平成 27 年度糸満市行政改革推進委員会意見書

平成 28 年 3 月 18 日
糸満市長
上 原
裕 常
殿
糸満市行政改革推進委員会
会長
崎山
正美
委員
田村
磨理
委員
西平
典明
委員
佐藤
仁哉
委員
大城
栄信
委員
青山
喜佐子
委員
平
剛
平成 27 年度糸満市行政改革推進委員会意見書
(第 7 次行革大綱・行革実行プランについて)
平成 27 年度糸満市行政改革推進委員会は、「第 7 次行革大綱・行革実行プラン」につい
て検討し意見を述べることを目的とし、平成 28 年 1 月 26 日に発足し計 4 回にわたり会を
開催し意見交換を重ねてまいりました。
本委員会では、第 4 次糸満市総合計画の「つながりの豊かなまち」を掲げる第 4 次総合
計画の後期計画が平成 28 年度からスタートとする年でもあり、行政改革に本意見書が反映
され歩調を合わせて市民サービスの高い市政運営に寄与していくことを望みます。
第 7 次行政改革大綱(案)では、4 つの基本的な考え方が示されていますので、その順に
沿って意見を申し上げます。
1.協働のまちづくり
協働のまちづくりは今日のまちづくりでは必要不可欠で、行政改革の実践においても重
要です。糸満市におきましては「市民活動支援センター」を設立するなどと県内市町村に
おいても早期の取り組みがなされてきました。それは第 4 次糸満市総合計画前期計画の大
きな成果だと評価しております。後期計画はそれを基盤として具体的に協働の場を広げて
いく努力が必要とされています。
協働は、市民参加という偏った概念ではなく、市民、企業市民、行政市民の三者が立場
に違いを認めつつ、共通する部分で協働をするという極めて多様で柔軟な取り組みを意味
しています。大綱を検討していますと「市民参加」の面が強調されているように思えます
が、本来の協働に近づくために行政の各部署が協働的取り組みを随所に発揮しうるよう再
度、点検されるよう望みます。また、協働の推進の為には情報の双方向性の確保が重要で
あり、情報の公開手法、市民の意見の聴取手法、各部署が所管する各種委員会の効果的開
催とその成果の有効活用などの努力を望みます。
2.迅速な組織運営と人材育成
迅速な組織運営とそれを支える人材育成につきまして、市職員は市民サービスの最前線
に立ち、直接的に市民との接点があるものです。行政改革はともすれば経営のスリム化が
強調されがちですが、改革の根幹は市民サービスの向上を保証した上でのスリム化にあり
ます。気持ちの良い市民サービスの展開は、職員の内発性の向上から生まれてくるもので
す。したがって「迅速な組織運営と人材の育成では、職員の内発性の向上」に視点を置い
た人材育成を計画的に取り組まれ、職員のモチベーションを上げる改革が実践できるよう
具体的方向性を大綱及び実行プランに盛り込まれるよう望みます。
3.財源基盤の確保と効率的運用
安定・自立を目指した財源基盤づくりについて、ふるさと納税制度の拡充を図るなど、
新たな財源確保に努めていますが、主な数値目標の「経常収支比率の改善」は大きく困難
な課題となっています。課題解決には、更なる自主財源の強化、収入を増やすための戦略
的手法が必要となります。
観光政策充実による経済波及、市としての稼得力向上のため企業誘致や企業支援、更に
は既存企業の人材強化、企業同士あるいは第 1 次産業と第 2 次・第 3 次産業間での有機的
結合の強化などが重要かつ効果的であります。企業「数」増加や「質」すなわち企業の潜
在力強化への取り組みも含めて、糸満市に存する「経営資源強化」の目線と戦略の策定並
びに果敢な実行力を発揮するよう望みます。また、「1.協働のまちづくり」にも関連しま
すが、行政と市民の間だけでなく、市民対市民の間のつながりの強化に向けて何をすべき
か、それが経常収支比率の向上にどう影響するかについての認識と検討を望みます。
4.持続可能な行政サービス
大綱では、安定した財政運営を行い、社会情勢の変化に対応し市民ニーズに応え、質の
高い行政運営が求められるとしています。市民ニーズに的確に対応しつつ、最小の費用で
最大の効果をあげるためにも ICT やアウトソーシング等の利活用が求められます。また、
経費の見直し、合理化は行われるべきものとしつつも、その運営に当たっては「迅速、か
つ的確に対応できる組織・人づくり」と密接に結びついた施策の展開を望みます。
最後に前期委員会の意見にも付していましたが、行政改革を有効に進めていくためには、
職員の理解と訓練が必要です。また、第 4 次糸満市総合計画で位置づけられている「横断
的」取り組みは、行政改革において重要な意味を有していると思われますが、各所管が連
携した施策が積極的に進められるよう、職員の浸透も図りながら行政改革運営に取り組ん
でいただきたい。
尚、本委員会の会議における意見については、別紙にも意見・提言としてまとめていま
すので、今後の行政改革を進める上において、参考にして下さい。