ストレスチェック実施に関する個人情報の取り扱い

ストレスチェック実施に関する個人情報の取り扱い
株式会社かんでんジョイナス
ストレスチェック実施に際して収集する個人情報は、個人の健康情報を含む機微な情報
であることを認識し、厚生労働省の「ストレスチェック指針」および個人情報保護法に即し
た規程を定め、厳正にこれを取り扱います。
1.使用目的について
ストレスチェック制度の実施およびメンタルヘルスケアの推進を目的に、ストレスチェック
実施専門機関である委託先により個人情報を収集します。本ストレスチェックおよび関連
サービスの利用の際に収集した氏名、職員(社員)番号、生年月日、メールアドレス、電話
番号、住所、回答内容および個人のストレスチェック結果等の個人情報は、下記の目的
に限り実施者、実施事務従事者、および委託先が使用します。
(1) 個人のストレスチェック結果の作成、発送
(2) 個人のストレスチェック結果に応じた相談・面談・面接勧奨
(3) 電話・電子メールによる相談および面談対応、医療機関の案内
(4) 相談担当者による補助的な面談の申込受付および実施
(5) 医師による面接指導の申出受付および実施
(6) 職場環境等を把握するための統計資料の作成
(7) 調査精度の向上および学術研究のための情報提供
なお、組織の健康づくりを目的とした報告書の作成および調査精度の向上、学術研究
等のために使用する際は、個人を識別することができないよう統計処理を経た匿名情報
として厳正に取り扱います。
2.個人情報の保管および開示・訂正・削除、苦情等について
第三者が個人情報に触れないよう厳重な管理体制のもと、委託先にて原則5年間保管
します。また、本人から個人情報の開示・訂正・削除を求められた場合、または苦情につ
きましては、委託先の個人情報相談窓口を通じて速やかに対応します。
3.個人情報の提供について
外部相談窓口による相談・面談対応、医師による面接指導を行うために個人のストレス
チェック結果を閲覧する場合を除き、本人の同意なく、実施者および実施事務従事者以
外の第三者にストレスチェックの回答内容および個人結果を提供しません。
<委託先 個人情報相談窓口>
担当窓口:ウェルリンク株式会社
個人情報相談窓口
東京都文京区湯島 1-5-28 ナーベルお茶の水 2F
電話番号:0800-888-0201 受付時間:10:00~18:00(平日)
メール:[email protected]
ストレスチェック制度実施規程
第1章 総則
(規程の⽬的)
第1条
この規定は、労働安全衛⽣法第66条の10の規定に基づくストレスチェック
制度を実施するに当たり、その実施⽅法等を定めるものである。
2 ストレスチェック制度の実施⽅法等については、この規程に定めるほか、労働
安全衛⽣法その他の法令の定めによる。
(⽤語の定義)
第2条
この規程における「従業員」の定義は次の各号のとおりとする。
(1)「社員」
(2)「契約社員」
(3)「派遣社員」
(4)「嘱託社員」
(5)「臨時職員」
(制度の趣旨)
第3条
制度の趣旨は、次の各号とおりである。
(1)ストレスチェック制度は、従業員⾃⾝のストレスへの気付きおよびその対処
の⽀援並びに職場環境の改善を通じて、メンタルヘルス不調となることを未
然に防⽌する⼀次予防を⽬的としており、メンタルヘルス不調者の発⾒を⼀
義的な⽬的とするものではない。
(2)ストレスチェックの受検は、従業員の任意によることを原則とするが、上記
趣旨に鑑み、特別な事情がない限り対象者全員が受検できるよう努めていく。
(周知)
第4条
総務企画部⻑は、本規程を配布もしくは電⼦媒体に記録したものを常時確認で
きる状況にすること等の⽅法により、適⽤対象となるすべての従業員に、スト
レスチェック制度の趣旨等を周知し、制度の円滑な運営に努める。
(変更⼿続き)
第5条
この規程を変更する場合は、安全衛⽣委員会において調査審議を⾏い、その結
