平成29年度ごあんない 国立職業リハビリテーションセンター

国立職業リハビリテーションセンター
(中央広域障害者職業センター・中央障害者職業能力開発校)
設置/厚生労働省
運営/独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構
ハロートレ ーニング
(公共職業訓練)
平成29年度 ごあんない
で
プ
ッ
ア
ル
キ
ス
く
ら
ひ
を
来
未
表紙デザインは本センター DTP・Web 技術科訓練生の作品です。
国立職業リハビリテーションセンターとは
■ 職業リハビリテーションサービスの先駆的実践機関として
国立職業リハビリテーションセンターは、障害者の雇用の促進等に関する法律に基づく「中央広域障害者職
業センター」と職業能力開発促進法に基づく「中央障害者職業能力開発校」の2つの側面を持っています。厚生
労働省により昭和54年に設置され、独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構が運営しています。
隣接する国立障害者リハビリテーションセンターと協力して、障害のある方々の自立に必要な職業指導や職
業訓練などを体系的に提供する、我が国における職業リハビリテーションの先駆的実践機関です。
*職業リハビリテーションとは
障害のある方に対して、職業評価、職業訓練、職業指導、職業紹介その他の措置を講じ、その職業生活における
自立を図ることをいいます。
■ サービスの対象となる方は
身体障害、高次脳機能障害、難病、発達障害、精神障害、知的障害等、障害のある方です。
入所から就職までの流れ
就職を希望される障害のある方
宿舎利用希望者のみ※2
利用相談
市区町村
利用申請
国立障害者リハビリ
テーションセンター
地域障害者
職業センター
利用決定
ハローワーク
※1
入 寮
入所申請
〔職業相談・求職登録〕
職業評価
発達障害のある方
精神障害のある方
知的障害のある方
予備評価
※3
入所決定
国立職業リハビリテーションセンター
中央広域障害者職業センター
中央障害者職業能力開発校
職業評価
職業訓練
職業指導
就職支援
※1 入所の申請は、ハローワークを通じて
行います。
※2 発達障害、精神障害、知的障害のある
方は、自宅等からの通所ができる方に
限られます。
※3 職業評価を実施して、その結果を踏ま
えて、入所の可否を決定します。
1
連 携
企 業
就 職
ハローワーク
事業内容
職業評価
入所を希望される方を対象に職業評価を実施します。
■目的
職業訓練の受講に必要となる基礎学力や適性、健康状態、就職に対する要望などを確認し、総合的
に入所の可否を判断します。
また、入所が決定した場合には、職業評価で得られた情報をもとに、職業リハビリテーション計画(支
援計画)を作成します。
■実施期間及び内容
<身体障害、高次脳機能障害または難病のある方>
実施期間:7日間
内 容:学力検査/国語、算数・数学(ともに中学校卒業程度)、職業適性検査等
作業評価(希望する訓練科・コース別に実施)、作文、面接
<発達障害のある方・精神障害のある方>
実施期間:8日間
内 容:学力検査/国語、算数・数学(ともに中学校卒業程度)、職業適性検査等
実働評価、作業評価(希望する訓練科・コース別に実施)、作文、面接
<知的障害のある方>
実施期間:2日間
内 容:学力検査/国語、算数(ともに小学校中学年程度)
作業評価(文字・数字の照合、計算等)、面接(本人・保護者等)
職業指導・就職支援
就職活動準備支援、求人情報の収集と提供、就職に関する相談等を行います。
■訓練生に対する職業指導・就職支援
①職業的自立に向けて、適切な職業選択、効果的な就職活動、職業人としてのマナーや職場における良
好な人間関係の確立等について支援、助言を行います。
②ハローワーク、地域障害者職業センターなどと協力・連携し、求人情報の提供や就職先事業所の開
拓を行います。
③就職面接会、企業への採用面接に際し、必要な場合には同行し支援を行います。
