平成２７年度広島県立北高等学校きみの可能性に HOP ◆ Q&A STEP JUMP 北高校での学習Ｑ＆ＡＱ１．北高校はどんな学校ですか。Ａ１．「敬愛・信義・忍耐」を校訓とし，「文武両道」の精神のもと，勉学に部活動に青春のエネルギーが溢れる活気のある学校です。本年度で創立３３年を迎えます。授業中は集中して勉学に励み，部活動の時間になると，皆，一斉に部活動に汗を流します。また，朝早くから登校し，図書館や教室で自学する生徒や部活動の早朝練習に打ち込む生徒の姿が，これほど多い学校は，県内を見渡してもあまりないでしょう。「北高に行くと伸びる」といわれる理由の一つがここにあります。部活動に全力を尽くし，そして，進路希望も実現してしまう。「全力を尽くす」を大切にして頑張る生徒が多いのが，北高等学校なのです。Ｑ２．高校と中学校の授業の違いはどんな点ですか。Ａ２．高校では，国語や数学などの教科が，「現代文」や「古典」，「数学Ⅰ」や「数学Ａ」などの科目に分かれて授業が行われます。また，高校は「単位制」となっており，１週間あたり５０分授業で１回，１年間（３５週）受けたとし，学習効果が認められた場合に１単位を修得したとして計算します。進級や卒業をするためには，決められた科目の授業を受け，決められた単位数を修得することが必要です。Ｑ３．北高校は普通科ですが，専門学科との違いを教えてください。Ａ３．商業科や工業科などの専門学科は，「簿記」や「工業技術基礎」などの専門科目を比較的多く学習しますが，普通科は，国語，地理歴史，公民，数学，理科，英語，保健体育などの普通教科・科目に学習の中心が置かれています。なお，これらの科目の多くは大学入試科目となっています。Ｑ４．普通科理数コースの特色は何ですか。Ａ４．理数コースでは，理科や数学が得意であったり，興味・関心の高い生徒が，それらの教科についてゆとりを持って発展的な学習ができるよう，次のように工夫してあります。 ① 医薬系・医療系・理学・工学・農学等の関係学部への進学をめざし，２・３年の授業では解析演習や理数物理など多くの理数専門科目を取り入れています。 ② 国語・数学・理科・英語の授業でクラスを２分割して，約２０人クラスの少人数習熟度別指導を導入し，きめ細かい教科指導をしています。 ③ 年間を通して理数コースならではの高大連携や行事が多く組み込まれています。主なものは次のとおりです。・中高生のための科学研究実践活動推進プログラムで，生物系と物理系で広島大学と連携をして，大学の先生の講義を受けたり大学の実験室で実験・実習を行います。・情報の授業で，広島市立大学と連携をして，年間３回の大学の先生による最先端の内容の講義を受けます。・先端技術の施設見学を行うサイエンスキャンプ(１泊２日)や野外実習などを行います。 ④ あくまで普通科ですから，国語・英語・地理歴史・公民等の学力も身に付くよう考えてあります。希望進路が明確な生徒が多く集まりますから，互いに励まし合い，切磋琢磨する環境ができ，実力を伸ばしていくことができます。Ｑ５．北高校のカリキュラムの特徴を教えてください。Ａ５．生徒の興味・関心・進路希望に応じた多様な科目でカリキュラムを編成しています。生徒一人ひとりの進路目標の実現に向けて，普通科では２学年から「文科型」と「理科型」の２つの類型に分かれて授業を行っています。大学入試科目等に対応して，「文科型」では国語や地理歴史，公民など，「理科型」は数学や理科などの授業を多くとってあります。また，高校入学時から理数系大学への進学を希望する生徒のニーズに応じて，平成１５年度から普通科理数コースを設置しています。「理科型」よりも数学や理科の授業で少人数指導を多くし，３年間を通した理数系のカリキュラムを編成しています。《１学年》普通科普通科理数コース《２学年》《３学年》文科型文科型理科型理科型理数コース理数コースＱ６．日課を教えてください。Ａ６．始業は８：３０です。(８：２５までに登校を完了するよう指導をしています。)８：４０までの１０分間で朝の読書や短時間学習の後SHRを行います。１限目の開始は８：４５で，授業は５０分間です。月曜日～水曜日は７限(終了は１６：１０)，木曜日・金曜日は６限(終了は１５：１０)です。その後，SHRや掃除を行い放課となります。Ｑ７．補習などの学力向上に向けた対策はありますか。Ａ７．希望者を対象として，放課後に補習授業，夏休み中は補習・補充授業を実施しています。また，土曜日には，本校の先生による補習「土曜講座」も開講しています。学習合宿については，１年生は全員を対象にして入学直後に実施しています。３年生は，希望者を対象に夏休みに夏期学習合宿を実施し，例年１００人近くの生徒が参加をしています。毎日のことですが，昼休みや放課後の職員室や各教科の研究室・３年進路相談室では質問をする生徒で大変にぎわっています。