知の知の知の知 - 社会福祉法人大阪手をつなぐ育成会

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研究所
しらさぎ
つなぐの
さくら
大阪+知的障害+地域+おもろい=創造
知の知の知の知
社会福祉法人大阪手をつなぐ育成会 社会政策研究所情報誌通算 2482 号 2015.6.4 発行
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養護老人ホーム入所者の約7割が精神障害 負担増で職員は基準の2倍
福祉新聞 2015 年 06 月 03 日
山口保雄・社会福祉法人愛友園理事長
社会福祉法人愛友園理事長養護老人ホーム愛友園施設長(茨城県
水戸市)山口保雄氏
当施設利用者は、精神障がいの方が現在 65%、中でも
統合失調症の方の比率が高くなっている。
「行くところがない、本当に困って愛友園に来たのだ
から、まず受け入れよう!」
前園長の遺志を引き継ぎ、これが現在も施設の「姿勢」
であり、評価もされていると自負している。
この精神障がい者の受け入れを「先駆的積極的取り組み」と共鳴してくださった精神科
病院のM医師が、月に 1 回ほど自分の公休日に看護師と一緒に施設に来て診察をしてくれ
ている。利用者家族が同席することもある。
生活の場で精神科医師と医療ソーシャルワーカーが施設の看護師、支援員、生活相談員
と情報の共有、協働が出来ることは利用者共々に「安心」である。
精神障がい者特有の「妄想」
「幻聴、幻覚、幻視」
「病識の欠如」「介護保険の外部サービ
スを受けにくい」
「夜間帯の予測不能な行動」などの事例に対し、職員は毎日気を配り、真
剣に、工夫し、協力を欠かさず、各職種が協働して対応している。このマンパワーが必要
で大変大事だと痛感している。
陶器作りに励む利用者
社会生活に触れる機会や行事も多く
実施している。街へのショッピング、食
材の買い出しに同行し那珂湊の漁港市
場や食品工場の見学、県より偕楽園公園
サポーターの認定を受けているので腕
章を付けての巡視活動、等々。また、伝
統の陶器作りにも励んでいる。
国は養護老人ホームの要介護の面に
視点を置いているが、平成 26 年度に改正された「精神保健福祉法」では地域移行の促進を
掲げている。養護老人ホームは「高齢障害者」の生活の場として、
「地域の受け皿」として、
精神科病院の期待に対応出来るものと考える。
病院、市町村の担当者と実績を重ねている当施設が考える課題を提起したい。
1.難度が高い利用者のため精神科病院との協働を制度化する
2.自己契約出来ない人たちに三者(市町村、施設、利用者)が責任と権限を果たし守
るべきである
3.
「障害者加算」を年度当初(4月1日現在の対象者)のみでなく、年度途中の新規入
所者、変化者を、都度認定し支給すべきである
また「精神保健福祉士」等の有資格者の配置施設には加算を付けることを望む。
現在、利用者の難度が増大し職員を基準の約2倍弱に配置せざるを得ない程に負担が増
大している。
「措置制度は古くない!」
、「措置制度」は継続でよい。ただし「措置費用」の支給内容
は問題が放置され、現在の措置委託先(施設)の事情を理解していない、
「知って、知らぬ
振り」状態といえる。
障害者就労カフェ、三沢に開店
北海道新聞
2015 年 6 月 3 日
三沢病院近くにオープンした「Cafe42」
。障害者が接客、
調理スタッフを務める
三沢市の社会福祉法人「楽晴会」
(齊藤淳理事
長)は 1 日、市立三沢病院近くに、障害者が接
客、調理スタッフを務める「Cafe42(カフェ・
フォーティーツー)」をオープンさせた。地元食
材を使った料理などを提供し、障害者と地元住
民の交流の場としても活用する。
楽晴会はこれまで、地元業者とメガソーラー
施設の清掃、除雪に関する委託契約を結ぶなど
障害者の就労支援に取り組んできた。
同カフェは、障害者が雇用契約を結んで働く県指定の「障害者就労継続支援 A 型事業所」