④地域障害者職業センター及び障害者就業・生活支援センター等の就労支援機関と協力・連携し、
必要に応じて就職後のフォローアップを行います。
⑤専任の看護師による健康相談・指導、病院受診に関する相談・助言を行います。
■訓練生の採用に係る事業主への援助
①採用計画の策定や雇用管理等に関する相談に対応します。
②職場実習を行うことで、実際に訓練生の状況を見ていただくことができます。
③特注型の訓練メニューによるセンター内での訓練と実際の企業現場での訓練(企業内訓練)を組み
合わせた「企業連携職業訓練」を、採用・職場定着のための支援として実施しています。
④訓練生を対象に事業内容や求人職種に関する説明などを行う会社説明会を、当センター内で開催し
ています。
⑤障害者採用実績のある企業による講習会の開催など、雇用に関するノウハウを提供します。
⑥採用日に合わせて訓練の修了日を早めることができます。
⑦採用後の職場定着がスムーズに図られるように雇用管理上の支援を行います。
⑧ホームページに訓練修了者及び修了予定者の「求職情報」を掲載しています。
HP:http://www.nvrcd.ac.jp/employment01.html
2
職業訓練
職業に就くために必要な知識・技能を習得するための訓練を行います。
■職業訓練の特長
<年間複数回の入所>
年間13回の入所機会を設けています(入所日程はP13をご参照ください)。
<導入訓練による障害特性等の把握と補完方法の提案>
高次脳機能障害、発達障害、精神障害、知的障害、重度視覚障害(1・2級)のある方は、入所後一定期
間導入訓練を行い、訓練環境への適応状況や障害状況を把握し、障害特性に応じた補完方法の提案な
どを行います。知的障害のある方については、導入訓練期間中の作業体験などを通じ、訓練コースを決
定します。
<個別カリキュラムによる訓練>
訓練生の障害状況や学習・就労経験、得意分野などに合わせて個別のカリキュラムを設定し、訓練を行
います。
<企業ニーズに合わせた訓練>
就職が内定した場合などには、できる限り実際に担当する職務や環境に合わせた訓練を行います。
<ビジネスマナーの習得>
職業人として求められるビジネスマナーについて、講義やロールプレイによる訓練に加え、職業訓練場
面を模擬的な職場と設定することにより実践的に習得します。
<適応支援の実施>
技能訓練と並行してスムーズな職業生活を送るうえで必要となる適応支援(コミュニケーション、スケ
ジュール管理、生活リズムなど)を実施します。
<職場実習の実施>
就労イメージを持つための体験的職場実習と就職活動の一環としての職場実習を行います。実際の職
務に加え、職場の雰囲気や通勤の状況などを体験することができます。
■訓練時間
訓練の始業は 8 時 50 分で、終業は曜日により次のようになっています。
月曜日・火曜日:16 時 00 分
水曜日~金曜日:15 時 00 分(職業実務科のみ水曜日:16 時 50 分)
休憩時間は、午前・午後に各 10 分、昼に 1 時間あります。
■休日
行事を実施する場合などを除き、土曜・日曜・祝日には、訓練は行いません。ほかに夏期・冬期・春期
に連続した訓練休(各 10 日程度)があります。
■休職中の方のための職業訓練
疾病、事故等により受障し休職中の方が復職するにあたり、技能を身につけることが必要となった場合
の訓練を行っています。受講申込みに当たっては、職業評価課あて適宜お問い合わせください。
■在職中の方のための職業訓練(能力開発セミナー)
在職中の障害のある方が、職業技能のレベルアップを図るための訓練を行っています。詳しくは職業訓
練部あてお問い合わせください。
3
訓練系・訓練科・訓練コース
訓練期間は、原則として1年間です。なお、就職が内定するなど、訓練の目的が達成されれば、
受講期間の途中で早期に修了することができます。
ビジネス情報系
●DTPコース
●Webコース
●ソフトウェア開発コース
●システム活用コース
