提出された意見に対する考え方

浜田市教育振興計画(案)に対する意見と
浜田市及び浜田市教育振興計画審議会の考え方
意
1
見
6 頁:序 論 に お い て 、
『「 子 供 の 育 ち 」
を軸とした 5 つの視点を定め各施策の
浜田市の考え方
「 生 き る 力 」は 、
「 確 か な 学 力 」、
「豊
か な 人 間 性 」、「 健 康 と 体 力 」 の 3 つ の
事 業 実 施 に つ な げ る 』 と あ る な か で 、 要 素 か ら な る 力 で す 。「 豊 か な 人 間 性 」
『( 5) 教 育 に は 「 不 易 ・ 流 行 」 の 部 分
の育成は、ご指摘の「善く生きる」こ
が あ る こ と 。』に お い て 、不 易 と は 何 か
と に つ な が る と 思 い ま す 。施 策 の 柱「 Ⅰ
との説明が不足しているように感じ
学校教育の充実」において、主要施策
る。不易なものとは、子どもの「生き
で あ る 「( 1) 生 き る 力 の 育 成 」、「( 2)
る 力 」な の か 。私 は 、不 易 な も の は「 善
一 人 ひ と り を 大 切 に す る 教 育 の 推 進 」、
く生きる」そのものだと思う。
「( 3) 食 育 と 体 づ く り の 推 進 」 を と お
「 善 く 生 き る 」た め に 、時 代 を 超 え 、 し て こ れ ら の 3 つ の 力 を バ ラ ン ス よ く
国が変わっても、豊かな人間性、正義
育てていくことに努めてまいります。
感 、公 正 さ を 重 ん じ る 心 、自 律 と 強 調 、
思いやり、人権尊重、自然愛、言語、
歴史や伝統、文化を大切にできる「子
どもを育てる」ことが不易であろうと
思 う 。「 生 き る 力 」 を 前 に 出 す と 、「 善
く」が後回しになり、心の荒れた子ど
もたちが生まれかねない。教育振興計
画の中で、ぜひとも「善く生きる」が
子どもたちの中で実現されるよう検討
されたい。
2
計画の中に公民館の役割が計画され
各公民館においては、地域の生涯学
ているが、公民館に配属されている館
習や社会教育の拠点であるとともに、
長や主事への負担がより重くなるよう
まちづくりにとっても重要な役割を担
だ。現在でも館長や主事の皆様は廉価
っております。今後も公民館事業費に
な賃金で多大な活躍をなされている。
ついては、検討してまいります。
ぜひとも、公民館費用を見直されるの
であれば減額とせず、増額して活躍を
応援されたい。
3
100 頁 、 101 頁 :「 Ⅴ 歴 史 ・ 文 化 の 伝
承 と 創 造 」に お い て 、
「( 4)地 域 文 化 の
「 整 備 し ま す 」を「 に つ い て 検 討 し 、
整備します」に修正いたします。
交 流 拠 点 づ く り 」 と し て 、「 ① ( 仮 称 )
浜田歴史神楽館整備事業、②浜田城周
辺整備事業」を「地域文化交流拠点を
整備します」と具体的に組込まれてい
る。実施に移す段階にない事業である
から、
「 浜 田 城 周 辺 整 備 を 検 討 中 」程 度
でとどめるべきではないか。
4
11 頁 、13 頁:各 事 業 の 分 類 に つ い て
自然体験活動については、学校授業の
学校の教育活動でないものは、社会教
中で行うものと社会教育で実施するも
育又は家庭教育に分類した方がわかり
のがあるため、それぞれで掲載いたし
やすい。
ます。
P 11( 1) ③ 自 然 体 験 活 動 の 推 進 は 、
土曜学習については、学力向上と土
Ⅲ 社 会 教 育 の 推 進・郷 育 に
曜日の活動充実の観点から学校教育と
分類される。
社会教育それぞれに掲載いたします。
( 1) ⑦ 土 曜 学 習 支 援 事 業 は 、
親学プログラムの実施については、
Ⅲ 社 会 教 育 の 推 進・教 育 支
PTA等学校との関係と家庭教育支援
援の掲載のみでよい。
に関わるため、学校教育と家庭教育そ
( 1) ⑨ 学 校 支 援 員 配 置 事 業 は
れぞれに掲載いたします。
( 2)特 別 支 援 に 分 類 で き る 。
( 2) ③ 親 学 プ ロ グ ラ ム の 実 施 は 、
Ⅱ家庭教育支援の推進の掲
載のみでよい。
P 13( 1) ④ 自 然 体 験 活 動 の 推 進 は 、
Ⅰ学校教育の充実・郷育に
分類される。
5
16 頁 : 小 中 連 携 教 育 に つ い て
教育大綱の主要事業でも、小中連携
浜田市教育委員会が示しているこれ
ま で の「 浜 田 市 小 中 一 貫 教 育 基 本 方 針 」
教育推進事業となっているが、今後、
には、
『浜田市の小中一貫教育は小中連
一貫から連携にシフトするならば、こ
携を意識的に強化したもの』としてお
れまで取り組んで来た「小中一貫教育
り、いわゆる小中連携教育として取り
事業」をどのように総括したか、どこ
組 ん で ま い り ま し た 。ま た 、平 成 27 年
かで説明してほしい。
に学校教育法の一部が改正され、小中
P 16
図 表 の 中 、学 校 の 欄 の 下 、
「小中
一貫教育を行う新たな校種である義務
一貫」の記載があるが、これは「小中