果に基づいて変更を⾏う。
(ストレスチェック制度の委託)
第6条
株式会社かんでんジョイナス(「会社」という。以下同じ。
)はストレスチェッ
ク制度の実施に当たり、ウェルリンク株式会社(「委託先」という。以下同じ。)
に委託を⾏う。
第2章 ストレスチェック制度の実施体制
(ストレスチェックの制度担当者)
第7条
ストレスチェック制度の実施計画の策定および計画に基づく実施の管理等の実
務を担当するストレスチェック制度担当者は、総務企画部とする。
(ストレスチェックの実施代表者)
第8条
ストレスチェックの実施代表者は、委託先顧問医師とする。
(ストレスチェックの実施事務従事者)
第9条
ストレスチェックの実施事務従事者は、総務企画部担当者、ストレスチェック
制度の委託会社とする。
(⾯接指導の実施者)
第10条
ストレスチェックの結果に基づく⾯接指導の実施者は、事業場産業医もしくは
委託先顧問医師とする。
(ストレスチェック制度の実施体制の周知)
第11条
第8条から第10条に定めるストレスチェック制度担当者等の⽒名は、別途、
配布もしくは電⼦媒体に記録したものを常時確認できるようにすること等の⽅
法により従業員に周知する。また、⼈事異動等により担当者の変更があった場
合には、その都度、同様の⽅法により従業員に周知する。
第3章 ストレスチェック制度の実施⽅法
第1節 ストレスチェックの実施⽅法
(実施時期)
第12条
ストレスチェックは、毎年1回、期間を定めて実施する。
(対象者)
第13条
2
ストレスチェックの実施対象者は、すべての従業員とする。
前項に関わらず、他社に出向している者および当社に出向している者について
は、出向協定等に基づき対応する。
3
ストレスチェック実施期間中に休職していた従業員のうち、休職期間が1ヶ⽉
以上の従業員については実施しない。
(調査票および⽅法)
第14条
会社は、ストレスチェックを実施するに当たり、委託先が提供する「職業性ス
トレス簡易調査票(57項⽬)」を⽤いる。
2 ストレスチェックは、原則として、委託先が提供する Web システムを利⽤して
⾏う。ただし、Web システムの利⽤が困難な場合は、実施事務従事者が⽤紙の
チェックシートを配布、回収して⾏う。
(ストレスの程度の評価⽅法・⾼ストレス者の選定⽅法)
第15条
委託先の実施事務従事者は、別添1に⽰す委託先が提供する解析⽅法により、
ストレスチェックの個⼈結果の評価および⾼ストレス者の選定を⾏う。
(ストレスチェック結果の通知⽅法)
第16条
ストレスチェックの結果は、実施者の指⽰により、委託先の実施事務従事者が
実施者名で、直接本⼈のみに通知する。なお、通知の⽅法は、委託先が提供す
る Web システム上、もしくは親展郵便とする。
2 通知する項⽬は、次の各号のとおりとする。
(1)ストレスチェック結果
「職場のストレス要因」および「⼼⾝のストレス反応」、
「ストレス反応に
影響する他の項⽬」に分類されたグラフおよびコメント
(2)ストレス判定
⾼ストレス者に該当するかどうかの評価結果
(3)医師による⾯接指導の対象者かどうかの判定結果
(4)セルフケアについてのアドバイス
(5)ストレスチェック結果およびセルフケアに関連する相談窓⼝および相談内容
(6)⾯接指導の申出先および申出⽅法に関する情報
(受検有無の情報の取扱い・把握⽅法)
第17条
実施者および実施事務従事者は、委託先が提供するストレスチェックの受検情
報名簿により、従業員の受検実施の有無について把握することができる。
(ストレスチェックの受検の勧奨の⽅法)
第18条
実施事務従事者は、次の各号のとおり受検を勧奨する。
(1)委託先の実施事務従事者は、Web システム上で受検した従業員のうち、未受
検者のみに対し、電⼦メールで受検を勧奨する。
(2)会社の実施事務従事者は、⽤紙のチェックシートで受検した従業員に対し、
受検の有無に関わらず、当該対象者全員に対して受検を勧奨する。