Ｑ８．北高校は，活用コアスクールに選ばれていると聞いていますが。Ａ８．創立以来，祇園北高校の進学指導には定評があり，学力向上対策重点校や進学指導重点校の指定に続いて，平成２１年度からはチャレンジハイスクールに指定されました。また，平成２７年度から改めて「活用コアスクール」に指定を受けました。生徒の皆さんの「思考力・判断力・表現力」を育み，主体的に学習に取り組めるよう授業作りの研究をしています。校内では生徒の学力向上と進路実現を目標にして，授業時間の確保，補習・補充授業，「土曜講座」や学習合宿の実施，「宅習記録」による家庭学習習慣の定着など多彩な取組みを行っています。さらに，「分かる授業」を目指して，教科で研究授業を含めた授業改善に取り組んでおり，熱心に指導してくださる先生方が多数おられます。Ｑ９．北高校は，大学といろいろな連携をしていると聞いていますが。Ａ９．「北高総合大学」という講座を開講し，大学の先生を招いて２年生全員を対象に学部別の模擬授業を実施しています。また，1 学年では，全員を対象にして広島大学のオープンキャンパスに参加し，学部・学科研究を行っています。また，夏休み中には各大学の公開講座への参加を呼びかけています。なお，理数コースでは前述のＱ４．③のとおり，年間をとおした継続的な高大連携に取り組んでいます。 ◆ 進路指導Ｑ＆ＡＱ10．進路指導はどのようになされていますか。Ａ10．「進路指導シラバス」に基づいて，全体指導やホームルーム担任による指導を行っています。進路講演会，卒業生を囲む会，大学教授による模擬授業，大学のオープンキャンパスへの参加など体験的な進路学習も多く取り入れ，キャリア教育の推進に取り組んでいます。また，進路相談室で進路指導の先生から直接指導を受けることもできますし，個人でも主体的に進路学習に取り組むことができます。Ｑ11．どのような模擬試験を実施していますか。Ａ11．大学入試に対応した模試を計画的に実施しています。また，小論文模試及び，希望者を対象とした看護模試や公務員模試，就職模試を実施しています。Ｑ12．進路状況はどうですか。Ａ12．大部分の生徒が進学希望ですが，国家公務員など就職を希望する生徒もいます。四年制大学については，３０％程度の生徒が広島大学や広島市立大学などの国公立大学に合格しています。九州大学や名古屋大学などの難関大学に進学している生徒もいます。私立大学については，早稲田大学や慶應義塾大学，同志社大学など，東京や関西方面などの難関大学や，広島修道大学や広島工業大学などの地元大学にも多く進学しています。また，短期大学や看護学校等の専修・各種学校に進む生徒もいます。なお，国公立大学への第一関門である「大学入試センター試験」には，９０％以上の生徒が受験します。 ◆ 特別活動Ｑ＆ＡＱ13．北高校は部活動が盛んだと聞いていますが，どうでしょうか。Ａ13．文化部１２，体育部１１，かるた同好会が昇格し計２４の部があります。部活動加入率は３学年全体で８４％です，１年生８９％，２年生８４％でどの部も非常に活発に活動しています。運動部では，咋年度，卓球部（男子・女子），剣道部（女子），陸上部（男子・女子），バレーボール部（男子）が中国大会に出場し，卓球部（女子シングルス）は全国高校総体にも出場しました。また，広島県高等学校総合体育大会へは，ほとんどの体育部が出場しており，過去にはバレーボール部（男子）や陸上部，バドミントン部，ハンドボール部（男子），剣道部（女子）なども全国大会に出場するなど，とても活発に活動を行っています。なお，県内では数少ない女子のサッカー部があるのも，サッカー好きの女子生徒には魅力のひとつとなっています。文化部では，科学研究部が一昨年８月長崎で開催された全国総合文化祭に出場しました。放送部は昨年度も６年連続全国大会（ＮＨＫ杯）に出場し，囲碁将棋部も一昨年に続いて昨年度も２年連続全国総合文化祭に出場しました。写真部も過去に広島県代表として高校生写真国際交流事業で，韓国に派遣されたことがありますが，昨年度も国際大会に広島県代表として派遣されました。また，文芸部は，中国大会の短歌部門で優秀賞を受賞しました。その他にも美術部，吹奏楽部，書道部，来年部活動に昇格するかるた同好会などが多くの大会に出場し，表彰や賞状を数多く獲得しています。文化部と体育部とも活発に活動しています。Ｑ14．勉強と部活動の両立は可能ですか。Ａ14．本校は１９：００（冬季は１８：３０）完全下校としており，家庭学習の時間が十分確保できます。本校でなら，安心して両立できます。集中力を高め，勉強に部活動に時間を有効に使うことによって，楽しく充実した高校生活を送るとともに，自己の進路目標を達成した卒業生がたくさんいます。大学入試でも，国公立大学に合格した人の多くは部活動を積極的に行っていた生徒です。