平成28(2016)年度 講義計画と内容 教 育 学 研 究 科 【注意事項】 UT-mate(https://ut-gakumu.adm.u-tokyo.ac.jp/websys/campus)の内容と相 違がある場合には、UT-mateの内容を正としてください。 目 Ⅰ.平成28(2016)年度 次 大学院教育学研究科授業日程 ・・・・・・・・・・ 1 Ⅱ.教育学研究科の成績評価基準について ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2 Ⅲ.試験時の不正行為について ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3 Ⅳ.レポート作成時の留意点について ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4 Ⅴ.授業科目表 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5 Ⅵ.講義内容(シラバス) 総合教育科学専攻 基礎教育学専修 基礎教育学コース ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 15 教育社会科学専修 比較教育社会学コース ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 24 生涯学習基盤経営コース ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 35 大学経営・政策コース ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 42 心身発達科学専修 教育心理学コース ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 52 臨床心理学コース ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 64 身体教育学コース ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 79 学校教育高度化専攻 教職開発コース ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 85 教育内容開発コース ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 99 学校開発政策コース ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 113 ⅶ.教員のオフィスアワー及び連絡方法一覧 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 126 ⅷ.事務室のオフィスアワー及び連絡方法一覧 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 136 ⅸ.地図 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 137 2016(平成28)年度 教育学研究科 授業日程 進入学者ガイダンス 4月 4日(月) 【S1S2】 授業 4月 5日(火) ~ 5月31日(火) 6月 6日(月) ~ 7月25日(月) S1S2修了試験 7月19日(火) ~ 7月25日(月) 補講・集中講義 7月26日(火) ~ 7月29日(金) 【A1A2】 授業 9月26日(月) ~ 11月15日(火) 11月21日(月) ~ 1月25日(水) A1A2修了試験 1月16日(月) ~ 1月25日(水) 補講・集中講義 1月23日(月)、24日(火)、26日(木) ※大学経営・政策コースは7月30日(土)を含みます。 ※大学経営・政策コースは1月29日(土)を含みます。 授業振替日 5月16日(月)午後 : 金曜日の授業 11月8日(火) 木曜日の授業 授業休止日 4月12日(火) : 入学式 授業振替日 11月28日(月)午後 金曜日の授業 5月13日(金)午後 : 五月祭準備 12月27日(火) 金曜日の授業 5月14日(土) : 五月祭 1月5日(木) 月曜日の授業 6月 1日(水) ~ 6月 3日(金) 授業休止日 11月25日(金)午後 : 駒場祭準備 ※S1の補講・集中講義期間は休止します。 11月28日(月)午前 : 駒場祭片付け (大学経営・政策コースは6月4日(土)を含みます。) 1月13日(金) センター試験準備 1月14日(土) : センター試験 ~ 11月18日(金) 【S1】 授業 4月 5日(火) ~ 5月31日(火) 11月16日(水) S1修了試験 5月23日(月) ~ 5月31日(火) ※A1の補講・集中講義期間は休止します。 補講・集中講義 6月 1日(水) ~ 6月 3日(金) (大学経営・政策コースは11月19日(土)を含みます。) ※大学経営・政策コースは6月4日(土)を含みます。 授業振替日 5月16日(月)午後 : 金曜日の授業 【A1】 授業 9月26日(月) ~ 11月15日(火) 授業休止日 4月12日(火) : 入学式 A1修了試験 11月 9日(水) ~ 11月15日(火) 5月13日(金)午後 : 五月祭準備 補講・集中講義 11月16日(水) ~ 11月18日(金) 5月14日(土) : 五月祭 【S2】 授業 6月 6日(月) ~ 7月25日(月) S2修了試験 7月19日(火) 補講・集中講義 7月26日(火) ※大学経営・政策コースは11月19日(土)を含みます。 授業振替日 11月8日(火) ~ 7月25日(月) 【A2】 授業 11月21日(月) ~ 1月25日(金) ~ 7月29日(金) A2修了試験 1月16日(月) ~ 1月25日(金) 補講・集中講義 1月23日(月)、24日(火)、26日(木) 授業振替日 11月28日(月)午後 金曜日の授業 12月27日(火) 金曜日の授業 1月5日(木) 月曜日の授業 ※大学経営・政策コースは7月30日(土)を含みます。 【夏季休業】 8月 2日(火) ~ 9月25日(日) 木曜日の講義 ※大学経営・政策コースは1月29日(土)を含みます。 授業休止日 11月25日(金)午後 : 駒場祭準備 11月28日(月)午前 : 駒場祭片付け 1月13日(金) : センター試験準備 1月14日(土) : センター試験 【冬季休業】 12月28日(水) ~ 1月4日(水) 【春季休業】 1月27日(金) ~ 3月31日(金) 休業期間の集中講義日程 8月 2日(火) ~ 9月8日(木) 2016(平成28)年度 修士論文日程 修士論文題目届提出期間 修士論文提出期間 修士論文要旨提出期間 11月24日(木) ~ 12月 1日(木) 1月 5日(木) ~ 1月10日(火) 16:30 1月 5日(木) ~ 1月12日(木) 16:30 授業時間帯 午前 午後 第1時限 第2時限 第3時限 第4時限 第5時限 第6時限 8:30 ~ 10:15 10:25 ~ 12:10 13:00 ~ 14:45 14:55 ~ 16:40 16:50 ~ 18:35 18:45 ~ 20:30 1 教育学研究科の成績評価基準について 本研究科の成績評価は、以下の基準に基づいて行なわれます。 評価 優 良 基 準 授業の科目目標となっている課題を十分に満たす、優秀な学習・研 究成果を示した。 授業の科目目標となっている課題を満たす学習・研究成果を示した。 可 授業の科目目標となっている課題に関して、ある程度の学習・研究 成果を示した。 不可 授業の科目目標となっている課題に関して、評価できる学習・研究 成果を示すことができなかった。 2 試験時の不正行為について 1.筆記試験による場合 試験は公正に行われるべきであり、不正行為は許されない。 不正行為を行ったと認められた者は、その学期の全科目の得点を無効とされ、学 生処分の対象となる。 2.平常点による場合 授業中に不正行為を行ったと認められた者も、試験の際の不正行為と同様、その 学期の全科目の得点を無効とされ、学生処分の対象となる。 3.レポートによる場合 科目によっては学生が提出したレポートに基づいて成績の評価を行うことがある。 その際、教員から特別な指示がない限り、レポートは学生個人が自己の責任におい て作成するものである。レポートで他の文章やデータ、URL を引用する場合は、引 用符などで引用箇所を明示し、出典を明記しなければならない。これに反する不正 行為が認められた場合は、当該レポートが無効と判定されるだけではなく、試験の 際の不正行為と同様、その学期の全科目の得点を無効とされ、学生処分の対象とな る。またレポート提出者のみならず、不正なレポート作成に協力した者も、同様に 取り扱われる。 3 レポート作成時の留意点について レポートは学生個人が自己の責任において作成するものである。レポートで他者 の文章やデータ、Web 上の情報等を引用する場合は、引用符などで引用箇所を明示 し、出典を明記しなければならない。これに反する不正行為が認められた場合は、 当該レポートが無効となるだけでなく、試験の際の不正行為と同様、その学期の全 科目の得点が無効とされ、学生処分の対象となる。また、レポート提出者のみなら ず、不正なレポート作成に協力した者も同様に取り扱われる。 4 V. 教育学研究科授業科目表 自 2016年4月 至 2017年3月 総合教育科学専攻 基礎教育学専修 【備考欄の*印は、基礎教育学コース所属学生のみ履修可】 基礎教育学コース 時間割 コード 授業科目 職名 氏名 単 位 数 担当教員 講義題目 開講 時期 備考 合併科目(学際情 教 職 23-211-01 教育哲学基本研究 知識論・学問論 教授 金森 修 2 S1S2 報学府) *2 23-211-02 教育人間学基本研究 教育思想演習 教授 小玉 重夫 2 S1S2 *2 23-211-03 教育人間学基本研究 教育人間学基本演習 准教授 片山 勝茂 2 S1S2 *2 23-211-04 教育史基本研究 西洋教育史演習Ⅰ 客員教授 川本 隆史 2 S1S2 *2 23-211-05 教育史基本研究 日本教育史演習Ⅰ 教授 小国 喜弘 2 S1S2 *2 23-211-06 教育臨床学基本研究 教育臨床学基本演習 教授 田中 智志 2 S1S2 *2 23-211-07 教育哲学特殊研究 知識論・学問論演習 教授 金森 修 2 A1A2 報学府) *2 23-211-08 教育人間学特殊研究 教育政治学演習 教授 小玉 重夫 2 A1A2 *2 23-211-09 教育人間学特殊研究 教育人間学特殊研究 准教授 片山 勝茂 2 A1A2 *2 23-211-10 教育史特殊研究 西洋教育史演習Ⅱ 客員教授 川本 隆史 2 A1A2 *2 23-211-11 教育史特殊研究 日本教育史演習Ⅱ 教授 小国 喜弘 2 A1A2 *2 23-211-12 教育臨床学特殊研究 教育臨床学演習 教授 田中 智志 2 A1A2 *2 教授 教授 教授 教授 准教授 金森 修 小玉 重夫 田中 智志 小国 喜弘 片山 勝茂 2 通年 * 隔週 *2 合併科目(学際情 23-211-13 基礎教育学特殊研究 基礎教育学総合演習 23-211-14 教育哲学論文指導 知識論・学問論論文指導 教授 金森 修 2 通年 * 隔週 23-211-15 教育人間学論文指導 教育思想論文指導 教授 小玉 重夫 2 通年 * 隔週 23-211-16 教育人間学論文指導 教育人間学論文指導 准教授 片山 勝茂 2 通年 * 隔週 23-211-17 教育史論文指導 西洋教育史論文指導 客員教授 川本 隆史 2 通年 * 隔週 23-211-18 教育史論文指導 日本教育史論文指導 教授 小国 喜弘 2 通年 * 隔週 23-211-19 教育臨床学論文指導 教育臨床学論文指導 教授 田中 智志 2 通年 * 隔週 総合教育科学専攻 教育社会科学専修 【備考欄の*印は、比較教育社会学コース所属学生のみ履修可】 比較教育社会学コース 時間割 コード 授業科目 23-212-01 比較教育学基本研究 職名 氏名 単 位 数 教授 恒吉 僚子 2 担当教員 講義題目 質的方法論研究Ⅰ 5 開講 時期 A1 備考 教 職 *2 23-212-02 教育社会学基本研究 現代日本社会における教 育・仕事・家族 教授 本田 由紀 2 S2 *2 23-212-03 教育社会学特殊研究 教育社会学の研究課題 教授 本田 由紀 2 A1 *2 23-212-04 高等教育論基本研究 高等教育の社会学Ⅰ 教授 橋本 鉱市 2 S1 *2 23-212-05 高等教育論特殊研究 高等教育の社会学Ⅱ 教授 橋本 鉱市 2 S2 *2 23-212-06 比較教育システム論基本研究 教育社会学方法論研究 准教授 教授 三輪 哲 中村 高康 2 A1A2 *2 23-212-07 比較教育システム論特殊研究 教育と選抜の諸問題 教授 中村 高康 2 S1 *2 23-212-08 教育社会学基本研究 福祉国家・市民社会の社 会学Ⅰ 准教授 仁平 典宏 2 S1 *2 23-212-09 教育社会学特殊研究 福祉国家・市民社会の社 会学Ⅱ 准教授 仁平 典宏 2 A2 *2 23-212-10 教育社会学特殊研究 教育社会の計量分析 教授 佐藤 香 2 S2 *2 23-212-11 教育社会学特殊研究 社会調査法 非常勤講師 石田 浩 2 S1S2 23-212-12 教育社会学特殊研究 教育社会学における階層 研究の理論的及び方法的 非常勤講師 諸問題 近藤 博之 2 8月 23-212-13 比較教育学論文指導 比較教育学論文指導 教授 恒吉 僚子 2 通年 * 隔週 23-212-14 教育社会学論文指導 教育社会学論文指導 教授 本田 由紀 2 通年 * 隔週 23-212-15 高等教育論論文指導 高等教育論論文指導 教授 橋本 鉱市 2 通年 * 隔週 23-212-16 比較教育システム論論文指導 比較教育システム論論文 指導 教授 中村 高康 2 通年 * 隔週 23-212-17 教育社会学論文指導 教育社会学論文指導 准教授 仁平 典宏 2 通年 * 隔週 23-212-18 教育社会学論文指導 計量教育社会学論文指導 教授 佐藤 香 2 通年 * 隔週 23-212-19 教育社会学論文指導 計量教育社会学論文指導 准教授 三輪 哲 2 通年 * 隔週 集中講義(8月) 総合教育科学専攻 教育社会科学専修 生涯学習基盤経営コース 【備考欄の*印は、生涯学習基盤経営コース所属学生のみ履修可】 時間割 コード 授業科目 担当教員 講義題目 職名 氏名 単 位 数 開講 時期 備考 教 職 23-213-01 生涯学習論基本研究 生涯学習論基本研究Ⅳ 教授 准教授 講師 牧野 篤 李 正連 新藤 浩伸 2 S1 *2 23-213-02 生涯学習論特殊研究 生涯学習論特殊研究Ⅳ 教授 准教授 講師 牧野 篤 李 正連 新藤 浩伸 2 A1 *2 23-213-03 図書館情報学基本研究 図書館情報学理論研究 客員教授 吉田 右子 2 A1A2 *2 23-213-04 図書館情報学基本研究 図書館情報学研究方法論 教授 影浦 峡 2 S1S2 *2 6 23-213-05 図書館情報学基本研究 図書館情報学総合研究 教授 影浦 峡 2 通年 隔週 23-213-06 社会教育学特殊研究 成人教育研究の理論と方 法 非常勤講師 高橋 満 2 8月 集中講義(8月) 23-213-07 社会教育学特殊研究 プログラム評価論 非常勤講師 安田 節之 2 A1 集中講義(A1) *2 23-213-08 図書館情報学特殊研究 デジタルドキュメント論 非常勤講師 阿辺川 武 2 S2 23-213-09 図書館情報学特殊研究 北欧の生涯学習と図書館 客員教授 吉田 右子 2 S1S2 23-213-10 図書館情報学特殊研究 情報媒体構造論 教授 影浦 峡 2 S1 集中講義(S1) *2 23-213-11 生涯学習論論文指導 生涯学習論論文指導 教授 准教授 講師 牧野 篤 李 正連 新藤 浩伸 2 通年 * 隔週 23-213-12 図書館情報学論文指導 図書館情報学論文指導 教授 影浦 峡 2 通年 * 隔週 23-213-13 図書館情報学論文指導 図書館情報学論文指導 客員教授 吉田 右子 2 通年 * 隔週 総合教育科学専攻 教育社会科学専修 【備考欄の*印は、大学経営・政策コース所属学生のみ履修可】 大学経営・政策コース 時間割 コード 授業科目 担当教員 講義題目 職名 氏名 教授 小方 直幸 非常勤講師 合田 哲雄 非常勤講師 松坂 浩史 単 位 数 開講 時期 2 A1A2 *2 備考 教 職 23-214-01 大学経営政策基本研究 高等教育政策論 23-214-02 大学経営政策基本研究 高等教育論 教授 小方 直幸 2 S1S2 *2 23-214-03 大学経営政策基本研究 大学財務会計論 教授 山本 清 2 A1A2 *2 23-214-04 大学経営政策基本研究 大学経営論 准教授 両角 亜希子 2 S1S2 *2 23-214-05 大学経営政策基本研究 比較大学論 准教授 福留 東土 2 A1A2 *2 23-214-06 大学経営政策基本研究 大学経営政策演習(1) 教授 准教授 小方 直幸 両角 亜希子 2 通年 隔週 *2 23-214-07 大学経営政策基本研究 大学経営政策研究 教授 山本 清 2 通年 * 隔週 *2 23-214-08 大学経営政策特殊研究 大学経営政策各論(3) 准教授 福留 東土 非常勤講師 徳永 保 非常勤講師 松本 麻人 2 S1S2 *2 23-214-09 大学経営政策特殊研究 大学経営政策各論(4) 教授 川口 大司 准教授 田中 隆一 客員准教授 濱中 淳子 非常勤講師 島 一則 2 A1A2 *2 23-214-10 大学経営政策特殊研究 高等教育調査の方法と解 析(1) 非常勤講師 大多和 直樹 2 8月 23-214-11 大学経営政策特殊研究 高等教育調査の方法と解 析(2) 教授 小林 雅之 2 A1A2 *2 23-214-12 大学経営政策特殊研究 大学財務会計特論 教授 山本 清 2 S1S2 *2 7 * 集中講義(8月) *2 教授 教授 准教授 准教授 客員准教授 山本 清 小方 直幸 福留 東土 両角 亜希子 濱中 淳子 2 23-214-13 大学経営政策論文指導 大学経営政策論文指導 通年 * 隔週 23-214-14 大学経営政策特殊研究 比較大学経営論(2) 准教授 福留 東土 2 S2 23-214-15 大学経営政策特殊研究 大学経営事例研究(2) 准教授 両角 亜希子 2 A1A2 * 集中講義(S2) *2 不定期開講(詳細 は掲示等参照) 総合教育科学専攻 心身発達科学専修 【備考欄の*印は、教育心理学コース所属学生のみ履修可】 教育心理学コース 時間割 コード 授業科目 担当教員 講義題目 職名 氏名 単 位 数 開講 時期 備考 教 職 23-215-01 教授・学習心理学基本研究 認知と教育 教授 助教 市川 伸一 植阪 友理 2 S1S2 *2 23-215-02 教育情報科学基本研究 心理統計学概論 教授 南風原 朝和 2 S1S2 *5 23-215-03 発達心理学基本研究 感情と進化・文化 教授 遠藤 利彦 2 S1S2 *2 23-215-04 発達心理学基本研究 ことばと認知の発達Ⅰ 教授 針生 悦子 2 S1S2 *2 23-215-05 教育認知科学基本研究 アフォーダンス理論の基礎 教授 佐々木 正人 2 S1S2 報学府) 23-215-06 教育認知科学基本研究 創造的認知の心理学Ⅰ 教授 岡田 猛 2 S1S2 報学府) 23-215-07 教育情報科学基本研究 心理統計学の諸問題 教授 南風原 朝和 2 A1 *5 23-215-08 教授・学習心理学特殊研究 教授・学習過程 教授 助教 市川 伸一 植阪 友理 2 A1A2 *2 23-215-09 発達心理学特殊研究 関係性と子どもの社会情緒 的発達 教授 遠藤 利彦 2 A1A2 *2 23-215-10 発達心理学特殊研究 ことばと認知の発達Ⅱ 教授 針生 悦子 2 A1A2 *2 23-215-11 教育認知科学特殊研究 アフォーダンス研究の実際 教授 佐々木 正人 2 A1A2 23-215-12 教育認知科学特殊研究 創造的認知の心理学Ⅱ 教授 岡田 猛 2 A1A2 報学府) 23-215-13 教育情報科学特殊研究 統計的因果推論と介入デ ザイン 非常勤講師 星野 崇宏 2 A2 23-215-14 教育情報科学特殊研究 調査研究における尺度と 質問の諸問題 非常勤講師 平井 洋子 2 A1A2 23-215-15 教育情報科学特殊研究 マルチレベルデータの分 析 非常勤講師 杉澤 武俊 2 8月 23-215-16 教育情報科学特殊研究 構造方程式モデリング 非常勤講師 尾崎 幸謙 2 A1A2 23-215-17 教授・学習心理学特殊研究 Communication Strategies 非常勤講師 エマニュエル・マナロ 2 for Education Researchers S1S2 は掲示等参照) 23-215-18 教育認知科学特殊研究 学習と発達に対する社会 歴史的アプローチ 2 A1A2 23-215-19 教授・学習心理学論文指導 教育心理学論文指導 教授 秋田 喜代美 2 通年 * 隔週 23-215-20 教授・学習心理学論文指導 教育心理学論文指導 教授 市川 伸一 2 通年 * 隔週 8 非常勤講師 石黒 広昭 合併科目(学際情 合併科目(学際情 合併科目(学際情 集中講義(8月) 不定期開講(詳細 *2 *2 23-215-21 教育情報科学論文指導 教育心理学論文指導 教授 南風原 朝和 2 通年 * 隔週 23-215-22 教育認知科学論文指導 教育心理学論文指導 教授 佐々木 正人 2 通年 * 隔週 23-215-23 教育認知科学論文指導 教育心理学論文指導 教授 岡田 猛 2 通年 * 隔週 23-215-24 発達心理学論文指導 教育心理学論文指導 教授 遠藤 利彦 2 通年 * 隔週 23-215-25 発達心理学論文指導 教育心理学論文指導 教授 針生 悦子 2 通年 * 隔週 23-215-26 教育情報科学論文指導 教育心理学論文指導 客員准教授 岡田 謙介 2 通年 * 隔週 23-215-27 発達心理学論文指導 教育心理学論文指導 2 通年 * 隔週 准教授 野澤 祥子 総合教育科学専攻 心身発達科学専修 【備考欄の*印は、臨床心理学コース所属学生のみ履修可】 臨床心理学コース 時間割 コード 授業科目 担当教員 講義題目 職名 氏名 単 位 数 開講 時期 備考 教 職 23-216-01 臨床心理システム論基本研究 臨床心理実習Ⅰ 教授 准教授 下山 晴彦 高橋 美保 1 S1S2 * 修士2年必須 *5 23-216-02 臨床心理システム論基本研究 臨床心理実習Ⅱ 教授 准教授 下山 晴彦 高橋 美保 1 A1A2 * 修士2年必須 *5 23-216-03 臨床心理システム論基本研究 臨床心理学特論Ⅱ 准教授 高橋 美保 2 A1A2 * 修士1年必須 *5 23-216-04 臨床心理システム論基本研究 臨床心理面接特論Ⅱ 教授 能智 正博 2 A1A2 * 修士1年必須 *5 23-216-05 臨床心理カリキュラム論基本研 臨床心理学特論Ⅰ 究 教授 下山 晴彦 2 S1S2 * 修士1年必須 *5 23-216-06 臨床心理カリキュラム論基本研 臨床心理査定演習Ⅰ 究 教授 講師 下山 晴彦 石丸 径一郎 2 S1S2 * 修士1年必須 *5 23-216-07 臨床心理カリキュラム論基本研 臨床心理基礎実習Ⅰ 究 教授 准教授 下山 晴彦 高橋 美保 1 S1S2 * 修士1年必須 *5 23-216-08 発達臨床心理学基本研究 臨床心理面接特論Ⅰ 准教授 高橋 美保 2 A1A2 * 修士1年必須 *5 23-216-09 発達臨床心理学基本研究 臨床心理査定演習Ⅱ 未定 未定 2 A1A2 * 修士1年必須 *5 23-216-10 発達臨床心理学基本研究 臨床心理基礎実習Ⅱ 准教授 高橋 美保 1 S1S2 * 修士1年必須 *5 教授 講師 能智 正博 石丸 径一郎 2 S1S2 *2 教授 准教授 下山 晴彦 高橋 美保 2 S1S2 コース生は可) 客員教授 原田 誠一 2 A1A2 教授 福島 智 2 A1A2 *2 23-216-11 臨床心理カリキュラム論特殊研 臨床心理学研究法Ⅰ 究 23-216-12 発達臨床心理学特殊研究 23-216-13 メンタルヘルスマネジメント 基礎 臨床心理カリキュラム論特殊研 精神医学特論 究 * (ただし、GCL *5 23-216-14 発達臨床心理学特殊研究 障害学演習 23-216-15 発達臨床心理学特殊研究 老年期の心理臨床Ⅰ 非常勤講師 松澤 広和 2 S1S2 * *2 23-216-16 発達臨床心理学特殊研究 老年期の心理臨床Ⅱ 非常勤講師 松澤 広和 2 A1A2 * *2 23-216-17 発達臨床心理学特殊研究 心理療法特論:スーパービ 非常勤講師 ジョンⅠ 2 S1S2 * *2 9 藤川 麗 23-216-18 発達臨床心理学特殊研究 心理療法特論:スーパービ 非常勤講師 ジョンⅡ 23-216-19 臨床心理システム論論文指導 臨床心理学論文指導 23-216-20 臨床心理システム論論文指導 23-216-21 臨床心理システム論論文指導 藤川 麗 2 A1A2 * *2 准教授 高橋 美保 2 通年 * 隔週 臨床心理学論文指導 講師 石丸 径一郎 2 通年 * 隔週 臨床心理学論文指導 客員教授 原田 誠一 2 通年 * 隔週 23-216-22 臨床心理カリキュラム論論文指 臨床心理学論文指導 導 教授 能智 正博 2 通年 * 隔週 23-216-24 臨床心理カリキュラム論論文指 臨床心理学論文指導 導 客員教授 黒田 美保 2 通年 * 隔週 23-216-25 発達臨床心理学論文指導 臨床心理学論文指導 教授 講師 下山 晴彦 星加 良司 2 通年 * 隔週 23-216-26 発達臨床心理学論文指導 障害学論文指導 教授 福島 智 2 通年 * 隔週 23-216-27 発達臨床心理学基本研究 Theories of Psychological Intervention 非常勤講師 ジャック・マーンズ 2 A1A2 23-216-28 発達臨床心理学特殊研究 Mood Regulation and Coping 非常勤講師 ジャック・マーンズ 2 8月 集中講義(8月) 総合教育科学専攻 心身発達科学専修 【備考欄の*印は、身体教育学コース所属学生のみ履修可】 身体教育学コース 時間割 コード 授業科目 職名 氏名 単 位 数 教授 野崎 大地 2 S1S2 担当教員 講義題目 開講 時期 備考 教 職 23-217-01 身体教育科学基本研究 身体教育科学の諸問題Ⅰ 23-217-02 教育生理学基本研究 身体システム論Ⅰ 教授 准教授 山本 義春 森田 賢治 2 S1S2 創成科学研究科) *7 23-217-03 発達脳科学基本研究 発達脳科学特論Ⅰ 教授 多賀 厳太郎 2 S1S2 *7 23-217-04 健康教育学基本研究 健康教育学の諸問題Ⅰ 教授 准教授 佐々木 司 東郷 史治 2 S1S2 *6 23-217-05 身体教育科学特殊研究 身体教育科学の諸問題Ⅱ 教授 野崎 大地 2 A1A2 *7 23-217-06 教育生理学特殊研究 身体システム論Ⅱ 教授 准教授 山本 義春 森田 賢治 2 A1A2 創成科学研究科) *7 23-217-07 発達脳科学特殊研究 発達脳科学特論Ⅱ 教授 多賀 厳太郎 2 A1A2 *7 23-217-08 健康教育学特殊研究 健康教育学の諸問題Ⅱ 教授 准教授 佐々木 司 東郷 史治 2 A1A2 *6 23-217-09 健康教育学特殊研究 精神医学研究概論 客員准教授 栃木 衛 2 A1 23-217-10 身体教育科学論文指導 身体教育科学論文指導 教授 野崎 大地 2 通年 * 隔週 23-217-11 教育生理学論文指導 教育生理学論文指導 教授 山本 義春 2 通年 * 隔週 23-217-12 発達脳科学論文指導 発達脳科学論文指導 教授 多賀 厳太郎 2 通年 * 隔週 23-217-13 健康教育学論文指導 健康教育学論文指導 教授 佐々木 司 2 通年 * 隔週 23-217-14 教育生理学論文指導 教育生理学論文指導 准教授 東郷 史治 2 通年 * 隔週 10 *7 合併科目(新領域 合併科目(新領域 集中講義(A1) *7 23-217-15 身体教育科学論文指導 学校教育高度化専攻 教職開発コース 時間割 コード 授業科目 身体教育科学論文指導 准教授 森田 賢治 2 通年 * 隔週 【備考欄の*印は、教職開発コース所属学生のみ履修可】 職名 氏名 単 位 数 担当教員 講義題目 開講 時期 備考 教 職 23-301-01 教職開発・理論研究 (授業研究・基礎研究) 授業における学習研究 教授 秋田 喜代美 2 S1S2 *1 23-301-02 教職開発・理論研究 (授業研究・基礎研究) 授業研究の理論と方法 准教授 藤江 康彦 2 S1 *1 23-301-03 教職開発・理論研究 (カリキュラム研究・基礎研究) カリキュラム理論の諸相:ア メリカ合衆国における研究 動向を中心に 客員教授 澤田 稔 2 A1 合併科目(教育内 容開発コース・学校 *3 開発政策コース) 23-301-04 教職開発・理論研究 (教職開発・基礎研究) 教育政策と教育法 客員教授 中田 康彦 2 S1 合併科目(教育内 容開発コース・学校 *3 開発政策コース) 23-301-05 教職開発・理論研究 (授業研究・発展研究) 保育学研究 教授 秋田 喜代美 2 S1S2 *4 23-301-06 教職開発・理論研究 (授業研究・発展研究) 学校教育研究と談話分析 准教授 藤江 康彦 2 S2 *3 23-301-07 教職開発・理論研究 (カリキュラム研究・発展研究) 教職経験の研究 准教授 浅井 幸子 2 A2 *3 23-301-08 教職開発・理論研究 (教職開発・発展研究) 学習科学演習 非常勤講師 大島 純 2 A2 合併科目(教育内 容開発コース・学校 *1 開発政策コース) 23-301-09 教職開発・理論研究 (教職開発・発展研究) 質的研究とTEA(複線径路 非常勤講師 佐藤 達哉 等至性アプローチ) 2 8月 集中講義(8月) 合併科目(教育内 *1 容開発コース・学校 開発政策コース) 23-301-10 教職開発・理論研究 (教職開発・発展研究) 学力の教育学的研究 非常勤講師 石井 英真 2 S2 集中講義(S2) 合併科目(教育内 *1 