質問者 橋崎一雄

平成 27 年第 411 回信濃町議会定例会 6 月会議 会議録(3 日目)
(午後 2 時 40 分)
●議長(小林幸雄) それでは会議を再開いたします。通告の 10
員。
橋崎一雄議
1.ごみ処理の広域化に向けて行政の取り組みは
2.組・集落の活性化に対する考えは
なお、橋崎議員より資料配布を求められまして、許可いたしまして、既に
皆さん方にお届けしてございますのでお願いいたします。
議席番号 10 番・橋崎一雄議員。
◆10 番(橋崎一雄) 議席番号 10 番・橋崎一雄でございます。横川町長には
初めての一般質問になります。よろしくお願いします。
今日は大変陽気も涼しくて、例年、平年通りの気候かなと思われるのです
が、信濃町の気候も、全国的にそうらしいのですが、大変ここまで温かい、
と言うよりも暑い日が続いておりまして、大変異常気象かなと、そんなふう
に考えるところでございますけれども、例年ですと、この時期、田圃に水が
張られると、ぐんと涼しくなりまして、炬燵が手放せないような時季なんで
すが、本当におかしな陽気になってきまして、今後の気象も大変心配される
ところでございまして、例年もう、大雨、また土砂災害も全国各地で、恒例
になっておるような状況で、信濃町も大変その点では、心配されるところで
ございます。こういった異常気象でございますけれども、その要因として地
球温暖化というようなことも言われておりまして、その地球温暖化の要因の
ごみの焼却による部分、そんなところの温室効果ガスの発生というようなこ
とも、要因と言われております。これにつきましては、地球規模の話になろ
うかと思いますけれども、信濃町も地道にそういったところに取組んでいか
なければいけない状況なのかなと、こんなふうに思っております。
そんな中で、だんだんと今日の一般質問に近付いて行っているところでご
ざいますが、今日は、ごみ処理の広域化に向けての行政の取り組みは、とい
うことで、質問をさせていただきたいと思うのですが、平成 30 年度に稼働予
定の長野広域連合によるごみ焼却施設に関連して質問をさせていただくので
すが、広域化に向けて、町としての準備、どこら辺まで進んでいるのか、な
かなか一般住民、我々にも実態の見えない部分でございまして、平成 30 年で
すから、もうすぐの話になるわけでございますけれども、どんどん準備して
いなければいけない時期かと思うんですが、どこまで準備が進んでいるのか、
そこら辺をちょっとお聞かせいただきたいと思いますが、よろしくお願いし
ます。
●議長(小林幸雄)
横川町長。
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■町長(横川正知) 橋崎議員さんの質問にお答えをさせていただきます。
長野広域連合で今、可燃ごみの処理について、前々から計画を進めている
わけでございます。そしてまあ、この際ちょっと余談になるかもしれないの
ですが、北信保健衛生施設組合でも、私ども信濃町の町民生活にとって大事
な、斎場の問題も具体的に動き出しているわけでございます。大変、広域連
合という中で、町が直接議会構成なりをしている場じゃなくて、町民の皆さ
ん方に、一歩離れた組織の中で検討しているというようなことで、なかなか
その姿が町民の皆さん方にもお伝え、十分にお伝えできている状態ではない
ということを、私自身も感じております。今後はそれぞれ生活に直結したそ
れぞれの問題でございますので、情報的にも、町民の皆さん方に提供できる
時点で素早く提供しつつ、お知らせをしていきたいということを、冒頭まず
申し上げさせていただきたいというふうに思います。
今、具体的にごみ処理の、長野広域連合で、それぞれ市町村が共同して進
めていく、このごみ処理について、どの程度まで進んでいるのかということ
でございます。
可燃ごみ処理の広域化については、広域連合管内 8 市町村が参加をしまし
て、おっしゃられたように平成 30 年中に稼働するようにということで、今進
められております。具体的には長野市で焼却施設一つ、それから千曲市で一
つ、それからまだ確定段階に入っておりませんが、最終処分場として、須坂
市でその任を担っていただくというような方向で進めております。今、焼却
施設のそれぞれの施設については、その計画が順調に進んでいるということ
を、まず申し上げさせていただきたいというふうに思います。今後具体的に、
まだ数字的に云々ということに、加入町村の、市町村の、負担金が決定した
