地籍調査支援システム 特記仕様書

地籍調査支援システム
特記仕様書
添田町役場
道路整備課
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第1章 総則
(業務の目的)
第1条 添田町が実施している地籍調査事業事務の電算処理にあたり、現状にあった最新システ
ムに移行することで、住民への迅速な対応を行うとともに、より一層の事業推進の円滑化、効
率化、経費節減を図ることを目的とする。
(準拠する法令等)
第2条 本業務の実施にあたっては、本仕様書によるほか下記の関係法令等に準拠して行うもの
とする。
(1) 国土調査法(昭和 26 年6月1日法律第 180 号)
(2) 国土調査法施行令(昭和 27 年3月 31 日政令第 59 号)
(3) 地籍調査作業規定準則(昭和 32 年 10 月 24 日総理府令第 71 号)
(4) 地籍測量及び地積測定における作業の記録及び成果の記載例(平成 20 年 11 月改訂)
(5) 地籍図の様式を定める省令(昭和 61 年 11 月 18 日総理府令第 54 号)
(6) 地籍簿の様式を定める総理府令(昭和 53 年 3 月 25 日総理府令第 3 号)
(7) 「地籍図及び地籍簿の補正要領」の制定について(平成 14 年 3 月 14 日国土国第 596 号
国土交通省土地・水資源局国土調査課長通知)
(8) 「地籍調査成果の数値情報化実施要領」の制定について(平成 14 年 3 月 14 日国土国第
594 号国土交通省土地・水資源局国土調査課長通知)
(9) 「数値地籍情報の記録形式等について」の制定について(平成 14 年 3 月 14 日国土国第
595 号国土交通省土地・水資源局国土調査課長通知)
(10)不動産登記法
(11)添田町財務規則
(12)その他地籍調査必携記載の関連法令及び通達
(疑義)
第3条 本仕様書の記載なき事項及び疑義が生じた場合は、添田町(以下「委託者」という。)
と受託者が協議の上、受託者は委託者の指示に従い業務を遂行するものとする。
(契約)
第4条 本システムの導入に当って委託者と受託者は 5 年間のリース契約を締結するものとする。
(納入検査)
第5条 委託者は、受託者決定の後、本仕様書及び機能表に沿った納入物検査を行い、内容がこ
れらに満たないと判断する場合には、受託者は責任者出席の上で説明及び顛末書の提出を行い、
対策が講じられない場合には契約期間中においても、当契約は無償で破棄されるものとする。
また、これにかかる機器等の撤去費用については受託者が負担する。
(損害賠償)
第6条 受託者は業務遂行中生じた諸事故に対して一切の責任を負い、発生原因・経過・被害内
容の状況を報告し委託者の指示に従うものとする。
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(瑕疵担保責任)
第7条 受託者は本業務の成果品に瑕疵または隠れた瑕疵がある場合は、その瑕疵を修正する義
務を負うものとする。
(入札参加資格)
第8条 本業務の入札に参加を希望する者は、以下の資格等を取得しているものとする。
(1)社団法人日本国土調査測量協会の会員であること。
(2)ISO27001及びプライバシーマークを取得していること。
※上記、資格等の資料については入札参加申請の際に提出し、委託者の承認を得るものとす
る。承認を得た者に対し、入札参加資格を通知する。
(守秘義務)
第9条 受託者は、委託者が貸与する一切の資料や情報を紛失・漏洩することのないよう、ま
た盗難等事故のないよう、その取扱いには十分に注意するとともに、万全の管理体制で実施す
るものとする。
第2章 業務内容
(システムの構築)
第 10 条 受託者は本仕様書の導入目的に適応するシステムを構築するものとする。尚、作業に際
しては、委託者の業務に支障をきたさないよう、全て受託者の責任において稼動まで完了させ
るものとする。
ハードウェア、ソフトウェアの仕様については第3~5章に定めるものとし、提案するシステ
ムについては各社保有する最新のシステムを提供するものとする。
(データ移行)
第 11 条 受託者は、委託者から提供される下記データ一式につき、期限内に新システムへ間違い
なくセットアップするものとする。
(1)地籍図データ:フォーマット 2000 若しくはシーマ形式で提供
①
調査後4,722筆(平成11年度~平成26年度調査地区)
(2)事務支援データ:CSV形式データ及び地籍簿を貸与
①
調査前1,633筆(平成26年度~平成28年度調査地区)
②
調査後1,416筆(平成25~平成27年度調査地区)
(システム設置環境)
第 12 条 システム設置について、受託者は、第3章、第4章に定めるシステム一式を指定の場所
