⑥2015年度事業計画

2015年度事業計画(案)
校友会は大学を賛助し,会員相互の親睦を図る目的で設立されたものであ
る。終身会費の予納制も確立した現在では,‘明治はひとつ,オール明治を目
指した全員参加の校友会’のスロ-ガンのもと,若手及び女性の校友会への
参画を促すとともに,「背骨に当たる部分は56支部」で,「心臓部分は本部
執行部と支部長会」で,組織の活性化のためには,縦糸(支部・地域支部)
と横糸(校友の各種OB組織)の連携と協力が必要不可欠である。さらに,
国際化に向けて一段と飛躍を図る等,組織強化に一層努めていく。
以上のことを踏まえ,2015年度は,次のとおり事業を展開する。
1
終身会費納入対策
終身会費収入は,収入の大半を占めている。2004年度入学生から校友
会終身会費の予納制が復活しており,それ以降の学部卒業生は全て校友会終
身会費を納入済の校友となる。一方で,2007年3月以前の既卒者の終身
会費納入状況は,住所判明の28万6千校友のうち,納入率は49.24%
に留まっている。
このことから,終身会費未納者に対して,次の対策を行っていく。
⑴
大学の協力を得て,明治大学広報(9月号,1月号)に,終身会費納入
依頼書を同封し,納入を促進する。
⑵
県単位支部に,所属校友の終身会費納入状況を知らせ,支部総会や地域
支部総会の開催時等の機会を捉え,納入依頼を行う。
⑶
他大学出身の教職員や大学院生に対して,校友会組織への理解を促し,
校友会費の納入に繋げる。
なお,校友会本部役員,県単位支部役員,地域支部役員は率先して母校支
援に取組む姿勢が求められるため,支部長会,定時代議員総会で確認したと
おり,終身会費を納めることを条件とする。
2
支部総会開催支援
支部総会を定期的に開催することは,会員相互の連携を密にし,支部運営
活性化の基盤,支部組織の強化となるばかりでなく,母校支援を確認する場
ともなる。校友会は定時代議員総会と並ぶ重要な事業として円滑に開催でき
るように,次の項目を支援する。
⑴
支部総会開催案内を終身会費納入者に送付する郵送費
⑵
支部総会案内の印刷費
1
⑶
支部総会開催会場費
ただし,支部総会開催終了後,各支部からの速やかな総会報告と総会開催
に伴う経費助成申請を要請する。
3
全国校友大会開催
全国校友大会は,国内外の校友が一同に会して母校支援を確認し,校友相
互の交流を図る校友会活動の中心事業の一つである。本年度は第51回全国
校友滋賀大会として,9月6日に開催する。校友会本部は,この滋賀大会を
積極的に支援し,より多くの校友の参加に向けて,必要なPR活動を行うと
ともに,そのための助成を行うことにする。
4
ホームカミングデー協賛
大学主催のホームカミングデーは,大学と校友の連携強化と校友同士の絆
を深めることを目的として開催され,毎年,約4,000名が参加する。卒
業後10年ごとに招かれる特別招待校友ばかりでなく,全校友とその家族が
気兼ねなく参加でき,アイデンティティー確立に果たす役割は非常に大きい。
校友会も,このホームカミングデーに,企画・運営面で積極的に参画,支
援をする。また,福引抽選会への景品提供支援,物産展への出店協力,プロ
グラムパンフレットへの校友会PR費用の助成などの物的支援も行う。
5
教育プログラム・学生の文化活動等の支援
大学協定校等との学生交流プログラムや,創立者出身地3地域への学生派
遣プログラム等の教育プログラムに対し,校友会は積極的に支援する。また
明大祭等学生が主体的に企画,実施する文化活動,あるいは学生体育活動等
も支援し,必要な助成を行う。
6
校友会奨学金制度
従来に引き続き,学生支援の中心的な事業として予算化し,学業成績の優
秀な学生へ直接的な支援を行う。
また2015年度より,校友会独自の給付型奨学金「つなげ!紫紺の“た
すき”」が新設される。
主に,学費等以外にも生活費を必要とする地方出身者に奨学金を給付する
ことにより,地方からの入学を促進することを目的としている。対象は,首
