ぐんまちゃんレター 群馬県の旬のおすすめ情報を 「ぐんまちゃん」がお知らせします 2016年4月号 発行:群馬県広報課 ぐんまイメージアップ推進室 TEL:027-897-2695 FAX:027-243-3600 E - M a i l :[email protected] 「やよいひめ」は、群馬県が育成した「とねほっぺ」 と、栃木県が育成した「とちおとめ」をかけ合わせてで きた群馬県のオリジナル品種。上品な色、大粒でしっか りした果肉、甘みと酸味のバランスのよさが特長で、県 内のいちご生産の約7割を占める主力品種です。 その名のとおり、他品種の品質が低下しやすい「弥生 (3月)」に安定した品質を保てることが最大のセールス ポイント。群馬県内の平坦地では、12月から6月いっぱ いくらいまでが出荷時期となっています。 県内のいちご生産農家は、一昨年の大雪により大きな 被害を受けましたが、生産者の努力はもとより、多くの関 係者の支援により生産・出荷は順調に回復しています。 ※県内の観光農園情報は「ぐんまアグリネット」HP (http://aic.pref.gunma.jp/visit/strawberry/index.html)でご案内しています。 1月28日に開催された「第33回群馬県いちご品評会」(群馬県園芸 協会主催)の「県育成品種の部」において、最優秀賞となる知事賞を受賞 したのが、佐波郡玉村町でいちごを栽培している種岡義行さん。いちご 園を開業して4年目の若い生産者の快挙に、驚きの声が挙がりました。 「私の栽培施設(ハウス)も一昨年の大雪で全壊しました。そこから立ち 直るのは本当に大変でしたが、何とか再開にこぎつけることができまし た。現在は『やよいひめ』を中心に栽培しているんですよ」と話してく れた種岡さん。県内のいちご生産者有志で組織する「おいしいいちご研 究会」に在籍し、消費者が求めるいちごを育てるための栽培方法を研究 したり、安全で安心して食べられるよう減農薬栽培に取り組んだりしています。 そんな種岡さんのハウスを訪れたのは、パティシ エの鎧塚俊彦さん。3月に自身のお店で提供する新 作スイーツに、種岡さんが育てた「やよいひめ」を 使うため、現地視察に来県されたのです。 「鎧塚さんに生産現場をご覧いただき、感激しま した。これからも自信を持って『やよいひめ』を育 てていきたいですね」と語る種岡さん。「やよいひ め」のブランド力は、生産現場に希望をもたらして います。 やよいひめをほおばる鎧塚さん。 ぐんまちゃんも大きな実に興味津々です。 群馬県が鎧塚俊彦さんに「やよいひめ」を使用したデザートの開 発 を 依 頼 し た の は 1 年 前 の こ と。3 月 に 東 京・赤 坂 の Toshi Yoroizuka ミッドタウン店にて新作スイーツを提供し、12月に は日本橋三越本店と銀座三越において50点限定のクリスマス ケーキを販売しました。 3回目となる今回は、「やよいひめの森 Le Bois des Fraises YAYOIHIME」と題した新作スイーツが3月16日から31日ま でToshi Yoroizuka ミッドタウン店において提供されました。 自身のお店で使うフルーツは、産地を訪問して生産者と対話す るのが鎧塚さんのこだわり。種岡さんのハウスを訪れ、その目と舌 で「やよいひめ」の魅力を確認した鎧塚さんは、 「パティシエにとっ て、いちごは最高の食材。やよいひめは甘さと酸味のバランスが絶 妙で、本当においしいいちご。今回のデザートも自信を持ってご提供したい」と話されました。 知事賞を受賞した種岡さんの 「やよいひめ」と、鎧塚さんのアイ デアがコラボして提供されたス イーツは、連日大盛況。次回はどの ようなアイデアあふれる新作が誕 生して、私たちを楽しませてくれ るでしょうか。 新井愛瞳さん〈アップアップガールズ(仮)メンバー〉 今回、こんなに大きな「やよいひめ」を初めて見ました。実が しっかりしていて、ずっしりと重くて、甘い香りがして、存在感 のあるいちごですよね。 私のおすすめは「やよいひめのヨーグルト和え」。ヨーグルト の酸味が、やよいひめの甘さと酸味を引き立ててくれるので、 とってもおいしいですよ。 お料理やお菓子作りが好きなので、今度は「やよいひめのタル ト」を作ってみたいですね。 《ぐんま観光特使とは》 本県ゆかりの方々に、群馬県の魅力や良いところを、様々な機会を通じて広く情報発信して群馬 県のPRにご協力いただいている制度で、平成16年2月から実施しています。 群馬県産農畜産物のブランド化を考える女子会「ひめラボ」。群馬県で は、県産農畜産物のイメージアップ戦略検討や情報発信等に女性ならでは の発想を生かしていくために、各分野で農業に携わる女性にご協力いただ き、積極的な活動を展開しています。 今回、株式会社セブンイレブン・ジャパンと連携して、「ココアパン のやよいひめサンド」を商品化。3月15日から4月25日まで、群馬県内 458店舗で販売しています。 発売初日のイベントには、セブン-イレブン前橋石倉 町店に「ぐんまちゃん」が応援に駆けつけ、来店された お客様に試食を提供したり、販売のお手伝いをしたり しました。 ふんわりしたココアパンと、チョコチップを混ぜ込 んだ生クリームの中に、実がしっかりした「やよいひ め」が4粒も入っていて食べ応え十分。ぐんまのいちご 「やよいひめ」の可能性は、さらに広がっていきます。 [材料(4人分)]※調理時間目安=約15分(冷やす時間を除く) 《ムース用》やよいひめ・・・150g、牛乳・・・50cc 生クリーム・・・100cc、きび砂糖・・・30g 粉ゼラチン・・・5g、水・・・大さじ3、レモン汁・・・大さじ1 《ソース用》やよいひめ・・・80g、きび砂糖・・・大さじ1、レモン汁・・・お好み 《飾り用》やよいひめ(小さめ)・・・適量、チャービル(またはミント)・・・適量 [作り方] ①《ムース》一口大にカットしたやよいひめと牛乳、生クリーム、きび砂糖、レモン汁をミキサーに入 れ、約45秒回しボールに移す。 ②水でふやかしたゼラチンをレンジ(600w)で約40秒加熱し、よくかき混ぜながら①に流し入れる。 ③容器に移し、冷蔵庫で約1時間冷やし固める。 ④《ソース》やよいひめ、きび砂糖、レモン汁をミキサーに入れ、ピューレ状になるまで回す。 ⑤③に④をかけ、スライスしたやよいひめとチャービルの葉をのせる。 [レシピ考案者] 竹下裕理さん(ひめラボ部会長、フリーアナウンサー、シニア野菜ソムリエ) ミキサーで簡単にできるスイーツです。 いちごはビタミンCや葉酸が豊富で、アントシアニンという色素は抗酸化作 用があるといわれています。 やよいひめは糖度が高いので、味見をしながら砂糖の量を調整してください。 ※このレシピは、群馬県の話題を写真を中心にご紹介する『グラフぐんま』(2016年2・3月号)の「ひめラボ旬食キッチン」に掲載されています。
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