容開発コース・学校 開発政策コース) 23-301-11 教職開発・理論研究 (教職開発・発展研究) 数学教育分野の国際協力 非常勤講師 馬場 卓也 2 A2 集中講義(A2) 合併科目(教育内 *1 容開発コース・学校 開発政策コース) 23-301-12 教職開発・理論研究 (教職開発・発展研究) 吟味・評価・批評の力を育 非常勤講師 てる国語の授業づくり 2 A2 集中講義(A2) 合併(教育内容開 *3 発コース・学校開発 政策コース) 23-301-13 教職開発・理論研究 (教職開発・発展研究) 教育行政・政策の日米比 較 非常勤講師 山下 晃一 2 8月 集中講義(8月) 合併科目(教育内 *3 容開発コース・学校 開発政策コース) 23-301-14 教職開発・理論研究 (教職開発・発展研究) 子ども・家庭・福祉の政策 過程分析 非常勤講師 西岡 晋 2 8月 集中講義(8月) 合併科目(教育内 *3 容開発コース・学校 開発政策コース) 23-301-15 教職開発・実践研究 (授業研究・事例研究) 授業の事例研究 准教授 藤江 康彦 2 S2 合併科目(教育内 容開発コース) *3 23-301-16 教職開発・実践研究 (カリキュラム研究・事例研究) 教職の事例研究 准教授 浅井 幸子 2 S1 合併科目(教育内 容開発コース) *3 23-301-17 教職開発・実践研究 (教職開発・事例研究) 教科教育の心理学的事例 研究 教授 藤村 宣之 2 A1 合併科目(教育内 容開発コース) *3 23-301-18 教職開発・実践研究 (教職開発・事例研究) 学校教育の事例研究 准教授 北村 友人 2 S2 合併科目(教育内 容開発コース) *3 23-301-19 教職開発・実践研究 (教職開発・実地研究) 授業の実地研究 教授 秋田 喜代美 2 A1A2 合併科目(教育内 容開発コース) *1 11 阿部 昇 23-301-20 教職開発・実践研究 (教職開発・実地研究) 教科学習の実地研究 教授 斎藤 兆史 2 A1A2 23-301-21 教職開発・論文指導 (授業研究・論文指導) 授業研究論文指導 教授 秋田 喜代美 2 通年 合併科目(教育内 23-301-22 教職開発・論文指導 (授業研究・論文指導) 授業研究論文指導 准教授 藤江 康彦 2 通年 * 隔週 23-301-23 教職開発・論文指導 (カリキュラム研究・論文指導) カリキュラム研究論文指導 准教授 浅井 幸子 2 通年 * 隔週 23-301-24 教職開発・論文指導 (カリキュラム研究・論文指導) カリキュラム研究論文指導 客員教授 澤田 稔 2 学校教育高度化専攻 教育内容開発コース 時間割 コード 合併科目(教育内 容開発コース) *3 * 隔週 容開発コース) A2 * 【備考欄の*印は、教育内容開発コース所属学生のみ履修可】 授業科目 職名 氏名 単 位 数 担当教員 講義題目 開講 時期 備考 教 職 23-302-01 教育内容開発・理論研究 (数学・科学教育・基礎研究) 数学的・科学的思考の発 達と学習過程 教授 藤村 宣之 2 S1 23-302-02 教育内容開発・理論研究 (言語教育・基礎研究) 英語教授法 教授 斎藤 兆史 2 S1S2 合併科目(総合文 化研究科) *1 23-302-03 教育内容開発・理論研究 (人文社会教育・基礎研究) Globalization and Education 准教授 北村 友人 2 S1 合併科目(新領域 創成科学研究科・ 総合文化研究科) *1 23-302-04 教育内容開発・理論研究 (教育内容開発・基礎研究) 教育政策と教育法 客員教授 中田 康彦 2 S1 合併科目(教職開 発コース・学校開発 *3 政策コース) 23-302-05 教育内容開発・理論研究 (教育内容開発・基礎研究) カリキュラム理論の諸相:ア メリカ合衆国における研究 動向を中心に 客員教授 澤田 稔 2 A1 合併科目(教職開 発コース・学校開発 *3 政策コース) A2 集中講義(A2) 合併科目(教職開 *1 発コース・学校開発 政策コース) A2 集中講義(A2) 合併科目(教職開 *3 発コース・学校開発 政策コース) 8月 集中講義(8月) 合併科目(教職開 *3 発コース・学校開発 政策コース) 8月 集中講義(8月) 合併科目(教職開 *1 発コース・学校開発 政策コース) 教育内容開発・理論研究 23-302-06 (数学・科学教育・発展研究) 数学教育分野の国際協力 非常勤講師 馬場 卓也 教育内容開発・理論研究 23-302-07 (言語教育・発展研究) 吟味・評価・批評の力を育 非常勤講師 てる国語の授業づくり 教育内容開発・理論研究 23-302-08 (教育内容開発・発展研究) 教育行政・政策の日米比 較 教育内容開発・理論研究 23-302-09 (教育内容開発・発展研究) 質的研究とTEA(複線径路 非常勤講師 佐藤 達哉 等至性アプローチ) 教育内容開発・理論研究 23-302-10 (教育内容開発・発展研究) 阿部 昇 非常勤講師 山下 晃一 2 2 2 2 *3 学力の教育学的研究 非常勤講師 石井 英真 2 S2 集中講義(S2) 合併科目(教職開 *1 発コース・学校開発 政策コース) 23-302-11 教育内容開発・理論研究 (教育内容開発・発展研究) 学習科学演習 非常勤講師 大島 純 2 A2 合併科目(教職開 発コース・学校開発 *1 政策コース) 23-302-12 教育内容開発・理論研究 (言語教育・発展研究) 子ども・家庭・福祉の政策 過程分析 非常勤講師 西岡 晋 2 8月 集中講義(8月) 合併科目(教職開 *3 発コース・学校開発 政策コース) 23-302-13 教育内容開発・実践研究 (教育内容開発・事例研究) 教職の事例研究 准教授 浅井 幸子 2 S1 合併科目(教職開 発コース) *3 23-302-14 教育内容開発・実践研究 (教育内容開発・事例研究) 学校教育の事例研究 准教授 北村 友人 2 S2 合併科目(教職開 発コース) *3 12 23-302-15 教育内容開発・実践研究 (教育内容開発・事例研究) 教科教育の心理学的事例 研究 23-302-16 教育内容開発・実践研究 (教育内容開発・事例研究) 授業の事例研究 23-302-17 教育内容開発・実践研究 (教育内容開発・実地研究) 23-302-18 教授 藤村 宣之 2 A1 合併科目(教職開 発コース) *3 准教授 藤江 康彦 2 S2 合併科目(教職開 発コース) *1 教科学習の実地研究 教授 斎藤 兆史 2 A1A2 合併科目(教職開 発コース) *3 教育内容開発・実践研究 (教育内容開発・実地研究) 授業の実地研究 教授 秋田 喜代美 2 A1A2 合併科目(教職開 発コース) *1 23-302-19 教育内容開発・論文指導 (言語教育・論文指導) 外国語教育論文指導 教授 斎藤 兆史 2 通年 * 隔週 23-302-20 教育内容開発・論文指導 (教育内容開発・論文指導) 教育内容開発・論文指導 教授 藤村 宣之 2 通年 * 隔週 23-302-21 教育内容開発・論文指導 (数学・科学教育・論文指導) 科学技術教育論文指導 教授 金森 修 2 通年 * 隔週 23-302-22 教育内容開発・論文指導 (言語教育・論文指導) 授業研究論文指導 教授 秋田 喜代美 2 通年 合併科目(教職開 23-302-23 教育内容開発・論文指導 (芸術教育・論文指導) 芸術教育論文指導 23-302-24 教育内容開発・論文指導 (人文社会教育・論文指導) 人文社会教育論文指導 学校教育高度化専攻 学校開発政策コース 時間割 コード 授業科目 * 隔週 発コース) 客員教授 今井 康雄 2 通年 * 隔週 准教授 北村 友人 2 通年 * 隔週 【備考欄の*印は、学校開発政策コース所属学生のみ履修可】 職名 氏名 単 位 数 教授 大桃 敏行 2 S2 *3 客員教授 中田 康彦 2 S1 合併科目(教職開 発コース・教育内容 *3 開発コース) 教授 勝野 正章 2 S1 *1 客員教授 澤田 稔 2 A1 合併科目(教職開 発コース・教育内容 *3 開発コース) 阿部 昇 2 A2 集中講義(A2) 合併科目(教職開 *3 発コース・教育内容 開発コース) 村上 祐介 2 A1 *1 担当教員 講義題目 開講 時期 備考 教 職 23-303-01 学校開発政策・理論研究 (教育政策研究・基礎研究) 教育政策基礎論 23-303-02 学校開発政策・理論研究 (教育政策研究・基礎研究) 教育政策と教育法 23-303-03 学校開発政策・理論研究 (学校教育経営・基礎研究) 現代学校改革の諸問題 23-303-04 学校開発政策・理論研究 (学校開発政策・発展研究) カリキュラム理論の諸相:ア メリカ合衆国における研究 動向を中心に 23-303-05 学校開発政策・理論研究 (学校開発政策・発展研究) 吟味・評価・批評の力を育 非常勤講師 てる国語の授業づくり 23-303-06 学校開発政策・理論研究 (教育政策研究・発展研究) 教育政策研究方法論 23-303-07 学校開発政策・理論研究 (教育政策研究・発展研究) 教育行政・政策の日米比 較 非常勤講師 山下 晃一 2 8月 集中講義(8月) 合併科目(教職開 *3 発コース・教育内容 開発コース) 23-303-08 学校開発政策・理論研究 (学校開発政策・発展研究) 学力の教育学的研究 非常勤講師 石井 英真 2 S2 集中講義(S2) 合併科目(教職開 *1 発コース・教育内容 開発コース) 23-303-09 学校開発政策・理論研究 (学校開発政策・発展研究) 質的研究とTEA(複線径路 非常勤講師 佐藤 達哉 等至性アプローチ) 2 8月 集中講義(8月) 合併科目(教職開 *1 発コース・教育内容 開発コース) 23-303-10 学校開発政策・理論研究 (学校開発政策・発展研究) 数学教育分野の国際協力 非常勤講師 馬場 卓也 2 A2 集中講義(A2) 合併科目(教職開 *1 発コース・教育内容 開発コース) 13 准教授 23-303-11 学校開発政策・理論研究 (学校開発政策・発展研究) 学校開発政策・理論研究 23-303-12 (教育政策研究・発展研究) 学習科学演習 非常勤講師 大島 純 子ども・家庭・福祉の政策 過程分析 非常勤講師 非常勤講師 貞広 斎子 23-303-13 学校開発政策・実践研究 (教育政策研究・事例研究) 教育政策事例研究Ⅱ 23-303-14 学校開発政策・実践研究 (教育政策研究・事例研究) 教育行政事例研究Ⅰ 23-303-15 学校開発政策・実践研究 (学校教育経営・事例研究) 23-303-16 西岡 晋 A2 合併科目(教職開 発コース・教育内容 *1 開発コース) 2 8月 集中講義(8月) 合併科目(教職開 *3 発コース・教育内容 開発コース) 2 A2 *1 2 准教授 村上 祐介 2 A2 *1 学校経営実践の開発Ⅱ 教授 勝野 正章 2 A1 *3 学校開発政策・実践研究 (教育政策研究・実地研究) 教育政策実地研究 教授 大桃 敏行 2 A1A2 *1 23-303-17 学校開発政策・実践研究 (教育政策研究・実地研究) 教育行政実地研究 准教授 村上 祐介 2 A1A2 *1 23-303-18 学校開発政策・実践研究 (学校教育経営・実地研究) 学校経営実地研究 教授 勝野 正章 2 A1A2 *1 23-303-19 学校開発政策・論文指導 教育政策研究論文指導 教授 大桃 敏行 2 通年 * 隔週 23-303-20 学校開発政策・論文指導 教育行政研究論文指導 准教授 村上 祐介 2 通年 * 隔週 23-303-21 学校開発政策・論文指導 学校経営研究論文指導 教授 勝野 正章 2 通年 * 隔週 23-303-22 学校開発政策・論文指導 教育法制研究論文指導 客員教授 中田 康彦 2 通年 * 隔週 ◆教職課程認定内容凡例 認定内容 番号 「教職に関する科目」 中高専修(本学で認定されている課程の教科すべて) *1 「教職に関する科目」 中専修社会・保健体育・保健、 高専修地歴・公民・保健体育・保健 *2 「教職に関する科目」 小専修、 中専修社会、高専修地歴・公民 *3 「教職に関する科目」 小専修 *4 「教科に関する科目」 中専修社会、 高専修公民 *5 「教科に関する科目」 中専修保健、 高専修保健 *6 「教科に関する科目」 中専修保健体育、 高専修保健体育 *7 14 総合教育科学専攻 科目番号:23-211-01 基礎教育学専修 担当教員:金森 基礎教育学コース 修 単位数:2 学期:S1S2 授業科目:教育哲学基本研究 講義題目(和文):知識論・学問論 講義題目(英文):Theory of Knowledge 授業の目標・概要:現代アメリカの代表的な分析美学者、プラグマティスト、リチャード・シュスターマンの未邦訳のテ クストのなかの論文を読解する。それによって特に美術教育、芸術教育、芸術活動と日常生活の連続性の認識などについての 思索が深まることが期待される。 授業計画:基本的にはゼミ形式ただ、特殊な事情により、その都度授業の展開・速度が変わることがあるので注意 授業の方法:ゼミ形式担当者に、分析対象論文の要約とコメントを指示し、授業で発表させ、適宜コメントする。その際、 学生からの自発的反応も期待する 成績評価方法:ゼミでの発表の水準、出席の程度などに基づく 教科書:Richard Shusterman,Thinking through the bodyidem,Body consciousnessidem,Surface & depth ただし、実際 に手に入れるのは最初のものだけでよい。あとのものは、適宜取り上げる論文をコピーする予定。 履修上の注意:特殊な事情により、正確な開講日が未定三月末頃までには事務に知らせるので、その頃になったら事務の 掲示に注意することできれば初回はでることが望ましい その他:特になし 本研究科他コース学生 履修 本学他研究科学生 可 科目番号:23-211-02 履修 担当教員:小玉 他大学学生(特別聴講学生等) 可 重夫 履修 可 単位数:2 学期:S1S2 授業科目:教育人間学基本研究 講義題目(和文):教育思想演習 講義題目(英文):Seminar in Educational Thought 授業の目標・概要:教育における政治と権力の問題を、ミクロとマクロの視点から複眼的に検討することを課題とし、 特に公共性やシティズンシップ(市民性)をめぐる最近の研究動向に留意する。 夏学期は、18歳選挙権の成立によって政 治と教育の関係がどのように変更されるかを、立憲主義と憲法制定権力との緊張関係に着目しつつ、深く議論してみたい。そ の際、杉田敦『増補版 境界線の政治学』 (岩波書店)を購読し、てがかりとする。さらに、それを戦後日本をめぐる問題群 と接続し、参加者各人の研究関心もふまえながら、戦後教育思想史の再構成へとつなげたい。 授業計画: 詳細は、初回の授業時に決めるが、大まかには、以下のような流れを考えている。 ダンス、基調提案 田敦『増補版 3~5 1~2 自己紹介とガイ 映画や映像資料等を用いて、18歳選挙権をめぐる問題状況を把握し、議論する。 6~11 杉 境界線の政治学』などの検討 12~15 上記文献の検討をふまえて、シュミット、ベンヤミン、アレン ト、アガンベンの付置連関を整理しつつ、政治と教育をめぐる問題構制を把握し、全体のまとめを行う。 授業の方法: 報告と討論を中心とする。 成績評価方法:ゼミでの報告等による平常点。 教科書:こちらで用意をして参加者に配布の予定。 本研究科他コース学生 本学他研究科学生 履修 可 履修 15 可 他大学学生(特別聴講学生等) 履修 可 科目番号:23-211-03 担当教員:片山 勝茂 単位数:2 学期:S1S2 授業科目:教育人間学基本研究 講義題目(和文):教育人間学基本演習 講義題目(英文):Basic Seminar in Educational Anthropology 授業の目標・概要:「道徳の教科化と現代の道徳教育論」をテーマに、以下の英語文献と日本語文献(教科書)を講読す ることで、日本語文献と英語文献を精確に読み、理解する能力を向上させるとともに、道徳教育に関する問題について、 (他 の人々とコミュニケーションをとりながら)批判的に考える力を身につけることを目標とする。 授業計画:授業の初回にオリエンテーションを行い、説明する。 授業の方法:文献講読を基本とする。英語文献については、訳読による精読とディスカッションを行う。日本語文献につ いては、報告者が概要と(疑問点や討論の論点を提示する)コメントを発表し、討論を行う。また、各自の研究を発表する研 究報告会も行う予定である。 成績評価方法:毎回提出するコメントカードとゼミでの報告および討論を合わせて総合的に評価する。 教科書:Graham Haydon (2000) What scope is there for teaching moral reasoning? in: Roy Gardner et al eds. Education for Values: Morals,Ethics and Citizenship in Contemporary Teaching (London: Kogan Page).Graham Haydon (2000) Discussion of values and the value of discussion,in: Mal Leicester et al. eds. (2000) Classroom Issues: Practice,Pedagogy and Curriculum (London: Falmer Press).教育哲学会編(2015) 「特集 道徳の教科化と教育哲学」 『教育 哲学研究』第 112 号。中央教育審議会(2014) 『道徳に係る教育課程の改善等について(答申) 』 (文部科学省のウェブサイト からダウンロード可能) 。 履修上の注意:正当な理由があって欠席する人は配慮するので、A5(A4の半分)の紙に所属、学籍番号氏名、(欠席 する)日付と授業の回数(第何回目の授業か) 、欠席理由を書いて提出すること(様式自由、事後でもよい) 本研究科他コース学生 履修 本学他研究科学生 可 科目番号:23-211-04 履修 担当教員:川本 可 隆史 他大学学生(特別聴講学生等) 履修 可 単位数:2 学期:S1S2 授業科目:教育史基本研究 講義題目(和文):西洋教育史演習Ⅰ 講義題目(英文):Seminar in Western Educational History Ⅰ 授業の目標・概要:西洋近代の教育の制度と思想を支えてきた、複数の価値理念(自由、平等、福祉、人格など)を思 想史的および規範理論的視座から点検するとともに、"homo sum ; humani nihil a me alienum puto."という箴言を協働し て実践できる演習にしたい。具体的な進め方については、初回に参加メンバーの関心および研究計画を相互に述べ合い、それ らの多様性を尊重しつつ決めていくことにしたい。したがって一回目にはメモなりを準備の上で臨むこと。 現時点では、共 通のテキストの候補として以下の作品を考えている。John Rawls,A Brief Inquiry into the Meaning of Sin and Faith: With “On My Religion” ,edited by Thomas Nagel,Harvard University Press,2009.【参考文献】John Rawls,Über Sünde, Glaube und Religion,Mit Kommentaren von Joshua Cohen,Thomas Nagel und Robert Merrihew Adams; Mit einem Nachwort von Jürgen Habermas ; Aus dem Amerikanischen von Sebastian Schwark,Suhrkamp Verlag,2010. 授業の方法:レポーターを定めての報告・討議を軸とするが、参加者全員にレジュメの提出を義務づける。態勢が整えば 各回のプロコトルも担当者を決めて残すことにしたい。なお適宜6時限に延長してゼミ第二部を実施することがあるので、 留意されたい。 成績評価方法:各自の目標達成度、研究成果によって評価を行う。 本研究科他コース学生 本学他研究科学生 履修 可 履修 16 可 他大学学生(特別聴講学生等) 履修 可 科目番号:23-211-05 担当教員:小国 喜弘 単位数:2 学期:S1S2 授業科目:教育史基本研究 講義題目(和文):日本教育史演習Ⅰ 講義題目(英文):Seminar in Japanese Educational History Ⅰ 授業の目標・概要:二つの目的をもって演習を設定する。第一に修論・博士論文執筆に向けて、教育史の研究方法、論 文作法について、各自の論文発表を通じて習熟すること。第二に、教育実践に焦点をあて、教育実践からどんな教育史像が浮 かび上がるのかについて検討すること。今年度は昨年度に引き続き 1970 年代から 80 年代にかけて障害者解放運動の刺激を 受けて展開された、 「障害児」が「健常児」と地域の学校で共に学ぶことをスローガンに掲げた「共生共育運動」を対象にす る。 授業計画:第一回:オリエンテーション第二回:教育史研究の目的と方法第三回:昨年度のゼミを通して見えてきたこと <共通文献講読>第四回:先行研究の整理1第五回:先行研究の整理2第六回:先行研究の整理3第七回:先行研究の整理4 <個別事例の報告>受講者の希望により決定する。第九回:<受講者の関心による設定1>第十回:<受講者の関心による設 定2>第十一回:<受講者の関心による設定3>第十二回:<受講者の関心による設定4>第十三回:<受講者の関心による 設定5>第十四回:<受講者の関心による設定6>第十五回:まとめ 授業の方法:共通文献の講読について、予め指定した文献について集団討論を行う。テーマ発表については、極力、博士 課程の院生と修士課程の院生とによる二人組によって行うことを基本とする。それにより、修士課程院生は、適宜アドバイス を博士課程院生から受け、博士課程院生は、チューター役を果たすことを通して、将来、大学で職についたときの教育力を養 うことを副次的な目的とする。 成績評価方法:個別の発表によって評価する。3分の2以上の出席をもって、単位認定の最低要件とする。 教科書:適宜指示する。 履修上の注意:初回に発表の順番を決めるので、初回に欠席する場合は予め連絡をすること。 本研究科他コース学生 本学他研究科学生 他大学学生(特別聴講学生等) 履修 可 科目番号:23-211-06 履修 担当教員:田中 可 履修 智志 可 単位数:2 学期:S1S2 授業科目:教育臨床学基本研究 講義題目(和文):教育臨床学基本演習 講義題目(英文):Basic Seminar in Clinical Approach to Education 授業の目標・概要:この授業の到達目標は、現代教育を規定している諸概念について、臨床哲学的な考察を行うことで ある。教育の臨床哲学は、人間一人ひとりのかけがえのない「一つの命」に応答することを教育の基本様態と位置づけつつ、 存在論的な深みから、ひとがよりよく生きる方途としての教育を構想する試みである。教育臨床学の基礎概念を思想史的知 見を踏まえつつ確認することで、よりよく生きるための教育の基礎づくりを試みる。 授業計画:第1回 ィヌスと教育 第9回 授業の概要(教育臨床学)第2回 第5回 主体性と固有性 倫理とキリスト教 用性と公正 第14回 第10回 フーコーと教育 第6回 教育の臨床哲学 ハイデガーと教育 ニーチェと教育 第11回 第3回 第7回 自律性と関係性 関係と関係性 道徳と良心 第12回 第4回 第8回 アウグステ デューイと教育 デリダと教育 第13回 有 第15回 授業のまとめと最終レポート 授業の方法:教育臨床学の基本的な方法は、私たちがよりよく生きるために、そしてよりよい教育を構想するために、私 たち自身の思考様式を批判的に考察することである。そのために、現代社会における主要な教育概念を取りあげ、その前提命 題を問い直しつつ、その機能・逆機能を把握する。授業は基本的に演習形態である。 成績評価方法:評価は平常点、小レポート点、最終レポート点の合計によって決定する。1 毎回、出席状況を確認する。 2 毎回、小レポートを課す。評価の 40%に相当する。3 学期末の授業最終日に最終レポートを課す。評価の 60%に相当する。 教科書:授業の初回に指示する。 履修上の注意:履修者は、教科書や参考書を適宜読み込み、報告・議論の準備をしてください。 本研究科他コース学生 本学他研究科学生 他大学学生(特別聴講学生等) 履修 可 履修 17 可 履修 可 科目番号:23-211-07 担当教員:金森 修 単位数:2 学期:A1A2 授業科目:教育哲学特殊研究 講義題目(和文):知識論・学問論演習 講義題目(英文):Seminar in Theory of Knowledge 授業の目標・概要:現代アメリカの代表的な分析美学者、プラグマティスト、リチャード・シュスターマンの未邦訳の テクストのなかの論文を読解する。それによって特に美術教育、芸術教育、芸術活動と日常生活の連続性の認識などについて の思索が深まることが期待される。 授業計画:基本的にはゼミ形式ただ、特殊な事情により、その都度授業の展開・速度が変わることがあるので注意 授業の方法:ゼミ形式担当者に、分析対象論文の要約とコメントを指示し、授業で発表させ、適宜コメントする。その際、 学生からの自発的反応も期待する 成績評価方法:ゼミでの発表の水準、出席の程度などに基づく 教科書:Richard Shusterman,Thinking through the bodyidem,Body consciousnessidem,Surface & depth 履修上の注意:特殊な事情により、後期開催日が未定直前には事務に知らせるので、その頃になったら事務の掲示に注意 すること その他:特になし 本研究科他コース学生 履修 本学他研究科学生 可 科目番号:23-211-08 履修 担当教員:小玉 他大学学生(特別聴講学生等) 可 履修 重夫 可 単位数:2 学期:A1A2 授業科目:教育人間学特殊研究 講義題目(和文):教育政治学演習 講義題目(英文):Seminar in Politics of Education 授業の目標・概要:教育における政治と権力の問題を、ミクロとマクロの視点から複眼的に検討することを課題とし、 特に公共性やシティズンシップ(市民性)をめぐる最近の研究動向に留意する。 冬学期は、夏学期の議論をふまえて、政治 と教育をめぐる問題を、立憲主義と憲法制定権力との関係、現実態と可能態の関係等を視野に入れて深める。その際、引き続 き、アガンベン、ベンヤミン、シュミット、アレントらの議論の相互連関をふまえる。テキストとしては、On Study: Giorgio Agamben and educational potentiality ,Tyson E. Lewis などを取り上げたい。 授業計画: 介 2 詳細は、初回の授業時に決めるが、大まかには以下のような流れを考えている。 「シティズンシップと教育」に関する基調報告(小玉) 3~9 1 ガイダンスと自己紹 On Study: Giorgio Agamben and educational potentiality ,Tyson E. Lewis、およびそこで取り上げられている諸議論の検討 10~14 上記文献を通しての議論をふま えつつ、立憲主義と憲法制定権力との関係、現実態と可能態の関係等を、アガンベン、ベンヤミン、シュミット、アレントら の議論の相互連関をもとに考え、議論する。 15 全体のまとめ 授業の方法: 報告と討論を中心とする。 成績評価方法:ゼミでの報告等による平常点。 教科書:こちらで用意して参加者に配布の予定。 本研究科他コース学生 本学他研究科学生 履修 可 履修 18 可 他大学学生(特別聴講学生等) 履修 可 科目番号:23-211-09 担当教員:片山 勝茂 単位数:2 学期:A1A2 授業科目:教育人間学特殊研究 講義題目(和文):教育人間学特殊研究 講義題目(英文):Seminar in Educational Anthropology 授業の目標・概要:「教育人間学基本演習」に引き続き、「道徳の教科化と現代の道徳教育論」をテーマに、以下の英語 文献と日本語文献(教科書)を講読することで、日本語文献と英語文献を精確に読み、理解する能力を向上させるとともに、 道徳教育に関する問題について、 (他の人々とコミュニケーションをとりながら)批判的に考える力を身につけることを目標 とする。 授業計画:授業の初回にオリエンテーションを行い、説明する。 授業の方法:文献講読を基本とする。英語文献については、訳読による精読とディスカッションを行う。日本語文献につ いては、報告者が概要と(疑問点や討論の論点を提示する)コメントを発表し、討論を行う。また、各自の研究を発表する研 究報告会も行う予定である。 成績評価方法:毎回提出するコメントカードとゼミでの報告および討論を合わせて総合的に評価する。 教科書:Michael Slote (2009) Caring,empathy,and moral education,in: Harvey Siegel ed. (2009) The Oxford Handbook of Philosophy of Education (Oxford: Oxford University Press).Nel Noddings & Michael Slote (2003) Changing notions of the moral and of moral education,in: Nigel Blake et al. eds. (2003) The Blackwell Guide to the Philosophy of Education (Oxford: Blackwell Publishing).教育哲学会編(2015) 「特集 道徳の教科化と教育哲学」 『教 育哲学研究』第 112 号。中央教育審議会(2014) 『道徳に係る教育課程の改善等について(答申)』 (文部科学省のウェブサイ トからダウンロード可能) 。 履修上の注意:正当な理由があって欠席する人は配慮するので、A5(A4の半分)の紙に所属、学籍番号氏名、(欠席 する)日付と授業の回数(第何回目の授業か) 、欠席理由を書いて提出すること(様式自由、事後でもよい) 本研究科他コース学生 履修 本学他研究科学生 可 科目番号:23-211-10 履修 担当教員:川本 可 隆史 他大学学生(特別聴講学生等) 履修 可 単位数:2 学期:A1A2 授業科目:教育史特殊研究 講義題目(和文):西洋教育史演習Ⅱ 講義題目(英文):Seminar in Western Educational History Ⅱ 授業の目標・概要:西洋近代の教育の制度と思想を支えてきた、複数の価値理念(自由、平等、福祉、人格など)を思 想史的および規範理論的視座から点検するとともに、"homo sum ; humani nihil a me alienum puto."