食育便り

食育だより
平成27年
11月号
はごろも保育園
嫌いな野菜はこうしてみよう
子どもは、野菜の形や色などの見た目で「嫌だ」と思い込んでしまうことがあるよう
です。それを無理に「食べなさい」と言うのは逆効果。そこで、嫌いな野菜に触れる機会
を作ってみましょう。子どもはお風呂におもちゃを入れることが大好きなように、触った
り水で洗ったりしているうちに、たとえ嫌いな野菜でも、徐々に愛着がわいてくるもの
です。また、嫌いな野菜を子ども自身が型抜きして、シチューやカレーに入れるのもよい
方法です。まずは、「嫌だ」と思う気持ちを取り除いてあげることから始めましょう。
☆赤飯☆
七五三やお祭り、お祝い事などの吉事に赤飯を炊く風習は、今では
一般的になりました。昔は、赤色には邪気をはらう効果があると信じら
れ、凶事に赤飯を炊いて食べていたものが、なんらかの理由で反転し
たという説があります。味付けには地方性があり、北海道では甘納豆を
加えたり、東北地方ではザラメ、砂糖などを加えて甘くしたりします。
また、関東では、小豆は腹が破れやすいことから縁起が悪いとして、さ
さげを用いることも。今年の七五三には、そんな話をしながら、子ども
と一緒に赤飯を炊いてみましょう。
おなじみの野菜、玉ねぎ。
私たちが食べている部分
は一体どこでしょうか?
(1)根
(2)茎
(3)葉
こたえは、(3)でした!
「魚は開きの姿で泳いでいる」「昆布は畑で
採れる」「大根や人参には葉っぱがない」と
いった思い込みをしている子どもがふえて
います。
スーパーで目にする食べ物はすでに加工され
ている場合が多いですが子ども達には、
野菜や果物の栽培や収穫などの体験を
通して、食べ物本来の姿を見て、触れて、
食べる機会を与えたいですね。
食べ物本来の姿を知ることは、私たちが
動植物の「命」をいただいていることを
理解するきっかけにもなります。