キラリ高等学校 平成 26 年度 事業報告書 1.教育の取り組み 内容 実施状況 (1)教育力向上 (1)教育力向上 ①教育内容の充実 ① 教育内容の充実 基礎力の確実な定着を目指し、丁寧な学習指 ・生徒の面接指導への参加意欲はある程度 導を実施する。 喚起できた。また生徒の受講態度も改善が ・面接指導の内容や方法等を工夫し、生徒 みられた。 の参加意欲喚起や態度を身に着けさせる ・添削指導レポート締切日直前まで提出で ことを図る。 きない生徒は減少してきたが、今後も研究 ・添削指導の学習意欲向上を図り、提出物 を継続し学習意欲向上を図る必要がある。 の工夫・研究に着手する。 ・校外スクーリング再構築し、生徒間のコ ・校外スクーリングの再構築。 ミュニケーションや学びやすい環境が整っ てきた。 ②キャリア教育の推進 ・社会的・職業的自立に必要な基礎的・基 本的な知識や技能の育成。 ② キャリア教育の推進 ・卒業後に最低限度必要になる知識・技能 を身に着けるには卒業期から取り組むので ・コミュニケーション能力の育成。 はなく、1 年次から始めることが求められ ・他者とのかかわりの機会を増やす。 る。コミュニケーション能力育成のため他 ・インターシップ・職場体験の取り組み。 者との関わりの機会を校外スクーリングで 増やすことができた。また、インターシッ プ職場体験を実施し早期の就職への意識付 けができた。今後は参加者が増加する働き かけが必要となる。 ③高校生活充実プロジェクトの着手 ・新しい通学スタイル ③ 高校生活充実プロジェクトの着手 通信制課程の高校生活が充実する新しい ・単位修得プラス1の学び 通学スタイル・単位修得プラス1の学びを平 ・部活動の再構築 成 27 年度から実施する準備を開始した。 ・学園祭の活性化 教員の充実により、多くの部活動の再構 築がなされ、大会初出場・初優勝を獲得し た部もでてきたが、今後は部員数の増加が 求められる。学園祭に関しては、バスのチ ャーターにより遠方のキャンパス参加者も 増加した。また地域交流を図り、近隣施設 との連携を密にしていく土台が作れた。 (2)生徒支援 (2)生徒支援 ①困難を有する生徒の支援 ①困難を有する生徒の支援 ・困難を有する生徒が十分に教育を受けら 平成 28 年 4 月には障害者差別解消法が れるための合理的配慮や教職員の意識向 施行されます。この法律が学校教育に与え 上及び指導体制の構築に着手する。 る影響は大きいといえる。困難を有する生徒 ・教育支援計画、個別指導計画の作成と実 が十分に教育を受けられるための合理的配慮 施。 や教職員の意識向上及び指導体制の構築に着 ②就職支援 手した。教育支援計画、個別指導計画にも合 ・社会的・職業的自立に必要な基礎的・基 理的配慮が適切に提供できるかたちで作成す 本的な知識や技能の育成 し、障害者差別解消法が施行される 28 年 4 ・コミュニケーション能力の育成。 月までに実施できる準備に入った。 ・他者とのかかわりの機会を提供。 ②就職支援 ・求人票の閲覧、履歴書の書き方など就職 キャリア教育の推進と合わせて生徒一人ひと 活動への準備から支援し、実践的な筆記 りの希望と適性に応じた就職支援を実施。 試験対策や面接試験の指導にあたる。 景気回復の影響もあり正規雇用された生徒も ・生徒一人ひとりの希望と適性に応じた就 増加した。 職支援を推進する。 ③進学支援 ③進学支援 ・進学に向けた早期の受験生化を図る。 個別の学習相談や進学塾との連携を強化し、 ・前期終了後、2 年次対象の進学説明会を実 大学進学者が 20 名を超えることができた。 施する。 ・後期終了後、2 年次対象の推薦入試、AO 入試説明会を実施する。 ・センター試験及び難関大学志望者には、 早期の受験生化の効果は次年度以降の結果で 判断したい。 ④ 学校行事や防災等に関わる緊急時連絡方 法の再構築 個別の学習相談や進学塾との連携を強化 緊急時等の連絡システムの整備を図り、台風 し適切な学習環境を提示する。 等の自然災害時の休講連絡にも活用した。メ ④学校行事や防災等に関わる緊急時連絡方 法の再構築 ールアドレス提出に協力する生徒・保護者も 増加してきた。 ・緊急時等の連絡システムの整備と活用 ・生徒・保護者のメールアドレス提出の協 力要請 (3)教職員力向上 ①教職員の指導力向上のため外部研修の場 (3)教職員力向上 私学協会・静岡県主催の研修会に教職員は を積極的に求めていく。 ②校内研修は月1回テーマ別で計画的に実 施する。 ③中堅教職員(ミドルリーダー)を組織化 し、OJT で養成を図る。 分掌等に合わせて参加している。校内研修 を月1回テーマ別に実施したことで私立学 校の教職員として何が重要か理解することが でき認識が高まった。ミドルリーダー候補の 教職員が明確になり次年度から組織化の見通 しがついた。 (4)技能連携施設の積極活用 ①多くの生徒が施設を活用できるように連 携の緊密化をより図る。 (4)技能連携施設の積極活用 通信制課程の特長である技能教育施設を最大 限活用し、多くの生徒が施設でも学べる施策 ②生徒の学習意欲を喚起させる、教育内容、 が明確化され次年度から本格的に始動する。 教育課程、授業スタイルの研究・開発を このことにより生徒の学習意欲が喚起され、 連携施設と協力して着手する。 授業等が休みがちであった生徒の不登校状態 ③各キャンパスのさらなる充実・発展を図 解消にも効果が期待できる。キャンパス長の るため、キャンパス長の職務を整理し業 職務の明確化になり効率的な運営の土台が据 務の適正かつ効率的な運営を促進する。 えられた。 3.生徒募集・広報活動 (1)3年後の総定員達成を目指し、各キャンパス地域の広報活動を強化する。 →広報活動の範囲を特支教育も含めることになった。 (2)募集促進物(学校案内、TVCM等)改編着手。 →学校案内を改編し、生徒募集を促進することができた。 (3)説明会→予定通り実施できた。 ①本校独自説明会(中学校教員)・・・吉田町、浜松市、静岡市、沼津市 ②教育委員会等説明会(不登校生徒・保護者・中学校教員) ③私学協会説明会(中学校教員対象) ④私学展(生徒・保護者) ⑤社会教育課主催相談会 (4)個別相談・学校見学→相談・学校見学数が増加傾向であった。 (5)オープンキャンパス・・・吉田町、浜松市、静岡市、沼津市 →夏と冬の2回実施が効果的であった。 4.平成26年度 在籍生徒数 学校基本調査時 前期卒業生(9月卒業生) (5月1日) 等を除外した最大数 計画 520 630 結果 567 647 5.教職員関係<年度間延べ人数> 区 分 教員 職員 計 ( )内の人数は計画 職 名 男性 女性 計 校 長 1 0 1 副校長 1 0 1 教 頭 1 0 1 教 諭 9(10) 5(4) 14(14) 講 師 6(6) 5(6) 11(12) 本 務 2(2) 2(1) 4(3) 0 1 1 20(21) 13(12) 33(33) 非常勤 6.今後の課題 (1)総定員数達成へのロードマップ作成→27 年度在籍数の伸びが総定員達 成に直結する。 (2)教職員指導力向上→27 年度以降も持続的成長を図る。 (3)添削指導の教育効果と効率化→28 年度中に実現予定。 (4)ICT教育整備事業→27 年度中に達成。 (5)困難を有する生徒の教育支援システム構築→平成 28 年 4 月に施行され る障害者差別解消法が本校にとっては好機になる。 (6)生徒のモラル・規範意識の養成→27 年度に SNS 対策に着手。
© Copyright 2024 ExpyDoc