Page 1 平成28年度事業計画 訪問看護の安定的な供給の確保と質の

平成 28年 度事業計画
基本 方 針
訪 問看護 の 安 定 的 な供 給 の確 保 と質 の 向 上 を図 り、事 業者 を支 援 し、 全 国 の
訪 問看護 師 が生 き生 き と働 け る よ うな環 境 を創 出す るた めの支 援 を行 う。 訪 問
看 護 を必 要 とす る方 に必 要 な看護 を提供 し、在 宅療養 者 や そ の家族 が 安 心 して 、
尊厳 を も つて 自立 した生 活 が送 れ る よ う支援 す る。
また 、2025年 を見据 えて 、医療 と介護 が連 携 した地 域 包 括 ケア シ ス テ ム構 築
を 目指 す。
これ らの 実 現 に向 けて「訪 問看護 ア ク シ ョンプ ラ ン 2025」 に基 づ き、他機 関・
多職 種 と連 携 して訪 問看 護 の 推 進 を図 る。
成
I
28年 度 重 点課
訪 間看 護 をは じめ在 宅 サ ー ビス が よ り国 民 に届 くよ うに す るた め に 、訪 問
看 護 ス テ ー シ ヨン ロ関連 事 業 の 設置 促 進 や 平 成 30年 の 同時改 定 に 向 けた取
り組 み を強 化す る。
。関連 事 業 を推 進 す るた め 、平成 30年 の診 療 報 酬 。介 護 報 酬
同時改 定 に 向 けて 、今 後 の 訪 問看護 の あ り方 につ い て実 践者 、有識者 等 の
ヒヤ リン グを行 うな ど検 討 す る。
「機 能 強化 型訪 問看 護 ス テ ー シ ョン」 の確 実 な設 置 を推進 す る。
2。
3.訪 問看護 ・ 関連 事 業 の 強化 。推 進 の た め に 、 「定期 巡 回・ 随 時封応 サ ー ビ
ス 」 「看 護 小規模 多機 能型 居 宅 介護 」等 の設 置 を促 進 す る。
1.訪 問看護 事業
Π
地域 医療 介 護 総 合 確 保 基 金 (都 道 府 県 )を 活 用 し、都 道府 県訪 問看 護 ス テ
ー シ ョン協 議 会 等 が市 町 村 等 の 行 政 と一 緒 に 、訪 間看 護 師確 保 や事 業推進
の取 り組 み が 活発 化 で き る よ う支 援 す る。
1.地 域 医療 介 護 総 合 確 保 基金
(都 道府 県 )の 活 用 状 況 の 情 報 交換 を行 う場 を
設 け る。
2.都 道府 県 ・ 市 町村 の 医療 計 画 策 定 な どにか か わ る こ とがで き る よ うに、情
報提 供 等 の支援 を行 つて い く。
3。 人材 確保 の 推進 の た め に、「医療機 関等 か らの 長期研 修 制度 」の 実現や 「新
卒訪 問看 護 師 の 受 け入 れ 」 の推 進 をす る。
4.全 国各 地 で地 域 の 実 情 に合 わせ た地 域包 括 ケ ア シ ス テ ム構 築 に向 けた取 り
組 み をす る こ とを支 援 す る。
体 的 な事 業計
2
3
4
会
員
定 委
予 進
催 △パ推
開 口
貝護
の △芸 委 看
議 事会 営 問
▲〓 理 総 運 訪
1
︿玄
員
委
進
推
護
看
問
訪
科
神
精
5
6
7
8
9
4回
2回
6回
4回
4回
2回
2回
3回
研 究委員 会
研 修 委員 会
広 報 。編 集 委員 会
研 究倫 理 審 査 委 員 会
適宜
2.訪 問看 護 推進 事 業
1.訪 問看 護 事 業
。関連 事 業 を推進 す るた め 、平成 30年 の診 療 報 酬・ 介護 報 酬
同時改定 に向 けて取 り組 む 。
平成 30年 の 診 療 報 酬 ・ 介護 報 酬 同時改 定 に向 けて 、今 後 の訪 問看護 の あ り
方 に つ い て実 践 者 、有識 者 等 の ヒヤ リン グ を行 うな ど検 討 し、厚 生 労働 省