という箴言を協働し て実践できる演習にしたい。具体的な進め方については、初回に参加メンバーの関心および研究計画を相互に述べ合い、それ らの多様性を尊重しつつ決めていくことにしたい。したがって一回目にはメモなりを準備の上で臨むこと。 現時点では、共 通のテキストの候補として以下の作品を考えている。John Rawls,A Brief Inquiry into the Meaning of Sin and Faith: With “On My Religion” ,edited by Thomas Nagel,Harvard University Press,2009.【参考文献】John Rawls,Über Sünde, Glaube und Religion,Mit Kommentaren von Joshua Cohen,Thomas Nagel und Robert Merrihew Adams; Mit einem Nachwort von Jürgen Habermas ; Aus dem Amerikanischen von Sebastian Schwark,Suhrkamp Verlag,2010. 授業の方法:レポーターを定めての報告・討議を軸とするが、参加者全員にレジュメの提出を義務づける。態勢が整えば 各回のプロコトルも担当者を決めて残すことにしたい。なお適宜6時限に延長してゼミ第二部を実施することがあるので、 留意されたい。 成績評価方法:各自の目標達成度、研究成果によって評価を行う。 本研究科他コース学生 本学他研究科学生 履修 可 履修 19 可 他大学学生(特別聴講学生等) 履修 可 科目番号:23-211-11 担当教員:小国 喜弘 単位数:2 学期:A1A2 授業科目:教育史特殊研究 講義題目(和文):日本教育史演習Ⅱ 講義題目(英文):Seminar in Japanese Educational History Ⅱ 授業の目標・概要:二つの目的をもって演習を設定する。第一に修論・博士論文執筆に向けて、教育史の研究方法、論 文作法について、各自の論文発表を通じて習熟すること。第二に、教育実践に焦点をあて、教育実践からどんな教育史像が浮 かび上がるのかについて検討すること。前期に引き続き、 「共生共育」運動についての検討を中心とする。 授業計画:各人の関心による個別論文発表。 授業の方法:予め指定した文献について各人の発表とそれに基づく集団討論を行う。 成績評価方法:個別の発表によって評価する。3分の2以上の出席をもって、単位認定の最低要件とする。 教科書:適宜指示する。 履修上の注意:初回に発表の順番を決めるので、初回に欠席する場合は予め連絡をすること。前期受講者の参加が望まし い。 本研究科他コース学生 履修 本学他研究科学生 可 科目番号:23-211-12 履修 担当教員:田中 他大学学生(特別聴講学生等) 可 履修 智志 可 単位数:2 学期:A1A2 授業科目:教育臨床学特殊研究 講義題目(和文):教育臨床学演習 講義題目(英文):Seminar in Clinical Approach to Education 授業の目標・概要:この授業の到達目標は、具体的な事例を分析しながら教育臨床学の基礎概念(コア概念)を理解し、 教育実践を存在論的な深みからとらえる方途(考え方)を学ぶことである。それは、第一に、子どもたちがよりよく生きるた めの必要条件として、道徳の基礎としての倫理感覚(他者と共鳴共振すること) 、自律性の基礎としての関係性(「支えあうか かわり」 )としての存在論的な「存在」を確認することであり、第二に、それらの必要条件の生成を妨げているものを析出す ることである。そうした妨げとしては、日々の人間関係の荒れや齟齬、生育環境の荒みや貧困、社会構造全体の有用性への指 向性や位階性への執着などさまざまな情況が考えられる。 授業計画:第1回 共鳴共振第6回 授業の概要第2回 経験の再構成第7回 存在論2第11回 存在論3第12回 教育臨床学の基礎カテゴリー第3回 キリスト教的自然観1第8回 ハイデガーと神1第13回 倫理と道徳第4回 有用性と公正第5回 キリスト教的自然観2第9回 ハイデガーと神2第14回 存在論1第10回 マリオンと神1第15回 マリオンと神2 授業の方法:この授業では、上述の主要なテーマについて順次、取りあげ、教育臨床学の基礎概念(コア概念)について 理解を深めていく(授業計画を参照) 。授業は基本的に演習形態である。前半はテーマについての授業者の解説であり、後半 は受講者による報告・討論である。 成績評価方法:評価は発言内容、最終レポート点の合計によって決定する。 に相当する。 1 毎回、発言内容を確認する。評価の 40% 2 学期末の授業最終日に最終レポートを課す。評価の 60%に相当する。 教科書:授業の初回に配布する文献リストによって指示する。 本研究科他コース学生 本学他研究科学生 履修 可 履修 20 可 他大学学生(特別聴講学生等) 履修 可 科目番号:23-211-13 担当教員:金森 修、小玉 重夫、 単位数:2 学期:通年 田中 智志、小国 喜弘、片山 勝茂 授業科目:基礎教育学特殊研究 講義題目(和文):基礎教育学総合演習 講義題目(英文):Colloquium in Basic Theories of Education 授業の目標・概要:基礎教育学における研究は、教育諸学・教育実践を基礎づけ方向づける社会的・倫理的な志しをも つ内容でなければならない。この授業は、そうした基礎教育学研究者の社会的・倫理的な志しを鼓舞し、ともに高めあう協同 的な研究教育の場である。具体的には、基礎教育学コースに属する教員スタッフ及び大学院生が各自、研究発表を行い、その 内容について、検討する。とりわけ学位論文の執筆予定者は、この場で研究構想を発表し、各研究領域から、哲学的な意味で 「批判的」である吟味を受けることが望ましい。日程等については、事前にコース内に掲示する。 授業計画:それぞれの回の担当者は早めに決めて、充分な準備をしてもらう。そして当日、それぞれのコース内容に従っ た特定の研究対象について、系統的なプレゼンテーションをしてもらう。その後、教官全員、ならびに当日の参加者との間で 質疑応答をする。修士論文や博士論文の構想の検討など、院生の研究についての共同的検討を中心とする。 授業の方法:研究発表者が毎回、自分の研究内容について発表し、参加者から、哲学的な意味で「批判的」である吟味を 受け、それらをもとに自分の研究についてふりかえり、よりよい研究展開の契機とする。 成績評価方法:各自の目標達成度、研究成果によって評価を行う。 本研究科他コース学生 本学他研究科学生 履修 不可 科目番号:23-211-14 履修 担当教員:金森 他大学学生(特別聴講学生等) 不可 修 履修 不可 単位数:2 学期:通年 授業科目:教育哲学論文指導 講義題目(和文):知識論・学問論論文指導 講義題目(英文):Dissertation Research in Theory of Knowledge 授業の目標・概要:基礎教育学コースの学位論文(修士論文及び博士論文)の完成を目標に、各人の問題関心を学術研 究としてテーマ化することからはじめ、資料選択の適否、方法論の検討、論述方法等について、適宜指導を行う。なお、修士 学位論文は400字詰め原稿用紙に換算して200枚以内にまとめること。 授業の方法:個別指導を中心とするが、必要に応じてグループでの指導の機会も設ける。 成績評価方法:各自の目標達成度、研究成果によって評価を行う。 本研究科他コース学生 履修 不可 本学他研究科学生 履修 不可 21 他大学学生(特別聴講学生等) 履修 不可 科目番号:23-211-15 担当教員:小玉 重夫 単位数:2 学期:通年 授業科目:教育人間学論文指導 講義題目(和文):教育思想論文指導 講義題目(英文):Dissertation Research in Educational Thought 授業の目標・概要:基礎教育学コースの学位論文(修士論文及び博士論文)の完成を目標に、各人の問題関心を学術研 究としてテーマ化することからはじめ、資料選択の適否、方法論の検討、論述方法等について、適宜指導を行う。 なお、修 士学位論文は400字詰め原稿用紙に換算して200枚以内にまとめること。 授業計画:1.研究倫理について2.論文執筆のガイドライン『信頼される論文を書くために』3.研究テーマの設定4. 先行研究の調べ方と検討方法5.リサーチ・クエッションの立て方6.アブストラクトに書くべきこと7.アウトラインの作 成8.論証の妥当性9.テキストの読み込み10.引用の方法11.反対意見の検討12.まとめの書き方13.参考文献の 書き方14.投稿雑誌の選び方15.査読とリライトのプロセス 授業の方法:個別指導を中心とするが、必要に応じてグループでの指導の機会も設ける。 成績評価方法:各自の目標達成度、研究成果によって評価を行う。 教科書:東京大学大学院教育学研究科学務委員会(2010)『信頼される論文を書くために』 本研究科他コース学生 本学他研究科学生 他大学学生(特別聴講学生等) 履修 不可 科目番号:23-211-16 履修 担当教員:片山 不可 勝茂 履修 不可 単位数:2 学期:通年 授業科目:教育人間学論文指導 講義題目(和文):教育人間学論文指導 講義題目(英文):Dissertation Research in Educational Anthropology 授業の目標・概要:基礎教育学コースの学位論文(修士論文及び博士論文)の完成を目標に、各人の問題関心を学術研 究としてテーマ化することからはじめ、資料選択の適否、方法論の検討、論述方法等について、適宜指導を行う。なお、修士 学位論文は400字詰め原稿用紙に換算して200枚以内にまとめること。 授業計画:1.研究倫理と論文執筆のガイドライン『信頼される論文を書くために』2.研究テーマの設定3.先行研究 の調べ方と検討方法4.リサーチ・クエッションの立て方5.アブストラクトに書くべきこと6.アウトラインの作成7.論 証の妥当性8.テキストの読み込みと引用の方法9.反対意見の検討10.まとめの書き方11.参考文献の書き方12.投 稿雑誌の選び方13.査読とリライトのプロセス 授業の方法:個別指導を中心とするが、必要に応じてグループでの指導の機会も設ける。 成績評価方法:各自の目標達成度、研究成果によって評価を行う。 教科書:東京大学大学院教育学研究科学務委員会(2012)『信頼される論文を書くために 改訂版』 本研究科他コース学生 本学他研究科学生 他大学学生(特別聴講学生等) 履修 不可 科目番号:23-211-17 履修 担当教員:川本 不可 隆史 履修 不可 単位数:2 学期:通年 授業科目:教育史論文指導 講義題目(和文):西洋教育史論文指導 講義題目(英文):Dissertation Research in Western Educational History 授業の目標・概要:基礎教育学コースの学位論文(修士論文及び博士論文)の完成を目標に、各人の問題関心を学術研 究としてテーマ化することからはじめ、資料選択の適否、方法論の検討、論述方法等について、適宜指導を行う。なお、修士 学位論文は400字詰め原稿用紙に換算して200枚以内にまとめること。 "QUAE SIT SAPIENTIA DISCE LEGENDO" 授業の方法:個別指導を中心とするが、必要に応じてグループでの指導の機会も設ける。 成績評価方法:各自の目標達成度、研究成果によって評価を行う。 本研究科他コース学生 履修 不可 本学他研究科学生 履修 不可 22 他大学学生(特別聴講学生等) 履修 不可 科目番号:23-211-18 担当教員:小国 喜弘 単位数:2 学期:通年 授業科目:教育史論文指導 講義題目(和文):日本教育史論文指導 講義題目(英文):Dissertation Research in Japanese Educational History 授業の目標・概要:基礎教育学コースの学位論文(修士論文及び博士論文)の完成を目標に、各人の問題関心を学術研 究としてテーマ化することからはじめ、資料選択の適否、方法論の検討、論述方法等について、適宜指導を行う。なお、修士 学位論文は400字詰め原稿用紙に換算して200枚以内にまとめること。 授業計画:1.研究倫理について2.論文執筆のガイドライン『信頼される論文を書くために』3.研究テーマの設定4. 先行研究の調べ方と検討方法5.リサーチ・クエッションの立て方6.アブストラクトに書くべきこと7.アウトラインの作 成8.論証の妥当性9.テキストの読み込み10.引用の方法11.反対意見の検討12.まとめの書き方13.参考文献の 書き方14.投稿雑誌の選び方15.査読とリライトのプロセス 授業の方法:原則として、週に一回の集団指導を浅井幸子准教授と合同で行う。そのほか、適宜、必要に応じて個別指導 をする。 成績評価方法:各自の目標達成度、研究成果によって評価を行う。 本研究科他コース学生 本学他研究科学生 履修 不可 科目番号:23-211-19 履修 担当教員:田中 他大学学生(特別聴講学生等) 不可 智志 履修 不可 単位数:2 学期:通年 授業科目:教育臨床学論文指導 講義題目(和文):教育臨床学論文指導 講義題目(英文):Dissertation Research in Clinical Approach to Education 授業の目標・概要:基礎教育学コース(教育臨床学領域)の学位論文の完成を目標に、各人の問題関心を学術研究とし てテーマ化することからはじめ、資料選択の適否、方法論の検討、論述方法等について、適宜指導を行う。研究テーマは、教 育臨床学・教育実践論のなかから選択することが望ましい。論文指導は、個別指導を中心とするが、必要に応じてグループで の指導の機会も設ける。 授業計画:履修者は複数回にわたり、自分の論文の研究主題についての報告を行う。その報告のために、履修者は事前に 教員から資料選択の適否、方法論の検討、論述方法等についての指導を受け、充分な準備をしなければならない。報告におい ては、自分の研究内容についての系統的なプレゼンテーションをしなければならない。その報告を受けて、担当教員ならびに 当日の参加者との間で質疑応答を行う。第1回 論文作成のためのガイドライン (個別指導)2 全体の指導1 指導4 第4回 論文指導オリエンテーション 第6回 論文作成の方法(個別指導)1 第9回 第12回 個別の報告・全体の指導2 中間報告 第13回 第2回 論文作成のための主題選択(個別指導)1 第7回 論文作成における留意点 第5回 論文作成の方法(個別指導)2 第8回 第10回 個別の報告・全体の指導3 直前指導1 第14回 直前指導2 第15回 第3回 論文作成のための主題選択 第11回 個別の報告・ 個別の報告・全体の 論文指導のまとめ 授業の方法:個別指導を中心とするが、必要に応じてグループでの指導の機会も設ける。 成績評価方法:各自の目標達成度、研究成果によって評価を行う。 教科書:必要な文献については、各自のテーマに即して指示する。 本研究科他コース学生 本学他研究科学生 他大学学生(特別聴講学生等) 履修 不可 履修 不可 23 履修 不可 総合教育科学専攻 科目番号:23-212-01 教育社会科学専修 担当教員:恒吉 比較教育社会学コース 僚子 単位数:2 学期:A1 授業科目:比較教育学基本研究 講義題目(和文):質的方法論研究Ⅰ 講義題目(英文):Qualitative Research Methods Ⅰ 授業の目標・概要:質的方法の特徴、有効性、量的方法との違いや相互補完性、質的方法のいくつかの主要系譜の特徴 (例 エスノグラフィー、ライフヒストリー、グラウンデッド・セオリー、質的事例研究)を理解した上で、質的方法の中で も、フィールド・ノーツの作成とコーディングの過程に焦点を当て、それを、実際に観察を行ないながら実地で学んでいく。 リサーチ・クエスチョンの設定と質的方法の特性を生かした用い方がどのようなものなのか、どのような課題があり、どのよ うな長所があるのか、また、基本的な方法として、どのような点に注意していけばいいのかを、理解することを目指す。 授業計画:第一回目に講義内容を説明する。授業計画 1-2.(前半)質的方法の特徴をつかむ(量的方法との相違等)特徴、 目的、長所、短所、主要な系譜。質的方法の主要な系譜の特徴を理解する(エスのグラフィー、質的事例調査、事例研究、ラ イフヒストリー等) 。実際の質的調査の分析を通して1,2の理解を深める。 (後半)映像を見ながらフィールドノーツの 予備練習。第一章「質的方法論を考える」 『教育研究のメソドロジー』恒吉・秋田・佐藤。Whyte,W.F. (1955) Street Corner Society 他、一回目の readings だけ講義開始一カ月前までには比較教育社会学事務室にコピーが置いてあります。 (3-4回 までの宿題:フィールドノーツ1回目提出)3-4.フィールドノーツの分析佐藤郁哉『フィールド・ワークの技法』他。前回 講義で配布します。(次回までの宿題:フィールドノーツ 2 回目の提出)いくつかの観察サイトでの観察比較、フィールド・ ノーツの情報量、観察者の立場等の諸課題の議論、サンプルの問題、コーディング,コードからデータの分析、相互関係のチ ャート化 5-6. KJ法 7. ストーリーを引き出す。質的データと論文作成。 授業の方法:講義、学校などの観察現場での観察とノーツをとる実地訓練、グループでの討論とクラス全体での発表討論 を組み合わせた形式になる。演習形式のため、毎回の出席と課題提出を含めた作業・練習をこなすことが前提となっている。 成績評価方法:1.フィールド・ノーツ1,2の提出、2.チャートと研究計画の提出、3.講義への参加度 履修上の注意:二時間続きである。また、限られた回数で質的方法の基礎を習得することを目指す演習のため、確実に出 席することが重要である。 本研究科他コース学生 履修 可 本学他研究科学生 履修 不可 24 他大学学生(特別聴講学生等) 履修 不可 科目番号:23-212-02 担当教員:本田 由紀 単位数:2 学期:S2 授業科目:教育社会学基本研究 講義題目(和文):現代日本社会における教育・仕事・家族 講義題目(英文):Education, Work and Family in the Present Japanese Society 授業の目標・概要:日本社会における家族・教育・仕事の関係性の特徴とその変化について、様々な文献やデータを読 み取るとともに現実の中で活動している方々に接することを通じて、現在の日本社会が抱える諸課題とそれへの対策につい て認識を深める。一般的・抽象的なレベルでは、ある社会の構造とその変動を俯瞰的に捉える見方、国際比較により社会間の 体制の相違を知り特定の社会状況を相対化する見方、図表を読み取りながらデータが意味している事柄を解釈する力、ある 社会で支配的な言説や規範を批判的にとらえ返す力などをつけることを目標とする。 授業計画:授業計画第1回:オリエンテーションおよび概論第2回~13回:テキスト購読・議論およびゲストによるプ レゼンテーションと討論第14回:期末レポート構想発表第15回:全体の振り返り 授業の方法:文献を講読する授業と、多様なゲスト(NPO や行政職員、研究者など)を招いて議論をする授業とを組み合 わせることにより、現代日本社会の現実と、目下進行中の様々な変革の動きや取り組みについて知り、その中で個人がいかな る役割を果たしてゆけるかについての認識を形成する。授業で得た知識をふまえ、期末レポートでは現代日本の家族・教育・ 仕事に関わるミニ研究を課す。 成績評価方法:授業時に提出する講読票およびコメントシートと、期末レポートを7:3の比率で評価する。 教科書:テキストは初回の授業で指示する。 履修上の注意:現代の親子関係、若年労働市場、教育政策、社会福祉などについて社会的課題と研究上の課題を幅広く押 さえる内容の授業であるため、それらに関する実証的研究に取り組もうとする者にとって直接的に役立つことはもちろん、 社会学の方法論・理論についての基礎教養を得ることができる。 本研究科他コース学生 履修 本学他研究科学生 可 科目番号:23-212-03 履修 担当教員:本田 可 由紀 他大学学生(特別聴講学生等) 履修 可 単位数:2 学期:A1 授業科目:教育社会学特殊研究 講義題目(和文):教育社会学の研究課題 講義題目(英文):Research Issues in the Sociology of Education 授業の目標・概要:教育を対象とする社会学的研究は、これまで理論的・実証的な知見を蓄積してきた。しかし、社会 経済構造の変化の中で、従来の理論枠組みや概念、研究方法では把握しきれない新たな研究課題が出現してきていると考え られる。これまでの教育社会学にとって盲点となってきたそれらの新たな研究課題を探り出し、実証研究に結び付けてゆく 方途を検討することをこの授業では目標とする。 授業計画:第1回:オリエンテーション第2回~第5回:格差・排除と教育第6回~第9回:政治・権力と教育第10回 ~第13回:経済・市場と教育第14回・第15回:レポート発表 授業の方法:各回の授業までに、指定された文献を読み、講読票に概要とコメントを記入してきてもらう。それを前提に して、授業は議論と講義を組み合わせた形で行う。授業では挙手ないし指名によりできるだけ学生からの意見を募る。 成績評価方法:毎回の授業において出欠確認を兼ねて学生は講読票を提出する。また、学期末に期末レポートの提出を求 める。成績は講読票:期末レポート=7:3 の比で評価する。 教科書:各回の授業で用いるテキストを初回に提示する。 履修上の注意:学部において「教育社会学概論」および「教育社会学理論演習」を事前に履修していることが望ましい が、他大学からの大学院進学者でも受講できる。欧米を中心とした教育社会学の先端的イシューと研究方法を知ることがで きる授業であるため、教育社会学分野で研究を進めようとする者はもちろん、教育学および社会科学全般に従事する者およ び教育現場・教育行政に関わる者にとって有益な知識を得ることができる。 本研究科他コース学生 履修 可 本学他研究科学生 履修 25 可 他大学学生(特別聴講学生等) 履修 可 科目番号:23-212-04 担当教員:橋本 鉱市 単位数:2 学期:S1 授業科目:高等教育論基本研究 講義題目(和文):高等教育の社会学Ⅰ 講義題目(英文):Sociology of Higher Education Ⅰ 授業の目標・概要:高等教育研究の分析対象とその分析手法を広く概観しかつ深く洞察することで、研究のフロンティ アを開拓し、またそれらの実証的な分析を試みる際の論点・イシューの発掘を手助けする。特に高等教育の政策・歴史・制 度・組織などに焦点を絞り、それらに関する国内外の社会科学的な理論・分析アプローチを学習し、調査研究・論文執筆の技 法を習得する。また、その研究内容のプレゼンテーションなどにおいても、説得的な方法を学ぶ。 授業計画:第 1 回:イントロダクション:高等教育研究の概要 第 2~4 回:制度としての高等教育 第 5~7 回:高等教育 の組織論 第 8~10 回:高等教育界の政治・政策 第 11~13 回:高等教育をめぐる言説研究 第 14~15 回:事例研究ならびに 総括討論 授業の方法:毎回、様々な重要論文を取り上げ、その内容紹介とレビューを各一人ずつ担当・発表するという形で、基本 的に演習方式で進める。 成績評価方法:テキストレポート(40%)、 討論への参加度(30%)、 期末レポート(30%) 教科書:リーディングスはコピーを用意する。随時指定。 履修上の注意:(高等)教育の社会学に関する基本的な知識・アプローチを有していることが望ましい。 本研究科他コース学生 本学他研究科学生 他大学学生(特別聴講学生等) 履修 可 科目番号:23-212-05 履修 担当教員:橋本 可 履修 鉱市 可 単位数:2 学期:S2 授業科目:高等教育論特殊研究 講義題目(和文):高等教育の社会学Ⅱ 講義題目(英文):Sociology of Higher Education Ⅱ 授業の目標・概要:「高等教育」領域における諸問題はきわめて多種多様であり、またその分析アプローチも多岐にわ たる。この授業では、国内外の高等教育における様々な諸側面を、社会学的なアプローチから分析する際の方法論をレビュー し、その問題点と課題を考察する。取り上げる諸領域しては、 「制度・組織」、 「学士課程教育」 、 「学生生活・文化」など 14 領 域を中心とする。また、自身の高等教育研究に関する論文作成の際の広い視座を涵養し、自ら分析する際の糸口を探索するこ とをねらいとする。 授業計画:第 1 回 イントロダクション:高等教育研究の領域と方法論第 2 回 学生生活・文化第 5 回 務第 10 回 第 15 回 大学院教育第 6 回 授業分析・開発第 11 回 キャリア・就職第 7 回 評価・点検第 12 回 制度・組織第 3 回 専門(職)教育第 8 回 地域・産学連携第 13 回 学士課程教育第 4 回 管理・運営第 9 回 高大接続・入試第 14 回 財政・財 グローバル化 研究者・FD 授業の方法:毎回、様々な重要論文を取り上げ、その内容紹介とレビューを各一人ずつ担当・発表するという形で、基本 的に演習方式で進める。 成績評価方法:テキストレポート(40%)、 討論への参加度(30%)、 期末レポート(30%) 教科書:リーディングスはコピーを用意する。随時指定。 履修上の注意:(高等)教育の社会学に関する基本的な知識・アプローチを有していることが望ましい。 本研究科他コース学生 本学他研究科学生 他大学学生(特別聴講学生等) 履修 可 履修 26 可 履修 可 科目番号:23-212-06 担当教員:三輪 哲、中村 高康 単位数:2 学期:A1A2 授業科目:比較教育システム論基本研究 講義題目(和文):教育社会学方法論研究 講義題目(英文):Research Methods in Sociology of Education 授業の目標・概要:教育社会学においてよく用いられる多変量解析の手法を複数取り上げ、 識の学習 2)当該手法を用いた実際の研究論文の講読 1)当該手法の統計的知 3)実際のデータを使っての分析実習といったステップを踏むこと により、多変量解析が実際に「使える」ようになることを目指すと同時に、こうした多変量解析を用いた論文の内容に関する 議論も行うことで、統計的な知識の獲得に限定されない総合的な方法論的基礎を獲得することを目指す。今年度は、階層線形 モデル(マルチレベルモデル)と順序ロジットモデル、多項ロジットモデルを中心に学習してみたい。 授業計画:1 イントロダクション 2 重回帰分析の復習と階層線形モデルの必要性 3 階層線形モデルの学習 14 階層線 形モデルの学習 25 階層線形モデルの学習 36 階層線形モデルを使った教育社会学研究事例の検討 7 階層線形モデルの分 析実習 8 階層線形モデルの分析実習 9 二項ロジットモデルの復習と順序/多項ロジットモデルの必要性 10 順序ロジット モデルの学習 11 多項ロジットモデルの学習 12 順序/多項ロジットモデルを使った教育社会学研究事例の検討 13 順序/ 多項ロジットモデルの分析実習 14 順序/多項ロジットモデルの分析実習なお、内容については受講者の状況に応じて柔軟に 対応する予定である。 授業の方法:講義,演習,実習 成績評価方法:平常点,提出物(論文・レポートなど) 教科書:Douglas A. Luke,2004,Multilevel Modeling,Sage.Vani K. Borooah,2002,Logit and Probit,Sage. 履修上の注意:受講者とともに学習していく方式であり、主体的な参加が求められる。教育社会学研究への応用に主眼を 置くため、推定・検定など詳細な統計学的知識に関心がある者は参考書等により別途自学されたい。 その他:本授業科目は,日本社会学会,日本教育社会学会,日本行動計量学会が共同で設立した一般社団法人社会調査協会 の定める「専門社会調査士のための必修科目」のうち, 「I.多変量解析に関する演習(実習)科目」として認定される授業 科目である(予定) 。社会調査士資格については,http://jasr.or.jp/ を参照のこと。 本研究科他コース学生 履修 本学他研究科学生 可 科目番号:23-212-07 履修 担当教員:中村 他大学学生(特別聴講学生等) 可 高康 履修 可 単位数:2 学期:S1 授業科目:比較教育システム論特殊研究 講義題目(和文):教育と選抜の諸問題 講義題目(英文):Issues in Education and Selection 授業の目標・概要:教育と選抜に関わる諸問題を理解するうえで重要な基本的文献を読み進めていくなかで、現代にお ける教育現象をいかに理解していくかを様々な視点から考察してゆく。特に今年度は、格差社会の議論にも大きく関連する 「教育と社会移動・社会階層」についての基礎的文献を中心に検討する予定である。 授業の方法:毎回担当者を決めて報告してもらい、それをもとにディスカッションする演習方式。 成績評価方法:授業参加度+最終レポートで評価する。 本研究科他コース学生 履修 可 本学他研究科学生 履修 27 可 他大学学生(特別聴講学生等) 履修 可 科目番号:23-212-08 担当教員:仁平 典宏 単位数:2 学期:S1 授業科目:教育社会学基本研究 講義題目(和文):福祉国家・市民社会の社会学Ⅰ 講義題目(英文):Sociology of Welfare State and Civil Society Ⅰ 授業の目標・概要:現代社会の特徴を捉える上で、そこに生きる人々のアイデンティティのあり方に照準を当てる議論 はよく見られる。近年もジャーナリスティックな若者論や子ども論などを中心に、 「動物化」 「キャラ化」 「解離」などの概念 とともに、人々の実体的な「変容」が指摘され、その一部は社会を観察するモデルとして広く流通している。確かに、かつて 一般的だったエリクソン的なアイデンティティ概念や統一的な主体概念は、様々な批判にさらされてきた。ポスト構造主義 を経験した社会学・教育社会学においても、言語やコミュニケーション、行為などに関する理論的探究・刷新を踏まえた上 で、アイデンティティ概念の再構築の試みが、視座や方法の再検討とともに行われている。それらはアカデミズム内の議論に 留まらず、シティズンシップやジェンダー、人種などの問題を切開するためのアクチュアルな知も提供してきた。