概要版 - 中小企業庁

平成27年度 中小企業庁委託事業
平成27年度
※
概 要 版
※
平成28年3月
* は じ め に *
近年の商店街を取り巻く環境は、大型商業施設の進出や
インターネット販売などによる購買機会の多様化、少子化
による人口減少などの構造的な要因により、より厳しい状
況が続いています。
商店街実態調査は、こうした状況を踏まえ、商店街の最
近の景況や空き店舗の状況、商店街が抱える課題など商店
街の実態をアンケート調査により明らかにし、今後の商店
街活性化施策の基礎資料とすることを目的として実施し
ています。当調査は、昭和45年に開始され、今回の調査
が12回目の実施になります。
本報告書(概要版)は、商店街実態調査報告書の内容を
一部抜粋して、そのポイントを簡単に紹介することを目的
として作成しました。商店街を取り巻く環境、繁栄してい
る商店街が取り組んでいる事業や個店の活性化策など、商
店街関係者の活動の参考になれば幸いです。
目
次
Ⅰ.商店街実態調査について .................................................. 1
1.目
的 .......................................................................................................................... 1
2 . 調 査 概 要 ...................................................................................................................... 1
3 . 調 査 項 目 ...................................................................................................................... 1
Ⅱ.調査結果のポイント ........................................................... 2
1 . 商 店 街 の 概 要 に つ い て ......................................................................................... 2
1-1 商店街の全体の店舗数 .......................................................................................................................................2
1-2 商店街におけるチェーン店舗数 ..................................................................................................................3
1-3 商店街の業種別店舗数の割合(業種構成)........................................................................................4
1-4 商店街の空き店舗の状況 ..................................................................................................................................5
1-5 商店主の退店(廃業)の状況 .......................................................................................................................7
1-6 商店街組織の専従事務局員の有無 ............................................................................................................8
1-7 商店街組織の会員(組合員)数と会費未納入店舗の割合 ...................................................................9
2 . 商 店 街 の 景 況 と 来 街 者 の 動 向 に つ い て ........................................................ 10
2-1 商店街の最近の景況 .........................................................................................................................................10
2-2 最近の商店街への来街者の動向 ...............................................................................................................11
3 . 商 店 街 の 問 題 と 取 組 状 況 に つ い て ................................................................. 12
3-1 商店街の抱える問題 .........................................................................................................................................12
3-2 経営者の後継者難に対する商店街の取組状況 ..............................................................................13
3-3 商店街の予算規模 ...............................................................................................................................................14
3-4 個店の魅力向上のための取組状況 .........................................................................................................15
3-5 空き店舗の発生に対する商店街の取組状況 ....................................................................................16
3-6 商店街の地域(各種団体等)との連携状況 ....................................................................................17