(道路整備課内)に設置すること。また、周辺機器(プリンタ等)については役場既存の機器
を使用するため、受託者のほうで接続作業一切を行うものとする。なお、作業に必要なプリン
タドライバ等は委託者のほうで準備するものとする。その他詳細については委託者・受託者が
協議をして決めるものとする。
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(システム保守)
第 13 条 システム保守については別契約において交わすものとし、
受託者はこれにより委託者が
スムーズにシステムを運用できるよう誠意を持ってサポートするものとする。保守サポートに
ついては第3者を通さず契約元が直接対応する事を基本とする。
システム保守の内訳は以下のとおりとする。
(1)システム操作サポート・・・電話、FAX、メールのほか、人事異動など委託者の要請
に応じ現地訪問でのサポートも実施する。
(2)システムトラブル対応・・・緊急度に応じて電話、現地訪問等、保守期間中の回数に制
限を設けずに対応する。
(3)代替機手配・・・どうしても現地での復旧が困難な場合には、受託者がリース機器と同
等の代替機を手配し、一時設置する。
(4)システム定期点検・清掃・・・年間2回の定期訪問を行い、リース機器の内部清掃、動
作確認等を行う。
(5)システムバージョンアップ・・・随時実施するものとし、準則改正等は無償で対応する。
第3章 地籍調査支援・管理システム
(概要)
第 14 条 本システムは地籍調査事務支援ソフト、調査素図・調査図ソフト、地籍図ソフトからな
り、地籍調査の準備、地籍調査に必要な帳票及び図面の作成(E 工程)から、認証、地籍簿案・
地籍図案を登記(H 工程)するにおよぶ地籍調査事務全般を支援するシステムとして、次の各
機能を有すること。
Ⅰ.基本機能(地籍調査事務支援、調査素図・調査図、地籍図ソフト共通)
(1)連動機能
事務支援ソフト、調査素図・調査図ソフト、地籍図ソフトは完全に連動しており、各ソフ
トを個別に立ち上げる必要がなく切り替えができること。
(2)インデックスマップ機能
初期画面で調査計画図(地形図等)から調査地区を選択する事ができること。
(3)セキュリティ機能
①
システム起動時にログイン・パスワードを入力し、ユーザ認証が行えること。
② システム管理者のメッセージをログイン画面上で表示できること。
③ 各種データにアクセス可能なユーザの追加、削除、ユーザ名設定ができること。
④ ユーザに対して管理者・一般ユーザの区分が行えること。データアクセス制限及び印刷
許可、データ出力許可を設定できること。
(4)バックアップ・リストア機能
データのバックアップ、リストア機能を有すること。
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① バックアップする際には、バックアップするデータをファイル単位で選択できること。
選択する際には、前回バックアップした時点から変更があったファイルかどうかが判断
できる機能を有すること。
② リストアする際には、新規登録、上書き登録を選択できる機能を有すること。
(5)データ入出力機能
下記のデータ形式での入出力ができること。また、図形出力においては全体の出力だけで
はなく、画面上でマウス指定した範囲での出力もできること。
① 入力データ形式(地図)・・・地籍フォーマット 2000、SIMA、地図 XML(法務局対応)
② 入力データ形式(属性)・・・CSV(属性情報)
③ 出力データ形式(図形)・・・地籍フォーマット 2000、SIMA
④ 出力データ形式(属性)・・・CSV(属性情報)、国土調査登記情報ファイル(法務局対
応)
Ⅱ.地籍調査事務支援ソフト
(1)基本機能
事務支援データは年度・地区単位で管理できること。複数地区ある場合は、年度グループ
内で管理できること。
(2)属性管理機能
地籍調査事務支援データの属性管理として、所在、地番、重複地番、地目、地積、所有者、
管理者、共有者、相続人、異動項目、調査図番号、地籍図番号、立会情報、内外地目(制
限なく複数)、内外地積(制限なく複数)、調査区域外、自由項目の管理ができること。ま
た、これらの項目は画面上表示・非表示の設定が簡単にできること。
(3)検索機能
地番を地番一覧表・所有者一覧表・管理者一覧表から検索できること。また、検索した所
有者・管理者を選択すると該当の人物が所有・管理している地番一覧が表示され、その一
覧表から地番の選択ができること。
(4)調査前データの入力、修正機能
①
調査前データの入力
課税データ、及び法務局の登記情報をCSV形式で直接取り込むことが出来ること。取
り込んだデータをエクセルの一覧表上で修正ができること。
また、直接、一筆毎に地番情報の追加入力、修正ができること。地番入力時において