教育学校の設置が可能となりました。
連携」のことか。
取組内容を一貫から連携へシフトする
ということではなく、浜田市小中一貫
教育を義務教育学校による教育と区別
するため、名称を「小中連携教育」と
しました。
ご 指 摘 の よ う に 、P 16
図 表 中 の「 小
中 一 貫 」は 、
「 小 中 連 携 」に 訂 正 い た し
ます。
6
2 0 頁 、30 頁:感 覚 的 に 気 に な る 表 現
①~③ご指摘の表現につきまして
①「高齢者をはじめとした市民が」→
は、総合振興計画との整合性を図るた
「老若男女誰でも」
め、この表記とさせていただきます。
②「 豊 か な 心 を 創 造 で き る よ う 」→「 豊
④「各教室」に改めます。
かな心を育めるよう」
③「利用者が減少傾向にあり」→「利
用者数をさらに伸ばすために」
④「普通教室」→「各教室」
7
25 頁: ④ 学 力 向 上 総 合 対 策 事 業 に つ
(1) ア ク テ ィ ブ ラ ー ニ ン グ の 視 点 に よ
いて
る学習指導の研究・推進は重要である
( 1)◎ 協 調 学 習( 新 し い 学 び プ ロ ジ ェ
と考えております。アクティブラーニ
クト)の推進については、事業効果を
ングはさまざまなものがあり、その推
検証した上で、
「アクティブラーニング
進については「授業力向上研修」の中
の研究・推進」に進化したほうがいい
に包含されると考えております。協調
ように思う。
学習については、これまでの取組から
( 2)「 算 数 ・ 数 学 」 の 課 題 が 指 摘 さ れ
その手法への理解は広がりつつあり、
る 中 、こ れ に 対 す る 対 策 事 業 が 、
「授業
アクティブラーニングの視点による学
力向上研修」であるならば、その具体
習指導の改善に効果がありました。今
策を明らかにしてほしい。
後もこの手法への理解をさらに広め、
授業実践につなげていきたいと考えて
おりますので、このままの表記にさせ
ていただきます。
(2)「 授 業 力 向 上 研 修 」は 当 面 算 数・数
学と国語の教科を対象とした示範授業
や 講 演 に よ る 研 修 を 考 え て お り ま す 。6
年間の中で対象教科が変わることも考
えられますので、このままの表記にさ
せていただきます。
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①この度のパブリックコメントの手続
きの課題
パブリックコメントの中身に直接関
わることではないが、あえて、意見書
に書かせていただきたく。教育振興計
画は総合振興計画と同様に極めて重要
な 計 画 で あ る 。総 合 振 興 計 画 と 同 様 に 、
各公民館にも計画案を置くべきではな
いかと思う。ましてや公民館は、教育
振興計画のなかでも、社会教育という
極めて広範囲な教育領域を中心的に担
い、社会教育を推進する拠点である。
公民館職員はもとより、運営推進委員
等、できるだけ多くの人が関心をもっ
て、この計画に触れることも、社会教
育の一端である。市民性の教育は当事
者意識をもって、自ら地域課題に向き
あえる人づくりと共に、政策提言力を
もった地域住民の育成も含むべきであ
ると考える。
また、メールでの送付が可能として
いるが、書式がPDFのみとなってい
て 、 市 長 部 局 の も の は 、 Word の 書 式 も
あるのに対して、不親切である。
本当に多くの人に、この計画を見て
もらい、パブコメを求め、よいものに
したいという点で、残念な取り組みに
ご指摘の点につきまして、配慮が不
足していた点につきましては大変申し
訳ございませんでした。
いただいたご意見は、今後に生かし
ていきたいと考えております。
なっていることを指摘しておきたい。
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②本計画と下位の各推進計画について
下位計画につきましては、それぞれ
本計画は、浜田市の教育のマスター
の取組の態様、規模等に応じ、個別に
プランとなるが、これに対する各ジャ
ンルでの下位の基本計画や推進計画と
いうものが、現存したり、あるいは期
限が切れてこれから策定にはいるもの
があるかと思う。またこれまではなか
った下位の計画も、今後きちんと整備
していく必要性を感じるものもあるか
と思う。よって下位の計画は重要であ
る。
本計画がめざすところをいかに実現
していくか、そのためにどのような下
位の計画がつくられ、推進されるべき
なのか、議論、整理し、予定を明らか
にするべきであると思う。一般に下位
の計画では、当計画との整合性といっ
た図が出てくるかと思うが、当計画に
おいても上位から下位の計画を示すべ
きではないかと思う。思いつくところ
でも、以下のような下位計画が今後、
策定されるのではないか。
社会教育計画
公民館における社会教育の推進、
まちづくりを支援する学びの視点
等
はまかつの推進計画
家庭教育支
援、学校支援、放課後支援、郷育
子ども読書推進計画や中央図書館の
建設時策定をした基本計画のその後
の見直し・計画
スポーツ振興計画
人権同和教育等
策定の有無を判断してまいります。