危険物(ガソリン,軽油,灯油等)の運搬について

平成28年4月19日
危険物(ガソリン,軽油,灯油等)の運搬について
熊本,大分県で発生した地震の影響のため,危険物の運搬についての質問が多数寄せられてい
ます。
以下の基準を参考に,安全な運搬をお願いいたします。
なお,危険物はあくまでも火災の発生・拡大がある物質になるため,キャップのゆるみなどにより
漏えいした場合などは引火等により火災発生が十分に考えられ,運搬には特に注意が必要です。
乗用車で運搬する場合
トラック等の貨物車で
運搬する場合
ガソリンを運搬する場合は,
1缶あたり最大容量22リットル
未満の金属製携行缶を使用し
てください。(複数の積載可能)
指定数量未満
・ 容器は満タンにせず,9割を目途に使用してください。(ガスの発生による危険防止のため)
・ 容器には危険物の品名(ガソリン,軽油等),最大容量を記載してください。
・ 容器が転落,転倒等をしないように積載してください。
・ ふたの部分を上に向けて積載してください。
・ 危険物の性状に応じた積載(衝撃,摩擦,加熱,静電気の防止等)をしてください。
・ 容器を積み重ねる場合は容器の一番下から上までの高さが3m以下になるようにしてください。
指定数量以上
・ 上記の指定数量未満の基準とあわせ,以下の基準を守ってください。
・ 油火災に使用できる消火器(自動車用)を1本以上積載してください。
・ 車両の前後に「危」と書いた標識を設置してください。(30cm×30cmサイズ,黒地,黄文字)
・ 運搬する危険物の量に制限はありませんが,常識の範囲でお願いいたします。
・ 現地での使用については,所轄の消防署の指導に従ってください。
(指定数量とは?)
ガソリン=200リットル,軽油・灯油=1000リットルになります。
ガソリンと軽油・灯油を積載する場合は,上記以下でも指定数量を超える場合があります。
軽油用のポリエチ
レン缶は流通して
いないため,ガソリ
ン用の携行缶を使
用してください。
危険物の運搬については事故を防止するために,以下の基準を守ってください。
① 油種に応じたもの
② 試験により安全が確認された適正な容器
③ 基準適合性表示があるもの
ご不明な点につきましては,お気軽にお問い合わせください。
(連絡先)
福岡市消防局 予防部 指導課 危険物係
TEL 092-725-6615
担当 井上 , 永川