(新) 上 尾 都 市 計 画 (上尾市、伊奈町) 都 市 計 画 区 域 の 整 備、開 発 及 び 保 全 の 方 針 埼 玉 県 都 市 計 画 の 変 更 平成28年4月12日から 構想(原案)の閲覧 平成28年4月26日まで (旧) 上 尾 都 市 計 画 (上尾市、伊奈町) 都 市 計 画 区 域 の 整 備 、 開 発 及 び 保 全 の 方 針 埼 玉 県 都市計画の決定 案 の 縦 覧 都市計画の決定 告 示 埼 平成25年11月22日から 平成25年12月 平成26年 玉 6日まで 3月28日 県 (新) < 目 次 > 第1 都市計画の目標 1 基本的事項 (1)都市計画区域の範囲 …………………………………………………… 1 (2)目標年次 ………………………………………………………………… 1 2 都市計画の目標 (1)当該都市計画区域の特性 ……………………………………………… 2 (2)当該都市計画区域の都市づくりの基本理念 ………………………… 2 3 地域毎の市街地像 ………………………………………………………… 3 第2 区域区分の決定の有無及び区域区分を定める際の方針 1 区域区分の決定の有無 …………………………………………………… 4 2 区域区分の方針 (1)都市計画区域及び市街化区域に配置されるべきおおむねの人口 … 4 (2)産業の規模 ……………………………………………………………… 4 (3)市街化区域のおおむねの規模 ………………………………………… 4 第3 主要な都市計画の決定の方針 1 土地利用に関する主要な都市計画の決定の方針 (1)主要用途の配置の方針 ………………………………………………… 5 (2)市街地における建築物の密度の構成に関する方針 ………………… 6 (3)市街地における住宅建設の方針 ……………………………………… 7 (4)市街地において特に配慮すべき土地利用の方針 …………………… 8 (5)その他の土地利用の方針 ……………………………………………… 9 2 都市施設の整備に関する主要な都市計画の決定の方針 (1)交通施設の都市計画の決定の方針 …………………………………… 10 (2)下水道及び河川の都市計画の決定の方針 …………………………… 12 (3)その他の都市施設の都市計画の決定の方針 ………………………… 13 3 市街地開発事業に関する主要な都市計画の決定の方針 ……………… 14 4 自然的環境の整備又は保全に関する都市計画の決定の方針 (1)基本方針 ………………………………………………………………… 15 (2)主要な緑地の配置の方針 ……………………………………………… 16 (3)具体の公園・緑地の配置の方針 ……………………………………… 17 都市計画区域の整備、開発及び保全の方針図 (旧) ≪ 第1 次 ≫ 都市計画の目標 1 基本的事項 イ 都市計画区域の範囲 ロ 目標年次 2 -------------------------------------------- 1 ------------------------------------------------------ 1 埼玉県の都市計画の目標 イ 埼玉県の将来都市像 ロ 埼玉県のまちづくりの目標 3 -------------------------------------------- 2 -------------------------------------- 3 当該都市計画区域の都市計画の目標 イ 当該都市計画区域の特性 ロ 当該都市計画区域の都市づくりの基本理念 4 地域毎の市街地像 第2 ---------------------------------------- 4 -------------------------- ------------------------------------------------ 4 5 区域区分の決定の有無及び区域区分を定める際の方針 1 区域区分の決定の有無 2 区域区分の方針 -------------------------------------------- イ 都市計画区域及び市街化区域に配置されるべきおおむねの人口 ロ 産業の規模 ハ 市街化区域のおおむねの規模 第3 6 ------ 6 ---------------------------------------------------- 6 ------------------------------------ 6 主要な都市計画の決定の方針 1 土地利用に関する主要な都市計画の決定の方針 イ 主要用途の配置の方針 ロ 市街地における建築物の密度の構成に関する方針 ハ 市街地における住宅建設の方針 ニ 市街地において特に配慮すべき土地利用の方針 ホ 市街化調整区域の土地利用の方針 2 ------------------------------------------ 7 ------------------ 8 ---------------------------------- 9 -------------------- 10 -------------------------------- 11 都市施設の整備に関する主要な都市計画の決定の方針 イ 交通施設の都市計画の決定の方針 ロ 下水道及び河川の都市計画の決定の方針 ハ その他の都市施設の都市計画の決定の方針 3 -------------------------------- 12 -------------------------- 14 ------------------------ 15 市街地開発事業に関する主要な都市計画の決定の方針 イ 4 第4 目 主要な市街地開発事業の決定の方針 ------------------------------ 16 自然的環境の整備又は保全に関する都市計画の決定の方針 イ 基本方針 ------------------------------------------------------ ロ 主要な緑地の配置の方針 ハ 具体の公園・緑地の配置の方針 ------------------------------------------------------------------------- 都市計画区域の整備、開発及び保全の方針図 ------------------------ 17 18 19 20 (新) 上尾都市計画 第1 1 都市計画区域の整備、開発及び保全の方針 都市計画の目標 基本的事項 当該都市計画区域の整備、開発及び保全の方針は、一の市町村を超える広域的見地から、 広域的、根幹的な都市計画に関する事項を主とし、本県の都市計画の基本指針である「まち づくり埼玉プラン」に基づき定める。 