として開設。スタッフは同市とおいらせ町の 8 人を採用した。
42 席のカフェスペースでは、同市産のマコガレイやイカを使った「三沢産魚介類のロー
スト」
、県産牛を使った「和風煮込みハンバーグ」などを提供する。障害者が描いた絵画な
どを展示するギャラリースペースも設けた。
同日の記念式典には楽晴会関係者やカフェのスタッフなど約 30 人が参加。齊藤理事長が
「障害者が働く実践の場としてだけでなく、地域の人に愛される場所にしたい」
、スタッフ
の中村久美子・統括主任は「地域の人に心からおいしいと思ってもらえる食事を提供して
いく」とあいさつした。
同カフェの営業時間は午前 11 時~午後 3 時半で、水、日曜定休。問い合わせは同カフェ
(0176-58-5665)へ。
“安楽死”をめぐる海外事情は
NHK 特集キャッチ!インサイト 2015 年 6 月 1 日
山澤「特集・キャッチ!インサイト。今朝は、
最近、海外のニュースでたびたび取り上げら
れている『安楽死』について考えます。先月
(5月)
、脊髄に腫瘍を患い治療不能とされて
いたイギリス人男性が安楽死を望み、安楽死
を認めているスイスで自ら人生の幕を閉じま
した。またインドでは、男に首を絞められ性
的暴行を受けてから、42年間こん睡状態だ
った女性が先月亡くなりました。友人は女性
を苦しみから解放してあげたいと、女性の尊
厳ある死を認めるよう裁判所に訴えを起こし
ていました。
まず、
この2つの事例について、
イギリスBBCとインドNDTVのリポートをご覧下さい。」
不治の病の英国人 スイスで“安楽死”
最後に集まった幸せそうな家族。
この後、ジェフリーさんは命を絶ちました。
彼は、手術不可能な腫瘍のため、首から下が
麻痺すると診断されていたのです。
長い戦いの末の死だと、友人は言います。
ジェフリーさんの友人「知らせを聞いて悲し
いですが、彼の望みなら責められません。彼
自身の決断ですから。
」
彼は、みずから命を絶つ理由をこう話しまし
た。
“健全な精神状態で下すべき決断だ。人は、
時に重要な選択を人に委ねてしまう。だが、私は尊厳を持つ人間であり、よってみずから
決断するのだ”と。
そして彼は、スイスで「ディグニタス」の助
けを借り、安楽死しました。
この国では、
「死のほう助」は合法です。
ジェフリーさんは、イギリスの法律のせいで
スイスへ行くしか選択肢がなかったと述べて
いました。
しかし、流れは変わりつつあります。
「死のほう助」はスコットランドで審議に入
り、イングランドなどでも法律改正の動きが
出てくるかもしれません。
42年間こん睡状態 尊厳死めぐり論争
「男に性的暴行を受けた後、42年間昏睡状
態だったアルナ・シャンバグさんが亡くなり
ました。彼女はムンバイの病院で、家族に見
捨てられたあとも同僚の看護師たちから手
厚い看護を受けていました。死を迎えたこと
で、アルナさんは苦しみから解放されたかも
しれませんが、その死は私たちの社会に難題
を投げかけています。
」
42年にわたり昏睡状態だったアルナさんは、67歳でその生涯を終えました。
彼女が看護助手の男に襲われ、性的暴行を受
けたのは25歳の時。
昏睡状態が続いたアルナさんの存在は、尊厳
死をめぐる議論を巻き起こしました。
彼女の友人がアルナさんの尊厳死を求め、訴
えを起こしたのです。
しかし最高裁は、アルナさんについては、同
僚たちから手厚い看護を受けていることを理
由に訴えを却下。
一方で、一定の条件がそろった場合は尊厳死を認める判断も下し、大きな論争を呼んでい
ます。
“安楽死” その定義とは
山澤「スタジオには、各国の安楽死の事情にお詳しい横浜市立大学・有馬斉(ありま・ひ
とし)准教授にお越し頂いています。まず、ご覧頂きましたイギリスとインドの事例です
が、同じ『安楽死』といっても事情がいろいろ違うようですね。そもそも安楽死とはどう
いったものなのか、まずはそちらをご説明頂けますか?」
横浜市立大学 有馬斉准教授「安楽死という
