(仮称)糸満市文化・平和・観光振興センター市民周知用リーフレット

計画概要
規模:敷地面積 約22,204㎡、
約6,276㎡
延床面積 約7,450㎡
交流情報エリア 約1,045㎡
地域発信エリア 約1,066㎡
創造発信エリア 約4,384㎡
継承体験エリア 約 510㎡
管理エリア 約 445㎡
階数:地上3階
構造:鉄筋コンクリート造一部鉄骨造
駐車場台数
一般 275台
身障者用 7台
大型車 6台 概算工事費
総事業費:52.95 億円
■建設工事費: 約42.2 億円
■外構工事費: 約 2.9 億円
■展示製作費: 約3.65 億円
■備品整備費: 約 4.2 億円
27年度
28年度
29年度
30年度
31年度
第1期工事
基本設計
実施設計
32年度
33年度
第1次オープン
第2期工事
第2次オープン
グランドオープン
お問い合わせ先 観光振興センター設立準備課 ☎ 098-840-8121
(仮称)
糸満市文化・平和・観光振興センターの機能 ※以下、観光センターと表記します。
糸満市は、沖縄県をイメージさせる海、戦跡、
グスクなどが集約された地域です。
また、有形・無形の文化財、各字に伝わる祭
祀や民俗芸能など、多くの歴史・文化資源を有しています。
観光センターは、
この恵まれた特徴を情報として発信して観光客誘客を図り、地元の人の活動を活性化させ、訪れた人が体
験や交流ができる施設として次の機能・役割を担います。
1
第3期工事
2
Q&A
Q1. 建設予定地はどのような経緯で決定しましたか?
A1.
市民会館予定地(市役所東側)などの候補地から、建設候
3
補地検討委員会が市の関連施策との整合性、公共交通機関
のアクセス性など14の基準で審査した結果、
糸満漁港中地区内
が適地との報告を受け決定しました。
Q2. なぜ市民会館予定地ではないのですか?
A2.
市民会館予定地は、ゲートボール場などが整備され来館者
の駐車場を確保できないことや、観光振興の波及効果が限定
的なことなどから、適地ではないと判断されました。
4
海の文化や戦争・平和などのガイダンス施設
観光センターは、
糸満市に点在する地域資源(海、戦跡、
グスクなど)
や関連施設を紹介するとともに、海洋文
化館、沖縄県立博物館や沖縄県平和祈念資料館などほかの施設を紹介するガイダンス施設として機能します。
糸満市観光のビジターセンター
空港からアクセスの良い場所に立地し、
糸満市観光の玄関口として市域に点在する資源を有機的に結び付け
るビジターセンター(※)としての役割を担い、地域の魅力発信や人的・文化的交流を促進させ、地域の活性化を
図ります。
(※)来訪者が地域資源を理解できるよう案内、体験促進などをするための施設です。
地域を感じる場所
観光センターは、漁港の側に立地するため、漁業文化を体験することができます。
また、
目の前で行われる糸満
ハーレーや、徒歩5分のロータリー周辺で行われる糸満大綱引、市内各地域の行事や文化を体験できる場所を
目指します。
新たな波及を創造する場所
観光センター周辺は、南部観光の通過点でした。
しかし、観光センターが設置されることで新たな目的地となり
ます。市内の関連施設と役割を明確化することで、相乗効果による観光客の増加を目指します。
Q3. 津波対策はどうなっていますか?
A3.
建設予定地周辺は低層住宅が多く、津波発生時の一時避難
場所確保が課題です。観光センター建設により約2千人の一時
避難場所が確保されます。
エイサー体験
Q4. 維持費や経済波及効果はどうなっていますか?
A4.
職員数は20人でイベント開催費用などを含めた維持費は約2
億1千万円、経済波及効果は約9億2千万円と試算しています。
また、開館から2年程度を市が直営し、
その後は指定管理など
民間活用を想定しています。
Q5. 建設費用の財源はどうなっていますか?
A5.