とか、そういう状況ではないわけでありますが、広域連合の 27 年度予算でも、
先ほどの焼却施設に係る新年度分、平成 27 年分の予算 10 数億でしたかね、
決定されて、今、進められているところでございます。
状況については、それぞれまた先ほども申し上げましたように、適当なタ
イミングの中で、情報としてお知らせをしていきたいということでございま
す。大雑把な事だけを申し上げさせていただきましたが、また個別事象でご
質問があれば、お答えをさせていただきたいというふうに思います。
●議長(小林幸雄)
橋崎議員。
◆10 番(橋崎一雄) それでは、具体的なところで、少しずつお聞きしていき
たいと思うのですが、ごみ焼却施設に関連しては、建設費、施設の建設費、
2 施設と最終処分場の建設になろうかと思うのですが、それと、毎年掛かる
ところの運営費、施設の運営費、ここら辺も予想の段階、まだしっかりした
数字は出ていないと思われるのですが、大体の予想数字というのは、把握さ
れているのか。そこら辺。
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それから負担金でございますけれども、その割合。負担金の割合等、そこ
ら辺も数字的に出ていれば、お聞かせください。
●議長(小林幸雄)
横川町長。
■町長(横川正知) 今、計画としての段階でございますので、申し上げさせ
ていただきますが、今、焼却施設には長野・千曲の両施設ということを申し
上げさせていただきました。長野の焼却施設につきましては、建設費が 329
億ぐらいという予定でございます。そしてまた千曲に予定されているもう一
つの焼却施設が 109 億円というようなことでございます。更に予定では最終
処分場につきましては 34 億円ということで、トータルすべて込みまして 472
億円というのが、今年度の 3 月時点での概算的な見積額と言いますか、そう
いうことになってございます。
なおまた、それぞれの加入市町村の、加盟市町村のいわゆる負担金という
のは、まだそのどういう方法で負担金とするかというような事も、正式にま
だ決定してございません。それぞれまたその事を、今後詰めていくという段
階でございます。
●議長(小林幸雄)
橋崎議員。
◆10 番(橋崎一雄) これから最終的な数字に関しては、詰めていくというよ
うなお話なんですが、大体、私のちょっと調べたところでございますと、建
設費は 470・480 億円。それから負担金については、建設費についての負担
金割合については、人口割が 10 パーセント、それからごみ量割が 90 パーセ
ント、そういうような事をちょっとどこかのインターネットに出ていたんで
すが、それから運営費、施設の運営費ですね。これに関しては、ごみ量割、
ごみ量割が 100 パーセントということで、そういうようなところも出ている
かと思うのですが、こういったところで、大変な莫大な経費が掛かってくる。
また建設費につきましては、国からの交付金等もあろうかと思うので、相
当な額が交付金として来れば、その分も減ってくるかとは思いますけれども、
いずれにしても建設費につきましては、ざっくり見込んで 3000 万から 4000
万、運営費についても 4000 から 5000 万くらい掛かるんじゃないかなと、ち
ょっと調べたんですが、大体そんな数字でよろしいですか。
●議長(小林幸雄)
高橋住民福祉課長。
■住民福祉課長(高橋 徹) はい。先ほど町長も申したとおり、まだ負担金
の額というのが、はっきり分かっておりません。あと起債の関係もございま
すので、そこのところで、町の全体的な負担がどのくらいになるかというの
は、今のところまだ分かっていない状態です。
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●議長(小林幸雄)
橋崎議員。
◆10 番(橋崎一雄) 大変のんびりした運営かな、行政運営かなと、そんなふ
うに感じるんですが、これ、ごみ量割等、負担が掛かってくるわけですが、
その算出方法というのは、建設費、運営費の算出方法、前々年度、つまり平
成 28 年度のごみ量、排出量の実績、これを基に計算されてくると、そうい
うデータがあるんですが、これは間違いないですか。
●議長(小林幸雄)
高橋住民福祉課長。
■住民福祉課長(高橋 徹) 今、広域のほうから示されているのが、人口予
