9 中野のお宝発掘総選挙事業 企画提案者 :(株) リビングくらしHOW研究所 自 治 体 : 中野区 事業実施者 :(株)サンケイリビング新聞社 対象地域 : 中野区 現状・課題 成 果 「中野」のイメージは、サブカルチャーのイメージが強く、近年は中野駅の駅前再開発で駅周辺の賑わい ❶中野のお宝発掘総選挙 が増大している。昼間の人口は約 2 万人増加しているが、その増加も中野駅周辺に一局集中しており、中 投稿コメントは、 「まるっと中野」サイト上の各認定観光資源の紹介ページに継続して掲載されており、 野区全体への回遊が進んでいない。 本事業で行った総選挙の声が資源の魅力をPRしている。 大きな観光資源のない山の手地区の「中野区」には、文化・歴史・都市開発の 3 本柱がしっかり存在し ❷外国人中野ファン ており、2014 年 2月には中野区の都市観光を推進することを目的として 「中野区認定観光資源」 を認定した。 外国人視点での情報発信の核となる人材を確保することができた。今回協力いただいた外国人中野ファ しかしながら、この認定観光資源は区内・区外への周知が進んでおらず、中野区の都市観光を発展させる ンは引き続き、活動を継続。 うえでも、認知の向上に努める必要がある。 ❸中野のお宝ガイドブック また、中野区内に大学が増え、それと同時に大学の誘致により留学生が増加しており、在留外国人は 1 万 お宝発掘総選挙・外国人中野ファンを通して新たな中野 人に上る。在留・来街外国人は増加しているものの、区内観光(回遊・消費)に結びついていないことから、 の魅力を一つにまとめた冊子を作成することができた。 もっと外国人に PR する必要性がある。 実施内容 ❶中野のお宝発掘総選挙 総選挙内容:a)参加者が認定観光資源を訪れ、感じた魅力・写真などを投稿 b)投稿を一票としてカウント、ランキング形式でサイト上に公表 課 題 c)期間内で得票の多かった観光資源を1∼ 10 位までサイト上で発表 d)参加者に対し、インセンティブグッズをプレゼント ❶中野のお宝発掘総選挙 a)認定観光資源 8 ジャンル計 129 件すべて対象として行ったため、投票対象が多岐に渡り、投票数の ハードルを上げ、投票数の伸び悩みにつながった。 b)11 月∼ 1 月という寒い時期の実施ということも投票数の伸びなかった一因と考えられる。 ❷外国人中野ファン a)学生に片寄ってしまった。社会人や永年在住者などバラエティに富んだ人材が必要。 b) 「まるっと中野」サイトへの記事UPだけでなく、facebook, インスタグラムなどの他ツールへの拡散 施策も今後検討していく必要がある。 ❸中野のお宝ガイドブック 区外の方が目にする場所にも設置・配布すべきであった。 今後の展開 ❷外国人中野ファン募集 ❶中野のお宝発掘総選挙 内 容:a)区内在住・在学もしくは中野に興味があるという外国人を募集 継続展開として、認定観光資源のジャンルごと、もしくは地域別でのシリーズ展開を検討。 b)募集方法は、サンケイリビング新聞メディアや、中野区団体(大学・中野国際交流協会)へ 実施時期は外出しやすい春・秋での展開が望ましい。また、区内関係団体への周知と協力要請を事前に 協力依頼 行い、話題化と地域住民の機運醸成を図る。 c)座談会を開催し、記事UP方法や中野のイベント・日本のイベントについて討議 ❷外国人中野ファン d)中野区都市観光サイト「まるっと中野」へ中野の興味をもったイベント、お店の記事をUP 外国人中野ファンによる情報発信の継続と、恒常的な募集・採用を行っていく。また、記事UPと連動 した他ツール(facebook, インスタグラム)の活用を検討。 ❸中野のお宝観光ガイド BOOK 作成 ❸中野のお宝ガイドブック 上記 1.2 の取り組みを反映した冊子「中野のお宝観光ガイド BOOK」を作成 中野区へアクセス良好な沿線(JR 中央線・西武線・東京メトロ丸ノ内線)の各駅への設置交渉を行って いく。 40 41
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