平成27年度中国支部総会・講演会・懇親会報告を掲載いたしました。

東邦大学理学部鶴風会中国支部便り
大倉 健二(44 化学)
平成 27 年 7 月 4 日(土)、ホテルグランヴィア広島において、鶴風会より進藤理事・石原理事をお迎
えし、中国支部会員 12 人で東邦大学理学部鶴風会中国支部総会を開催しました。中島前支部長が急逝、
一時は支部存続も危ぶまれましたが、当日の天気のように雨降って地固まる、杉田副支部長・志賀副支
部長に加え永田副支部長も決まりました。鶴風会の支援もあり、三本の矢で一致団結、皆で今後の中国
支部の発展を誓いました。
進藤理事からは、なつかしい大久保通り・見違えるように変貌を遂げる習志野キャンパス・創立90
周年記念行事のスライドを通じ、母校発展の歩みをお聞きすることができました。少子高齢化時代、自
然・人間・生命を礎にした習志野キャンパス、新たに健康科学部看護学科が誕生、母校の発展は同窓生
として嬉しくもあり頼もしくもあります。
講演される古澤先生
楽しい語らいの一時
講演会では昭和 54 年生物学科卒業、古澤広島大学教授の「生き物の正対防御の仕組みに魅せられて」
の講演がありました。世界に先駆けてニワトリモノクローナル抗体の作成技術を開発、最近の免疫シス
テムの最新情報も交え、MRの人は必死にメモを取られていました。学術的講演もさることながら、根
っからの生物好き、実家が医者で1浪、医者になるより生物の研究に魅力を感じ東邦へ、駒場東邦の教
職実習、生物の時間下を向いていた生徒、生物実習の楽しい話をしたところ、目を輝かせ聞いてくれた
のがキッカケで生物の先生を目指されたそうです。大学は1年留年、免疫学入門の多田先生に偶然出合
い、多田先生の縁で帝京大からハーバード大へ留学、自分の意志というより、好きな事に没頭していた
ら気難しい教授と仲良くなり、結果として広大教授になられたそうです。人間万事塞翁が馬、先生の行
動の原点は感動、受験生を持つお母さんにも聞いて貰いたいお話でした。
二次会は地下1階魚民、古澤先生と膝を交えて懇談、昔の馬小屋と階段教室や山城新伍の兵隊シリー
ズのロケ等、東邦大時代の貧しくとも楽しかった青春時代の話で盛り上がりました。アットホームなた
めか、なぜか同窓生同士のカップルが多い、古澤先生も奥さんは同窓生、酒の勢いもあり、来年は夫婦
同伴で参加してもらい、参加者を倍にしようということになりました。
参加者全員で“ハーイ”