® Success Story: Data Recovery 「DLTtapeライブラリは、 必要不可欠。 」 SAPジャパン株式会社 インターナルR/3マネージメント・マネジャー 保村哲哉氏 SAPジャパン、 DLTtapeテクノロジの採用で、 ます。R/3は大企業向けのデータベース・ 週に3.5テラバイト (TB)の自動バックアップ アプリケーションであるため、扱うデータ・ を実現。 ストレージは巨大なものになります。データ ベースそれぞれにおよそ20GBを要し、そ SAP AGは、ドイツに本拠を置く、世界ト の半数を毎週フルバックアップするため、 ップのERPベンダです。同社の主力製品 一度に行うバックアップ容量は1.6TBとい であるR/3は、大規模なデータベース上に う膨大な量となります。これに加え、およ 構築される企業の基幹アプリケーション・ そ100台のマルチプラットフォームのサーバ ソフトウェア。企業の実際の基幹業務と が100Base-Tで相互接続されており、その Cadman氏(DLTtapeライブラリの隣)と共に現在 Oracle、Infomix、SQL Serverとい った データベースおよびオペレーティングシステ のバックアップ戦略を遂行。 データベースエンジンとの「架け橋」 とでも ムすべてのバックアップに3.5TBを要する 呼ぶべきソフトウェアです。 のです。 ■ SAPジャパン インターナルR/3マネージメント・ マネジャー 保村哲哉氏(丸写真)は、自動バック アップ・システムの必要性を指摘。SAPのカスタマ ーサービスカンパニーのコンサルタントGlenn その日本法人であるSAPジャパンは、東 1998年6月、SAPジャパンはバックアップ 京臨海副都心の江東区青海にあり、200人 にかかるコストとリソースを削減するため の開発者、500人のコンサルタントを含むお に、DLTtapeライブラリの運用を開始しま よそ1,000人の社員を擁しています。 した。それまでは、各サーバに設置された ローカルテープ装置を用い、専任のパート 大容量バックアップの必要性 タイムのスタッフがテープ交換を一本一本 1992年に設立されたSAPジャパ 行っていました。このため、多くの時間と ンは 、翌 年 R / 3 の日本 語 版 を 人間を要し、またミスが発生することもあり リリースして以来、多くの企業 ました。そのため、この業務に関わってい に支持され急速に拡大して た同社のインターナルR/3マネージメント きました。同社はR/3の (IRM)マネージャ 保村哲哉氏は、効率の デモやトレーニングから 良い自動バックアップ・システムの構築が 研究開発、検証にわた 早急な課題であると考え、その問題に取り る160を超えるデータ ベースを 運 用して い 組みはじめました。 ライブラリベースのシステムを導入 Fast Facts SAPジャパンは、NTおよびUNIX環境向 ■ Company:SAPジャパン Fast Facts ■ Web:http://www.sap.co.jp ■ Application:大容量データベー ス・バックアップ ■ Challenge:既存のマニュアル・ バックアップによるコストおよび ンデータはDLTtapeライブラリに書き込ま れます。これにより、頻繁に更新される け バックアップ・ソフトウェア のトップ データベースでも、問題が発生した場合、 ベンダーである、ネットボルト株式会社の その直前の状態に復元可能なのです。 N e t V a u l t バックアップ・ソフトウェアと 現在、同社全体のバックアップ・システ Compaq社およびHP社のDLTライブラリを ムには合計351本のDLTtapeカートリッジが 導入したのです。Compaq社の TL894は 搭載されています。そして、その一本一本 DLT7000ドライブを4台内蔵しており、最高 に、メディア管理を簡単にするために、搭 52本のカートリッジの搭載が可能。 HP 載される前にバーコードが付けられます。 4 / 4 8 ライブ ラリ は ™ DLT4000ドライブを4 テープセットは保存期間を一ヶ ■ Key Benefits:時間の短縮、信 台内蔵しており、最高 月として設定され、2週間サイクル 頼性の向上、迅速なリカバリ 48本のカートリッジの で全て交換され、一ヶ月後には再利 エラーの削減 搭 載 が 可 能 で す。ま ■ Industry:ソフトウェア開発 各々のテープライブラリの 用を繰り返します。 た 、ファイル サ ー バ 用 として 、2 台 の DLT4000ドライブを内蔵し、15本のカート ■ Operating System:UNIX、NT 必要不可欠なDLTtapeテクノロジ リッジが搭載できるHP4116ライブラリを採 保 村 氏 は 、バックアップ の 自 動 化 に 用しています。従 来 のスタンドアロンの DLTtapeライブラリを採用した感想を、次 DLTtapeドライブは現在、緊急時用、テスト のように語っています。 「ドライブおよび ■ Hardware:Compaq TL894ラ 用、または社内システムにおけるユーザプ カートリッジの信頼性に関しては、基本的 イブ ラ リ、Hewlett Packard ログラムのオフラインでのデータ交換に使 に満足しています。われわれの企業のよう HP4/48、HP4115ライブラリ われています。 に、大規模データベースをかかえ、膨大な ■ Software:ネットボルト株式会 社製NetVaultソフトウェア ■ Network:100Base-T およそ160あるデータベースの半数は定 バックアップを必要とする場合、DLTtape 期的なスケジュールのもとにフルバックアッ ライブラリの導入は必須でしょう。また、自 プされています。また、OSおよびそのほ 動化によるメディア管理の容易性、人的ミ かのシステム・コンポーネントは週末ごとに スの軽減など期待以上の効果をあげてい フルバックアップされています。SAPジャパ ます。 」 ンではフルバックアップの合間にインクリメ ンタル (差分) ・バックアップを実施しており、 その間に発生したトランザクションにより更 新されたデータの復元も可能にする体制 をとっています。更新データがある一定量 に達した場合には、それらのトランザクショ NetVaultは英国に本社を置き、NT/UNIX環境でのネットワークバックア ップソ フトウエアを開発、販売しており、その製品は多くの基幹アプリケ ーションのバックアップに利用されています。 ® 日本クアンタム ペリフェラルズ株式会社 〒163-1104 東京都新宿区西新宿6-22-1新宿スクエアタワー4F 03-5321-7900 http://www.quantum.co.jp Copyright© 1999 Quantum Corporation All rights reserved. SAP、SAPロゴおよびR/3はSAP Aktiengesellschaft(ドイツ)の登録商標または商標です。Quantum、 Quantumのロゴは Quantum 社の米国他における登録商標です。DLTtapeおよびDLTtapeのロゴはQuantum社の商標です。ここに参考を目的にのみ掲載されている他 製品については、それらの関連会社の商標もしくは登録商標です。
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