●視覚障害者情報アクセスコース
●会計ビジネスコース
●OAビジネスコース
●オフィスワークコース
身体
視覚
高次脳
難病
発達
メカトロ系
建築系
●機械CADコース
●電子技術・CADコース
●FAシステムコース
●組立・検査・物品管理コース
身体
高次脳
難病
発達
精神
●建築CADコース
身体
精神
高次脳
難病
発達
精神
職域開発系
【職域開発科】
●物流・組立ワークコース
●オフィスワークコース
高次脳
発達
精神
【職業実務科】
●販売・物流ワークコース
●オフィスワークコース
●ホテル・アメニティワークコース
知的
各訓練コースに対応する訓練科名一覧(4系・11科・18コース)
訓練系
メカトロ系
建築系
機械製図科
訓練科
電子機器科
テクニカルオペレーション科
建築設計科
DTP・Web技術科
ビジネス情報系
OAシステム科
経理事務科
OA事務科
オフィスワーク科
職域開発科
職域開発系
職業実務科
訓練コース
機械CADコース
電子技術・CADコース
FAシステムコース
組立・検査・物品管理コース
建築CADコース
DTPコース
Webコース
ソフトウェア開発コース
定員
5
10
5
5
25
会計ビジネスコース
10
オフィスワークコース
30
OAビジネスコース
物流・組立ワークコース
オフィスワークコース
販売・物流ワークコース
オフィスワークコース
ホテル・アメニティワークコース
身体・高次脳・難病
発達・精神
15
システム活用コース
視覚障害者情報アクセスコース
訓練対象者
視覚
50
身体・高次脳・難病
発達・精神
25
高次脳
発達・精神
20
知的
4
メカトロ系
機械CADコース
電子技術・CADコース
機械CAD操作
(3Dモデリング)
電子CAD操作
(プリント基板のパターン設計)
機械加工における基礎的な知識・技能を習得した上
で、機械の部品図・組立図の2次元CADによる設
計・製図、3次元CADによるモデリング等に関す
る知識・技能を習得します。
電気・電子機器の取扱いにおける基礎的な知識・技
能を習得した上で、CADを利用した回路パターン
設計、電子回路の組立・検査、電子制御のプログラ
ム開発等に関する知識・技能を習得します。
<目標とする仕事>
機械CAD、機械設計、設計補助作業、機械組立
<関連資格>
CAD利用技術者試験、CADトレース技能審査
FAシステムコース
<目標とする仕事>
電気・電子機器関連の設計技術者・組立・製造・検
査・修理
<関連資格>
ディジタル技術検定
組立・検査・物品管理コース
制御回路製作
機械加工や電気制御・設備に関する基礎的な知識・
技能を習得した上で、ものづくりを通して制御や設
備に関する知識・技能を習得します。
<目標とする仕事>
機械・電気機器製造業等の製造・組立ラインの設
計・保守業務、工場内設備の設計・製図業務
<関連資格>
ディジタル技術検定
5
物品管理作業
製造業における一連の作業工程に関する基礎的な知
識・技能を習得した上で、機械加工、電気・電子機
器組立・配線・検査、物品管理に関する専門的な知
識・技能を習得します。
<目標とする仕事>
機械・電気機器製造業等の組立、検査、物品管理業務
<関連資格>
ディジタル技術検定
建築系
建築CADコース
建築CAD操作
(立面図の作成)
建築基礎講座
建築設計及び福祉住環境に関する基礎的な知識を習
得した上で、建築設計やリフォームに関して、平面
(2次元)及び立体(3次元)図面のCADの操作
による作成、あるいはプレゼンテーションに関する
総合的な知識・技能を習得します。
<目標とする仕事>
CADによる建築図面(意匠図、構造図、設備図)の
作成、リフォーム営業補助
<関連資格>
CADトレース技能審査中級、福祉住環境コーディ
ネーター2級
3次元機械CADによる3Dモデル
電子CADによる電子回路図
及びパターン図
建築図面の読み方演習
3次元建築CADによる外観パース
CADとは