所有者の追加が必要な場合は、別途所有者ファイルを開かなくても所有者の追加が簡単
にできること。
②
相続人情報の入力
ある所有者が複数の土地を所有する場合、ある筆に相続人情報を入力すれば、その他の
選択した筆にも同じ相続人情報を複写入力できること。相続人情報を入力した場合、そ
の相続人に対し各種帳票(立会い通知、名寄せ等)を出力するかどうかの設定ができる
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こと。
(5)相続人調査支援機能
① 相続人情報入力
調査地区における相続人調査について、被相続人に対する相続人情報を入力すること
ができること。この入力の場合、所有者マスタに既に登録されている人についてはマ
スタから参照入力し、存在しない人については随時追加ができること。
② 相続人照会文書の発行
市内・市外への相続人の戸籍等の照会についての文書が出力でき、発送履歴の管理が
できること。
③ 相続関係図の出力
相続人・被相続人の関係を入力しておくことで、相関図の作成・出力ができること。
また、一旦作成した相関図については、以降の調査においていつでも参照・利用する
ことができること。
(6)調査後データの入力機能
①
異動項目の入力
調査後の異動項目を一覧表からマウスで選択、入力できること。異動項目の種別にした
がって異動の年月日、異動の相手地番等の情報を入力する画面が表示されること。(例:
地目変更を入力すると地目変更日の入力画面が表示される、筆界未定を選択すると筆界
未定の相手地番を入力する入力画面が表示される)
②
異動項目のチェック
異動項目を入力したにもかかわらず、その異動項目に見合う調査後の情報が変更されて
いない場合、その旨のメッセージが表示され、入力漏れを防げること。特に合筆を行う
場合、所在・地目・所有者・抵当権等の合筆条件のチェックが行えること。また、地目
変更、所在変更といった異動項目を入力した場合、調査前後の地目、所在のチェックを
行えること。
閲覧前などに、全ての異動内容のチェックを行う事ができ、上記のように論理的に矛盾
する処理を行った筆の抽出ができ、画面上一覧表示されること。
(7)帳票の出力
すべての帳票はEXCELの様式に出力する機能を有し、印刷前にはプレビュー画面で
確認でき、その時点で修正もできること。また、帳票を出力する際の出力順番、出力す
る範囲等の条件を各種設定できること。尚、出力できる代表的な帳票は次の通りとする。
縮尺決定のための筆数調書 地番一覧表 土地所有者一覧表 土地管理者名簿 調査前
通知先一覧表 受付票 説明会欠席者一覧 名寄帳 地籍調査票 共有者氏名表調査票
立会日程表 通知書 地籍簿 所有者名寄せ 管理者名寄せ 所有者毎地籍調査結果閲
覧確認調書 管理者毎地籍調査結果閲覧確認調書 一筆調査集計表 実施地区面積別筆
数表 地区別地目別集計表
不存在地等調書 不立会地調書 地目別筆数面積変動表等
調書 筆数変動一覧表 住所不明所有者等調書 地籍調査票綴等
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(8)要約書との照合機能
法務局登記持ち込み前などに、改めて要約書CSVデータを入手することで、初期に入
手した要約書CSVデータとの照合をかける事ができ、初期時点から追加・変更のあっ
た内容についてExcel上で確認ができること。
(9)データ入出力機能
① 入力されているデータはCSV形式で出力できること。
② 調査後データを「国土調査登記情報ファイル」で出力できる事。
Ⅲ.調査素図・調査図ソフト
(1)調査素図データ作成(公図データ入力)機能
公図をスキャナで読み込み公図画像をマウストレースすることにより簡単に素図データ
を作成する事が出来ること。また、法務局の地図XMLデータを取り込めること。
(2)地籍調査事務支援データとの連動機能
① 調査素図データができた時点で地籍調査事務支援の調査前データと大字・小字・地番を
キーに連動ができること。地籍調査事務支援上の地番から該当の調査素図を検索・表示
ができること。逆に調査素図作成上の地番から地籍調査事務支援の地番を検索できるこ
と。
② 調査素図上に所有者、地目、地積等を選択して表示出来ること。
③ 調査素図上に同一者マーク、×マーク等調査素図を作成するのに必要な記号を入力でき
ること。
④ 立会日程計画を調査素図上から入力でき、その内容が地籍調査事務支援データに反映で
きること。また、立会いの状況が自動着色機能により判別できること。
(3)調査図データ作成機能
① 調査素図データを背景に調査後の点番、結線データの入力ができること。
② 点番の入力に当っては点番号の自動昇順機能を有していること。また、点番の杭種等の
管理が出来ること。
