未来研究イニシアティブ・グループ支援事業(27年度) 量子インターフェース研究企画グループ 代表:井元信之 基礎工学研究科 物質創成専攻 教授 趣旨 HomePage 量子力学や統計力学を積極的に利用する情報処理は絶大な潜在能力を有すると ともにサイエンスとしても未開拓の新天地が広がっているため、精力的に研究が進 められている。しかし様々な科学技術の掛け合わせが必要なこのような新パラダイ ムは、従来のように物性、デバイス、物理理論、情報理論ごとに行われてきた独立 的な専門研究だけでは、その潜在能力を十分に開花させることはできない。本グ ループはこれらの異分野間の人的インターフェースをとることにより、システム全体 として必ず要求される異質の技術や異質のデバイス間のインターフェース技術の 開拓に繋げ、ごく近未来に必要となる分野のハイブリッド化を阪大から発信し促進 することを目指す。 メンバー u 基礎工学研究科 物質創成専攻 井元信之 教授(代表),鈴木義茂 教授,水落憲和 准教授, 山本俊 准教授,生田力三 助教 システム創成専攻 北川勝浩 教授,田中歌子 講師,根来誠 助教 u 理学研究科 数学専攻 藤原彰夫 教授 物理学専攻 小林研介 教授,細谷裕 教授 u 工学研究科 電気電子情報工学専攻 井上恭 教授 u 外部連携 竹内繁樹 教授 (京都大学) 松井伸之 教授(兵庫県立大学) 占部伸二 大阪大学 名誉教授 http://qi.mp.es.osaka-u.ac.jp/qi/ 27年度活動 ★第32回量子情報技術研究会 (QIT32) 基礎工学国際棟 シグマホール 共催 (参加者130名程度) ★基礎物理学研究所研究会”量子制御技術の発展により拓かれる量子情報の新時代“京都大学基礎物理学研究 所 湯川記念館パナソニック国際交流ホール 共催 (参加者110名程度) ★「量子と生命」研究会(第1回) 基礎工学国際棟 シグマホール 主催 (参加者58名程度) ★「量子と生命」研究会(第2回) 基礎工学国際棟 セミナー室 主催(参加者24名程度) 他セミナー11件 (参加者延べ人数 202名) 文部科学省28年度戦略目標 ○量子状態の高度制御による新たな物性・情報科学フロンティアの開拓 25-27年度活動 国際会議開催1件(参加者96名、Σホール)、国内会議2件(数10名から100名程度) セミナー(31件、参加者延べ人数 693名) Prof.Yuriy A.Kosevich (SemenovInstituteofChemicalPhysicsofRussianAcademyofSciences,Moscow,Russia);Phononinterferenceinatomic-scalemetamirrors, phononnanocapacitors andinheattransferthroughcrystalinterfaces Prof.Sahin KayaOzdemir (WashingtonUniversityinSt.Louis);Parity-timesymmetryandexceptionalpointsinoptics Prof.MarkTame(大阪大学基礎工学研究科/Kwazulu-Natal大学);Quantumplasmonicnanostructures Prof.Rekishu Yamazaki(RCAST,UniversityofTokyo);QuantumOptomechanics:Quantumcontrolofmacroscopiccollectivemode Prof.ChristianOspelkaus (Institut für Quantenoptik,LeibnizUniversität Hannover,Germany);Quantumlogicandprecisionexperimentswithionsinmicrofabricated traps 鈴木 正 講師(埼玉医科大学医学部);「量子クエンチと動的相転移」 Prof.RainerBlatt(UniversityofInnsbruck,AustrianAcademyofSciences);TheQuantumWayofDoingComputations Dr MatthiasKeller (ITCM-Group,UniversityofSussex(UK));TheUKQuantumTechnologyInitiativeandIonBasedQuantumNetworks Dr.Igor Aharonovich (SchoolofPhysicsandAdvancedMaterials,UniversityofTechnology,Sydney);Enhancingemissionfromcolorcentersindiamond 遊佐剛(東北大学 大学院理学研究科 准教授);「量子ホール系を用いた量子エネルギーテレポーテーションの実装」, 「分数量子ホール系の実空間イメージング-光で見る多体系の電子と核スピン」 尾関章 教授(元朝日新聞論説副主幹・科学医療部長、現北海道大学客員教授);「湯川中間子論を生んだ大阪の街」 松井伸之 教授(兵庫県立大学大学院工学研究科);「量子計算知能展望 ―量子粒子群最適化法を中心として―」 湯本潤司 教授 (東京大学理学系研究科 フォトンサイエンス研究機構);コヒーレントフォトン技術によるイノベーションの創出 中村一平 氏 (東京工業大学 理工学研究科物性物理学専攻 松下研究室);単一核スピン状態の光観測に向けた結晶中の希土類イオンの一イオン分光 角谷良彦 氏 (東京大学 大学院情報理工学系研究科 コンピュータ科学専攻助教);量子計算におけるプログラム検証の利用 井戸哲也 氏 (情報通信研究機構(NICT)時空標準研究室 研究マネージャー);光格子時計の周波数一致証明への取り組みと占部研究室への標準周波数の供給 Dr Junghee Ryu (InstituteofTheoreticalPhysicsandAstrophysicsUniversityofGdansk);Operationalquasi-probabilitytorefutemacroscopiclocalrealism 押川正毅 教授 (東京大学物性研究所)「量子スピン系の基礎ースピン系の量子ゆらぎと粒子描像ー」,「量子スピン系の最近の話題ー新奇な秩序とトポロジカル相ー」 Dr.Philipp Neumann氏(Physikalisches Institut,StuttgartUniversity,Germany); NVcentersindiamondsolid statespinsapplied inquantumregistersandasmultipurposenanoscaleprobes IgorAharonovich 氏(SchoolofPhysicsandAdvancedMaterials,UniversityofTechnology,Sydney),Widebandgap semiconductorsforNanophotonics 山下眞 氏(NTT物性科学基礎研究所);光格子中の冷却原子が拓く量子の世界 古田 彩 氏(日経サイエンスライター);「マスコミの動き方 ―記者は何を考えて取材しているのか」 田渕豊 氏(東京大学先端科学技術センター博士研究員);強磁性体中の静磁波モードとマイクロ波共振器の強結合 赤松大輔 氏(産業技術総合研究所計測標準研究部門 時間周波数科 波長標準研究室);光周波数コムによる線幅転送技術を用いた光格子時計の開発 森田 邦久(九州大学基幹教育院 教育実践部 准教授);科学理論の反証可能性について Vladimir Buzek 教授(Professor,ResearchCenterforQuantumInformation,SlovakAcademyofSciences,Bratislava);Quantumobservations 小寺哲夫(東京工業大学・量子ナノエレクトロニクス研究センター・助教);電子スピン量子ビットに向けたシリコン系量子ドットの開発 大関真之(京大情報・助教);量子アニーリングの基礎 Prof.JanMeijer(NuclearSolidStatePhysics,UniversityLeipzig,Germany);PathwaytoascalablesolidstatequantumcomputerusingNVs? 中村 真 氏 (名古屋大学大学院理学研究科 特任准教授);物性物理学者のためのAdS/CFT対応入門とその非平衡物理学への応用
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