Computer Aided Design の略で、コンピュータを用いて設計や製図をするシステムのことです。従来の
手描き図面に比べ、仕上がりが美しいだけではなく、登録されている部品を使うことなどにより、作業速度
も格段に早く、修正も簡単になりました。
設計する内容により、機械CAD、電子CAD、建築CADなどに分かれます。また、平面的な図面を作
成する2次元CAD、立体的な図面を作成する3次元CADがあります。
6
ビジネス情報系
DTPコース
表紙デザインの作成・編集
(ごあんない)
Webページの編集
(プライベートサイト)
印刷・製版に関する基礎知識を基に、DTPシステ
ムを活用して、チラシ、ポスター等の商業印刷物を
制作するための知識・技能及びパソコンを利用した
事務処理ができる知識・技能を習得します。
コンピュータとインターネットに関する基礎知識を
基に、誰にでも使いやすく、集客力のあるWebサ
イトを構築するための知識・技能を習得します。
<目標とする仕事>
印刷、出版、DTP関連業務
<関連資格>
色彩検定、DTP検定
ソフトウェア開発コース
アプリケーションの開発
(Java)
情報処理システムの運用におけるオペレーション、
情報セキュリティ、ネットワーク等の基礎的な知
識・技能を習得した上で、各種のプログラミング言
語
(Java、C言語等)
を使用した、情報システム
開発におけるプログラムの設計と開発に関する
知識・技能を習得します。
<目標とする仕事>
システム開発
<関連資格>
ITパスポート試験、基本情報処理技術者試験、
日商PC検定
7
Webコース
<目標とする仕事>
Web関連業務
<関連資格>
色彩検定、Webデザイナー検定
システム活用コース
ネットワーク機器の設定演習
情報処理システムの運用におけるオペレーション、
情報セキュリティ、ネットワーク等の基礎的な知
識・技能を習得した上で、自らの業務の効率化を目
的としたプログラミング、データベースをはじめと
するアプリケーションソフトの利用と活用、また、
情報処理システムの運用と管理やWebページに関
する実践的な知識・技能を習得します。
<目標とする仕事>
システム管理、ネットワーク構築
<関連資格>
ITパスポート試験、基本情報処理技術者試験、
日商PC検定
ビジネス情報系
対象:視覚障害のある方
視覚障害者情報アクセスコース
拡大読書器を用いたデータ集計
視覚障害者用アクセス機器(拡大読書器・点字
ディスプレイ)及びアクセスソフト(音声化ソフ
ト・画面拡大ソフト等)を活用し、一般的な事務
及びOA機器の操作における基礎的な知識・技能
を習得した上で、パソコンによるビジネスソフト
の利用を中心とした事務処理に必要な知識・技能
を習得します。
重度視覚障害(1・2級)のある方は、通常の訓
練に入る前に3ヵ月間の導入訓練を実施していま
す。このため総訓練期間は1年3ヵ月となります。
点字ディスプレイを用いた文書作成
視聴覚障害者情報アクセスコースで活用するアクセス機器一覧
利用区分
支援機器 ・ ソフト
全盲の方 弱視の方
拡大読書器
●
点字ディスプレイ
●
点図ディスプレイ
●
<目標とする仕事>
一般事務、OA事務
録音再生器
●
●
<関連資格>
ITパスポート試験、基本情報処理技術者試験、
日商PC検定
画面読上げソフト
●
●
ホームページ閲覧ソフト
●
●
画面拡大ソフト
OCRソフト
タブレット端末
(拡大読書器としての活用例)
拡大読書器
点字ディスプレイ
●
●
点図ディスプレイ
8
ビジネス情報系
会計ビジネスコース
商業簿記基礎演習
データベース作成演習
会計実務演習
データベース作成例
一般的な事務及びOA機器の操作における基礎的な
知識・技能を習得した上で、簿記、税務、財務、販売
管理、給与計算等の知識を習得するとともに、ワー
プロ・表計算等のアプリケーションソフト及び財務
会計、販売管理等のビジネスソフトを利用した関係
資料の作成等に関する知識・技能を習得します。
<目標とする仕事>
経理事務、総務事務、営業事務