4 . 現 在 、 商 店 街 が 取 り 組 ん で い る 具 体 的 な 各 種 事 業 に つ い て .................. 18
4-1 商店街が実施しているソフト事業 .........................................................................................................18
4-2 商店街が実施しているハード事業 .........................................................................................................19
4-3 繁栄していると回答した商店街が実施しているソフト/ハード事業 ........................20
Ⅰ.商店街実態調査について
1.目
的
近年の商店街を取り巻く環境は、大型商業施設の進出などによる購買機会の
多様化や少子化による人口減少などにより厳しい状況が続いています。
本調査は、こうした商店街の景況や空き店舗の状況、商店街が抱える課題な
ど商店街の実態を明らかにし、今後の商店街活性化施策の基礎資料とすること
を目的としております。
2.調査概要
全国
調 査 対 象
商店街※(商店街振興組合、事業協同組合、任意団体)
調 査 方 法
郵送による発送・回収およびインターネットによる回収
調 査 時 点
平成 27 年 11 月1日(日)現在
調査票発送数
8,000
調査票の回答
調査票回答件数 3,262(回答率 40.8%)
うち有効回答件数 3,240(有効回答率 40.5%)
※
調 査 地 域
本調査でいう「商店街」とは、①小売業、サービス業等を営む者の店舗等が主体と
なって街区を形成し、②これらが何らかの組織(例えば○○商店街振興組合、○○
商 店 会 等 で 法 人 格 の 有 無 お よ び そ の 種 類 を 問 わ な い 。) を 形 成 し て い る も の を い う 。
3.調査項目
(1) 商店街の概要
●組織形態 ●店舗数
●居住している店舗数
●空き店舗数 ●会員数
●専従事務局員数 ●業種構成
(2) 商店街の立地環境および商業環境
●事務所所在地 ●立地環境 ●中心来街者数
●各種調査の実施状況 等
(3) 商店街の景況と近年の変化
●景況 ●大規模小売店舗の影響
等
●来街者数の変化
等
(4) 商店街の問題と取り組み
●商店街における問題点 ●個店の改善策・活性化策
●商店街リーダー ●各種商店街事業の取り組み 等
1
●組織の活動
Ⅱ.調査結果のポイント
1. 商店街の概要について
1-1 商店街の全体の店舗数
商店街の平均店舗数は54.1店です。前回調査(平成24年度調査、以下同じ)の
平均店舗数(52.9店)と比べると1.2店増加しました。
商店街タイプ(*)別には、
「近隣型商店街」が44.5店(前回調査比:+1.5店)、
「地域型商店街」が59.7店(同比:▲2.1店)、
「広域型商店街」が86.8店(同
比:+4.4店)、「超広域型商店街」が126.7店(同比:▲13.7店)となりま
した。前回調査と比べると、全体の平均店舗が増加する中で、「地域型商店街」と「超
広域型商店街」が減少となりました。
図 表 1 1商店 街 あたりの平 均 店 舗 数
(店)
平成21年度(n=3,402)
160
平成24年度(n=2,866)
平成27年度(n=2,945)
140.4
126.7
140
120
86.8
76.7 82.4
100
80
60
51.7 52.9 54.1
89.8
58.7 61.8 59.7
44.2 43.0 44.5
40
20
0
合計
近隣型商店街
地域型商店街
広域型商店街
超広域型商店街
* 商店街タイプについて
①近隣型商店街
最寄品※中心の商店街で地元主婦が日用品を徒歩又は自転
車などにより買物を行う商店街
②地域型商店街
最寄品及び買回り品※が混在する商店街で、近隣型商店街よ
りもやや広い範囲であることから、徒歩、自転車、バス等で
来街する商店街
③広域型商店街
百貨店、量販店を含む大型店があり、最寄品より買回り品が
多い商店街
④超広域型商店街
百 貨 店、 量販 店 を含 む大 型 店が あり、有 名専門 店 、高 級専 門
店を中心に構成され、遠距離から来街する商店街
※
最寄品:消費者が頻繁に手軽にほとんど比較しないで購入する物品。加工食品、家庭雑貨など。
※
買 回 り 品:消 費 者 が 2 つ 以 上 の 店 を 回 っ て 比 べ て 購 入 す る 商 品 。フ ァ ッ シ ョ ン 関 連 、家 具 、家 電
など。
2
1-2 商店街におけるチェーン店舗数
商店街内に立地するチェーン店舗(*)数の平均店舗数は4.1店です。前回調査の
平均店舗数(4.2店)と比べると0.1店減少しました。
商店街タイプ別には、「近隣型商店街」が2.6店(前回調査比:▲0.2店)、「地
域型商店街」が4.2店(同比:▲0.7店)、「広域型商店街」が11.6店(同比:
+1.0店)、「超広域型商店街」が17.2店(同比:▲0.7店)となりました。前
回調査と比べると、「広域型商店街」のみが増加となりました。
最近3年間のチェーン店舗数の変化についてみると、
「増えた(16.5%)」と回答
した商店街が「減った(5.1%)」と回答した商店街を11.4ポイント上回りました。
なお、1商店街に占めるチェーン店舗の割合(チェーン店舗率=チェーン店舗数合計
(10,014店)/商店街の全店舗数(137,251店)は7.3%となり、前回
調査(7.8%)と比べると0.5ポイント減少しました。
図 表 2 1商店 街 あたりの平 均 チェーン店舗 数
(%)
50
40
0店
1~4店
44.4
10~29店
5~9店
30~49店
42.8
33.1
チェーン店舗数平均:4.1店
29.3
28.9
30
18.6
20
7.1
10
4.9
20.8 20.8
19.1
13.8
9.1 8.4
17.0
11.3
4.3 3.7
0.9 1.5
1.1 0.3
50店以上
7.5 7.5
0
近隣型商店街
(平均2.6店)
地域型商店街
(平均4.2店)
広域型商店街
(平均11.6店)
超広域型商店街
(平均17.2店)
図 表 3 商 店 街 におけるチェーン店 舗 数の変 化
0%
チェーン店舗
20%
40%
60%
16.5
増えた
80%
66.9
100%
5.1
変わらない
減った
11.5
無回答
図表 4 チェーン店舗率の推移
(単位:店、%)
全店舗数
A
平成21年度(n=2,872)
平成24年度(n=2,521)
平成27年度(n=2,548)
チェーン店舗数
B
150,860
135,727
137,251
11,057
10,618
10,014
チェーン店舗率
B/A
7.3
7.8
7.3
*「 チ ェ ー ン 店 舗 」 と は 、 ブ ラ ン ド や 営 業 等 が 多 数 の 店 舗 で 統 一 的 に 管 理 さ れ た 店 舗 の こ と 。
ス ー パ ー 、コ ン ビ ニ エ ン ス ス ト ア の ほ か 、フ ァ ー ス ト フ ー ド 店 、ド ラ ッ グ ス ト ア 店 等 が 該 当 す る 。
3
