工業標準等調査審議報告書(制定・改正) 制定・改正の別 改正 工業標準案(制定)・日本工業規格の改正案(改正)の番号及び名称 規格番号 JIS B1704 規格名称 かさ歯車の精度 改正の場合、現行規格名称 かさ歯車の精度 [団体規格を基礎とした場合は団体規格番号及び名称] 主務大臣 経済産業大臣専管 制定・改正の内容等に関する事項 ・制定・改正の必要性及び期待効果 かさ歯車は,動力伝達の機械要素として,世界各地で製造・利用されている。我が国におい て,かさ歯車の精度については,この規格(JISB1704:1978)が製造者に活用 されてきたが,ISO17485がISOに設置された専門委員会TC60(歯車)の作業 部会(WG2)において検討が進められ,2006年に発行された。これによって,ISO 17485との国際整合化を図るために,この規格を改正する必要性が生じた。 今回の改正によって,国際整合化を図ることができ,国内外の取引の円滑化が期待できる。 ・規定項目又は改正点 主な改正点は,次のとおりである。 ・精度等級(5.1) 精度等級は,2等級∼11等級の10等級に区分する。 ・許容値(箇条6) − 誤差の許容値は,箇条6に規定する計算式によるとし,許容値の計算は,モジュール(m mn) ,歯数(z) ,精度規定直径(dT)とし,実際の歯車の諸元を用いることとする。し たがって,旧規格の付表を削除する。 − 諸元の適用範囲は,旧規格では,外端の正面モジュールが0.4∼25mm,外端のピッ チ円直径が3∼1600mmであったが,この規格では,中央歯直角モジュールが1mm以 上50mm以下,歯数が5以上400以下,精度規定直径が5mm以上2500mm以下と 規定する。 − 中央歯直角モジュールが0.2mm以上1.0mm未満の歯車については,附属書C(参 考)に示す。 − 隣接ピッチの許容値を廃止し,新たに片歯面かみ合い誤差の等級を規定する。 原案作成に関する事項 原案作成機関名 社団法人 日本歯車工業会 特定標準化機関以外 財団法人 日本規格協会 特定標準化機関以外 ・原案作成区分 法12条による ・原案作成委員会の構成表及び開催状況 別紙に記載のとおり。 日本工業標準調査会の審議に関する事項 ・部会名:標準部会(部会長:二瓶 好正) ・専門委員会:機械要素技術(専門委員会長:大園 成夫) ・審議経過 WG 議決年月日 専門委員会議決年月日 部会議決年月日 年 月 日 年 年 月 月 日 日 ・審議中問題となった点 国際流通への影響に関する事項 ・対応する国際規格及びそれらの規格との整合性 国際規格番号 ISO 17485:2006 ・既制定の類似・関連 JIS との関係 ・関連する強制法規 無 ・関連する公共調達基準 無 ・工業所有権等知的財産権 無 整合性 MOD
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