GCCの発行ルール変更(米国法規制情報)

米国法規制情報
GCCの発⾏ルールが変わりました
米国で販売する大人向け⾐料品は、その⽣地が消費者製品安全性改善法(CPSIA:Consumer Product Safety
Improvement Act)に指定される可燃性基準をクリアしていなければなりません。また、米国領域内への輸送時には、この
可燃性基準への適合証明書(GCC:General Certificate of Conformity)の製品への添付が義務付けられています。
可燃性基準に適合しているか否かは、連邦取引委員会規則 ”16 CFR Part 1610 Standard for the Flammability of
Clothing Textiles”に規定される⽅法で燃焼試験を⾏い確認します。GCCはその試験結果に基づき、発⾏しなければなりませ
ん。
但し、⽣地の質量もしくは組成の条件により、この可燃性試験を免除されるものがあります。これまではそうした試験を免
除される場合にも「免除規定により可燃性試験が免除されている旨」を記したGCCを発⾏する義務がありました。
このルールが2016年3⽉25⽇より変更になり、可燃性試験が免除されるものに対してはGCCの発⾏義務がなくなりました。
※ 免除対象でないものに関しては、今後もGCCの発⾏および製品への添付が必須です。
※ 子供製品に対する適合証明書(CPC:Children's Product Certificate)の発⾏義務にも変更はありません。
◎
GCCが不要なもの(2016年3⽉25⽇〜)
Ⅰ 16 CFR §1610 可燃性基準の適用対象外:
【適用除外品】
帽子、⼿袋、履物、芯地
【適用除外部位】
製品の通常の着用で、炎その他の着火源に曝されない部位
※ 上記に該当しないものは、⽣地の質量や組成が下記の条件に該当するかを確認し、可燃性試験の必要/不要を確認する必要が
あります(質量の測定、繊維鑑別も、弊センターで承っております)。
Ⅱ 16 CFR §1610 可燃性試験を免除されるもの:
・ 組成に係らず、質量が2.6oz/yd²(≒88g/㎡)以上の平滑な⽣地。
・ 質量に係らず、また⽣地表⾯の状態が平滑か、起⽑されているかに係らず、
次の繊維単体で、もしくは次の繊維同士の組み合わせのみで構成される⽣地:
アクリル、アクリル系、ナイロン、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリオレフィン系弾性繊維、ポリエステル、
羊⽑、モヘヤ、カシミヤ、らくだ、アルパカ、ラマ、ビキューナ。
お問い合わせ
東京事業所 グローバルコミュニケーション戦略室
☎ 03-5759-4120
可燃性試験
および
(担当:志賀・関)
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2016年4月20日