都圏(東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県)以外,および離島に家族住所を
有する明治大学学部入学者である。
2
7
卒業生への記念品贈呈
新卒業生に校歌CD等を贈呈している。本年度も卒業生への記念品として,
明治大学校歌,応援歌「紫紺の歌」,学生歌「都に匂う花の雲」の3曲入りの
CD等を贈り,新卒業生の母校愛涵養を図る。
8
校友会卒業生表彰式及び歓迎行事の実施について
校友会主催の表彰式及び歓迎行事を開催することにより,新卒業生が「明
治大学で良かった」という想いを共有できる場の提供を目指す。このことに
より,新卒業生の校友会活動への積極的な参加を促し,若手校友の加入によ
る校友会活動の活性化を期待する。
9
支部公開講演会開催
支部公開講演会は,大学と校友会支部共催により,各支部が3年に1回開
催する方法で開催してきた。本年度も,校友会の地域社会貢献と母校明治大
学のPRを目的に開催する。講師の依頼は,開催する校友会支部の意向を踏
まえながら,地元出身の教員を派遣するなどし,明治大学のPR効果の上が
る開催方法を目指す。
大学は,地元メディアへのPR広告等の費用を負担し,校友会本部は,講
師料と会場費の経費支援をする。
校友会支部は,地元自治体,教育委員会,商工会議所,マスコミ等の協力
を得て,支部校友会員以外にも一般人の参加を促し,公開講演会として地域
社会に貢献する。また,講師である本学教員のPRも行う。
10
校友会寄附講座
校友会寄附講座は,2005年度より大学のリバティアカデミーやホーム
カミングデー等の機会に開設してきた。本年度も,適切な機会を捉えて開設
する。
学内では校友会寄附講座として開催し,学外では自治体等と協力し学外校
友会寄附講座として開催するので,開催希望の校友会支部を募集する。
11
校友会企画の新展開
校友会では,新たに2012年度から,
「紫紺NET」を媒介とした紫紺N
ET企業リーダー講演会シリーズを開催し,さまざまな企業リーダーの講演
により,学生・校友の知識の幅を広げることに寄与してきた。
本年度も,校友会の目的を踏まえ,多くの校友が校友会員であることに喜
びを感じ,紫紺NETへの登録を促進できるよう,さまざまな企画を発案し,
3
具現化していく。
12
校友会史編纂
2014年度に設置した校友会史編纂委員会において,2018年度の明
治大学校友会史刊行を目指して,引き続き,校友会史の調査,資料及び情報
の収集等,その任務を推進する。
13
入試相談会,就職相談会,法律相談会等の実施
大学主催の入試相談会(明大フェスタ)をはじめ,父母会主催の就職相談
会,学生団体による法律相談会など,各地で種々開催されているものに,校
友会は本部,支部両面で支援していく。
14
ホームページの充実
校友会本部ホームページの充実を図り,校友会活動のタイムリーな情報提
供を行い,校友との連携強化を図っていく。また,校友会本部から支部に助
成を行うことにより,支部HP作成を促進する。
校友会本部と支部等のホームページの,リンクに関する規則の検討を行い,
校友全体が相互に情報共有することを可能としていく。
15
広報展開
校友会本部ホームページを充実するとともに,新卒業生への校友会案内で
使用する「明治大学校友会のご案内」(リーフレット)を随時更新する。
また,「紫紺NET」への登録を促進し,「紫紺NET」を利用したメール
マガジンの配信等,校友への多様な情報発信を積極的に展開する。
16
校友会組織体制等の改革
2003年4月,校友会会則を全面的に改正し,校友会は新たなスタート
を切った。この間,社会の複雑化,多様化が進展し,明治大学も高等教育政
策がグローバル化する中,教育研究活動における質の向上が求められている。
母校支援を目的とする校友会は,このような変革の激しい時代に即応する
ため,より機動的で柔軟な組織となるよう,新たな体制,制度等について,
継続的に検討していく。
以
4
上