測、それとごみ量の予測に基づく負担になるのか、それとも各市町村一定の
割合での負担になるのかというのもありますし、あと起債の借り方が広域で
一括して借りるのか、それとも各市町村、それぞれ負担に合わせて借りるの
かということで、そこのところでもまだ決まっていない状態なので、町とし
てもどのくらいの負担になるのかというのは、今のところ定かでないという
ところです。
●議長(小林幸雄)
橋崎議員。
◆10 番(橋崎一雄) 負担金の額じゃなくてね、算出方法。平成 28 年度のご
みの排出量の実績によって、この負担割合が決まってくるのかという、そこ
ら辺なんですが。
●議長(小林幸雄)
高橋住民福祉課長。
■住民福祉課長(高橋 徹)
だければと思います。
●議長(小林幸雄)
すみません。そこのところは確認をさせていた
橋崎議員。
◆10 番(橋崎一雄) 大変のんびりした考えでいるなあと思うのですが、これ、
28 年度の実績を基に、この負担金を決定されると、非常に信濃町の負担、大
きな負担になろうかと、そう思うのですが。今回ちょっと資料を配布させて
いただきましたけれど、ちょっとコピー代が掛かって、負担をさせていただ
きましたけれども、資料をお配りしました。これを見ると、今日のメインな
部分なんですが、信濃町の 1 日 1 人当たりの可燃ごみ排出量。皆さんご覧の
とおり、非常にずば抜けて多い。よその少ない市町村から比べると倍以上。
こういったところを基準に計算されると、同規模自治体でも少ないところが
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ありますから、その自治体とも比べますと倍近い負担を、信濃町は払わなく
てはいけない。そういったことになるんですが、この資料、大体確かな数字
と考えてよろしいですか。
●議長(小林幸雄)
高橋住民福祉課長。
■住民福祉課長(高橋 徹) はい。これについては長野広域で出された数字
ですので、こちらのほうから行った資料を基にしている数字だと思います。
●議長(小林幸雄)
橋崎議員。
◆10 番(橋崎一雄) この数字が大体確かな数字ということなんですが、ちょ
っとオフトークを聞いている方にもちょっとお知らせしなくてはいけない
のですが、1 人当たり 1 日どのくらい排出するのか、信濃町は 706 グラム、
ちょっとグラムで計算されておりますので、706 いうような形で話させてい
ただきますが、一番少ないところで、高山村ですか 297、倍以上ですよね。
小川村も 316、人口が少ないこともあるんですけれども、1 人当たりですか
ら、これはもう倍以上の 316 ということですから、706 で、倍以上に信濃町
は可燃ごみを排出していると、そんなようなところでございます。8 市町村
の中でトップ、素晴らしい、トップですよ、断トツ。これは非常に行政の怠
慢じゃないですか。どうなんですか。これ認識、今までこれ、調べて認識さ
れておったんですか。
●議長(小林幸雄)
高橋住民福祉課長。
■住民福祉課長(高橋 徹)
識しておりました。
●議長(小林幸雄)
この数字につきましては、こちらのほうでも認
橋崎議員。
◆10 番(橋崎一雄) いや、ますます弱ったところですが、認識していながら、
こういったところの対応、どういうふうに今まで対応されてきたのですか。
●議長(小林幸雄)
高橋住民福祉課長。
■住民福祉課長(高橋 徹) 町としましても減量化ということで、皆様にお
願いをしてまいりました。
●議長(小林幸雄)
橋崎議員。
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◆10 番(橋崎一雄) 減量化、減量化ということで、どこの自治体も減量化と
いうことで、お願いしてきている。その中で断トツのトップということなん
ですが、下の表につきましては、北部衛生の数字でございまして、ここら辺
の数字でして、これはごみ有料化に伴って、30 円、信濃町 30 円ということ
で、ごみの有料化を 21 年度から実施しているわけですが、こういったとこ
ろで、ちょっと率が、有料化に伴って排出量の率が大分下がっておると思う
んですが、これ、平成 21 年度 1211 トン、平成 26 年度 1281 トン、これ若干
増えているんですよね。この間、21 年度から 26 年度、人口も相当減ってい
るんですよね。その中でこれだけ見ても増えている。まったく減量になって
いないということなんですよね、はっきり言って。どちらかと言うと、もう
