14 温故知新!芸術のまち小平めぐり事業 企画提案者 : 小平市観光まちづくり連絡会準備会 自 治 体 : 小平市 事業実施者 :(株) JTBコーポレートセールス 対象地域 : 小平市 ※スタンプ台紙のスタンプ数が多いほどガラポンの回数を増やし、当選確率を高めることで回遊率を高める仕掛けとした。 現状・課題 小平市内には文化・芸術に関する施設が豊富に点在しているが、各施設とも見学が主であり来訪者が主 体的に取り組んで体験できるソフトが不足している。そこで、小平市内のグリーンロード周辺に古き良き時 代の施設と現代アート施設での様々な体験を通じて、来訪者が小平市の新たな魅力に気づき、市内を丸ご と芸術の街にするような取組を醸成することで旅行者数の増加に繋げていく。 実施内容 ❶アートに関する地域資源の整理 ※ ( )内は管理運営者名 東京都薬用植物園(東京都健康安全研究センター) 、ふれあい下水道館(小平市)、平櫛田中彫刻美術 館(小平市)、文化学園大学(学校法人文化学園)、ガスミュージアム(東京ガス㈱)、小平ふるさと村((公 財)小平市文化振興財団)、なかまちテラス(小平市)、ブリジストンTODAY (ブリジストン) ❷具体的な実施内容 ①10 月の小平市民まつりにおいて来訪者ニーズ調査(地域資源の認知度・来訪経験・来訪手段・体験 プログラム内容および料金、観光情報入手経路等)を実施。 ②各スタート地点(花小金井駅、小平駅、東大和駅)で周遊マップ兼スタンプ台紙と参加者IDストラップを 受取り、8施設を訪問し、見学スタンプ・体験スタンプを集めてガラポンに挑戦する1DAYフェスタを実施。 見学スタンプ 体験スタンプ ガラポン回数 3個 1個 1回 5個 1個 2回 8個 1個 3回 ※景品 球色 商品項目 赤色玉 折りたたみ自転車(2 台) 2 青色玉 小平丸ポストお茶缶(20 個) 20 緑色玉 小平ブルーベリーワイン(20 本) 20 黄色玉 こげら和風サブレ 1 個(300 個) 300 白色玉 ちびサンダー 500 東京都薬用植物園 ふれあい下水道館 平櫛田中彫刻美術館 文化学園大学 ガスミュージアム 小平ふるさと村 なかまちテラス ブリジストンTODAY 園内ガイドツアー(20名 3回) 体験スケジュール 11:00 ∼ 11:30、13:30 ∼ 14:00、 漢方薬原料植物区、ケシ•アサ試験区など 15:00 ∼ 15:30 好きなエリアを自由に散策 ①下水道のこと何でも講座(30 分)30 名 5 回 ①10:30 11:00、11:30 ②特別アレンジ「デザインマンホール蓋 12:00、13:30 14:00、14:30 写真展」 15:00、15:30 16:00 ② 随時 ①ブロンズ粘土作り体験(90 分)15 名 2 回 ②学芸員による参加者限定案内体験(30 分) る資料室や体験室を自由に見学。 日本近代彫刻界の巨匠、平櫛田中の終焉の 15:00 旧住宅も併設し、その収蔵品はもとより ② 随時 平櫛田中の世界を見学。 11:00 11:40、13:30 14:10、 20 名 3 回 15:00 15:40 最大 15 名が随時、入れ替え制 地上 2 階∼地下 5 階まで、下水道に関す ①10:30 12:00、13:30 革小物 ( コースター )」作り体験(40 分) エコ体験「ネイチャークラフト」作り(30 分) 見学内容 10:30 16:30 の間、随時 (受付は 16:00 迄) 「文化舞台衣装資料館」の衣装展示や服飾 資料室では、ファッションショー映像や歴 代コスチュームを見学。 「ガス灯館」 「くらし館」と 2 つの洋館に展 バス停留所 ゴール・景品配布会場 数量 ❶来訪者増加効果 ①定員 280名に対し、多くの応募者があった。 ②全8施設周遊型のスタンプラリーを実施する ことで、小平市民であっても初めて訪問する 施設も多く、新規来訪者の増大に繋がった。 東京都薬 用植物園 体験内容 文化学園大学 声小物づくり体験 成 果 【1DAYフェスタで周遊する8地点】 地域資源名 ガスミュージアム ふれあい 下水道館 平櫛田中彫 刻美術館 文化学園 大学 受付場所 定員 応募者数 当選者数 参加者数 花小金井駅 100 名 136 名 120 名 106 名 小平駅 90 名 125 名 106 名 92 名 東大和市駅 90 名 118 名 112 名 87 名 合計 280 名 379 名 338 名 285 名 ガスミュー ジアム 小平ふる さと村 なかまち テラス ブリジストン TODAY 合計 一人平均 訪問数 体験者数 13 名 34 名 15 名 60 名 43 名 150 名 42 名 55 名 412 名 1.45 施設 来場者数 203 名 148 名 178 名 164 名 151 名 176 名 181 名 154 名 1,355 名 4.75 施設 ❷PR効果 ①来訪者がアートという視点で各施設で体験・見学をすることで、小平市がアートの集積地であるという 認識が高まった。 ②テレビ、ラジオ、インターネット等の多くのメディアに掲載した。 ❸テーマ別回遊マップの制作 ①1DAYフェスタの8つの施設に、武蔵野美術大学美術館を追加し、公共交通を利用した以下の4コ ースを設定しマップを制作。コースは、アート満喫コース(美術館めぐり) 、温故知新!デザイン建築満 喫コース、楽しく学ぼう産業観光コース、植物とふれあう癒しの散歩コースの4コース。 示された様々なガスに関わる映像や展 示物を自由に見学。 ①昔あそび体験(30 分) ① 随時 各ゾーン毎に江戸時代の家が再現され、各 ②小平煮だんご試食体験と粉ひき実演 250 食 ②10:30 ∼ 14:30 家には生活用品等も展示されている。 妹島和世氏の設計「なかまちテラス」ガイド 10:30 11:10、13:30 14:10、 建築物として、その構造やデザインを開館 付き館内めぐり (40 分)30 名 3 回 15:30 16:10 前に見学。パネル展示あり。 ガイド付き館内見学ツアー(30 分) 10:30 11:00、13:30 14:00、 40 名 3 回 15:00 15:30 地下 1 階∼ 3 階に展示のゴムやタイヤにつ いて実物や説明パネル、映像等を自由に見 課 題 ①1DAYフェスタ開催時期(2 月)以外にも、季節限定のアーティスティックな催し(クリスマスイルミネ ーション、学園祭巡り等)と連携することで魅力が増す。 ②回遊マップを活用して各自で巡るだけでなく、知見をもったガイドによる案内制度ができると来訪者が増大する。 学。 今後の展開 ③無料シャトルバス(5台)の運行 ・参加者の集合出発地を市内の主要3駅(小平駅、花小金井駅、東大和市駅)からシャトルバスを出 発させ、ゴールの小平駅まで終日、運行管理する。 ・各施設のバス停留所を他の交通の妨げにならないように考慮した。 ④イベント告知用ポスター、チラシを制作し、参画施設および公共施設(市役所、公民館、図書館等) に配布するとともに、西武鉄道3駅にポスター駅貼り。また、 FM西東京のラジオ番組内で紹介。 50 ①組織体制については、小平市観光まちづくり連絡会準備会の理事会において本事業を推進できるよう に合意形成の場としていく。 ②本事業で作成したアート回遊ルートマップを小平市内の西武鉄道各駅に掲出し、 より多くの市民等にPRを図る。 ③本事業で開発したアート回遊ルートの実踏会を開催する。 ④観光ボランティアガイドを養成し、資格制度の創設を検討していく。 51
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