③ 調査素図と同様に調査図データができた時点で地籍調査事務支援の調査後データと大
字・小字・地番をキーに連動ができること。
④ 地籍調査で得られた情報を調査図上に残せるようにレイヤの追加ができ、そのレイヤ上
に文字情報、地図情報の作成ができ、管理ができること。
(4)調査素図、調査図出力機能
① 調査素図、調査図が作成できること。
② 作成に際しては、様式、縮尺、印刷条件の設定ができること。また、筆の中に印刷する
情報を地番、地目、所有者名、登記権等選択して設定できること。
③ 図面作成に当っては、縮尺と用紙のサイズを指定することにより画面上作成可能範囲の
枠が表示されること。また、枠は任意に回転できること。
④ 図面作成の際には、文字と筆界線、文字同士が重ならないように文字の自動配置ができ
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ること。また、文字の角度や大きさも筆の形状や大きさ対応すること。どうしても筆形
状内に印字できない場合は、欄外に自動抽出できること。
⑤ 必要に応じて地目、所有者等によって色分けができること。
⑥ 画面上指定した箇所を切り取り Word、Excel に貼り付けること(クリップボード機能)
ができること。
(5)帳票の出力機能
すべての帳票はEXCELの様式に出力する機能を有し、印刷前にはプレビュー画面で
確認できること。また、帳票を出力する際の出力順番、出力する範囲等の条件を各種設
定できること。尚、出力できる代表的な帳票は次の通りとする。
字別集計表
表
地番一覧表
所有者一覧表
世帯一覧表
調査図番号一覧表
杭種別集計
等
Ⅳ.地籍図ソフト
(1)地籍測量成果の入力機能
① 地籍測量成果を SIMA フォーマット、地籍フォーマット2000で入力して地籍図データ
を作成できること。
② 取込む際には事前にビューワ機能やフォーマットチェッカーが起動し、データにエラー
が無いかどうかの確認が簡単にできること。
③ SIMA フォーマットで入力する場合は、入力する際にファイル毎に大字・小字の設定がで
きること。
④ SIMA フォーマット入力する場合は、入力後に地籍図郭、精度区分、調査年月、測量年月
等の設定ができること。
(2)事務支援データ・調査図との連動機能
① 地籍図データを作成した時点で地籍調査事務支援の調査後データと大字・小字・地番を
キーに連動ができること。また、地籍図データの地番と地籍調査事務支援の地番の突合
ができること。不一致地番についてのリストを出力できること。
② 筆界未定地の構成地番が事務支援データから反映できること。
③ 地籍図データから地籍図番号、測量後の地積を地籍調査事務支援データに自動的に取り
込めること。
④ 調査図データとの点番照合が自動ででき、不一致の点番リストを出力できること。
⑤ 地籍図上に地籍調査事務支援の調査後の地目、所有者、地積を選択して表示できること。
⑥ 地籍調査事務支援の調査後データを変更した場合、自動的に地籍図データの属性データ
も自動的に変更できること。
⑦ 地籍図データのみの修正の場合、必要に応じて事務支援との連動を解除できること。
(3)帳票の出力機能
すべての帳票はEXCELの様式に出力する機能を有し、印刷前にはプレビュー画面で
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確認できること。また、帳票を出力する際の出力順番、出力する範囲等の条件を各種設
定できること。尚、出力できる代表的な帳票は次の通りとする。
字別集計表
地番一覧表
番毎座標値一覧表
座標表
求積表
図郭座標値一覧表
共有者地番一覧
共有者構成表
現地確認不能地一覧表
座標点一覧表
基準点一覧表
路線一覧表
路線別基準点
大字別地籍測定成果簿
小字別地籍測
外周構成点一覧表
地
定成果簿 地番別地籍測定成果簿
(4)検索機能
①
地番を大字・地番、所有者から検索できること。
②
各種条件(地目、所有者、面積等の条件の組合せ)から該当の地番を検索できること。
③
住宅地図から該当の地籍図を検索できること。
(5)表示機能
① 地籍図に対し航空写真図、地形図等を重ねて表示できること。並べて表示できること。
② マウスで拡大・縮小が簡単にできること。
③ 画面上表示縮尺を指定できること。
④ 地目、所有者、地積等の条件で色分け表示ができること。また、色分けは複数の条件で
指定してできること。
⑤ 画面上、筆界の中に表示できる項目(地番、地目、所有者等)を選択できること。
(6)属性管理機能
① 筆属性として次の項目が管理できること。
所在地番・所有者・管理者・共有者・管理者・登記地目・登記面積・計算面積・筆状態
区分・登記年月日・現況地目・図面縮尺・地図番号・自由項目・複数のファイリングデ
ータ
② 筆界点属性として次の項目が管理できること。
