生命・環境科学部3 つのポリシー

生命・環境科学部 3 つのポリシー
生命・環境科学部の理念・目的
生命・環境科学部は,生命科学及び環境科学の立場から,健全な生命をはぐくむための教育研究を展開し,もって,人の健
康の維持増進や環境の安全・保全にかかわる専門性の高い技術者を育成すること,さらには,社会科学的観点に立って,環境
問題に対応できる人材の育成を目的とする。
1.アドミッション・ポリシー(求める学生像)
生命・環境科学部は,
「生命科学及び環境科学の立場から,健全な生命を育むための教育研究を展開し,もって,人
の健康の維持増進や環境の安全・保全に関わる専門性の高い技術者や環境問題に対応できる人材を育成すること」を
教育理念・目的とする。
この目的が達成されるために,次のような資質を持つ人材を求めている。
(1) 基礎学力を有し,生命科学及び環境科学の学びを通して,自ら課題を見出し,その課題解決のため必要とする
知識・技術を習得しようとする学習意欲を持ち,積極性と創造性を持っている人
(2) 高度な専門知識をもって,社会に貢献することに強い意識を持っている人
2.カリキュラム・ポリシー(教育の実施に関する基本的な方針)
生命・環境科学部の教育理念・目的を実現するよう,生命科学及び環境科学に関するそれぞれの学問の基盤教育を
充実させ,さらに,1 年次の早い時期から専門知識の導入を適切に配置したカリキュラムを編成し,次のような方針
に基づき,実施している。
(1) 臨床検査技術学科にあっては,
「臨床検査技師養成教育」に必要な専門科目を基本とし,本学独自の科目として,
高い倫理感を養うために教養科目を,疾病や遺伝的疾患を理解させるために専門科目を配置している。
疾病と臨床検査成績との関連性をより深く,かつ正確に理解するために必要な,臨床検査に関する専門知識と
技術を総合的に理解させ,チーム医療を実践する一員として活躍ができる人材の育成を図る。
(2) 食品生命科学科にあっては,多面的かつ倫理的な考察力を養うために教養科目の充実を図り,さらに,食の安
全及び生命科学に関する専門基礎科目と実習を通じて,食のもたらす恩恵と危害の可能性についてその科学的
根拠を総合的に理解することを目標に,食の安全・安心教育の充実を図っている。食品生命科学領域の深さと
広がりを認識し,食の安全・安心に関わる専門性の高い分野で活躍ができる人材の育成を図る。
(3) 環境科学科にあっては,複雑な環境問題の全体像を把握し,専門知識の導入を促すために,1 年次には,基礎
科学を中心とした教養科目の充実を図り,2 年次から,環境問題の解決や環境保全に必要な科学的知識,分析
技術・評価を身に付けるため特色ある専門科目を配置することで,環境問題をより正確に理解し,科学的根拠
に基づいた実践対応能力を養い,持続的な社会の発展に貢献し,環境の専門家として活躍ができる人材の育成
を図る。
3.ディプロマ・ポリシー(卒業時の到達目標)
生命・環境科学部の教育理念・目的に沿って設定し学科目の履修を通じて,所定の単位の取得及び当該学科の課程
を修了の上,次に求める能力を身に付けた者に対し,臨床検査技術学科及び食品生命科学科にあっては,学士(保健
衛生学)を,環境科学科にあっては,学士(環境科学)の学位を,それぞれ授与する。
(1) 臨床検査技術学科にあっては,臨床検査技師国家資格を取得できる学力及び実践能力を備え,幅広い教養と倫
理感を身に付け,コミュニケーション能力を生かしたチーム医療に貢献する資質を持ち合わせた者
(2) 食品生命科学科にあっては,食の分野の諸領域における幅広い知識と実践的な専門技術,研究方法を習得し,
高い教養と倫理感を身に付け,人の健康に関わる専門分野で社会貢献できる資質を持ち合わせた者
(3) 環境科学科にあっては,健全な環境を創るため,環境の諸問題に対応できる実践対応能力に優れ,持続的に取
り組むことができる資質を持ち合わせた者
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