どんどん増えている状況。増えている状況にもかかわらず何もしてこなかっ
たということは、これ非常に問題があろうかと思いますが、どうなんですか。
もう一回、ちょっとお聞かせください。
●議長(小林幸雄)
横川町長。
■町長(横川正知) 数字で見ると、確かにそういうふうになるんだろうとい
うふうに思いますね。この中身の分析というのは、正直なところ私になって
から、まだしておりませんが、基本的には立地条件、立地条件と言いますか、
産業構造もいろいろとあるわけでございます。ですから、例えば一概にその、
ちょっと失礼な言い方かもしれないのですが、第 3 次産業があまり多くない
ような所については、それだけのごみの排出量も少ないのかなということも、
一つは要因としては考えられるのかなと。と同時に、信濃町の中では、本当
にごみについては徹底して収集に回すという、そういう、文化とは言いませ
んが、習慣として、そういうことにも成り立ってきているのかなと思う。
具体的な中身の分析については、そこまでまだ私の段階でも、具体的な細
部についての検討はしてありません。
●議長(小林幸雄)
橋崎議員。
◆10 番(橋崎一雄) 土地柄というような、自治体独自というような、その中
での数字というような、良く分からないちょっと説明だったのですが、これ
はですね、町長、それは町長の認識はちょっと違うと思いますよ。このごみ
減量化、30 円のごみ有料化、有料化に向けては、一時その年、みんなで協力
した部分もあったかもしれませんけれども、30 円払った袋に、もういっぱい
いっぱい詰めて、どんどん出そうと、そういうような状況になっているんじ
ゃないですか。減量化、減量化というふうに、有料化に伴って、そういうふ
うに流れて来なかったんですよ。ただただ有料化したばかりに、いかにその
袋へいっぱい詰めて、どんどん出すか、そういうふうになっちゃったんです。
そう思いますよ。どうですか。これまで有料化になったから、安心感があっ
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たんじゃないですか。ごみは当然減るだろうというような。どうですか。ち
ょっと。
●議長(小林幸雄)
横川町長。
■町長(横川正知) 橋崎議員さんの、人間の心理をつけば、ある面そういう
方向も、一袋を有効に使おうという部分については、まさにそういうことも
あるんだろうと思う。そのことが全体的に、ごみの減量につながらなかった
かと言うと、そのこともなかなかイコールとして、私はお答えできにくい部
分もあるわけですが、いずれにしても、さほど変化はないなという認識を改
めて持たせていただきました。
●議長(小林幸雄)
橋崎議員。
◆10 番(橋崎一雄) この減量化について、しっかりと大事なことだと認識し
ていれば、もっと減量しましょう、リサイクルしましょう、そういった広報
をして、住民に協力してもらう、そういった姿勢が十分、そういった対応が
できたんだろうと、そんなふうに思いますが、私の認識の中ではまったくそ
ういうような感じがありません。そういったところで、この数字に表れてい
るのだろうと、こんなふうに思っております。
まあ、こういったところを、さっきの話と関連してつなげると、28 年度の
実績を基に、運営費、建設費を計算されると、非常に莫大な負担を信濃町は
強いられるわけですが、これも 28 年度ですから、今年 27 年度、来年の話で
すよ。どうやってこれを削減していく予定なのか、何か考えていますか。
●議長(小林幸雄)
高橋住民福祉課長。
■住民福祉課長(高橋 徹) これからになってしまうのですけれども、広報
等により住民の皆さんにお願いということになります。
●議長(小林幸雄)
橋崎議員。
◆10 番(橋崎一雄) ですから、対応が大変遅い。よその自治体の話をするの
は嫌いな人もいますけれども、私は大好きですね。良いところは、どんどん
お話しさせていただいて、追いつけ追い越せ、その精神でさせていただくん
ですが、隣町ではもう既に、ごみ 30 パーセント削減に向けて取り組んでい
る。しかし、信濃町はまだそんな程度の認識しか持っていない。これは非常
に、行政の怠慢としか言いようがない部分でございます。まあこれから広報
で、ごみの減量を訴えていくというようなお話ですが、どういう減量対策を
持っているか、それも今の話ですと、これから考えていくんではないかなと、