だが、それ らの理論潮流と、俗流若者論・教育論との間には、用語系や捉え方において共通性はあるものの、重要な差異があるように思 われる。その異同とは何だろうか。またそれぞれには、いかなる認識利得/問題点があり、いかなる社会的・政治的文脈との 接合可能性があるのだろうか。以上について、主に社会学の観点から検討したい。 授業計画:第 1 回:イントロダクション第 2 回~第 14 回:テキスト購読に基づくディスカッション第 15 回:総括討論と まとめ 授業の方法:毎回指定された文献や論文を購読し、レジュメで内容を確認した上で、ディスカッションを行う。 成績評価方法:担当回のレジュメ作成、議論への参加を5:5の比率で評価する。 教科書:各回の授業で用いるテキストを初回に提示する。 履修上の注意:教育研究を行っていなくても、アイデンティティ論や現代社会論などに関心があれば、専門領域は問わな い。 その他:特になし。 本研究科他コース学生 履修 本学他研究科学生 可 科目番号:23-212-09 履修 担当教員:仁平 可 典宏 他大学学生(特別聴講学生等) 履修 可 単位数:2 学期:A2 授業科目:教育社会学特殊研究 講義題目(和文):福祉国家・市民社会の社会学Ⅱ 講義題目(英文):Sociology of Welfare State and Civil Society Ⅱ 授業の目標・概要:教育はいかにして、雇用可能性の向上、経済成長、生産性の向上などにつながる(とされている) のか、どのような「エビデンス」によって測定され(たことになっ)ているのか、社会学的に検討する。教育はこれまで、そ れ自体が持つとされる自律的な価値(発達、子どもの人権・・・など)によって正当化されてきた。だが福祉国家の変容に伴 い、教育、社会保障、経済政策を貫く人的資本形成のレジーム構築が求められるようになっている。その中で、幼児教育から 学校教育、高等教育、成人教育に至るまで、教育をその社会的効果によって正当化することが――ネオリベラリストから社会 民主主義者まで――左右を問わず主張されるようになってきている。そこで期待されるものは、平等・社会的包摂の促進から 経済成長への寄与まで多様であるが、広義の人的資本の向上に照準を合わせる点では同型である。それらは、いかなる理論枠 組、指標、前提のもとで、またいかなる「実証」性の水準のもとで、主張されているのか。また、それらをいかなる政治的布 置の中で読みとくべきなのか。それらの議論の成立平面について、知識社会学的に検討していきたい。 授業計画:第 1 回:イントロダクション第 2 回~第 14 回:テキスト購読に基づくディスカッション第 15 回:総括討論と まとめ 授業の方法:毎回指定された文献や論文を購読し、レジュメで内容を確認した上で、ディスカッションを行う。 成績評価方法:担当回のレジュメ作成、議論への参加を5:5の比率で評価する。 教科書:各回の授業で用いるテキストを初回に提示する。 履修上の注意:専門領域は問わない。 その他:特になし。 本研究科他コース学生 本学他研究科学生 他大学学生(特別聴講学生等) 履修 可 履修 28 可 履修 可 科目番号:23-212-10 担当教員:佐藤 香 単位数:2 学期:S2 授業科目:教育社会学特殊研究 講義題目(和文):教育社会の計量分析 講義題目(英文):Quantitative Analyses of Educational Society 授業の目標・概要:既存の社会調査データを比較検討したうえで、実際に調査を企画・設計して実施し、データ分析を おこなうことを通じて、社会調査に関する実践的な知識・技術を習得することを目的とする。講義では、各自の興味・関心に もとづいて調査テーマを決め、それと関連した既存調査データを検討して、調査票の設計、母集団やサンプリング、面接調査 か郵送調査かといった調査法など、適切な方法を選んで調査を企画する。調査実施後、調査票の点検・ナンバリング等のエデ ィティング、入力・クリーニングをおこない、さらにデータ分析にもとづく論文を執筆することで、知識・技術を身につけて いく。 授業計画: 1 社会調査の方法 入手可能な既存の社会調査データを紹介し、そのうちの典型的な調査について、どのような調査方法を もちいているかを確認することで、社会調査方法論について実践的に学習する 2 社会調査データの構造と変数 既存調査の調査票とデータセットを検討し、質問項目の背後にある仮説および変数の種類 (名義・順序・間隔・比率)について学習し、属性項目の度数分布からサンプリングの偏りなどを検討する 3 調査の企画(1) 各自の問題関心に合わせて調査テーマを決定し、それにもとづく調査計画を企画する。母集団の選定、 サンプリング、調査方法を選定する 4 調査の企画(2) 調査仮説にもとづいて、目的変数・説明変数・統制変数を決定し、それぞれの尺度を選択する 5 調査票の設計 既存調査の質問項目を参考にしつつ、調査仮説を踏まえた質問項目を設計し、質問紙全体の構造化をお こない、ワーディングについて学習し、調査票を確定する 6 調査実施の準備 調査スケジュールを確定し、関係機関へのサンプリング依頼状、サンプリング方法の検討、調査対象者 本人への調査依頼状などを調査倫理をふまえて作成する 7 調査の実施 各自の分担を決め、調査を実施する 8 エディティング 回収した調査票の点検・ナンバリング、アフターコーディングをおこない、データ入力の準備をする 9 入力とクリーニング 各自で分担して入力をおこない、クリーニングを完了させ、単純集計票およびコードブックを作成 する 10 クロス集計表による分析 質的変数についてクロス集計表の作成・解釈をおこない、χ2乗検定について学習しながら検 定の概念を理解する 11 相関係数と回帰分析 量的変数について、相関係数の算出と検定、回帰分析の概念と方法を理解し、実際に回帰分析をお こなってデータを解釈する 12 ロジスティック回帰分析 13 グラフ作成と論文執筆 2項ロジスティック回帰分析について学習し、データ分析をおこなう 分析結果の効果的な図表化、とくにグラフ作成について学習し、それをふまえた論文執筆をおこ なう 14 中間発表 各自の論文について報告・講評をおこなう 15 論文作成について 中間発表をふまえ、より適切な図表の表示・論旨の明確化などを指導する 本研究科他コース学生 履修 可 本学他研究科学生 履修 29 可 他大学学生(特別聴講学生等) 履修 可 科目番号:23-212-11 担当教員:石田 浩 単位数:2 学期:S1S2 授業科目:教育社会学特殊研究 講義題目(和文):社会調査法 講義題目(英文):Social Reasearch Methods 授業の目標・概要:近年、社会科学の研究方法のひとつとして社会調査の方法が盛んに用いられるようになってきた。 社会調査とは社会事象について、直接現地におもむきナマのデータを収集し、分析することである。社会調査の様々な技法を 学ぶと同時に、実際に仮説を立て、小規模な調査を設計・実施し、調査データのコーディング・クリーニングを経て、データ の計量分析を行う。さらに、すでに行われた大規模な全国調査をデータアーカイブから入手し、調査データの2次分析を通し て、社会調査データの分析手法を実際のデータに応用することを目指す。 授業計画:前半では、社会調査データを分析した論文をお手本として取り上げるとともに、2 次分析を通して実際のデー タ分析を経験する。後半では、小規模調査の設計・調査票作成・調査実施・データ分析を経験する。調査テーマによって班を 編成し作業は班ごとに行うので、共同作業が中心となる。分析の過程では、必要に応じてコンピュータソフト(stata)の使用 方法、統計的な手法についても解説を行う。ゼミの終わりには、実際に実施した社会調査のデータを用いた分析を班ごとに口 頭で報告し、最終レポートを執筆する。 授業の方法:前半は、講義形式後半は、グループでの議論と報告 成績評価方法:口頭報告、レポート等による 教科書:第 1 回目の授業の時に指定 本研究科他コース学生 本学他研究科学生 履修 可 科目番号:23-212-12 履修 担当教員:近藤 他大学学生(特別聴講学生等) 不可 博之 履修 不可 単位数:2 学期:集中 授業科目:教育社会学特殊研究 講義題目(和文):教育社会学における階層研究の理論的及び方法的諸問題 講義題目(英文):Theoretical and methodological issues of stratification research in sociology of education 授業の目標・概要:教育社会学における階層研究の動向を整理し,代表的アプローチについてその特徴や問題点を原理 的に理解できるようにする。大きくは,つぎの 3 つのテーマを立てて講義を進める。1)階層・移動・教育研究の動向: 教育 と階層の計量的研究を整理し,そこにおける理論的・方法的問題について考察する。地位達成研究と学業達成研究から主だっ たテーマを取り上げる。2)教育達成の階層差の説明:教育社会学の伝統的な説明理論を俯瞰し,とくにブードンの合理的選択 とブルデューのハビトゥスによる選択に焦点を当てて,各々の特徴を比較的に説明する。3)社会空間アプローチの適用:ブル デューの『ディスタンクシオン』の方法を参考に,教育と階層の問題領域に社会空間アプローチを適用する。多重対応分析(MCA) の原理を説明しつつ,それを SSM 調査,PISA 調査,PIAAC 調査等に適用した結果を示す。 授業計画:1.階層・移動・教育研究の動向メリトクラシーと社会移動/教育拡大と地位達成/家族と学校の影響力/計量 分析における能力の問題/計量分析と因果性の問題 2.教育達成の階層差の説明教育社会学の古典的理論/ブードンの IEO モ デル/計量分析と合理的選択理論/ブルデューの場とハビトゥス/説明理論の学校化について 3.社会空間アプローチの適用 『ディスタンクシオン』を読む/ブルデューの計量的方法/社会空間アプローチの実践/国際学力比較調査の分析/総括 授業の方法:講義。参加者とのディスカッションを含む。 成績評価方法:レポートにより評価する。授業への参加状況(発表・発言など)も考慮する。 教科書:特に指定しない。 本研究科他コース学生 本学他研究科学生 他大学学生(特別聴講学生等) 履修 可 履修 30 可 履修 可 科目番号:23-212-13 担当教員:恒吉 僚子 単位数:2 学期:通年 授業科目:比較教育学論文指導 講義題目(和文):比較教育学論文指導 講義題目(英文):Dissertation Research in Comparative Education 授業の目標・概要:比較教育学論文指導。リサーチ・クエスチョン、研究計画、論文執筆、既存研究の把握、オリジナ リティ等について、各自の研究に沿って指導をする。個別指導と集団指導を組み合わせる。 授業計画:初回指導ゼミにて説明する。 授業の方法:発表、討論形式、個別指導を組み合わせる。 成績評価方法:研究内容によって評価。 教科書:なし 本研究科他コース学生 履修 本学他研究科学生 不可 科目番号:23-212-14 履修 担当教員:本田 他大学学生(特別聴講学生等) 不可 由紀 履修 不可 単位数:2 学期:通年 授業科目:教育社会学論文指導 講義題目(和文):教育社会学論文指導 講義題目(英文):Dissertation Research in Social Systems 授業の目標・概要:このゼミは、本コース所属の教員がそれぞれ担当する、論文執筆のための研究指導を目的とした演 習である。学部の授業として開講しているが、学部学生と修士課程の大学院生を中心に、学生・院生間の議論と相互交流の場 となることをめざす。そのため、コース所属の学部学生のみならず、修士課程の学生の履修も期待している。 ゼミの進め方 については各教員の判断に任されるが、基本的には、担当する各教員の指導のもと、参加者それぞれの学問的関心を拡張・深 化させ、卒業論文や修士論文の準備に向け、各自の研究を促すことを目的とする。必修としての指定は行わないが、学士課 程・修士課程を貫く本コースの中核的な演習として、学部3,4年次、および修士課程1,2年次の履修を期待する。 なお、 以上に述べた授業の性格により、他コースの学生・院生の履修は、原則として認めない。 授業計画:各教員が第一回ゼミに説明する。 授業の方法:各教員による。 成績評価方法:研究計画、発表等による。 教科書:各教員による。 本研究科他コース学生 本学他研究科学生 履修 不可 履修 不可 31 他大学学生(特別聴講学生等) 履修 不可 科目番号:23-212-15 担当教員:橋本 鉱市 単位数:2 学期:通年 授業科目:高等教育論論文指導 講義題目(和文):高等教育論論文指導 講義題目(英文):Dissertation Research in Higher Education 授業の目標・概要:(歴史)社会学的なアプローチに関する高等教育(政策)研究について、受講生各自の研究テーマにそっ て、史資料や各種データの収集・分析、実証的な学術論文の計画・執筆・評価ができるように指導を行う。 授業計画:大学を中心とする高等教育制度の下で、その制度、組織、政策、法制、学問、文化、思想、構成員(学生・教員な ど)に関して、歴史社会学的なアプローチを中心とした方法論を学修しつつ、修士論文、各種学術誌への投稿論文、博士論文等 について、受講生の問題関心と選好するアプローチに即して、論文の準備・計画・執筆ができるように指導を行なう。 授業の方法:受講生個人の進捗状況に合わせた個人指導と、受講生全員が参加する橋本研究室全体での集団指導を平行して 行う。 成績評価方法:受講者各自の論文投稿のスケジュール、締め切りなどを考慮しつつ、それぞれの論文執筆の達成度合いに応 じて、研究状況と研究成果によって評価を行う。 教科書:指定なし 履修上の注意:本演習は、基本的に橋本を指導教員とする受講生に対して開講するものである。 本研究科他コース学生 本学他研究科学生 他大学学生(特別聴講学生等) 履修 不可 科目番号:23-212-16 履修 担当教員:中村 不可 高康 履修 不可 単位数:2 学期:通年 授業科目:比較教育システム論論文指導 講義題目(和文):比較教育システム論論文指導 講義題目(英文):Dissertation Research in Educational Systems 授業の目標・概要:教育社会学・比較教育システム論に関わる様々なテーマにおいて研究論文の執筆を予定している大 学院生を対象として論文指導を行う。 授業計画:参加者の人数および問題関心に応じて、臨機応変に受講者と相談しながら進める。 授業の方法:発表・討論形式を主体とする。時に応じて個別指導を行う。 成績評価方法:平常点 教科書:特に指定しない。 本研究科他コース学生 履修 不可 本学他研究科学生 履修 不可 32 他大学学生(特別聴講学生等) 履修 不可 科目番号:23-212-17 担当教員:仁平 典宏 単位数:2 学期:通年 授業科目:教育社会学論文指導 講義題目(和文):教育社会学論文指導 講義題目(英文):Dissertation Research in Sociology of Education 授業の目標・概要:この授業では、修士論文、博士論文、投稿論文などに向けた研究計画や草稿を発表し、参加者の議 論・検討を通して、論文の質を高めていくことを目的とする。 授業計画:第 1 回:イントロダクション第 2~15 回:参加者の研究・構想発表と議論 授業の方法:受講生が研究計画や論文構想の発表を行い、参加者がそれぞれの専門性に基づいてコメントをし、議論を通 してブラッシュアップを図る。 成績評価方法:参加者の研究の進捗状況に基づいて評価を行う。 教科書:授業時に指示する。 履修上の注意:特になし。 その他:特になし。 本研究科他コース学生 本学他研究科学生 履修 不可 科目番号:23-212-18 履修 担当教員:佐藤 不可 香 他大学学生(特別聴講学生等) 履修 不可 単位数:2 学期:通年 授業科目:教育社会学論文指導 講義題目(和文):計量教育社会学論文指導 講義題目(英文):Dissertation Research in Mathematical Sociology of Education 授業の目標・概要:計量的な社会調査データをもちいて学術論文を執筆しようとしており、投稿論文の執筆や学会発表 などを予定するなど、強いインセンティブをもつ学生を対象とする。教育社会学の分野で研究が蓄積されてきたテーマであ れば、テーマはとくに問わないが、使用しようとしているデータが特定されているほうが望ましい。統計手法の習熟度にかか わらず履修可能であるが、SPSSに容易にアクセスできる学習環境をもっていることを条件とする。 授業計画:修士1年の場合は、まず卒業論文のリライトを通して論文の書き方について指導をおこない、修士論文の研究 計画について検討する。修士2年の場合は、修士論文の指導をおこない、可能であれば学会誌への投稿をおこなう。博士課程 の場合は、学会発表や投稿論文など、計画的に研究をおこない、博士論文の執筆を進めるよう指導する。いずれの場合でも、 それぞれが年度当初に1年間の課題を設定した研究計画を報告し、その計画に沿って研究を進めていく。 授業の方法:指導のポイントは次の5点である。1)研究テーマと分析データの整合性、2)参照すべき先行研究と知見 の整理、3)分析手法の理解、4)分析結果の読み取りかた、5)問題設定に即した結論の導出。本講義ではゼミ形式を中心 とする。他の学生の研究テーマに対しても興味・関心をもち、さまざまな分析手法にふれながらディスカッションをおこなう ことで、各学生の研究・論文の質を向上させていく。 成績評価方法:出席については、60%以上の出席率が望ましい。年度当初に報告した計画に沿って研究を進め、課題が達 成され、さらには、その課題の質が高い場合には、高く評価される。また、他の学生の課題についてのディスカッションにお ける貢献度も加味して評価する。 本研究科他コース学生 履修 不可 本学他研究科学生 履修 不可 33 他大学学生(特別聴講学生等) 履修 不可 科目番号:23-212-19 担当教員:三輪 哲 単位数:2 学期:通年 授業科目:教育社会学論文指導 講義題目(和文):計量教育社会学論文指導 講義題目(英文):Dissertation Research in Mathematical Sociology of Education 授業の目標・概要:この授業は、計量的なアプローチに基づく社会学研究をおこない、論文執筆をしようとしている者 を指導・支援することを目的とする。受講者の関心・レベル・進度に応じ、必要な指導をおこなうことで、各々の論文執筆の 技量向上と、研究成果の創出をめざす。 授業計画:初回授業時に、受講者ごとに目標設定をし、それを達成するように計画を組むことになる。受講者の人数と関 心、要望に応じ、柔軟に対応しつつ進行する。 授業の方法:受講者の発表と、討論・議論による。必要に応じ、ミニ講義をしたり、個別指導をおこなうこともある。 成績評価方法:発表の質、議論への貢献、目標達成の度合いを総合的に評価する。 教科書:特に使用しない。 履修上の注意:原則として、担当教員を指導教員とした大学院生を対象とする。それ以外で受講意向がある者は、事前に 担当教員まで連絡をすること。 その他:受講者は、他者の研究にも関心をもつこと。学年、テーマ、データ、使用統計ソフトウェアなどは、特に問わない。 本研究科他コース学生 本学他研究科学生 他大学学生(特別聴講学生等) 履修 不可 履修 不可 34 履修 不可 総合教育科学専攻 科目番号:23-213-01 教育社会科学専修 担当教員:牧野 新藤 浩伸 篤、李 生涯学習基盤経営コース 正連、 単位数:2 学期:S1 授業科目:生涯学習論基本研究 講義題目(和文):生涯学習論基本研究Ⅳ 講義題目(英文):Theory of Lifelong Learning Ⅳ 授業の目標・概要:社会教育学・生涯学習論を学び、研究するための、院生各自の基本的な視点・研究の枠組み・方法 論を形成するための基礎的な訓練とその発展を、文献の講読と検討およびフィールド調査によって、集団的に進める。 授業計画: 社会教育学・生涯学習論を学び、研究するための基本的な「構え」の形成とその展開を促すために、社会教育 学・生涯学習論に関する古典的な文献とともに、最新の研究成果をレビューする。さらに、フィールド調査を重ねることで、 その応用を学ぶとともに、院生各自の基本的な研究の視点と枠組みを発展させることを支援する。調査報告書を作成するこ とで、研究論文の書き方などを習得する。 本授業は生涯学習論基本研究Ⅳと連動して、通年での授業とする予定なので、そ のつもりで臨んで欲しい。 授業の方法: 基本的に演習形式をとるが、フィールド調査を組み込むことで、各自の研究の視点と枠組みを、集団的な 討議と検討を通して、発展させる。また、調査報告書の作成を通して、研究論文の書き方などを習得するとともに、研究成果 の地域社会への還元のあり方を体得する。 成績評価方法: 授業への参加と討議にもとづいて評価する。 教科書: 各テーマに応じて指定する。 履修上の注意: 社会教育学・生涯学習論の研究と地域社会への調査に対する強い関心、とくに人と触れ合うことで学ぶ 自分をとらえようとする「構え」をもって、授業に臨んで欲しい。 生涯学習特殊研究Ⅳと生涯学習論基本研究Ⅳに分けての 受講は妨げないが、授業の内容上、両授業科目は連動させて、通年で計画してあるので、通年での受講を考えて欲しい。 本研究科他コース学生 履修 本学他研究科学生 可 科目番号:23-213-02 履修 担当教員:牧野 新藤 浩伸 可 篤、李 正連、 他大学学生(特別聴講学生等) 履修 可 単位数:2 学期:A1 授業科目:生涯学習論特殊研究 講義題目(和文):生涯学習論特殊研究Ⅳ 講義題目(英文):Seminar in Lifelong Learning Ⅳ 授業の目標・概要:社会教育学・生涯学習論を学び、研究するための、院生各自の基本的な視点・研究の枠組み・方法 論を形成するための基礎的な訓練とその発展を、文献の講読と検討およびフィールド調査によって、集団的に進める。 授業計画: 社会教育学・生涯学習論を学び、研究するための基本的な「構え」の形成とその展開を促すために、社会教育 学・生涯学習論に関する古典的な文献とともに、最新の研究成果をレビューする。さらに、フィールド調査を重ねることで、 その応用を学ぶとともに、院生各自の基本的な研究の視点と枠組みを発展させることを支援する。調査報告書を作成するこ とで、研究論文の書き方などを習得する。 本授業は生涯学習論基本研究Ⅳと連動して、通年での授業とする予定なので、そ のつもりで臨んで欲しい。 授業の方法: 基本的に演習形式をとるが、フィールド調査を組み込むことで、各自の研究の視点と枠組みを、集団的な 討議と検討を通して、発展させる。また、調査報告書の作成を通して、研究論文の書き方などを習得するとともに、研究成果 の地域社会への還元のあり方を体得する。 成績評価方法: 授業への参加と討議にもとづいて評価する。 教科書: 各テーマに応じて指定する。 履修上の注意: 社会教育学・生涯学習論の研究と地域社会への調査に対する強い関心、とくに人と触れ合うことで学ぶ 自分をとらえようとする「構え」をもって、授業に臨んで欲しい。 生涯学習特殊研究Ⅳと生涯学習論基本研究Ⅳに分けての 受講は妨げないが、授業の内容上、両授業科目は連動させて、通年で計画してあるので、通年での受講を考えて欲しい。 本研究科他コース学生 履修 可 本学他研究科学生 履修 35 可 他大学学生(特別聴講学生等) 履修 可 科目番号:23-213-03 担当教員:吉田 右子 単位数:2 学期:A1A2 授業科目:図書館情報学基本研究 講義題目(和文):図書館情報学理論研究 講義題目(英文):Theory of Library and Information Studies 授業の目標・概要:本講義では図書館の理念と歴史に焦点を当てながら、図書館情報専門職および図書館サービスの文 化的特質を検討する。授業では関連トピックについて文献を読み、そこで得られた主な知見を発表議論する。 授業計画:初回の授業で講義に関わるトピック(図書館情報専門職の歴史・倫理、図書館サービスの対象、情報アクセス の理念と課題)と共に講義計画を提供する。 授業の方法:講義とディスカッションを組み合わせて授業を進める。受講者に図書館サービスの理念と実践に関わるテー マについて、発表の機会を設ける。 成績評価方法:発表と受講態度(討論への貢献度)から評価する。 教科書:授業中に必要な資料を配布する。 本研究科他コース学生 本学他研究科学生 履修 可 科目番号:23-213-04 履修 担当教員:影浦 他大学学生(特別聴講学生等) 可 峡 履修 可 単位数:2 学期:S1S2 授業科目:図書館情報学基本研究 講義題目(和文):図書館情報学研究方法論 講義題目(英文):Research Methods of Library and Information Science 授業の目標・概要:図書館や情報に関係するインターネット上の情報を調査分析するという大枠テーマの中で、参加者 が数名のグループで論文を執筆することを前提に、問題設定から論文執筆までのプロセスを批判的に検討し、必要なノウハ ウを身につけることを目的とする。図書館情報学や関連分野の標準的な雑誌(Libri,Library and Information Science Research,Journal of Documentation,JASIST,IP&M,Scientometrics,Terminology 等)にしかるべき形式・内容の論文を 投稿することをもって目標達成の一応の目安とする。ただし、参加者の状況に応じて柔軟に内容を変更する可能性がある。 授業計画:第1回:概要紹介と参加者のグループ化第2回:研究テーマ提案・議論・研究テーマのとりまとめと分担者配 分第3回〜第7回:課題を推進しつつ、主に理論的枠組み、データの収集と分析をめぐる方法論の検討と議論第8回〜第12 回:課題を推進しつつ、主にデータの分析と解釈、論文執筆の検討と議論第13回〜第15回:課題の取りまとめと研究方法 論の総合的なまとめ 授業の方法:授業初回に参加者を3つのグループにわけ、研究テーマを提出する。それぞれに対して、重要性、実現可能 性、アプローチ、スケジュールなどを議論しながら、取り上げるテーマを確定し、そのテーマにそって毎週持ち帰りの課題を 実行し、実行した課題に基づいて理論的枠組み、方法論、解釈、論文執筆法の各層にわたる議論を行なう。なお、本授業はプ ロセスそのものが遂行的に研究方法論をなぞるものとなるので、単に内容を理解するだけでなく、授業へのあるかたちでの 参加そのものが重要となる。 成績評価方法:授業への参加度と貢献度に基づき評価する。 教科書:特に指定しないが、論文執筆の極めて具体的なところについての初歩的な参考書として、Michael Meyer. The Little,Brown Guide to Writing Research Papers. Addison Wesley.を授業の進捗段階に応じて紹介する予定である。 履修上の注意:特になし その他:グループ単位で持ち帰り課題を課すので、個人的な研究推敲だけでなく、グループでのディスカッション力も重要 となる。また、データ処理や統計の基礎を知らない学生は、学部の授業夏学期の情報・資料分析論演習を履修しておくことが 望ましい。ただし、履修学生の関心等に応じて、内容は大幅に変更するかもしれない。 本研究科他コース学生 履修 可 本学他研究科学生 履修 36 可 他大学学生(特別聴講学生等) 履修 可 科目番号:23-213-05 担当教員:影浦 峡 単位数:2 学期:通年 授業科目:図書館情報学基本研究 講義題目(和文):図書館情報学総合研究 講義題目(英文):Topics in Library and Information Science 授業の目標・概要:大学院生の修士論文・博士論文のテーマを中心に、図書館情報学の重要課題について、全員で議論 し、研究方法や内容について相互理解を深める。 授業計画:第 1 回 表(2名)第 4 回 (2名)第 7 回 名)第 10 回 全体の調整とスケジューリング第 2 回 研究計画・テーマ発表(2名)第 5 回 研究計画・テーマ発表(2名)第 8 回 研究計画・テーマ発表(2名)第3回 研究計画・テーマ発表(2名)第 6 回 研究計画・テーマ発表(2名)第 9 回 研究計画・テーマ発表(2名)第 11 回 研究計画・テーマ発表(2名)第 12 回 究計画・テーマ発表(2名)第 14 回 可 科目番号:23-213-06 研究計画・テーマ発表 研究計画・テーマ発表(2 修士論文検討会第 13 回 研 研究計画・テーマ発表(2名) 授業の方法:参加者の発表と討論を中心とする。 成績評価方法:平常点。 教科書:使わない。 履修上の注意:図書館情報学研究室の大学院生は全員必修とする。 本研究科他コース学生 本学他研究科学生 履修 研究計画・テーマ発 履修 担当教員:高橋 他大学学生(特別聴講学生等) 可 満 履修 可 単位数:2 学期:集中 授業科目:社会教育学特殊研究 講義題目(和文):成人教育研究の理論と方法 講義題目(英文):Theory and research method on adult 授業の目標・概要:わたくしたちは研究における理論的立場や実証研究の方法について自覚的である必要があります。 この授業では、 「学習論」 、 「政策」 、 「地域づくり」に関連する成人教育の理論と、この理論にもとづく実証の方法についての 動向を紹介します。それによって、社会教育研究、生涯学習研究の新しい展開に必要な基礎的な理論と技法を学ぶことをめざ します。 授業計画:Ⅰ 学習論 1.イントロダクション 2.G.Hein の学習論の整理 3.学習論の認識論的転回 4.Self-directed learning をどう評価するのか 5.Transformative Theory6.Situated Learning Theory7.どう実証するのかⅡ 政策論 8.World Bank, OECD,UNESCO9.生涯学習のポリティックス 10.「教育」から「学習」へ 11.Evidence-based PracticeⅢ 地域づくり 12.地域 づくりと社会教育 13.地域づくりとソーシャル・キャピタル 14.地域づくりと「風景」15.まとめ 授業の方法:講義及び討議 成績評価方法:出席及び発言(70%)、報告(30%)で評価する。 教科書:授業時に論文、資料等を配布する。 