<関連資格>
日商PC検定、日商簿記検定、日商電子会計実務
検定
9
OAビジネスコース
一般的な事務及びOA機器の操作における基礎的な
知識・技能を習得した上で、ワープロ・表計算等のア
プリケーションソフトを利用した各種資料の作成や
簿記、給与計算等に関する知識・技能を習得します。
<目標とする仕事>
一般事務、総務事務、営業事務
<関連資格>
日商PC検定、日商簿記検定、日商電子会計実務
検定
ビジネス情報系
オフィスワークコース
データ入力・編集演習
ビジネス基礎訓練
(グループワーク)
OA機器の基本操作、事務業務などの基礎訓練及び
各種事務業務遂行能力を身に付けることを目的とし
た模擬的な事務所環境での実践的な訓練を通して、
企業内の広範囲な事務業務に従事可能な知識・技能
を習得します。
<目標とする仕事>
一般事務、事務補助、データ入力
<関連資格>
日商PC検定
作業マニュアル作成演習
(グループワーク)
各コース共通で事務職としての基本的な技能を習得した後、専門的知識・技能を
身に付けていきます。下記は訓練の構成図です。
会計ビジネスコース
OAビジネスコース
原価計算実務
税務会計実務
確定申告書作成 等
PC活用力
源泉徴収事務
パソコン給与計算
データ管理 等
商業簿記・財務会計実務
パソコン財務会計・給与計算
オフィスワークコース
各種データ入力
マニュアル・報告書作成
郵便物発送業務
名刺作成 等
専 門
ビジネス文書作成・データの集計・プレゼンテーション
ビジネス基礎・計算実務・ファイリング・計算実務
接遇応対・OA機器基本操作
共 通
10
職域開発系
職域開発系では、障害状況に合わせた業務の進め方に関する
知識・技能の習得、適応支援を行います。
対象:高次脳機能障害・発達障害・精神障害のある方
物流・組立ワークコース
オフィスワークコース
倉庫内作業
(台車・ハンドリフトによる運搬)
パソコン操作基礎訓練
組立・検査作業
作業日報集計訓練
(補完方法の活用)
運輸業で行われる商品のピッキングや運搬、伝票処
理等の物流作業、製造業で行われる什器や電子機器
等様々な製品の組立・分解作業に関する知識・技能
を習得します。
OA機器の基本操作方法を習得した上で、データ入
力、各種帳票の作成、文書やデータ整理、郵便物の
仕分けや発送準備等の事務作業に関する知識・技能
を習得します。
<目標とする仕事>
物流作業、製造組立作業、製造組立補助
<目標とする仕事>
データ入力、一般事務、事務補助
<関連資格>
日商PC検定
<関連資格>
日商PC検定、日商簿記検定
高次脳機能障害のある方に対しては、認知スキルトレーニング(CST)を実施しています。
発達障害のある方に対しては、対人スキル・社会適応訓練(就労ゼミ)を実施しています。
精神障害のある方に対しては、社会生活技能訓練(SST)を実施しています。
11
<障害特性に応じた適応支援の例>
●高次脳機能障害のある方 注意・記憶・遂行機能の向上と補完方法の習得に関する支援
●発達障害のある方 対人スキル、生活管理能力、社会適応力の習得に関する支援
●精神障害のある方 生活リズム、自己対処能力、社会生活技能の習得に関する支援
●知的障害のある方 基本的労働習慣、日常生活に必要な生活技能の習得に関する支援
※職場におけるビジネスマナー、基礎体力養成等の訓練を各コース共通で実施しています。
対象:知的障害のある方
販売・物流ワークコース
オフィスワークコース
倉庫内作業
(ピッキング・運搬等)
小売店での商品のパックや袋詰め、陳列、接客等、
物流センターでのピッキングや検品、運搬等に関す
る知識・技能を習得します。
<目標とする仕事>
物流センター等の出荷作業、スーパーマーケット等
での商品販売・バックヤード作業
オフィス内作業
(データ入力)
OA機器の基本操作方法を習得した上で、各種事務
所でのデータ入力、伝票整理、郵便物の仕分けや発
送準備等に関する知識・技能を習得します。
<目標とする仕事>