や 関係機 関 に要 望 や 政 策 提 言 す る。
2.訪 問看護 関連 事 業 の促 進 、質 の確保 な どの 取 り組 み を行 つて い く。
1)「 機 能 強化 型 訪 問看 護 ス テ ー シ ョン」 の 状 況 を把 握 ・ 情 報 提 供 し、今 後 期
待 され る役 割 を担 え る よ うに推 進 す る。
2)「 定期 巡 回 ・ 随 時対応 事 業 」 の 取 り組 み 内容 を情 報 収集 し、課題 整 理 し、
対応 策 を考 え る。
3)「 看護 小 規模 多機 能型 居 宅 介護 」の設 置促 進 のた め に、本 の 出版 と同時 に 、
適 時 、相 談 。支 援 を行 う。
3.精 神 科 訪 問看護 推 進 を強化 す るた めに 、以 下 の よ うな 内容 を実施 す る。
1)精 神 科 訪 問看 護 関連 の研 修 内容 の検 討
2)研 究 テ ー マ の 検 討
3)精 神 科 訪 問看 護 情報 交 換 会 の 笑施
4)電 話 相 談 (1か 月 に 1回
)
4.小 児訪 問看護 の 現 状 を把握 し、推 進 に 向 けた取組 を強化す る。 (*新 規
)
小 児訪 問看 護 情 報 交換 会 を開催 し、情 報 交換 と推 進 に 向 けた課 題 整 理 をす
る。
各 事 業所 が 自己評 価 を積 極 的 に実施 し、訪 問看護 の質 の 向 上 に つ な が る よ
う取 り組 む 。
平成 27年 度 作成 した 「訪 問看 護 ス テ ー シ ョンの 自己評 価 ガイ ドライ ン」 に
基 づ き、 よ り多 くの 事 業所 で活用 す る よ う方策 を検 討 し、 一 部 実施 す る。
5。
地域 包 括 ケ ア の構 築 に積 極 的 に参 画 し、地域 医療 介護 総 合確 保 基金 (都 道
府 県 )の 活 用 を推進 す る。
1)都 道府 県訪 問看護 ス テ ー シ ョン連絡 協議 会 の 活発 化 を支援 す る。
都 道府 県訪 問看護 ス テ ー シ ョン連 絡 協議 会 等 が主 体 とな つ て 、地域 医療 介
護 総 合確 保 基 金 を活 用 し、人材 確 保 や 訪 問看 護 推 進 関連 事 業 の 取組 み が 活
発 化 され る よ うに支 援 す る。
2)地 域 医療 介 護 総 合 確 保 基金 (都 道 府 県 )の 活 用 状 況 の 情 報 交換 を行 う場
を設 け る。
3)市 町村 毎 の 「訪 問看護 協議 会 」 (仮 称 )設 置 を促 進 し、医師会 、看護 協 会
と連 携 し、在 宅 医療 計 画 策 定 な どにか か わ る こ とが で き る よ うに支援す る。
4)ブ ロ ッ ク毎 の訪 問看護 ス テ ー シ ョン連 絡 協議 会 の 交流会 を支 援 す る。
6。
7.特 定行 為 研 修 制度 の 進 捗 状況 を把握 し、会員 に情 報提 供す る。
8。
「訪 問看護 ア クシ ョンプ ラ ン 2025」 を普 及す る。
2025年 を見据 えて 、訪 問看 護 事 業 だ けで はな く、幅広 い視 野 で地 域 全 体 や
「訪 問看護 ア クシ ョン
サ ー ビス の あ り方 を考 えて い く こ とが で き る よ うに、
プ ラ ン 2025」 を活 用 してい く。
9.海 外 の訪 問看 護
。在 宅 ケ ア視 察 を企 画す る
日本 国 内だ けで な く、他 国 で の 訪 問看 護 。在 宅 ケ ア の シ ス テ ム や 実 践 を学
ぶ 視 察 を企 画 し、外 国 の 制 度 等 につ い て 情 報 収集 し、 日本 の訪 問看 護 の 推
進 に生 か す。
10。
既 製 の 実践 の た め の 小 冊子 の整 理 、「看 護 補 助者 との連 携 」 の小 冊子 の 作成