1-3 商店街の業種別店舗数の割合(業種構成)
商店街の業種別店舗数の割合は、
「飲食店(30.0%)」、
「衣料品・身の回り品店等
(22.9%)」、「最寄品小売店(16.4%)」の順に多くなっています。
最近3年間の業種別店舗数の変化をみると、
「増えた」と回答した店舗では、
「飲食店
(22.8%)」、「サービス店(10.1%)」、「最寄品小売店(7.3%)」の順に多
くなっています。一方、
「減った」と回答した店舗は、
「衣料品、身の回り品店等(18.
9%)」、「最寄品小売店(16.9%)」、「飲食店(12.7%)」の順に多くなってい
ます。
また、業種別店舗で「増えた」から「減った」を差し引きすると、「飲食店」のみが
10.1ポイント増加しました。
図 表 5 商 店 街 における業 種 別 店 舗 数の割 合
0%
現在の店舗
20%
1.2
22.9
40%
60%
16.4
80%
30.0
100%
13.7
15.9
百貨店、大型ディスカウント店
衣料品、身の回り品店等
最寄品小売店
飲食店
サービス店
その他
図 表 6 最 近3年 間 の商店 街 における業 種別 店 舗数 の変 化
(n=2,945)
0%
百貨店、大型ディスカウント店等
20%
1.7
その他
80%
49.3
10.1
53.8
9.6
57.4
増えた
変わらない
4
31.6
16.9
41.7
100%
49.3
18.9
22.8
飲食店
サービス店
45.6
7.3
60%
1.8
47.1
衣料品、身の回り品店等 3.9
最寄品小売店
40%
26.5
12.7
10.4
4.8
減った
22.8
25.8
28.2
無回答
1-4 商店街の空き店舗の状況
商店街の空き店舗(*)数の平均店舗数は5.3店です。
空き店舗率(*)は13.17%となり、前回調査より1.45ポイント減少したも
のの、前々回調査時(平成21年度)より引き続き10%を超えました。
最近3年間の1商店街あたりの空き店舗数の変化をみると、「増えた」(31.9%)
と回答した商店街が、
「減った」
(13.1%)と回答した商店街を18.8ポイント上
回っています。
図 表 7 1商店 街 あたりの空 き店 舗 数
図 表 8 1商 店 街 あたりの空 き店 舗数 及 び
空 き店 舗 率の推 移
(n=2,685)
(%) 0
10
20
0店
0
30
空き店数(店)
5
22.5
1店
平成12年度
3.9
平成15年度
3.9
8.53
9.8
2店
11.2
3店
10.7
4店
7.31
7.2
5.3
平成18年度
5店
8.98
7.9
6店
4.2
平成21年度
7店
3.6
8店
3.2
5.6
平成24年度
9店
空き店舗率(%)
10
15
10.82
6.0
14.62
2.2
10~19店
12.0
5.3
平成27年度
20店以上
13.17
5.5
* 無回答を除くベース
図 表 9 最 近3年 間 の空き店 舗 数 の変 化(前 回 調査 との比 較)
(%)
平成21年度(n=3,402)
60
50
40
39.2
44.9
35.3
平成24年度(n=2,866)
平成27年度(n=2,945)
47.7 49.1
31.9
30
20
10.6
11.6
13.1
5.3
10
5.5
5.9
0
増えた
変わらない
減った
無回答
*「空き店舗」とは、従前は店舗であったものが、現状空きスペース(空き地、空きビル、空き倉庫等)になっているものとした。
*「空き店舗率」
(%)=商店街の空き店舗数の合計/商店街の全店舗数の合計
5
空き店舗が埋まらない理由〔A.地主や家主等貸し手側の都合によるもの〕について
は、「所有者に貸す意思がない(39.0%)」、「店舗の老朽化(34.6%)」、「家賃
の折り合いがつかない(29.2%)」の順に多くなっています。
空き店舗が埋まらない理由〔B.テナント等借り手側の都合によるもの〕については、
「家賃の折り合いがつかない(33.8%)」、
「商店街に活気・魅力がない(33.6%)」、
「店舗の老朽化(26.9%)」の順に多くなっています。
なお、空き店舗の今後の見通しは、
「増加する」と回答した商店街が全体の42.6%
を占めています。
図 表 10 空 き店 舗が埋 まらない理 由〔A.地 主 や家主 等 貸し手 側 の都 合 によるもの〕
(%)
(n=2,144)
50
30
39.0
34.6
40
29.2
20
0
10.6
8.6
10
9.9
7.9
10.2
付入
け居
て業
い種
るに
条
件
を
そ
の
他
4.7
2.7
拡店
張が
で補
き修
な ・
い
店
舗
の
老
朽
化
意所
思有
が者
なに
い貸
す
契貸
約す
等意
が思
面は
倒あ
る
が
商
店
以
外
に
な
提空
供き
が店
不舗
足情
報
の
っ
つ家
か賃
なの
い折
り
合
い
が
た
無
回
答
図 表 11 空 き店 舗が埋 まらない理 由〔B.テナント等借 り手 側 の都 合 によるもの〕
(%)
40
(n=2,144)
33.8
33.6
26.9
30
17.2
20
8.1
10
0
11.5
つ家
か賃
なの
い折
り
合
い
が
店
舗
の
老
朽
化
拡店
張が
で補
き修
な ・
い
11.0
環立
境地
が条
よ件
く ・
な交
い通
図 表 12
魅商
力店
が街
なに
い活
気
・
店用一
し さ部
たれ を
いて住
と い居
思る と
わたし
な めて
い出使
7.0
5.4
情空
報き
が店
入舗
手に
で関
きす
なる
い
そ
の
他
今 後 の 空き 店舗 の 見 通 し
(n=2,945)
無回答
10.3%
減少する
11.6%
増加する
42.6%
変わらない
35.4%
6
無
回
答
1-5 商店主の退店(廃業)の状況
最近3年間に退店(廃業)した店舗数は、「0店」と回答した商店街が18.3%あ
るものの、1店以上の退店(廃業)数は、
「2店(17.0%)」、
「3店(16.1%)」、
「1店(14.3%)」の順に多くなっており、1店から3店までで全体の47.4%
を占めています。
退店(廃業)した理由は、「商店主の高齢化・後継者の不在」が66.6%を占め、
続いて「他の地域への移転」が23.8%、「同業種との競合」が12.9%、「商店街
に活気がない」が12.8%となっています。
図 表 13 過 去3年 間 に退店 (廃業)した店舗 数
(n=2,945)
(%)
25
20
退店(廃業)した店舗数平均:3.6店
18.3
17.0
14.3
15
16.1
10
6.5
7.2
6.9
5.8
5
2.4
2.0
1.1
0.6
6
店
7
店
8
店
9
店
1.8
0
1
店
2
店
3
店
4
店
5
店
1
0
~
0
店
1
9
店
図 表 14
2
0
店
以
上
退 店(廃業)した理 由(複数 回 答:2つまで)
(n=2,204)
(%)
70
無
回
答
66.6
60
50
40
30
23.8
20
12.9
17.1
12.8
10
0
後商
継店
者主
のの
不高
在齢
化
・
同
業
種
と
の
競
合
な商
い店
街
に
活
気
が
他
の
地
域
へ
の
移
転
3.5
4.2
環立
境地
の条
悪件
化 ・
交
通
大
型
店
の
進
出
7
1.1
0.5
大
型
店
の
退
店
公
共
施
設
の
徹
退
2.3
そ
の
他
無
回
答
1-6 商店街組織の専従事務局員の有無
