白秋祭式典で特選の4人が詩を朗読 ほか

平成 年度白秋献詩は国内外から8546編が応募
白秋祭式典で特選の4人が詩を朗読
柳川が生んだ
偉大な詩人、北原
者 全 員 で「 帰 去 来 」 を 合 唱。
て作品を朗読。最後は、参列
事賞の3人が、詩碑に向かっ
白秋の偉業をた
郷土の偉大な詩人をしのびま
文部科学大臣賞受賞作品
たえ、詩への関心
「川」
茨城大学教育学部附属小学校
した。
市では毎年、白秋
白秋献詩の特選と市内から
の入賞者は次のとおりです
を 高 め る た め に、
献詩を募ってい
(かっこ内は学校名や学年な
1年 齋藤悠一郎
ます。今年も国内
ど。敬称略)。
■ 文 部 科 学 大 臣 賞 齋 藤 悠 一
郎( 茨 城 大 学 教 育 学 部 附 属 小
特 選
外から作品が寄
せられており、応募は合計8
546編。その中から155
編が入選しました。
そして、白秋の命日である
月2日、白秋詩碑苑で白秋
みずき(岩手県奥州市立木細
の齋藤悠一郎くんと福岡県知
大学教育学部附属小学校1年
文部科学大臣賞に輝いた茨城
碑 へ 献 酒 し ま し た。 そ の 後、
白秋会の大城昌平会長らが詩
童が献花し、金子市長や柳川
白秋の母校、矢留小学校の児
「帰去来」が刻まれた詩碑に、
第二小1)
、田島碧泉(矢ヶ部
( 豊 原 小 4)
、大 曲 陽 斗( 昭 代
■ 白 秋 生 家 記 念 財 団 賞 菊 池
庄山千尋(伝習館高2)
知 県 刈 谷 市 立 雁 が 音 中 3)、
■ 福 岡 県 教 育 委 員 会 賞 古 賀
あいの(城内小6)、川端開(愛
中2)、中島新助(大牟田市)
丸田晴香(久留米信愛女学院
■ 福 岡 県 知 事 賞 佐 々 木 鈴
( 岩 手 県 宮 古 市 立 高 浜 小 3)、
1)
工 小 6)、 森 真 緒( 愛 知 県 刈
小5)
、梅﨑咲愛(昭代第一小
祭 式 典 が 開 催。 白 秋 が 晩 年、
谷 市 立 刈 谷 東 中 2)、 上 野 典
5)
、 沖 愛 梨( 豊 原 小 4)
、江
■ 伝 習 館 三 稜 会 賞 古 賀 蒼 汰
(昭代第二小1)、瓦田紗希(岐
( 矢 留 小 2)
、野 本 麻 友( 昭 代
稔(昭代第二小2)
、城戸沙理
柳川への望郷の心を歌った
子(東京都西東京市)
阜 県 各 務 原 市 立 緑 陽 中 3)、
第二小6)
、
椛島里莉花(同6)
、
口涼介(昭代第一小4)
、岩丸
後藤順(岐阜県岐阜市)
小 2)、 柿 原 未 奈( 愛 知 県 刈
■白秋長女岩﨑篁子賞 菊池
望夢(岩手県奥州市立木細工
学院高3)
東 中 2)、 武 藤 茉 莉( 西 南 女
美結莉(愛知県刈谷市立刈谷
■ 西 日 本 新 聞 社 賞 浦 部 隼 颯
(みやま市立竹海小1)、鈴木
奈 夫( 城 内 小 4)
、平田琳花
深町智大(豊原小4)
、野口須
小6)
、大橋うみ(柳河小1)
、
( 蒲 池 小 1)
、坂 田 万 尋( 城 内
堤康亮(大和小3)
、下川紗菜
小4)
、高田大暉(両開小5)
、
代第一小4)
、渡邉寿哉(城内
羽(皿垣小1)
、田中亜希(昭
松藤龍矢(蒲池小6)
、大津楓
谷 市 立 刈 谷 東 中 2)、 牧 瀬 義
(豊原小4)
、田中真人(同4)
、
髙椋萌(矢留小6)
、相浦悠人
文(佐賀県鳥栖市)
市内入賞者
留小4)
、金子堅(柳河小3)
、
(昭代第二小2)
、松藤真琴(矢
留小5)
、
山田優那(両開小4)
、
(昭代第一小2)
、椛島朱莉(矢
(藤吉小1)▽三席=中島悠仁
原玲士(城内小1)
、小関怜菜
1)、 佐 藤 魁 星( 昭 代 中 1)、
紗(蒲池中1)、井上都子(同
