湿式脱臭装置総合カタログ

フラッシング
方式
ハイブリッドスクラバー TypeH、TypeHⅡ
特徴1
ハイブリッド方式
事例⑤ 自動車部品染色工場
臭質:溶剤臭気
風量:200m3 / min
脱臭効率:97%
原臭 1,600→出口 50
消臭剤:S-VE
フラッシング機構と霧化噴霧機構・ジェット散水機構を持つハイブ
リッド方式で、従来の散水式スクラバーの特徴を備えながら、
より
強力な脱臭性能を生み出します。
特徴2
気液接触効率
消臭剤やオゾン水との接触効率を高める為、霧化噴霧・ジェット散
水後にフィルターを設置しています。噴霧・散水した液体が溜水部
に回収され、無駄なく臭気と接触し効率的です。
特徴3
抜群の省エネ性能
事例⑥ サプリメント工場
臭質:硫黄臭気(焦げ臭)
風量:40m3 / min
脱臭効率:96%
原臭 16,000→出口 400
消臭剤:酸化機能水
霧化噴霧機構は噴霧ノズルとしてブロワノズルを採用した事で、
目
詰低減によるメンテナンス性の向上と、
コンプレッサーに掛ってい
た、初期費用・電気使用量を大幅に削減します。
特徴4
水・消臭剤・酸化機能水
湿式脱臭装置総合カタログ
噴霧・散水する液体として、水・消臭剤・酸化機能水から、対象臭気・
脱臭目標にあわせて選択する事ができます。
Wet deodorization equipment Catalog
脱臭能力の秘訣 【消臭剤】
湿式脱臭装置は、消臭剤を使用することにより飛躍的に効果を上げることが可能です。
酸化機能水
O3
Promote
O
超高分子消臭剤
基本使用条件
基本使用条件 酸化機能水®とは、
オゾン水にPromote剤
(プロモート剤)
を添加
超高分子消臭剤は無臭の消臭剤となります。
オゾン水に希釈して使用
(希釈倍数800倍∼1200倍)
水に希釈して使用
(希釈倍数200倍∼300倍)
し、
オゾンによる分解反応を促進させて使用する消臭剤。
本消臭剤の基本構造は、炭素原子からなる直鎖性の構造を持ち、重
一般的なオゾン水と異なり、Promote剤を添加することによりオ
なり糸まり状に絡み合った隙間に超微細孔をたくさん作り出し、分
ゾン分解反応が促進し、脱臭性能の大幅な向上が得られる。
子量で表すと、2000∼3000万にもなる超高分子化合物。臭気成
Promote剤は800倍∼1200倍に希釈して使用するため、安価
分のほとんどが分子量300以下の低分子ですので、分子量の差が
に消臭剤の生成が可能。
分子間引力を生みます。この二つにより臭気を吸着・捕捉します。
現地に、酸化機能水®生成ユニットを設置して生成する方式。
構造内に酸性・中性・塩基性イオンの反応基を持ち、幅広い臭気成分
酸化機能水®は、酸化されやすい臭気に対して高い脱臭効果を発
に対して中和反応により結合させる事で、さらなる消臭効果を発揮
揮します。
します。対象臭気に合わせた反応基をカスタマイズする事が可能。
∼深呼吸空間の創造をご提案します∼
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201504
消臭剤
噴霧方式
ハイブリッドスクラバー デオミスト TypeD
湿式脱臭装置について
湿式脱臭装置とは、水を使用した脱臭装置を指します。本カタログは水を使用した脱臭装置の総合カタログとなります。
特徴 1
大容量霧化消臭剤噴霧ノズル
従来型のような上部散水方式とは違い、大容量霧化消臭剤噴霧ノズ
臭気を水に溶かしこみ、脱臭する方法は従来から用いられており、水に溶けやすい臭気はしっかりと水と接触させてあげることで高い
ルを採用する事によって気液接触効率の増加し、圧倒的な脱臭を実
脱臭性能を発揮することが可能です。
現します。
しかし、人間の中に感応する臭気物質は40万種類以上と言われている中で、水に溶けにくい物質も中には御座います。そのような水
特徴 2
に溶けにくい物質も、水の中に消臭剤を溶け込ませることによって脱臭性能を飛躍的に上げることも可能となっております。
効率的な消臭を可能に
スクラバー内部を分割し、消臭ノズルを採用することで、臭気との
