ブリティッシュ・アメリカン・タバコ・ジャパン 会社案内 2015/2016 BAT 2015/2016 私 たちはリー ディングカンパニーとして、世 界 的 に 大 きな 成功を収めてきました。どのような事業に取り組むかだけで はなく、どのように事 業を行うかが 重 要だと考えています。 私たちについてより良く知っていただくために、この冊子を 作成しました。ぜひ、ご覧ください。 We are BAT. 私たちはBATです。 1 たばこ市場をリードするBAT 02 Lead the way リーディングカンパニーとして 04 work as partners 06 support choices 08 OPERATE RESPO NSIBLY パートナーシップ 選択肢を提供する 責任ある経営 10 Value diversity 12 Find out more 多様性を重視 お問い合わせ等 日本で成長し続けるBAT Japan 14 How we grow in Japan 16 Our people 22 CSR activities in Japan 成長を続ける日本法人 能力を引き出す人材開発 日本におけるCSR 活動 2 We are BAT 2015/2016 We lead リーディングカンパニーとして 1902年創業したブリティッシュ・アメリカン・タバコは、 今なお成長を続けるグローバル企業です。世界トップ レベルのたばこブランドを擁し、また、次世代製品でも 業界をリードすべく鋭意取り組んでいます。 GLOBAL SUCCESS STORY 私たちは世界で最も国際的な企業の一つです。世界中で5万7,000 人以上の社員を雇用し、200を超えるブランドを含むポートフォリオを 有し、200を超える世界の市場で販売しています。また41ヵ国、44ヵ 所の工場で、紙巻たばこなどのたばこ製品を製造しています。 私たちの業績は極めて好調です。2014年は、紙巻たばこの販売数 量が6,670億本に達し、60を超える市場でトップシェアを達成しま した。世界的に有名な私たちの5つのグローバル・ドライブ・ブランド 「ダンヒル(Dunhill) 」 、 「ケント(Kent) 」 、 「ラッキー・ストライク(Lucky Strike) 」 、 「ポール・モール(Pall Mall) 」 、 「ロスマンズ(Rothmans) 」 を合わせた市場シェアは2014年も引き続き伸びをみせ、私たちの紙 巻たばこ販売数量全体の5分の2以上を占めています。 この5つのブランドばかりでなく、 「ヴォーグ （Vogue)」 、 「ヴァイスロイ （Viceroy） 」 、 「クー ル （Kool） 」 、 「ピー ター・スタイヴァ サント （Peter Stuyvesant） 」 、 「ベンソン＆ヘッジス(Benson & Hedges) 」といっ たブランドが私たちのこれまでの成長を支えています。 13 年連続 ダウ・ジョーンズ・ ンデックス サステナビリティ・イ す。 に選出されていま 3 上 以 0 0 世 界 2 業展開している市場の で事 数 LEADERS IN SUSTAINABILITY 私たちは、 持続性があり、 責任ある事業を行っていると自負しています。 これは当社のみならず当社の消費者、 そして当社と取引のある農家や小売 店など全てのステークホルダーのために企業価値を創造することを目指 しています。 私たちは2002 年に、たばこ会社としてはじめてダウ・ジョーンズ・ サステナビリティ・インデックスに選出され、それ以降、毎年、この栄誉 を受けています。2014 年は、業界のリーダーとしての地位を維持した だけでなく、過去最高のスコアを獲得することができました。 FORWARD LOOKING 中核となる紙巻たばこ事業と共に、有害性が低減された代替製品を 成人喫煙者にお届けするために、革新的なたばこやニコチン製品ライン の研究開発とその普及に力を入れています。 私たちの事業は豊かな伝統を受け継いできましたが将来も明るいと 確信しています。長い将来にわたり成長し続けるために、事業を展開する 市場や私たちのブランド、次世代製品カテゴリー、 そして人材への投資を 続けていきます。 詳しくは、こちらから： www.bat.com/whoweare の 世界の喫 煙者 人が 約 8人に1 を選択 当社のブランド ンド 5 4億 3 0 0万ポ） （ 9 ,9 9 6 億円 後の 2014 年調整 ※ 営業 利 益 6 0ヵ国以上 ップ で市場シェアト ※2015年10月実勢レート：1ポンド＝185円（全ページ） 4 We are BAT 2015/2016 We work as パートナーシップ 企業として成 長を続けつつ、事 業に関連する人々が 共に成長するよう農家の暮らしを支え、小売店と緊密 に連携して支援していきたいと考えています。 