商店街活動の担い手である商店街組織の70.8%は、専従事務局員(パート、アル
バイトを含む)が「0名」の状態です。
1名以上の専従事務局員を置いている商店街を組織形態別にみると、「商店街振興組
合」は42.7%、「事業協同組合」は48.4%、「任意団体」は7.4%となってい
ます。「任意団体」にはほとんど専従事務局員はいないという状態です。
図 表 15 1商店 街 あたりの専 従 事 務 局員 数
(n=2,945)
(%)
80
70.8
70
60
50
40
30
16.8
20
5.6
10
2.1
0.7
0.3
0.9
2.6
3名
4名
5名
6名以上
無回答
0
0名
1名
2名
図 表 16 商 店 街 組織 形態 別 の専 従 事務 局 員 数
全 体
組
織
形
態
商店街振興組合
事業協同組合
任意団体
n
%
2,945
100.0
1,189
100.0
351
100.0
1,405
100.0
2086
70.8
667
56.1
170
48.4
1249
88.9
782
26.6
508
42.7
170
48.4
104
7.4
1
名
2
名
496
16.8
325
27.3
107
30.5
64
4.6
165
5.6
112
9.4
31
8.8
22
1.6
8
3
名
62
2.1
41
3.4
13
3.7
8
0.6
4
名
22
0.7
15
1.3
5
1.4
2
0.1
5
名
10
0.3
4
0.3
5
1.4
1
0.1
6
名
以
上
27
0.9
11
0.9
9
2.6
7
0.5
無
回
答
平
均
人
)
上段:実数
下段:割合
1
名
以
上
(
0
名
77
2.6
14
1.2
11
3.1
52
3.7
0.58
0.81
0.95
0.29
1-7 商店街組織の会員(組合員)数と会費未納入店舗の割合
商店街組織を形成する会員(組合員)数の平均は、41.2人です。前回調査の平均
会員(組合員)数(42.0人)と比べると0.8人減少しました。
商店街組織形態別には、
「商店街振興組合」が52.1人(前回調査比:▲3.2人)、
「事業協同組合」が40・5人(同比:▲5.6人)、
「任意団体」が31.7人(同比:
▲3.0人)となっています。
商店街組織への会費の未納入率は2.0%と、ほとんどの会員(組合員)は会費を納
めています。
会費の未納入率を商店街タイプ別にみると、
「近隣型商店街」が2.1%、
「地域型商
店街」が2.0%、「広域型商店街」が2.1%、「超広域型商店街」が0.7%となっ
ています。
また、商店街に立地するチェーン店舗の会費の未納入率は2.8%となっています。
図 表 17 商 店 街 組織 を形成 する会 員(組 合員)数
(n=2,945)
(%)
30
19.0
20
19.6
会員(組合員)数平均:41.2人
16.4
9.9
10
7.1
5.4
5.1
2.9
2.1
1.4
5.0
4.1
1.1
1.0
1 1
9 5
9 0
人
2
0
0
人
以
上
0
~
1
2
9
人
3
9
人
4
9
人
5
9
人
6
9
人
7
9
人
8
9
人
9
9
人
~
1
9
人
1 1
4 0
9 0
人
~
9
人
~
9
0
~
8
0
~
7
0
~
6
0
~
5
0
~
4
0
~
3
0
~
2
0
~
1
0
無
回
答
図 表 18 商 店 街 組織 形態 別 の会 員(組合 員)数
~
1
2
9
人
3
9
人
4
9
人
5
9
人
6
9
人
7
9
人
8
9
人
9
9
人
商店街振興組合
組
織
形
態
事業協同組合
任意団体
159
5.4
28
2.4
19
5.4
112
8.0
561
19.0
126
10.6
56
16.0
379
27.0
577
19.6
209
17.6
77
21.9
291
20.7
483
16.4
218
18.3
62
17.7
203
14.4
291
9.9
138
11.6
39
11.1
114
8.1
209
7.1
112
9.4
23
6.6
74
5.3
149
5.1
82
6.9
15
4.3
52
3.7
86
2.9
47
4.0
11
3.1
28
2.0
61
2.1
41
3.4
8
2.3
12
0.9
40
1.4
24
2.0
7
2.0
9
0.6
121
4.1
87
7.3
8
2.3
26
1.9
33
1.1
28
2.4
2
0.6
3
0.2
無
回
答
人
28
1.0
15
1.3
5
1.4
8
0.6
147
5.0
34
2.9
19
5.4
94
6.7
図 表 19 商 店 街タイプ別、会 員(組 合 員)、チェーン店 舗 別 の会 費の未 納 割合
(%)
全会員
5
全会員平均:2.0%
うちチェーン店舗平均:2.8%
4
3
2.1
(n=2,508)
うちチェーン店舗
4.2
2.0
2.5
2.1
2
1.3
0.7
1
0.2
0
近隣型商店街
地域型商店街
広域型商店街
9
平
均
)
1
9
人
2
0
0
人
以
上
(
全 体
n
%
2,945
100.0
1,189
100.0
351
100.0
1,405
100.0
~
上段:実数
下段:割合
1 1 1 1
4 0 9 5
9 0 9 0
人
人
~
9
人
~
9
0
~
8
0
~
7
0
~
6
0
~
5
0
~
4
0
~
3
0
~
2
0
~
1
0
超広域型商店街
41.2
52.1
40.5
31.7
2. 商店街の景況と来街者の動向について
2-1 商店街の最近の景況
商店街の最近の景況は、
「繁栄している」が2.2%、
「繁栄の兆しがある」が3.1%となりました。
一方、
「衰退している」が35.3%、
「衰退の恐れがある」が31.6%、
「まあまあである(横ばいで
ある)
」が24.7%となりました。
前回調査と同様「衰退している」と回答した商店街が最も多いが、前回調査より7.9ポイント減少
となり、
「繁栄している」
、
「繁栄の兆しがある」はそれぞれ前回調査より1.2ポイント、0.8ポイン
ト増加となりました。
図 表 20 商 店 街 の最 近の景 況
(n=2,945)
繁栄している
2.2%
繁栄の兆しが
無回答
3.1%
ある
3.1%
まあまあである
衰退している
35.3%
(横ばいである)
24.7%
衰退の恐れが
ある
31.6%
図 表 21 商 店 街 の最 近の景 況(前 回 調査 との比較 )
(%)
平成21年度(n=3,402)
50
平成24年度(n=2,866)
40
35.3
33.4 33.0
31.6
30
24.7
17.9 18.3
20
10
2.0 2.3 3.1
繁
栄
し
て
い
る
繁
栄
の
兆
し
が
あ
る
ま
横あ
ばま
いあ
でで
ああ
るる
)
1.0 1.0 2.2
(
0
平成27年度(n=2,945)
44.2 43.2
10
衰
退
の
恐
れ
が
あ
る
衰
退
し
て
い
る
2-2 最近の商店街への来街者の動向
最近3年間の商店街への来街者数の変化については、
「減った」と回答した商店街は56.6%で、前
回調査(
「減った」72.6%)と比べると16.0ポイント減少しました。一方、
「増えた」と回答した
商店街は11.2%で、前回調査(
「増えた」6.7%)と比べると、4.5ポイント増加しました。
来街者が「増えた」要因の上位5つについて前回調査と比べると、
「集客イベント等の実施」が11.