第2節 医師による⾯接指導の実施⽅法
(⾯接要否の決定)
第19条
実施者は、⾼ストレス者選定の結果をもとに、医師による⾯接指導を必要とす
る対象者の特定を⾏う。
(⾯接勧奨)
第20条
実施事務従事者は、前条で特定された従業員に対し、次の各号の⼿順に従って
⾯接勧奨を⾏う。
(1)⾯接指導の勧奨については、原則として、委託先の実施事務従事者が⾏うも
のとし、従業員へ連絡がとれない場合等、必要に応じて会社の実施事務従事
者からも勧奨を⾏う。
(2)Web システム上でストレスチェックを実施した従業員に対しては、電⼦メー
ルで⾯接指導の申出を勧奨する。
(3)⽤紙のチェックシートでストレスチェックを実施した従業員に対しては、ス
トレスチェック結果の通知とともに⾯接指導の申出を勧奨する。
(4)⾯接指導の申出状況に応じて、委託先の実施事務従事者から再勧奨を⾏う。
2 ⾯接指導の申出⽅法等の連絡は、電⼦メール、電話、または従業員本⼈から取
得した住所への郵送の中から適切な⽅法で⾏う。なお、総務企画部は、⾯接指
導の勧奨に際し、勧奨そのものによって要⾯接者であったことが第三者に伝わ
らないよう、委託先の実施事務従事者に対して働きかける。
(⾯接指導の申出の⽅法)
第21条
⾯接指導の勧奨を受けた者のうち、医師による⾯接を希望する者は、次の⽅法
により⾯接指導の申出を⾏う。
(1)⾯接指導の申出先
:
総務企画部
(2)申出⽅法
a.⾯接指導の勧奨を受けてから30⽇以内に電話もしくは電⼦メールにて、
申出先に連絡をする。
b.申込時に、⽒名、性別、年齢、就業先、ストレスチェックのID番号、
⾯接希望⽇時および連絡先等、必要事項を連絡する。
c.⾯接指導対象者であることの確認を経て申出の受領とする。
2
⾯接指導の申出先および申出⽅法等は、⾯接指導の勧奨を実施する際に具体的
に明記する。
(情報開⽰の同意取得)
第22条
従業員本⼈から会社に⾯接指導の申出を⾏った場合、当該申出をもって、スト
レスチェック結果の会社への開⽰に同意したとみなす。
2
前項の同意みなしについては、⾯接指導の勧奨を⾏う際に従業員に対して明⽰
する。
3 第1項にある開⽰範囲については、ストレス判定(⾼ストレス者か否かの判定)
に必要な最⼩限度の範囲・内容に留めるものとする。
(⾯接指導の実施⽅法)
第23条
会社の実施事務従事者は、当該従業員および管理監督者に対し、⾯接指導の実
施⽇時および場所を、電⼦メールもしくは電話により通知する。⾯接指導の実
施⽇時は、原則として、⾯接指導の申出を受けてから30⽇以内に設定する。
2 通知を受けた従業員は、指定された⽇時に⾯接指導を受けるものとし、管理監
督者は、従業員が指定された⽇時に⾯接指導を受けることができるよう配慮し
なければならない。
3 総務企画部は、⾯接指導の場所について。プライバシーが⼗分配慮されるよう
必要な措置を講じる。
(⾯接指導の事前情報の提供範囲)
第24条
総務企画部は、医師による⾯接指導を⾏う場合、管理監督者および当該対象者
から職場での就業状況等に関する情報を事前に収集し、⾯接指導を担当する医
師に当該情報を提供する。なお、総務企画部は、本⼈の就業状況に関する情報
を収集する際に当たりプライバシーの配慮に留意する。
(⾯接指導結果に基づく医師の意⾒聴取)
第25条
総務企画部は⾯接指導の実施医師に対して、⾯接指導が終了してから概ね30
⽇以内に、⾯接指導結果報告書兼意⾒書により、結果の報告および意⾒の提出
を求めなければならない。
2
総務企画部は、医師から会社に⾯接指導の結果および就業上の措置に関する意
⾒書を受理する際、事後措置に必要な最⼩限度の範囲・内容の共有に留めるよ
う医師に対して働きかけなければならない。
(⾯接指導結果を踏まえた措置の実施⽅法)
第26条
総務企画部は、前条の⾯接指導結果報告書兼意⾒書に基づき、⼈事異動を含め
た就業上の措置を実施する場合は、該当する従業員に対して、就業上の措置の