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そんなふうに思います。
そんな中で、一つ、生ごみ処理機ですね。これに補助を出して、生ごみの
処理をして、処理機を買って自分で処理をしてもらう、そういった取り組み
をしている市町村もいっぱいあるわけですが、生ごみに関しては、焼却ごみ
の約、相当数、相当数を生ごみが占めていると、水分も、可燃ごみの半分ぐ
らいが水分というような話もありますが、生ごみに関しても、相当数、相当
量この可燃ごみに入っているのではないかと思われるのですが、その生ごみ
を減らすためにも、方策の一つとして、生ごみ処理機の補助。大変、生ごみ
処理機に関しても、難しい部分があるように聞いております。電気料が掛か
るというような面、それから電気が掛からないと大変高額な、また高額な機
器が必要だというような話も聞いておりますが、生ごみ処理機の補助、この
点はどうですか。町長。
●議長(小林幸雄)
横川町長。
■町長(横川正知) 今まで、そういう制度はなかったわけであります。各市
町村でもそういうことでやっているというのは、私も承知はしておりますし、
その生ごみ処理機という部分で良いのか、それも含めての話だろうと思うん
ですが、今、バイオ処理みたいな形でやっているというのも、現実問題私も
目にしたこともございます。そういう中で、どういう手立てがとるのが一番
良いかということを、大事な検討課題として、また考えさせていただきたい
と思います。
要は、橋崎議員さんおっしゃるように、生ごみの、その水分が非常に、こ
の重さになった時に、重量としての加算と言いますか、重みが重なってくる
わけであります。一般家庭においても、それこそ、その水分を良く切って、
そしてお出しいただきたいということも、前にもうやっていたということは
あるんですが、更に、また先ほどの質問とも関連しますが、そんなことも含
めて、今後の中でやらなければいけないなあと、私の聞き間違いがなかった
らなんですが、例えば長野県も、県としても、ミニトマト一個の重さをやり
ましょうと、こういうようなことが、つい最近私もちょっと報道の中で見せ
ていただいたことも覚えておりますが、そんなことも含めて、具体的な行動
として起こすことが、いわゆる負担金だけの問題だけではなくて、CO2 も含
めたいろいろな制度の中で、より良い環境作りにもつながるというようなこ
とを含めた時に、総合的な中で、今のご提案の部分を検討を含め、させてい
ただきたいと思います。
●議長(小林幸雄)
橋崎議員。
◆10 番(橋崎一雄) そのとおりですね。1 人トマト一つ、ミニトマト一つで
も、その重さだけでも減らすことによって、大変な減量につながるわけでご
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ざいます。そういった広報をしないから、しないからには全然住民も分から
ない。どうしようもない。こういった事情も全然分からないわけでございま
すから、本当に多分この算定基準の 28 年度というのは確かなところだと思
います、これに向けて、ぜひ至急に広報して、1 人ひとり、住民の皆さん 1
人ひとりに、少しでも減量、可燃ごみの減量に取り組んでいただきたい。そ
ういうところをやってもらいたい。
それとリサイクルにしても、分別、分別の徹底によって、新聞雑誌等、逆
にお金になる部分、そういった分別も最近お金になる部分も大分増えている
ようでございますので、そういったところも広報していただく。分別の徹底
によって、まだまだ信濃町には相当減量につながる部分があろうかと思うの
ですが、是非よろしくお願いしたいと思います。分別については、以前、上
勝町ですか、そこら辺も行って分別の取り組みについて、議会として勉強さ
せていただいた部分もあるんですが、大変、ものすごく 30 数種類に分別して
出しておられたとちょっと記憶しているのですが、そのくらい分別の徹底、
これによって可燃ごみの減量につながることもあろうかと思いますので、是
非早急にそこら辺も対応していただきたいと思います。
これまでの行政対応の遅さをしっかりと指摘しまして、次の質問に移らせ
ていただきますが…
●議長(小林幸雄) 橋崎議員、ちょっと待って下さい。さっきの答弁保留に
ついて、同じ件ですから、ここで、保留したものの答弁を許可します。どう
ぞ。
■住民福祉課長(高橋 徹) すみません。先ほどのごみ量の関係、28 年度実
