春闘ニュース 第6号

2016春季生活闘争第6号
発 行 中小共闘センター
発行人 進藤 衛
2016・4・6
連合秋田労働局 中小共闘センター/非正規労働センター
〒010-0001 秋田市中通 6 丁目 7-36
TEL.018-833-0505
連合秋田は、3月22日(火)~31日(木)を秋田県第2次統一行動の期間に設定し、3月28日(月)に
2016春季生活闘争決起集会(共催・連合秋田中央地協)をアゴラ広場(秋田駅前)で開催しました。当日は、
秋田市内を中心とした構成組織から約120名の組合員が参加しました。
集会の冒頭、東海林 悟会長は「2016春季生活闘争は、3月16日に中央大手の回答が示され、多くの組
合が3年連続となる月例賃金の改善を実現している。一方、連合秋田では多くの組合で月例賃金にこだわり、粘
り強い交渉が行われている。取り巻く情勢は依然として厳しいが、今次闘争でも月例賃金の引き上げを実現し、
経済の好循環につなげていかなければならない。また、非正規労働者の処遇改善も重要な課題である。正規・非
正規の区別なく、すべての働く者の底上げ・底支えの取り組みを推進し、
『働くことを軸とする安心社会の実現』
に向けて連合秋田の総力を結集して闘いを推進する。」と述べました。次に、藤井
真悟事務局長より2016
春季生活闘争について「現時点で要求組合数は昨年同時期を11組合上回っている、要求額は8,550で昨年
を下回っているが、昨年と比較して要求提出は進んでおり、果敢な取り組みが展開されている。多くの組合で今
週を中心に回答指定日を設定していることから、集計数も増えていくと想定される。情報収集と開示に努め、地
域の相場波及に繋がる流れを作って行きたい。」と経過報告を行いました。その後、構成組織・単組を代表し、
山二施設工業労組 佐々木 卓人書記長(上段写真中央)、秋田県公務労協 板垣 広樹幹事(上段写真右)か
らそれぞれ、今春闘の状況報告と取り組みの決意表明をいただきました。続いて、中央地協 工藤
浩一議長代
行から「デフレからの脱却と経済の好循環実現をはかるため総力を結集し、2016春季生活闘争の勝利ととも
に第24回参議院議員選挙の勝利に向けて総力を挙げて闘い抜こう。」との集会アピールを提起・採択を行った
後、中央地協 金持 史宣議長の発声による「団結ガンバロー」で閉会しました。 集会後は秋田市内を「賃金の
改善・底上げ、均等待遇実現、格差の是正、雇用の安定、正社員への転換」などを訴えデモ行進を行いました。
地域の交渉が本格化する中、参考として連合秋田における過去10年の賃上げ額(加重平均)のグラフを作成
しました。グラフを見ると2008年に4,500円台で妥結した金額が同年のリーマンショックの影響による
世界的な不況と軌を一にして下がり続け、2011年には東日本大震災の影響等もあり10年間で最低の妥結額
となっています。その後、上昇に転じ昨年は果敢な闘いを展開した結果、この10年で最高の妥結額を獲得して
います。今次闘争では、昨年を上回る成果を目指して粘り強い闘いを展開しよう!
(円)
5,500
連合秋田春季生活闘争賃上げ額推移(2006年-2015年)
5,319
5,300
5,100
4,900
4,707
4,700
4,553
4,500
4,300
4,329
4,195
4,100
3,900
3,700
賃上げ額
(加重平均)
4,042 4,070
4,033
3,871
3,844
3,500
3月25日(金)午前8時より、秋田県公務労協主催による標記集会が開催され連合秋田から来賓として、黒
﨑
保樹会長代行が出席し、「2016春季生活闘争は、いよいよ地域のヤマ場を向かえ、それぞれの組合で粘
り強い交渉が展開されています。民間の結果が公務労協の今後の闘いに影響することを充分認識しながら、取り
組みを展開したい。共に頑張りましょう!」 と連帯の挨拶を述べました。