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科
目
名 異文化コミュニケーション
担 当 者 名 原 百年
開
講
期 後期
単 位 数 2単位
曜 日 時 限 月3
学
年 2年
【到達目標】
国籍、男女、世代、家庭環境等、異なる文化を有する人と友好的なコミュニケーションをとるスキルを学ぶこ
とを到達目標とします。
【授業概要】
当科目は、実際に異なる文化をもつ留学生と日本人学生が、コミュニケーション・ゲームを通じて異文化コ
ミュニケーションの方法を学びます。その内容の多くは、企業研修用に開発された教育ゲームですから、就職
活動時の面接・グループディスカッション等にも役立ちます。
国際舞台で活躍できるようなリーダーの育成も、当科目の目的です。現代世界において各国の「国際化」は
避けて通れない道です。日本国内においても外国人の数は増加傾向にあり、逆に外国に渡航する日本人も増え
ています。そのような中で必要になってくるのは、異なる文化を有する人々の間のコミュニケーションです。
異なる文化をもつ人々とどう接したらよいのか、どのようにしたらより良いコミュニケーションがとれるのか
。多文化共生を目指さなければならない現代社会においては、それらを学ぶことは非常に重要です。当科目は
、それらのことを視野に入れ、コミュニケーション能力の向上を目指します。
【授業計画(90分授業)】
1回
意義と方法(オリエンテーション)
オリエンテーション終了後、教室全体を使って自己紹介ワークショップを行う。
2回
グループの雰囲気を和らげる方法
他己紹介ワークショップ。ペアになり、パートナーにインタビューをして情報を収集し、パートナーの紹介を
グループ内でおこなう。
3回
自己開示の方法
「人生グラフ」を描き、それをもとに自己紹介をグループで行う。グループのメンバーは、自己紹介者に対し
て質問をして、双方向のコミュニケーションを促す。
4回
文化比較1
伝統的な食べ物、衣装、冠婚葬祭、習慣等、国別に調べ、発表する。
5回
文化比較 2
伝統的な食べ物、衣装、冠婚葬祭、習慣等、国別に調べ、発表する。
6回
異なる文化や価値観を認め合う 1
労働観、恋愛観に関してそれぞれ発表し、違いを知り、認め合う。
7回
異なる文化や価値観を認め合う 2
社会的価値、人生観に関しえそれぞれ発表し、違いを知り、認め合う。
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8回
童話・おとぎ話の比較
国ごとに異なる童話・おとぎ話を調べ、グループで語り聞かせる。物語に含まれる「道徳的メッセージ」は何
か話し合う。
9回
情報伝達の方法
伝言ゲームや情報伝達ゲームを通じて、情報伝達の際に生じる問題やその改善方法を知る。
10回
非言語コミュニケーション
顔の表情、ジェスチャー、目線、対人距離などがコミュニケーションに与える効果を知る。
11回
チームワークの醸成 1
「企業合併」のシュミレーション・ゲームを通じて、チームワークの醸成を図る。
12回
チームワークの醸成 2
「ブランドショップ」のシュミレーション・ゲームを通じて、チームワークの醸成を図る。
13回
問題の解決
「船長の決断」のシュミレーション・ゲームを通じて、共通する問題に関してその解決策をグループで話あう
。
14回
問題の解決
「パイロットの決断」のシュミレーション・ゲームを通じて、共通する問題に関してその解決策をグループで
話あう。
15回
リフレクション
これまでの活動を振り返り、自己評価を行う。その上で、コミュニケーションをとる上で自分の長所と短所が
どのようなものか確認する。
【準備学習等(課題・予習・復習・調査等)】
ほぼ毎回、課題が出されます。そんなに難しい課題ではありませんが、その課題をもとに授業が行われますか
ら、必ずやってくる必要があります。
【評価方法・基準】
1.参加態度 30%
2.宿題・課題 20%
2.リーダーシップ 20%
2.期末レポート 20%
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【テキスト・参考書】
教材
毎回配布されるプリントを使用。
参考教材
八代京子他『異文化コミュニケーション ワークブック』三修社、2009年。
坂口順冶『実践・教育訓練ゲーム』日本生産性本部、1992年。
山本成二『研修ゲーム ハンドブック』日本経団連出版、2004年。
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