績かという、負担金の関係なんですけれども、ごみ量については、前々年度、
平成 28 年度のごみ量となってきます。あと人口につきましては前年度、29
年度の人口を基とします。ただ、この割合というのが、まだ決まっていない
という状況です。以上です。
●議長(小林幸雄)
橋崎議員。
◆10 番(橋崎一雄) はい。分かりました。前々年度ということで、そこら辺
は確かなようでございますので、早急に取り組まなくてはいけないし、もう
既に取り組んでおられるところからすると、遅い、遅過ぎる、というところ
でございます。よろしくお願いします。
2 番目の質問ですが、組・集落の活性化に対する考えということで、お聞
きしたいと思うんですが、この組・集落の活性化等の質問について、昨日も
あったわけでございますが、ちょっと被ってしまって 2 度の答弁になろうか
と思うのですが、普段はあまり意思疎通ができていないのに、ちょっと被っ
てしまいましたけれども。
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組・集落の活性化ということで、創生会議の集落滅亡・消滅、そんな話、
もう 1 年前の、自治体の消滅、信濃町は非常に高いというような、可能性が
高いというような、お話でございます。数字的に見れば、その指摘も遠から
ずというところであろうかと思うのですが、実際問題として国の方策として、
日本国どこへ行っても同じ生活ができるように、ということで交付金が来て
いるわけで、交付税が来ているわけでございますので、多分それを考えると
消滅することはないだろうと思うんですが、町が消滅する前に、私は、この
小さな集落から存続できなくなるんじゃないかなと思うんですが、町長のこ
こら辺の認識、集落の存続、組・集落の存続がずっと保たれていくのか、そ
こら辺の町長の認識、これからの認識なんですが、ちょっとお聞かせくださ
い。
●議長(小林幸雄)
横川町長。
■町長(横川正知) 集落の関係ですが、これ私も、この立場になろうと思っ
た部分の中の一つには、まさに町の活性化ということを考えた時に、その集
合体でありますから、それぞれ各集落がいろいろな地域的な事情もあり、と
いうことで、だんだんとその人口も含め、そして地域が高齢化してきている、
このことが、非常に今後の町の存続、大げさに言えば、そしてまた町の活力
が失われるということで、私も基本的には、この集落の活性化というのは一
つの大きなテーマとさせていただいているところであります。
したがって、とりあえず新年度予算で、これ、いろいろな方から言わせる
と、形だけかという話になるかもしれないんですが、しかし、何もやらない
わけにもいかないものですから、自らまさにその地域の皆さん方が自主的に
活動していただくと、そのことをまず手助けしようというようなことで、地
域の支援活動の補助金と言いますか、助成金を、新しく創設もさせていただ
いたところでございます。
どう考えても、この集落が本当に、集落で今住んでいる皆さん方も、ある
いはお年寄りの皆さん方含めて、やっぱり長年住んだそこの土地で一生を暮
らしたいというのは、本音の心だと思うんですね。ですから、今後も引き続
いて生活できるような、その時に行政は一体何ができるんだという事を、し
っかりと考えながら、行政でできる分野の事は、しっかりと支えるような体
制作りと言いますか、を目指して進めていきたいというふうに思っています。
●議長(小林幸雄)
橋崎議員。
◆10 番(橋崎一雄) 昨日も、そういった地域活動支援金にかかわる部分のお
話もいただいたところでございます。また、今年度の使用に関してのお話も
開会の挨拶の中で、お聞きしているところでございますが、大変こういった
新しい試み、大変評価させていただくんですが、10 万円、上限のこの支援金、
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早速この利用・活動も考えて、自ら考えて使う、そういう集落も、優秀な人
がいればできるんですけれども、なかなか集落によっては、そういったリー
ダーがいなくて、何をするにしても人任せというような集落もあろうかと思
うのですが、そういった取り組みにも、今後配慮していただきたいのですが、
この支援金、昨日もお話があったのですが、1 集落 1 回限りの限定的な部分
なのか、複数回利用は可能なのか、そこら辺はどうなのですか。
●議長(小林幸雄)
高橋総務課長。