上 以 ド ン ポ 万 0 0 5 ,0 （ 9 3 億円 ） 策への たばこ不法取引対 年間 投 資 額 FIGHTING ILLICIT TRADE WORKING WITH RETAILERS 私たちの製品を販売する小売店と、将来にわたり良好な関係 を構築することは極めて重要です。私たちは、世界中で2 万に およぶ取引先と相互に有益な関係を築いており、そこには マーケティングや小売店への流通を担当する社員がいます。 世界中の小売店と連携し、消費者が購入する際に年齢を確 認することで未成年者の喫煙防止に効果があることを認識 するよう取り組んでいます。これは未成年者の喫煙防止に関 する私たちの長期的なイニシアチブの一つです。 毎年 6,000 億本前後の紙巻たばこが不法取引され、これに より世界で年間およそ300 億ポンド （5 兆 5,500 億円 ）の税収 が失われています。 私たちが毎年、不法取引への対策に5,000万ポンド （ 93億 円 ）以上を投じるのは、そのためです。これは、私たちだけの取り 組みではありません。犯罪を食い止めるために他のたばこ会社 と協力し、サプライチェーン全体に最新鋭の取り組みを導入し ています。 また、各国政府や世界税関機構などの国際機関とも協働し、 この世界的な問題についての理解を深めるとともに、 一丸となって この問題に対処するための方法を模索しています。この他に、 欧州 委員会およびその加盟国と合意した20年間に及ぶ1億1,300万 ポンド規模 （209 億円） の支援の一つに、国境スタッフを対象にし た新しいセキュリティシステムの研修があります。 5 HELPING FARMERS THRIVE 私たちは、葉たばこ農家を所有したり、葉たばこ農家を直接雇用して 葉たばこの熟成に使用する木材の持続可能な供給源を創り出す事業 いません。私たちは世界各地の10万戸を超える契約農家とパートナー です。他に、代替燃料の現地調達も進めています。 として協働しています。土壌の管理状態や水の利用方法などについて、 また農村社会の自立性を目的とした、より広範なコミュニティーへ 当社の葉たばこの専門家が専門知識を提供し、研修を行い、収益性と の投資プロジェクトに携わることも少なくありません。 生産性に優れた力のある農家への経営となるよう支援をしています。 児童労働問題の取り組みにおいても、常に業界をリードし続けてきま また、普通であればなかなか手が届かない営農方法や営農技術に した。葉たばこ農業から児童労働を排除するための財団法人 ECLT 農家が触れて利用する機会も提供しています。私たちは契約農家の支 （Eliminating Child Labour in Tobacco Growing Foundation） 援に毎年 6,500万ポンド(120 億円)以上を費やしています。 の創設メンバーとして、今も活動を続けています。 私たちは葉たばこの栽培が環境に与える影響に注意を向け、農家 と協力してこの軽減に取り組んでいます。例えば植林プログラムは、 万ポンド を過去 6 年間、 3,00（0 円） 56 億 1,0 0 0人以上 社の する当 世界中で 活躍 家の人数 葉たばこ専門 10万戸以上 当社の契約農 地域社会 葉 たばこ栽 培 国 の 資 プロジェクトに投 家の数 4 0万トン以上 する から購入 契約農家など 年数 量 の こ 葉たば 契約農家の 暮らしぶりを収めた動画は、 こちらから覧いただけます。 www.bat.com/farmervideo 6 We are BAT 2015/2016 We support 選択肢を提供する 私たちは、消費者が正しい情報を得た上で喫煙を選択 するインフォームド・チョイスを支持し、また次世代たばこ やニコチン製品ラインの開発に力を入れています。 MEETING CONSUMER PREFERENCES 喫煙による健康リスクがよく知られている反面、世界の何億人 もの人が 喫煙を選択しています。それは喫煙者の権利であり、 私たちはその選択を支持しています。 平行して、私たちは通常の紙巻たばこの代替製品として有害性 が低減された製品を提供するために、革新的なたばこやニコチン 製品の開発に取り組んでいます。 私たちがこうした代替製品の開発に多額の投資をしているのは、公衆 衛生の向上に役立つ可能性があると同時に、私たちの事業がさらに成長 する新たな機会となるからです。消費者のニーズを把握し、世界最高 レベルの研究開発力を誇り、厳しい品質基準を備えた私たちは、こう した製品をお届けするのに最適な立場にあると自負しています。また、 世界に広がるネットワークを活用することが可能であることに加え、 自社製品の責任あるマーケティング活動を行う姿勢を明確に示してき た実績もあります。 私たちは、次世代 製品のイノベーションの最前 線を担っています。 2013年には、国際的なたばこ会社として初めて電子たばこの「Vype」 をイギリスで発売したのに続き、2014年にも新製品を発表しました。 この他にたばこを燃焼させるのではなく、熱して煙中の有害物質を抑え るたばこ製品も開発中です。 