内容およびその理由等について説明を⾏わなければならない。
2 従業員は、正当な理由がない限り、前項の措置に従わなければならない。
(⾯接指導を受けるのに要する時間の賃⾦の取扱い)
第27条
⾯接指導を受けるのに要する時間は、原則として業務時間内に⾏う。ただし、
プライバシー配慮の観点等から、これに拠りがたい等特別の事情がある場合、
個別に判断する。
第3節 集団ごとの集計・分析
(集団ごとの集計・分析の意義)
第28条
集団ごとの集計・分析は、各職場環境における課題の把握と改善策の検討をと
おし、より健康的かつ働きやすい職場づくりのために利⽤するものである。
(集団ごとの集計・分析の対象とする集団)
第29条
ストレスチェック結果の集団ごとの集計・分析は、原則として第30条に定め
る全体・属性区分とし、個⼈が特定されないよう⾏う。なお、集計・分析の最
⼩⼈数は10⼈とし、回答⼈数が10⼈未満となる場合は、集計・分析は⾏わ
ない。
(集団ごとの集計・分析の⽅法)
第30条
分析区分は次の各号のとおりとする。
(1)全体区分
全社の分析
(2)属性区分
全社における男⼥、年代、職種、役職、残業時間ごとの分析
2 集団ごとの集計・分析は、「労働安全衛⽣法に基づくストレスチェックと⾯接指
導マニュアル」(平成 27 年 4 ⽉ 厚⽣労働省)で⽰された「仕事のストレス判
定図」(準拠)および各因⼦の偏差値平均を集計して⾏う。
(集団ごとの集計・分析結果の開⽰範囲および具体的な利⽤⽬的)
第31条
集団ごとの集計・分析結果の開⽰範囲および具体的な利⽤⽬的は、次の各号の
とおりとする。
(1)偏差値⼀覧表
a.分析内容:分析区分ごとの偏差値(平均値)を集計した⼀覧表
b.開⽰範囲:事業場産業医、役員、総務企画部
c.活⽤⽅法:全体傾向の把握、区分別の課題把握と対策⽴案
(2)全社レポート
a.分析内容:全体区分および属性区分ごとの分析結果および課題、対策例
b.開⽰範囲:事業場産業医、役員、総務企画部
c.活⽤⽅法:全体傾向の把握、区分別の課題把握と対策⽴案
第4章 記録の保存
(ストレスチェック結果の記録の保存担当者)
第32条
ストレスチェック結果の記録の保存担当者は、第9条における実施事務従事者
とする。なお、当該保存担当者は、委託先においてもストレスチェック結果の
保存責任者を選任し、委託先の情報管理者名と実施事務従事者名を委託契約に
明記しなければならない。
2 集団ごとの集計・分析結果の保存担当者の取扱いは、前項と同様とする。
(ストレスチェック結果の記録の保存期間・保存場所)
第33条
ストレスチェック結果の記録の保存期間は5年間とする。
2 記録の保存は委託先において⾏う。
3 集団ごとの集計・分析結果の記録の取扱いは、前2項と同様とする。
(ストレスチェック結果の記録の保存に関するセキュリティの確保)
第34条
総務企画部は、委託先に対し、ストレスチェック結果の漏洩、不適切な閲覧を
防⽌できる適切なセキュリティ確保を⾏う、保健医療福祉分野のプライバシー
マークを付与された期間として、厚⽣労働省「医療情報システムの安全管理に
関するガイドライン」に則した安全な管理を⾏うよう働きかける。
(会社に提供されたストレスチェック結果・⾯接指導結果の保存⽅法)
第35条
総務企画部は、従業員の同意を得て会社に提供されたストレスチェック結果の
写し、集団ごとの集計・分析結果、⾯接指導結果報告書兼意⾒書を5年間保存
しなければならない。
2
総務企画部は、社内に保管されている前項の資料が第三者に閲覧されることが
ないよう、責任をもって管理をしなければならない。
第5章 ストレスチェック制度に関する情報管理
(ストレスチェック結果の共有範囲)
第36条
総務企画部は、従業員の同意を得て会社に提供されたストレスチェック結果の
写しについて、従業員本⼈の同意なく実施者および実施者が認める実施事務従