本研究科他コース学生 本学他研究科学生 履修 可 履修 37 可 他大学学生(特別聴講学生等) 履修 可 科目番号:23-213-07 担当教員:安田 節之 単位数:2 学期:A1 授業科目:社会教育学特殊研究 講義題目(和文):プログラム評価論 講義題目(英文):Theory and Methods of Evaluating Programs 授業の目標・概要:教育機関や企業組織そして地域コミュニティには、対人援助・人材育成・組織開発・地域活性化な どを目的とした多種多様な実践活動が存在する。これらの実践・介入活動に対して説明責任や科学的根拠(エビデンス)が求 められる時代となっている。本授業では、様々な実践・介入活動をプログラムとして客観的に捉え、その結果や効果を評価 し、活動の質向上につなげるための方法論を学ぶ。 プログラムの価値は、経済的指標などで捉えることが困難な個人や集団 に対する教育的・心理的効果として現れることが多いため、社会調査・実験心理学・心理測定といった方法論との親和性が高 い。この授業では、プログラムを客観化・可視化する手順をまず習得したうえで、具体例を通してプログラムを実証的に評価 するための方法を学ぶ。 授業計画:1.イントロダクション 2.プログラム評価の目的と評価者・ステークホルダー 3.プログラムニーズの種 類とアセスメントの方法 4.ゴールの明確化 5.インパクト理論 6.ロジックモデル 7.個人・グループ発表 8.評価 可能性アセスメントと評価クエスチョン 9.アウトカム評価の概要と評価指標の作成 10.実験・準実験デザインによるア ウトカム評価 11.プログラムの導入(インプリメンテーション)評価とプロセス評価 12.評価アプローチ①(社会科学・ 理論主導、他) 13.評価アプローチ②(実用重視・エンパワメント、他) 14.評価報告書・技術報告書(テクニカルレポー ト)の内容と作成方法 15.総 括 授業の方法:講義、ディスカッション、演習(個人・グループワーク)を中心に行う 成績評価方法:評価計画書(グループまたは個人)60%、授業参加状況(発言・発表)40% 教科書:安田節之 『ワードマップ プログラム評価:対人・コミュニティ援助の質を高めるために』新曜社,2011 年 履修上の注意:※授業はA1の集中講義期間に実施:11月16日(水) ~ 11月18日(金)※すでに携わっている 実践・介入活動やプログラムがあることが望ましい。 本研究科他コース学生 履修 可 科目番号:23-213-08 本学他研究科学生 履修 可 担当教員:阿辺川 武 他大学学生(特別聴講学生等) 履修 可 単位数:2 学期:S2 授業科目:図書館情報学特殊研究 講義題目(和文):デジタルドキュメント論 講義題目(英文):Studies of Digital Documents 授業の目標・概要:デジタルドキュメントは,従来の紙による文書を電子機器による表示に置き換えたものであるが, 情報処理技術の発達により,文書間のリンク関係,複製の容易さ,情報の速達性,共同編集など,紙では実現不可能な概念を 備えるようになった.本講義ではデジタルドキュメントを構成する技術的側面を黎明期から現在に至るまで概観し,次に学 術研究分野においてデジタルドキュメントがどのような役割を担っているかについて論ずる.さらに新しい情報メディアと して社会に浸透していった過程を実例とともに見ていくことで,デジタルドキュメントの社会に対する位置づけを理解する. 授業計画:1. デジタルドキュメントについて 2. デジタルドキュメントのフォーマット 3. レイアウト,デザイン,フォ ント 4. 学術研究分野におけるデジタルドキュメント 5. 書誌,メタデータ 6. 図書館におけるサービス 7. 情報検索 8. 電 子書籍と電子出版 9. 集合知,共同編集 10.文書データの分析、可視化 11.デジタルドキュメントのアーカイブ,永続性 12. デジタルドキュメントとコミュニケーション 13.デジタルドキュメントとマルチメディア 14.応用事例の紹介 15.デジタルド キュメントの未来 授業の方法:講義による 成績評価方法:課題レポートによる 本研究科他コース学生 履修 可 本学他研究科学生 履修 38 可 他大学学生(特別聴講学生等) 履修 可 科目番号:23-213-09 担当教員:吉田 右子 単位数:2 学期:S1S2 授業科目:図書館情報学特殊研究 講義題目(和文):北欧の生涯学習と図書館 講義題目(英文):Lifelong learning and libraries in Northern Europe 授業の目標・概要:本講義ではスウェーデン、ノルウェー、フィンランド、デンマークの公共図書館に焦点を当てて、 生涯学習の拠点としての中核的機能、歴史、サービス、マネージメント、利用者/司書について、体系的な知識を習得する。 授業計画:最初に北欧の生涯学習と図書館を概観し、スウェーデン、ノルウェー、フィンランド、デンマーク各国の公共 図書館について、歴史、制度、サービス、他機関との連携などを詳しく検討する。特に各国の図書館で行われている生涯学習 プログラムについて、企画から実施に至るプロセスを細かくみていく。第 1 回:ガイダンス、北欧社会と図書館第 2 回:北欧 の生涯学習と図書館第 3 回:スウェーデンの公共図書館 1:歴史・制度第 4 回:スウェーデンの公共図書館 2:サービス第 5 回:スウェーデンの公共図書館 3:他機関との連携第 6 回:ノルウェーの公共図書館 1:歴史・制度第 7 回:ノルウェーの公 共図書館 2:サービス第 8 回:ノルウェーの公共図書館 3:他機関との連携第 9 回:フィンランドの公共図書館:歴史・制度 /サービス第 10 回:デンマークの公共図書館 1 :歴史・制度第 11 回:デンマークの公共図書館 2:サービス第 12 回:デン マークの公共図書館 3:他機関との連携第 13 回:北欧の出版と図書館・まとめ第 14 回:発表・総合討論 1:生涯学習機関と しての公共図書館の課題第 15 回:発表・総合討論 2:生涯学習機関としての公共図書館の可能性 授業の方法:基本的に講義形式で進めるが、受講者に北欧の生涯学習施設で実施されている生涯学習プログラムに関する 発表の機会を設ける。 成績評価方法:発表と受講態度(討論への貢献度)から評価する。 教科書:授業中に必要な資料を配布する。 本研究科他コース学生 本学他研究科学生 履修 可 科目番号:23-213-10 履修 担当教員:影浦 可 峡 他大学学生(特別聴講学生等) 履修 可 単位数:2 学期:S1 授業科目:図書館情報学特殊研究 講義題目(和文):情報媒体構造論 講義題目(英文):Study of the Structure of Information Media 授業の目標・概要:伝統的な図書館の世界では目録と並んで情報組織化の中心を占めるメカニズムである分類について、 実習を交えながら論ずる。 授業計画:大きく以下の3つのブロックに分けて講義を構成する。それぞれに4回、小テスト1回、初回は概要説明、最 終回は全体まとめの計15回。(1) 導入:図書館で採用されている基本的な分類法(十進分類法・ファセット式分類法等)を 具体例(特に日本十進分類法)とともに紹介する。(2) 基礎論:目線を広げて、世の中にある様々な分類を参照しつつ、そも そも分類とはどのような行為であり資料の分類とは何をするものかについて考える。(3) 技術的展開:情報/資料の自動分 類を含めた分類の新しい動向について論じ、伝統的な図書館分類や情報検索等との関係を考察する。 授業の方法:講義と簡単な作業を取り混ぜて行う。 成績評価方法:授業への参加度、作業の達成度と、小テストを考慮した総合評価。 教科書:授業時に紹介する(現在、注文中で9月出版予定だがまだ出版されていない)。教科書が時間通り手に入らないと きは教科書を使わずに行う。 本研究科他コース学生 履修 可 本学他研究科学生 履修 39 可 他大学学生(特別聴講学生等) 履修 可 科目番号:23-213-11 担当教員:牧野 新藤 浩伸 篤、李 正連、 単位数:2 学期:通年 授業科目:生涯学習論論文指導 講義題目(和文):生涯学習論論文指導 講義題目(英文):Dissertation Research in Lifelong Learning 授業の目標・概要:博士論文・修士論文をはじめとして、社会教育・生涯学習関連の研究論文を作成するための、研究 方法論検討及び執筆の指導を行う。 受講者による研究発表と相互の議論を通して、また先行研究の検討を通して、オリジナ リティある論文執筆のあり方について考える。 授業計画: 必要に応じて、個人指導・ゲストを囲む合評会などを考えたい。 院生諸君の必要に応じることを基本として、論文作成支援・論文作成指導を行う。個別指導と終端的な検討・ 討議を通して、各自が研究方法論を鍛えるとともに、論文作成へのモチベーションを高め、維持するとともに、質の高い論文 とはどういうものであるのかというイメージを作り上げる支援を行う。 授業の方法: 個別指導と集団での議論・討論を組み合わせ、必要に応じて学外の専門化を招いてのトークセッションな どを行う。 成績評価方法: 授業への参加と討議にもとづいて評価する。 本研究科他コース学生 本学他研究科学生 履修 不可 科目番号:23-213-12 履修 担当教員:影浦 不可 峡 他大学学生(特別聴講学生等) 履修 不可 単位数:2 学期:通年 授業科目:図書館情報学論文指導 講義題目(和文):図書館情報学論文指導 講義題目(英文):Dissertation Research in Library and Information Studies 授業の目標・概要:図書館情報学・言語情報処理・計量語彙論・情報メディア論分野で修士・博士論文の執筆をめざす 大学院生のために、個別およびグループで論文指導を行う。修士課程2年および博士課程3年以上の場合は修士論文および 博士論文の執筆および提出を、それ以外の年次の学生には、修士論文、博士論文につながる学会発表、論文執筆を交えながら 各段階で必要なノウハウおよび蓄積を蓄えることを目標とする。 授業計画:初回に、各自、自分の研究テーマと年度の目標を提出してもらい、それに応じて、各自の目標を設定するとと もに、個別指導および全体指導のスケジュールを決める。 授業の方法:第1回:研究テーマ、年度目標の提出とそれに基づく議論第2回-第4回:個別指導第5回:グループ指導 および相互の情報交換第6回-第9回:個別指導第10回:グループ指導および相互の情報交換第11回-第14回:個別指 導第15回:グループ指導および相互の情報交換 成績評価方法:各自の目標達成度に応じて行なう。 教科書:用いない。 履修上の注意:特になし その他:特になし 本研究科他コース学生 本学他研究科学生 履修 不可 履修 不可 40 他大学学生(特別聴講学生等) 履修 不可 科目番号:23-213-13 担当教員:吉田 右子 単位数:2 学期:通年 授業科目:図書館情報学論文指導 講義題目(和文):図書館情報学論文指導 講義題目(英文):Dissertation Research in Library and Information Studies 授業の目標・概要:図書館情報学関連分野を研究しようとする大学院学生のために,研究指導を行う。事前のアポイン トに応じて個別指導を行い,定期的に「総合ゼミ」の場で報告を行っていくものである。 授業の方法:個人指導および「総合ゼミ」 成績評価方法:年度末にまとめて行う 本研究科他コース学生 履修 不可 本学他研究科学生 履修 不可 41 他大学学生(特別聴講学生等) 履修 不可 総合教育科学専攻 教育社会科学専修 科目番号:23-214-01 担当教員:小方 直幸、合田 松坂 浩史 大学経営・政策コース 哲雄、 単位数:2 学期:A1A2 授業科目:大学経営政策基本研究 講義題目(和文):高等教育政策論 講義題目(英文):Higher Education Policy 授業の目標・概要:この授業では,日本の大学政策を,法制面からの日本の大学制度の成り立ちの基本構造や,現行の 大学政策の形成過程のメカニズムから理解した上で、特定の政策課題を取り上げて、受講生とともに議論する. 授業計画:この授業は 3 名の講師で行うが,何れも以下の 3 つの流れを予定している.それは,各講師で具体的なテーマ を設定した上で,当該テーマの背景となる高等教育を取り巻く状況の提示,当該テーマの議論となっている内容の理解とイ シューの設定,イシューをめぐる受講者による自主学習と報告,である.これらを通して,現行の高等教育政策を理解するだ けでなく,高等教育政策を批判的に考察する力を養う.なお,テーマの内容は,授業時点の政治・政策の状況によって変わる 可能性があるため,授業時に提示することとし,テーマと想定される分野・領域の提示をここでは行う.①大学政策の概観② テーマ A(国立大学政策に関わるもの)の設定と概説③テーマを深化させるための GW④GW の成果報告とコメント⑤大学法制 の概観⑥テーマ B(法制または私立大学政策に関わるもの)の設定と概説⑦テーマを深化させるための GW⑧GW の成果報告と コメント⑨大学の教育・学習の概観⑩テーマ C(教育・学習の質や成果に関わるもの)の設定と概説⑪テーマを深化させるた めの GW⑫GW の成果報告とコメント⑬総括の議論 授業の方法:授業時に提示するテキストや資料の精読・解説を行うと同時に,グループワーク等を通じた資料の読み込み や報告も適宜入れ込みながら進める. 成績評価方法:予習等の準備状況,並びにそれを踏まえた授業時のディスカッションへの参加度合や議論の内容,試験の 結果を総合的に判断して行う. 教科書:授業時に提示・配布する. 本研究科他コース学生 履修 本学他研究科学生 可 科目番号:23-214-02 履修 担当教員:小方 可 直幸 他大学学生(特別聴講学生等) 履修 可 単位数:2 学期:S1S2 授業科目:大学経営政策基本研究 講義題目(和文):高等教育論 講義題目(英文):Introduction to Higher Education 授業の目標・概要:この授業は,大学の理念を扱う.現在大学をめぐっては,様々な課題や改革の議論がなされている がが,大学の根本を不問にしたものや,歴史的に繰り返し指摘されてきたことも少なくない.そのため、改善・改革動向とは 一歩ひいた視点から大学とは何かを見つめ直すこととし,古典から近年の議論に至るまで可能な限り網羅的に取り上げなが ら,受講生と共に考察する. 授業計画:①欧州の大学論で,19 世紀から 20 世紀にかけて,イギリスやドイツで展開されたもの,②20 世紀半ば以降の アメリカの大学論,を取り上げつつ,③現在の大学改革・経営の実践との関係を批判的に考察する.なお,授業で取り上げる 文献や内容は,受講者の理解や関心状況に応じて,途中で変更や改訂を行うことがある.①導入②イギリス-教養教育型の大 学理念(1)③イギリス(2)④ドイツ-研究型の大学理念(1)⑤ドイツ(2)⑥その他のヨーロッパにおける大学理念⑦アメリカ- イギリス・欧州大陸の理念の折衷と独自展開(1)⑧アメリカ(2)⑨アメリカ(3)⑩現代の大学論(1)⑪現代の大学論(2)⑫大学の 現場と大学論⑬総括討議 授業の方法:授業時に提示するテキストや資料の事前の精読・予習を前提とし,それを踏まえて内容の確認,設定課題に 対する受講者間のディスカッションを行いつつ進める. 成績評価方法:予習等の準備状況,並びにそれを踏まえた授業時のディスカッションへの参加度合や議論の内容,レポー トを総合的に判断して行う.なおレポートは,質の改善のために複数回執筆してもらうことを前提としている. 教科書:授業時に提示・配布する予定. 本研究科他コース学生 履修 可 本学他研究科学生 履修 42 可 他大学学生(特別聴講学生等) 履修 可 科目番号:23-214-03 担当教員:山本 清 単位数:2 学期:A1A2 授業科目:大学経営政策基本研究 講義題目(和文):大学財務会計論 講義題目(英文):Financial Management in Higher Education Institutions (Basic) 授業の目標・概要:大学の財務管理の基礎を簿記や財務会計の視点から学習します。 授業計画:1. 大学における経営と財務 2. 財務管理と財務会計 3.財務会計と簿記 4.簿記の基礎 5.簿記の役割 6.簿記の 特性 7.国立大学の簿記 8.公立大学の簿記 9.私立大学の簿記 10.外国の大学における簿記 11.財務諸表の作成 12.財務諸表の 監査 13.財務諸表の利用 14.財務の情報開示 15.今後の課題 授業の方法:テキストと演習を交互に実施して理解を深めます。 成績評価方法:授業への参加と試験の成績を総合評価します。 教科書:アンソニー『会計学入門』東京経済新報社。 履修上の注意:特段の予備知識は必要ありません。 本研究科他コース学生 本学他研究科学生 履修 可 科目番号:23-214-04 履修 担当教員:両角 可 亜希子 他大学学生(特別聴講学生等) 履修 可 単位数:2 学期:S1S2 授業科目:大学経営政策基本研究 講義題目(和文):大学経営論 講義題目(英文):Management of University 授業の目標・概要:大学の経営について、基礎的な知識を身につけるとともに、その現代的な問題点について各自の問 題意識を発展させる。 授業計画:詳細は第1回目の授業で説明するが、下記の内容を扱う予定。主に日本の大学を念頭に進めるが、適宜、国際 比較をしながら理解を深めてもらう。大学組織論(制度的枠組み、ガバナンスの特徴など)大学の財務(制度的特徴、財務構 造、財務指標による分析、補助金制度など)大学の人事(人事制度) 授業の方法:講義のほかに、グループ学習や履修者による発表などを行う予定。積極的に参加してもらいたい。 成績評価方法:試験、課題、授業への参加状況などを総合的に評価する。 教科書:特に用いない。授業中に必要に応じて参考資料を配布する。 本研究科他コース学生 本学他研究科学生 他大学学生(特別聴講学生等) 履修 可 履修 43 可 履修 可 科目番号:23-214-05 担当教員:福留 東土 単位数:2 学期:A1A2 授業科目:大学経営政策基本研究 講義題目(和文):比較大学論 講義題目(英文):Comparative Study in Universities 授業の目標・概要:この授業では、大学を比較と歴史の視点から探究することにより、大学に関する複眼的かつ幅広い 視野を獲得することを目標とする。主にアメリカの大学を対象に講義を行うが、アメリカの大学に関する知識を習得するこ と自体が目的ではなく、比較史的考察を通して、各人が「大学とは何か」に関する思考を深めることを重視する。 アメリカ の大学システムは高度な多様性を備えており、その多様性の検討を通して、大学・高等教育のあり方を多角的に検討し、我々 の持つ大学像を拡張することが本授業の主な目的となる。さらには、教育や学術、社会との連携など、多方面でこれまで様々 な取組が行われてきた歴史を振り返る中で、現代の問題にも通じる、大学・高等教育の本質的な使命や課題にアプローチする 視座を、本授業を通して培ってもらいたい。 授業計画:1.大学の比較・歴史研究とは何か 2.大学教育とガバナンスを巡る討論 3.アメリカの大学システム 4.アメリカ の多様な大学 5.カレッジの成立―植民地カレッジ 6.大学の公と私―ダートマスカレッジ・ケース 7.カレッジの教育―イェー ル・レポートを巡って 8.実務的教育と大学―ランドグラント・カレッジの成立と展開 9.宗教と科学―進化論の受容と反発 10. 研究大学の成立―学術研究と大学院教育 11.拡大と多様化・競争・協調・標準化―19 世紀末から 20 世紀前半の大学 12.20 世 紀の大学とリベラル・エデュケーション 13.大衆化・民主化・統制―戦後の大学 授業の方法:講義形式と討論とを併用する。授業中にできるだけ議論の時間を確保するため、事前講義を配信するので、 必ず聴いた上で授業に参加すること。 また、受講生は期末レポートの中間発表を各自一回授業中に行う。期末レポートは以 下のいずれかにより作成すること。(1)海外の個別大学をひとつ取り上げ、その歴史や現状について論じる。(2)特定のテーマ を立てて、比較または歴史の観点からそのテーマについて論じる。 成績評価方法:期末レポートと 3 回の小レポート、および授業へのリフレクションによる。毎回の授業でリフレクショ ンシートを配布するので、授業を通して考えたこと、質問などを記入して授業の最後に提出すること。 教科書:主に講師作成の資料による。以下は授業前半で用いる論文の一部。詳細は開講時に指示する。Roger Geiger,"Ten Generations of American Higher Education."Robert Birnbaum,"Governance and Management: US Experiences and Implication for Japan's Higher Education."William Tierney,"Globalization,International Rankings,and the American Model: A Reassessment." 本研究科他コース学生 履修 可 本学他研究科学生 履修 不可 44 他大学学生(特別聴講学生等) 履修 不可 科目番号:23-214-06 担当教員:小方 直幸、両角 亜希子 単位数:2 学期:通年 授業科目:大学経営政策基本研究 講義題目(和文):大学経営政策演習(1) 講義題目(英文):Seminar on Higher Education Policy and Management (1) 授業の目標・概要:高等教育研究に関わる課題設定,方法論,論文執筆に関わる基礎的な作法や考え方を修得すること を目的とする.受講者の研究テーマや関心に則した論文執筆,論文講読,ゲスト講師招聘を行う. 授業計画:予め授業のテーマ設定は行わず,受講者の関心と高等教育研究の動向を踏まえて,年間 3~4 の取り組み課題を 決定する.個々の受講者の課題関心を考慮するが,高等教育研究に対する視野を拡げるため,例えば他の受講者が設定した課 題であっても、その共有や取り組みを前提とする.なお,受講者数によって,取り上げる課題の数等が変更となる場合がある. ①導入②第 1 クール:テーマ設定③第 1 クール:課題共有④第 1 クール:課題考察・分析⑤第 1 クール:課題解決⑥第 2 クー ル:テーマ設定⑦第 2 クール:課題共有⑧第 2 クール:課題考察・分析⑨第 2 クール:課題解決⑩第 3 クール:テーマ設定⑪ 第 3 クール:課題共有⑫第 3 クール:課題考察・分析⑬第 3 クール:課題解決 授業の方法:受講者は毎回,論文の紹介ないしコメントの何れかを担当する参加型の形式とする.自身の研究を報告して もらう場合もあれば,ゲストを招いて当該ゲストの論文等に関して報告してもらう場合もある. 成績評価方法:毎回の出席と文献紹介,討議への参加状況によって判断する. 教科書:どのテーマ・人物を扱うかは,授業時に受講者の関心も踏まえながら,受講者間での調整を含めて決定する. 履修上の注意:この授業は通年で隔週に実施される予定. 本研究科他コース学生 本学他研究科学生 他大学学生(特別聴講学生等) 履修 可 科目番号:23-214-07 履修 担当教員:山本 可 清 履修 可 単位数:2 学期:通年 授業科目:大学経営政策基本研究 講義題目(和文):大学経営政策研究 講義題目(英文):Research Methods for Higher Education Policy and Management 授業の目標・概要:大学経営・政策の研究を行う際に必要な基礎知識と手法及び倫理面での遵守事項について学びます。 授業計画:1. 大学経営・政策に関する研究2. 研究とは3. 研究の課題4. 研究の目的5. 研究の進め方6.研究 の設計7.データの集め方8.データの分析9.モデルとは10.仮説11.仮説の懸賞12.定量的手法13.定性的手法 14.研究のまとめ方15.研究結果の発表 授業の方法:テキストと具体事例に沿って説明します。 成績評価方法:授業への参加と試験の成績を総合評価します。 教科書:田村正紀『リサーチ・デザイン』白桃書房 履修上の注意:統計に関する基礎知識を有することが望ましい。 本研究科他コース学生 本学他研究科学生 履修 不可 履修 不可 45 他大学学生(特別聴講学生等) 履修 不可 科目番号:23-214-08 担当教員:福留 松本 麻人 東土、徳永 保、 単位数:2 学期:S1S2 授業科目:大学経営政策特殊研究 講義題目(和文):大学経営政策各論(3) 講義題目(英文):Topics in Higher Education Policy and Management (3) 授業の目標・概要:(日本:徳永担当)「大学制度の発展及び大学教育の質保証スキームと大学法制」1)大学法制の構 成と概要、2)大学制度の発展を踏まえた大学法制の特質、3)大学法制の多くを占める大学教育の質保証に関する法制につ いて近年の質保証概念・機能の発展を踏まえた関係法制の整備について講義する。授業を通じて、a.大学制度の発展とその特 性、c.大学法制における国際的互換性の確保要請、d.大学制度のさらなる発展と社会的使命の拡大、e.大学教育の質保証に関 連する法制の構成と概要、f.利害関係者に対する教育の提供と学修と学修成果の保証を基本とする大学教育の質保証スキー ムの発展、g.質保証スキームの発展に対応する大学法制の整備とその限界などについて知見を深める。 (アメリカ:福留担当) アメリカの大学の教育とガバナンス・経営の関係について、具体的な事例を教材として考察を行う。大学に関するケーススタ ディの試行的な授業となる。事前にケース教材を渡すので、必ず事前に読んだ上で授業に参加すること。授業では講義とグル ープディスカッションを行った後、全体での検討を行う。テーマとして、大学ガバナンスと意思決定(理事会、学長、教員組 織の関係) 、財務と経営(大学の掲げる使命を達成するための経営と財源確保・運用) 、大学評価と大学自治(アクレディテー ションの意義と課題) 、学問の自由と大学教授職(学問の自由と終身在職権(テニュア)の決定・保証)を取り上げる。 (韓国: 松本担当)本授業は、韓国における高等教育の歴史的展開や現在進行中の改革を考察することを通じて、同国の高等教育制度 と政策の特徴を理解することを目的とする。 授業では、まず近代韓国における高等教育の形成及び 1945 年以降の発展につ いて概観する。次に、高い大学進学率を維持する現代韓国において、生涯学習社会の実現を目指す政府の高等教育制度と政策 の諸相について講義する。そして、グローバル化や少子高齢化、地方経済の縮小など、大学を取り巻く環境が大きく変化する 中、喫緊の課題となった高等教育改革に焦点を当てる。 授業計画:(日本)1.大学法制の構成と概要、大学制度の発展 2.大学の本質と大学の教育研究の特性、大学法制における 国際互換性の要請 3.大学制度のさらなる発展-「商業化する大学」と「トリプル・ヘリックス」4.教育条件整備の保証と大 学教育の改善 5.大学及び関連システムを巡る国際競争と大学教育の質保証スキームの発展 6.大学教育の質保証における現行 制度の限界と補完手段(アメリカ)1. 大学ガバナンスと意思決定:理事会、学長、教員組織の関係 2. 財務と経営:大学の 使命を達成する経営と財源確保・運用 3. 大学評価と大学自治:アクレディテーションの意義と課題 4. 学問の自由と大学教 授職:学問の自由と終身在職権の決定・保証(韓国)1.韓国高等教育の形成と発展 2.ユニバーサル段階の韓国高等教育政 策 3.韓国高等教育改革の最前線 授業の方法:主に講義による。一部でグループディスカッションをはじめとする討論方式を取り入れる。詳細は開講時に 指示する。 成績評価方法:(日本)試験(50%)と課題レポート(50%)(アメリカ)レポート(80%)と授業参加(20%)(韓国) 試験(80%)とレポート(20%) 教科書:(日本)C.H.ハスキンズ「大学の起源」(1970 八坂書房)、中央教育審議会答申「新たな未来を築くための大学教育 の質的転換に向けて」 (2012.8)を読んでおくこと。 学校教育法及び同法施行規則の大学に関する規定、大学設置基準にざ っと目を通しておくこと。(アメリカ)開講時に資料を配布する。事前講義を配信するので、授業中の指示に従うこと。(韓 国)授業レジュメによる。 履修上の注意:開講時に詳細を説明するので、それに従って受講すること。もしも初回授業に出席できない場合は福留ま で連絡のこと。 本研究科他コース学生 履修 可 本学他研究科学生 履修 46 可 他大学学生(特別聴講学生等) 履修 可 科目番号:23-214-09 担当教員:川口 大司、島 田中 隆一、濱中 淳子 一則、 単位数:2 学期:A1A2 授業科目:大学経営政策特殊研究 講義題目(和文):大学経営政策各論(4) 講義題目(英文):Topics in Higher Education Policy and Management (4) 授業の目標・概要:この授業では、4 名の講師により、Ⅰ:高等教育の経済分析、Ⅱ:高等教育の計量経済分析、Ⅲ: 高等教育の収益率分析、Ⅳ:学歴の効果分析のそれぞれをテーマに講義を行います。Ⅰ:担当(川口大司)大学進学の意思決 定から大卒労働者の供給を、企業行動から大卒労働者への需要をそれぞれ説明する。そのうえで労働市場の需給均衡を通じ て大卒者と高卒者の賃金格差がどのように決定するかを説明し、その説明が日本のデータにどの程度適合するか検討する。 講義形式。Ⅱ:担当(田中隆一)エビデンスに基づく教育政策に取って必要不可欠である計量経済学的手法による政策評価方 法について概観し、高等教育に関連する実証分析を紹介する。講義形式を基本とするが、学生本人たちによる考察や発表の時 間をとることも予定している。Ⅲ:担当(島一則)教育を人的資本への投資として捉え、その効率性を測る指標としての収益 率に注目した研究蓄積について、海外・国内の研究動向を紹介する。そのうえで、収益率の計測における問題とそれらをどの ように克服してきたのか、さらに今後の研究の方向性について検討する。講義形式を基本としつつ、ディスカッションも行 う。Ⅳ:担当(濱中淳子)現代日本において、 「学歴を獲得すること」が、その後のキャリア形成にどのような影響を及ぼし ているのか。本授業では、先行研究の成果ならびに最近の実証分析結果を扱いながら、その理解を深めることを目的とする。 議論したことから、ぜひ「望ましい教育のあり方」を考えてもらいたい。 授業計画:Ⅰ:担当(川口大司)第1回-労働市場における大卒者の供給と需要第 2 回-労働市場の均衡と大卒・高卒賃 金格差Ⅱ:担当(田中隆一)第1回-教育政策への計量経済学的アプローチ第 2 回-高等教育の計量経済分析例Ⅲ:担当(島 一則)第 1 回-人的資本論と収益率第 2 回-教育投資収益率の国内の研究動向第 3 回-教育投資収益率の海外の研究動向第 4 回-PIAAC を用いた教育効果研究の新たな展開Ⅳ:担当(濱中淳子)第 1 回-「学歴の効用研究」は何を明らかにしてきた か第 2 回-大卒という学歴を問い直す第 3 回-女子にとっての学歴第 4 回-専門学校への進学という選択肢・大学院への進 学という選択肢 授業の方法:講義およびディカッションによる。 