詳しくは、こちらから： www.bat-science.com ド以上 ン ポ 万 0 0 ,0 8 4億 （ 8 8 8 億円 ） 的なたばこ／ 過去3 年間の革新 究開発費 ニコチン製品の研 7 「紙巻たばこを 危 険 なものとしている 化 学 物 質の電子たばこにおける含有 量は、ゼロまたはごく微量である」 （P Hajek他、 “ Should e - cigarette be regulated as a medical device? （電子たばこを医療機器として規制すべきか？） ” 、 『The Lancet』誌、 2013 年 7月） 上位 2 割 EU 域内 で研究開 発費の多 企業の上 い 位にラン クイン 当社の研究開発の最先端は こちらからご覧いただけます。 www.bat.com/labtour FUTURE PRODUCTS 新たなニコチン吸入器「Voke」をはじめ、医薬品として規制を受ける ニコチン製品にも私たちは着目しています。この画期的な製品は、吸入 するだけで作動し、バッテリーなどのエネルギー源が必要ありません。 私たちは、イギリスの医薬品規制機関から医薬品として販売する規 定を満たす認可を取得した初のたばこ会社となりました。 2015年末までには 「Voke」 を商品化し、 イギリスで発売する予定です。 8 We are BAT 2015/2016 We operate 責任ある経営 私たちは担うべき責任に真剣に取り組み、高水準な企業 行動と透明性の確保に努めています。 GOOD GOVERNANCE 私たちは常に優れた経営の管理と執行に取り組んでいます。説明 責任を果たしながら、誠実に、事業目標の達成に注力しています。事業 を進めるための基準を定める明確な規定を設定し、常にこれを見直し ています。この規定の範囲は、雇用、環境、安全と衛生、人権など、 私たちの全ての活動に及びます。主な方針は、こちらからダウンロード が可能です。 www.bat.com/principles 2014 年時点で、CO 2 排出量を 4 5 % 削減 （2 00 0年比） 9 エネルギー 使 用量を 13 % 削減 100 編以上 （2 00 7年比） 過去5年間に査読を経て 学術雑誌に投稿された 研究論文の数 A RESPONSIBLE APPROACH 私たちは環境に及ぼす影響をできるだけ抑える責任がある と考えています。持続可能な将来のために必要な天然資源を 私たちの事業、地域社会、生態系が利用し続けるためにはこれ が不可欠です。 MAKING OUR VIEWS HEARD 私たちは公平な議論に参加したいと考えています。たばこ製 品やたばこ産業を取り巻く主な問題に対する規制当局の取り組 みにおいて責任ある企業として、情報やアイデア、また現実に即 した施策の面で貢献できると考えています。 たばこ政策の策定に関しては、これまで培った経験とノウハ ウから、政府や規制当局に対する多くの提案があります。私た ちは、経済協力開発機構 （OECD）の「 ロビー活動における透明 性および 清 廉 性 の原 則 」を長 年に亘り支 持してきました。 2014 年には規制当局や政治家、他の関係者とのかかわりにつ いて明確な原則「Principles for Engagement」を定めてい ます。 原材料やエネルギー、水を持続可能な方法で利用すること は、経済的にも理にかなった取り組みです。私たちが直接環境 に及ぼす影響を常に観察して軽減させるとともに、事業の効率 化を図るための新たなプロセスを開発しています。 有害性の低減されたたばこ製品、またニコチン製品の研究 開発には、最先端の研究開発施設を整備し、毎年多くの研究開 発費を投じ、様々な分野の科学者を擁しています。 当社の透明性は、科学研究分野でも変わりません。科学研究 プ ログラムの詳しい内 容を専用ウェブサイト （w w w.batscience.com） で公表しています。また研究結果を学術雑誌に投 稿し、主な国際会議や国際的イベントでも幅広く発表しています。 当社の研究所の最先端はこちらからご覧いただけます。 www.bat.com/labtour 10 We are BAT 2015/2016 We value 多様性を重視 当社では、お客様や仕入先など関係者が実に多様性 に富んでおり、そのニーズを満たすため、多様な人材が 活躍しています。 STRENGTH THROUGH DIVERSITY 200を超える市場で事業を展開していることから、社員の国籍も 様 々です。世 界 各地 で 働く管 理 職 者 の 国 籍 数 は2014年 時 点 で 137ヵ国にのぼります。 このように様々な文化と背景を持っている社員が多いため、幅広い アイデアや経験をビジネスに活かすことができます。社員の多様性が、 消 費 者とお客 様などの関 係 者 が何を望 んでいるかを把 握し、その ニーズを満たすうえでの 一助となります。また、課 題を様々な視 点 から捉え、独創性を発揮し、イノベーションを推し進める原動力とも なっています。 