のは、いずれにしても結果としては患者さん
の死を導くということでは同じなんですけれ
ども、そこに至るまでの手段が違うというこ
とで、大きく2つのタイプに分けるのが一般
的かと思います。1つは致死的な毒薬を用い
る場合です。この場合というのは積極的に患
者さんの死を引き起こすということなので、
『積極的安楽死』という言い方をするのが一
般的です。もう1つは、延命をしなければ死
亡する患者さん、そういう状態の患者さんに
対してあえて延命措置をしないことですね。
この場合は何もせずに、消極的に患者を死な
せるということになりますので、これを『消
極的安楽死』と呼んでいるわけです。このう
ちの1つ目、毒薬を用いる場合に関しては、
更に2つに詳しく分けることができるという
言い方がされまして、1つは、毒薬を医師が
注射器などで直接患者に投与する場合ですね。もう1つは、実際には投与まではしないん
ですけれども、用意して毒薬を手渡す、つまり処方するだけですね。この場合は患者さん
が自分で毒薬を服用する事になると思いますけれども、この2つに分けることができます。
国内では『安楽死』という言葉を使う場合には、実際には毒薬を医師が直接に投与する場
合に使うということが多くなされています。処方するだけの場合は『自殺ほう助』という
ふうに呼んで、狭い意味での安楽死から区別しているわけです。先ほどの映像のイギリス
人男性は、この自殺ほう助にあたるケースになるわけです。」
山澤「こちら『積極的安楽死』の中の、
『自殺ほう助』。」
横浜市立大学 有馬斉准教授「そうです。『尊厳死』という言葉もよく聞くかと思いますけ
れども、国内のガイドライン等では、この『消極的安楽死』の方だけを指して、尊厳死と
いう言葉を使うということがなされたりします。先程のインド人女性の場合はこちらにあ
たるわけです。」
「積極的安楽死」 法的に認める国々
山澤「まず、
『積極的安楽死』の方からお聞き
していきたいと思いますが、今回イギリス人
の男性が渡航したスイス、こちらは積極的安
楽死が認められているということでしたが、
この積極的安楽死を認めているという国は、
ほかにもあるのでしょうか?」
横浜市立大学 有馬斉准教授「まず、スイス
ですけれども、これは比較的やや特殊な状況
にありまして、自殺ほう助が合法化されてから約40年という比較的長い歴史を持った国
です。法律の内容に関しても、医師でなくても自殺ほう助ができるということがあります
し、先程の『ディグニタス』のような団体がですね、スイス以外の国から来る渡航者に対
しても、自殺をしたいと言えば手伝うということをしていますので、イギリスとかドイツ
ですね、ほかの国からも自殺ほう助を受けに人が来るというような状況になっています。
スイス以外ではベネルクス3国、つまりオランダ・ベルギー・ルクセンブルクですけれど
も、これらの国では医師による自殺ほう助と毒薬の投与、つまり狭い意味での安楽死の両
方が認められています。またアメリカでは、オレゴン州・ワシントン州・バーモント州の
3つの州が医師による自殺ほう助を認める法律を持っています。ほかにも、ごく最近です
けれども、ニューメキシコ州の一部とモンタナ州で、自殺をほう助した医師を責任を問わ
ないという判例がでていますので、実質的にはこれらの州でも自殺ほう助が行なわれてい
る状況になっています。」
「積極的安楽死」 容認の背景は
山澤「そうしますと、この積極的安楽死を認
めている国、一部に限られていると思うんで
すが、なぜこれらの国では認められているの
でしょうか?」
横浜市立大学 有馬斉准教授「まずは、消極
的安楽死も同じことが言える点かと思います
けれども、こういった法律が出来るようにな
った背景としては、やはり医療技術の向上と
いうことがあるかと思います。延命のための技術が非常に発達していますので、痛いとか、
口ではもう食べることができないとか、体が思うように動かないといったような状況でも、
長く生きるということが可能になっているわけです。そのような状態では、もう生きてい