当該都市計画区域における土地利用、都市施設の整備及び市街地開発事業の都市計画は、 当該都市計画区域の整備、開発及び保全の方針に即して定める。 (1)都市計画区域の範囲 上尾都市計画区域(以下「本区域」という。)の範囲は、次のとおりである。 都市計画区域名 市町村名 範 囲 上尾市 行政区域の全域 伊奈町 行政区域の全域 上尾都市計画区域 (2)目標年次 おおむね20年後の都市の姿を展望した上で、その実現のための方針を定めるものとす る。なお、区域区分については、平成37年を目標年次とする。 -1- (旧) 第1 都市計画の目標 1 基本的事項 当該都市計画区域の整備、開発及び保全の方針は、埼玉県が一の市町村を超える広域的見 地から、広域的、根幹的な都市計画に関する事項を主とし、本県の都市計画の基本指針であ る「まちづくり埼玉プラン」に基づき定める。 当該都市計画区域における土地利用、都市施設の整備及び市街地開発事業等の都市計画は、 当該都市計画区域の整備、開発及び保全の方針に即して定める。 イ ロ 都市計画区域の範囲 名称 市町村名 範囲 規模 上尾都市計画区域 上尾市 伊奈町 上尾市全域 伊奈町全域 6,035ha 目標年次 埼玉県の将来都市像及びその実現のための方針については、概ね20年後を目標年 次とする。また、区域区分については、平成27年を目標年次とする。 - 1 - (新) (旧) 2 イ 埼玉県の都市計画の目標 埼玉県の将来都市像 県民生活の視点から埼玉の目指すべき将来都市像は次のとおりとする。 (1)暮らしやすく、ふるさととして愛着のもてる都市 仕事帰りにオシャレな店で買い物が楽しめるなど、多くの人で中心市街地がにぎわって いる。 都市と都市、都市の中心部と郊外部を結ぶ鉄道や道路、バスなどが充実して便利であり、 誰もが外出を楽しんでいる。 身近なところに病院や福祉施設、子育て施設が充実しており、人々がふれあいながら暮 らしている。 (2)誰もがいきいきと働いている元気な都市 充実した交通網や豊富な人材など埼玉の強みを最大限に活かして、国際的にも競争力が 高く、日本経済を牽引する産業が集積されている。 身近なところに誰もが自分の能力を活かせる働き場があり、いきいきと働いている。 (3)地域の営みが未来につながる都市 街道や史跡、伝統文化など先人達が培ってきた地域固有の財産が保存・再生されて、美 しい景観を形成し、まちのブランド力が高まっている。 田園地域では、雑木林や田畑が広がり、川には澄んだ水が流れ、子供達は自然とふれあ いながら育っている。 住宅地のみどりや街路樹などが豊富で、道路・建築物や公共交通などの効果的な利用が 進むなど、環境に優しい持続可能な都市となっている。 - 2 - (新) (旧) ロ 埼玉県のまちづくりの目標 将来都市像を実現していくため、「安心・安全」「環境」を前提として、3つのまちづ くりの目標を設定する。 まちづくりの目標1:歩いて暮らせるまちの実現 駅周辺など地域の中心となる市街地は、人々の暮らしを支える場、交流の場として、本 来持つべき都市機能を復活・充実させる。 市街地における医療・福祉施設を充実させ、高齢者など誰もが暮らしやすいまちづくり を進める。 高齢者をはじめ誰もが自由に移動できるよう、使いやすい都市交通環境の整備を進める。 公共交通の利用促進やみどりの創出など、低炭素型の持続可能な都市を目指す。 県民が安全に暮らせるよう、都市の防災機能を高める。 まちづくりの目標2:地域の個性ある発展 <プラス1のまちづくり> 地域の特性や資源を磨いて地域の価値を高め、活力ある地域づくりを進める。 人々の出会いと交流の場を創り、にぎわいのある都市を創る。 歴史や文化を活かし、新たな発見のある、訪れたいと感じる都市を創る。 美しいまちなみ景観を創造し、住みたいと感じる都市を創る。 <産業応援まちづくり> 雇用の場を確保し、地域の活力を高める。 充実した高速道路網や地理的な優位性を活かし、戦略的に産業を集積する。 まちづくりの目標3:都市と自然・田園との共生 「都市の利便性」と「田園のゆとり」を享受できる魅力的な都市を創る。 「都市とみどり」、「都市と川」、「都市と田園」が共生した多彩な田園都市を創る。 都市の身近に残る豊かな自然や田園を貴重な財産として守り、活かしていく。 - 3 - (新) 2 都市計画の目標 (1)当該都市計画区域の特性 本区域は、都心から約40km 圏、埼玉県の中央部に位置し、荒川、綾瀬川、鴨川などの 河川が流れ、起伏の少ない平坦な地形となっている。 鉄道は、JR高崎線が都心や高崎方面に連絡するとともに、埼玉新都市交通伊奈線がさ いたま市と連絡しており、通勤・通学の主要な手段となっている。 道路は、首都圏中央連絡自動車道や一般国道16号、一般国道17号などの広域的な幹 線道路を骨格として道路網が形成されている。今後、上尾バイパス線の整備が進むことに より、さらなる交通機能の充実が図られる。 古くは、江戸時代に中山道の宿場町などとして栄え、明治時代には、高崎線の開通に伴 い上尾駅が開設された。昭和30年代の高度成長期を迎えると、大規模な工場が南西部や 東部などに立地し、昭和40年代には、都心への交通の利便性によって西上尾第一・第二 団地といった大規模な住宅団地が建設されたほか、民間の住宅開発なども急速に進み、上 尾駅を中心とする同心円状の市街地が形成されてきた。また、昭和58年に埼玉新都市交 通伊奈線が開通すると、伊奈中央駅、羽貫駅及び内宿駅等を中心として新たな市街地が本 格的に形成されてきた。 一方、荒川や綾瀬川沿いの豊かな田園風景、武蔵野の面影を残す雑木林、伊奈氏屋敷跡 などは、特徴的な自然や歴史・文化を感じる本区域の貴重な資源となっている。 このような状況から、恵まれた交通利便性や、荒川、綾瀬川等の豊かな水や緑が織りな す自然風景などの地域特性を活かしながら、安心と快適さを備えた住環境の確保、自助と 自立による社会の創造、交流とふれあいに満ちあふれた空間の整備及び自然と歴史を育む 伝統文化の継承するまちづくりを推進することが重要である。 (2)当該都市計画区域の都市づくりの基本理念 ○ コンパクトなまちの実現 高齢者をはじめ誰もが安心・安全で歩いて暮らせるまちづくりを推進する。 中心市街地に商業・医療・福祉・子育て支援施設など多様な都市機能の集積を図るとと もに、ゆとりある質の高い居住環境を形成する。 