データ入力、一般事務、事務補助
<関連資格>
日商PC検定
ホテル・アメニティワークコース
客室内作業
(ベッドメイク・清掃)
厨房内作業
(食器洗浄)
ホテルでの客室整備、清掃等、飲食店における接客サービスや調理補助、食器・調理器具の洗浄等に関する知識・
技能を習得します。
<目標とする仕事>
ホテル等の清掃・整備作業、飲食施設・医療・介護施設等の厨房内作業
12
平成29年度訓練生募集・職業評価・入所日程
居住地を管轄するハローワークに求職登録を行い、ハローワークを通じて当センターへ入所申請をしてください。
入所を希望される方を対象に職業評価を実施します。
発達障害・精神障害・知的障害のある方については、ハローワークへの応募申請に加えて地域障害者職業センター(地域センター)
で予備評価を受けていただく必要があります。予備評価は、ハローワークへの入所申請書時にハローワークから地域センターに予約
を行います。
なお、応募される際には、訓練内容や施設の状況を事前に把握していただくため、「見学説明会」にぜひ参加されることをお勧めし
ます。(詳細については、次ページ「見学説明会を開催しています!!(毎月)」をご参照ください。)
身体障害、高次脳機能障害または難病のある方
職リハへの応募締切日
職業評価期間
職リハ入所日
平成29年
3月24日(金)
4月10日(月)∼ 4月18日(火)
5月22日(月)
※平成29年
5月25日(木)
6月 8日(木)∼ 6月16日(金)
7月18日(火)
平成29年
6月22日(木)
7月 6日(木)∼ 7月14日(金)
8月23日(水)
※平成29年
8月24日(木)
9月 7日(木)∼ 9月15日(金)
10月12日(木)
※平成29年
11月15日(水)
11月30日(木)∼ 12月 8日(金)
平成30年
1月18日(木)
2月 1日(木)∼ 2月 9日(金)
3月12日(月)
※平成30年
2月15日(木)
3月 1日(木)∼ 3月 9日(金)
4月 5日(木)
平成30年
1月10日(水)
●高次脳機能障害のある方の募集日程は、上記※印のついた 4 回となります。
●遠隔地にお住まいの方、通所が困難な方等で隣接する国立障害者リハビリテーションセンターの宿舎(施設入所支援)の利用を希望
される場合は、当該センターで宿舎利用手続きをしたうえでハローワークへ入所申請を行ってください。
●新規学校卒業予定の方は、上記各募集日程で応募することができます。入所予定は平成 30 年 4 月 5 日(木)です。
発達障害のある方
ハローワークへの
申請書類提出締切日
職リハへの
応募締切日
職業評価期間
職リハ入所日
平成29年
4月 5日(水)
4月19日(水)
5月 9日(火)∼ 5月18日(木)
6月 9日(金)
平成29年
9月 1日(金)
9月15日(金)
10月 3日(火)∼10月13日(金)
11月21日(火)
●新規学校卒業予定の方は、上記各募集日程で応募することができます。入所予定は平成30年4月5日(木)です。
精神障害のある方
ハローワークへの
申請書類提出締切日
平成29年
職リハへの
応募締切日
6月23日(金) 7月 7日(金)
平成29年 12月
4日(月) 12月18日(月)
職業評価期間
職リハ入所日
7月25日(火)∼ 8月 3日(木)
9月 5日(火)
1月10日(水)∼ 1月19日(金)
2月15日(木)
平成30年
知的障害のある方
ハローワークへの
申請書類提出締切日
職業評価期間
職リハ入所日
5日(木) 10月19日(木)
11月 6日(月)∼11月 9日(木)のうち2日間
12月 6日(水)
1月26日(金) 2月 7日(水)
2月22日(木)∼ 2月27日(火)のうち2日間
4月 6日(金)
平成29年 10月
平成30年
職リハへの
応募締切日
●新規学校卒業予定の方は、上記各募集日程で応募することができます。入所予定は平成30年4月6日(金)です。
13
見 学 説 明 会 を開催しています ! !(毎月)