72 % 社員エンゲージメント 指数の数字 （2 014年の社員意識調 査より） 11 私たちは4つの行動原則を設けています。 「進取の精神」 、 「責任ある自由」 、 「オープンマインド」 、 「多様性 による力 」です。これらの行動原則は、私たち社員のD NAとして浸透し、日々のビジネス業務における 価値基準、判断基準となっています。 4つの行動原則 「進取の精神」 「責任ある自由」 私たちは自信を持って成長と新たな機会を熱心に追い求め、 私たちは責任を全うする限り、自由裁量をもって決断を下し 大胆に行動し課題克服に努力します。 消費者を最優先して行動します。 「オープンマインド」 「多様性による力」 私たちは物事に対する別の捉え方、 私たちはお互いの違いを尊重し、 考え方の多様性を活用して 変化する社会の期待に耳を傾け、真剣に考慮します。 ビジネスをより強固なものとします。 30 % 当社取締役会の 女性比率 （2 014年度） 5万 7,000人以上 世界全体の社員総数 12 We are BAT 2015/2016 Find out お問い合わせ等 動画と写真 多彩な写真に加え、当社の事業と社員の 様子をまとめた動画をご覧いただけます。 www.youtube.com/welcometobat GLOBAL www.flickr.com/welcometobat 各 国・地 域の当 社ウェブサイトと関 連 会 社のウェブサイトへは、 こちらからアクセスすることができます。 www.bat.com/global SCIENCE 当社の科学専門ウェブサイトは、科学に関するサイトで、当グループ 研究開発チームの現場の様子や、たばこ・ニコチン製品に関する研究 成果などをご覧いただけます。 www.bat-science.com キャリア BATの職場や働き方、応募方法 などについては、当社ウェブサイトの 採用情報をご覧ください。 LinkedInからもご覧いただけます。 www.bat-careers.com www.linkedin.com/company/ british-american-tobacco 当社のTwitterページもご覧ください。 Follow us on Twitter @BATPress 13 BATJapan 日本で成長し続けるBAT Japan p.14 How we grow in Japan p.16 Our people p.22 CSR activities in Japan 成長を続ける日本法人 能力を引き出す人材開発 日本におけるCSR活動 14 We are BAT 2015/2016 How we grow in Japan 成長を続ける日本法人 ブリティッシュ・アメリカン・タバコ・ジャパンは 成長を続けています。 ブリティッシュ・アメリカン・タバコ・ジャパンについて 代表執行役員 社長 ロベルタ・パラツェッティ ブリティッシュ・アメリカン・タバ コ・ジャパ ンは、現在、全国 10 ヵ所に営業拠点を設置し、約 800人の社員が働いています。主な ブランドは、ケント （Ke n t）、クール（Ko o l ）、ラッキー・ストライク （Lu ck y St ri ke）などです。外国企業による国内でのたばこ製造は 法律で禁止されているため、製品は全て海外から輸入しています。 日本における沿革 1950 年 私たちが成長を続けている理由は、意欲ある人材、卓越したマーケ 日本専売公社を通じて 「ケント」 「クール」 「ラッキー・ストライク」を発売 1984 年 日本での事業を開始 住友商事株式会社の100%子会社 （SCAT）を通じて、 1985年 エス・シー・エー・タバコ 製品の販売を開始 1999 年 ロスマンズ・ジャパンと合併 2000 年 SCATの株式を住友商事から買収 B&Wジャパンと事業統合。 社名を「ブリティッシュ・アメリカン・タバコ・ジャパン 2001年 株式会社」に変更し、東京都港区の愛宕 MORI タワーに本社を移転 株式会社から合同会社に組織変更し、社名を 2008 年 「ブリティッシュ・アメリカン・タバコ・ジャパン 合同会社」に変更 ティング企画力、そして蓄積された業界知識にあります。私 たち社 員 は、責任あるたばこ企業として信頼されることを重んじ、社会の期待 に的確に応えられるよう、日々努力を重ねています。 日本で最も好まれるのは革新的な製品です。私たちは、消費者分 析を駆使して成 長 の 機 会を 特 定し、消 費 者 が 求める製 品を斬 新 なアイディアとともにお届けします。 縮小するたばこ市場で当社シェアは順調に推移 日本市場における紙巻たばこの販売本数は、これまでのたばこ 税や消費税の増税によるたばこ小売価格の上昇、喫煙者の健康意識 の高まり、公共の場所での喫煙制限などにより、継続的な減少傾向 にあります。 私たちは、1985 年に日本市場に参入して以来、シェアの伸長傾 向を維持してきました。