沖縄振興特別推進交付金を活用します。
同制度が最大限活用
できれば補助額は8割となります。
同交付金では市の負担は2割と
なりますが、
この2割にあっても借入をすることでその半分が国より
補填されるため、
市の持ち出しは1割程度で済む有利な制度です。
同制度を最大限活用できるよう努め、
市民の負担を最少にします。
ミーカガンつくり
外観イメージ
まち・人・文化でつなぐ糸満の交流の港
大ホールバックヤード上部
各エリアと広場のそれぞれの機能が独立しながらもさまざまな活動シーンで相互利用が可能な、
常に活気に満ちた糸満の観光と文化の拠点を創ります。
フライ
ギャラリー
(上部舞台機構
マシン
室外機置場
スペース)
小ホールバックヤード上部
展望デッキ
(高潮時避難スペース)
また、観光センターの顔となる
「地域発信エリア」
において、多様な自然文化、歴史文化を持つ糸満
市の魅力を映像シアターや体験型の展示で紹介し、
糸満市観光の出発点として訪れる人々の興味と
地域への回遊性を高めます。
室外機置場
大ホール
機械室上部
フライ
ギャラリー
天井
通路 内部
シーリングスポット室
通路
搬入上部
ピン
スポット室
排煙
機械室
屋上に海を望み、祭りやイベン
ト時の観覧スペースにもなる展望
デッキを計画します。
また津波・高
潮 時の一 時 避 難 場 所として約
2,000人が利用可能となります。
③
天井
内部
小ホール上部
ステージ上部
吹抜
15人
EV
屋外
階段
室外機
熱源機械
展望デッキ
展望デッキ
(高潮時避難スペース)
(海抜12m程度)
屋根
展望デッキ
屋根
UP
上部大庇
④
上部大庇
3F平面図
②
⑤
ステージ
上部 吹抜
展望通路
搬入上部
吹抜
室外機置場
客席上部
吹抜
小ホール上部
吹抜
大ホール用
空調機械室
室外機置場
調整室等
ホワイエ上部
天井内懐
庇
展示上部
(※階高4.6m)
⑥
大ホール用
電気室
小ホール用
空調機械室
天 8席
井
内
部
55席
55席
84席
パウダー
SK
男子トイレ
EPS
UP
空調機械室
電気室
屋根
吹抜
吹抜
屋根
常設展示イメージ
SS
8席
備蓄
倉庫
庇
15人
EV
車椅子
対応WC
屋外
階段
吹抜
通路
展望
SS
展示上部
(※階高6.5m)
海を望み、休憩できる展望通路
を計画します。野外スペースでイベ
ントや祭りが行われるときは、観覧
スペースとしても利用できます。
天
井
内
部
2階客席
女子トイレ
階段 発電機室
展示上部
吹抜
吹抜
UP
屋根
屋根
SS
庇
①糸満の海
②サバニシアター
③糸満の地形と集落の形成
④琉球ロマンがあふれる古城
⑤農業・漁業のくらし
⑥市民目線で語りつぐ沖縄戦
∼復興と平和の歩み
⑦今も息づく旧暦・伝統文化
EPS
1F
:594席
2F
:210席
合計 :804席
(内、固定の車いす席:6席)
多目的室: 5席
メンテナンス通路
2F平面図
庇
⑦
創造発信エリア
(大・小ホール)
観光センターとしての発信事業の利用や
MICE機能として大規模な利用を想定した
エリア。市独自の文化芸術の創造発信事業
や市民活動・発表の場としても利用。
(大ホール約800席、小ホール約250席)
①
継承体験エリア
(会議室・活動室)
主にMICE機能を担う。ほかに市民の活
動・交流の中核エリアとしても機能し、地域の
自然や歴史、文化を継承するための講義や体
験講習を行う。
ホールイメージ
地域発信エリア
(常設展示・企画展示)
展示機能だけでなく保存・収集機能を
担う。管理動線が確保され、
ほかのエリア
とは独立した搬出入や管理が行われる。
交流情報エリア
(情報・図書など)
1F平面図
すべての来場者がさまざまな糸満地域の
情報を収集できるエリア。地域発信エリアの
展示スペースの一部としても機能する。総合
受付を設ける。