森 山 興( 柳 城 中 2)、 岩 川 莉
1)、橋本枝美里(柳南中2)、
1)▽佳作=與田雄士郎(同
■ 中 学 校 の 部 ▽ 三 席 = 松 藤
響平(蒲池中3)、藤木海有(同
田島鷲(有明小3)
岡輝流(矢留小2)
、三小田陽
髙口琉那(柳南中1)
■ 小 学 校 の 部 ▽ 一 席 = 永 田
悠翔(有明小3) ▽二席=柏
(豊原小6)▽佳作=松橋享那
■高校・一般の部 ▽二席=
上田裕菜(伝習館高1)▽三
小5)
、江﨑日南(両開小4)
、
梅﨑威月(昭代第一小6)
、山
席=久賀可能子(同2)
( 矢 留 小 4)
、 松 尾 由 美( 城 内
本晶菜(矢留小6)
、堤由衣奈
白秋祭関連・
秋の文化行事
11 月 1 日 ~ 3 日 の
白秋祭水上パレード。
川下りコースにはパ
ネルの展示もあった
ゆうぐれのもり
つぎつぎとなきだすヒグラシ
ぼくはあるきつづけている
あさからずっと…
あつくて いたくて つらくて
それでも
あしはとめない
九ねんまえ
一ねんせいだったおねえちゃんが
なつやすみにじゆうけんきゅうをした
いえのちかくのちいさな川が
どこからながれてきているのか
なん十キロもあるいてしらべていた
ことしのなつ
ぼくはそれとおなじみちを
いまあるいている
こうこうせいになったおねえちゃんは
まいにち いそがしそうだ
あのときのおねえちゃんは
どういうきもちで
ここをあるいたのだろう
しゃしんをみると
川やまわりのけしきは
むかしのままだ
もりのかたちも
ひろがるたんぼも
ながれていく川も…
このちいさな川は
おおきな川につながるって
おねえちゃんは いっていた
はやくしないと
日がくれてしまう
なつやすみがおわってしまう
九ねんたったら
ぼくは
どこで
なにをしているだろう
なん十ねんかしたら
ぼくにもこどもがいて
このみちをあるいているかなあ
ぼくは
ぼくのいまのきもちを
ぼくのこどもにも
はなしてあげたい
はなしてあげたいことが
いろいろあるんだ
川はどんどんながれていく
ゆう日はどんどんしずんでいく
たちどまって
そらをみあげると
ほしがひとつ
きらきらとひかっていた
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広報やながわ 2015.12.1
広報やながわ 2015.12.1
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白秋祭式典で受賞作品を朗読する齋藤悠一郎くん
【コメント】ものすごくうれしいです。思わず万歳を
してしまいました。1 日かけて川をたどったときの
ことを、ひとつひとつ思い出しながら書きました。
白秋祭式典で毎年行わ
れ る 献 詩 入 賞 者 表 彰。
特選と入賞者に賞状や
楯などが贈られた
白秋祭式典の最後に行
わ れ た 白 秋 の 歌 合 唱。
矢留小 6 年生が「砂山」
「この道」を披露した
10 月 24 日~ 11 月
8 日に催された白秋
祭 協 賛 柳 川 文 化 祭。
カラオケや日本舞踊
などの発表会、短歌
や絵画などの展覧会
が行われた
第 28 回柳川市総合
美 術 展 は、11 月 1
日~ 8 日に市民体育
館で開催。力作がそ
ろい、来場者は作品
に見入っていた
11 月 2 日 は、 あ め ん
ぼセンターで第 45 回
北原白秋顕彰短歌大会
が 開 催。 市 内 か ら は、
選者の部で佳作に髙田
吉 治 さ ん、 互 選 の 部
で人賞に大橋拾子さん
(写真)の作品が入選
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