当協会 で 作成 した小 冊子 の活 用 法 を検討 し、 また 、「看護 補助 者 との連 携 」
の 小 冊子 を作成 し普 及 す る。
3.研 究事 業
1)厚 生 労働 省 老人保 健 健 康 増進 等 事 業
研 究課題 :関 係 者 等 と協議 検 討 中
2)厚 生 労働 省 社 会福 祉 推進 事 業
研 究課題 :関 係 者 等 と協議 検 討 中
3)厚 生 労働 省 障害者 総 合福 祉 推 進 事 業
研 究課題 :関 係 者 等 と協議 検討 中
4)全 国訪 問看 護 事 業 協 会 自主研 究
研 究課題 :管 理 者 の研 修 に関す る研 究事 業
(協 会 自主研 究 費 予算 :500万 円 十 寄付金
て研 究事 業 を行 う)
他
2000万 円 で
2‐
3年 か け
4.研 修 事 業
内容 を さ らに充 実 し、 時代 に即 した研 修 会 を企 画す る。 また訪 問看護 ス テ ー
シ ョンの 管 理 者 の 果 たす 役 割 は大 き く、管理 者 研 修 を今 後 更 に 充 実 した も の と
す るた め の 方策 、事 業 協 会独 自の認 定 等 につ い て 平成 28年 度 に研 究事 業 を行 い 、
平成 30年 度 の 管 理 者研 修 会 か ら反 映 させ る。 (研 修 会 内 の詳 細 は別 紙 )
5
1
.情 報 提 供 事 業
2
)電
)最
)ホ
3
話 相 談 (毎 週 水 曜 日 13:00∼
新 情報 郵 送 ・ FAX通 信 。WEB
ー ムペ ー ジの 更新 。内容 充 実
17:00)
6
,
1
>
2
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1
0
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1
広報 出版 事 業
訪 問看護 ス テ ー シ ョン ニ ュー ス (年 6回 )の 発 行
研 究成 果 物 等 書籍 の発 行
訪 問看護 ス テ ー シ ョンパ ンフ レ ッ ト・ ポ ス タ ー 発 行販 売
「喀 痰 吸 引 。経 管栄養 にお け る看 護 と介護 との連携 の概 要 」 の販 売
訪 問看護 実務 相 談 Q&Aの 改訂発 行販 売促 進
「ナ ー ス のた め の退 院調 整 」 の販 売促 進
「事 故事 例 か ら学 ぶ訪 問看 護 の 安 全 対策 」 の 販 売促 進
「訪 問看 護 ス テ ー シ ョンの 災害対 策 」 の 改訂 発行販 売促 進
「看護 の 事 業 所 開設 ガイ ドQ&A」 の販 売促 進
)「 介護 職 員 等 に よる喀 痰 吸 引 ・ 経 管 栄養 研 修 テ キ ス ト」 の販 売促 進
)看 護 小 規模 多機 能 サ ー ビス の 開設 。運 営 ガイ ド (仮 )の 発 行販 売促 進
7.研 究倫 理 規 程 の 整 理
。研 究倫 理 審 査 委 員 会 の 元 に、新 た な ワー キ ング グル ー プ を立 ち上 げ、研
究倫 理規 程 を整 理 す る
8.関 係 団体 との連 携
。 関係 団体 との 連 携 推進
(多 職 種 、他機 関及 び 関連 団体 と懇 談 会等 )
・ 訪 問看護 推進 連 携 会議 開催
。 都 道府 県連 絡 協議 会 との連 携 強化
・ 都 道府 県連 絡 協議 会 交 流 会 開催
9.災 害 発 生 時 の 復 興 支 援
大 災 害発 生 時 は、 関係 す る情報 を収 集 し訪 問看 護 ス テ ー シ ョンに発 信 す る
と ともに 、種 々 の 相 談 。支援 を行 う。
10.組 織 強 化
口会 員 の 拡 大
・ 新 規 開設 ・ 既 設 ス テ ー シ ョンの入 会促 進
寄付金を活用 した研究事業について
経緯】
【
訪問看護事業共済会 の株主変更 に伴 い (前 株主 よ り、当協会が全株購入)、 前株主か
