S ネット交流会グループワークまとめ ※障害による生活のしづらさ及び良かったこと 視覚障害のある方 ◇少しずつできることが増えることが嬉しい。元気になれる。 少しでも何かのためになれると思うと元気になれる。 ◇白杖を持つまでに長い時間がかかった。 ◇車椅子の方には「お手伝いしましょうか」と声がかかるが、白杖の場合ただの杖との区別が つかないのか、声をかけてくれる人が少ないと感じる。 ◇普段行き慣れているところは行けるが、誘導してもらえると嬉しい。 ◇突然目が見えなくなった。単身生活のため初めは困ったが、現在は様々な人たちの助けで何とか 生活できている。以前見えていた為、予測がつくので良かった。手を借りたい時には、素直に 頼めるようになった。 聴覚・言語障害のある方 ◇聴覚障害で補聴器を付けていない時、後ろからの自転車に気づかずにぶつけられ、ケンカに なった。聴覚障害が認められていない(知られていない)と感じた。 ◇目の手術で視覚も不自由になった時は、入院中ストレスになった。 医療費もかかり、手当が欲しかった ◇補聴器は狭い会場でグループに分かれての話し合いの時は音が拾いにくくて困る。 ◇健常者ばかりの職場で、手話での会話を遊んでいると思われた。会議の際も手話通訳はなく、 ただ座っているだけだった。まとめた物を貰っても深い内容まで解らない。 ◇手話をみんなに覚えてもらったら嬉しい。聞こえないとわかった途端、立ち去られる。 簡単なメモでも良いのでやり取りしたい。 ◇見た目だけでは聴覚障害とわからず、障害があると伝えても配慮されない。障害に対しての教育 がなされていない。 ◇手話が通じない、行き違いがあった場合に困った。手話通訳は一度にいくつもの動作があり、 手、腕などを痛めてしまう事がある。(手話通訳) 知的障害のある方 ◇自己紹介では何を言っていいかわからない。文章をまとめて人に伝える等、コミュニケーション が苦手。問いかけに対して一言で返して欲しい。そうでないと話が続かず、皆話しかけて来なく なってしまう。 ◇悩みを吐き出しづらい。他人に理解してもらうのが難しい。 ◇親亡きあと、本人が福祉制度を理解し利用できるか不安。 ◇ムードメーカー。ケロッとしている。 ◇社会に適応出来ているのか。 ◇移動支援にはそれぞれ個々に相性がある。 ◇昼夜逆転 精神障害のある方 ◇普通(健康)に見えるが疲れやすい。ストレスとして捉えやすい。なまけているつもりはないが、 なまけているような自己嫌悪感がある。 何日もうつが続いたりする。 病気を通して家族などの誠実さがわかり、自分のことを大切に思ってくれていると知ることが できた。自分自身を受け入れてくれた。 ◇精神障害といってもいろいろある。合う薬に行き着くまでが長かった。 仕事ができるようになった。障害を知ることによって、母との関係が良好になった。 ◇薬を急にやめるとダメ。 ◇精神障害の子供とは、雑談なら良いが、重要な話の場合、話の一部に気を取られるとそこに集中 してしまい、意図がわからなくなり、親の言いたいことが伝わらない。(家族) ◇テレビやラジオの声、人の会話が野次や悪口に聞こえる。 ◇本当に辛いことは話せない。 ◇躁鬱がひどくなると、人に迷惑をかける。 ◇話が通じない時がある。親が亡くなり一人で生活するようになった時のことが心配。 ◇親自身が丸くなった。優しくなった。 ◇友人が出来た。人、物の見方が変わった。(高次脳) 肢体不自由のある方 ◇片手で何でも持たなくてはならない。チャックではなくボタンのある服を買っているため、 着替えに時間がかかる。ネクタイをするのも大変。話はできるのでボランティアもしたい。 できる限りのことはやっている。 その他 ◇探し物が大変。自己完結できない。頼むのも気を遣いながらだが、言えるようになった。 障害者スポーツを見ると励まされる。 ◇自分にできること。詩、朗読劇、歌を歌う。 ◇周りの人が理解してくれない。本当は皆と仲良くなりたい。輪の中に入るのが苦手。 一緒にやろうと提案してくれると良い。自分から伝えるのは苦手。 ◇自分のだめなところを周りに伝える、その勇気がないと苦しい。かっこよく見せようとしない。 自分をさらけ出すと、相手も自分をわかってくれる。 ◇自分だけが一番ひどい障害を持っている家族だと思っていたが、皆それぞれに大変なんだと 分かった。 ◇個人情報保護との事で、同じ障害の仲間を見つけるのが困難。 ◇仕事後の集いの場、リラックス出来る場所が無い。 ※お互いにどのような配慮ができるか 視覚障害のある方 ◇決まった場所に、物を置く、決まった容器を使うなど、場所を変えない配慮。 ◇集まりの場合、どこに何があるか、誰がいるかわからないので、自己紹介して欲しい。 視覚障害者には声を出して名前を言う。聴覚の方には肩をたたき、健常者から話しかける事で 会話が出来る。 ◇声をかけてもらったらお礼を言うようにしているが、出来ない人もいるのは確か。ストレスを 感じないようにして欲しい。 ◇介助者、通訳者と一緒に受診すると、当事者ではなく、引率者に話をされてしまう。 当事者への説明をお願いしたい。 知的障害のある方 ◇ほんの一歩踏み出すだけで理解を深めることが出来る。 ◇当事者に子供っぽい言葉遣いをする人がいるが、どうなのか。本人がわかることは、本人に直接 ゆっくり話して欲しい。 精神障害のある方 ◇自己中心になりがち。通常の日常生活スタイルも困難。 良かれと思い言った言葉で、辛く感じる事がある。人とのコミュニケーションには専門の支援者、 経験者に間に入ってもらいたい。 ◇他の障害者を助けなければと思うと緊張し、かえって何もできなくなり、足でまといになる。 お手伝いを断られると自分はコミュニケーションが苦手だと思ってしまう。 自信がないので他人に悪い印象を与えてしまう。暖かい目で見てもらいたい。 ◇障害の種類が違っても、お互いにハンデがあると言う事では、会話や理解がしやすいのでは。 ボランティア団体にいるが、当事者の参加が少なくなった。どんな配慮が必要だったのか わからない。「いたわったような話し方」はかえって失礼なのか。(家族) ◇当事者は疎外感を感じる事があるので、親はあえて付き添わないようにしている。(家族) その他 ◇障害の方に対して遠慮していた。障害者の方も自分をさらけだしてくれるとやりやすくなる。 ◇集まりでは情報得られ、それが力になる。外に出ていけるようになると元気になる。 ◇学校や働く場は障害の有る無し種別で分かれている。様々な障害の人が混ざり色々な所に 出かけて行くこと、話し合える機会を作り続ける事が大事。 ◇ありがとう等で終わってしまうが、コミュニケーションを取りたくないわけではないと相手に 伝えてみてはどうか。 ※行政・社会に対しての要望 ◇精神障害者のグループホームを立ち上げてほしい(地域の中に)。 ◇教習所で障害者配慮のカリキュラムを入れて欲しい。 ◇学校での福祉教育は実りつつある。親世代の方が問題がある親世代に福祉教育の機会を。 ◇障害者枠で働きたいが、週4∼5日通えないと採用されない。週1日でも雇って欲しい。 ◇小学校から障害とは何かという教育が必要。 ◇出入り自由なお茶のみサロンのような所が欲しい。気持ちを出し合える。安らぐ。 ◇仲良くなりたいのをわかってもらいたい。 ◇聴覚障害がある。自転車で出かけた際、後ろから来た車が直ぐそばを通り過ぎたため、 転んでしまった。警察に事情を聞かれたが、話が通じなかった。対応を考えて欲しい。 ◇後見人ではなくても、見守りなどのサポートをしてくれる人、制度が欲しい。 →生活サポートというサービスがある。相談支援センターで相談をしてはどうか。 ※S ネットへの要望 ◇川越にも S ネットのようなものを作ってほしい。当事者を巻き込んだものがほしい。 ◇他地域との交流があると楽しい。 ◇同じ仲間から勇気をもらい、エネルギーを蓄える機会を。 ◇聴覚障害・視覚障害の方には 1 年に 1 回、市長との懇談会があるが、他の障害者との懇談会を 開いてもらえるように働きかけて欲しい。 ◇障害を知ってもらう機会を多く持って欲しい。障害者のみの参加ではなく、健常者も対象にして 欲しい。 ◇障害を超えてのコミュニケーションを取れるようにしていってもらいたい。 ◇障害団体をサポートし、つなぎ合わせていく。市民の方にもわかっていただく。
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