消臭効果評価試験報告書 関西酵素株式会社 研 究 所 消 臭 効 果 評 価 試 験 1.目 的 し尿臭など悪臭の原因成分のうち、主要成分であるメチルメルカプタン、 硫化水素およびアンモニアに着目し、被験物質の消臭効果について化学 成分測定法を用いて評価した。 2.試 料 悪臭物質 1)メチルメルカプタン 2)硫化水素 3)アンモニア 消臭剤 1)被験物質(天然鉱石「縁生石」) 2)活 性 炭(粉末) 検知管 1)メチルメルカプタン用 NO.71 (株式会社ガステック製) 2)硫 化 水 素 用 NO.4L (株式会社ガステック製) 3)ア ン モ ニ ア 用 NO.3La (株式会社ガステック製) 3.試験方法 1)各悪臭物質ごとに 3 ㍑容蓋付容器 3 本を準備し、各々に適当な濃度の 悪臭物質を入れた。 この時、検知管を用いて悪臭物質濃度を測定した。 2)各容器のうち 1 本目には被験物質、2 本目には活性炭を 5g ずつ添加し、 残りの 1 本は無添加対照とした。 3)添加直後および 60 分後に、検知管を用いて悪臭物質濃度を測定し、 添加前における測定値を 100%として残存率の算出を行った。 4.結 果 試験結果を表1および図1に示した。 代表的消臭物質である活性炭では、悪臭の主要成分であるメチルメルカプ タン、硫化水素およびアンモニアのいずれに対しても消臭効果が確認され た。この様な実験条件下において被験物質について検討したところ、 活性炭と同様にいずれの悪臭成分に対しても消臭効果が確認された。 以上のことから、本被験物質は主要な悪臭成分に対し、消臭作用を有する ものと判断された。
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