2007年には10%を超える市場シェアを達 成し、2014 年の市場シェアは12.3%でした。 日本における紙巻たばこの販売推移と当社シェアの推移 （億本） 6,000 5,000 当社の市場シェア推移 輸入たばこ 国産たばこ （%） 15.0 12.5 4,000 10.0 3,000 7.5 2,000 5.0 1,000 2.5 0 ’02 ’03 ’04 ’05 ’06 ’07 ’08 ’09 ’10 ’11 ’12 ’13 ’14 （当社調べ） 0 15 たばこに関わる規制 たばこ産業に関する日本の規制として、1985年 に施行された「 たばこ事業法 」があります。この 法律を受け、たばこ産業は、たばこ製品の広告、 販売促進活動およびパッケージに関する自主 規準 （いわゆる「TIOJ※自主規準」）を策定・運用 しています。 未成年者の喫 煙防止プログラム 未成年者の喫煙防止および未成年者のたばこへのアクセス防止対 策の一環として、TIOJが主体となって推進している「 たばこカード （taspo） 」方式の成人識別たばこ自動販売機が全国で稼働しています。 また、 「 未成年者喫煙防止強化月間 」では、TIOJ、たばこ販売の 団体、未成年者が多く集まる施設の運営に携わる団体などが協力し 合い、未成年者喫煙防止の取り組みを強化しています。 ※一 般社団法人日本たばこ協会 （TIOJ）は、日本でたばこ製品の製造、輸入、 販売、流通などを行う法人や団体により構成されています。 More online www.tioj.or.jp 「TIOJ自主規準」については、TIOJのウェブサイトをご参照ください。 私たちは、たばこ事業法や同法施行規則などの規制に加え、より 厳格な自主規準として、ブリティッシュ・アメリカン・タバコ・グループ の「 マーケティング国際原則 」と「T I OJ 自主規準 」を採用し、広告、 販売促進などのマーケティング活動を行っています。例えば、全ての 紙巻たばこ製品のパッケージに、健康に関する注意文言およびター ルとニコチンの値を表示しています。 また、私たちのマーケティング活動を監視するためのメカニズムと して、ウェブサイトに直接お問い合わせいただけるようにしているほ か、 「 お客様相談室 」を設置してご質問を受け付けています。消費者 の個人情報は、個人情報保護法に基づき厳格に管理しています。 公共の場での喫 煙 分煙エリアや禁煙エリア、あるいは空調設備の設置により、望んで いない人がたばこの煙に曝されるような状況を減らすことができます。 私たちは、こうした施策は、行政、雇用主、サービス産業、たばこ産業、 消費者、その他多くの人びとがともに協力して行える、現実的な取り 組みであると考えます。 16 We are BAT 2015/2016 Our people 能力を引き出す人材開発 BRING YOUR DIFFERENCE, GO THE EXTR A MILE 私たち社員は、異なる文化や経歴から生まれる多種多様な見方や考え方を尊重し合い、互いに切磋 琢磨しながら成長することで、ビジネスの発展へと繋げています。 私たちは 2 0 0ヵ国でビジネスを展開しており、様々な国籍・ your difference, go the extra mile”という精神であり、それ 文化・経歴を持った社員が集まる国際的な企業です。イタリア、 ぞれが個性を尊重し、新たな成長をリードすることです。 イギリス、韓国、インド、中国、バングラデシュなど、様々な国籍 また、会社の財産である全社員に対して、充実した福利厚生を の社員が在籍しており、その多様な視点とアイディアをビジネス 用意することで、社員の仕事に対するモチベーションを高め、優秀 に活かしています。 な人材の定着を図っています。個人の能力を引き出す人材開発 私たちは優秀な人材が会社を支える基盤であると考えてい も報酬の一つと考え、研修と能力開発に大きな投資を行っていま ます。優秀な人材を採用し、新卒・中途入社を問わず、やりがい す。優秀な人材に対しては、充実した研修プログラムを実施し、 のある仕事や成長の機会を提供しています。また、人材開発に 成長する機会を提供しています。私たちの特徴は、異なる環境 おいては、特にリーダーシップを重視し、トップに立つ社員だけ や分野に挑戦できる多くの機会を提供していることです。チャンス ではなく、全社員がビジネスに対して当事者意識を持ちながら、 に挑む人をあらゆる側面からサポートしています。 リーダーシップを発揮することを期待しています。例えば、周囲を 私たちはたばこ産業を取り巻く環境が大きく変化を続ける中 激励する、勇気付ける、行動を促すといったことはどんな職務で で、未来に向けて前向きな変化を起こす先駆者になりたいと考え あっても実行でき、また自由に議論や討論をすることは私たちの ています。その道のりは簡単なものであるとは考えていません。 ビジネスをより発展させています。 