事者以外の第三者に開⽰してはならない。
(集団ごとの集計・分析結果の共有範囲)
第37条
総務企画部は、集団ごとの集計・分析結果⼀式を保有する。
(⾯接指導結果の共有範囲)
第38条
総務企画部は、就業上の措置が必要な場合に限り、職務遂⾏上必要な情報に限
定して、⾯接指導結果報告書兼意⾒書を、該当する従業員の管理監督者に提供
することができる。
第6章 情報開⽰、訂正、追加および削除と苦情処理
(情報開⽰、訂正、追加および削除と苦情処理の⽅法)
第39条
従業員がストレスチェック制度に関する情報の開⽰、訂正、追加および削除、
並びに苦情の申し⽴てを⾏う際の窓⼝は、委託先とする。
2 委託先は、苦情を受け付けた場合、従業員本⼈の同意を得た上で、必要に応じ
て総務企画部と連携を図り、従業員からの苦情・相談に対して適切に対応しな
ければならない。
(守秘義務)
第40条
ストレスチェック実施に関わる者は、それらの職務を通じて知り得た従業員の
情報を、他⼈に漏らしてはならない。
第7章 不利益な取扱いの防⽌
(不利益な取扱いの防⽌)
第41条
総務企画部は、ストレスチェック制度に関して、以下の不利益な取扱いを⾏わ
ないことを徹底し、その旨従業員に周知する。
(1)ストレスチェック結果に基づき、医師による⾯接指導の申出を⾏った従業員
に対して、申出を⾏ったことを理由として、その従業員に不利益となる取扱
いを⾏うこと。
(2)従業員の同意を得て会社に提供されたストレスチェック結果に基づき、その
ストレスチェック結果を理由として、その従業員に不利益となる取扱いを⾏
うこと。
(3)ストレスチェックを受けない従業員に対して、受けないことを理由として、
その従業員に不利益となる取扱いを⾏うこと。
(4)ストレスチェック結果を会社に提供することに同意しない従業員に対して、
同意しないことを理由として、その従業員に不利益となる取扱いを⾏うこと。
(5)医師による⾯接指導が必要とされたにも関わらず、⾯接指導の申出を⾏わな
い従業員に対して、申出を⾏わないことを理由として、その従業員に不利益
となる取扱いを⾏うこと。
(6)就業上の措置を⾏うに当たって、医師による⾯接指導を実施する、⾯接指導
を実施した産業医から意⾒を聴取するなど、労働安全衛⽣法および労働安全
衛⽣規則に定められた⼿順を踏まずに、その従業員に不利益となる取扱いを
⾏うこと。
(7)⾯接指導の結果に基づいて就業上の措置を⾏うに当たって、⾯接指導を実施
した産業医の意⾒とはその内容・程度が著しく異なる等医師の意⾒を勘案必
要と認められる範囲内となっていないものや、労働者の実情が考慮されてい
ないものなど、労働安全衛⽣法その他の法令に定められた要件を満たさない
内容で、その従業員に不利益となる取扱いを⾏うこと。
(8)⾯接指導の結果に基づいて、就業上の措置として、次に掲げる措置を⾏うこ
と。
a.解雇すること。
b.期間を定めて雇⽤される従業員について契約の更新をしないこと。
c.退職勧奨を⾏うこと。
d.不当な動機・⽬的をもってなされたと判断されるような配置転換または
職位(役職)の変更を命じること。
e.その他の労働契約法等の労働関係法令に違反する措置を講じること。
別添1
委託先が提供する個⼈結果の評価および⾼ストレス者の解析⽅法
ストレスチェックの個⼈結果は「職業性ストレス簡易調査票(57 項⽬)
」の労働者標準デー
タに基づき、各個⼈の健康状態およびストレスの程度を評価する。
⾼ストレス者の選定は、マニュアルにて例⽰された「⼼⾝のストレス反応」に着⽬する評
価基準に準拠し、次のいずれかを満たす者を⾼ストレス者とする。
(1)「⼼⾝のストレス反応」(29 項⽬)の合計点数が 77 点以上である者。
(2)
「仕事のストレス要因」
(17 項⽬)および「周囲のサポート」
(9 項⽬)を合算した
合計点数が 76 点以上であって、かつ「⼼⾝のストレス反応」(29 項⽬)の合 計
点数が 63 点以上の者。