学校応援団の理解から立ち上げ・運営 学校応援団の理解 教育基本法第13条 学校、家庭及び地域住民その他の関 係者は、教育におけるそれぞれの役割 と責任を自覚するとともに、相互の連携 及び協力に努めるものとする。 1 なぜ、第13条が明記されたのか 「生きる力」の育成」 ・・・ 全国一律の目標 ・地域性・個性を尊重する。 ・地域創世 ・・・ 地域が消える!! 「郷土の未来をつくる児童生徒の育成」 ~ 郷土を愛する ~ 教育基本法 この大切さに気づき始めている 第二条(教育の目標) ・ 方言を話すことに誇りの持てる時代 ・ 地域の絆(きずな)の大切さ 五 伝統と文化を尊重 し、それらを育んできた我 が国と郷土を愛するととも に・・・・・ 「開かれた学校」の推進 2 開かれた学校(3つの側面) (平成8年中央教育審議会答申より) ① 地域の教育力を活用する。 ② 家庭・地域住民が学校経営・運営に参 画する。 ③ 学校の持つ教育力を地域のために活 用する。 ① 地域の教育力を活用する。 学校応援団 ② 家庭・地域住民が学校経営・運営に参画す る。 コミュニティ・スクール ③ 学校の持つ教育力を地域のために活用す る。 地域の教育力を活用した学校のイメージ JA 地域 婦人会 個人 市役所・役場 老人会 PTA 商工会 学校 区長・町内会長 ○○協会 森林組合 しかし 公民館 漁業組合 ○○会社 青年団 〔課題〕地域の教育力を活用すればするほど、学 校の先生の仕事が多くなってしまう。 課題を解決する学校応援団のはたらき 地域 学校 学校応援団:地域住民と学校をつなぐ (コーディネート) 3 学校応援団(仕組みモデル図) (仮称)○○学校応援団協議会 コーディネーター 学習支援 読み聞かせ 環境支援 (小)登下校の 安全支援 (中)生徒指導 放課後学習 行事支援 営繕支援 安全パトロール 青パトなど 基本的な学校応援団の仕組みとはたらき 【仕組み】 【はたらき】 (仮称)学校応援団実施協議会 〈(仮称)〇〇学校応援団協議会〉 学校応援団の設置・方針・運営などについて協議 する。 協議会委員はコーディネーターを支援する。 コーディネーター 〈コーディネーター〉 学校の求めに応じて、地域の支援ボランティアを 捜して派遣する。 (学校と支援ボランティアとの連絡・調整をする。) (小)登下校の 学習支援 読み聞かせ 環境支援 安全支援 (中)生徒指導 放課後学習 行事支援 営繕支援 安全パトロール 青パトなど 〈支援活動〉 地域の団体・個人が支援ボランティアとして学校 の支援活動を行う。 4 ボランティアでつくる学校応援団の仕組み(1) (仮称)〇〇学校応援団協議会 協議会委員がコーディネーター 支援活動 ボランティアでつくる学校応援団の仕組み(2) (仮称)〇〇学校応援団協議会 協議会委員がコーディネーター コーディネーター 学習支援 支援活動 5 協議会をつくる 既存の組織 民生委員会 まちづくり協議会の ひとづくり部会 まちづくり協議会の 青少年育成部会 新たに立ち上げる 組織 ○○保幼小中学校応援団協議会 ○○っ子育成会 (仮称)〇〇学校応援団協議会 〔協議会委員がコーディネーター〕 6 学校支援までの具体的な流れ 年度始め 学校は「学校支援年間計画案」を作成する 学校は、年間継続して学校支援をするグループに依頼する。 PTAは「学校支援年間計画案」から支援のできるところを選び出す。 (仮称)〇〇学校応援団協議会の委員の皆さんに、学校支援年間計画 支援活動ごと にある支援活動の担当を割り当てる。 の繰り返し 協議会委員は担当した支援活動の ボランティアを探して集めておく。 支援活動1ヶ月前 学校担当者は、〔学校支援要請カード(仮称)SHカード〕を作成して、 協議会委員担当者に、SHカードを渡して、支援を要請する。 協議会委員担当者はSHカードの内容を支援ボランティアに周知する。 支援活動 学校担当者と協議会委員担当者は活動後の反省をする。 SHカードを保管する。 7 平成26年度〇〇小学校支援年間計画案 学校TEL 31-5543 月 日 4 時間 教育活動 学校 担当 者 協議会委員 or PTA役員 支援内容と人数 14:00~16:00 入学式準備 高橋 生花2人 8 4 2 2 8:50~10:30 交通安全教室1~4年 中田 指導補助10人 5 1 4 8:30~16:00 お見知り遠足 石井 引率補助20人 5 2 1 10:45~12:25 町探検2年 浅川 講師1人引率補助6人 14:15~15:50 町探検3年 田代 講師1人引率補助6人 14:00~15:30 プール掃除5・6年 山下 清掃補助10人 14:15~15:50 避難訓練(不審者侵入) 伊藤 不審者役2人 10:45~12:25 家庭科(リュックサック製作)6年 沖田 ミシン指導補助12人 6 3 6 5 9 9 9 14 担当団体 担当者 連絡先 (担当者決定後)平成26年度〇〇小学校支援年間計画案 学校TEL 31-5543 月 日 4 8 4 5 時間 教育活動 学校 担当 者 協議会委員 or PTA役員 支援内容と人数 担当団体 担当者 連絡先 14:00~16:00 入学式準備 高橋 生花2人 婦人会 矢野桂子 31-1122 