業務実績報告書 提出日 26 年 1 月 15 日 1.職名・氏名 教授 増田安代 2.教育活動 (1)講義・演習・実験・実習 ①担当科目名(単位数) 主たる配当年次 2年次 精神看護学概論 (1単位 毎年開講) 2013 年 ②内容・ねらい 精神領域における看護の対象と場、障がいの捉え方、援助内容、人間関係理論やセルフケア 理論について教授する。精神領域の処遇史を通して人権擁護や倫理について考察させる。 ③講義・演習・実験・実習運営上の工夫 対象者への援助関係に必要な自己洞察を2ヶ月間の記録内観を通し自己探求を図ることで 自己理解・他者理解のスキルを養う。また、セルフケア理論(アンダーウッド)活用による 学生生活へのアセスメントを実施し、自己の健康問題への取り組みを図る展開とする。 ①担当科目名(単位数) 主たる配当年次 2年次 精神看護学Ⅰ (1単位 毎年開講) 2013 年 ②内容・ねらい 精神に疾患を持つ人の処遇や人権、障がい特性と病態を踏まえ、外来、病棟管理、地域おけ う自立支援に向けた一連の経過に応じた援助について考察できる。また、看護師-患者の発 展過程と必要な自己洞察を再構成を通して展開する。 ③講義・演習・実験・実習運営上の工夫 精神疾患の特性やコミュニケーションの在り方について具体的な理解を図ることを目的にビ デオを活用する。事例を通したプロセスレコードの実際を通して、自己洞察をスキルを養う。 ①担当科目名(単位数) 主たる配当年次 3年次 精神看護学 (2単位 毎年開講) 2013 年 ②内容・ねらい 精神に疾患を持つ人の障がい特性と病態・治療、経過別・症状別看護、家族との関係におけ る基礎的理解を踏まえ、精神疾患看護を教授する。さらに精神保健法を踏まえた病棟管理や 治療的環境について教授する。また、看護師-患者の発展過程と必要な自己洞察を再構成を 通して展開し、コミュニケーションの在り方についても教授する。 ③講義・演習・実験・実習運営上の工夫 精神疾患の特性や治療的環境の具体的な理解を図ることを目的にビデオを活用する。事例を 通して、看護過程の展開やプロセスレコードの実際を通して知識の統合を図る。また、グル ープワークや学生のレポートを活用した即時的な授業展開を図る。 ①担当科目名(単位数) 主たる配当年次等 精神看護学実習 (2単位 毎年開講) 2013 年 ②内容・ねらい 精神科病棟で患者を一人受け持ち看護過程を展開する。すなわち必要な援助を計画・実施し 評価をおこない、サマリーを作成する。援助関係においては、再構成(プロセスレコード) を通して自己洞察する。デイケア実習を通して地域における自立支援について考察させる。 ③講義・演習・実験・実習運営上の工夫 朝の行動計画の明確化、指導者からの助言を援助関係に反映させているのかの確認、毎日教 員とのカンファレンスを行い「関わりのなかでおこってきたことで明らかになったこと、困 ったこと」等を通して、 「発病経過、発達段階、精神症状、健康な部分や力、セルフケア行動、 ニードや希望」の明確化を図りながら、全体像や看護の必要性に向けた理解を図る。 ①担当科目名(単位数) 主たる配当年次等 卒業研究 (3単位 毎年開講) 2013 年 ②内容・ねらい 文献検索を通して、研究動機や研究の背景、意義を明きらかにし、研究テーマを明確にする。 その後研究方法を決定し、研究計画書を作成する。倫理性に基づいた研究計画書に沿って、 データ収集、分析、論文作成を行う。その後、抄録を作成し、パワーポイントでの発表準備 等に関与し、学部における研究発表会にむけた指導を行う。 ③講義・演習・実験・実習運営上の工夫 研究に向けた基礎的理解を図った後に、研究の焦点となる文献検索と整理の仕方を指導する。 並行して、研究計画書、量的研究や質的研究の分析の仕方について教授する。アンケート調 査においては、プレテスト後に調査を実施する。論文作成に際しては、結果や文献を熟読さ せ整理させる。また、ゼミの学生間でグループワークを通して相互に意見交換を図りながら、 論文の意味付けを検討していくような展開とする。 ①担当科目名(単位数) 主たる配当年次等 精神看護学特別研究 (10 単位 毎年開講) 201Ⅲ年通年 ②内容・ねらい 研究課題に関する文献検討を行い、研究動機や研究の背景、意義を明きらかにし、研究テー マを明確にする。その後研究方法を決定し、研究計画書を作成する。研究方法の倫理性と妥 当性を検討し、必要に応じて倫理審査を申請し倫理委員会の承諾を受ける。研究計画書に基 づきデータ収集と分析を行う。その後、論文作成を図る。 ③講義・演習・実験・実習運営上の工夫 質的研究の分析手法についてモデルを提示しながら指導を展開する。論文作成に際しては、 基礎的な論文の書き方を教授後、論文作成を実施させる。文献活用について提示しながら考 察について検討させる。 3.研究業績 (1)研究業績の公表 ① 論文 ② 著書 『ナイチンゲール賛歌』城ヶ端初子編著.サイオ出版.第 3 章 看護覚え書きを読む 5.変化 13.病人の観察 終章 を執筆担当.サイオ出版.平成 26 年出版予定 ③ 会報告等 ④ その他の公表実績 (2)学会活動等 学会でのコメンテーター、司会活動 学会での役職など 学会・分科会の開催運営 (3)研究会活動等 ① その他の研究活動参加 ② その活動による成果 (4)外部資金・競争的資金獲得実績 (5)特許出願 4.地域・社会貢献 (1)学外団体 ① 国・地方公共団体等の委員会・審議会 ② 国・地方公共団体等の調査受託等 ③ 公益性の強い)NPO・NGO 法人への参加 ④ 兼業規程で業務と見なされる範囲内での)企業等での活動 ⑤ 学間あるいは大学と他の公共性の強い団体との共催事業等 ⑥ の他 (2)大学が主体となっている地域貢献活動等 ① 公開講座・オープンカレッジの開講 ② 社会人・高校生向けの講座 ③ その他 (3)その他(個人の資格で参加している社会活動等) 5.大学の管理・運営 (1)役職(副学長、部局長、学科長) (2)委員会・チーム活動 カリキュラム委員会 (3)学内行事への参加 (4)その他、自発的活動など 6.学外研修での成果
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