また、地域から中心市街地や医療・福祉施設へのアクセス性を高め、生活環境の向上を 図り、都市の利便性と田園のゆとりを共存できる都市を守り育てる。 公共交通の利用促進やみどりの創出などにより、低炭素社会の実現を図る。 ○ 地域の個性ある発展 高速道路ネットワークの整備による波及効果や地理的な優位性を活かし、産業の集積を 図るとともに、雇用の場を確保し、地域の活力の源となる次世代が暮らしてみたくなるよ うな魅力あるまちづくりを進める。 ○ 都市と自然・田園との共生 田畑・里山を活用しつつ、良好な田園・自然を保全する。 -2- (旧) 3 当該都市計画区域の都市計画の目標 イ 当該都市計画区域の特性 本区域は、都心から約40km圏、埼玉県の中央部に位置し、荒川、綾瀬川、鴨川など の河川が流れ、起伏の少ない平坦な地形となっている。 鉄道は、JR高崎線が都心や高崎方面に連絡するとともに、埼玉新都市交通伊奈線が さいたま市と連絡しており、通勤・通学の主要な手段となっている。 道路は、一般国道16号、一般国道17号などの広域的な幹線道路を骨格として道路 網が形成されている。今後、高速埼玉中央道路や上尾バイパス線、県中央部を通過する 首都圏中央連絡自動車道の整備が進むことにより、さらなる道路網の充実が図られる。 古くは、江戸時代に中山道の宿場町などとして栄え、明治時代には、高崎線の開通に 伴い上尾駅が開設された。昭和30年代の高度成長期を迎えると、大規模な工場が南西 部や東部などに立地し、昭和40年代には、都心への交通の利便性によって西上尾第一・ 第二団地といった大規模な住宅団地が建設されたほか、民間の住宅開発なども急速に進 み、上尾駅を中心とする同心円状の市街地が形成されてきた。また、昭和58年に埼玉 新都市交通伊奈線が開通すると、伊奈中央駅、羽貫駅及び内宿駅等を中心として新たな 市街地が本格的に形成されてきた。 一方、荒川や綾瀬川沿いの豊かな田園風景、武蔵野の面影を残す雑木林、伊奈氏屋敷 跡などは、特徴的な自然や歴史・文化を感じる本区域の貴重な資源となっている。 このような状況から、恵まれた交通利便性や、荒川、綾瀬川等の豊かな水や緑が織りな す自然風景などの地域特性を活かしながら、安心と快適さを備えた住環境の確保、自助と 自立による社会の創造、交流とふれあいに満ちあふれた空間の整備及び自然と歴史を育む 伝統文化の継承するまちづくりを推進することが重要である。 ロ 当該都市計画区域の都市づくりの基本理念 首都圏中央連絡自動車道の整備効果を活かしたまちづくりを進め、雇用の場を確保する とともに、本県の活力の源となる次世代が暮らしてみたくなるような魅力あるまちづくり を進める。 - 4 - (新) 3 地域毎の市街地像 目指すべき市街地像やそれぞれの地域が担うべき役割を明確にするため、中心拠点、生活 拠点及び産業拠点を位置づける。 ○ 中心拠点 上尾駅や伊奈中央駅の周辺は、環境との調和に配慮しながら、商業業務施設、公共施設、 医療・福祉・子育て支援施設など多様な都市機能を集積し、まちの顔と拠点を形成する。 ○ 生活拠点 北上尾駅、沼南駅、内宿駅、羽貫駅の周辺、公共交通によるアクセスの利便性が高い西部 周辺は、商業施設、公共施設、医療・福祉・子育て支援施設などが充実した地域生活を支え る拠点を形成する。 ○ 産業拠点 領家地区、大谷南部地区、二ツ宮地区、小室第一地区は、産業を集積する拠点を形成する。 -3- (旧) 4 地域毎の市街地像 高齢者をはじめ誰もが安全に安心して暮らせるまちづくりを推進するため、日常生活の利 便性や快適性を向上させる機能等を適切に配置するとともに、ゆとりある低層を中心とした 質の高い居住環境を形成し、都市の利便性と田園のゆとりを共存できる都市を守り育てる。 ○ 商業・業務拠点 上尾駅の周辺には、環境との調和に配慮しながら、商業施設、文化施設、公共施設など 多様な機能を集積し、まちのシンボルゾーンとなる都市空間を形成する。加えて、美しい 都市景観の形成を進め、住民の利便性の向上に寄与する都市機能が集積され、快適で利便 性の高い商業業務地を形成する。 特に、上尾駅東口周辺では、文化・交流・業務機能の充実を図るとともに、中山道沿道 の歴史、文化を活かしたまちなみの保全・創出を図るなど、にぎわいと活力のあるまちを 形成する。 ○ 生活拠点 北上尾駅、原市駅、伊奈中央駅、羽貫駅及び内宿駅の周辺には、商業施設、公共施設、 医療・福祉施設などが充実した生活を支える拠点を形成する。 ○ 産業拠点 平塚地区、領家地区、大谷本郷地区、中妻地区、愛宕地区、伊奈北部地区及び小室地 区の工業系地区は、周辺の環境に配慮した産業を集積する拠点を形成する。 - 5 - (新) 第2 1 区域区分の決定の有無及び区域区分を定める際の方針 区域区分の決定の有無 本区域は、首都圏整備法に基づく近郊整備地帯に指定されていることから、都市計画法第 7条第1項第1号のイに基づき、区域区分を定めるものとする。 2 区域区分の方針 (1)都市計画区域及び市街化区域に配置されるべきおおむねの人口 年 次 平成22年 平成37年 都市計画区域内人口 266.4 千人 おおむね 273.5 千人 市街化区域内人口 230.7 千人 おおむね 248.0 千人 平成22年 平成37年 1,715 億円 2,113 億円 983 億円 765 億円 区 分 (2)産業の規模 年 区 次 分 総生産額 規 (製造業+物流業) 模 総生産額 (卸売業+小売業) なお、上表の総生産額(製造業+物流業)の平成37年には、圏央道広域都市計画圏に おける保留フレームに対応する額を含まないものとする。 (3)市街化区域のおおむねの規模 本区域における人口及び産業の見通しに基づき、かつ市街化の現況及び動向並びに計画 的市街地整備の見通しを勘案し、市街化区域のおおむねの規模を次のとおり想定する。 年 次 平成37年 市街化区域面積 おおむね 3,090 ha なお、市街化区域面積は、区域区分における保留フレームに対応する面積を含まないも のとする。 -4- (旧) 第2 区域区分の決定の有無及び区域区分を定める際の方針 1 区域区分の決定の有無 本区域は、首都圏整備法に基づく近郊整備地帯に指定されていることから、都市計画法第 7条第1項第1号のイに基づき、本都市計画に区域区分を定めるものとする。 