当センターが行っている職業訓練や就職支援等について理解を深めていただくため、下記の日程で見学説明会を実
施します。
応募される方は、ぜひ事前に参加されることをお勧めします。
○対 象 者:入所を検討されている障害(難病を含む)のある方及びご家族、就労支援機関、医療機関等の関係機関職員
○内 容:①職業訓練の説明・見学、②入所手続き、③就職支援等の説明、④質疑応答、⑤国立障害者リハビリ
テーションセンター宿舎の見学(身体障害、高次脳機能障害または難病のある方で希望する方のみ)
○開 催 日:毎月 1 回、火曜日
H29 年 4 月 25 日(火) 5 月 23 日(火) 6 月 20 日(火) 7 月 18 日(火) 8 月 29 日(火)
9 月 19 日(火) 10 月 17 日(火) 11 月 21 日(火) 12 月 19 日(火)
H30 年 1 月 23 日(火) 2 月 13 日(火) 3 月 13 日(火)
○定 員:各回50名程度(障害のある方を優先的に受け付けます。)
○申込方法:参加を希望される方は事前に「①氏名、②障害名、③参加人数、④所属、⑤参加希望日、⑥連絡先、
⑦宿舎見学希望の有無(身体障害、高次脳機能障害または難病のある方で希望する方のみ)」を下記
のお問い合わせ先に、電話、FAX又はE-mailにてお申込みください。
○時 間:宿舎見学 受付 13:00∼ 見学開始 13:15
見学説明会 受付 13:30∼ 開始 14:00 終了 16:30予定
※公共交通機関をご利用ください。障害等によりお車での参加を希望される場合は事前にお問い合わせください。
オ ー プ ン キ ャンパスを開催します!!
当センターが行っている職業訓練について、実際に体験していただくためオープンキャンパスを開催します。
○対 象 者:入所を検討されている障害(難病を含む)のある方及びご家族、就労支援機関、医療機関等の関係機関職員
※訓練体験は、障害(難病を含む)のある方に限ります。
○内 容:訓練内容の説明、職業訓練の体験、入所手続の説明 、質疑応答
○開 催 日:平成29年8月6日(日)
※内容の詳細については5月頃に公表しますので、ホームページ、リーフレット等でご確認ください。
〔見学説明会、オープンキャンパスのお問い合わせ先〕
職業指導部職業評価課:TEL 04-2995-1201、
FAX 04-2995-1277、
E-mail [email protected]
Q&A
当センターのホームページでも施設の概要や業務内容の情報をご覧
いただけます。
Q 入所のための試験はありますか?
A 入所の可否は、職業評価の結果を踏まえて決定されます。
職業評価では、面接、学力検査と職業適性検査、希望訓練
科目について実際の訓練と類似した教材等による作業など
を行い、これを通じて入所希望者の学力、体力、意欲、態
度などを見ます。
Q 訓練生のための宿舎はありますか?
A 身体に障害のある方、高次脳機能障害のある方及び難病の
方で宿舎を利用したい場合、隣接する国立障害者リハビリ
テーションセンターの宿舎を利用することができます。そ
の場合、市区町村へ障害者福祉サービス受給者証の交付申
請と、国立障害者リハビリテーションセンターへ利用申請
の手続きが必要となります。詳細は、各関係機関へお問い
合わせください。
Q 訓練中、万一事故にあった時などには、何か補償
はありますか?
A
Q 訓練を受けるために、費用はどのくらいかかりま
すか?
A
受講料は無料です(実習用器工具、教材は貸与)
。ただし、
参考書、作業服、安全靴などについては自己負担(訓練科
によって異なり、
年間5千円∼1万5千円程度)があります。
Q 現在会社に勤めていますが、短期間の訓練を受け
られますか?
A
会社に在籍している障害のある方で、広範囲で多様な職務
内容の変化に対応できるよう職業能力開発・向上を図りたい
方を対象に、短期間の職業訓練として、
「能力開発セミナー」
を行っています。
Q 就職はどのような状況ですか?