点番名・杭種・X・Y座標・標高・日本測地座標・複数のファイリングデータ
③
基準点属性として次の項目が管理できること。
点番名・杭種・X・Y座標・標高・日本測地座標・複数のファイリングデータ
④ 各属性データについては、マウス等での範囲指定により一括変更できること。例えば筆
属性については所在の一括変更、筆界点や基準点属性については種別や材質の一括変更
など。
(7)図面作成機能
① 集成図、一筆図、地積測量図、地籍図等の図面が印刷できること。
② 図面作成の際は、縮尺と用紙のサイズを指定することにより画面上作成可能範囲の枠が
表示されること。また、枠は任意に回転できること。
③ 図面作成の際は、文字と筆界線、文字同士が重ならないように文字の自動配置ができる
こと。また、文字の角度や大きさも筆の形状や大きさに適応すること。どうしても筆形
状内に印字できない場合は、欄外に自動抽出できること。
④ 筆界点番号図出力の際には、点番号が重ならないようにシミュレーションできること。
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⑤ 集成図作成にて筆内に筆属性を描画させる際、個人情報保護の観点から、指定した筆に
のみこれらの情報を描画できること。
⑥ 一筆図形、地積測量図で筆界点番号を描画する際、この点番号の密集を回避するため、
測量点番を任意点番に振り替えて描画できること。
また、振り替えた任意点番と測量点番の関連については座標値一覧表で確認できること。
⑦ 上記一筆図形、地積測量図に記載する基準点の座標値一覧表についてはXY座標のほか、
標高についても出力できること。
⑦
画面上指定した箇所を切り取りWord、Excelに貼り付けること(クリップボー
ド機能)ができること。
(8)帳票作成機能
以下の帳票が作成・出力できること。
地番一覧表、地目別地番一覧表、所有者名寄せ、管理者名寄せ、地目別集計表、字別集
計表 等
(9)異動修正機能
①
異動修正機能として分筆、合筆、地図訂正、表題登記、所有権移転機能を有すること。
②
分筆は、公共座標値入力・辺長指定・マウスによる分筆処理ができること。複数筆を同
時に分筆でき、分筆処理後の計算面積を隣接筆も含めて、更新前に確認・修正ができる
こと。
(10)履歴機能・土地台帳管理機能
異動処理を行った場合は、1筆毎に土地台帳に準じた形式で履歴を残すことができるこ
と。分筆、合筆等の図形の異動についてはその筆形状および座標値の履歴も残すことが
できること。
(11)測量計算ソフト機能
① 既存の点を使用して交点計算、トラバース計算、逆トラバース計算等の計算機能を有し
ていること。
② 測量計算で求めた結果を地籍図データ上に反映でき、地籍図データの加工・編集が簡単
にできること。
(12)データ入出力機能
① 地籍図データをSIMAフォーマット、地籍フォーマット2000で入出力できること。
② 属性データをCSV形式で入出力できること。属性データを入力する際には、既存のデ
ータに対して上書きし、そのまま選択できること
第4章
ハードウェア
(ハードウェア)
第 15 条 本業務で導入するハードウェアについては以下の仕様を満たすこと。
(1)デスクトップパソコン
2台
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CPU
: Core i5 6500 vPro 4 コア/3.20GHz 6MB 以上
メモリ
: 8GB 以上
HDD
: 500GB 以上
OS
: Windows 8.1 Professional(64bit)以上
Office
: Personal 2016
24 インチ液晶モニタ・キーボード・マウス
(2)無停電電源装置(ラック対応型)
1台
1.0KVA 停電時 5 分以上稼働
(3)その他ネットワーク機器一式
第6章 納入品
(納入品)
第 16 条 本業務の納入品は次の通りとする。
(1)ハードウェア
デスクトップパソコン
2台
無停電電源装置
1台
ネットワーク機器
1式
(2)ソフトウェア
1.地籍調査支援・管理システム
2セット
内訳 : 事務支援ソフト、調査素図・調査図ソフト、地籍図ソフト
2.ウィルス対策ソフト(リース期間内更新込) 2ライセンス
第7章 見積内容
(見積内容)
第17条 見積額には以下の内容を含めること。
(1)ソフトウェアおよびハードウェアの金額
(2)導入・設置費用
(3) 既存システムからのデータ移行費用
(4)その他システム導入に際し必要な経費
見積書(入札書)には上記(1)~(5)までを5年間リースした場合の総額リース料(消費
税別 保守は含まない)を記載するものとする。
以上
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