と支出を比較し、
多い方で表示しています。
3 2 0 1 6. 4たんば
一 般 会 計
特 別 会 計
公営企業会計
35%
職
く ら し・相 談 ほ か
会 計 名
675 億 4,390 万円
源
職 員 配 置
地方公営企業法の適用を受ける
公営企業の会計です。
( 単位:万円 )
水道事業会計
*当初予算合計* その他
費
消防
職 員 配 置ほか
会 計 別
主な使い道
予算額 増減率(%)
910,300
3.2
国民健康保険特別会計事業勘定 国民健康保険加入者を対象とした医療給付
22,820 △ 4.3
国民健康保険特別会計直診勘定 青垣診療所の運営
4.7
介護保険特別会計保険事業勘定 65 歳以上で要介護認定を受けた対象者への介護給付 632,000
5,410 △ 24.3
介護保険特別会計サービス事業勘定 地域包括支援センターの運営
85,200
2.2
後期高齢者医療特別会計 75 歳以上の方を対象とした医療給付
1,550 △ 9.9
訪問看護ステーション特別会計 在宅介護支援サービスの提供
320 △ 76.8
地方卸売市場特別会計 卸売市場の管理
1,130 △ 56.4
駐 車 場 特 別 会 計 月極・一時駐車場施設の管理
17,290 △ 11.7
看 護 専 門 学 校 特 別 会 計 丹波市立看護専門学校の運営
20,940
7.6
農業共済特別会計(収益的収支) 農業共済金、無事戻金の支払いなど
1,696,960
3.2
総 合 計
③ 企業会計
平成 28 年度予算をお知らせします
① 一般会計 393 億円
特定の事業を行うために一般会
計と区別して処理する会計です。
② 特別会計
平成 28 年度の予算
依存財源
報
4・0 % の 増 加。 特 別 会 計 と 公
情
営企業会計を加えた全会計では
政
6 7 5 億 4 千 万 円 で、 前 年 度 対
比3・2%増加しました。
市
こ れ ら の 予 算 を も と に、
第2
ステージの幕開けの年にふさわ
特集:介護保険制度改正
しい市政の推進と山積する課題
の解決に取り組みます。
特集:平成 年度予算
28
特集:介護保険制度改正
U・Iターン希望者向けの就職支援サイトを開設し
ます。ホームページ・SNSを活用し、市内企業など
が求める知識や能力をもった人材の情報や地域が求め
る人材の情報などを集め、U・Iターン希望者に直接
発信します。
【予算】40 万円
市
住まいづくり課 ☎ 88‐5039
政
情
報
昨年のスイーツフェス
ティバルのようす
新規 新・省エネルギー普及事業
電気自動車の購入を補助します
置
住 宅 補 助 制 度
大気汚染物質や二酸化炭素の排出抑制だけでなく、省
エネへの貢献、災害時などにおける非常用電源としての
活用も期待される電気自動車の普及を促進し、低炭素で
安全・安心な地域づくりを進めます。
【予算額】200 万円
市民環境課 ☎ 82‐1290
教育たんば
康
生
新規
林業セミナー支援事業
活
(募集・お知らせ・相談)
情報ひろば
(お知らせ・戸籍)
情報ひろば
安全で効果的な森林保全活動に
参加するためのチェーンソーや集
材ウインチ操作などの安全衛生教
育講習会の開催を支援します。
【予算額】80 万円
農林整備課 ☎ 74‐1707
5 2 0 1 6. 4たんば
丹波栗の産地復活をめ
ざして、生産・加工・販
売に至るまでの総合的か
つ長期的な振興策を策定
します。
【予算額】200 万円
新規 林業補助金交付事業
木材コーディネーターの養成を支援します
市内の製材業者や素材業者など
が、木材の加工や流通、利用分野
における技術習得のために参加す
る養成講座などへの参加経費を支
援します。
【予算額】20 万円
農林整備課 ☎ 74‐1707
豪雨災害からの創造的復興
復興の基盤となる復旧工事の完遂と市民の力による
地域のにぎわい、持続性のある活力社会の達成に向け
た復興の土台づくりを推進します。
●人口・コミュニティ(活気
あるまちづくり)⇒ 917 万円
●住まい(被災住宅解体撤去・
再建支援など)⇒ 1,807 万円
●安全安心(道路や河川の
早期復旧)⇒ 5 億 6,663 万円
●農業(農地・農業の復旧・復興など)⇒ 7 億 2,570 万円
●森林(森林の復旧・復興、新エネルギー普及)⇒ 3,846 万円
【予算額】13 億 5,803 万円
地域医療総合支援センター(仮称)
の整備事業
拡充
新病院に隣接して、保健・福祉・医療・介護の総合的な拠
点施設の整備工事を行います。新病院などへの進入路の確保
や周辺整備に必要な土地を購入します。
【予算額】2億 5,057 万円 拡充
地域医療対策事業
医療提供体制の確保と救急医療の充実のため、県立柏原
病院との連携や柏原赤十字病院への支援をするなど、地域
医療の充実に努めます。
【予算額】3 億 3,146 万円
地域医療課 ☎ 82‐4567
拡充 婚活支援事業
婚活おせっかいマスターが誕生
結婚を希望する方に出会いから成婚までの世話をする
ボランティアの登録制度を設けます。結婚を希望する方