しかし、各社員の多様性や個性を最大限に活用し、優秀な社員 同時に、私たちは多様な人材がそれぞれの個性を尊重し活かし を育成することで、日本の市場で勝つ組織を創造できると信じ ながら、常にビジネスにアイディアを取り込むことにも大きな価値 ています。 をおいています。私 たち 社 員 に 期 待 されていることは、 “Bring 17 INSIDE OUR COMPANY 私たち社員が働くのは、仕事に対する情熱ゆえです。社員一人ひとりが、自分たちの才能やスキル を活かすことのできる機会が重要だと考えています。そして最も大切なことは、一人ひとりが仕事から 充実感を得ているということです。 マーケティング 部 門 ブランド・マーケティング部門 日本市場での シェア拡大に向けて、 マーケティング戦略をサポート ストラテジー・プランニング & インサイト部門 トレード・マーケティング & ディストリビューション部門 市場動向や消費者調査に基づき、 日本市場での マーケティング戦略をサポート ブランドを広く世の中に伝え、 様々なチャネルを通じて 売上を拡大 サプライ・チェーン部門 供給計画・資材調達・製造・物流を 通して収益に貢献 ファイナンス部門 広報・渉外部門 IT部門 人事・総務部門 会計・税務・財務・監査などを 的確に遂行し、 円滑な事業運営を支援 持続可能な事業を展開する たばこ会社として 「企業の社会的責任」 を遂行 情報技術を駆使して、 業務効率の継続的な改善により、 ビジネスに貢献 リーダーシップを発揮できる人材の 採用・育成、効率的な就業環境 の提供により、ビジネスに貢献 ブランド・マーケティング部門 ブランド・グループ・マネジャー 上原 奈美 ブランド・マーケティング部門のミッションは、ブランドの市場 の消費者に受け入れられる製品の企画 価値・市場競争力を高めることと、市場シェアを拡大することです。 開発プロジェクトの中心となって、企画 このミッションを達成するため、ロンドンの本社と連携しなが を実行していくことです。 ら日本市場の長 期的なブランド戦 略を立 案し、リサーチ担当、 一つの 製 品が 誕 生するまでには、 営業 担当と共に消費 者が 求める商品を企画・開発し、広告の 世界中の優秀な社員の協力があって コミュニケーションや販売戦略のプランニングを手がけています。 成り立っており、彼らと共に働くことが自分の成長にも繋がって ブランド・グループ・マネジャーとしての 私 の 役 割 は、担 当 います。また、新しい製品が発売された瞬間の達成感が何よりの ブランドの中長期的ブランド戦略を確立すること、そして日本市場 モチベーションとなっています。 トレード・マーケティング&ディストリビューション部門 キーアカウント・アシスタント・エグゼクティブ 加藤 祐樹 営 業 員として、担 当テリトリー内 のたばこ販 売 店 やコンビニ を示してもらえるのか、そして販売店 エンスストアなどに対し、日々の売上拡大のための販促提案活動 の売上向上に貢献できるのか、そこに を行っています。 知恵を絞らなければなりませんが、そ 担 当するテリトリーにおいては、各自が会 社の「代 表 」として れが「面白さ」にも繋がっています。 ビジネスを推進しています。 私たち営業 員一人ひとりに大きな 例えば、それぞれの営業員に現場における権限が委譲されて 裁量が与えられています。入社時の研修で、社長から「担当テリト おり、自分の裁量で活動できる予算が与えられています。 リーにおいては、自分が『社長 』のつもりで仕事をしてほしい」と 自由な 環 境であるだけに、成 果を上げるためには自分なりの 指示があり、実際も正にその通りです。 「発想力」が問われます。どうすれば、店頭で私たちの製品に興味 自分の力を思う存分試してみたいという方にお勧めする職場です。 18 We are BAT 2015/2016 Our people TALENT 採用について もし幅広い国際的なビジネス経験と挑戦にあふれたキャリアを望んでいる人がいたなら、私たちの職場は最適です。チャンスに 挑戦する意欲がある方に万全の支援を用意してお迎えします。 マネジメント・トレーニー・プログラム マネジメント・トレーニーとして採用された社員は、体系的に確立された 2年 間の育成プログラムに参加します。このプログラムを通じて優れたビジネス 感覚、バランスの取れた実務能力、そしてマネジメント・スキルを身に付ける ことが目標です。 特長 ● Fast Track プログラム卒業後直ちに管理職に就き、10 年以内に 経営幹部職を目指します ● Tailor-Made 各自の強みや育成ニーズに合わせた能力開発に取り組みます ● International Exposure プログラム期間中に海外のグループ会社で実務経験を積みます 中途採用 異なる文化や経歴から生まれる多種多様な見方や考え方を尊重するために、 積極的に中途採用を行っています。個人の能力を高める一方で、チームワーク と個人の責任を尊重する企業文化が存在します。