皮膚科特定疾患指導管理料(Ⅱ)の対象疾患について(2016年3月号掲載)

事例❶ 医 科
基 礎 知 識
薬剤
調剤
薬剤
薬剤
調剤
次のように示されています。
【通知 平成26年3月5日付け厚生労働省通知保医発0305第3号】
類天疱瘡、エリテマトーデス(紅斑性狼瘡)
、紅
皮症、尋常性乾癬、掌蹠膿疱症、先天性魚鱗癬、
類乾癬、扁平苔癬並びに結節性痒疹及びその
他の痒疹(慢性型で経過が1年以上のものに限
る。)であり、皮膚科特定疾患指導管理料(Ⅱ)
の対象となる特定疾患は、帯状疱疹、じんま疹、
アトピー性皮膚炎(16歳以上の患者が罹患して
いる場合に限る。)、尋常性白斑、円形脱毛症及
び脂漏性皮膚炎である。ただし、アトピー性皮
膚炎については、外用療法を必要とする場合に
限り算定できる。
本事例については、16歳未満のアトピー性皮膚炎の患者に対して皮膚科特定疾患指導管理料
(Ⅱ)が算定されていますが、「診療報酬の算定方法の一部改正に伴う実施上の留意事項について」
(平成26年3月5日保医発0305第3号)の通知に「皮膚科特定疾患指導管理料(Ⅱ)の対象とな
る特定疾患は、帯状疱疹、じんま疹、アトピー性皮膚炎(16歳以上の患者が罹患している場合
に限る。)、尋常性白斑、円形脱毛症及び脂漏性皮膚炎である。
」と記載されていることから、16
歳未満のアトピー性皮膚炎の患者に対して当該管理料の算定はできませんので、
ご留意ください。
今回は ①「皮膚科特定疾患指導管理料(Ⅱ)の対象疾患について」、②「在
宅自己導尿指導管理料を算定している患者に対する留置カテーテル設
保医発0305第3号
「診療報酬の算定方法の一部改正に伴う実施上の留意事項について」において、
置の算定について」、③「術前の周術期専門的口腔衛生処置2回の算定
について」、④
「時間外緊急院内画像診断加算を算定した場合の「摘要」
欄の記載について」を掲載します。
皮膚科特定疾患指導管理料(Ⅱ)の対象疾患については、平成26年3月5日付け厚生労働省通知
別添1
医科診療報酬点数表に関する事項
第2章 特掲診療料
第1部 医学管理等
B001 特定疾患治療管理料
8 皮膚科特定疾患指導管理料
イ 皮膚科特定疾患指導管理料(Ⅰ)
ロ 皮膚科特定疾患指導管理料(Ⅱ)
(1)
(略)
(2)皮膚科特定疾患指導管理料
(Ⅰ)
の対象となる特定疾患は、天疱瘡、
保険請求の
皮膚科特定疾患指導管理料(Ⅱ)の
対象疾患について
月刊基金 March 2016
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