東京の地域医療と介護の提供体制の 充実を求める要望書

2016 年 3 月○日
東京都知事 舛添要一殿
東京の保健・衛生・医療の充実を求める連絡会
東京の地域医療と介護の提供体制の
充実を求める要望書
前文(略)
東京の医療と介護の提供体制の充実を求め、下記のことを要望します。
記
1、地域医療構想策定は、国が示す病院や病床数の抑制・転換ではなく、慢性期療養病床
が不足している実態や2次医療圏内での格差などを解決する計画にしてください。
2、2025年の必要病床数は、レセプトのデータのみで検討するのではなく、経済的な
問題や労働時間の問題で受診できない都民の実態を反映したものにしてください。
3、地域医療連携法人制度は、病床削減や診療科縮小などを促進させ、地域医療の交代や
医療・介護の営利化につながることが懸念されます。採用しないでください。
4、地域包括ケアシステムの構築に当たっては、病床削減の受け皿や「自助・自立」を土
台にしたものでなく、区市町村が行うサービスを公的な責任で実施できるよう人材配置、
財政などの支援をしてください。また、必要な財政を国に要請してください。
5、都立病院が地域の保健・医療・福祉のネットワークの拠点としての役割を果たすよう
整備をしてください。
6、地域医療構想調整会議には、医療機関の代表だけではなく患者・住民、医療・介護職
員、区市町村の参加を保障し、地域の要求や実態を踏まえた討議の場を保障して下さい。
またタウンミーティングや説明会の開催など都民の意見を広く聞き構想に反映できるよ
うにしてください。
7、構想の策定期間は、患者・住民の意見が反映できるよう十分な検討、周知期間を確保
してください。
以上