2 区域区分の方針 イ 都市計画区域及び市街化区域に配置されるべきおおむねの人口 年 平成17年 平成27年 都市計画区域内人口 256.8千人 おおむね250千人 市街化区域内人口 220.2千人 おおむね214千人 平成17年 平成27年 製造品出荷額 6,427億円 7,788億円 商品販売額 6 , 9 9 3 億円 7,613億円 区 ロ 分 産業の規模 年 区 規 模 ハ 次 次 分 市街化区域のおおむねの規模 本区域における人口、産業の見通しに基づき、かつ市街化の現況及び動向並びに計画的 市街地整備の見通しを勘案し、市街化区域のおおむねの規模を次のとおり想定する。 年 次 市街化区域面積 平成27年 (基準年の10年後) おおむね3,090ha - 6 - (新) 第3 主要な都市計画の決定の方針 1 土地利用に関する主要な都市計画の決定の方針 (1)主要用途の配置の方針 住居、商業、工業等の各機能について、地域の特性に応じた用途を適切に配置する。 なお、市町境界の周辺においては、隣接地との調和に配慮した用途を配置する。 ○ 住宅地 住宅地は、高齢者をはじめ誰もが安心・安全に歩いて暮らせるまちづくりを推進するた め、公共交通機関及び公共施設、医療・福祉・子育て支援施設、店舗等の生活利便施設の 利便性を勘案して配置する。 良好な住居の環境を保護する地域については、住居専用地域を定めるなど、各々の地域 の特性に応じた用途を配置する。 ○ 商業地 商業地は、経済圏及び生活圏、周辺の土地利用、基盤整備の状況や将来計画等を勘案す るとともに、交通ネットワークの形成との関係を考慮して配置する。 本区域の核として、商業業務機能の集積を図る商業地は、主として中心拠点に配置する。 生活利便性を確保するための商業地は、近隣の住宅地の住民に対する日用品の供給のた めの店舗等の立地を図る地域等に配置する。 ○ 工業地 工業地は、工業生産活動・流通業務機能の利便を増進するため、周辺環境への影響や公 害の発生の防止等に配慮するとともに、高速道路網や広域幹線道路等の都市施設の整備状 況、周辺の土地利用を勘案して配置する。 産業拠点に配置するとともに、工業生産活動・流通業務機能の利便の増進を図る地域等 に配置する。 ○ 沿道地 幹線道路の沿道にふさわしい業務の利便の増進を図る地域については、当該道路の有す る機能及び整備状況、交通量、周辺土地利用の動向、各拠点が担う役割を勘案するととも に、後背地の土地利用や周辺環境に配慮して、適切な用途を配置する。 -5- (旧) 第3 主要な都市計画の決定の方針 1 土地利用に関する主要な都市計画の決定の方針 イ 主要用途の配置の方針 地域毎の市街地像に掲げる各拠点機能を維持・増進する用途を適正に配置する。また、 拠点以外の地域については、各拠点との役割分担を勘案しつつ、地域の特性に応じた用途 を適正に配置する。 なお、市町境界の周辺においては、隣接地との調和に配慮した用途を配置する。 ○ 商業業務地 都市のにぎわいを形成するため、経済圏及び生活圏、周辺の土地利用、基盤整備の状 況や将来計画等を勘案して配置する。 本区域の核として店舗、事務所等の集積を図るとともに、近隣の住宅地の住民に対す る商業等の機能を増進するため、商業・業務拠点に配置する。また、必要に応じて生活 拠点に配置する。 ○ 工業地 工業生産活動・流通業務機能の利便を増進するとともに、公害の発生 を防止するため、 高速道路網や広域幹線道路等の都市施設の整備状況及び周辺の土地利用を勘案して配置 する。 本区域の産業の振興と就業機会の確保などを図るため、産業拠点に配置する。 ○ 住宅地 高齢者をはじめ誰もが安心・安全に歩いて暮らせるまちづくりを推進するため、公共 施設、医療・福祉施設、店舗等の生活利便施設及び公共交通機関の利便性を勘案して配 置する。 良好な住居の環境を保護する地域については、住居専用地域を指定するなど、各々の 地域特性に応じた用途を配置する。 ○ 沿道地 幹線道路の沿道にふさわしい業務の利便の増進を図る地域の用途については、当該道 路の有する機能及び整備状況、周辺土地利用の動向、各拠点機能との役割分担を勘案し て配置する。 - 7 - (新) (2)市街地における建築物の密度の構成に関する方針 主要用途ごとに、都市基盤の整備状況や土地利用の動向を勘案するとともに、市町境界 の周辺においては、隣接地との調和に配慮する。 住宅地については、地域の特性に応じた密度の土地利用を図る。 商業地については、中密度もしくは高密度な土地利用を図る。 工業地については、中密度な土地利用を基本とする。 (注)ここでの密度の数値は、以下を想定している。 住宅地・工業地においては、おおむね、 高密度は容積率300%以上、中密度は容積率150%~200%、低密度は容積率100%以下 商業地にあっては、おおむね、 高密度は容積率 500%以上、中密度は容積率 200%~400% -6- (旧) ロ 市街地における建築物の密度の構成に関する方針 主要用途ごとに、都市基盤の整備水準や土地利用の動向を勘案するとともに、 市町境界 の周辺においては、隣接地との調和に配慮する。 商業業務地については、中密度もしくは高密度な利用とする。 工業地については、中密度の利用を基本とする。 住宅地については、地域の特性に応じた密度の利用を図る。 注)ここでの密度の数値は、以下を想定している。 商業業務地においては、おおむね、 高密度とは容積率 500%以上、中密度とは容積率 200%~400% 住宅地・工業地においては、おおむね、 高密度とは容積率 200%以上、中密度とは容積率 150%~200%、低密度とは容積率 100%以下 - 8 - (新) (3)市街地における住宅建設の方針 ① 安心と安全を支える住まいづくりに関する方針 少子高齢化が進む社会においても、すべての県民が安心・安全に暮らせる住まいづく りを進める。特に、高齢者の急激な増加に備えた居住の安定を確保するとともに、身体 能力の変化などに対応した住まいづくりを進める。 住宅・宅地の耐震化や防災性能の向上など住宅の基本的な安全性の確保により、地震 や火災への対応等、暮らしの安全を支える住まいづくりを進める。 ② 良質な住まいづくりに関する方針 将来にわたって良好な住宅や住環境を維持し続けるため、環境への負荷に対する配慮 がなされた住宅など、次世代に残せる良質な住まいづくりを進める。 また、子育て世代が魅力を感じる住宅となるよう、子育てしやすい住まいづくりを進 める。 ③ 活き活きと住まうための住環境の整備に関する方針 住宅建設にあたっては、生活支援、子育て支援、医療、教育等の様々な機能が充実し、 犯罪や災害が少ない住環境の整備を進める。 緑豊かで美しい街並みや、歴史・風土に育まれた地域固有のまちの魅力などを活かし た住環境の整備を進める。 -7- (旧) ハ 市街地における住宅建設の方針 (1)安心と安全を支える住まいづくりに関する方針 高齢者の急激な増加に備えた居住の安定を確保するとともに、すべての県民が安全で 元気に暮らせるよう、身体能力の変化などに対応した住まいづくりを進める。 住宅・宅地の耐震化や防災性能の向上など住宅の基本的な安全性の確保により、地震 や火災への対応等、暮らしの安全を支える住まいづくりを進める。 (2)良質な住まいづくりに関する方針 将来にわたって良好な住宅や住環境を維持し続けるため、環境への負荷に対する配慮 がなされた住宅など、次世代に残せる良質な住まいづくりを進める。 少子高齢化が進む社会においても、子育て世代が魅力を感じる住宅となるよう、子育 てしやすい住まいづくりを進める。 (3)活き活きと住まうための住環境の整備に関する方針 住宅建設にあたっては、生活支援、子育て支援、医療、教育等の様々な機能が充実し、 犯罪や災害が少ない住環境の整備を進める。 緑豊かで美しい街並みや、歴史・風土に育まれた地域固有のまちの魅力などを活かし た住環境の整備を進める。 - 9 - (新) (4)市街地において特に配慮すべき土地利用の方針 ① 土地の高度利用に関する方針 都市機能の集積、増進及び更新を図る地区については、都市基盤の整備状況等を勘案 し、土地の高度利用を図る。 ② 用途の見直しに関する方針 人口減少・超高齢社会の同時進行などの社会情勢の変化や土地利用の動向等へ対応す るとともに、目指すべき市街地像の実現に向けた秩序ある土地利用を図るために必要な 場合は、適切な用途の見直しを行う。 現に空地、空き家等が散在している区域、工場の移転等により空地化が進む区域につ いては、地域の実情に応じて、適切な土地利用が図られるように努める。 ③ 居住環境の改善又は維持に関する方針 良好な居住環境を維持すべき地区、新たな住宅市街地形成に併せて積極的に良好な住 環境の実現を図るべき地区、建築物が密集した市街地などで市街地の改善又は建築更新 の誘導などにより居住環境の向上を図るべき地区等については、高度地区や地区計画な どを活用し、良好な住環境と街並みの維持、形成を図る。 ④ 特定大規模建築物(大規模商業施設等)の立地に関する方針 特定大規模建築物の立地については、商業地に誘導する。 市町村の建設に関する基本構想等に基づき、新たに特定大規模建築物の立地を可能と する都市計画を定める場合は、関係自治体との調整を図る。 ⑤ 産業集積に係る周辺土地利用との調和に関する方針 産業集積に必要な基盤整備にあたっては、緑地空間等のオープンスペースを確保する など、周辺環境との調和を図る。 ⑥ 都市防災に関する方針 埼玉県地域防災計画を踏まえ、まちの不燃化・耐震化、安全な避難行動や災害応急活 動を円滑に行うことができる都市空間の整備等により、防災都市づくりを推進する。 特に、都市基盤の整備状況、緊急輸送道路の指定状況、建築物の密集状況などを勘案 し、防火地域又は準防火地域の指定を推進する。 ⑦ 景観の形成に関する方針 都市として魅力を高める地区やまちの基幹となる道路の沿道などでは、高度地区、地 区計画、景観計画などを活用し、景観の保全・創出を図るとともに、地域の特性を活か した良好な景観づくりを進める。 -8- (旧) ニ 市街地において特に配慮すべき土地利用の方針 (1)土地の高度利用に関する方針 拠点機能の集積・増進や、都市機能更新を図る地区については、都市基盤の整備状況 等を勘案し、土地の高度利用を図る。 (2)用途の見直しに関する方針 人口減少・超高齢社会の同時進行などの社会情勢の変化や、土地利用の動向等へ対応 するとともに、目指すべき市街地像の実現に向けた秩序ある土地利用を図るために必要 な場合は、適切な用途の見直しを行う。 (3)居住環境の改善又は維持に関する方針 良好な居住環境を維持すべき地区、新たな住宅市街地形成に併せて積極的に良好な住環 境の実現を図るべき地区、建築物が密集した市街地などで市街地の改善又は建築更新の誘 導などにより居住環境の向上を図るべき地区などについては、高度地区や地区計画などを 活用し、良好な住環境と街並みの景観の維持、形成を図る。 (4)産業集積に係る周辺土地利用との調和に関する方針 産業集積に必要な基盤整備にあたっては、緑地空間等のオープンスペースを確保するな ど、周辺環境との調和に配慮する。 (5)都市防災に関する方針 埼玉県地域防災計画に定められた、まちの不燃化・耐震化、安全な避難行動や災害応急 活動が円滑に行える都市空間整備など、防災都市づくりを推進する。 特に、都市基盤の整備や、建築物の密集状況などを勘案し、防火地域・準防火地域の指 定を推進する。 (6)地球環境への対応に関する方針 埼玉県地球温暖化対策実行計画に定められた、低炭素型まちづくりやみどりと川の再生 など、低炭素社会の実現を図る。 - 10 - (新) (5)その他の土地利用の方針 ① 優良な農地との健全な調和に関する方針 集団的に存在する農地や生産性の高い農地などについては、今後も優良な農地として 保全に努める。 ② 災害防止の観点から必要な市街化の抑制に関する方針 土砂災害特別警戒区域その他の溢水、湛水等による災害の発生のおそれのある区域に ついては、都市計画を活用して、新たな宅地化を抑制するなど、地域の実情に即した方 策を講じる。 ③ 自然環境形成の観点から必要な保全に関する方針 荒川、綾瀬川、鴨川などの河川敷地、ふるさとの緑の景観地や緑のトラスト保全地と なっている樹林地などについては、優れた自然環境の保全を図る。 ④ 秩序ある都市的土地利用の実現に関する方針 市町村の建設に関する基本構想等に基づき、計画的な市街地整備を行う場合は、人口 及び産業の見通し等を勘案し、農林漁業との健全な調和を図りつつ、整備の実施が確実 になった段階で、必要な規模を限度として市街化区域に編入する。 市街化調整区域内の既存集落や既に都市的土地利用が図られている地区、無秩序な開 発により不良な街区の環境が形成されるおそれがある地区、都市機能の維持又は増進に 著しく寄与する事業が行われる地区においては、居住環境等の維持・改善などを図るた め、必要に応じて、地区計画制度の活用に努める。 なお、上尾バイパス線の沿道において、需要に応じて工業系の土地利用を図る場合は、 区域区分の主旨を踏まえ、農林漁業との健全な調和を図りつつ、適切な開発行為が行わ れることが確実となった段階で、その区域に地区計画を定める。 ⑤ 特定大規模建築物(大規模商業施設等)の立地に関する方針 市街化調整区域内においては、広域的に都市構造に大きな影響を及ぼすおそれがある ため、特定大規模建築物の立地を抑制する。 -9- (旧) ホ 市街化調整区域の土地利用の方針 (1)優良な農地との健全な調和に関する方針 本区域の農地は、主として米麦、野菜、果樹、花き等の栽培が営まれており、これら の農地の保全に努める。 (2)災害防止の観点から必要な市街化の抑制に関する方針 河川沿いの低地部等において、浸水等の災害のおそれがある地区については、市街化 を抑制する。 (3)自然環境形成の観点から必要な保全に関する方針 荒川、綾瀬川及び鴨川などの 河 川 敷 地 や 、 ふ る さ と の 緑 の 景 観 地 と な っ て い る 樹 林 地 な ど に お け る 優れた自然環境の保全を図る。 (4)秩序ある都市的土地利用の実現に関する方針 市街化調整区域については「市街化を抑制する区域」という基本的な考え方のもと、秩 序ある土地利用を図る。 なお、次の区域の指定にあたっては、災害防止の観点から市街化を抑制する土地の区域、 自然環境の観点から保全すべき土地の区域を含まないものとし、農林漁業との健全な調和 を図りつつ、都市計画区域における計画的な市街化を図る上で支障がないよう定める。 ・ 建築物の建築形態、公共施設その他の施設の配置等からみて、一体としてそれぞれ の区域の特性にふさわしい態様を備えた良好な環境の各街区を整備し、開発し、及 び保全するための計画を定める土地の区域 ・ 既存の集落において地域社会のコミュニティなどの住環境の維持を基本として住宅 や小規模店舗等の立地が可能な土地の区域 ・ 市町村の土地利用に関する基本構想等に基づいて市街化を促進するおそれがないと 認められる地域として産業系の施設の立地を可能とする土地の区域 - 11 - (新) 2 都市施設の整備に関する主要な都市計画の決定の方針 (1)交通施設の都市計画の決定の方針 ① 交通体系の整備の方針及び整備目標 本区域の道路網は、一般国道16号、一般国道17号、県道さいたま菖蒲線などを骨 格として構成されており、上尾バイパス線の整備が進められるとともに高速埼玉中央道 路が計画されている。 公共交通機関は、JR高崎線及び埼玉新都市交通伊奈線が主要な通勤通学の手段とな っているとともに、民営及び市町循環バスが運行されている。 道路については、利便性の向上を図るとともに、超高齢社会に対応した安心・安全な 通行環境を確保していく必要がある。また、公共交通機関の利便性や結節性の向上など により、総合的な交通体系を確立していく必要がある。 このような状況を踏まえ、本区域の交通体系は、次のような基本方針のもとに整備を 進める。 ・ 歩行者や自転車の通行環境を充実するとともに、公共交通機関の利用促進を図り、 総合的な交通体系を確立する。 ・ 広域的な交流・連携を強化するため、広域交通ネットワークの構築を図る。 ・ 建築物が密集した市街地においては、面的整備計画と調整を行い、都市防災の向上 を図りながら道路等の整備を進める。 ・ 施設整備にあたっては、既存施設の有効利用を図りつつ、ユニバーサルデザインの 考え方に配慮し、計画的かつ段階的に整備を行う。 ・ 駐車場については、既存駐車施設の活用を図りながら、行政、住民及び企業が一体 となった総合的な駐車対策を推進する。 ・ 火災延焼遮断帯及び避難路としての機能を併せ持つ広幅員の道路を、市街地に計画 的に整備するとともに、迅速な災害応急活動に資する道路網の整備を推進する。 ・ 長期間にわたり整備されていない都市計画道路については、定期的に検証を行い、 必要に応じて、適切な見直しを行う。 - 10 - (旧) 2 都市施設の整備に関する主要な都市計画の決定の方針 イ 交通施設の都市計画の決定の方針 (1)基本方針 (一 ) 交 通体 系 の整 備 の方 針 本区域の道路網は、一般国道16号、一般国道17号、県道さいたま菖蒲線などを 骨格として道路が配置されており、高速埼玉中央道路や上尾バイパス 線が計画されて いる。 公共交通機関は、JR高崎線及び埼玉新都市交通伊奈線が主要な通勤通学の手段 となっているとともに、民営及び市町循環バスが運行されている。 道路では、利便性の向上を図るとともに、超高齢社会に対応した安心・安全な通行 環境を確保していく必要がある。また、公共交通機関の利便性や結節性の向上などに より、総合的な交通体系を確立していく必要がある。 このような状況を踏まえ本区域の交通体系は、次のような基本方針のもとに整備を 進める。 ① 歩行者や自転車の通行環境を充実するとともに、公共交通機関の利用を積極的 に進め、総合的な交通体系を確立する。 ② 広域的な交流・連携を強化するため広域交通ネットワークの構築を図る。 ③ 建築物が密集した市街地においては、面的整備計画と調整を行い、都市防災の 向上を図りながら道路等の整備を進める。 ④ 施設整備にあたっては、既存施設の有効利用を図りつつ、ユニバーサルデザイ ンの考え方に配慮し、計画的かつ段階的に整備を行う。 ⑤ 駐車場については、既存駐車施設の活用を図りながら、行政、住民及び企業が 一体となった総合的な駐車対策を推進する。 ⑥ 火災延焼遮断帯及び避難路としての機能を併せ持つ広幅員の道路を、市街地に 計画的に整備するとともに、迅速な災害応急活動に資する道路網の整備を促進 する。 ⑦ 都市計画決定後、長期間にわたり整備されていない都市計画道路について、定 期的に見直しを行い、継続・廃止・計画変更などの検討を行う。 (二)整備目標 都市経営の観点から効果の高い都市施設の整備を推進し、広域交通ネットワークを強 化するとともに、公共交通機関への結節性の向上、道路空間の安全性の向上などを図る。 - 12 - (新) ② 主要な施設の配置の方針 a 道路 広域的な地域間の交流・連携や社会経済活動の持続的な発展及び活性化を図るとと もに、住民の利便性の向上を図るため、広域交通として下表の路線を配置する。 また、広域交通を軸として、土地利用の動向を勘案しつつ、各地区に集中・発生す る交通量を円滑に処理するため、都市内交通として必要な路線を配置する。 なお、市町境界における都市計画道路の配置については、隣接地との整合を図る。 種 別 広域交通 名 称 1・4・1 高速埼玉中央道路(新大宮上尾道路) 3・1・1 上尾バイパス線(一般国道17号) 3・3・2 東大宮バイパス(一般国道16号) 3・4・3 上尾東京線(一般国道17号) 3・2・10 原市上平線(県道さいたま菖蒲線) 3・4・6 上尾川口線(県道川口上尾線) など国道、県道網を形成する路線 b 鉄道・新交通システム 通勤・通学の主要な交通手段となっている旅客輸送機関の利便性を向上するため、 各駅への結節性を高める駅前広場やアクセス道路などの施設を配置する。 