2012年8月 「KYT 弾性ストッキ ング等の褥瘡予防 について」

みなさん、こんにちは。
「床ずれ119番」です。
今回のテーマは・・・
褥瘡KYT(危険予知トレーニング)
DVT予防法
についてです!
深部静脈血栓症=DVTについて
(deep venous thrombosis)
・エコノミークラス症候群として知られている
肺血栓塞栓症の、 血栓源90%以上は、
下肢あるいは骨盤内のDVTといわれています。
・DVTはある程度予防可能なものであり、
長期臥床時や周術期には、適切な予防 により
発症率を抑えることが大切です。
弾性ストッキングや
フットポンプのこと
ことですね。
こと
考えてみましょう。
どんな危険が潜んでいますか???
均一した圧迫がかからず
スキントラブルが
発生する危険性がある!
ずれています
ゆるすぎます
ゆるすぎます
ずれています
フットポンプによる皮膚障害の一例です!
・ストッキネットを用いて手術開始時より
フットポンプを装着。
・術後3日目に左踵部後面に3×2.5cm大の
水疱を形成。
・掻痒感・疼痛などの自覚症状はなし。
熱傷・褥瘡・接触性皮膚炎との
鑑別をおこない、手術以後に
用いた血栓予防フットポンプ
による機械的障害と診断。
フットポンプを装着した踵に、
均一した圧迫がかからず、
強く当たる部分に応力が生じ、
表皮・真皮接合部に水疱を
形成した。
保存的に経過観察し
の状態。
上皮化を認めた。
正しい装着方法を覚えよう!
踵にあたるラップ部分が
全体を圧迫しています。
きちんと重なっています。
土踏まずの中央に赤い部分が
くるようにします。
アキレス腱部・足関節部・足背部は発赤や水疱を生じる
可能性があります。
フットラップのまき直し時は観察をしましょう!
考えてみましょう。
どんな危険が潜んでいますか???
しわ・よじれなどから
スキントラブルが
発生する危険性がある!
ストッキングのしわなどが皮膚に食い込み、
圧迫圧が不均一となります。
しわ
膝上端・つま先先端・足関節・膝関節は
ストッキングがずれやすく、血行障害・
発赤・水疱形成が発生しやすいです。
端の
丸まり
ストッキングの先端は収縮圧が
強いので特に注意!
骨突出部の足背も
圧迫されやすいです!
弾性ストッキング使用時のチェックポイント
先端の丸まりは
ないですか?
拇趾・第5趾に
あたっていませんか?
つま先の皮膚色は
どうですか?
浮腫はありますか?
足関節や膝関節に
しわ・よじれ・
食い込みが
できていませんか?
膝上側のずれ落ち
上端の丸まりは
ないですか?
必要時はストッキングを脱がせて
観察しましょう!
痛み・しびれ・かゆみ
などの訴えはありま
せんか?
踵が合って
いますか?
もし水疱ができていたら・・・
水疱はつぶさない様に保護するのが基本です。
創傷被覆材などを適切に使い、
大切に大切に扱って吸収を待ちましょう!
大事にしたのにつぶれてしまった場合は、
浸出液を吸収させながら乾燥しないように
パットなどで保護します。
発赤などスキントラブル発生時も
褥瘡委員会へ
いつでも連絡して下さい!
まとめ
正しい装着と観察で
DVT&スキントラブル予防!
フットポンプ・弾性ストッキングとも、圧迫圧
が不均一となることで強く当たる部分に応力が
生じ、スキントラブルが発生します。
正しい装着をしていても骨突出部分は圧迫され
やすいです。危険!と思ったら褥瘡対策委員に
連絡してください。
さぁ、みんなで褥瘡対策を!!