ダイキン工業株式会社 平成 28 年度入社式 社長 兼 CEO 十河政則 訓辞

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平成 28 年 4 月 1 日
ダイキン工業株式会社 平成 28 年度入社式
社長 兼 CEO 十河政則 訓辞
―― 失敗を恐れないイノベーターたれ ――
ダイキン工業株式会社(本社:大阪市)は、平成 28 年 4 月 1 日に、梅田センタービル『クリスタル
ホール』
(大阪市北区中崎西 2-4-12)で、平成 28 年度入社式を行い、十河政則社長 兼 CEO が「失敗
を恐れないイノベーターたれ」と、次のように呼びかけました。
<十河社長訓辞(要旨)>
企業の経営環境は想定をはるかに超えるスピードで変化し、IoT やビッグデータ等を使った新たなビジ
ネスモデルの登場や、IT 企業の製造業買収等業界を超えた合従連衡等が起きています。我々は時代の大
きな転換期にいると言えます。
パラダイム・シフトの時代には、変化を先取りしてライバルより半歩・一歩先を行く手を打ち、さらな
る成長に挑戦することが何より重要です。今年は、2020 年を目標年とした戦略経営計画「FUSION20」
がスタートします。これからの 5 年、当社の得意とする「環境・エネルギー」や「空気・空間」分野で、
社会に貢献し得る新たな価値を創出する企業を目指していきます。
変化の激しい時代に入社した皆さんに求めたいことは、3点あります。
まず「イノベーションに挑戦せよ」「イノベーターたれ」ということ。皆さんにとっての「イノベーシ
ョン」とは、仕事に真正面から向き合い、失敗を恐れずに挑戦する意欲を持ってやり遂げること、です。
当社は「前向きの失敗」はとがめません。高い目標に絶え間なく挑戦し続けることで人は成長し、会社
の成長発展の原動力にもなる、と確信しています。
次に、
「無限の可能性を思い切って試す勇気を持ち、自分を磨き高める努力をしてほしい」ということ
です。社会人としての最大の喜びは、困難な課題に真正面から向き合い、自分の可能性をぶつけて挑戦
し、乗り越えること、その経験を通じて成長し自己実現することだと常々感じています。皆さんにも、
思い切って自分の可能性を試してほしい、と思います。
さらに「人から謙虚に学ぶ」ことです。イノベーターとなるためにも、人との関わりを通じて徹底して
学ぼうとする熱意と謙虚さを持つことが重要です。経験の浅さを補うものは、人から学ぶことです。私
自身、私の可能性を信じ、常に真剣に向き合ってくれた上司のおかげで、ここまで成長することができ
ました。人は人によって大きく磨かれていくものです。人との関わり合いを通じて、たくましく自分を
磨き高めてください。
皆さんには、ダイキンという会社で様々な経験や人との出会いを重ねながら、自分の持つ無限の可能性
を信じ、自分という人間を小さな枠にはめずに、可能性を大いに開花させてほしいと思います。
(参考:入社式対象者)
合計
定期採用
キャリア採用
平成 28 年度入社
321 名
278 名
43 名
平成 27 年度入社
327 名
266 名
61 名
以上