22 8:50~10:30 交通安全教室1~4年 中田 指導補助10人 老人会 山口健治 31-6567 14 8:30~16:00 お見知り遠足 石井 引率補助20人 PTA 12人 JA青年部8人 入口健太郎 田中翔一 32-1212 31-0099 5 21 10:45~12:25 町探検2年 浅川 講師1人引率補助6人 商工会 PTA 益田紀人 山下恵子 31-8990 32-0879 6 3 14:15~15:50 町探検3年 田代 講師1人引率補助6人 漁業組合3人 PTA 3人 田代和一 入口健太郎 34-6666 32-1212 6 5 14:00~15:30 プール掃除5・6年 山下 清掃補助10人 水泳協会2人 PTA 8人 山下栄一 屋敷和子 31-7659 32-0009 9 9 14:15~15:50 避難訓練(不審者侵入) 伊藤 不審者役2人 JA青年部 田中翔一 31-0099 9 14 10:45~12:25 家庭科(リュックサック製作)6年 沖田 ミシン指導補助12人 婦人会6人 PTA 6人 矢野桂子 田中文代 31-1122 33-1119 8 平成26年度○○学校支援要請カード(記入例) 学校TEL 31-5543 支援活動名 社会科校外学習引率補助 実施期日 (期間) 10月14日(火)曜 月 日( )曜 時 間 第(2・3・4)校時 活動場所 学校-(移動)-〇〇町のスーパー〇〇〇〇八代店-(移動)-学校 対象学年 学校担当者 支 援 要 請 内 容 日( )曜 未定の時( )月 上旬 ・ 中旬 ・ 下旬 9時45分 ~ 12時05分 ( 3 )学年 ( 1 )組 学校指導者代表 月 人 数 ( 32 ) 人 担任 肥後花子 学 習 活 動 ・ 学校から徒歩でスーパーに行く。 10:00~10:20 社会科「店の人は、どんなくふうをしているの」 〇 地域にあるスーパーマーケットの見学を通して、 ・ 6つのグループに分かれて見学を行う。10:30~11:30 販売のくふうや自分たちの生活のつながりに気づく。 ・ スーパーから学校まで徒歩で帰る。 10:30~11:30 (トイレ休憩2回) 支 援 活 動 09:45 集合 学校正門付近 09:50 児童と対面(紹介) 10:00~移動引率 トイレ休憩 10:30~スーパーの見学(指導補助と引率) 〃 役割 人数 指導補助・引率 12人 その他 準備など 反省 ~ 11:40~移動引率 12:00 学校着(児童からのお礼) 12:05 解散 学校正門付近 1グループの児童は5~6人です。1グループに2人の支援ボランティアの方に付いていただければ助かりま す。 ※ 特に準備するものはありません。 移動経路のすぐ側に信号機のある交差点がある。そこを通った方が安全ではないか。 ご清聴ありがとうございました。 以下、参考 法 市町村 コミュニティ・スクール 保護者や地域の方々が参加する学校運営協議会を設置し、一定の権限をもって学 校の様々な課題解決に参画する仕組みです。教育委員会が指定して設置します。〔地 方教育行政の組織及び運営に関する法律第47条の5〕 ○○学校運営協議会〔法律上権限が与えられている。〕 ・ 校長の作成した学校経営の基本的な方針を承認する。 ・ 学校運営の全般について、教育委員会又は校長に意見を述べる ことができる。 ・ 職員の採用その他の任用に関する事項について、任命権者に対 して意見を述べることができる。 ※ 保護者や地域の皆さんが責任と権限を持って意見を述べること が制度的に保障され、その意見を踏まえた学校運営が進められる。 ※委員の構成 (法律上)保護者・地域の住民、(それ以外)学校の校長や教諭、学 校教育・社会教育の有識者など 身分:非常勤特別職地方公務員 熟議 みんなでよく考え話し合う 協働 同じ目標に向かって、一 緒になって活動する マネジメント 校長を中心に、人をつなぎ、 学校の組織の力を引き出す ボランティア 熊本版コミュニティ・スクール 財政的支援なし 熊本版コミュニティ・スクールは、どの学校も設置できるように、コミュニティ・スクールの権限 と要件を緩和し、保護者と地域住民が参加する協議会を設置するものです。この 協議会の運用については、各学校が独自に定めます。 〈○○学校地域づくり協議会〔名称は各学校で工夫〕〉 ・ 学校運営方針の周知と共有 ・ 学校の課題や情報等の共有 ・ 課題解決に向けた協議 課題に応じた 部会を作ってはどうか 自由に! ※委員の構成 保護者や地域住民の方々に参加いただくこと 地域の既存の組織や団体等の協力を得て、学校や地域の 実態に応じた無理のない構成を考えること。 〈連携・協働〉 協議会で話し合った〈共通目標〉 ・ 学校でやるべきこと ・ 家庭でやるべきこと ・ 地域でできること について、 信頼 それぞれの立場で、連携・協働して取り組みを進める。 仕組みの比較 学校応援団 コミュニティ・スクール (学校支援地域本部) 熊本版コミュニティ・スクール 学 校 を 支 援 す る 仕 組 み 共有 協議 協 働 権限 責任 協 働 学校応援団+ コミュニティ・スクール
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