2015年度 第5回 地方独立行政法人長崎市立病院機構 理事会 【議事録】 1 日 時 2015年9月4日(金) 13時00分から15時05分 2 場 所 長崎みなとメディカルセンター 市民病院 地下1階会議室 3 出席者 10名 ○理事会組織構成役員出席者数 8名 兼松理事長、松本副理事長、杉町理事、千葉理事、鈴木理事 田所理事、野口理事、黒川理事 ○監事 2名 川崎監事、白石監事 4 議案1 成人病センターとの統合に伴う病院名称の変更について 病院名称を 2016 年 4 月の成人病センターとの統合時に変更したいと考えているが、病院の名 称変更には定款 17 条(病院の設置及び管理)の変更が必要であり、理事会の承認を得る必要があ るため、提出するものであるとのことであった。地方独立行政法人は、その名称中に地方独立行 政法人という文字を用いなければならない(地方独立行政法人法 第四条)という決まりはある が、その他は特段決まりはなく(法人名)地方独立行政法人長崎市立病院機構(病院名)長崎み なとメディカルセンターが本理事会に提案され、承認された。理事会承認後は、11 月議会に議案 として提出される予定である。 5 討議1 地域医療構想を踏まえた当機構の今後の体制について 病床機能報告制度(2014 年 10 月報告)において、市民病院は HCU、NICU、GCU、CCU を 高度急性期(54 床)その他を急性期(310 床)として報告しているが、本理事会で「1 病棟(51 床)を地域包括ケア病棟に転換すること」と「病床の削減を行い、多機能を有するフロアの設置」 について提案がなされた。 1 6 討議 2 成人病センターとの統合をめぐる課題 成人病センターから移設、寄贈等、廃棄予定の医療機器について説明がなされた。市民病院に 移設しないものは看護学校等に訓練用として寄贈し、無駄な廃棄と購入を極力無くすよう努めて いくとのことであった。 7 報告 1 経営状況について 7月単月の運営費負担金を含む収支が、市民病院で18,233千円の黒字、成人病センターで15,389 千円の赤字。機構全体で2,844千円の黒字となった。単月ではあるが機構全体で黒字になったのは 久しぶりで、職員の頑張りが実を結んだ。累積ではまだまだ赤字なので、今後もしっかり頑張っ ていくとのことであった。 8 報告 2 育児介護休業手当金返還請求について 病院局時代は雇用保険の適用外であり非加入であったが、平成 24 年度の地方独立行政法人化に 伴い雇用保険に加入義務が生じたため加入することとなった。 その結果、育児介護給付を雇用保険から受けられる職員は共済組合からの給付を受けられない こととなったが、当機構及び共済組合共にそのことを把握しておらず地方独立行政法人化後も病 院局時代と同様に共済組合へ請求をし、支給を受けていたことが報告された。 9 報告 3 院内保育所の運営計画について 院内保育所の基本事項(案)と設置スケジュール(案)について報告がなされた。 2015年9月から運営業者のプロポーザル公告を開始し、2015年11月から院内入園者の募集を開始、 2016年4月から開園予定。保育所の名称については院内で公募するとのことであった。 10 報告 4 平成26年度業務実績の評価結果について 平成26年度業務実績に関する評価委員会が4回開催され、その評価結果について報告がなされた。 当機構が自己評価したものと違う評価を頂いたのが「高度・急性期医療の充実」で自己評価は3 としていたが、手術件数の伸びや、放射線治療件数の増加、専門医や認定看護師の配置等高度医 療を提供する体制が整備されているとのことから評価4となった。また、総評としては、二期連続 で大きな赤字になったことや債務超過に陥ったことについては、よく注視する必要があるとの評 価であった。 2 11 報告 5 勤務医の急逝に伴う公務災害認定請求書提出について 勤務医の急逝に伴う公務災害認定請求書提出について報告がなされた。 12 報告 6 費用削減プロジェクト C 型肝炎ウイルス治療薬のハーボニー配合薬を院外処方から院内処方へ切り替えることが報告 された。 12 その他 平成27年10月4日(日)に「よらんね祭2015」を市民病院の2階外来フロアで開催することが報 告された。 3
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