2. 食品生命科学科 [平成 27・28 年度入学者適用(F15000~F16000 番台)] 食品生命科学科の教育理念 生命・環境学部の教育理念・目的に基づき,食品生命科学科では,健康な社会を維持・発展させるために,人の公衆 衛生及び保健衛生学を基礎として食品科学・栄養学及び衛生学を学び,食の安全・安心に関わるリスク評価と食品の機 能性に関わる専門性の高い食品衛生,食品科学及び公衆衛生分野で活躍する幅広い職業人を養成する。 1.アドミッション・ポリシー(求める学生像) 高等学校までの中等教育で学んだ基礎学力,特に化学,生物,英語の学力を有した,次のような人を求めている。 (1) 本学科の教育理念を理解し,食に関する問題とその科学的究明に強い関心を持っている人 (2) 自ら考えて問題解決に積極的に挑戦する意欲を持った人 (3) 食の安全・安心確保の見地から,正義感と責任感にあふれている人 2.カリキュラム・ポリシー(教育の実施に関する基本的な方針) 本学科の教育目標を達成するためのカリキュラムの設定方針として,次の項目に重点を置いている。 (1) 確かな教養と豊かな構想力を身に付けるため,1 年次前期には,基礎教養科目を配当し,多面的かつ倫理的に 物事を考察できる能力が身に付くようにする。また,学習意欲をより増進させるために,基礎学力の強化と, 実社会で活躍する企業人等が担当する科目を配当する。さらに,食の安全及び生命科学に関する専門基礎科目 と実習を1〜2年次から配当する。 (2) 1年次から4年次にわたり,英語を主とした語学力の向上を図るとともに情報処理及びデータ解析能力の基礎 を身に付ける。 (3) 2年次以降においては,食のもたらす恩恵と危害の可能性についてその科学的根拠を総合的に学習する。具体 的には,食育教育と食の健康・医療分野への応用を目指すフードアプリケーションサイエンス分野と行政機関・ 食品検査機関,食品品質検査などでの応用を目指すフードレギュラトリーサイエンス分野で,専門的に教育を 行い食の安全安心教育の充実を図る。 (4) 3年次から,研究室ゼミや卒業論文等に取り組むことにより,食品生命科学領域の深さと広がり,食のレギュ ラトリーとアプリケーション領域の現状と可能性を認識し,最新情報を収集する能力と,問題発見・解決に関 わるコミュニケーション能力並びにプレゼンテーション能力を身に付ける。 3.ディプロマ・ポリシー(卒業時の到達目標) 本学科では,多くの実習・演習,また担当教員の指導の下に行う卒業論文の作成を通じて,食の分野の諸領域にお ける幅広い知識と実践的な専門技術,研究方法を修得し,以下の 3 つを実践して社会で活躍できる人材の育成を目指 している。そのために,教養科目と専門科目を合計 124 単位以上修得することを義務付け,目標に到達した学生に対 して卒業を認定する。 (1) 生物学的及び化学的な分析の知識・技術に精通し,科学的根拠に基づいて得られた実験・調査成績を解析・評 価できる。 (2) 食の安全・安心分野で,広い見識を持ってリーダーシップを発揮し,問題の追求と解決に対して意欲的に取り 組む。 (3) 高い教養と倫理観を身に付け,人の健康に関わる専門分野で能力を発揮する。 -51- 食品生命科学科 [平成 22~26 年度入学者適用(F10000~F14000 番台)] 食品生命科学科の教育理念 食品生命科学科では,健康な社会を維持・発展させるために,ヒトの基礎医学及び保健衛生学を基礎として食品科学・ 栄養学を学び,かつ,高度なバイオ技術を身に付け,高い専門性を持って食の安全・安心にかかわる食品衛生学・食品 生命科学分野で活躍する研究者・技術者を養成する。 1.アドミッション・ポリシー(求める学生像) 高等学校までの中等教育で学んだ基礎学力,特に化学,生物,英語の学力を有し,次のような人を求めている。 (1) 本学科の教育理念を理解するとともに,食品に関する問題とその改善に強い関心を持っている人 (2) 自ら考えて問題解決に積極的に挑戦する意欲を持った人 (3) 食の安全・安心確保の見地から,正義感と責任感にあふれている人 2.カリキュラム・ポリシー(教育の実施に関する基本的な方針) 本学科の教育目標を達成するためのカリキュラムの設定方針としては,次のようなカリキュラム(教育課程)を組 み立てている。 (1) 高等学校までの基礎学力があることを前提として,1 年次前期に生物学,有機化学などの自然科学系科目を配 当する。また,1 年次前期から専門基礎科目を配当し,食の安全及び生命科学について学ぶ専門基礎学力を育 成する。一方,学生の学習意欲を増進させるために,1 年次前期に社会の第一線で活躍する企業人などによる 各専門分野のエキスパートを講師としたフード・バイオビジネス概論及び専門教育を担当する教員による食環 境論などの導入科目を配当する。さらに,学生として必須の自学自習の習慣付けの強化,資料の読解とレポー ト作成能力を強化するために基礎科目の実習も 1 年次前期より配当し,さらにローテーション方式による少人 数のプレ専門ゼミを 1 年次後期に配当する。 (2) 社会人・職業人として最低限必要な教養とスキルの修得については,1 年次から 2 年次にかけての人文科学, 社会科学などの一般教養,食生活と健康科学等を通して,多面的・倫理的に物事を考察できる能力が身に付く ように配慮している。また,1 年次から 2 年次にわたり,英語を主とした語学力の向上を図るとともに情報処 理及びデータ解析能力の基礎を身に付ける。 (3) 2 年次以降においては,食の安全及びバイオの科学コースの 2 コースを設けて,それぞれのコースにおいて専 門教育を十分に展開する。2 コースに共通する科目は専門共通科目群として 2,3 年次に配当する。 (4) 4 年次には,専門ゼミや卒業論文に取り組むことより,食品生命科学領域の深さと広がりを認識し,最新の必 要情報を収集する能力と問題発見・解決能力及びプレゼンテーション能力を身に付ける。 3.ディプロマ・ポリシー(卒業時の到達目標) 本学科では,多くの実習・演習を通じて,食品衛生学・食品生命科学分野の諸領域における幅広い知識と専門技術 に加え,高度なバイオ技術を用いた研究方法を修得し,以下のとおり,社会で活躍できる人材の育成を目指している。 そのための卒業要件として,基礎科目と専門教育科目からそれぞれ 19 単位及び 105 単位,合計 124 単位以上を修得す ることが義務付けられていて,目標を達成した学生に対して単位を認定する。 (1) 生物学的及び化学的な分析の知識・技術に精通し,得られた実験・調査成績に基づいて適切な評価・解決策を 講じられる。 (2) 食の安全・安心分野でリーダーシップを発揮し,問題の追求と解決に情熱を持って取り組む。 (3) 広い識見と創造性に富み,人の健康にかかわる専門分野で実践・活躍できる実力を身に付ける。 -55-
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