知的好奇心にあふれ、想像 力・創造力に富み、挑戦を楽しむことを望んでいる方にはきっと魅力を感じて 頂けます。 障がい者の採用 個性の多様性が私たちを未来に向けて成長させると信じています。各部門 でサポート体制を整え、障がいの有無に関係なく力を発揮できる職場環境を 提供し、障がい者の採用を積極的に行っています。 19 LEARNING & DEVELOPMENT 人材開発について 研修は対象者別に実施し、またコーチングの提供や将来のリーダー候補の育成など、様々な人材開発に取り組んでいます。海外の グループ会社と協同しながら、社員が成長できる機会を提供し、国際的な舞台で活躍できる人材を育成しています。 リーダーシップ&マネジメント・プログラム 社員一人ひとりがリーダーシップを発揮し、ビジネスをリードすることを期待します。リーダーシップ &マネジメント・プログラムでは、リーダーシップ・スキルおよびビジネス・スキルの強化を目的とした 研修を提供し、社員の能力開発を支援しています。 ● 選抜型能力開発プログラム（Growth Academy） 将来的な管理職へのキャリアアップを目標とした 2 年間の能力開発プログラムを、選抜された 社員を対象に提供しています。 ビジネス知識、リーダーシップを中心とするスキルを強化することを目的とし、複数の職務を実際に経験することで視野を広げ、 自身の適性を発見していきます。学びの70％を占めると言われる実際の経験に重点を置いた実践的なプログラムで、受講生の 能力を最大限に引き出すための支援を行います。 ● 英語力向上のサポート 社員の英語力向上を目指し、実践的なビジネス英語の強化を目的としスキルアップ・プログラムを提供しています。コミュニ ケーションやビジネスを英 語で行う能 力は、組 織にとっても個 人のキャリアにとっても非常に重 要なスキルです。私 たちは グローバル企業として英語力の向上を推進し、一人ひとりの英語の学習を支援しています。 マーケティング・トレーニング・プログラム マーケティング部門所属の社員を対象としたトレーニング・プログラムを用意しています。 一般的に「学び 」は、自身の経験から70 %、他者からのコーチングなどを通じて20 %、フォーマルな研修から残りの10 %と 言われています。私たちのトレーニング・プログラムは、この7：2：1に基づいてクラスルームにおける研修だけでなく、コーチング 文化を活用し、主体的な学びを推奨しています。 例えば、マーケティング部門では以下のようなプログラムを用意しています。 MY PEAK PERFORMANCEは、 POSITIVEは、マーケティング部門の中 パフォーマンスを高めることを目的 でも営業員に特化した、グループ独自の として、マーケティング部門の管理 能力開発プログラムです。 職を対象に、役割とレベル毎に求め られている能力を発揮するためのト レーニング・プログラムです。トレー HEAD = 知識 HEART = マインドセット HANDS = スキル ニング・プログラムのみならず能力 これら3つの要素を強化し、営業員一人 診断や能力開発計画の機能を備え ひとりが、目標達成に貢献する能力を培う ています。 ことを目的としています。 20 We are BAT 2015/2016 Our people CULTURE AND REWARDS 報酬に対する考え方 公平な報酬制度と充実した福利厚生を用意し、社員が均等に成長する機会を 提供することで一人ひとりの仕事に対するモチベーションを高め、優秀な人材の 定着を図っています。 報酬が優れたパフォーマンスの原動力となることを期待しています。私たちの 報酬制度は、 勤続年数や年齢ではなく、 個人の業績や貢献に応じて支払われます。 継続的に高いレベルで結果を出す優秀な社員には、その結果に見合った報酬 を提供しています。 福利厚生制度とワーク・ライフ・バランス 福利厚生を用意している他、ワーク・ライフ・バランスを支援し、プライベート の充実に向けて様々な制度を設けています。 ●カフェテリア・プラン （ 福利厚生サービス会社と契約） ●メンタルヘルス（外部カウンセリング機関と契約） ●健 康診断／人間ドック ● G LTD（長期所得補償保険に加入） ●テレワーク制度（場所にとらわれない働き方） ●育児休暇／介護休暇／長期傷病休暇 ●企業年金（確定給付年金制度） 21 感謝し合う文化 優れた貢献を収めたチームや個人を称え、表彰を行っています。例えば、上司 が部下の功績に対して表彰できる制度や、大きな貢献をした社員に対しては会 社として表彰する制度などを設けています。このような制度を活用して社員が 功績を認め合い、また感謝し合う文化を推進しています。 女性社員の活用 性別に関係なく活躍できる場を用意しています。昨今国内で女性社員の活用 に対する注目が高まっている中、私たちは長年に亘り女性社員が活躍できる環 境を提供し、支援に取り組んできました。現在、日本法人の女性管理職の割合 は14%ですが、さらに高い水準であるべきと考えています。