3ポイント、
「商店街の情報の発信(PR)
」が7.6ポイント増加しています。
一方、
「減った」要因について同様に前回調査と比べると、
「近郊の大型店の進出」が3.8ポイント
減少した一方、前回調査の最大要因であった「魅力ある店舗の減少」は4.0ポイント増加となりました。
図 表 22 最 近3年 間 の商店 街 への来街 者 数 の変 化
(%)
平成21年度(n=3,402)
平成24年度(n=2,866)
平成27年度(n=2,945)
100
76.8
80
72.6
56.6
60
40
20
5.6
16.1
11.2
6.7
17.3
24.1
0
増えた
変わらない
減った
図 表 23 最 近3年 間 の商店 街 への来街 者 数 の増 加要 因 [上 位5つ](複 数 回答:3つまで)
(%)
平成21年度(n=738)
50
40
30
平成24年度(n=687)
平成27年度(n=1,041)
44.6
33.3
29.7 30.0
28.2
23.0
29.5 27.9
22.4
21.2
14.0 15.4
20
16.3 18.3
20.8
10
0
集客イベント等
の実施
商店街の情報
の発信(PR)
地域の
人口増加
交通利便性
の向上
魅力ある店舗
の増加
図 表 24 最 近3年 間 の商店 街 への来街 者 数 の減 少要 因 [上 位5つ](複 数 回答:3つまで)
(%)
平成21年度(n=2,612)
平成24年度(n=2,080)
平成27年度(n=1,668)
80
60
55.1 55.2
59.2
48.5
52.2 55.1
54.6
50.3
46.5
42.1
45.7
33.3
40
16.5 13.8 15.2
20
0
魅力ある店舗
の減少
業種・業態
の不足
近郊の大型店
の進出
11
地域の
人口減少
駐輪場・駐車場
の不足
3. 商店街の問題と取組状況について
3-1 商店街の抱える問題
現況の商店街が抱える問題は、
「経営者の高齢化による後継者問題(64.6%)
」
、
「集客力が高い・
話題性のある店舗・業種が少ない又は無い(40.7%)
」
、
「店舗等の老朽化(31.6%)
」
、
「商圏人口
の減少(30.6%)
」が上位を占めました。
上位3つまでの回答について、過年度調査の経過と比較すると「経営者の高齢化による後継者問題」
や「魅力ある店舗が少ない」
、
「集客力が高い・話題性のある店舗・業種が少ない又は無い」といった、個
店に対する問題は共通しており、
「経営者の高齢化による後継者問題」は年々増加しています。
図 表 25 商 店 街 の抱 える問 題 (複 数 回 答:3つまで)
(n=2,945)
0%
20%
商圏人口の減少
40%
60%
30.6
大型店との競合
17.0
店舗等の老朽化
31.6
駐車場・駐輪場の不足
17.8
経営者の高齢化による後継者問題
64.6
業種構成に問題がある
19.3
集客力が高い・話題性のある店舗・業種が少ない又は無い
40.7
空き店舗の増加
16.3
チェーン店等が商店街の組織化や活動に非協力的
9.1
道路整備や公共施設の移転等周辺環境の変化
図 表 26
1位
経営者の高齢化による
平成15年度 後継者難
〔 67.1% 〕
魅力ある店舗が少ない
平成18年度 〔 36.9% 〕
経営者の高齢化による
平成21年度 後継者難
〔 51.3% 〕
経営者の高齢化による
平成24年度 後継者問題
〔 63.0% 〕
経営者の高齢化による
平成27年度 後継者問題
〔 64.6% 〕
80%
5.0
その他
3.9
無回答
4.4
商 店 街の抱 える問 題 の推 移
2位
魅力ある店舗が少ない
〔 66.3% 〕
3位
回答形式
商店街活動への商業者の 複数選択
参加意識が薄い
〔 55.7% 〕
商店街活動への商業者の 経営者の高齢化による
主なものを3つまで選択
参加意識が薄い
後継者難
〔 33.4% 〕
〔 31.4% 〕
魅力ある店舗が少ない
核となる店舗がない
主なものを3つまで選択
〔 42.7% 〕
〔 27.2% 〕
集客力が高い・話題性のある 店舗等の老朽化
店舗・業種が少ない又は無い 〔 32.8% 〕
主なものを3つまで選択
集客力が高い・話題性のある 店舗等の老朽化
店舗・業種が少ない又は無い 〔 31.6% 〕
〔 40.7% 〕
主なものを3つまで選択
〔 37.8% 〕
(注) 平成18年度以降は、回答数を3つまでに制限したため、4つ以上の選択が可能であった平成15年度以前の調査と比べ
回答率が低くなっている。
12
3-2 経営者の後継者難に対する商店街の取組状況
商店街が抱える問題のうち、最も大きな問題である商店街の後継者対策への取組については、
「対策は
講じていない」と回答した商店街が90.0%となり、取組状況は極めて低いものとなっています。一方、
後継者対策に取り組んでいる商店街においては、
「研修を実施している」が3.8%、
「外部から後継者を
募集している」が2.4%の順に多くなっています。
「研修を実施している」と回答した商店街は、組織形態別には「商店街振興組合(5.5%)
」
、商店街
タイプ別には「広域型商店街(7.7%)
」と「超広域型商店街(7.7%)
」が最も多くなっています。
また、
「外部から後継者を募集している」と回答した商店街は、組織形態別には「商店街振興組合(3.
