高齢者とシングルマザーの シェアハウス ~総合的な新しい支援の仕組み~ 桜美林大学3年 藤田ゼミ 吉原あゆみ 永野愛梨 中井美波 若月貴大 本報告の流れ 高齢者とシングルマザーの生活上の 困難の増大 問題を解決するための 高齢者とシングルマザーのシェアハウスの提案 安心した生活の実現 高齢化社会 65歳以上 3186万人 総人口に占める割合25% 人口の4人に1人が高齢者 孤独死増加状況 東京23区内で自宅で死亡した65歳以上一人暮らしの者 年々増加傾向 内閣府 『平成26年版 高齢社会白書(全体版)』出所 病気や介護必要時に 誰が助けてくれるのか・・・ 不安 1人だと何かと心配・・・ シングルマザー現状 シングルマザー124万人 85%が仕事に就いている 80%が非正規雇用 最も大きな課題 育児と仕事の両立 正社員としての就職が困難 子供を預ける場所の不足 直面する就職問題 企業 働くうえで保育所は確保されて いますか? 板挟み状態… 正社員になること困難 現在、お仕事をお持ちですか? 保育所 シングルマザー部屋探し困難・・・ 離婚したばかりで お金が・・・ 保証人が見つか らない・・・ シェアハウス ひとつの家を複数の人で 共有して暮らすこと 魅力の理由 コストパフォーマンスが良い 交友関係を広げられる 両者にとって いいことがあります! シングルマザー 高齢者 高齢者がシェアハウスに住むと・・・ こんな利点があります 不安の軽減 社会に出ている と実感 老化防止・ 健康状態の維持 孤独死減少につ ながる 子どもに元気を もらえる 生きがい 子育ての 経験を活かせる アンケート基本情報 ・対象団体:町田市老人クラブ連合会 ・対象年齢:50~90歳 ・実施数:57名 ・集計日:H26.8.5~H26.8.20 高齢者アンケート結果 7割以上 町田市老人クラブ連合会でのアンケート結果 半数以上 町田市老人クラブ連合会でのアンケート結果 7割 町田市老人クラブ連合会でのアンケート結果 高齢者アンケート結果 町田市老人クラブ連合会でのアンケート結果 空き屋増加状況 住宅・土地統計調査の速報集計結果(総務省統計局平成25年) アンケートのまとめ 高齢者は他者との関係を求めている シェアハウス供給 社会的に役立ちたいと思っている の基盤は存在! 空き部屋や空き家が増加している シングルマザー利点 子育ての不安 住宅に子どもと 住める 軽減 精神的体力的 軽減 育児サポートを 受けられる 環境 自分と対等に話 ができる存在 しかし! シングルマザーがシェアハウスを利用す るには問題点がある 低所得から抜け出すための手段 が自助努力になっている →所得改善につながらない 公助 総合的な支援の仕組み 住宅(シェアハウス) シングルマザー ・正社員として働ける ようになるための支援 ・職業訓練、就職支援、 雇用政策を含めた総 合的一体化 ・子育ての不安軽減 高齢者 共助 ・介護必要時、頼る人 がいる安心感 ・社会とのつながりが 生きがいを生む ・最後まで安心して暮 らせる ・ケア施設完備 自立 より豊かで健康な生活 そのために… 提携 総合的な 支援組織・ 社会的企業 福祉施設 シェアハウス実施 シングルマ ザー 高齢者 登録 介護必要時 のサービス 就職支援 →資格支援 →トライアル期間 の提供 総合的な支援組 織・社会的な企業 シェアハウス実施 シングル マザー 高齢者 登録 介護時に必要 なサービス 就職支援 →資格支援 →トライアル期間の提供 総合的な 支援組織・社 会的な企業 提携 福祉施設 就労場所 人材サービス業的側面 不動産業的側面 総合的支援組織・社会的企業 人材サービス業的側面 職業訓練 + 就職支援 ・様々な補助金(公助)を通した職業訓練と就職支援 ・介護施設や他の企業に人材を紹介(派遣) ・人材サービスで収益確保 総合的支援組織・社会的企業 不動産業的側面 ・マッチングした際に手数料として入居一時金を収受 ・家賃の一部を高齢者から収受 ・不動産業的側面で収益確保 シェアハウス実施 入居一時金 手数料 公助を通した 職業支援 家賃の一部 人材紹介 人材サービス料 福祉施設 実際に体験してみましょう…! (例) Aさん • 70歳 (女性) • 持ち家 Bさん 正社員になって生活を • 母子家庭 安定させたい! • 母28歳 