そのために女性 社員を支援する制度として、産前産後休暇は法定よりも長く設け、さらに同 休暇中の給与は全額支給しており、またベビーシッター派遣支援制度、在宅勤 務制度を導入して、より働きやすい環境を整えています。 More online www.batj-careers.com/ 採用情報ホームページをご覧頂けます。 早稲田大学商学部とのパートナーシップ 日本でビジネスを行う責任あるたばこ会社として、日本から世界の 次世代のビジネスリーダーを輩出していきたいと考えています。その 一環として私たちは、2012年から早稲田大学商学部で寄附講座 「Global Marketing Strategy & Management」を開講して います。本講座は早稲田大学商学学術院の太田正孝教授（ 商学 博士 ）と共同開発し、世界を舞台に活躍できるリーダーを育成する ことを目的とした画期的な取り組みです。本講座では、早稲田大学 商学部で初の試みとして全講義を英語で行い、最先端のグローバル マーケティング戦略や経営戦略を習得できます。本講座最大の魅 力は、全受講生が積極的に授業に参加し、自分の意見を発言し ディスカッションをしながら理解を深め、グローバルビジネスの 雰囲気を体感できることです。 本講座の受講生から、一人でも多くのビジネスリーダーが育ち、 世界で活躍することを期待しています。 22 We are BAT 2015/2016 CSR activities in Japan 日本におけるCSR活動 私たちは、事業を展開している地域社会に対して貢献できると信じています。 社員によるボランティア活動を支援し、地域社会への貢献に力を入れています。社員が社会貢献活動に参加しやすくなるよう、 社員マッチング寄附基金制度や社員が行うボランティア活動への特別休暇制度を導入しています。また、会社の寄附金は社員が 選んだ N P O 団体に寄附する制度を取り入れています。 ●社員マッチング寄附基金制度 社員が社会・環境団体に寄附を行うことを支援する ● N PO 団体への寄附金制度 社員が身近なコミュニティや N P O 団体を推薦して、 取り組みとして、社員の募金に同額を上乗せして寄附 会社が寄附をする制度です。2015 年上半期には7つ する制度です。2015 年 4月25日にネパールで発生した の団体を選定しました。 地震災害支援には社員の募金と同額を会社から寄附 しました。 ●ボランティア特別有給休暇制度 社員がボランティア活動に参加する場合、年間最大 2日 間の特別有給休暇を取得できる制度です。社員の活動は 清掃活動や森林保全活動にとどまらず、アロマセラピー ハンドマッサージ活動など利用範囲を広げています。 ●環境パフォーマンス 私たちは、オフィス内での環境への取り組みはもろちん、様々な環境活動を展開しています。 私たちの環境パフォーマンス 分 野 パフォーマンス指標 項 目 環境パフォーマンス オフィスでの電気総使用量（ギガジュール） エネルギー 温室効果ガス 廃棄物とリサイクル 直接的エネルギー使用量 温室効果ガスの排出量 （CO2、CH 4、N 2 O、HFC 5、PFC 5、SF6 ） 廃棄物の総量とリサイクル率 営業車両が使用したガソリン（ギガジュール） 国内外で利用した航空機・電車（ギガジュール） 2014 年度実績（2007年度比） 69.0%削減 6.1%削減 29.2%削減 総使用（ギガジュール） 14.2%削減 オフィスでの電気総使用量（トン） 68.4%削減 営業車両が使用したガソリン（トン） 3.2%削減 国内外で利用した航空機・電車（トン） 28.8%削減 総排出量（トン） 14.8%削減 廃棄物の総量（トン） 1.4倍 リサイクルされた無害廃棄物（トン） 2.9倍 リサイクル率（％） 2.0倍 ブリティッシュ・アメリカン・タバコ・ジャパン 会社案内 2015/2016 虎ノ門ヒルズ この冊子に関するお問い合わせ ブリティッシュ・アメリカン・タバコ・ジャパン広報・渉外部 〒105 - 6221 東京都港区愛宕2-5 -1 愛宕 MORIタワー21階 T E L： （03）6402-3000 F A X ： （03）6402-3001 Eメール：[email protected] 人事採用に関するお問い合わせ Eメール：[email protected] この冊子『 We are BAT 2015/2016 』に記載されている見解は、ブリティッシュ・アメリカン・ タバコ p . l . c . のものです。冊 子 中でブリティッシュ・アメリカン・タバコと記載してある場合、 ブリティッシュ・アメリカン・タバコ p . l . c . のことを 指しています。また、たばこ事 業 を 説 明 している箇 所については、集合 的にグループ 傘下の 企 業 のことを指しています。 2015年 10月発行 www.bat.com/wearebat
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