湿式の脱臭装置はどれだけ性能の良い消臭剤を使用しても、臭気と水を接触させなければ脱臭は出来ません。
本カタログには様々な湿式の脱臭装置を掲載させて頂いておりますので、状況に応じた機器の選定が可能となります。
(低濃度臭気、高濃度臭気、小風量、大風量、常時対策、間欠対策 etc…)
事例② 肥料製造工場
臭質:燐酸臭気
風量:240m3 / min
脱臭効率:96%
原臭 13,000→出口 500
消臭剤:C‐TK
接触時間を増やし、効率よく消臭します。
特徴 3
粉塵除去にも適しています
従来型スクラバーと同様に粉塵除去性能を保持しています。
スクラバーとは…
【スクラバー】 水等の液体に臭気・粉塵を捕捉させる事で脱臭・除塵を行う装置
特徴 1
スクラバー方式には大きく分けて 2 つに分類されます。
消臭剤噴霧方式
フラッシング方式
目的に合わせた設計
臭気と消臭剤の接触時間により脱臭効率が変動します。対象臭気や排気風
水又は消臭剤を細かいミストで噴霧し、臭気と接触させ脱臭する方式。消臭剤噴霧ノズルをダクト内に設置
し、噴霧を行うことで少ない水量で脱臭対策が可能。
効率的に消臭剤を臭気と接触させるために、排気ダクトの途中に接触BOXを設け脱臭効率を向上させます。
スクラバー内部に貯留水部を設け、臭気と水を激しく接触(フラッシング)させる事で、親水性臭気を脱臭をし
ます。疎水系臭気に対しても、酸化機能水や消臭剤を用いる事で脱臭を可能にしています。
小風量∼大風量までお客様のニーズに合わせたスクラバーを
【設計・提案】
します。
消臭剤
噴霧方式
ハイブリッドスクラバー デオミスト TypeW
量、設置スペース等を考慮して設計することが可能です。排気ダクトが延伸
出来ない場合や、充分な設置スペースが確保出来ない場合に最適です。
特徴 2
事例③ にんにく加工工場
臭質:にんにく臭気
風量:167m3 / min
脱臭効率:84%
原臭 1,600→出口 250
消臭剤:C-TK+N
臭気との接触時間を最大に
噴霧ボックス内消臭剤噴霧ノズルと消臭剤との接触効率を高めるため、
フィルターを設置しております。
特徴 3
粉塵除去にも適しています
小風量から大風量までしっかりと効果を発揮できます。疎水系臭気に対し
ダクトスプレーシステム
特徴1
ダントツの低イニシャルコスト
燃焼方式や活性炭吸着方式に比べ1/3∼1/10のコストで導入が
可能です。大風量になるほどその差は出やすいため、局所排気が
難しい製造工場関係で多く導入されています。
特徴2
省スペースかつ軽量
排気ダクト内を反応チャンバーとしますので、設置スペースをほと
んど使用しません。また、重量物もほとんどありませんので屋上の
耐荷重が増やせない場合でも設置可能です。
特徴3
自在に調整できるランニングコスト
風向風速制御・タイマー制御・ニオイ監視システム等多重制御を行
うことで悪臭苦情が出やすい日のみ運転を行ったり、工程に合わせ
て噴霧量を制御するなど、
お客様のニーズに合わせて、
ランニング
コストを抑えることができます。
消 臭剤
噴霧方式
事例① カレースパイス工場
臭質:香料臭気(カレー臭)
風量:250m3 / min
脱臭効率:84%
原臭 5,000→出口 790
消臭剤:C-TK
ても、
カスタマイズした消臭剤の使用で、高い脱臭効果を期待できます。
フラッシング
方式
ハイブリッドスクラバー TypeF
特徴 1
効率的な粉塵除去
フラッシング機構により合理的な気液混合を行うため、高い除塵効果を
発揮します。
特徴 2
消臭剤による脱臭性能 UP
オプションの消臭剤の添加ユニットを追加する事で、水に溶けにくい臭
気に対しても、効果的な脱臭が可能です。
特徴 3
動力は不要
通過ガスの力を利用して水を分散・微粒化させるため、
ポンプ等の動力
は不要です。
特徴 4
容易なメンテナンス
本体内は、
オープンな構造となっているため、
メンテナンスが容易です。
事例④ 胡麻焙煎工場
臭質:胡麻臭気(焦げ臭)
風量:50m3 / min
脱臭効率:84%
原臭 2,500→出口 400
消臭剤:無(水のみ)
スクラバー
出口
スクラバー
入口