平成28年度「沖縄特例通訳案内士育成研修事業」業務委託

平成28年度「沖縄特例通訳案内士育成研修事業」業務委託仕様書
1.事業名
沖縄特例通訳案内士育成研修事業
2.事業目的
本事業は、沖縄振興特別措置法に基づく沖縄特例通訳案内士制度の運用を図るため、沖
縄特例通訳案内士育成等事業計画(以下「事業計画」という。
)に基づき、中国語、韓国語、
英語に係る沖縄特例通訳案内士育成研修を行い、資格取得者に対しその後の活動を支援す
る取組みを実施する。
3.委託期間
契約締結日から平成29年2月28日(火)
4.育成目標数
中国語 60 人程度、韓国語 10 人程度、英語 20 人程度
5.委託する業務内容
(1) 事業計画「3.沖縄特例通訳案内士育成研修計画」に基づき受講希望者を募集・
選定(事前審査)し、研修を実施する。
(2) 事業計画「4.沖縄特例通訳案内士の資格認定」に基づき、試験(面接及び実技
試験)を実施する。
(3) 資格取得者に対し、その後の活動につなげるフォローアップ支援を実施する。
(4) 研修受講者及び既資格取得者に対してアンケート調査を実施する。
(5) 研修内容の分析を含む業務報告書(冊子)を作成する。
6.スケジュールについて
おおよそ次のスケジュールを目安とすること。
・
~6月中旬 実施計画書策定
・
7月上旬~ 受講希望者募集
・
8月上旬~ 事前審査
・
8月下旬~ 研修申込期間
・
9月上旬~12月下旬
・
1月上旬~2月下旬 フォローアップ支援
研修期間
7.実地地域
沖縄本島地域、宮古地域、八重山地域(4か所以上)
8.企画提案書に盛り込む内容
(1)沖縄特例通訳案内士の現状と課題
(2)実施体制
(3)全体スケジュール及び研修スケジュール(速成・一般コース別)
(4)
「研修項目」ごとの研修講師プロフィール、使用テキスト※
※「地元学」の使用テキストは、「うちなー観光教本」を想定しているが、他に良いテ
キストがあれば提案すること
(5)事前審査、研修及び資格認定試験の使用会場(原則としてバリアフリーとする)
(6)事前審査及び資格認定試験の方法(審査体制、審査基準、試験官等)
(7)受講希望者募集のための周知広報の方法
(8)研修受講者及び既資格取得者に対するアンケート調査(研修受講者に対しては研
修の満足度等、平成 25 年度以降の既資格取得者に対しては就業状況等を調査)
(9)資格取得者に対するフォローアップ支援内容(マッチング会、OJT ツアー研修を
含め、新たなフォローアップ支援の提案を含める)
(10)
(1)の現状と課題を踏まえた新たな提案(本事業で実施可能なもの)
9.委託事業費
44,781千円(税込)以内
(アンケート調査、新たなフォローアップ支援や新たな提案についても見積に含めること)
ただし、この金額は企画提案のために設定した金額であり、実際の契約金額とは異なる
場合もある。
10.報告業務
沖縄特例通訳案内士育成研修の実施にあたっての進捗状況報告を適宜行うこと。
11.報告書の作成等
(1)実施計画書(A4版 2部)
契約締結の日から10日以内に観光政策課あて提出すること。
(2)業務報告書(A4版 10 部)
研修内容の分析についても含めること。
なお、支払に関する証拠書類については、中間検査を実施予定。
12.委託業務の経理
(1)委託事業が完了したときは、実績報告書を提出すること。
(2)実績報告書により委託契約額を確定した結果、概算払いにより受託者に支払った
委託費に残額が生じたときは、その額を返還すること。
(3)委託業務に係る経費については、会計帳簿を備え、他の経理と明確区分して記載
し、委託費の使途を明らかにしておくこと。
(4)委託費の支出内容を証する経理書類を整備して、会計帳簿とともに委託業務の完
了した日の属する会計年度の終了後5年間、いつでも閲覧に供することができるよ
う保存しておくこと。
(5)委託料の支払いについては、業務完了後の精算払いを原則とするが、必要に応じ
て概算払いを行うことができる。
(6)本事業は国の沖縄振興特別推進交付金などを活用して実施するものであり、受託
者は経理管理に当たっては、補助金等に係る予算の執行の適正化に関する法律(昭
和 30 年法律第 179 号)に基づき、適正に執行する必要がある。
13.再委託等の禁止
(1)一括再委託の禁止等
契約の全部の履行を一括又は分割して第三者に委任し、又は請負わせることはで
きない。また、以下の業務(以下「契約の主たる部分」という。)については、その
履行を第三者に委任し、又は請負わせることができない。ただし、これにより難い
特別な事情があるものとしてあらかじめ県が書面で認める場合は、これと異なる取
扱いをすることがある。
契約の主たる部分は
・契約金額の50%を超える業務
・育成研修の実施に関し統轄的かつ根本的な業務
(2)再委託の相手方の制限
指名停止措置を受けている者、暴力団員又は暴力団と密接な関係を有する者に契
約の履行を委任し、又は請負わせることはできない。
(3)再委託の範囲
本委託契約の履行に当たり、委託先が第三者に委任し、又は請負わせることので
きる業務等の範囲は以下のとおりとする。
・研修項目中の旅程管理、現場実習
・OJTツアー研修
(4)再委託の承認
契約の一部を第三者に委託し、又は請負わせようとするときは、あらかじめ書面
による県の承認を得なければならない。ただし、以下に定める「その他、簡易な業
務」を第三者に委任し、又は請負わせるときはその限りではない。
その他簡易な業務は
・資料の収集・整理・複写・印刷・製本・原稿・データの入力及び集計
14.知的財産権の取り扱い
受託者が、この委託業務の遂行により取得した報告書等に関する著作権は、原則
として沖縄県に帰属するものとする。
15.その他
(1)本仕様書に記載の業務内容は、企画提案のために設定したものであり、実際の委
託契約の仕様書とは異なる場合がある。
(2)本企画提案により契約を締結した場合においても、提案のあった内容をすべて実
施することを保証するものではない。
(3)本仕様書記載の委託業務の内容については、実施段階において、予算や諸事情に
よって変更することがある。
(4)その他、業務遂行の過程で新たに発生した事項については、委託者及び受託者の
双方が十分な協議を行い決定するものとする。
【沖縄特例通訳案内士育成等事業計画とは】
改正沖縄振興特別措置法により、通訳案内士法(報酬を得て、通訳案内(外国人に付き添
い、外国語を用いて、旅行に関する案内をすること)の特例として、新たに沖縄特例通訳案
内士制度が導入されました。その特例措置を講ずるに当たっての前提となるのが「沖縄特
例通訳案内士育成等事業計画」です。当該事業計画は、平成25年3月14日付けで国か
ら認定を受けており、平成25年度より沖縄特例通訳案内士育成研修が実施されています。