成績評価方法:各領域それぞれについて 4 回のレポート課題を実施し、その合計点数に基づいて行う。 教科書:Ⅰ:担当(川口大司)Daiji Kawaguchi and Yuko Mori (2016)“Why has wage inequality evolved so differently between Japan and the US? The role of the supply of college-educated workers, ” Economics of Education Review の内容をわかりやすく説明します。Ⅱ:担当(田中隆一)教科書 田中隆一『計量経済学の第一歩』有斐閣Ⅲ:担当(島一則) 特定の教科書は用いず、各回ごとに文献の紹介を行う。Ⅳ:担当(濱中淳子)授業中に指示する。 本研究科他コース学生 履修 可 本学他研究科学生 履修 47 可 他大学学生(特別聴講学生等) 履修 可 科目番号:23-214-11 担当教員:小林 雅之 単位数:2 学期:A1A2 授業科目:大学経営政策特殊研究 講義題目(和文):高等教育調査の方法と解析(2) 講義題目(英文):Methods and Analyses of Surveys in Higher Education (2) 授業の目標・概要:高等教育政策を分析する基礎となるデータ解析の基本的な手法を実際のデータを分析することによ り,マスターする。最も基本的な手法から順に多変量解析の初歩的な手法まで対象とするが,受講生は夏学期の「高等教育調 査の方法と解析(1) 」を受講している者に限る。 授業計画: 回 テーマ 1 イントロダクション 2 確率と確率分布 3 推測統計と検定 4 相関と回帰 1 イントロダクション 2 確率と確率分布 3 推測統計と検定 4 相関と回帰 5 分散分析・多変量解析(1)重回帰分析とパス解析 6 課題発表(1) 7 クロス表の分析とカイ二乗検定 8 三重クロス表の分析 9 課題発表(2) 10 ロジスティック回帰 11 カテゴリカルデータ分析 12 課題発表(3) 13 因子分析と共分散構造分析 14 課題発表(4) 15 試験 調査統計の思想と技法 回 調査統計の思想と技法 授業の方法: 成績評価方法: 教科書: 履修上の注意: その他: 本研究科他コース学生 履修 可 テーマ 本学他研究科学生 履修 48 可 他大学学生(特別聴講学生等) 履修 可 科目番号:23-214-10 担当教員:大多和 直樹 単位数:2 学期:集中 授業科目:大学経営政策特殊研究 講義題目(和文):高等教育調査の方法と解析(1) 講義題目(英文):Methods and Analyses of Surveys in Higher Education (1) 授業の目標・概要:・社会調査の基礎を身につけることを目標とする。 修士論文等の際に自ら調査を企画・実施し、 データ分析まで行えるよう、一通り調査の各プロセスについて把握する。調査を身につけるにあたっては、技術的、知識的な 側面にとどまらず、思考のあり方や調査に臨む際の態度などの側面もまた重要となる。授業では、実際に既存数量的データの 二次分析(エクセル統計等を利用)を演習的に行う中で、そうした部分をも体得することを目指す。 授業計画:1.ガイダンス~社会調査:知的創造のためのデータ収集法2.問いの重要性:研究は問いから始まる3.問い から仮説へ4.仮説検証を行う:クロス分析とは5.検定の考え方:カイ二乗検定6.アウトプット=論文に触れる7.質問紙 の作成法:ワーディングと構成8.サンプリング9.質的方法に触れる 10.統計の基礎 11.回帰分析の考え方<ミニ演習>12. ミニ演習 1 13.ミニ演習 2 14.ミニ演習 315.まとめ 授業の方法:社会調査・統計分析の基礎を理論的に学んだ後、ミニ演習(既存調査データの二次分析)を行う。 成績評価方法:平常点: ミニ演習など 40%レポート: 60% 教科書:篠原清夫・清水強志・榎本環・大矢根淳 『社会調査の基礎』弘文堂 2010 履修上の注意:最初から最後まで通して参加できる学生に限る。 その他:授業では統計解析を実際に行うが、その際、各自解析ソフトを用意することが求められる。これについては最初の 授業の際に説明する(まだ持っていない受講生は、それまでは購入等はしないほうが望ましい)。 本研究科他コース学生 履修 不可 本学他研究科学生 履修 不可 49 他大学学生(特別聴講学生等) 履修 不可 科目番号:23-214-12 担当教員:山本 清 単位数:2 学期:S1S2 授業科目:大学経営政策特殊研究 講義題目(和文):大学財務会計特論 講義題目(英文):Financial Management in Higher Education Institutions (Advanced) 授業の目標・概要:大学における財務管理の上級的な内容で実務への応用面に重点を置きます。また、教育研究活動と 財務(資源配分)の関係についても学びます。 授業計画:1.大学の財務管理 2.大学の資源調達 3.大学の資源配分 4.大学の執行管理 5.大学の戦略計画と財務 6.大学の予 算 7.予算編成 8.予算編成の方法 9.資源配分モデル 10.資源管理 11.原価管理 12.料金設定 13.部局の管理 14.財務分析 15.ま とめ 授業の方法:テキストと具体事例を通じて大学の財務管理の基礎と応用を習得します。 成績評価方法:授業への参加と試験の成績を総合評価します。 教科書:Maccolm Prowle and Eric Morgan,Financial Management and Control in Higher Education,Routledge.Patrick, J. Schloss and Kristina,M. Cragg,Organization and Administration in Higher Education,2013,Routledge. 履修上の注意:大学財務会計論を履修しておくことが望ましい。 本研究科他コース学生 本学他研究科学生 履修 可 科目番号:23-214-13 履修 可 担当教員:山本 清、小方 直幸、 福留 東土、両角 亜希子、 濱中 淳子 他大学学生(特別聴講学生等) 履修 可 単位数:2 学期:通年 授業科目:大学経営政策論文指導 講義題目(和文):大学経営政策論文指導 講義題目(英文):Individual Tutorial in University Management and Higher Education Policy 授業の目標・概要:博士論文、修士論文の作成のための論文指導を行う。 授業計画:個々の学生の進捗状況に合わせて指導を行う。具体的なスケジュールは 4 月に決定する。 授業の方法:個々の学生の内容に応じて論文指導を行う。 成績評価方法:授業への出席と発表。 教科書:講義時に指示します。 本研究科他コース学生 履修 不可 本学他研究科学生 履修 不可 50 他大学学生(特別聴講学生等) 履修 不可 科目番号:23-214-14 担当教員:福留 東土 単位数:2 学期:S2 授業科目:大学経営政策特殊研究 講義題目(和文):比較大学経営論(2) 講義題目(英文):Comparative Study in University Management (2) 授業の目標・概要:海外の大学を訪問する集中講義である。本年度は米国の研究大学を訪問する予定である。 本授業 は、大学の比較研究に対する視野を醸成することを目的とする。現地で講義を受け、米国の大学人とディスカッションするこ とを通して、米国の研究大学の制度と実態を学ぶ。それを通して、大学に関する比較考察の視点を獲得し、日本の大学のあり 方について考察する上での示唆を得る。 アメリカの大学は世界の大学改革のモデルと位置付けられているが、その実態は 実は十分に理解されていない。まずは予断を入れずにアメリカの大学の実態を理解しようとすることが重要である。すべて の受講生が関心あるテーマを見出せるよう、幅広いテーマで講師を依頼しているので、各自の関心のあるテーマや研究テー マに関する理解を深める機会としてもらいたい。 また、受講生各自の関心に即して事前調査やレポート執筆を行うことを 通して、比較の視点から日本の大学像を相対化し、大学に対する幅広い知見を獲得することを目指す。 授業計画: 現地での講義は 5 日間(月~金)行う。その他、渡航前に事前学習会、渡航後に事後報告会を行う。詳細な スケジュールは決まり次第連絡する。 4 月 9 日(土)18:45 より、赤門研究棟 A200 教室にて授業ガイダンスを行う。受講を 考えている学生は必ず出席すること。やむを得ない事情で欠席する場合は事前に連絡すること。 授業の方法:海外で 5 日間の集中講義を行う。また、事前学習会、現地での検討会、事後報告会を行う。事前学習として、 講師による講義を配信するので、指定の期日までに必ず視聴しておくこと。 成績評価方法:授業への参加・貢献度、および最終レポートによる。 教科書:なし。 履修上の注意:・詳細なスケジュールは決まり次第、連絡する。履修希望者は S1 開始時に行う授業ガイダンスに必ず参 加すること。 ・原則としてすべての事前学習会、講義に参加すること。 ・事前に期末レポートの執筆テーマを決め、事前学習会 での報告と期末レポートの提出を期日を守って行うこと。 ・十分な準備を行った上で講義に臨み、現地のセッションでは講義 を聴くだけでなく、積極的に質問・コメントをすること。 ・集中講義が全受講生にとって有意義な経験となるよう、受講生間 で情報交換を図り、十分に協力し合うこと。 その他:4 月 9 日(土)18:45 より、赤門研究棟 A200 教室にて授業ガイダンスを行う。受講を考えている学生は必ず出席す ること。やむを得ない事情で欠席する場合は事前に連絡すること。 本研究科他コース学生 履修 本学他研究科学生 不可 科目番号:23-214-15 履修 担当教員:両角 不可 亜希子 他大学学生(特別聴講学生等) 履修 不可 単位数:2 学期:A1A2 授業科目:大学経営政策特殊研究 講義題目(和文):大学経営事例研究(2) 講義題目(英文):Case Study in University Management(2) 授業の目標・概要:特定の大学やトピックスを選んで、ケーススタディを行う。大学経営に関する特定のテーマについ ての理解を深めるとともに、ケーススタディの方法を学び、実践することで身につけることを目指す。参加者は共同して対象 大学についての概要、問題点、その克服などについて報告書を作成する。 授業計画:特定テーマについて、ホームページ等を通じて、大学全体の傾向の把握、各自の事例分析を行う。今年度は大 学入試改革に関するテーマを考えている。詳細は、第1回の授業で説明するので、履修を希望する者は必ず出席のこと。授業 は日曜・祝日に実施予定である。 授業の方法:発表、討議形式で行う。 成績評価方法:授業への出席と討論等への貢献、研究内容(レポート課題等)によって総合的に評価を行う。 教科書:なし 履修上の注意:日程は4月に学生と相談の上、速やかに決定し、学内掲示で知らせる予定。履修を希望する者は掲示を確 認すること。第1回の授業に出られない場合は、必ず、担当講師に事前にメールで連絡してください。 本研究科他コース学生 履修 可 本学他研究科学生 履修 51 可 他大学学生(特別聴講学生等) 履修 可 総合教育科学専攻 科目番号:23-215-01 心身発達科学専修 担当教員:市川 伸一、植阪 教育心理学コース 友理 単位数:2 学期:S1S2 授業科目:教授・学習心理学基本研究 講義題目(和文):認知と教育 講義題目(英文):Cognition and Education 授業の目標・概要:【認知と教育】この夏学期の演習では、教育心理学になじみのない他分野の学生も参加することを 考慮し、和文の文献講読とする。すなわち『心理学研究』、 『教育心理学研究』、 『発達心理学研究』 、 『認知心理学研究』 、 『認知 科学』の過去 3 年分の論文の中から、受講者が各自の関心に沿った任意の論文を選択し、内容を要約し、専門用語についての 解説をし、 「論文査読者」になったつもりで論評を行うものとする。他の受講者は全員がその論文を読み、討論に参加する。 論文の批評を通して、問題設定のしかた、実験や調査の方法論、結果の分析と解釈のしかたを身につけることが最大の目的で ある。訳読の負担が軽減された分、内容的な論評と討論に重点を置くので、受講者はそのつもりで参加してほしい。 授業計画:毎週2人の発表というペースですすめる。 授業の方法:上記の概要を参照。さらに詳しくは、初日に説明する。受講希望者は必ず初日に参加してほしい。発表は原 則として上の学年から行っていく。 成績評価方法:発表、討論などの平常点。ならびに、最終レポート。 教科書:とくに使用しない。 本研究科他コース学生 本学他研究科学生 履修 可 科目番号:23-215-02 履修 担当教員:南風原 他大学学生(特別聴講学生等) 可 朝和 履修 可 単位数:2 学期:S1S2 授業科目:教育情報科学基本研究 講義題目(和文):心理統計学概論 講義題目(英文):Introduction to Psychological Statistics 授業の目標・概要:教育・発達・臨床等の分野での介入研究や調査観察研究の立案に心理統計学のアイディアを活用す るという観点から,心理統計学の基礎および広がりについて概観する。心理統計学の専門的内容ではなく,これまでの統計学 習が不十分であると感じている学生や,統計に関するいろいろな疑問をかかえている学生を主たる対象にして,統計的なも のの見方・考え方についての理解を深め,研究に生かしていくことを目標とした講義である。 授業計画:1.量的研究のプロセスと基本的なロジック2.変数と研究アプローチの選択3.問いを深める工夫4.研究 デザインを強くする工夫5.変数間の関係についてのモデリング6.個に注目した研究と統計7.より多様な研究と統計8. 種々のデータ分析法の整理9.2 変数データの分析法 10.多変数データの分析法 11.その他の分析法 12.妥当性と信頼性の 指標 授業の方法:講義による。 成績評価方法:レポートによる。 教科書:南風原朝和『臨床心理学をまなぶ 7 量的研究法』(東京大学出版会,2011 年) 本研究科他コース学生 本学他研究科学生 他大学学生(特別聴講学生等) 履修 可 履修 52 可 履修 可 科目番号:23-215-03 担当教員:遠藤 利彦 単位数:2 学期:S1S2 授業科目:発達心理学基本研究 講義題目(和文):感情と進化・文化 講義題目(英文):Evolutionary and Cultural Psychology of Human Emotions 授業の目標・概要:私たちが日々、経験しまた表出する種々の感情は、私たち個々人の内的生活や心理・生理的適応に おいて、また私たち個人と他者との関係性の構築や維持において、あるいはまた私たちを取り巻く社会・文化的風土(climate) の形成において、きわめて多様かつ不可欠の役割を果たしていると考えられる。この演習では、主に進化に由来する感情の基 本的性質と、それと人間関係、集団、文化との関わりなどについて広く概観・整理したテキストを批判的に精読することを通 して、私たちの日常の社会的生活全般における感情の機能と意味について、進化論と文化論、両方の視座から深く統合的に考 究することにしたい。 授業計画:初回に各回の担当者を定め、全体のスケジュールを組む。 授業の方法:各回の担当者が、テキストにおける担当箇所の概要とそれに対する自身のコメントを発表し、それに基づい て全員参加型の議論を行う。また、必要に応じて、教員が補足的あるいは発展的な内容の講義を行うものとする。 成績評価方法:授業への出席状況と発表内容および毎回の議論への参加度などに基づいて、総合的に評価を行う。 教科書:教員が複数のテキストの候補を挙げ、参加者と相談の上、その内の1~2冊を選択・決定する。 本研究科他コース学生 本学他研究科学生 他大学学生(特別聴講学生等) 履修 可 科目番号:23-215-04 履修 担当教員:針生 可 悦子 履修 可 単位数:2 学期:S1S2 授業科目:発達心理学基本研究 講義題目(和文):ことばと認知の発達Ⅰ 講義題目(英文):Language and Cognitive Development Ⅰ 授業の目標・概要:言語を獲得するとはどのようなことで,そのためには何が必要なのか。また,言語を獲得すること で,思考や認知などはどのような影響を受けるのか。このような問題意識のもと,基本的な文献の購読を行う。 授業計画:この領域の基本文献をとりあげ,輪読する。 授業の方法:演習 成績評価方法:授業における発表,発言,レポートによる。 教科書:初回授業時に指示する。 履修上の注意:初回授業時に,発表の割り当て,スケジュールなどを決定するので,履修希望者は必ず初回授業には出席 すること。 本研究科他コース学生 履修 可 本学他研究科学生 履修 53 可 他大学学生(特別聴講学生等) 履修 可 科目番号:23-215-05 担当教員:佐々木 正人 単位数:2 学期:S1S2 授業科目:教育認知科学基本研究 講義題目(和文):アフォーダンス理論の基礎 講義題目(英文):Fundamentals of the theory of affordances 授業の目標・概要:まずアフォーダンス理論の基礎を学びます。さらに生態心理学の国際的な最新文献を学会誌からと、 生態心理学の背景をなす書物のいくつかを読みます。ギブソン自身の書いたものも検討します。また参加者独自の研究を発 表していただき吟味します。子どもの発達、身体行為の動きの原理、習慣の哲学、さまざまなデザイン領域、ロボット、建築、 言語など広い関心を持つ参加者を求めます。昆虫などの行為系を元にして人工物を製作する研究なども話題にします。 授業計画:取り上げる論文を提示する。参加者からの提示と合わせて、スケジュールをたてる。以下のような内容を考え ている。○アフォーダンス理論の基礎を学ぶコンパクトな教科書(下記に示した)○生態心理学の最新論文(英語雑誌)○運 動協調研究の最新論文○ギブソン理論の中心の部分○自己組織化と生物○進化論○生態学的言語研究○工学の最新研究のサ ーベイ 授業の方法:ゼミ形式(参加者の発表と議論) 成績評価方法:参加と発表とレポート 教科書:導入として以下の佐々木の近著を使用する。『新版 アフォーダンス』(岩波科学ライブラリー) 本研究科他コース学生 本学他研究科学生 他大学学生(特別聴講学生等) 履修 可 科目番号:23-215-06 履修 担当教員:岡田 可 猛 履修 可 単位数:2 学期:S1S2 授業科目:教育認知科学基本研究 講義題目(和文):創造的認知の心理学Ⅰ 講義題目(英文):Psychology of Creative Cognition Ⅰ 授業の目標・概要:創造性、特に芸術表現活動についての心理学的・認知科学的な研究に関する文献講読により、この 領域の基礎的な知見を獲得することを目指す。 授業計画: 授業の方法:今年度は、広い意味での創造性や芸術創作活動に関する文献を通年で講読する。参加者には、毎回の授業に 出席し議論に参加することと、担当論文の発表が求められる。 成績評価方法:授業への出席と議論への参加、及び担当論文の発表。 教科書:論文は授業で指示。教科書は無し。 本研究科他コース学生 履修 可 本学他研究科学生 履修 54 可 他大学学生(特別聴講学生等) 履修 可 科目番号:23-215-07 担当教員:南風原 朝和 単位数:2 学期:A1 授業科目:教育情報科学基本研究 講義題目(和文):心理統計学の諸問題 講義題目(英文):Issues in Psychological Statistics 授業の目標・概要:学部開講の「心理統計学Ⅰ~Ⅲ」をベースにして,心理統計学の理論および方法に関する統合的理 解を広げ,深めることを目標とする。 授業計画:1.基本的な分布間の関係2.非心分布への拡張3.2変数データにおける効果量(1)4.2変数データに おける効果量(2)5.多変数データにおける効果量(1)6.多変数データにおける効果量(2)7.対比分析8.マルチ レベル分析(1)9.マルチレベル分析(2)10.メタ分析11.ベイズ推測(1)12.ベイズ推測(2) 授業の方法:講義による。 成績評価方法:レポートによる。 教科書:南風原朝和『続・心理統計学の基礎-統合的理解を広げ深める』(有斐閣,2014 年) 履修上の注意:学部開講の「心理統計学Ⅰ~Ⅲ」またはこれらに準ずる科目を履修していない学生は,参考書欄記載のテ キストを学習した上で履修すること。 本研究科他コース学生 履修 本学他研究科学生 可 科目番号:23-215-08 履修 担当教員:市川 可 伸一、植阪 他大学学生(特別聴講学生等) 履修 友理 可 単位数:2 学期:A1A2 授業科目:教授・学習心理学特殊研究 講義題目(和文):教授・学習過程 講義題目(英文):Teaching-Learning Process 授業の目標・概要:半年の間に、ある研究分野についてのレビューを行うことを目標とする。中間報告を経て、最終的 には年度末にプレセンテーションを行う。レビューは、単なる先行研究の紹介やまとめではなく、主体的に構成し、何らかの 主張を持ったものでなくてはならない。そのため、教育心理学という制約は一応つけるが、幅広い分野の中から、受講者が興 味を持って没頭できるテーマを自ら選択して提起してほしい。卒業論文や修士論文を書き上げた学生は、核となるテーマを 持っているであろうから、それらを膨らませる方向でも差し支えない。なお、発表は学会の小講演のような形式で行うので、 効果的なプレゼンテーションのしかたについても身につけてほしいなお発表は学会の小講演のような形式で行うので、効果 的なプレゼンテーションのしかたについても身につけてほしい 授業計画:途中で、「よいレビューとは何か」「よいプレゼンとは何か」について、博士課程の学生から発表してもらい、 全体討議を行う。1月頃、中間発表会を行い、3月上旬に最終発表会を行う。 授業の方法:受講者は、初日に必ず参加して説明を聞いてほしい。通常のゼミのように、毎週集まり発表するというもの ではないが、最後の発表会はまるまる2日(ほぼ全日)かかるので、そのつもりで参加すること。 成績評価方法:発表などの平常点、および最終レポート。最終レポートは、発表のビデオと相互評価をもとに、自らの発 表、他者の発表についてまとめ、今後の改善に生かすためのものである。 教科書:とくに使用しない。 履修上の注意:初回に詳しい説明を行うので、必ず出席すること。 その他:このゼミを過去に受講した学生が再度受講する場合、レビューではなく、自らの実施した調査や実験等のリサーチ を発表してもよいこととする。 本研究科他コース学生 履修 可 本学他研究科学生 履修 55 可 他大学学生(特別聴講学生等) 履修 可 科目番号:23-215-09 担当教員:遠藤 利彦 単位数:2 学期:A1A2 授業科目:発達心理学特殊研究 講義題目(和文):関係性と子どもの社会情緒的発達 講義題目(英文):Relationships and Children's Socio-Emotional Development 授業の目標・概要:近年の発達心理学およびその周辺諸科学の成果を広く概観・整理したテキストを精読しながら、特 に子どもの社会情緒的発達の様相、および、それらに養育環境、とりわけ種々の関係性(親子関係や家族関係など)や社会文 化の特質がいかなる影響を及ぼし得るかについて基本的知見を得る。また、早期段階における個人差が何に起因して生じ、ま た、それがその後の生涯発達過程においてどのような連続性あるいは不連続性を呈するかなどについても、遺伝と環境に関 する最新の諸議論を踏まえつつ考究することとしたい。 授業計画:初回に各回の担当者を定め、全体のスケジュールを組む。 授業の方法:各回の担当者が、テキストにおける担当箇所の概要とそれに対する自身のコメントを発表し、それに基づい て全員参加型の議論を行う。また、教員が必要に応じて、補足的あるいは発展的な内容の講義を行うものとする。 成績評価方法:授業への出席状況と発表内容および毎回の議論への参加度などに基づき、総合的に評価を行う。 教科書:教員が複数のテキストの候補を挙げ、参加者と相談の上、その内の1~2冊を選択・決定する。 本研究科他コース学生 本学他研究科学生 他大学学生(特別聴講学生等) 履修 可 科目番号:23-215-10 履修 担当教員:針生 可 悦子 履修 可 単位数:2 学期:A1A2 授業科目:発達心理学特殊研究 講義題目(和文):ことばと認知の発達Ⅱ 講義題目(英文):Language and Cognitive Development Ⅱ 授業の目標・概要:言語発達や認知発達をあつかった研究論文の購読を通じて,最新の研究動向をさぐるとともに,研 究手法などについて学ぶ。 授業の方法:演習形式 成績評価方法:授業における発表や発言,レポート 本研究科他コース学生 履修 本学他研究科学生 可 科目番号:23-215-11 履修 担当教員:佐々木 可 正人 他大学学生(特別聴講学生等) 履修 可 単位数:2 学期:A1A2 授業科目:教育認知科学特殊研究 講義題目(和文):アフォーダンス研究の実際 講義題目(英文):New trends of affordance studies 授業の目標・概要:このゼミではとくに、(1)生態心理学を実践したと考えられる最近の研究成果を学ぶ(2)参加者 の研究を報告し検討する(3)アートや医療、哲学などの国内のすぐれた実践者・研究者をゲスト発表者として招きますその 他の内容は生態心理学の基礎に準じます(そちらをご覧ください) 授業の方法:発表を中心としたゼミ形式 成績評価方法:参加と発表と議論 本研究科他コース学生 履修 可 本学他研究科学生 履修 56 可 他大学学生(特別聴講学生等) 履修 可 科目番号:23-215-12 担当教員:岡田 猛 単位数:2 学期:A1A2 授業科目:教育認知科学特殊研究 講義題目(和文):創造的認知の心理学Ⅱ 講義題目(英文):Psychology of Creative Cognition Ⅱ 授業の目標・概要:夏学期の「創造的認知の心理学 I」の継続授業であり、創造性や芸術創作活動に関する英文論文の 講読を行う。 授業の方法:夏学期の「創造的認知の心理学 I」の継続授業であり、同じ授業方法である。 成績評価方法:夏学期の「創造的認知の心理学 I」の継続授業であり、同じ成績評価方法である。 教科書:教科書は無し。論文は授業中に指示。 本研究科他コース学生 履修 本学他研究科学生 可 科目番号:23-215-13 履修 担当教員:星野 可 崇宏 他大学学生(特別聴講学生等) 履修 可 単位数:2 学期:A2 授業科目:教育情報科学特殊研究 講義題目(和文):統計的因果推論と介入デザイン 講義題目(英文):Statistical Causal Inference and Policy Design 授業の目標・概要:発達心理学・教育評価・教育政策・臨床心理学、さらには社会学や経済学などを含めた人文社会科 学分野では、関心のある独立変数を実験的に操作する“実験研究”が行えない場合が多い。一方、調査研究や観察研究から本 来の因果関係を推論するためは、独立変数と従属変数どちらにも関連する別の要因(=共変量、交絡要因)の影響を除去する 必要がある。本講義では(1)調査観察研究からより妥当な因果効果の推定を行うためのリサーチデザイン、特に実験が出来 ない場合の準実験デザイン(2)回帰モデル、パス解析、共分散構造分析モデル、操作変数法、傾向スコア解析など、共変量 の影響を除去するための様々な統計解析法とその比較、 (3)因果効果推定に関係する話題として欠測データ解析、因果ダイ アグラム(4)解析ソフトウェア、 (5)実証研究例、の解説を行う。各自の研究分野での利用例についても可能ならば議論 したい。 授業計画:1.研究例を用いた問題提起2.因果推論と因果効果について3.さまざまな準実験デザインと因果効果4. 欠測データモデルの考え方5.potential outcome approach と因果効果6.回帰分析・共分散分析モデルと因果効果7.Tobit モデルと操作変数法8.傾向スコア解析19.傾向スコア解析210.パネルデータ解析と繰り返しクロスセクショナルデー タ解析11.因果ダイアグラム12.因果ダイアグラムと共変量選択13.選択バイアスとパネル摩耗への応用14.解析ソ フトウェア(SPSS,R,SAS)と解析例の紹介115.解析ソフトウェア(SPSS,R,SAS)と解析例の紹介2 授業の方法:講義が中心だが、解析ソフトウェア R を用いて簡単な実習を行う。 成績評価方法:出席とレポート、議論への参加程度を総合的に評価する。 教科書:星野崇宏『調査観察データの統計科学:因果推論・選択バイアス・データ融合』岩波書店加えて、適宜プリントを 配布する。 履修上の注意:統計学の知識は回帰分析程度で十分です。 本研究科他コース学生 本学他研究科学生 履修 可 履修 57 可 他大学学生(特別聴講学生等) 履修 可 科目番号:23-215-14 担当教員:平井 洋子 単位数:2 学期:A1A2 授業科目:教育情報科学特殊研究 講義題目(和文):調査研究における尺度と質問の諸問題 講義題目(英文):Issues on scales and questions in questionnaire research 授業の目標・概要:質問紙法を用いてデータ収集する際に留意すべき諸問題を取り上げる。質問紙による回答に影響す る諸要因のうちいくつかを取り上げ,文献の講読やグループディスカッション,ミニワークなどによって,その理解を深め る。質問紙法に潜む問題を考える授業であり,質問紙データの解析(統計分析など)は扱わない。 授業計画:1.はじめに 2.質問の種類 3.ワーディング 4.回答形式 5.文脈効果 6.ワーク 17.ワーク 28.妥当性の概念 9.心理 尺度の作成と妥当性 10.ワーク 311.自己報告と記憶 112.自己報告と記憶 213.レトロスペクティブ研究と記憶 14.立ち入った 質問 15.まとめ 授業の方法:文献講読,グループディスカッション,ミニワーク,講義 成績評価方法:期末レポート,発表,討議やワークへの参加度 教科書:鈴木淳子「質問紙デザインの技法」ナカニシヤ出版 Srton,A. A. et al. (2000) The Science of Self-Report: Implications for Research and Practice. LEA.ほか(これらから抜粋して用いる。各自で購入する必要はない。 ) 履修上の注意:1つのトピックが複数の週にまたがったり,何週かごとにまとめのワークをはさんだりする予定である。 グループディスカッションも多いため,安定して出席できる学生を歓迎する。 本研究科他コース学生 履修 本学他研究科学生 可 科目番号:23-215-15 履修 担当教員:杉澤 可 武俊 他大学学生(特別聴講学生等) 履修 可 単位数:2 学期:集中 授業科目:教育情報科学特殊研究 講義題目(和文):マルチレベルデータの分析 講義題目(英文):Analysis of Multilevel Data 授業の目標・概要:マルチレベルモデリングの基本的な考え方や分析手順,数理的な性質,および,フリーソフトウエ アの R を使った分析方法などの解説を行う。教育や心理学の研究では,学級などの集団を単位として抽出されたデータや個 人内の反復測定データなど,個人が集団にネストされた,あるいは,複数時点の測定値が個人にネストされた階層構造を持つ データを扱う機会が多い。階層構造を持つデータに対しては,従来の単純無作為抽出を前提とした推定・検定ではなく,階層 構造を考慮した手法を適用する必要がある。マルチレベルモデリングはデータの階層構造を組み込んだ統計的手法である。 本講義は,実際の研究でマルチレベルモデリングを扱う際に必要となる基本的な知識の習得を目的とする。 授業計画:1. 教育・心理学的研究におけるデータ収集法とデータの階層構造 2. 階層的データの統計的分析における方法 論的問題 3. マルチレベルモデリングの基本的考え方 4. モデル構築の手順 5. 組織研究への応用 6. 縦断データへの応用 7. メタ分析への応用 8. マルチレベルモデリングにおける推定と検定 9. 変数の中心化 10. 検定力とサンプルサイズ 11. マル チレベル構造方程式モデリング 12. 不完全な階層構造を持ったデータの分析 13. ソフトウエアの概要 14. ソフトウエアの 使い方:R15. まとめ・質疑 授業の方法:講義による。受講者の人数によっては,実際にコンピュータソフトウエアを使用したデータ分析の実習を行 う場合がある。 成績評価方法:レポート(100%)による。 教科書:教科書は指定しない。必要に応じて補足資料等を印刷して配布する。 履修上の注意:学部レベルの統計学の授業(「心理統計学 I〜III」)を履修済み,もしくはそれと同様の知識を有するこ と。特に回帰分析および推定・検定の基本概念については前提とする。 本研究科他コース学生 履修 可 本学他研究科学生 履修 58 可 他大学学生(特別聴講学生等) 履修 可 科目番号:23-215-16 担当教員:尾崎 幸謙 単位数:2 学期:A1A2 授業科目:教育情報科学特殊研究 講義題目(和文):構造方程式モデリング 講義題目(英文):Structural Equation Modeling 授業の目標・概要:心理学のみならず社会科学諸分野を中心に広く使われている構造方程式モデリングの基礎に関する 理解を目指す。理論的な説明のみならず,R による分析方法の解説も行う。 授業の方法:講義形式の授業を行う。ただし,毎回の授業において,下記の教科書を予習してから臨むこと。 成績評価方法:出席および課題レポート 教科書:尾崎幸謙・荘島宏二郎(2014),パーソナリティ心理学のための統計学[心理学のための統計学6], 誠信書房 履修上の注意:回帰分析と因子分析については概ね知っているものとする。 本研究科他コース学生 履修 本学他研究科学生 可 履修 科目番号:23-215-17 他大学学生(特別聴講学生等) 可 担当教員:エマニュエル・マナロ 履修 可 単位数:2 学期:S1S2 授業科目:教授・学習心理学特殊研究 講義題目(和文):Communication Strategies for Education Researchers 講義題目(英文):Communication Strategies for Education Researchers 授業の目標・概要:The purpose of this course is to develop senior and graduate students’ ability to effectively communicate their research in English to international audiences. It will cover essential skills in both written and spoken communication,including both formal and less formal contexts for the latter. As the specific focus of this course is on the development of language skills for use in educational and psychological research environments,it is suitable for both native and non-native English speakers.The goal of this course is to facilitate the development of students’ English communication skills that are applicable to many essential activities that researchers engage in. 授業計画:This course will be held over three Saturdays (5 classes on each day). The following is a guide to what will be covered on each of the three days of the course. Some modifications or adjustments to this structure may be made as required.Day 1 (May 21,2016): Introduction to the course; the structure of research papers in education; quoting and paraphrasing others’work.Day 2 (June 11,2016): Critical thinking,reading,and writing; considerations in publishing research; paper (oral) and poster presentation skills.Day 3 (July 9,2016): Student research presentations and feedback; self-introduction and initiation of conversation with other researchers; skills for maintaining conversations with other researchers. 授業の方法:Students taking this course will be expected to fully participate in discussions,exercises,and various writing and speaking tasks assigned by the instructors. They will be expected to prepare ahead of each class by reading any materials assigned by the in 成績評価方法:Writing tasks/assessments = 50%Students will write a research abstract (10%) and a literature review pertinent to their own research work (word limit = 1,000 words; 40%). For the literature review,they will need to demonstrate the necessary skills in quot 本研究科他コース学生 履修 可 本学他研究科学生 履修 59 可 他大学学生(特別聴講学生等) 履修 可 科目番号:23-215-18 担当教員:石黒 広昭 単位数:2 学期:A1A2 授業科目:教育認知科学特殊研究 講義題目(和文):学習と発達に対する社会歴史的アプローチ 講義題目(英文):Sociohistorical approach to Learning and Development 授業の目標・概要:この授業では、社会・文化・歴史的アプローチの立場から人の発達と学習について検討する。特に 「発達の最近接領域」概念の理解を深め、それを実践的に読み解いていくことを目指す。履修者には文献による討議とデータ セッションを通して自らの研究関心の拡張と深化が期待される。 授業計画:授業は「発達の最近接領域概念」に関わる理論的、実践的な文献の検討と各自の関心に基づいて持ち寄られた データ検討から構成される。文献リーディングリストと論文の配布を予定しているが,その内容は進行に合わせて変更する ことがある。データセッションでは、学会報告や論文化がなされる前の素朴なデータを履修者に持ち寄ってもらい、データか ら立ち上がる可能性のある問いについて議論する。文献検討とデータセッションの時間設定は履修者の数や進行状況に応じ て柔軟に変えていく。 授業の方法:演習形式で行う。 成績評価方法:平常点(報告と討議参加、最終総括レポートの提出) 履修上の注意:文献討論やデータセッションの報告担当者が休む場合には早めに連絡をすること。 その他:海外研究者などゲストを招いて議論することがある。 本研究科他コース学生 本学他研究科学生 他大学学生(特別聴講学生等) 履修 可 科目番号:23-215-19 履修 担当教員:秋田 可 喜代美 履修 可 単位数:2 学期:通年 授業科目:教授・学習心理学論文指導 講義題目(和文):教育心理学論文指導 講義題目(英文):Dissertation Research in Educational Psychology 授業の目標・概要:保育や授業研究について、教育心理学的なアプローチによって、各自の研究テーマにそって実証的 な論文執筆ができるように指導を行う。 授業計画:保育や学校教育という制度的な場での子どもや教師の発達、保育や授業での言葉や談話の分析、保育者及び教 師の認知と思考や園・学校での保育者と教師の学習等に関して、博士論文等の執筆を希望する者に対して具体的に、それぞれ の問題意識に即して論文執筆が当該年にできるように指導を行なう。 授業の方法:個人指導および秋田研究室全体での集団での論文指導を行う。それによって研究主題の立て方、研究方法、 論文の読み方、コメントの仕方、書き方について学ぶ方法をとる。また研究室のMLで相互に研究にコメントしあう方法もあ わせて使用する。なお本論文指導は、学校教育高度化専攻教職開発コースの授業研究分野論文指導と時間割上同時に開講さ れる。 成績評価方法:本演習への参加、MLへの参加、および個人の論文執筆過程における研究状況と研究成果によって評価を 行う。 教科書:指定なし 履修上の注意:本演習は、秋田を指導教員とする者に対して実施する。 その他:特になし 本研究科他コース学生 本学他研究科学生 履修 不可 履修 不可 60 他大学学生(特別聴講学生等) 履修 不可 科目番号:23-215-20 担当教員:市川 伸一 単位数:2 学期:通年 授業科目:教授・学習心理学論文指導 講義題目(和文):教育心理学論文指導 講義題目(英文):Dissertation Research in Educational Psychology 授業の目標・概要:教育心理学、とくに、教授・学習の分野で修士論文・博士論文を書こうとしている学生に対し、研 究指導、発表指導、論文指導等を行う。 授業計画:年間にわたり、随時行う。 授業の方法:研究指導、発表指導 成績評価方法:総合的に判断する 本研究科他コース学生 履修 本学他研究科学生 不可 科目番号:23-215-21 履修 担当教員:南風原 他大学学生(特別聴講学生等) 不可 朝和 履修 不可 単位数:2 学期:通年 授業科目:教育情報科学論文指導 講義題目(和文):教育心理学論文指導 講義題目(英文):Dissertation Research in Educational Psychology 授業の目標・概要:教育情報科学の分野で修士論文・博士論文を執筆する学生に対し,研究指導および論文指導を行う。 授業計画:受講生が研究計画および遂行状況を報告し,討論を行う。 授業の方法:演習による。 成績評価方法:研究計画および遂行状況を評価する。 本研究科他コース学生 履修 本学他研究科学生 不可 科目番号:23-215-22 履修 担当教員:佐々木 他大学学生(特別聴講学生等) 不可 正人 履修 不可 単位数:2 学期:通年 授業科目:教育認知科学論文指導 講義題目(和文):教育心理学論文指導 講義題目(英文):Dissertation Research in Educational Psychology 授業の目標・概要:学位論文作成の指導を行います 授業計画: 授業の方法:個別あるいは集団で行います 成績評価方法:参加を持って行います 本研究科他コース学生 履修 不可 本学他研究科学生 履修 不可 61 他大学学生(特別聴講学生等) 履修 不可 科目番号:23-215-23 担当教員:岡田 猛 単位数:2 学期:通年 授業科目:教育認知科学論文指導 講義題目(和文):教育心理学論文指導 講義題目(英文):Dissertation Research in Educational Psychology 授業の目標・概要:教育心理学の論文指導を通して、院生の研究論文を執筆能力を高める。 授業計画:院生の研究論文を執筆能力を高めるために、教育心理学の論文指導を行う。 授業の方法:個別指導 成績評価方法:総合的に判断する。 本研究科他コース学生 履修 本学他研究科学生 不可 科目番号:23-215-24 履修 担当教員:遠藤 他大学学生(特別聴講学生等) 不可 利彦 履修 不可 単位数:2 学期:通年 授業科目:発達心理学論文指導 講義題目(和文):教育心理学論文指導 講義題目(英文):Dissertation Research in Educational Psychology 授業の目標・概要:修士論文または博士論文の執筆に向けた研究指導を行う。 授業の方法:基本的に演習形式で行う。 成績評価方法:平常点。 本研究科他コース学生 履修 本学他研究科学生 不可 科目番号:23-215-25 履修 担当教員:針生 不可 悦子 他大学学生(特別聴講学生等) 履修 不可 単位数:2 学期:通年 授業科目:発達心理学論文指導 講義題目(和文):教育心理学論文指導 講義題目(英文):Dissertation Research in Educational Psychology 授業の目標・概要:心理学,特に,認知,言語,および発達の分野で修士論文・博士論文を書こうとしている学生に対 して,研究指導,論文指導をおこなう。 授業の方法:演習形式。参加者は,各自の研究の経過や見通しについて発表をおこない,それに対して,討論・助言をお こなっていく。 成績評価方法:演習における発言や発表を総合的に評価する。 本研究科他コース学生 本学他研究科学生 履修 不可 履修 不可 62 他大学学生(特別聴講学生等) 履修 不可 科目番号:23-215-26 担当教員:岡田 謙介 単位数:2 学期:通年 授業科目:教育情報科学論文指導 講義題目(和文):教育心理学論文指導 講義題目(英文):Dissertation Research in Educational Psychology 授業の目標・概要:教育心理学の分野で修士論文・博士論文等を執筆する学生に対し,とくに統計学的な観点から,研 究指導および論文指導を行う。 授業計画: 授業の方法:演習による。参加者各自の研究計画や方法,結果,疑問点等について発表を行ってもらい,それについて議 論や助言を行う。 成績評価方法:各個人の論文執筆過程における研究計画・遂行状況,およびその成果を総合的に評価する。 本研究科他コース学生 履修 本学他研究科学生 不可 科目番号:23-215-27 履修 担当教員:野澤 不可 祥子 他大学学生(特別聴講学生等) 履修 不可 単位数:2 学期:通年 授業科目:発達心理学論文指導 講義題目(和文):教育心理学論文指導 講義題目(英文):Dissertation Research in Educational Psychology 授業の目標・概要:乳幼児の心理的発達あるいは保育に関する論文執筆に向けての指導を行う。論文執筆に必要な技術 の習得と論文の完成を目指す。 授業計画: 授業の方法:参加者との相談により決定する。 成績評価方法:論文執筆への取り組みにより評価する。 教科書: 履修上の注意: その他: 本研究科他コース学生 本学他研究科学生 履修 不可 履修 不可 63 他大学学生(特別聴講学生等) 履修 不可 総合教育科学専攻 心身発達科学専修 臨床心理学コース 科目番号:23-216-01 担当教員:下山 晴彦、高橋 美保 単位数:1 学期:S1S2 授業科目:臨床心理システム論基本研究 講義題目(和文):臨床心理実習Ⅰ 講義題目(英文):Practicum in Clinical Psychology Ⅰ 授業の目標・概要:学内研究機関である心理教育相談室および学外の連携研修機関(精神科病院、クリニック、学校、 産業組織など)において臨床業務に参加し、現場実習を行う。その経験の見直しを兼ねてカンファレンスにおいて事例検討を 行う。形態として、受付事例を検討する初期カンファレンス、各ゼミで個別にカンファレンスを行う個別カンファレンス、各 ゼミが合同して行う合同カンファレンスに分かれる。 授業計画:1.オリエンテーション 2.個別カンファレンス 3.合同カンファレンス 4.個別カンファレンス 5.初期カンファレ ンス 6.個別カンファレンス 7.合同カンファレンス 8.個別カンファレンス 9.初期カンファレンス 10.個別カンファレンス 11. 合同カンファレンス 12.個別カンファレンス 13.初期カンファレンス 14.個別カンファレンス 15.合同カンファレンス 授業の方法:毎回、小グループに分かれたケース検討という形で授業を進める。受講生による担当ケースの発表とグルー プ討議、教員からのコメントによって授業を構成する 成績評価方法:出席状況と授業における発表とアクティブな参加状況、必要に応じて課題として出すレポートにより総合 的に判断する 履修上の注意:受講者の積極的なコミットメントを期待したい 本研究科他コース学生 本学他研究科学生 履修 不可 科目番号:23-216-02 履修 担当教員:下山 不可 晴彦、高橋 他大学学生(特別聴講学生等) 履修 美保 不可 単位数:1 学期:A1A2 授業科目:臨床心理システム論基本研究 講義題目(和文):臨床心理実習Ⅱ 講義題目(英文):Practicum in Clinical Psychology Ⅱ 授業の目標・概要:臨床心理実習Ⅰに引き続いて内部実習および外部実習を継続する。テーマ:臨床心理実習Ⅱでは、 特に修士課程終了の活動への移行に向けての準備を行う。 その点で、臨床現場で臨床心理士として活動するための社会性、 倫理、他職種との協働などの知識と技能の獲得を主要な教育訓練の目標とする。 授業計画:1.オリエンテーション 2.個別カンファレンス 3.合同カンファレンス 4.個別カンファレンス 5.初期カンファレ ンス 6.個別カンファレンス 7.合同カンファレンス 8.個別カンファレンス 9.初期カンファレンス 10.個別カンファレンス 11. 合同カンファレンス 12.個別カンファレンス 13.初期カンファレンス 14.個別カンファレンス 15.合同カンファレンス 授業の方法:学内臨床実習+外部施設研修+事例検討会 成績評価方法:レポート提出 本研究科他コース学生 本学他研究科学生 履修 不可 履修 不可 64 他大学学生(特別聴講学生等) 履修 不可 科目番号:23-216-03 担当教員:高橋 美保 単位数:2 学期:A1A2 授業科目:臨床心理システム論基本研究 講義題目(和文):臨床心理学特論Ⅱ 講義題目(英文):Clinical Psychology Ⅱ 授業の目標・概要:特論Ⅰにおける臨床心理学の専門性についての基本的な理解を前提に、特論Ⅱでは実際の臨床現場 で様々な社会システムと関わっていく際に求められる実践的な態度、知識、技能について講義する。社会的場面で働く際に必 要な専門性や集団をマネジメントする技法について、講義とワーク、ディスカッションを通して実践的に学ぶことをねらい とする。 授業計画:1.オリエンテーション 2.コミュニティにおける心理援助(1) 3.コミュニティにおける心理援助(2) 4.コミュニティにおける心理援助の実際(1) 5.コミュニティにおける心理援助の実際(2) 6.グループを通しての 心理援助(1) 7.グループを通しての心理援助(2) 8.家族を通しての心理援助(1) 9.家族を通しての心理援助 (2) 10.人生の移行について理解する(1) 11.人生の移行について理解する(2) 12.ストレスとバーンアウト (1) 13.ストレスとバーンアウト(2) 14. ストレスとバーンアウト(3) 15.振り返り 授業の方法:テーマを選択し、テーマごとにグループで発表を担当する。毎回、発表とワーク、グループシェアリングを 組みこむ。 成績評価方法:発表、毎回のレポートにより総合的に評価する。 教科書:「心理援助の専門職として働くために」 金剛出版 下山晴彦(監訳) 履修上の注意:発表をグループで担当することからも、グループ単位でのチームワークや集団力動を直に体験して頂き たい。全体シェアリングにおいても積極的な参加を求めます。 その他:特になし 本研究科他コース学生 履修 本学他研究科学生 不可 科目番号:23-216-04 履修 担当教員:能智 他大学学生(特別聴講学生等) 不可 正博 履修 不可 単位数:2 学期:A1A2 授業科目:臨床心理システム論基本研究 講義題目(和文):臨床心理面接特論Ⅱ 講義題目(英文):Interview Methods for Clinical Psychology Ⅱ 授業の目標・概要:近年、臨床心理学的な研究において質的研究の技法に近年ますます注目が集まっている。心理療法 やカウンセリングなどの実践においても、面接結果をていねいに読み解いていくための手続きや技法は、質的な調査インタ ビューから学ぶところが大きい。 この授業では、基本的なテキストの輪読をして質的なインタビュー調査の全体像を理解 した後、各自が収集した語りデータを素材として分析法の実習を行う。手法としては比較的オーソドックスなカテゴリー分 析を基本としながら他の方法にも目配りを行い、幅広く質的データの分析法を理解することを目標とする。 授業計画: 以下のようなトピックを扱う。 ・インタビューの諸理論・インタビュー法のバリエーション・インタビューの 手順・ナラティヴの分析の諸技法・初期コーディングの手続き・発展的コーディングの手続き 授業の方法: 学期の前半では調査インタビューに関するテキストを素材にして、受講者は担当箇所の発表を行うととも に、ディスカッションのファシリテーターの役割を担う。並行して、授業外でインタビューを行ってデータを用意する。 学 期の後半では、分析をいくつかのステップに分けて学んでいくが、受講生が語りのテクストを提供し、それをエクササイズの 材料として用いながら分析の手続きを学んでいく。収集したテクストの分析は各自進めていき、最終的に、分析結果をもとに したレポートを執筆する。 成績評価方法: 出席と授業への参加:50% レポート:50% 教科書: 使用しない。 履修上の注意: 臨床心理学コース限定の授業なので、他コースの学生は受講できません。 本研究科他コース学生 本学他研究科学生 他大学学生(特別聴講学生等) 履修 不可 履修 不可 65 履修 不可 科目番号:23-216-05 担当教員:下山 晴彦 単位数:2 学期:S1S2 授業科目:臨床心理カリキュラム論基本研究 講義題目(和文):臨床心理学特論Ⅰ 講義題目(英文):Clinical Psychology Ⅰ 授業の目標・概要:臨床心理学の初学者を対象に、臨床心理学の全体像と学習にあたっての心構えについて講義する。 特に心理援助職を目指すための心構え、教育訓練過程で必要とされる最低限の知識と技能とは何かについて、講義とディス カッションを通して学ぶことがねらいである 授業計画:§1:臨床心理学とは何か§2−4:臨床心理士になることの意味/動機を探る§5−7:臨床心理学の教育訓 練の過程§8−9:学習にあたっての心構え§10−11:学習に臨む姿勢§12−14:専門性の見直しと発展§15:まとめ 授業の方法:レポーターによる発表と、グループディスカッションを中心を授業を進める。グループダイナミクスを取り 入れることによって、グループワークのファシリテートについても体験的に学ぶことが出来る構成とする。 成績評価方法:毎回の振り返りレポートの提出とレポーターを努めること、授業の最後に提出する課題レポートによっ て総合的に評価する。 教科書:コーリー&コーリー(下山監訳)『心理援助の専門職になるために』 金剛出版 履修上の注意:レポーターを務めることは、これまであまり経験してこなかった一対一や一対他の人間関係の体験的学 びになる。積極的に臨み、自分自身の傾向について考えてみて頂きたい。 本研究科他コース学生 履修 本学他研究科学生 不可 科目番号:23-216-06 履修 担当教員:下山 他大学学生(特別聴講学生等) 不可 晴彦、石丸 履修 不可 径一郎 単位数:2 学期:S1S2 授業科目:臨床心理カリキュラム論基本研究 講義題目(和文):臨床心理査定演習Ⅰ 講義題目(英文):Seminar on Assessment of Clinical Psychology Ⅰ 授業の目標・概要:<全体テーマ>臨床心理学の実践活動におけるアセスメントの意義と役割、そしてその方法を解説 し、シミュレーション学習を行うことを通して、実際に現場で活用できる準備をする。 テーマ:アセスメントの基礎知識と 方法の解説 *臨床活動におけるアセスメントの役割 *DSMの解説と活用法 *心理機能の正常と異常 *アセスメントの過程と方法 *精神障害の分類 *異常心理学 *見立ての形成:機能分析とケースフォーミュレーション *初回面 接 授業計画:1.臨床心理学と異常心理学概説12.臨床心理学と異常心理学概説23.臨床心理アセスメントに関する文 献購読と発表①4.ビデオによる異常心理解説5.臨床心理アセスメントに関する文献購読と発表②6.ビデオによる異常心 理解説7.臨床心理アセスメントに関する文献購読と発表③8.ビデオによる異常心理解説9.臨床心理アセスメントに関す る文献購読と発表④10.ビデオによる異常心理解説 11.臨床心理アセスメントに関する文献購読と発表⑤12.ビデオによる 異常心理解説 13.臨床心理アセスメントに関する文献購読と発表⑥14. ビデオによる異常心理解説 15・総括 授業の方法:1)臨床心理アセスメントに関する文献購読と発表2)ビデオによる異常心理解説3)各障害についての研 究成果の発表 成績評価方法:レポート提出 教科書:『臨床心理アセスメント入門』下山晴彦(著) 金剛出版『テキスト臨床心理学別巻 理解のための手引き』下山 晴彦(編著)誠信書房 履修上の注意:臨床心理学コースの学生のみ受講可能。 本研究科他コース学生 本学他研究科学生 履修 不可 履修 不可 66 他大学学生(特別聴講学生等) 履修 不可 科目番号:23-216-07 担当教員:下山 晴彦、高橋 美保 単位数:1 学期:S1S2 授業科目:臨床心理カリキュラム論基本研究 講義題目(和文):臨床心理基礎実習Ⅰ 講義題目(英文):Basic Practicum in Clinical Psychology Ⅰ 授業の目標・概要:<全体テーマ>臨床心理活動の基礎となる実践技能を解説し、その上でシミュレーション学習を通 して技能を習得する。現場で実践活動を行うための最低限の技能を習得することが目的となる。テーマ:臨床面接法の基礎理 論と技能実習 とグループ討議 *臨床面接法とは *臨床面接法の基礎理論と技能 *査定的面接技能の基礎理論と技能 礎1:心理臨床の発想と実践」 岩波書店 *共感的面接技能の基礎訓練 *ロールプレイ実習2とグループ討議 *ロールプレイ実習1 テキスト: 「心理臨床の基 下山晴彦(著) 授業計画:§1〜2:レクチャー「臨床面接法とは」§3〜9:共感を用いた臨床面接のロールプレイとその振り返り§ 10〜14:アセスメント面接のロールプレイとその振り返り§15:質疑応答 授業の方法:講義とロールプレイの実施及びテープ起こしデータを用いた小グループでの話し合いという形態で授業を進 める 成績評価方法:出席状況と授業へのアクティブな参加状況、学期末およびセッションの区切りで課すレポートとで総合 的に判断する 教科書:「臨床心理学をまなぶ1 の基本」 東京大学出版会 これからの臨床心理学」東京大学出版会 下山晴彦(著) 「臨床心理学をまなぶ2 実践 下山晴彦(著) 履修上の注意:ロールプレイとその振り返りを用いての体験学習であるので、積極的なコミットメントを期待したい 本研究科他コース学生 本学他研究科学生 他大学学生(特別聴講学生等) 履修 不可 科目番号:23-216-08 履修 担当教員:高橋 不可 美保 履修 不可 単位数:2 学期:A1A2 授業科目:発達臨床心理学基本研究 講義題目(和文):臨床心理面接特論Ⅰ 講義題目(英文):Interview Methods for Clinical Psychology Ⅰ 授業の目標・概要:目標:心理面接の実際の流れを把握し、面接の始まりから終結までの一連のケース運営の基礎的知 識と実践力を獲得することを目標とする。 概要:実際のケース運営のポイントについて理解を深める。具体的には心理相談 が、どのように始まりどのような経過を経て終わって行くのかについて一連の流れを理解し、様々な局面における臨床的論 点について考えを深める。さらに、イメージ療法、保護者との並行面接のほか、コンサルテーションや研修についても取り上 げ、実践的な知識と技法を獲得する。 