c その他 駅周辺等における路上駐車や放置自転車などの問題に対処するため、行政・住民・ 企業が一体となった駐車対策を行うとともに、必要に応じて、駐車場及び駐輪場を配 置する。 - 11 - (旧) (2)主要な施設の配置の方針 ( 一 ) 道路 広域的な地域間の交流・連携や社会経済活動の持続的な発展及び活性化を図るとともに、 住民の利便性の向上を図るため、下表の路線を広域交通として配置する。 また、広域交通を軸として、土地利用の動向を勘案しつつ、各地区に集中・発生す る交通量を円滑に処理するために必要な都市内交通を配置する。 なお、市町境界における都市計画道路の配置については、隣接地との整合を図る。 種 別 広域交通 名 称 1・4・1 高速埼玉中央道路(新大宮上尾道路) 3・1・1 上尾バイパス線(一般国道17号) 3・3・2 東大宮バイパス(一般国道16号) 3・4・3 上尾東京線(一般国道17号) 3・2・10 原市上平線(県道さいたま菖蒲線) など国道、県道網を形成する路線 (二)鉄道 都心への通勤・通学の主要な交通手段となっている鉄道の利便性を向上するため、 駅への結節性を高める駅前広場やアクセス道路などの施設を配置する。 ( 三 ) その他 駅周辺等における路上駐車や放置自転車の問題に対処するため、行政・住民・企業が 一体となった駐車対策を行うとともに、必要に応じて駐車場及び駐輪場を配置する。 - 13 - (新) (2)下水道及び河川の都市計画の決定の方針 ① 下水道及び河川の整備の方針及び整備目標 将来の人口規模や都市活動の集積、洪水や集中豪雨などによる災害の発生に対応した 環境の保全及び防災の強化を図るため、市街化の動向等を勘案し、下水道及び河川の整 備を推進し、生活環境の改善に努めるとともに、都市の健全な発展を図る。 下水道については、円滑な都市活動を確保し、良好な都市環境を保持するため、埼玉 県生活排水処理施設整備構想に基づき、生活排水処理人口普及率100%を目指し、市 街地の汚水管渠の整備を進める。 また、市街地の浸水被害を解消するため、河川改修との整合を図りながら、雨水管渠 や都市下水路等の整備を進める。 河川については、「洪水等による災害の発生の防止又は軽減」、「河川の適正な利用 及び流水の正常な機能の維持」、「河川環境の整備と保全」の観点から整備を進め、時 間雨量50mm程度の降雨を安全に流下させることのできる治水施設の整備や流域の雨 水流出抑制対策など、総合的な治水対策を進める。 ② 主要な施設の配置の方針 a 下水道 (a)汚水 荒川流域別下水道整備総合計画及び中川流域別下水道整備総合計画に基づき配置 する。 (b)雨水 降水量、地形及び放流先の状況を勘案し、配置する。 b 河川 河川整備計画等に基づき配置する。 - 12 - (旧) ロ 下水道及び河川の都市計画の決定の方針 (1) 基本方針 (一 ) 下 水道 及 び河 川 の整 備 の 方針 将来の人口規模や都市活動の集積、洪水や集中豪雨などによる災害の発生に対応 した環境の保全及び防災の強化を図るため、市街化の動向等を勘案して下水道及び河 川整備を推進し、生活環境の改善に努めるとともに都市の健全な発展を図る。 <汚水> 下水道については、円滑な都市活動を確保し、良好な都市環境を保持するよう市街 地の汚水管渠等の整備を進める。 <雨水> 河川については、「洪水による災害の発生の防止又は軽減」、「河川の適正な利用 及び流水の正常な機能の維持」、 「河川環境の整備と保全」の観点から整備を進める。 また、流域の雨水流出抑制対策など総合的な治水対策を図る。 下水道については、河川改修との整合を図り、市街地の浸水被害が解消されるよう 雨水管渠や都市下水路等の整備を進める。 (二) 整備目標 <汚水> 埼玉県生活排水処理施設整備構想に基づき、生活排水処理人口普及率100%を目 指す。 <雨水> 時間雨量50mm程度の降雨を安全に流下させることのできる治水施設の整備と 流域の雨水流出抑制対策を進める。 (2 ) 主 要な 施 設の 配 置の 方 針 <汚 水 > 下 水 道 の配 置 にあ た って は 、 荒川 流 域別 下 水道 整 備 総合 計 画及 び 中川 流 域 別下 水道 整 備 総合 計 画に 基 づき 配 置 する 。 <雨 水 > 河 川 整 備計 画 等に 基 づい て 配 置す る 。 下 水 道 の配 置 にあ た って は 、降水 量 、地形 及び 土 地 の用 途 並び に 放流 先 の 状況 を 勘案 し て 配置 す る。 - 14 - (新) (3)その他の都市施設の都市計画の決定の方針 円滑な都市活動を確保し、良好な都市環境を保持するために、必要な都市施設の整備に 努める。 なお、埼玉県廃棄物処理基本計画で目指す循環型社会の構築を推進する。 - 13 - (旧) ハ その他の都市施設の都市計画の決定の方針 (1)基本方針 円滑な都市活動を確保し、良好な都市環境を保持するために、必要な都市施設の確保 に努める。 なお、埼玉県廃棄物処理基本計画で目指す循環型社会の構築を推進する。 - 15 - (新) 3 市街地開発事業に関する主要な都市計画の決定の方針 建築物が密集した市街地や公共施設の整備を必要とする地区などで重点的に実施する。 小規模な面積での整備、地域にとって必要な公共施設の重点整備、民間主導の整備などに より、迅速な完了を目指す。 - 14 - (旧) 3 市街地開発事業に関する主要な都市計画の決定の方針 イ 主要な市街地開発事業の決定の方針 建築物が密集した市街地や、公共施設の整備を必要とする地区などにおいて重点的に 実施する。 小規模な面積での整備、地域にとって必要な公共施設の重点整備、民間主導の整備な どにより、迅速な完了を目指すものとする。 都市計画決定後、長期間にわたり整備されていない地区については、防災に配慮した 安心・安全なまちづくりに係る検証を行い、必要に応じて都市計画の見直しを行う。 - 16 - (新) 4 自然的環境の整備又は保全に関する都市計画の決定の方針 (1)基本方針 本区域は、東側を綾瀬川や原市沼川、西側を荒川、中心部を鴨川、芝川が流れ、比較的 平坦な台地により構成されている。 河川周辺の低地部は水田地帯として利用され、また荒川河川敷一帯や伊奈氏屋敷跡、原 市沼川一帯等は良好な自然環境を有している。 