1%)
」
、商店街タイプ別には「超広域型商店街(7.7%)
」が最も多くなっています。
図 表 27 商 店 街 における後 継 者 対 策
(n=1,902)
研修を
実施している
3.8%
無回答
3.7%
外部から後継者
を募集している
2.4%
対策は講じて
いない
90.0%
図 表 28 商 店 街 における後 継 者 対 策(組織 形 態 別・商 店 街タイプ別)
上段:実数
下段:割合
全 体
組
織
形
態
商店街振興組合
事業協同組合
任意団体
近隣型商店街
商
店
街
タ
イ
プ
地域型商店街
広域型商店街
超広域型商店街
無回答
n
%
1,902
100.0
763
100.0
240
100.0
899
100.0
1,045
100.0
694
100.0
91
100.0
13
100.0
59
100.0
研修を
実施している
73
3.8
42
5.5
11
4.6
20
2.2
33
3.2
30
4.3
7
7.7
1
7.7
2
3.4
13
外部から後継者を
募集している
46
2.4
24
3.1
7
2.9
15
1.7
23
2.2
18
2.6
3
3.3
1
7.7
1
1.7
対策は講じて
いない
1712
90.0
665
87.2
219
91.3
828
92.1
952
91.1
624
89.9
74
81.3
10
76.9
52
88.1
無回答
71
3.7
32
4.2
3
1.3
36
4.0
37
3.5
22
3.2
7
7.7
1
7.7
4
6.8
3-3 商店街の予算規模
商店街の予算規模については、
「50万円未満」が14.8%、
「50万円~100万円未満」が10.
6%、
「500万円~1000万円未満」が10.1%の順に多くなっています。
3年前との比較では「増えた」が8.6%、
「減った」が32.2%となっています。
図 表 29 平 成 27 年 度の総 事 業 予 算 /3年前 との比 較
(n=2,945)
(%)
20
年間総事業予算額 平均: 1,085万円
14.8
(n=2,945)
15.1
増えた
8.6%
15
10.6
10
9.8
9.5
5.4
5.1
3.6
5 2
0 0
0 0
0 0
万万
円円
未
満
~
2 1
0 0
0 0
0 0
万万
円円
未
満
~
1 5
0 0
0 0
0 万
万円
円
未
満
~
5 3
0 0
0 0
万万
円円
未
満
~
3 2
0 5
0 0
万万
円円
未
満
3.2
~
2 2
5 0
0 0
万万
円円
未
満
~
2 1
0 5
0 0
万万
円円
未
満
~
1 1
5 0
0 0
万万
円円
未
満
~
1 5
0 0
0 万
万円
円
未
満
~
5
0
万
円
未
満
無回答
15.1%
7.1
5.7
5
0
10.1
5
0
0
0
万
円
以
上
変わらない
44.1%
減った
32.2%
無
回
答
年間予算における収入の割合は、
「組合員・会員からの賦課金・会費」が65.3%と最も多く、
「事
業収益」が14.6%、
「国、自治体からの補助」が13.9%となっています。支出の割合は、
「イベン
ト事業費」が31.2%、
「組合運営・管理等」が30.3%、
「ハード管理費」が21.1%の順に多く
なっています。
図 表 30 年 間 予 算における収 入 の割 合
(n=2,608)
20%
0%
年間予算における
収入の割合
60%
40%
14.6
80%
65.3
100%
13.9
6.3
事業収益
組合員・会員からの賦課金・会費
国、自治体からの補助
その他
図 表 31 年 間 予 算における支 出 の割 合
(n=2,560)
0%
年間予算における
支出の割合
4.8
20%
40%
31.2
60%
21.1
4.1
80%
100%
30.3
8.5
商品券事業費
イベント事業費
ハード管理費
ハード新設費
組合運営・管理等
その他
14
3-4 個店の魅力向上のための取組状況
商店街が抱える問題のうち、魅力ある店舗の減少は大きな問題のひとつです。魅力ある店舗を形成す
るための個店の改善策・活性化策について、商店街の取組状況は、
「一部でも行った」と回答した個店で
の取組は、
「店舗改装・店内レイアウトの変更」が37.6%、
「販売促進(POP・ディスプレイ・チラ
シ等)の強化」が35.9%、
「パソコン・ITの活用」が32.2%の順に多くなっています。
また、
「繁栄している」と回答した商店街の個店での取組をみると、
「店舗改装・店内レイアウトの変
更」
、
「販売促進(POP・ディスプレイ・チラシ等)の強化」
、
「パソコン・ITの活用」などの回答が上
位を占めています。
図 表 32 商 店 街 における個 店 の改 善 策・活 性 化 策について
(n=2,945)
0%
20%
60%
37.6
店舗改装、店内レイアウトの変更
業種転換・業態変更
33.2
13.0
パソコン・ITの活用
29.0
18.6
34.6
26.1
一部でも行った
20.0
18.8
23.3
54.1
32.2
19.2
26.9
26.7
7.6
17.2
16.8
35.9
各種サービスの改善
100%
15.3
51.2
19.9
販売促進(POP・ディスプレイ・チラシ等)の強化
80%
29.8
12.8
商品構成の見直し・変更
営業時間の延長または営業日の拡大
40%
行っていない
18.2
20.1
23.4
18.3
無回答
わからない
図 表 33 繁 栄している商店 街 の個 店が実 施した改善 策 ・活 性 化 策について
一部でも行った
(%)
80
(n=156)
行っていない
59.6
52.6
60
35.3 34.0
40
20
0
28.2
19.2
(
15
24.4 21.2
各
種
サ
ー
チ デ販
売
ラ
シ ス促
等プ進
レ
のイ P
強 ・ O
化
P
・
)
商
品
構
成
の
見
直
し
・
変
更
ィ
、
業
種
転
換
・
業
態
変
更
45.5
35.9
18.6
レ店
イ舗
ア改
ウ装
ト
の店
変内
更
51.3
ビ
ス
の
改
善
16.7
営営
業業
日時
の間
拡の
大延
長
ま
た
は
19.9
パ
ソ
コ
ン
・
I
T
の
活
用
3-5 空き店舗の発生に対する商店街の取組状況
空き店舗の発生に対する商店街の取組は、46.5%の商店街が「特に関与していない」との回答であ
り、前回調査(45.6%)と比べると0.9ポイント増加しました。
空き店舗の発生に対する取組を行っている商店街では、
「創業者支援(小売未経験者のチャレンジショ
ップ等による店舗開業)の場として活用(前回調査6.7%→今回調査9.3%、2.6ポイント増加)
」
、
「家賃補助、改装費などの補助(同:6.4%→7.7%、1.3ポイント増加)
」
、
「空き店舗情報の積
極的な発信による新規出店の促進(同:11.5%→12.1%、0.6ポイント増加)
」などの取組が
増加しています。
図 表 34 商 店 街 における空 き店 舗 の発 生 に対する取 組 (複 数 回 答:3つまで)
(%)
60
平成21年度(n=3,016)
平成24年度(n=2,866)
平成27年度(n=2,945)
52.5
46.5
45.6
50
40
30
20 16.5 14.0
13.6
10
0
6.4
6.8 6.7 7.1
8.4
4.2
14.7 12.1