A 80%超の高い就職率となっています。職業指導の専門カウ
ンセラー等が就職支援に当たり、訓練期間中から職業訓練と
並行して積極的に就職活動も行います。就職が決まり、受講
期間の途中で修了される例も多くあります。
職業訓練生総合保険に加入できます。なお、状況によって
は災害見舞金制度の対象になることがあります。
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案内図
N
国立職業リハビリテーションセンター
東口
新所沢駅
至本川越駅 東口入口
美原小
歩道橋
美原
小学校
美原
中学校
学校通り1号
線
学校通り1号線
テニス
コート
学 院
野外
訓練場
所沢警察署
中央郵便局
所沢市役所
市民文化
センター
研究所
公園通り
ハローワーク
(公共職業安定所)
補装具
製作所
陸上競技場
病 院
自動車訓練場
病院門
正門
職リハ専用門
南門
並木通り1号線 (歩行者専用)
至上野
至関越道
第1体育館
機能訓練棟
本館・講堂
国立
リハビリ
入口
所沢航空
記念公園
野球場
第2体育館
訓練棟
西門
東口
航空公園駅
西所沢駅
方面
防衛医科大学校
入所者宿舎
通り
たき
はば
入所者宿舎
視覚障害者用
点字ブロック
東京電力
アーチェリー場
入所者宿舎
並木通り1号線
R463
北門
歩道橋
サービス棟
正門
通り
たき
はば
り
公園通
線
新宿
西武
国立障害者
リハビリテーション
センター
国立
リハビリ
入口
国立障害者
リハビリテーション
センター
美原小
国立職業リハビリテーションセンター
至航空公園駅
西武池袋線
池袋駅
至飯能駅
所沢駅
東村山駅
西武国分寺線
JR山手線
西武新宿線
高田馬場駅
西武新宿駅
JR中央線
国分寺駅
新宿駅
至東京・品川
見学とご相談は…
入所を希望される方、障害者雇用を検討中の事業主、
障害者就労支援機関、教育機関、医療機関等の皆様の
見学・相談を受け付けています。
あらかじめ担当課でご予約の上、おいでください。
お問い合わせ先
❶西武新宿線(西武新宿方面からの場合)
高田馬場駅
西武
新宿駅
航空
公園駅
急行45分
東口
徒歩15分
タクシー5分
センター
所沢駅 で西武新宿線に乗換
❷西武池袋線利用の方は、 えです。
❸西武新宿線本川越方面からの最寄り駅は 新所沢駅
(同駅から徒歩15分またはタクシー5分)です。
●入所を希望される方・見学説明会の相談
所属 職業指導部職業評価課
04-2995-1201・1712
FAX 04-2995-1277
TEL
●障害者雇用に関する事業主の相談・見学
所属 職業指導部職業指導課
04-2995-1207・1712
FAX 04-2995-1277
TEL
●見学を希望される方(見学説明会を除く)
所属 管理課
04-2995-1029
FAX 04-2995-1052
TEL
●その他のお問い合わせは
交通案内
所属 管理課
04-2995-1711
FAX 04-2995-1052
TEL
※航空公園駅・新所沢駅には、エレベーターが設置さ
れています。また、それぞれセンターまで点字誘導
ブロックがあります。
❹JR中央線(国分寺方面からの場合)
JR国分寺駅
西武国分寺駅
東村山駅
航空
公園駅
東口
徒歩15分
タクシー5分
センター
西武国分寺線 西武新宿線
15分
5分
■関越自動車道
所沢
I.C.
国道463号線
所沢方面出口
約30分
センター
※本パンフレットに掲載された写真については、それぞれご本人の了解を得ています。 独立行政法人 高齢・障害・求職者雇用支援機構
国立職業リハビリテーションセンター
〒359-0042 埼玉県所沢市並木4丁目2番地
ホームページ http://www.nvrcd.ac.jp/
メルマガ会員募集中 http://www.jeed.or.jp/general/merumaga/index.html
2017.2