子3歳 • 非正規雇用で働いる • 子供が成人に伴い空き 部屋がある 困った人の役に立ちたい! いろいろな人と話をしたい! マッチング 総合的な支援組織 社会的な企業 マッチングで留意すること ただマッチングするのではなく・・・ 高齢者とシングルマザーが一定の条件や 妥協点を出し合うこと等が必要 性格、生活習慣、趣味、話が弾みやすいように セッティング 各々の目標を達成できるようなシェアハウスを 運営する マッチングしたおかげで・・・ シングルマザーの場合 忙しいなぁ 手伝うよ! ありがとうございます ごはんを作ってあげたり・・・ 迎えに行ったり・・・ 高齢者の場合・・・ 寂しいなぁ 一緒にお出かけしませ んか? 楽しいことがふえました! 代わりに買い物に行ったり・・・ 会話をたのしんだり・・・ 11正社員になれる 正社員になって安 定した生活を送り たい! 福祉施設や企業を 紹介します! 安心感 もしも高齢者が介護が必要になったら・・ 提携施設への入居 将来が不安・・・ 安心感 自助と共助に基づく シェアハウスでの居住保障ではなく 公助と共助を基本とする 総合的な生活支援サービスが必要 そうしたサービスを行う 社会的な組織や企業体が必要である。 ご清聴ありがとうございました。 桜美林大学 リベラルアーツ学群 藤田ゼミ 3年 吉原あゆみ 永野愛梨 中井美波 若月貴大 参考文献 • 内閣府 『平成26年版 高齢社会白書(全体版)』 出所 • シェアハウス運営事業者アンケート回答(計63 社) • 住宅・土地統計調査の速報集計結果(総務省統 計局平成25年) • 町田市老人クラブ連合会でのアンケート結果 参考文献 • 阿部珠恵・茂原奈央美(2012) 『シェアハウス わたしたちが他人と住む理由』辰巳出版 • 萩原修 ほか(2013)『シェアをデザインする 変 わるコミュニティ、ビジネス、クリエイションの現 場』学芸出版 お話を伺った方 • 町田市老人クラブ連合会 事務局 猪俣洋子さん • グループハウスけやき オーナー 岩崎弘子さん • 株式会社ナウい 代表取締役社長 桑山裕史さん • 日本シングルマザー支援協会 代表理事 江成道子さん • ペアレンティングホーム 代表 秋山怜史さん • 社会福祉法人 合掌苑 職員の方 資料 高齢者の意識調査におけるアンケート 老後のよりよい環境・住居づくりのために、皆様の声を参考にしたいと思います。 貴重なお時間を頂きたいへん申し訳ないですが、以下のアンケートにお答えい ただけますよう、よろしくお願いいたします。 1.あなた自身のことについて、お伺いします。あてはまるもの全てに○を付け てください。 (1)年齢 ( 50代 ・ 60代 ・ 70代 ・ 80代 ・ 90代 ) (2)性別: 男性 ・ 女性 (3)現在の住まい ①持家 ②公共賃貸住宅 ③民間賃貸 ④その他( 持家の方は空き部屋の有無を教えてください。 有 ・ 無 (4)現在の住居の家族形態をお聞かせください。 ①一人暮らし ②夫婦 ④その他(具体的に: ③娘・息子と同居 ) ) 2.意識調査についての質問です。当てはまるものに○をしてください。 (1)周りに頼れる人がいる。 はい ・ いいえ 『はい』と答えた方、その方との関係をお聞かせください。 ①配偶者 ②息子・娘 ③親戚 ④友人 ⑤その他 (具体的に: ) 『いいえ』と答えた方、頼れる存在がほしいですか。 はい ・ いいえ (2)誰かと楽しいことや悲しいことを共有したい。 はい ・ いいえ (3)朝食・夕食を一人で食べている。 はい ・ いいえ 『はい』と答えた方、誰かと一緒に食べたいと思いますか。 はい ・ いいえ (4)生活においてやりがいがほしい。 はい ・ いいえ 3.以下の質問で〈 〉内に選択肢の中から当てはまる数字をご記入ください。 選択肢 ①当てはまる ②やや当てはまる ④全く当てはまらない。 1. 2. 3. 4. 5. ③あまり当てはまらない 普段の生活で寂しく感じることがある。 将来に不安を感じる。 多世代と話したい。 何かの形で役に立ちたい 地域貢献をしたい ご協力ありがとうございました。 〈 〈 〈 〈 〈 〉 〉 〉 〉 〉 桜美林大学藤田ゼミ
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