を人と人とのつながりで支援します。8 ページに詳細を掲
載しています。
【予算額】250 万円
(内おせっかいマスター事業
119 万円)
社会福祉課 ☎ 74‐1130
2 0 1 6 . 4 たんば 4
③安心できる子育てと教育環境の充実
健
国や県の支援メニューを活用せずに森林整備を行う
自治会やボランティア組織の活動を支援します。
【予算額】240 万円 丹波栗の里整備計画策定
④丹波ブランドを活かした産業の創造と活力あるまちづくり
地域の森林づくり活動支援事業補助
新規 農業振興事業
農業振興課 ☎ 74‐1465
⑤元気な地域の基盤づくり
イ ベ ン ト
社会福祉団体へ貸切バス料金の一部補助(1,250 万円)
、
食育推進計画の策定(172 万円)
、学校給食費管理システ
ムの更新(871 万円)
、コミュニティ・スクール導入に向
けた研究指定(30 万円)
、農の学校調査研究(318 万円)
、
地域工場・中小企業等省エネルギー機械設備導入支援事
業補助金(7,000 万円)
、産業立地奨励措置補助金(250
万円)
、第2次環境基本計画の策定(593 万円)
、観光パ
ンフレット制作業務委託料(572 万円)
、総合戦略成果検
証事業(99 万円)
、
基幹系システム更新(1億 9,580 万円)
、
スポーツ施設等老朽度調査業務(2,470 万円)
新規
都市から移住・就農し、地域農業
や農業の6次産業化の担い手になろ
うとする方を地域おこし協力隊(非
常勤一般職員)として任用します。
一定の生活費を得ながら農業に従
事できる環境を整備し、地域おこし
協力隊の活動終了後には丹波の農業
人として活躍できるよう支援します。
【予算額】582 万円
農業振興課 ☎ 74‐1465
昨年度市に導入された電気自動車
[ そのほか 主な新規事業 ] ※カッコ内は予算額
丹波市版半農半公制度による農業後継者を育成
新規 拡充
② 医療・健康・福祉・介護の総合的な推進
配
文化・スポーツ課 ☎ 88‐5057
青垣支所 ☎ 87‐1001
恐竜・観光振興課 ☎ 78‐9400
「いきいきと活躍できる丹波市をめざして」
①災害復興の着実な推進と安全・安心のふるさとづくり
員
丹波布の伝統技術を後世に継承していくために、丹波
布技術保存会の組織強化と活性化をめざします。
地域おこし協力隊制度を活用して効果的な事業を展開
し、丹波布の魅力発信と地域文化を振興します。
【予算額】449 万円
市の魅力「観たい丹波」
「食べた
い丹波」を市内外へ発信します。
今年度は、市の特産物を活用した
「スイーツフェスティバル」の開催、
交流人口の増加と地域の活性化に向
けたニューツーリズム(体験事業)
の拡充を進めます。
【予算額】200 万円
新規 担い手農業者育成事業
④丹波ブランドを活かした産業の創造と活力あるまちづくり
職
く ら し・相 談 ほ か
伝統技術の保存・継承事業開始
新規 観光振興事業
「観たい丹波」
「食べたい丹波」情報を発信!
⑤元気な地域の基盤づくり
新規 国の無形文化財を守り継承する
⑥交流の促進と市民の活躍、自治組織の活性化
職 員 配 置
市民活動課 ☎ 82‐0409
平成 28 年度予算
6 つの重点施策から主な事業をピックアップ
④丹波ブランドを活かした産業の創造と活力あるまちづくり
職 員 配 置ほか
せるために、市民提案の
公益的活動や事業に対す
る 補 助 金 を 創 設 し ま す。
13 ページに詳細を掲載し
ています。
【予算額】300 万円 平成 29 年4月、
青垣小学校が開校します。通学用スクー
ルバスの購入や学校備品の引越業務委託など、青垣小学校
の開校や青垣地域4小学校の閉校に向けた具体的な準備を
進めます。
【予算額】9,123 万円 教育総務課 ☎ 70‐0810
⑤元気な地域の基盤づくり
活躍市民によるまちづ
くり事業補助金ほか
広く市民生活を向上さ
⑥交流の促進と市民の活躍、自治組織の活性化
こちら市長執務室ほか
活躍市民によるまちづくり事業応援補助金
空き家発生の予防をはじめ、管理・利活用までの
総合的な空き家対策を推進します。また、空き家の
利活用を通じて移住・定住の促進を図ります。
●発生予防対策(住宅の耐震・改築・新築助成)⇒ 3,767 万円
●適正管理対策(空き家の管理委託を補助)⇒ 65 万円
●利活用対策(空き家の改修補助など)⇒ 1,523 万円
●管理不全対策(空き家の解体・撤去支援)⇒ 2,260 万円
●その他(定住促進住宅の整備)⇒ 770 万円
【予算額】8,385 万円
青垣小学校開校準備事業
住まいづくり課 ☎ 88‐5039
昨年制作した移住・定住サイト
新規 市民の活躍を後押し
規制と利活用の両面から空き家対策を推進
新規 小学校統合準備事業
③安心できる子育てと教育環境の充実
28
新規 拡充 空き家等対策事業
⑤元気な地域の基盤づくり
特集:平成 年度予算
新規 U・Iターン推進事業 就職支援サイト
⑥交流の促進と市民の活躍、自治組織の活性化
特集:平 成 年 度 予 算
28