ら合計約 2,000万 円の寄付 があつた。寄付金 の使途 について運営委員会 で検討 した結果、
当協会独 自の研究事業に充てることになつた。
研 究内容 】
【
1)事 故報告 システムのあ り方・ 検討
。安全 な提供体制 の整備 として、訪 問先 で発 生 した事故、イ ンシデ ン ト等 の報告
やそ の分析 を通 した改善策 が実施 され る体制が整備 されて い るが、事業所内での
事故報告やイ ンシデ ン ト報告 の改善策 へ の反映は、事業所 ごとに違 いが あ り、十
分 に分析 され改善策 につ ながつていない事 業 もある。そ こで 、各 ステー シ ョンか
ら出 され た報告 を、Web上 で事 故・ イ ンシデ ン ト等 を集積 。公表 し、改善策 を
提案す る ことがで きるシス>ム を開発す る。
2)訪 問看護指導者研修 の体系化
。訪 問看護 ステー シ ョンが全 国 に増 えて い ることを鑑み ると、管理者 に関す る研
修会 のみな らず 、訪 問看護 ステ ー シ ョンで働 く人 を指導す るプ ログラム を開発す
ると共 に、そ の指導者 を養成す る必要がある。委員会 を設置 し、訪 問看護指導者
育成 のプ ログラム を開発 し、そ のプ ログラム を使用 した訪 問看護指導者研修 を受
講 した看護師 が地 域 で活躍す る ことによ り、訪問看護 師 の質 の 向上 に貢献す る。
3)一 般公募お よび委託研究
途規定 あ り)
(継 続事業)l月 町
・ 訪 問看護 ス テ ー シ ョン連絡協議会 ・ 訪 問看護事業所 な どか ら訪 問看護 の活性
化・推進 に貢献す る研 究を公募 し、訪 問看護事業 の発展 につ なげる。また、訪 問
看護事業 の推進 に関す る内容 につい て当協会 か ら委託 された研 究事業 を行 う。
>
実施方法 。実施期 間・研究費 につい ては、それぞれ の研 究計画 によ り決定す る。
[管 理者 の研修 に関す る研究事業 (仮 )]企 画書 (案 )
【
背景・ 目的】
地域包括ケアが推進 されてい る昨今、医療 と生活を支える訪問看護 の役割 は、
一層注 目を集めている。平成 26年 に訪問看護推進連携会議 で策定 された 「訪問
看護 アクシ ョンプラン 2025」 の中にもあるように、管理者 のマネ ジメン トカ の
向上が、提案 の一つになつてい る。当協会 の管理者養成研修会 の策定から 10年
が経過 し、 この訪問看護管理者養成研修会 で も地域包括ケアを踏 まえた内容や
ICT化 の導入 など、時代 の流れ に即 したプ ログラムの見直 しが迫 られてい る。
また 、当協会 の管理者 向けの研修会 には、「訪問看護管理者養成研修会」「訪問
看護管理者養成研修 フォ ロー ア ップ研修会」「訪問看護新任管理者研修会」の 3
本 があるが 、 これ らの内容 を一元的 に検討 し、管理 ス キルの向上を段 階的に図
るためにも当協会 の管理者研修 のあ り方を見直す必要 がある。
位置づ け】
【
平成 28年 度全国訪問看護事業協会研究事業 とする。
【
検討 内容 】
1.全 国訪問看護事業協会 における 「管理者 の研修会」 の ラダー も しくはキャ
リアパスに関す る検討
2.各 管理者研修会 の内容 についての検討
3.研 修会 の開催頻度 。開催時期 についての検討
4日 本看護協会 の訪問看護管理者養成 プ ログラムの開発 と連動 し、当協会 の管
理者 に係 る研修会 を整理す る。
1
委員】
【
2
委員 長 :高 砂裕 子
3
研修 委員 か ら 3名 、
4
学識 有識者 :山 田雅子 、他 2名
事務 局 2名
スケジュール 】
【
1.委 員会開催 :3回 /年 (平 成 28年 度)
2.平 成 30年 度 の研修会 に反映