第3章 目標の評価指標及び進行管理(PDF:628KB)

第2 編
第
3
章
目標の評価指標及び進行管理
宇部市地域公共交通網形成計画
1 目標の評価指標
本計画の基本的な方針を実現するため、計画期間中に達成すべき目標の評価指標及び平
成 33 年度の目標値を設定します。
基本的な方針
目標
1
1
便利で「使える」地域公共交通網の形成
地域公共交通の利便性の向上
①鉄道利用者数 (JR宇部線 )
現状値(平成 26 年度):4,021 人/日 目標値:4,300 人/日
②路線バス利用者数(宇部市交通局)
現状値(平成 26 年度):6,891 人/日 目標値:7,700 人/日
評価指標
【計測方法】 各交通事業者が実施する乗降調査において把握
③地域内交通の利用者数
現状値(平成 26 年度):4,064 人/年 目標値:9,000 人/年
【計測方法】 地域組織、運行主体が把握
目標
1
地域公共交通の利便性の向上
④新たに導入する地域内交通の目標値
評価指標
区 分
年間収支率
年間利用者数
年間稼働率
コミュニティタクシー
20%以上
1,500 人以上
―
デマンドタクシー
8%以上
800 人以上
30%以上
自家用有償旅客運送
8%以上
300 人以上
30%以上
【計測方法】 地域組織、運行主体が把握
目標
2
“まちなかのにぎわい”創出への貢献
①宇部新川駅における鉄道の乗降者数
現状値(平成 26 年度):1,767 人/日 目標値:2,000 人/日
評価指標
②中心市街地におけるバスの乗降者数
現状値(平成 27 年度):5,248 人/日 目標値:5,600 人/日
【計測方法】 各交通事業者が実施する乗降調査において把握
76
目標
3
2
関係者の連携による地域公共交通の維持
利用促進・運行改善による地域公共交通の維持
①地域内交通の利用者数(再掲)
評価指標
現状値(平成 26 年度):4,064 人/年 目標値:9,000 人/年
【計測方法】 地域組織、運行主体が把握
目標
3
利用促進・運行改善による地域公共交通の維持
②エコ定期券の販売数
評価指標
現状値(平成 26 年度):10,134 枚/年 目標値:11,350 枚/年
【計測方法】 交通事業者が把握
目標
3
利用促進・運行改善による地域公共交通の維持
③公共交通の乗り方教室の参加者数
評価指標
現状値(平成 27 年):947 人/年 目標値:1,000 人/年
【計測方法】 交通事業者がカウント調査で把握
77
宇部市地域公共交通網形成計画
基本的な方針
第2 編
第 3 章 目標の評価指標及び進行管理
第2 編
第 3 章 目標の評価指標及び進行管理
宇部市地域公共交通網形成計画
目標指標の一覧
目標
目標
1
地域公共交通の
利便性の向上
目標に対する評価指標
4,021 人 / 日
4,300 人 / 日
②路線バスの利用者数
(宇部市交通局)
6,891 人 / 日
7,700 人 / 日
③地域内交通の利用者数
4,064 人 / 年
9,000 人 / 年
④新たに導入する
地域内交通の目標値
年間収支率
“まちなかの
にぎわい”創出への
貢献
目標
年間利用者数
年間稼働率
20%以上 1,500 人以上
コミュニティタクシー
2
目標値
①鉄道の利用者数
(JR 宇部線)
区分
目標
現状値
―
デマンドタクシー
8%以上
800 人以上 30%以上
自家用有償旅客運送
8%以上
300 人以上 30%以上
①宇部新川駅における
鉄道の乗降者数
1,767 人 / 日
2,000 人 / 日
②中心市街地における
バスの乗降者数
5,248 人 / 日
5,600 人 / 日
①地域内交通の利用者数
(再掲)
4,064 人 / 年
9,000 人 / 年
3
利用促進、
運行改善による
地域公共交通の維持
10,134 枚 / 年 11,350 枚 / 年
②エコ定期券の販売数
③公共交通の乗り方教室の
参加者数
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947 人 / 年
1,000 人 / 年
計画の推進にあたっては、社会環境や市民ニーズ等の変化に合わせて、最適な施策を実
施していくためにPDCAサイクルを取り入れて、目標の進行管理をします。
具体的には、実施計画の立案・最適化(Plan)、計画的な施策の実施(Do)、目標に対す
る達成度の評価と課題・問題点の整理(Check)、改善策の検討(Action)というサイク
ルで行い、次年度以降につなげながら計画を推進します。
目標に対する達成度の評価については、宇部市公共交通協議会において毎年度行います。
計画の推進における PDCA サイクル
■実施計画立案・最適化
PLAN
立案
■改善策の検討
ACTION
Do
改善
実施
CHECK
評価
■目標に対する
達成度の評価
■課題・問題点の整理
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■計画的な施策の
実施
宇部市地域公共交通網形成計画
2 目標の進行管理
第2 編
第 3 章 目標の評価指標及び進行管理
用語解説
用 語
解 説
インセンティブ
目標を達成するための刺激。誘因。
エコ定期券
下記の区間を 1 乗車 100 円で乗車できる1か月 3,000 円、3 か月
9,000 円の無記名式のバス環境定期券。