たくないというふうに考える人々が増えてきたということが、まず背景に挙げられるかと
思います。しかし、ではなぜ特に今言ったようないくつかの国で、消極的安楽死ではなく
積極的安楽死まで認められるようになったのかというと、この経緯を説明するのはひと言
ではちょっと言いにくいかもしれませんけれども、少なくとも確かなこととして、実はこ
れよりかなり前から積極的安楽死に関連する事件とか事例というのがたくさん出ていまし
て、そこから活発な議論や判例、実践の積み
重ねということがあったということは言える
と思います。例えばオランダですけれども、
オランダでは1970年代には、すでにいく
つか重要な裁判事例が出ています。そこから
1980年代には検察と医師会が協定を結ん
でいまして、これこれの要件を満たした積極
的安楽死に関しては、それを行なった医師を
起訴しないというような約束がなされていま
すから、合法化は実際2002年ですけれども、それまでに約20年間、積極的安楽死は
実践がなされてきたという経緯があります。またほかにもオランダには非常に重要な特徴
としまして、福祉制度がある程度充実しているということが挙げられます。介護保険もあ
りますし、そういった状況ですと、安楽死を
延命するお金がないために選ぶということに
は比較的なりにくい、ということが言われま
す。このことは、オランダで積極的安楽死が
受け入れられてきた背景と言えるかもしれま
せん。もう1つ、アメリカですけれども、ア
メリカでもすでに1990年代から影響力の
ある活動家というのが出てきていまして、例
えば100人以上の自殺をほう助したジャッ
ク・キボキアン氏であるとか、あるいはみずから自殺のほう助をした事例について雑誌に
報告を書いて議論を招いたティモシー・クウィルなどといった人がいます。これらの人々
が、例えば文章を書くとかメディアへ露出する、あるいは法廷での争いなどを通して、自
殺ほう助が認められる可能性についての議論を引っ張ってきたという経緯があります。」
「消極的安楽死」 法的に認める国は
山澤「そうしますと一方の『消極的安楽死』、
これを認める国というのはどの程度あるので
しょうか?」
横浜市立大学 有馬斉准教授「消極的安楽死
については、これがどれくらい行なわれてい
るかというのは、多くの地域を対象にした調
査があまりありませんので、正確なことはよ
く分かりませんけれども、しかし積極的安楽
死と比べれば、はるかに多くの国・地域で行
なわれていることが分かっています。法律で許容範囲を定めていることが分かっている
国・地域に限っても、アメリカの中の全ての州、それからイギリス・フランス・ドイツ・
オーストリア、それから台湾でも2000年に消極的安楽死の一部を合法化しています。
」
「消極的安楽死」 日本での動きは
山澤「一方、日本では安楽死をめぐる議論、どの程度進んでいるのでしょうか?」
横浜市立大学 有馬斉准教授「まず、積極的安楽死ですけれども、これについては医師に
有罪判決が2つ出ていますので、また、ガイドラインも認めていないという状況になって
います。しかし消極的安楽死に関しては、実はこれはもうごく最近ですが、ルール作りに
向けた議論というのが非常に活発化している状況です。2000年代の前半から中盤にか
けて、医師などが逮捕される事件というのがたくさん起きています。2004年に北海道
の病院、それから2006年に富山県の病院で、患者の人工呼吸器を取り外して患者を死
なせた医師が逮捕されました。こういった事例というのはたくさんありまして、2000
年代の後半には国や学術団体などがルールの明確化に向けて動き出しています。2007
年だけをとっても、厚生労働省、それから日本医師会などがガイドラインを作っていて、
これはどれも延命措置の中止を一部認める内容になっているわけです。さらに2012年
には、超党派の国会議員連盟が法律案を公にしています。しかしこれに対しては、日本弁