■総務課長(高橋博司) はい。集落で例えば申請をいただきますと、3 年間
は継続できるという内容になっております。
●議長(小林幸雄)
橋崎議員。
◆10 番(橋崎一雄) はい。ということは、3 年間ということは、30 万円、一
つの事業ですね。二つ、いろいろ事業を替えても、これはいけるということ
で、よろしいですか。ちょっとお聞かせください。
●議長(小林幸雄)
高橋総務課長。
■総務課長(高橋博司) はい。同じ事業で基本的には工夫をして次年度やっ
ていただくということでございますけれども、目的を達成するために、事業
内容を替えていただくこともできますので、そういう形で継続して地域の皆
様の活性化と言いますか、ちょっと上から目線で大変恐縮なんですけれども、
それぞれのつながりが深まるような事業を実施していただければありがた
いと思っております。
●議長(小林幸雄)
橋崎議員。
◆10 番(橋崎一雄) はい。分かりました。ちょっと勉強不足。30 万円、うま
く使えれば 30 万円が有効に村の、組の財源として使えるということでござ
いまして、非常に何とか知恵を絞って、良い策を考えていきたいなと思うわ
けですが、いずれにしても、また集落間で、そういった差が出ないようなこ
とも考えていただかないと、今言ったように、なかなか優秀な住民の皆さん
がいる集落は良いですけれども、アイデアがなかなか出ないような集落、そ
ういったところとの公平性についても、若干あるような気もします。
また関連して、集落、本当に財源、財政も、集落の財政も年々厳しくなる
ところでございまして、組費についても均等に集めて良いものか、高齢者世
帯、また一人暮らしの世帯、そういったところにまた配慮して組費を集めて、
組の運営に当てて良いものかというようなところに、うちの組も来ているの
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ですが、そういった財源が厳しくなる一方でございまして、財源としまして、
財政に関してでございますけれども、いろいろ集会所の経費も非常に掛かっ
てきている、そんな状況でございます。昨日も質問がありましたけれども、
そんな中で答弁として、基本的には地区が主導的に維持管理をしていくんだ
と、そういうような話もございました。お聞きしたところでございます。う
ちの集落でも、集会所の屋根の塗装、またこれからトイレ改修、こういった
ところも、これから予定していかなくてはいけないところなので、大きなこ
れも財政が、財政負担になるわけでございまして、こういったところを、大
きな集落は一つの集会所に対して、お金もかけられるかと思いますけれども、
本当に小さな集落にあっても公会堂というのはあるわけでございまして、そ
ういった所が、屋根塗装一つにしても、本当に面積的にもそんなに変わるわ
けではないですから、掛かる経費についても、まずそんなに差がない。そう
いったところを住民だけで負担する、こういったところも非常に厳しくなっ
てくると思うのですが、そこら辺の、何か考えがあったら、ちょっとお聞か
せいただきたいのですが。
●議長(小林幸雄)
横川町長。
■町長(横川正知) はい。昨日もちょっとそんなような関係でお答えをさせ
ていただいたかなと思うのですが、言われるように、本当に各集落の何々セ
ンター、何々公会堂等々、コミュニティーセンター、まあいろいろな名称が
ございます。これは昨日も申し上げたんですが、昭和 40 年代の後半辺りか
ら 50 年代、県の、通称・特農と言いますか、そんないろいろな事業の中で
県単事業も取り入れながら、集落で作ってきたと。いよいよ年数が経過する
中で、大変、集落の構造と言いますか、内容も変わってくる、そしてまた、
いろいろな状況も変わってくる、大変、維持補修等々も含めて大変な時代に
入っているということを、私もそれぞれの地域の皆さん方と言いますか、各
集落の皆さんの町政懇談会等々へ行っても、そういうお話をお聞きするわけ
であります。
要は基本的には、各集落でその維持補修も含めてやるというのは大原則で
ございます。まあ状況の変化とともに、どう行政がそこに対応できるかとい
うことでございまして、今、ちょっといろいろな動きの中ででも、一つこれ
だけ地方創生の叫ばれている昨今、やっぱりコミュニティー施設としての各
市町村の、言ってみれば末端集落のと言いますか、組織上で言えば、そうい
うところの皆さん方が困っているのに何もできないというのは、地方創生も
