佐賀県総合運動場等整備基本計画策定業務委託仕様書 1.委託業務名

佐賀県総合運動場等整備基本計画策定業務委託仕様書
1.委託業務名
佐賀県総合運動場等整備基本計画策定業務
2.業務の⽬的
本業務は、施設の⽼朽化とともに、規模や機能が⼗分でないため、国内外の⼤規模な
⼤会の開催やキャンプ誘致が難しいなどの現状を踏まえ、今後開催される国⺠体育⼤
会・全国障害者スポーツ⼤会の開催のための整備はもちろんのこと、県⺠にとってスポ
ーツを「する」楽しみだけでなく、
「観る」、「⽀える」楽しみもまた味わうことのできる
施設となるよう、単に個々の施設に必要な整備を施すという視点だけでなく、今後、⻑
きにわたり、県⺠の夢や感動を⽣み出す県内スポーツの⼀⼤拠点として新たに⽣まれ変
わらせることを念頭に、今後の施設の整備計画、整備スケジュールなどを内容とする整
備基本計画の策定を⽬的とする。
3.業務対象区域
本業務の対象区域は、佐賀県総合運動場(⾺術場を除く)、総合体育館、市村記念体育
館の敷地内の約 255,000 ㎡とする。
4.業務内容
本業務内容は、総合運動場等整備基本計画策定に必要な次の業務を⾏うものとする。
(1)与条件の整理
①既存施設の現況調査
既存施設の利⽤状況や利⽤者ニーズ、関連法令基準や⼟地利⽤条件などの現況を
調査し、基本計画策定の基礎資料とする。
②施設整備基準、類似整備事例の調査
関連する施設の整備基準や類似整備事例について調査し、各施設の規模、施設の
種類、利⽤状況、環境配慮技術、騒⾳対策、問題点等について整理・分析し、基
本計画策定の基礎資料とする。
③需⽤⾒込みの調査
施設の改修等に伴う需要⾒込みの調査を⾏い、施設の整備計画⽴案の基礎資料と
する。
④課題の抽出・整理
施設の現状などを分析し、施設が抱えている課題の抽出・整理を⾏う。
⑤与条件の整理
(2)基本⽅針の提案
既存施設の現況や課題等を踏まえ、これからのスポーツ施設に必要な機能や役割
を⽰した基本⽅針を提案すること。
(3)整備計画の⽴案
既存施設の現況や基本⽅針に基づき、施設利⽤の需要を⾒込んだ上で、各施設の
コンセプト、配置、機能及び規模等を検討し、施設の整備計画を⽴案すること。
なお、各施設の外観や⾊彩、形状などについては、出来る限り統⼀されたものと
すること。
(4)動線計画の⽴案
各施設の整備に伴い予想される⼈員や、選⼿、来賓、運営スタッフ、メディア等
の動線処理計画(交通⼿段(⾞、バス、⾃転⾞など)、駐⾞場、駐輪場、歩道、施設
内道路、周辺道路、敷地⼊⼝、施設⼊⼝付近の⼊場整理、待ち合わせ場所などの整
備)を⽴案すること。
(5)関連法規に係る関係官庁ならびに関係機関等との調整
関連法規や各種基準に適合した施設とするため、関係官庁や競技団体等と調整を
⾏うこと。
(6)基本計画図及びイメージパスの作成
整備計画に基づく基本計画図(平⾯図、屋根伏図、断⾯図、⽴⾯図、外構図(外
構を修正する場合)及び整備後の全体像・各施設のイメージパスを作成すること。
(7)事業スケジュールの作成及び整備計画の技術的検討
早期に供⽤が開始可能なスケジュールとそれを可能とする技術的検討を⾏い、提
案すること。
(8)⺠間活⼒導⼊の可能性検討
各施設の整備、維持管理及び運営に係り、⺠間活⼒の導⼊の可能性を検討するこ
と。
(9)概算⼯事費の算出
各施設の整備に係る概算⼯事費の算出を⾏うこと。また、⼯事費算出に伴い、活
⽤可能な補助⾦等の財源検討もあわせて⾏うこと。
(10)施設整備基本計画の取りまとめ
上記により整理された考え⽅や整備計画について、整備基本計画として取りまと
めを⾏うこと。
5.打ち合わせ及び協議録
本業務の円滑かつ適正な業務遂⾏のため、打ち合わせを原則として次のとおり⾏い、
その内容については、記録を作成すること。
当初:業務着⼿時
途中:1回/⽉以上(必要に応じて随時)
最終:成果品納⼊時
6.成果品
(1)業務報告書(打ち合わせ記録簿を含む)
5部
(2)基本計画書(A4版バインダー綴り)
5部
(3)基本計画書(A4版簡易製本)
100部
(4)基本計画書(概要版)
200部
(5)基本計画図(A2またはA3サイズ)
5部
(6)イメージパス(A3サイズ)
1部
(7)⼯事費概算計算書
5部
(8)電⼦データ(CD-R等の電⼦媒体)
5部
7.業務委託期間
契約締結の⽇から平成29年3⽉28⽇(⽕曜⽇)まで
8.その他
(1)受託者は、業務上知り得た個⼈情報その他の秘密について、他⼈に漏らしてはなら
ない。
(2)本仕様書に定めのない事項においても、業務遂⾏上必要と認められる事項について
は、受注者の責めにおいて業務を遂⾏すること。
(3)本仕様書に定めのない事項や疑義が⽣じた場合は、別途協議すること。
(4)この業務に関して収集された情報、版権及び著作権は県に帰属するものとする。
(5)計画策定に係る資料の作成にあたっては、事前に⼗分に協議を⾏い、わかりやすい
レイアウトやビジュアル化に配慮すること。