本校では，周りにそのような生徒が多く文武両道のよき伝統があるので，安心して部活動に打ち込むことができるのです。Ｑ15．修学旅行はどこに行きますか。Ａ15．１０月に，信州・関東方面に行き，信州での体験活動や東京・横浜での観光や研修を行っています。もちろんディズニーランドにも行く予定にしています。Ｑ16．どのような学校行事がありますか。Ａ16．文化祭や体育祭，クラスマッチ，修学旅行，かるた大会など多くの行事があります。特徴的な行事として，市内のホールを借り切って行うクラス対抗の合唱祭があります。練習から全校生徒が意欲的に取り組み，早朝や放課後にはどのクラスからも歌声が響いています。クラスが一つになって，ホール全体に響き渡る歌声で歌い上げる合唱祭は，聴く人に多くの感動を与えます。本校創立以来続いている伝統行事のひとつです。Ｑ17．外国との交流はありますか。Ａ17．平成 25 年 11 月に，カナダの DW Poppy Secondary School と姉妹校提携をしました。今後は，異文化を体験することにより国際感覚を研き，コミュニケーション能力を育成することを目的に，毎年度末に希望者を対象として，12 日間前後でカナダ語学研修を行います。 ◆ 施設・設備，経費等Ｑ＆ＡＱ18．北高校の施設・設備は充実していますか。Ａ18．本校には，体育館や格技場，図書室，情報処理教室，進路資料室などがあります。実習用のパソコンや実験機器なども充分整備されており，施設・設備は充実しています。なお，理数コースが中心に使用する理数総合教室やセミナールーム，自主学習教室を整備しています。Ｑ19．授業の外に高校ではどのような経費が必要ですか。Ａ19．生徒会費，PTA会費，学習費（模擬試験代等），育成会費，進路会費，空調設備費などを年３回に分けて徴収します。徴収額は学年によって異なり，平成27年度の徴収年額は１年生99,400円，２年生56,700円，３年生58,200円です。修学旅行費は別途業者と契約を行い，個人ごとに一括又は分割での支払いとなります。この他に，教科書・副教材・制服・体操服・靴などの指定物品の経費（入学時の必要額は合計約12万円）が必要になります。Ｑ20．奨学金制度はありますか。Ａ20．広島県高等学校等奨学金のほか，あしなが育英会などの各種団体の奨学金制度の紹介もしています。 ◆ 入学試験Ｑ＆ＡＱ21．選抜(Ⅰ)（推薦入試）の定員と出願（受検）できる地域を教えてください。Ａ21．定員枠は，普通科が入学定員（２８０名）の２０％（５６名），普通科理数コースが入学定員（４０名）の４０％（１６名）です。普通科，普通科理数コースともに広島県一円からの出願が可能です。Ｑ22．選抜(Ⅰ)の小論文は，作文とどう違いますか。Ａ22．作文は，感想を含め自分自身の在り方（自分が思っていること）を述べるものですが，小論文は与えられたテーマや課題について客観的に論じるもので，論理性を備えるとともに筋道を立て，自分の考えをまとめて記述しなければなりません。Ｑ23．選抜(Ⅱ)（一般入試）の定員と出願（受検）できる地域を教えてください。Ａ23．選抜（Ⅱ）の定員は，入学定員から選抜（Ⅰ）の入学確約者数を差し引いた人数となります。普通科，普通科理数コースとも，広島県一円からの出願が可能です。なお，普通科理数コースに出願をした受検生は，第２志望で普通科への出願も認められています。Ｑ24．選抜(Ⅱ)では学力検査重視の選抜があると聞いていますが。Ａ24．普通科については，まず入学定員の６０％（選抜（Ⅰ）で入学定員の２０％を選抜した場合），普通科理数コースについては入学定員の４０％（選抜（Ⅰ）で入学定員の４０％を選抜した場合），について学力検査と調査書をほぼ同等に扱って選抜し，２０％については，学力検査を重視し，学力検査点と調査書点の比率を７：３として選抜します。Ｑ25．北高校はどのような中学生に受検してほしいと考えていますか。Ａ25．次のような人が一人でも多く受検をしてくれることを期待しています。 ① 北高校の教育方針を良く理解してくれている人。 ② 中学校の時に「こんな事に頑張った」と自信を持って言える人。 ③ 将来，あんな事がしたい，こんな事をやってみたい，という夢を持っている人。 ④ 北であんな事がしたい，こんな事をやってみたい，と具体的な目標を持っている人。 ⑤ 理科や数学，情報に興味があり，将来理数系への進学を考えている人。Ｑ26．北高校ではホームページを開設していますか。Ａ26．開設しています。随時更新しており，学校の概要や特色のほか，学校行事や部活動の状況等も紹介しています。アドレスは，http://www.gionkita-h.hiroshima-c.ed.jp です。平成２７年１１月１３日広島県立北高等学校