事業者名
区 間
宇部市交通局 全路線(特急便を除く)
宇部中央∼小野田公園通、市役所前∼宇部駅
船木鉄道㈱
宇部中央∼際波台、日赤前∼理科大前
サンデン交通㈱ 宇部中央−小野田公園通 経常収支率(%)
経常収益[営業収益(運賃など)+ 営業外収益]
100
経常費用[営業費用(燃料費など)+ 営業外費用]
公共車両優先システム
(PTPS)
路上の光学式車両感知器とバス車載装置間で双方向通信を行い、
バス優先信号制御、バスレーン内違法走行車への警告、バス運行管
国立社会保障・人口問
平成 8 年(1996 年)に厚生省人口問題研究所と特殊法人社会保障
題研究所
研究所の統合によって誕生した厚生労働省に所属する国立の研究
理支援、所要時間表示などをリアルタイムで行うシステム。
機関。人口や世帯の動向を捉えるとともに、内外の社会保障政策や
制度についての研究を行っている。
コミュニティタクシー
地域住民の利便向上等のため車両仕様、運賃、ダイヤ、停留所位置
等を工夫し、一定地域内を路線を決めて定期的に運行するタク
シーによる移動サービス。
自家用有償旅客運送
地域住民の生活交通の確保が一般旅客自動車運送事業(バス・タク
シー)では困難な公共交通空白地域(過疎地域や一部の都市地域)
において、NPO 法人や社会福祉法人等が提供する自家用車による
移動サービス。
(公共交通空白地)
都市計画道路
都市計画法に基づき計画された道路のこと。都市の骨格を形成し、
安心で安全な市民生活と機能的な都市活動を確保する都市交通に
おける最も基幹的な道路。
地域公共交通の活性化
の一部を改正する法律
持続可能な地域公共交通網の形成に資する地域公共交通の活性化
及び再生を一体的かつ効率的に推進するために定められた法律。市
町村等による地域公共交通網形成計画の作成、同計画に定められた
地域公共交通再編事業を実施するための地域公共交通再編実施計
画の作成、同計画が国土交通大臣の認定を受けた場合における同事
業の実施に関する道路運送法等の特例等について定められている。
中山間地域
平地の外縁部から山間地で、国土面積の約 7 割を占めている。傾斜
及び再生に関する法律
地が多いなど農業生産条件は不利だが、国土の保全、水源の涵養な
ど多くの機能を有している地域。
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用 語
デマンド交通
解 説
通常の路線バスのような路線定期の運行ではなく、需要(デマン
ド)に応じて経路や運行時間を変えて運行するタクシー等による
移動サービス。
二次交通
複数の交通機関等を使用する場合の 2 種類目の交通機関のこと。
主に空港や鉄道駅から、目的地までの交通手段のことを指します。
ノーマイカーデー
交通事故削減、交通渋滞緩和、大気汚染抑制等を目的とした自家用
車利用を控え公共交通機関の利用を促す取組。
ノンステップバス
利用者の乗降をより容易にするため、地上から車両の床面までの
地上高が 65cm 以下の車両であって、ステップ(階段)を解消した
ノンステップ型のバス車両。
バスロケーションシス
GPS(全地球測位システム)などを利用して、バスの接近や到着予
測時刻を、バス停留所や携帯電話などに情報提供するシステム。
テム
バス路線台帳
市内のみを運行するバス路線の経常収支率などについて、毎年度
の補助期(10 月∼9 月)の運行実績に基づき、とりまとめた台帳。
パブリック・コメント
計画等の策定課程の公正の確保と透明性の向上を図ることを目的
に、計画などの策定段階において、広く市民に対して計画案などを
公表し、それに対して提出された意見・情報を考慮して行政の意思
決定を行う方法。
バリアフリー
障がい者や高齢者等が、社会生活に参加する上で生活の支障とな
る物理的な障がいや、精神的な障壁を取り除くための施策やその
障がいを取り除いた状態。
モビリティ・マネジメ
渋滞や環境、あるいは個人の健康等の問題に配慮して、自家用車の
利用に頼る状態から公共交通、自転車、徒歩に自発的に転換するこ
とを促す、コミュニケーションを中心とした交通施策。
ント
ユニバーサルデザイン
障がい者・高齢者・健常者の区別なしに、全ての人が使いやすいよ
うされた製品・建物・環境などのデザインのこと。
IC カード
情報(データ)の記録や演算をするために集積回路(IC)を組み込
んだカードのことで、現金を持ち合わせていなくてもバスや電車
を利用できるもので、多様な運賃割引の設定や物販など幅広い対
応が可能なカード。
GPS
Global Positioning System(全地球測位システム)の略。人工衛星
を利用して位置情報を計測するシステム。
DID(人口集中地区)
人口集中地区のことで、人口密度が 40 人 /ha 以上の基本単位区が
互いに隣接して人口が 5,000 人以上となる地区に設定されます。
(1ha( ヘクタール )=10,000 ㎡)
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問い合わせ先
宇部市 総合政策部 政策企画課
〒755−8601 宇部市常盤町一丁目7番1号
TEL 0836-34-8831
FAX 0836-22-6008
E-mail [email protected]
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