護士連合会などが合法化に反対をしているということもあります。」
“安楽死”の議論 重要なポイントは
山澤「そうしますと、どこの国でもそれなりに事件などがあって議論が高まって、認めた
り認めなかったりする動きが出ているということだったと思うんですが、国内外を問わず、
安楽死の議論を進めていく上で重要なのはどういった点になりますでしょうか?」
横浜市立大学 有馬斉准教授「まずは各国・地域で問題になっている安楽死の種類ですね、
積極・消極とありますので、この違いをしっかり理解するということがあると思います。
それから、それぞれのタイプの安楽死について、合法化には賛成派・反対派、両方の意見
がありますので、これをよく知るということですね。合法化には明らかにメリットもデメ
リットもありますので、どちらもしっかり見
落とさないということが大事かと思います。
まず、簡単にこれを紹介しますと、賛成派の
主張としては患者を延命の苦痛から解放して
あげたいということですね。痛いとか、口か
ら食べられない・動けない、といった人々を
苦痛から解放させるということが一点。
」
山澤「QOL=クオリティ・オブ・ライフ、
人生の生き方の質の問題でしょうか。」
横浜市立大学 有馬斉准教授「そういうことが言われるわけですね。それからまた、死に
たいと思う患者自身の思いを尊重するべきだという意見もあります。例えば、いつどのよ
うに死ぬかということになりますけれども、これは人生の非常に重要な場面における決定
だと言われるわけですね。それに対して反対派も主張がありまして、反対派としてはやは
り、人の命には賛成派が考えるよりももっと大きな価値があるのではないか、つまり、苦
しいから、本人の決定だからというだけで人を殺してもよいのか、あるいは救える命を救
わずにおいてもよいのかということが言われます。また第2に、仮に死なせることの許さ
れる場合があるとしても、合法化すると、本来だったら死なせるべきでない人が死ぬリス
クというのがあるんではないかと言えます。例えばお金がないとか、介護してくれる人が
いないという理由で安楽死を選ぶ人が出てくるのではないか、こういったことを言ってい
る人々と言うのは、まずは治療費や介護を心配せずに済む制度を整えることが先だと。生
きようと思えば生きられる環境を作らずに、死ぬという選択肢だけ容易に手に入るのでは、
本当の意味での自己決定を尊重したことにはならないのではないかということが言われて
いるわけです。
」
山澤「認める認めない、なかなか答えが出ない問題だと思いますが、いずれにせよ議論を
していくことが大事、そういうことですね。」
横浜市立大学 有馬斉准教授「そうですね、どちらの意見も非常に強い意見だと思います
ので、両方の意見にある程度共感しながら、多くの人が議論に参加することが重要ではな
いかと思います。
」
障害者自立の産直、コーヒー店
盛岡の事業所が開設
手焼き焙煎の豆でいれたコーヒーが味わえる新湖月の店内
盛岡市の多機能型事業所「風の又三郎」(中村英治所長)
は2日、市内2カ所に出張所を開いた。清水町の産直店「マ
ルシェ清水町」と、南大通1丁目のコーヒーの店「ポラン
/新湖月(しんこげつ)」
。同事業所を利用する障害者計1
2人が接客などに当たり、自立する力を高める。
マルシェ清水町はマンションの1階にあり、内装はフラ
ンスの市場をイメージした。主力商品は市内5軒の契約農
家から入荷する野菜や果物。和洋菓子、パンのほか、全国
各地で開発されたご当地ドレッシングの販売コーナーもあ
る。営業時間は午前9時半~午後5時、土日祝日は休み。
もう1カ所は、ビルの1階が手焼き焙煎のコーヒー豆を
販売するポラン、2階が喫茶店の新湖月。新湖月は昨年末
で閉店した老舗喫茶店「湖月」の店舗を、手焼き焙煎(ば
いせん)豆の名物コーヒーごと引き継いだ。営業時間はポ
ランが午前10時~午後5時、土日祝日休み。新湖月は午
前10時~午後7時、日曜祝日休み。
野菜などを買い求める買い物客らでにぎわうマルシェ清水町