埼玉県広域緑地計画を踏まえ、埼玉を象徴する緑を守り育て、将来にわたって県民が緑 の恩恵を享受できるよう、埼玉の多彩な緑が織りなすネットワークを形成する。 また、自然環境の保全を図るとともに、防災の機能、環境負荷低減の機能、景観形成の 機能、ふれあい提供の機能を確保する。 - 15 - (旧) 4 自然的環境の整備又は保全に関する都市計画の決定の方針 イ 基本方針 本区域は、東側を綾瀬川や原市沼川、西側を荒川、中心部を鴨川、芝川が流れ、比較 的平坦な台地により構成されている。 河川周辺の低地部は水田地帯として利用され、また荒川河川敷一帯や伊奈氏屋敷跡、 原市沼川一帯等は良好な自然環境を有している。 埼 玉 県 広 域 緑 地 計 画 に 定 め ら れ た 将来像である「緑とともに暮らす、ゆとり・安ら ぎ「埼玉」」の実現を目指すため、防災の機能、環境負荷低減の機能、景観形成の機能、 ふれあい提供の機能を確保しながら、自然環境の整備・保全を推進する。 (1)整備目標 埼玉を象徴する緑を守り育て、将来にわたって県民が緑の恩恵を享受できるよう、 埼玉の多彩な緑が織りなすネットワークを形成する。 - 17 - (新) (2)主要な緑地の配置の方針 荒川などをネットワーク上の「核」として活かしながら、丘陵地や台地、田園の緑を適 切に保全して、ネットワークの「拠点」づくりを進める。そして、樹林地や公園、河川・ 水路や街路樹、公共施設や建物の壁面・屋上など「みどりの再生」によって新たに創出さ れた緑を加えて、緑の連続性を確保しながら「形成軸」とし、埼玉の多彩な緑が織りなす ネットワークを形成していく。 <自然環境の保全> 荒川、綾瀬川、鴨川などの河川敷地、ふるさとの緑の景観地や緑のトラスト保全地とな っている樹林地など広域的な視点から必要な緑地を保全するとともに、社寺林・屋敷林な どの身近な緑の保全を図る。 <防災の機能> 災害発生時に、避難者の安全確保と災害応急活動の円滑化に資するとともに、火災の延 焼防止効果を高めるために必要な公園や緑地等を配置する。 <環境負荷軽減の機能> 樹林地や公園、河川・水路や街路樹、公共施設や建物の壁面・屋上等の緑化などにより、 大気汚染等の影響、ヒートアイランド現象の緩和を推進する。 <景観形成の機能> 田園や緑地、水辺空間などが形成する景観を保全・活用する。 <ふれあい提供の機能> 公園や緑地等は、地域の状況を踏まえ、適切に配置し、整備することにより、レクリエ ーション機能の充実を図るとともに、緑とふれあう場を提供する。 - 16 - (旧) ロ 主要な緑地の配置の方針 埼玉県広域緑地計画で定められた、基本的な考え方のもと、荒川などの大きな河川をネ ットワーク上の「核」として活かしながら、丘陵地や台地、田園などの緑を適切に保全し てネットワークの「拠点」づくりを進める。そして、樹林地や公園、河川・水路や街路樹、 公共施設や建物の壁面・屋上など「みどりの再生」によって新たに創出された緑を加えて、 緑の連続性を確保しながら「形成軸」とし、緑の持つ機能が効果的に発揮されるよう配慮 して、埼玉の多様な緑が織りなすネットワークを形成していく。 <自然環境の保全> 荒川、綾瀬川及び鴨川などの 河 川 敷 地 や 、 ふ る さ と の 緑 の 景 観 地 と な っ て い る 樹 林 地など広域的な視点から必要な緑地や、社寺林・屋敷林などの身近な緑を保全する。 <防災の機能> 災害発生時に、避難者の安全確保と災害応急活動の円滑化に資するとともに、火災の 延焼防止効果を高めるために必要な公園や緑地等を適切に配置する。 <環境負荷軽減の機能> 樹林地や公園、河川・水路や街路樹、公共施設や建物の壁面・屋上など「みどりの再 生」によって大気汚染などの影響、ヒートアイランド現象の緩和を推進する。 <景観形成の機能> 田園や緑地、水辺空間などが形成する景観を保全・活用する。 <ふれあい提供の機能> 公園や緑地等の種別に応じて配置し、整備することにより、レクリエ-ション機能の 充実を図るとともに、緑とふれあう場を提供する。 - 18 - (新) (3)具体の公園・緑地の配置の方針 <街区公園> 主として街区内に居住する者の利用に供することを目的とする公園で、利用圏域人口、 土地利用状況及び将来の見通しなどを勘案して配置する。 <近隣公園> 主として近隣に居住する者の利用に供することを目的とする公園で、利用圏域人口、 土地利用状況及び将来の見通しなどを勘案して配置する。 <地区公園> 主として徒歩圏内に居住する者の利用に供することを目的とする公園で、利用圏域人 口、土地利用状況及び将来の見通しなどを勘案して配置する。 <総合公園> 都市住民全般の休憩、観賞、散歩、遊戯、運動等総合的な利用に供することを目的と する公園で、利用圏域人口、土地利用状況及び将来の見通しなどを勘案して配置する。 <運動公園> 都市住民全般の主として運動の用に供することを目的とする公園で、利用圏域人口、 土地利用状況及び将来の見通しなどを勘案して配置する。 <その他> 都市の状況に応じて、その他の公園・緑地等を配置する。 まとまりのある樹林地等については、都市緑地法に基づく特別緑地保全地区等の指定 を検討し、維持・保全を図る。 - 17 - (旧) ハ 具体の公園・緑地の配置の方針 <街区公園> 主として街区内に居住する者の利用に供することを目的とする公園で、利用圏域人口、 土地利用状況及び将来の見通しなどを勘案し配置する。 <近隣公園> 主として近隣に居住する者の利用に供することを目的とする公園で、利用圏域人口、 土地利用状況及び将来の見通しなどを勘案し配置する。 <地区公園> 主として徒歩圏内に居住する者の利用に供することを目的とする公園で、利用圏域人 口、土地利用状況及び将来の見通しなどを勘案し配置する。 <総合公園> 都市住民全般の休憩、観賞、散歩、遊戯、運動等総合的な利用に供することを目的と する公園で、利用圏域人口、土地利用状況及び将来の見通しなどを勘案し配置する。 <運動公園> 都市住民全般の主として運動の用に供することを目的とする公園で、利用圏域人口、 土地利用状況及び将来の見通しなどを勘案し配置する。 <その他> 都市の状況に応じてその他の公園・緑地等を配置する。 まとまりのある樹林地等については、都市緑地法に基づく特別緑地保全地区等の指定 を検討し、維持・保全を図る。 - 19 - 都市計画区域の整備、開発及び保全の方針図 上尾都市計画 (新) (旧) 第4 都市計画区域の整備、開発及び保全の方針図 - 20 -
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