校長通信(第6号)

9 月 9 日(水)小中合同朝会 校長講話から
恕の心を大切に
元気凜凜
夢・誇り・輝く府中明郷
平成 27 年 9 月 24 日(木)発行
☆学校教育目標:自主性・創造性・協調性のある児童生徒の育成
☆校訓:耕す
☆ めざす学校像:児童生徒・教職員・保護者・地域が信頼し合い,共に学び合う学校
☆CS(コミュニティ・スクール)マンデー
☆毎週月曜日は終日フリー参観日です
☆府中明郷学園ホームページ
☆タブレットやスマートフォンにも対応しています
この通信は,児童生徒に話した内容を中心に,学園の様子や校長の思いを
保護者・地域の皆様にお伝えするための校長通信です。 校長 髙 石 元 子
9 月 1 日(火)小中合同 2 学期始業式 校長式辞から
府中明郷学園のABCD
A
B
C
D
当たり前のことを
バカにせず
ちゃんとやる人が
できる人
2学期,自分の目標・学級の目標・学校の目標を達成するためには,「恕の心」を大切に
周りと協力しながら,自分でよく考えて行動することが大切です。
そして,そのための土台として,まずは,日常の学校生活で当たり前のことがきちんとで
きることが必要です。府中明郷学園の当たり前とはどんなことでしょうか?
① 出会った人には,顔を見て笑顔であいさつすること
② 名前を呼ばれたら「はいっ!」と大きな声で返事をすること
③ 集会のときは集合・解散を無言で行い,話を静かに聞くこと
④ 前に出た人が礼をしたら自分も黙って礼をすること
⑤ 清掃を時間いっぱい無言ですること
⑥ ぞうきんは一枚ずつクリップでとめ,並べて干すこと
⑦ 傘はきちんとたたんでまとめ,並べて置くこと
⑧ トイレのスリッパはそろえて出ること
⑨ 靴はそろえて靴箱に入れること
Y やれば D できる K 子どもたち
⑩ 廊下は静かに右側を歩くこと
……学校生活で学んだことを当たり前のこととして,バカにせず,ちゃんとできるように
なって初めて大きな夢の実現に向かうことができます。府中明郷学園の全員が当たり前にで
きることを2学期はもっともっと増やして,一人一人全員が一学期より成長しましょう。
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☆ めざす児童生徒像:恕の心を持って,主体的に考え行動し,問題解決していく児童生徒
(自立する力)
なぜ,学校には清掃の時間があるのでしょうか?
2学期は「無言清掃」が学園全体の目標になっていますが,そも
そも学校で清掃をするのはなぜでしょうか?こんな話があります。
2500 年ほど前のインドの国に,
「シュリハンドク」という名前の
お坊さんがいました。お釈迦様の弟子でしたが,このお坊さんは自分
の名前も覚えられないほど物覚えの悪い人でした。 他の人から,ばか
にされたり,いじめられるシュリハンドクは,自分が情けなくなって
お釈迦様に「私は,もう坊さんをやめたいです。
」と相談しました。
するとお釈迦様は,彼に1本のホウキを渡して清掃をさせました。
シュリハンドクは毎日,一生懸命に清掃を続けました。
何年もたったある日,シュリハンドクはお釈迦様に「どうでしょうか。きれいになりまし
たか?」とたずねました。しかし,お釈迦様は,いつも「ダメだ!」と言われます。
それから数年間,清掃をしては汚れ,汚れては清掃をするということを毎日続ける中で,
「ああ,いくら掃いても掃いてもなかなかきれいにならない。きれいにしてもまたどうせ汚
れるんだ。それなのに清掃をして,また汚れたら清掃をして…」ずっと考えているうちに,
シュリハンドクは「あっそうだったのか!」と,ついにあることに気づきました。「私の心に
も,汚れが毎日出てくる。人をうらんだりなぐりたくなったり,しなければいけないことを
さぼったり…でも,そんな心の汚れが出てくるたびに,私の心も清掃をしてきれいにしなけ
ればいけないということをお釈迦様はわからせたかったんだ!」
悟りをひらいたシュリハンドクは,その後もそうじを続け,偉いお坊さんになりました。
心の汚れとは,
「清掃がイヤだ,さぼりたい,しゃべりながらやりたい」とか,
「人をバカ
にしたり威張りたい」「人をやっつけたい」注意されても反省しないで反抗するなどという
ことです。これらは全部心の汚れです。清掃を一生懸命することは,もちろんその場所をき
れいにすることですが,実は「自分の心をきれいにする」ということでもあるのです。シュ
リハンドクのように「一生懸命に清掃をする」と同時に「自分の汚れた心を磨く」ために,
学校には清掃の時間があります。毎日,心をきれいに磨くためにも清掃は無言でしましょう。
ちょっとひと息 ことわざ並べ替えクイズ その 15
『す』『べ』『る』『か』『しょ』『わ』『ん』『ず』『ら』『し』
【
】
並べ替えてみましょう。あることわざになります。小・中学生で,
それぞれ一番に髙石へ正解を伝えてくれた人に賞状を渡します。
[そうじを通して心をみがこう]
『は』『い』『か』『ら』『け』『ち』『り』『な』『く』『ぞ』
前月号の正解は「けいぞくはちからなり」
(継続は力なり)でした。
2500
年ほど前のインドの国に,
「シュリハンドク」という名前のお坊
夏休み中でしたが,一番に正解を提出してくれた小学校3年生の
今川 春香さんに賞状を獲得しました。おめでとうございます。
☆ めざす教職員像
:児童生徒・保護者・地域から信頼され,温かく熱く動く教職員