知的障害者のスポーツ支援 富谷で慈善ゴルフ大会
河北新報 2015 年 6 月 3 日
寄付金を受け取る後藤理事長(中央)とアスリートら
知的障害者のスポーツ活動を支援するNPO法人
「スペシャルオリンピックス(SO)日本・宮城」
(仙
台市)の設立20周年記念第10回チャリティーゴ
ルフ大会が5月26日、富谷町の富谷カントリーク
岩手日報 2015 年 6 月 3 日
ラブであった。
79人が参加。参加費の一部の30万円がSO日本・宮城に寄付された。後藤完也理事
長は「多くの支援に感謝する。知的障害者のスポーツ振興に役立てたい」と述べた。
SO日本・宮城では約200人のアスリートが14競技で活動している。7月にアメリ
カで開かれる世界大会には体操、テニス、陸上で3選手が出場する。
不登校、引きこもりの若者を同世代で支えよう
奈良県が講座
産経新聞 2015 年 6 月 3 日
不登校や引きこもりに悩む若者を同世代の若者が支援する「ピア・サポーター」制度を
進めている県は、今年度のサポーター養成講座受講生を募集している。今月から12月の
間に開催される講座や研修を受講すると、サポーター登録が可能。担当者は「同世代だか
らこそ、悩んでいる若者が心を開くこともある。興味を持っている人はぜひ受講して」と
している。
ピア・サポーター制度は平成20年度からスタートし、現在約20人が活動。
「ピア」は
「友人・仲間」を意味する英単語で、文字通り主に大学生が活動している。学校に行けな
い、人付き合いに疲れた、働くことに疑問を感じる…などの悩みを抱える若者に寄り添っ
て会話をしたり、遊んだりするなかで、一歩を踏み出す勇気を引き出すのが目的だ。
サポーター登録すると、NPOが開催する不登校の若者らを支援するイベントなどにサ
ポート役として派遣される。担当者は「若者同士だからこそ気軽に話し合えることも多い。
将来、カウンセラーや教師、福祉職を目指す若者にとっても、貴重な経験となるのでは」
と話す。
講座は6、7月に講義3回と研修1回、8~11月にかけて2~3日間の実習が1回、
12月に総括となる講義1回が予定されており、すべてに参加することが必要。修了する
と修了証が授与される。受講は無料で、交通費などは各自負担。
昨年受講した人からは「人として真摯に向き合うことの大切さを改めて考えさせられた」
、
「『見守ること』
『思いを伝えること』について深く考えた」-などの声が寄せられたとい
う。
申し込みは22日まで。定員20人で、申し込み多数の場合は抽選。詳しい問い合わせ
は県青少年・生涯学習課(電)0742・27・8615。
消費増税時の軽減税率、8%据え置きで調整 自民・公明 朝日新聞 2015 年 6 月 3 日
自民・公明両党は消費税率が10%に引き上げられた際、生活必需品などの消費税率を
低くする軽減税率について、現行の8%に据え置くことで調整に入ることを決めた。公明
党は軽減税率を大幅に下げることは求めず、その分、対象品目を広げることに主眼を置く。
公明党は1日、党税制調査会の総会を開催。斉藤鉄夫税調会長は記者会見で軽減税率を
念頭に「党内で知恵を絞る作業をしなくてはいけない」と述べた。山口那津男代表は昨年
末の段階から「8%の税収で社会保障を維持しようとしている。そこをベースに最終的に
判断していく」と語っており、党内で調整を進めていた。自民党内にも、
軽減税率を導入した場合に8%を容認する声がある。
すでに軽減税率を導入している英国は、消費税率(付加価値税)の標
準税率20%に対し、食料品や新聞、雑誌の税率は0%。同様に19%
のドイツでは、食料品や水道水が7%となっている。欧州の主要国は消
費税率そのものが日本より高く、大幅な軽減策をとっているが、日本国
内では政府や自民党内に税収減への懸念が大きい。
月刊情報誌「太陽の子」、隔月本人新聞「青空新聞」、社内誌「つなぐちゃんベクトル」、ネット情報「たまにブログ」も
大阪市天王寺区生玉前町 5-33 社会福祉法人大阪手をつなぐ育成会 社会政策研究所発行