何もないだろうという考えは、実は私にもありまして、その事を含めて今、
ちょっと県のほうへも、いろいろなことを使いながらこれからも若干今、そ
ういう橋渡しをしていただいている部分もあるんですが、例えば県の今やっ
ている制度の、元気づくり支援金みたいに、まさにその地域の集落の活力を、
そこでみんなで相談し合う場所なわけですから、そういったことにももう少
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平成 27 年第 411 回信濃町議会定例会 6 月会議 会議録(3 日目)
し枠を広げて、県としても、金額はいくらにするかはともかくとして、そん
な支援体制を、県としても取ってほしいなあと思うわけです。
町はどうするかということでありますが、本当に今の各集落の状況を十分、
承知しているつもりでございますので、何らかの方法で、何らかの事をしな
いと、ますます、まずいのかなという思いは持っているんですね。ただ、今
おっしゃるようにその財源の問題、いろいろ他等々の事業との整合性と言い
ますか、財政も含めて、そのことをしっかり踏まえた中で、また検討すべき
重要な課題だというふうに思っております。
●議長(小林幸雄)
橋崎議員。
◆10 番(橋崎一雄) 本当に町長のおっしゃるとおりかな。同感の、共通する
認識が多々あるところでございますけれども、そんな中で、先ほどもちょっ
と触れましたけれども、優秀な住民の皆さんがいて、リーダーシップを取っ
ていただいて、これをやろう、あれをやろうというような施策を考えていた
だける集落は良いのですけれども、なかなか全部の組が、そういった状況に
はないだろうと、こんなふうに思っておるのですが、そんな中で、一つの提
案として、職員の皆さんには大変な負担になるかもしれませんが、集落担当
の職員、そういったところを配置していただいて、今のいろいろな課題です
ね、自主防災組織の立ち上げ、集落営農の立ち上げ、それから集落内のいろ
いろな困り事、そういったところをわざわざ総代さんが、毎年変わるような
総代さんが、町へ来て相談するのではなくて、担当職員と内情を、担当職員
に内情を良く分かっていただいて、直に行政の対応に回っていただける、そ
ういうような、集落担当職員の配置を考えていただくと、ちょっといろいろ
な面で、今後集落の活性化にもつながっていくのではないかなと、そんな思
いもするわけですが、是非こういった部分も、ちょっとご検討いただければ
と思うんですが、最後にちょっとお聞かせください。そこら辺の認識を。
●議長(小林幸雄)
横川町長。
■町長(横川正知) 大事なご提案だと思うんですね。私自身もこの前に、こ
の立場になる前に、若干そういうことを思った部分があります。今例えば、
国で言えば集落支援員制度みたいなものがあるわけですが、職員がいかにそ
のまた地域の皆さんとつながりを持つかという事でも、大事な事であると思
うのですね。いろいろな職員も、私から言うのも何ですが、日常の業務も大
変今、頑張っていただいております。そんなこともしっかりと、何て言いま
すか様子を見ながら、できるものならそういう方法もぜひ良いなあというふ
うに思っています。今のところは、その程度の答弁でお許しをいただきたい
と思います。
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平成 27 年第 411 回信濃町議会定例会 6 月会議 会議録(3 日目)
●議長(小林幸雄)
橋崎議員。
◆10 番(橋崎一雄) 大変、職員の皆さんに嫌われるような提案でございます
けれども、ぜひ検討していただきたいなあと思うところでございます。
また、いろいろ、そんなような中でも、町でもいろいろ活性化に対する取
り組み、集落の維持に貢献できるような取り組みを、しっかり考えて検討い
ただいて、また集落を助けていただきたいと。その中で、先般 LED の補助金
に対してはですね、大変多額の補助金を付けていただいて、本当に組・集落
は助かっておるところでございます。
そこら辺も感謝しながら、今回私の質問を終わらせていただきますが。
終わります。
●議長(小林幸雄) 以上で、橋崎一雄議員の一般質問を終わります。
この際、3 時 45 分まで暫時休憩といたします。
(午後 3 時 34 分)
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