11.5
8.6
2.5 2.2 3.8 2.9 2.4
�ッ
(
発空
信き
に店
よ舗
る情
新報
規の
出積
店極
の的
促な
進
住家
居主
賃と
借協
向力
けし
に
改
装
、
店チ創
舗 業
開レ者
業ン支
ジ援
のシ
場 小
売
と
し プ未
て等経
活 に験
用よ者
るの
)
16
6.7
9.3
�
活N
動P
のO
場
と産
し学
て官
提連
供携
な
ど
の
、
施交 コ
設流 ミ
・ サ
休ロニ
憩ンテ
所 ・
な子施
ど育設
て
と支イ
し援ベ
て ・ ン
活福 ト
用祉 ・
(
利駐
用車
場
又
は
駐
輪
場
と
し
て
活
用
・
)
)
出て
店マ
イ
のナ
抑ス
制と
な
る
5.7 4.7
4.7 4.3
ィ
店商
舗店
の街
進に
出と
っ
(
改
装
費
な
ど
の
補
助
積業
極種
的 ・
に業
店態
舗を
を考
誘慮
致し
すた
る う
え
で
8.4
14.7
13.5
12.4
�
家
賃
補
助
7.7
、
家
主
に
対
し
て
賃
貸
の
要
請
を
行
う
8.3
15.2 14.1
13.7
そ
の
他
特
に
関
与
し
て
い
な
い
特空
にき
問店
題舗
とに
感つ
じい
てて
い
な
い
3-6 商店街の地域(各種団体等)との連携状況
商店街の後継者不足、新たな担い手の不足などを補完し、地域住民のニーズに対応した取組や地域の伝
統文化の継承、安心・安全などの取組を行うためには、地域の各団体等の連携の促進がますます重要な課
題となっています。
商店街の地域の各種団体との地域連携の状況についてみると、全体の75.4%の商店街が地域の各種
団体との連携を行っていると回答しています。
具体的な連携先は、
「商工会・商工会議所(70.5%)
」と「自治会・町内会・婦人会(63.5%)
」
、
「他の商店街(47.8%)
」の順に多くなっています。
図 表 35 商 店 街と地 域の各 種 団 体との連携 の有 無
(n=2,945)
無回答
5.2%
行っていない
19.5%
行っている
75.4%
図 表 36 商 店 街と連 携している地 域の各 種 団体(複数 回 答:いくつでも)
(n=2,220)
0%
20%
40%
60%
自治会・町内会・婦人会
63.5
老人クラブ
8.7
NPO
13.7
ボランティア団体
15.4
託児所・幼稚園・保育所
6.8
教育機関(学校・大学等)
18.1
PTA
8.8
商工会・商工会議所
70.5
まちづくり協議会
33.3
警察・消防団
24.6
市町村等の行政機関
47.1
他の商店街
47.8
民間企業等
8.1
その他
無回答
80%
3.4
0.3
17
4. 現在、商店街が取り組んでいる具体的な各種事業
について
4-1 商店街が実施しているソフト事業
商店街が取組中のソフト事業は、
「祭り・イベント(66.0%)
」
、
「防災・防犯(44.1%)
」
、
「共
同宣伝(マップ、チラシ等)
(40.9%)
」
、
「環境美化・エコ活動(38.0%)
」が上位を占めていま
す。
また、検討中のソフト事業は、
「高齢者向けサービス(19.9%)
」
、
「勉強会・学習会(15.1%)
」
、
「防災・防犯(12.7%)
」
、
「子育て支援サービス(12.6%)
」
、
「携帯電話等(ツイッター等SNS
を含む)を活用した情報発信(12.6%)
」が主なものとなっています。
図 表 37 商 店 街 が実 施しているソフト事 業
(n=2,945)
0%
20%
40%
9.2
38.0
環境美化、エコ活動
12.7
18.3
勉強会・学習会
子育て支援サービス
電話・FAX による商品の
宅配、買物代行
まちゼミ
有償ボランティアなどの
コミュニティビジネス
10.7
12.0
24.0
63.1
11.9
15.3
22.9
56.6
4.3 8.0
17.1
22.3
47.9
12.6
24.7
53.7
23.8
66.5
28.8
1.2 3.5
40.9
共同宣伝(マップ、チラシ等)
9.1
29.1
サービス券・スタンプ・ポイントカ-ド
共通商品券( 飲み歩き券
・食べ歩き券等を含む)
11.6
100 円商店街
5.7 4.3
7.4
17.7
44.1
9.1
19.8
46.1
7.6
21.1
56.6
24.2
65.8
7.1
24.2
61.1
7.1
地域ブランド(地域資源利用商品)
32.3
7.0
23.7
定期バザール
まちバル
44.4
19.9
6.8
19.4
6.7
15.1
9.3
100%
26.1
66.0
祭り・イベント
80%
33.3
44.1
防災・防犯
高齢者向けサービス
60%
24.5
63.5
25.8
3.6
6.2
3.7
携帯電話等(ツイッター等
13.4
SNSを含む)を活用した情報発信
63.0
地域ブランド( B級グルメ)
電子マネー(Edy 、Suica 等)の取扱い
12.6
52.1
4.7
3.1
21.9
67.5
42.2
その他
27.1
24.7
56.2
1.1 0.5
取組中
検討中
18
予定なし
無回答
4-2 商店街が実施しているハード事業
商店街が実施しているハード事業は、
「街路灯の設置(LED 化を含む)
(57.6%)
」
、
「防犯設備(カ
メラ等)の設置(27.2%)
」
、
「カラー舗装など歩行空間の整備(26.4%)
」が上位を占めています。
また、検討中のハード事業は、
「防犯設備(カメラ等)の設置(18.1%)
」
、
「商店街内での wi-fi 設
備(10.8%)
」
、
「案内板、統一看板(9.8%)
」
、
「バリアフリー(9.6%)
」が主なものとなって
います。
図 表 38 商 店 街 が実 施しているハード事 業
(n=2,945)
0%
20%
アーケード 改修(省エネ化含む)
アーケード 撤去
カラー舗装など歩行空間の整備
60%
57.6
街路灯の設置(LED 化を含む)
アーケード 新設(省エネ化含む)
40%
5.9
0.3 1.6
10.5
2.0 4.5
5.2
0.4 2.4
26.4
4.6
80%
8.8
63.3
100%
18.2
10.9
28.9
54.9
28.0
57.9
34.0
5.6
18.7
46.7
2.6
商店街組織による店舗の設営
商店街の外観統一
休憩所・ベンチ・トイレ
6.7
4.3 1.4
7.8
6.3
2.5
19.6
67.9
19.8
64.2
7.9
19.2
51.0
18.6
3.0
駐輪場
8.8
5.8
63.7
1.7
16.7
駐車場
5.6
20.0
56.6
18.8
2.3
案内板、統一看板
20.6
9.8
47.8
18.1
3.7
商店街内でのwi-fi 設備
7.2
10.8
58.0
20.1
3.8
新規観光施設
バリアフリー
5.7
1.0 1.7
9.3
防犯設備(カメラ等)の設置
70.6
9.6
3.2
27.2
20.9
57.0
18.1
20.8
35.6
15.7
3.5
多目的ホール(交流施設含む)
10.3
5.4
63.5
19.1
1.7
その他
40.3
59.1
0.1 0.1 0.3
実施済み
取組中
検討中
19
予定なし
無回答
4-3 繁栄していると回答した商店街が実施しているソフ
ト/ハード事業
繁栄している商店街が取組中のソフト事業は、
「祭り・イベント(87.8%)
」
、
「防災・防犯(75.
