郷小だより7月号 (PDF 114.0KB)

学校教育目標
~支え合う・聴き合う・学び合う~
子どもたちが自分を再発見し、友だちを再発見し、学ぶことの価値と意味
を再発見して「人生最高の6年間」を生み出す学校、そして、その営みを通
して教師も親もともに育ちあう学びの共同体としての学校でありたい。
学びの共同体
校長 谷口克哉
浜之郷小学校は「学びの共同体」という学校のあり方を標榜しています。
これは今までも幾度となく話されてきたことですが、学校という1つの組織がどうあるべ
きかということを示しています。
かつての学校は地域の組織の一部として機能していたと思います。家庭(生活習慣を身に
着ける)があり、地域(社会人としての自覚を身に着ける)があり、それぞれの役割を果た
している中で、学校は主に学習を身に着ける担い手として存在していました。もちろん、厳
格なすみわけをしていたわけではなく、それらが互いに融合しながら子どもの成長に携わっ
ていたのだと思います。
近年、核家族化が進み、地域のつながりが薄れて学校の役割も変わってきました。多様な
価値観を持った家庭や地域の方たちの中核として機能することが求められてきたのです。
浜之郷小学校が開校した当時はまさにそういったことが叫ばれていました。さらに言えば、
そういった要求に応えきれずに機能不全に陥っていたのも事実ではないかと思います。
初代校長の大瀬先生はこうした状況の中で学校が本来の姿を取り戻すために学校改革を
行ったのです。
学校は子どもが学ぶ場だけではない。この理念のもと、まず「教える」ことの上に胡坐を
かいている教師に「学ぶ」ことを求めました。プロとして授業で信頼される教師を求め続け
ることを厳しく要求しました。次に言われたのは「子どもは学校だけでは育たない」という
ことでした。家庭や地域で暮らす以上、その力を借りて共に子どもを育てなければならない。
そのためには学校任せ、家庭任せ、地域任せにするのではなく互いが協力し合うことが不可
欠であるということでした。
では、どうすればいいのか。家庭や地域の方たちの目を学校に向けさせる努力を、授業だ
けをしていればいいという教師の意識の変革を具体的な形で示してくれました。それが学習
参加であり、学級経営の中心を「子どもの居場所をつくる」とする考え方です。
保護者の方同士を学校という場を通じて繋いでいく。同時に直接子どもたちを見ていただ
いて見守っていただく。地域の方に学校に来ていただいて子どもに顔を覚えてもらう。
そうした中で、子どもたちが多くの人たちに見守られながら生活しているのだと実感する
ことが一番の教育ではないでしょうか。
この18年間、こつこつと積み上げられてきたそれぞれの努力が今の子どもたちの姿に表
れていると思っています。
これからも浜之郷小学校は「学びの共同体」であり続けられるよう努力していきます。