6%)
」
、
「環境美化、エコ活動(70.5%)
」が上位を占めています。繁栄している商店街と衰退してい
る商店街との取組の格差をみると、
「携帯電話等(ツイッター等 SNS を含む)を活用した情報通信(29.
6ポイント)
」
、
「環境美化、エコ活動(27.4ポイント)
」
、
「勉強会・学習会(27.3ポイント)
」が
上位を占めています。
また、ハード事業は、
「防犯設備(カメラ等)の設置(76.9%)
」
、
「街路灯の設置(LED 化を含む)
(76.3%)
」
、
「カラー舗装など歩行空間の整備(61.5%)
」が上位を占めています。繁栄している
商店街と衰退している商店街との取組の格差をみると、
「商店街内での wi-fi 設備(35.5ポイント)
」
、
「防犯設備(カメラ等)の設置(33.2ポイント)
」
、
「カラー舗装など歩行空間の整備(30.4ポイ
ント)
」が上位を占めています。
図 表 39 繁 栄・衰 退している商 店 街が実 施しているソフト事 業
(%)
繁栄している(n=157)
100
衰退している(n=1,976)
87.8
80 70.5
75.6
71.5
60
67.9
57.7
53.8
48.0
44.2
35.9 36.7 30.1
26.3
25.6
19.2
18.3
13.5
12.6
11.0
9.0
8.7
7.1
43.1
30.4 28.8
28.2
23.7
17.8
40
29.5
21.5
12.7
6.4
20
ま
ち
バ
ル
2.6 1.2
そ
の
他
、
ー
S 電
u 子
i マ
c ネ
a
等
E
の d
取 y
扱
い
)
S携
N帯
S電
を話
含等
む
ツ
を イ
活
用 タ
し
た等
ッ
)
B
級
グ
ル
メ
情
報
発
信
)
地
域
ブ
ラ
ン
ド
(
地
地域
域ブ
資ラ
源ン
利 ド
用
商
品
5.4
(
ー
ル
1
0
0
円
商
店
街
21.0
21.2
ー (
ー
定
期
バ
ザ
(
ー
)
チ
ラ
シ
等
食共
べ通
歩商
き品
券券
等
を飲
含み
む歩
き
券
・
)
ポサ
イ
ン ビ
ト ス
カ券
・
ド ス
タ
ン
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・
共
マ同
宣
プ伝
(
コ有
ミ 償
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ジア
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スど
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ビ
ス
ま
ち
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、
ビ
ス
宅電
配話
・
買 F
物 A
代 X
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商
品
の
ッ
子
育
て
支
援
サ
ィ
高
齢
者
向
け
サ
ー
勉
強
会
・
学
習
会
ー
エ
コ
活
動
祭
り
・
イ
ベ
ン
ト
�
防
災
・
防
犯
、
、
環
境
美
化
4.5 4.5
(
0
50.6
)
図 表 40 繁 栄・衰 退している商 店 街が実 施しているハード事 業
(%)
繁栄している(n=157)
衰退している(n=1,976)
100
80
76.9
76.3
71.1
61.5
57.7
60
40
23.1
15.7
16.7
20
7.1
35.9
31.1
14.7
14.4
30.9
17.1
13.5
7.3
駐
車
場
案
内
板
1.9 0.6
バ
リ
ア
フ
リ
防
カ犯
メ設
ラ備
等
)
の
設
置
多
交目
流的
施ホ
設
含ル
む
ー
20
新
規
観
光
施
設
)
統
一
看
板
w 商
i 店
街
f 内
i で
の
設
備
(
駐
輪
場
26.3
16.8
19.5
(
)
休
憩
所
・
ベ
ン
チ
・
ト
イ
レ
18.6
ー
商
店
街
の
外
観
統
一
43.7
40.4
30.8
24.9
‐
店商
舗店
の街
設組
営織
に
よ
る
31.4
、
ー
ド
歩カ
行ラ
空
間舗
の装
整な
備ど
ー
撤ア
去
ケ
28.8
15.4
12.1
8.7
ー
ー
(
)
改ア
修
ケ
省
エ ド
ネ
化
含
む
ー
新ア
設
ケ
省
エ ド
ネ
化
含
む
ー
(
)
街
L 路
E 灯
D の
化設
を置
含
む
ー
(
0
52.6
44.9
そ
の
他
この冊子の作成は、中小企業庁の委託を受けた
㈱アストジェイが行っております。
21