授業計画:第1回:ケース運営のいろいろな形 第2回:イメージ療法第3回:箱庭療法第4回:箱庭療法第5回:ケース の経過(中断、終結、引き継ぎ) 第6回:ケース記録の取り方第7回:ケース等のためのケース資料のまとめ方第8回:ケ ースマネジメントの実際 I 第9回:ケースマネジメントの実際 II 第 10 回:ケースマネジメントの実際Ⅲ第 11 回:母子並 行面接とコ・ワーク第 12 回:コンサルテーション 第 13 回:研修 授業の方法:各テーマについての概説とディスカッションを行う。テーマによってはワーク、ロールプレイを行う。 成績評価方法:授業への参加状況、学期末レポートにより総合的に評価する 教科書:特になし 履修上の注意:特になし その他:特になし 本研究科他コース学生 本学他研究科学生 他大学学生(特別聴講学生等) 履修 不可 履修 不可 67 履修 不可 科目番号:23-216-09 担当教員:未定 単位数:2 学期:A1A2 授業科目:発達臨床心理学基本研究 講義題目(和文):臨床心理査定演習Ⅱ 講義題目(英文):Seminar on Assessment of Clinical Psychology Ⅱ 授業の目標・概要:目標:心理アセスメント―見立てをたてるということ―は、心理的な問題を理解するために不可欠 である。アセスメントには、臨床心理面接におけるクライエントの話をもとに行う場合と、心理検査をもとに行う場合があ る。本演習では後者の心理検査を用いたアセスメントに焦点化し、心理援助実践において使われる心理検査の概要を把握す るとともに、それらを適切に実施し、アセスメントする能力を獲得することを目標とする。概要:はじめにアセスメント全体 の概説を行い、次に、様々な心理検査についての概要の説明をした上で、受講者全員が互いに検査を実施しあい、検査結果を 書きあげるという一連のワークを行う。本演習では、検査者としての検査スキル、アセスメント能力の向上を図るとともに、 検査をされる側の体験をすることも重視している。 授業計画:1 授業の方法: 成績評価方法: 教科書: 履修上の注意: その他: 本研究科他コース学生 履修 本学他研究科学生 不可 科目番号:23-216-10 履修 担当教員:高橋 不可 美保 他大学学生(特別聴講学生等) 履修 不可 単位数:1 学期:S1S2 授業科目:発達臨床心理学基本研究 講義題目(和文):臨床心理基礎実習Ⅱ 講義題目(英文):Basic Practicum in Clinical Psychology Ⅱ 授業の目標・概要:心理教育相談室を具体的な事例としながら組織の実際を学ぶことによって、社会的活動としての臨 床実践の基礎を理解する。また、遊戯療法についての理論を理解した上で、児童臨床現場で役立つ様々なアプローチの理論と 実践について、事例や体験を通して包括的に学ぶ。さらに、実践に向けてインテーク・陪席についても体験的に理解する。 授業計画:第1回:ガイダンス第2回:相談機関の組織とは 第3回:相談機関の組織の実際 第4回:事務研修1第5回: 事務研修2第6回:遊戯療法のトピックス1 第7回:遊戯療法のトピックス2 第8回:遊戯療法のトピックス3第9回:遊 戯療法のトピックス4 第 10 回:陪席からインテークカンファ作成まで第 11 回:インテークを学ぶ第 12 回:インテーク実 践1第 13 回:インテーク実践2 授業の方法:概説とディスカッションを中心とする。 ただし、内容によっては、ロールプレイやワークなども交える。 成績評価方法:授業への参加状況、学期末レポートにより総合的に評価する 教科書:特になし 履修上の注意:特になし その他:特になし 本研究科他コース学生 本学他研究科学生 他大学学生(特別聴講学生等) 履修 不可 履修 不可 68 履修 不可 科目番号:23-216-11 担当教員:能智 石丸 正博、 径一郎 単位数:2 学期:S1S2 授業科目:臨床心理カリキュラム論特殊研究 講義題目(和文):臨床心理学研究法Ⅰ 講義題目(英文):Research Methods in Clinical Psychology Ⅰ 授業の目標・概要:臨床心理学的な対人援助技法には、効果がありそれが持続すること、副作用や害がないことについ て、良質なエビデンスが存在することが望ましい。場合によってはどういう形でエビデンスを取り出せばよいか、新たな仮説 を生成していくことも必要になる。本授業では、臨床心理学的な研究を行うための知識と技能を身につけるため、量的研究・ 質的研究両者の基礎を学ぶ。 授業計画:1. ガイダンス(能智・石丸・袴田)2. 研究設問と文献レビュー(能智)3. 研究の認識論(能智)4. エ スノグラフィ研究(能智)5. 現象学的研究(能智)6. 会話とディスコース(能智)7. ナラティヴ分析(能智)8. 事例 研究(能智)9. ランダム化比較試験(石丸・袴田)10. コホート研究(石丸・袴田)11. ケースコントロール研究(石丸・ 袴田)12. 研究計画案検討 1(石丸・袴田)13. 研究計画案検討 2(石丸・袴田) 授業の方法:ゼミ形式で行う。 成績評価方法:平常点 教科書: McLeod,J. (2011). Qualitative research in counseling and psychotherapy (2nd ed.). Sage. Hulley ら (2014). 医学的研究のデザイン 第 4 版 メディカル・サイエンス・インターナショナル 本研究科他コース学生 履修 本学他研究科学生 可 科目番号:23-216-12 履修 担当教員:下山 可 晴彦、高橋 他大学学生(特別聴講学生等) 履修 美保 可 単位数:2 学期:S1S2 授業科目:発達臨床心理学特殊研究 講義題目(和文):メンタルヘルスマネジメント基礎 講義題目(英文):Mental Health Management Basic 授業の目標・概要:2015 年9月に国会で公認心理師法が成立,公布され、心理職は専門職として国家資格化されること になった。そこで、今後は心理職の活動の有効性を国民に示す説明責任が非常に重要となる。そのような状況において、認知 行動療法は、多くの心理障害に対して有効性が実証されており、心理職の重要な技法となってくるといえる。本授業では、メ ンタルヘルス活動において重要な技法となっている認知行動療法の技法について、基礎から応用までを学ぶことを目的とす る。 授業計画:1.認知行動療法の基本的考え方と態度2.認知行動療法の基本的方法3.認知行動療法のケースフォーミュ レーション4.認知行動療法の実際5.認知行動療法の発展:第3世代の理論と方法6.認知行動療法の、日本の社会文化へ の応用7.マインドフルネス18.マインドフルネス29.以後の授業は、参加者と話し合いで決定 授業の方法:教員の講義、ディスカッション、参加者の発表 成績評価方法:授業への参加と授業中に提出を求めるレポートによる評価 本研究科他コース学生 本学他研究科学生 履修 不可(GCL は可) 履修 不可(GCL は可) 69 他大学学生(特別聴講学生等) 履修 不可 科目番号:23-216-13 担当教員:原田 誠一 単位数:2 学期:A1A2 授業科目:臨床心理カリキュラム論特殊研究 講義題目(和文):精神医学特論 講義題目(英文):Psychiatry 授業の目標・概要:精神療法を実施する際に必要となる心理査定・心理教育・治療技法(特に、認知行動療法に基づく もの)の内容を具体的に学び、実地臨床や臨床研究を行う際に活用できるようにする。 授業計画:認知行動療法に基づく治療の進展の実際を精神障害毎に紹介して、臨床現場で適切な対応ができるよう援助す る。授業を進める中で、症例検討やワークショップの機会も設ける。 授業の方法:スライドを用いて授業をすすめ、適宜症例検討やワークショップなどの時間も設ける。 成績評価方法:授業への参加状況とレポート内容で評価を行います。 教科書:授業の中で、適宜紹介します。 本研究科他コース学生 履修 本学他研究科学生 可 科目番号:23-216-14 履修 担当教員:福島 他大学学生(特別聴講学生等) 可 智 履修 可 単位数:2 学期:A1A2 授業科目:発達臨床心理学特殊研究 講義題目(和文):障害学演習 講義題目(英文):Seminar in Disability Studies 授業の目標・概要:「障害学」は、障害児・者を単に医療や福祉、特別支援教育の対象としてのみとらえるのではなく、 「障害」という切り口をとおして、人間の営みや社会のあり方を問い直すことをめざす学問・研究領域であり、このテーマに そって思索を深める。 授業計画:1:障害=障害者、障害の定義 2:障害学=ディスアビリティ・スタディーズ、障害学の国内外の研究・実践 動向 3:バリアフリーとユニバーサル・デザイン= バリアフリーとユニバーサル・デザインの概念と実践、両概念の関係 と実践をめぐる状況 4:平等(論)=障害をめぐる平等、現代政治・経済と平等論の関係 5:能力主義(メリトクラシー= 「能力」をどう把握するか、 「能力」と価値の序列) 6:障害者権利条約の批准のその影響 7:盲ろう者(視覚・聴覚重複 障害者)= 「盲ろう」(deafblindness)、盲ろう者の実状 8:障害の社会モデルの批判的検討 9: 「盲ろう」という障害が もたらす困難=コミュニケーションと情報の入手、移動 10:「盲ろう」の状態を通して考えるコミュニケーション=「感 覚」遮断と人間への影響、コミュニケーションは人にとってどういう意味を持つか 11:人間にとっての言語・コミュニケ ーション= 人にとってのコミュニケーションの意味、知的発達と感情的成長との関係 12:コミュニケーションを支える 感覚情報=コミュニケーションを支える非言語的情報、非言語的情報はどれほどコミュニケーションに貢献しているか? 1 3:コミュニケーションにおける感覚・言語的・文脈= 「文脈」とは何か、 「感覚・言語的文脈」とコミュニケーション 1 4:「苦悩」の意味と「生」の意味= 「苦悩」とは何か、我々の「生」を支えるものは何か。 授業の方法:本演習では、障害学関連の参考文献を参照しつつ、参加メンバー相互のディスカッションをとおして、「障 害」をとりまく現代日本の状況について考察を深める。 成績評価方法:平常点 教科書:*以下、いずれも必須ではない。可能なら事前に入手、通読すると望ましいもの。 『盲ろう者として生きて』福 島智、明石書店(2011) 『障害学』杉野昭博、東京大学出版会(2007) 『ぼくの命は言葉とともにある』福島智、致知出版(2015) 本研究科他コース学生 履修 可 本学他研究科学生 履修 70 可 他大学学生(特別聴講学生等) 履修 可 科目番号:23-216-15 担当教員:松澤 広和 単位数:2 学期:S1S2 授業科目:発達臨床心理学特殊研究 講義題目(和文):老年期の心理臨床Ⅰ 講義題目(英文):Psychotherapy for the Elderly Ⅰ 授業の目標・概要:高齢者人口の増加に伴い、高齢者の認知症・うつ病・虐待・犯罪の増加・介護者家族の問題など、 取り組むべき課題も多岐に渡るようになっている。 この講義では、高齢者およびその家族に対する心理的援助の方法につ いて理解を深めることを目的とする。 授業計画:第1回:オリエンテーション第2回:基礎 老年期精神障害とその心理的特徴(1)認知症①第3回:基礎 老 年期精神障害とその心理的特徴(2)認知症②第4回:基礎 老年期精神障害とその心理的特徴(3)うつ病第5回:基礎 老年期精神障害とその心理的特徴(4)家族の問題第6回:基礎 礎 老年期精神障害とその心理的特徴(5)まとめ第7回:基 高齢者に対する心理アセスメントの方法(1)認知症の中核症状第8回:基礎 高齢者に対する心理アセスメントの方法 (2)認知症の周辺症状第9回:基礎 高齢者に対する心理アセスメントの方法(3)うつ病第10回:基礎 る心理アセスメントの方法(4)家族の問題第11回:基礎 回:基礎 高齢者に対す 高齢者に対する心理アセスメントの方法(5)まとめ第12 高齢者に対する心理的援助の方法(1)情動へのアプローチ第13回:基礎 高齢者に対する心理的援助の方法 (2)認知機能へのアプローチ第14回:基礎 高齢者に対する心理的援助の方法(3)家族支援第15回:基礎 高齢者に 対する心理的援助の方法(4)まとめ 授業の方法:講義に加え、事例検討やロールプレイなどを用いて実施する。 成績評価方法:講義への参加姿勢、講義内での発言等によって評価する。 本研究科他コース学生 本学他研究科学生 履修 不可 科目番号:23-216-16 履修 担当教員:松澤 他大学学生(特別聴講学生等) 不可 広和 履修 不可 単位数:2 学期:A1A2 授業科目:発達臨床心理学特殊研究 講義題目(和文):老年期の心理臨床Ⅱ 講義題目(英文):Psychotherapy for the Elderly Ⅱ 授業の目標・概要:夏学期に引き続き、高齢者を取り巻く心理的問題への理解と対応について扱う。 授業計画:第1回:オリエンテーション第2回:応用 老年期精神障害とその心理的特徴(1)認知症①第3回:応用 年期精神障害とその心理的特徴(2)認知症②第4回:応用 老年期精神障害とその心理的特徴(3)うつ病第5回:応用 老年期精神障害とその心理的特徴(4)家族の問題第6回:応用 用 老 老年期精神障害とその心理的特徴(5)まとめ第7回:応 高齢者に対する心理アセスメントの方法(1)認知症の中核症状第8回:応用 高齢者に対する心理アセスメントの方法 (2)認知症の周辺症状第9回:応用 高齢者に対する心理アセスメントの方法(3)うつ病第10回:応用 る心理アセスメントの方法(4)家族の問題第11回:応用 回:応用 高齢者に対す 高齢者に対する心理アセスメントの方法(5)まとめ第12 高齢者に対する心理的援助の方法(1)情動へのアプローチ第13回:応用 高齢者に対する心理的援助の方法 (2)認知機能へのアプローチ第14回:応用 高齢者に対する心理的援助の方法(3)家族支援第15回:応用 高齢者に 対する心理的援助の方法(4)まとめ 授業の方法:講義に加え、事例検討やロールプレイなどを用いて実施する。 成績評価方法:講義への参加姿勢、講義内での発言等によって評価する。 本研究科他コース学生 本学他研究科学生 履修 不可 履修 不可 71 他大学学生(特別聴講学生等) 履修 不可 科目番号:23-216-17 担当教員:藤川 麗 単位数:2 学期:S1S2 授業科目:発達臨床心理学特殊研究 講義題目(和文):心理療法特論:スーパービジョンⅠ 講義題目(英文):Clinical Supervision Ⅰ 授業の目標・概要:臨床心理学コースの学生が担当しているケースについて、スーパービジョンを行う。ケースを担当 する上で必要なコミュニケーション技能、クライエントとの関係作りの技能、アセスメントの視点、ケース・マネジメントの 能力を養うことを目標とする。 授業計画:1.イントロダクション2.コミュニケーションについて(1)3.コミュニケーションについて(2)4. コミュニケーションについて(3)5.クライエントとの関係について(1)6.クライエントとの関係について(2)7. クライエントとの関係について(3)8.アセスメントについて(1)9.アセスメントについて(2)10.アセスメントに ついて(3)11.アセスメントについて(4)12.ケース・マネジメントについて(1)13.ケース・マネジメントについて (2)14.ケース・マネジメントについて(3)15.振り返りとまとめ 授業の方法:ケースの担当者ごとに個別に行う形式を基本とする。 成績評価方法:スーパービジョンを受けるための準備と、受けた後のケースでの展開をもとに総合的に評価する。 教科書:特に指定しない。 本研究科他コース学生 本学他研究科学生 他大学学生(特別聴講学生等) 履修 不可 科目番号:23-216-18 履修 担当教員:藤川 不可 麗 履修 不可 単位数:2 学期:A1A2 授業科目:発達臨床心理学特殊研究 講義題目(和文):心理療法特論:スーパービジョンⅡ 講義題目(英文):Clinical Supervision Ⅱ 授業の目標・概要:臨床心理学コースの学生が担当しているケースについて、スーパービジョンを行う。技法や介入法 の選択のしかた、効果の検証のしかた、各種心理障害への対応法等、ケースを展開させるために必要な技能について学ぶこと を目標とする。 授業計画:1.イントロダクション2.技法について(1)3.技法について(2)4.技法について(3)5.介入に ついて(1)6.介入について(2)7.介入について(3)8.効果の検証について(1)9.効果の検証について(2) 10.効果の検証について(3)11.各種心理障害への対応について(1)12.各種心理障害への対応について(2)13.各種 心理障害への対応について(3)14.各種心理障害への対応について(4)15.振り返りとまとめ 授業の方法:ケースの担当者ごとに個別に行う方式を基本とする。 成績評価方法:スーパービジョンを受けるための準備と、受けた後のケースの展開をもとに総合的に評価する。 教科書:特に指定しない。 本研究科他コース学生 本学他研究科学生 他大学学生(特別聴講学生等) 履修 不可 履修 不可 72 履修 不可 科目番号:23-216-19 担当教員:高橋 美保 単位数:2 学期:通年 授業科目:臨床心理システム論論文指導 講義題目(和文):臨床心理学論文指導 講義題目(英文):Dissertation Research in Clinical Psychology 授業の目標・概要:臨床心理システム論の分野で修士論文、または博士論文を書こうとしている院生のために研究指導・ 論文指導を行う。 授業計画:受講者の研究計画の発表とその後の進捗状況の報告を行う。また、ある程度研究が進んだ段階では研究論文の 投稿計画、投稿論文の検討などを随時行う。いずれも、受講者の進捗に合わせた発表を行い、その内容についてディスカッシ ョンを行う。 授業の方法:研究の進捗状況と研究内容の報告およびそれについての議論を行う。 成績評価方法:平常点 教科書:特になし 履修上の注意:特になし その他:特になし 本研究科他コース学生 本学他研究科学生 他大学学生(特別聴講学生等) 履修 不可 科目番号:23-216-20 履修 担当教員:石丸 不可 径一郎 履修 不可 単位数:2 学期:通年 授業科目:臨床心理システム論論文指導 講義題目(和文):臨床心理学論文指導 講義題目(英文):Dissertation Research in Clinical Psychology 授業の目標・概要:臨床心理学の分野で修士論文または博士論文を書こうとしている大学院生のために、研究指導、論 文指導をおこなう。 授業計画:1.オリエンテーション2~15.研究活動進捗状況の発表、グループディスカッション 授業の方法:毎回、参加者が研究進捗状況を発表し、グループディスカッションをおこなう。 成績評価方法:授業への参加状況、研究の進捗状況によって評価する。 教科書:なし。 履修上の注意:臨床心理学コースの学生のみ受講可能。 本研究科他コース学生 履修 不可 本学他研究科学生 履修 不可 73 他大学学生(特別聴講学生等) 履修 不可 科目番号:23-216-21 担当教員:原田 誠一 単位数:2 学期:通年 授業科目:臨床心理システム論論文指導 講義題目(和文):臨床心理学論文指導 講義題目(英文):Dissertation Research in Clinical Psychology 授業の目標・概要:臨床心理学の分野で学位論文を書く大学院生を対象として、精神科医の立場から研究遂行・論文作 成に関する助言、指導を行う。 授業計画:個別の助言・指導を中心とするが、必要に応じてグループ形式での助言・指導の機会も設ける。 授業の方法:参加者に研究の進捗状況を報告してもらい、必要事項に関するディスカッションを行う。 成績評価方法:「授業への参加状況」と「研究の進捗の度合」によって評価する。 教科書:なし 本研究科他コース学生 履修 本学他研究科学生 不可 科目番号:23-216-22 履修 担当教員:能智 不可 正博 他大学学生(特別聴講学生等) 履修 不可 単位数:2 学期:通年 授業科目:臨床心理カリキュラム論論文指導 講義題目(和文):臨床心理学論文指導 講義題目(英文):Dissertation Research in Clinical Psychology 授業の目標・概要:臨床心理学の分野で質的なアプローチに基づいて修士論文または博士論文を書こうとしている院生 のために、研究指導、および論文指導を行う。 授業計画: 受講生は1年に2回発表の機会が与えられ、研究計画、データ、分析過程の報告、論文草稿等を提示して指 導を受けることができる。1回目の発表とディスカッションの結果を受けて、2回目では研究をさらに進めた段階の発表を 行う。発表者以外の受講生は、発表に対するディスカッションに積極的に参加し、建設的な批判やアイデアの交換等を行う。 授業の方法:発表担当者の研究計画、データ、分析過程の報告、論文草稿等の提示を受けて、それについて受講生全員で ディスカッションを行う。 成績評価方法: 平常点。 教科書: 特になし。 履修上の注意: 臨床心理学コース限定の授業なので、他コースの学生は受講できません。 本研究科他コース学生 本学他研究科学生 他大学学生(特別聴講学生等) 履修 不可 履修 不可 74 履修 不可 科目番号:23-216-24 担当教員:黒田 美保 単位数:2 学期:通年 授業科目:臨床心理カリキュラム論論文指導 講義題目(和文):臨床心理学論文指導 講義題目(英文):Dissertation Research in Clinical Psychology 授業の目標・概要:臨床心理学、特に発達障害に関連する分野で、修士論文や博士論文を書こうとしている大学院生の ために、研究指導および論文指導をおこなう。 授業計画:受講者の研究計画、およびその後の進捗状況の報告を行う。また、研究が進んできた段階では研究論文の投稿 計画、投稿論文の検討などを随時行う。いずれも、受講者の進捗に合わせた発表を行い、その内容についてディスカッション を行う。 授業の方法:個別指導と小集団討論 成績評価方法:研究の進捗状況およびその内容による評価 教科書:適宜指示する。 履修上の注意:臨床心理学コースの学生のみ受講可能。 本研究科他コース学生 本学他研究科学生 履修 不可 履修 不可 75 他大学学生(特別聴講学生等) 履修 不可 科目番号:23-216-25 担当教員:下山 晴彦、星加 良司 単位数:2 学期:通年 授業科目:発達臨床心理学論文指導 講義題目(和文):臨床心理学論文指導 講義題目(英文):Dissertation Research in Clinical Psychology 授業の目標・概要:臨床心理カリキュラム論の分野で修士論文または博士論文を書こうとしている院生のために研究指 導、論文指導をする。 授業計画:1.ブレインストーミング2.プレインストーミング3.ブレインスト―ミング4.先行研究レヴュー5.先 行研究レヴュー6.先行研究レヴュー7.先行研究レヴュー9.構想発表 10.構想発表 11.構想発表 12.構想発表 13.論文 中間発表 14.論文中間発表 15.論文中間発表 授業の方法:個別指導と小集団討論 成績評価方法:発表内容による評価 教科書:「心理学の実践的研究法を学ぶ」 本研究科他コース学生 履修 2008 下山晴彦・能智正博(編)新曜社 本学他研究科学生 不可 科目番号:23-216-26 履修 担当教員:福島 他大学学生(特別聴講学生等) 不可 智 履修 不可 単位数:2 学期:通年 授業科目:発達臨床心理学論文指導 講義題目(和文):障害学論文指導 講義題目(英文):Dissertation Research in Disability Studies 授業の目標・概要:発達障害(DSM-5 では神経発達症群)の特性から生じる心理的問題を理解し,それに対する支援方法 について考えていく。具体的には,自閉スペクトラム症(Autism Spectrum Disorder: ASD),注意欠如多動症(AttentionDeficit/ Hyperactivity Disorder: AD/HD) ,限局性学習症(Specific Learning Disorder : SLD)などの特徴に関して,その 原因が脳機能障害にあることを念頭におき,生物学的要因,認知的要因を解説することで,行動や心理の理解をすすめたい。 更に,発達障害から生じやすい心理的な問題を理解し,適切な本人への支援や家族支援を考えていく。 授業計画:1.発達障害の種類と概要 2. ASD の特徴と認知仮説 3. ADHD の特徴と成長による症状の変化,薬物療法 4. SLD と他の発達障害の特徴 5. アセスメント1:SLD と ADHD6. アセスメント2:ASD のスクリーニング 7. アセスメント3:ASD の診断・評価 8. アセスメント4:発達障害に関連する評価(適応行動,感覚)9. 発達障害への支援の概要 10. 援1:TEACCH 11. ASD への支援2:応用行動分析 12. ASD への支援3:認知行動療法 13. ASD への支 ASD への支援4:家族への支 援 授業の方法:講義形式:発達障害について,最新の診断・アセスメント・支援方法について講義する。画像や事例などを 通して特徴をとらえられるようにしていく。また具体的にアセスメントや支援方法を学べるようにする。受講者は,一方的に 講義を聴くのではなく,問題意識をもって積極的に参加して欲しい。 成績評価方法:学期末にレポート試験を行う。これに加え,毎回の授業に対する取り組みを考慮して総合的に評価する (割合はレポート70%,平常点30%とする) 。 教科書:教科書は使用しない。資料を配布する。 本研究科他コース学生 本学他研究科学生 履修 不可 履修 不可 76 他大学学生(特別聴講学生等) 履修 不可 科目番号:23-216-27 担当教員:ジャック・マーンズ 単位数:2 学期:A1A2 授業科目:発達臨床心理学基本研究 講義題目(和文):Theories of Psychological Intervention 講義題目(英文):Theories of Psychological Intervention 授業の目標・概要:Students will understand the nature of psychological analytical perspective from which to approach theories. theories. Students will adopt an They will explore several systems for explaining personality and behavior. They will be able to apply theories to clinical situations. They will enhance their knowledge of personality theory,will develop their critical skills,will improve their case formulation,and will broaden the base upon which they can draw for therapeutic intervention strategies. Students will develop a theoretical foundation to prepare them for learning treatment techniques associated with the various theories in their Methods of Psychotherapy courses 授業計画:Wednesdays -- 14:55-16:40 授業の方法:lecture and discussion 成績評価方法:Grades will be based on three position papers. Position Papers: Students will write three short (4-6 pages max.,typed double-spaced) papers on important issues related to psychological intervention. Students will take a position on the issue and use exam 教科書:Week 1Lehrer,J. (2010,December 13). The truth wears off: Is there something wrong with the scientific method? New Yorker,86 (40),52-57.Nisbett,R. E. (2004). The geography of thought. New York: Simon & Schuster. (pp. 1-28) Rotter,J. B. (1954). Social learning and clinical psychology. Englewood Cliffs,NJ: Prentice Hall. (pp. 3-44)Week 2Johnson,W. (1946). People in quandaries. New York: Harper. York: Prentice Hall. (pp. 45-81)Week 3Barlow,D. H.,Allen,L. B.,Choate,M. L. (2004). Toward a unified treatment for (pp. 112-168)Rotter,J. B. (1954). Social learning and clinical psychology. New emotional disorders. Behavior Therapy,35,205-230.Carlat,D. (2010). Unhinged: The trouble with psychiatry. New York: Free Press. (pp. 1-17)Rotter,J. B.,& Hochreich,D. J. (1975). Personality. Glenview,IL: Scott,Foresman. (pp. 9-21)Turner,E. H.,Matthews,A. M.,Linardatos,E.,Tell,R. A.,& Rosenthal,R. (2008). Selective publication of antidepressant trials and its influence on apparent efficacy. New England Journal of Medicine,358,252-260.Valenstein,E. S. (1998). Blaming the brain. New York: Free Press. (pp. 221-241)Week 4Crews,F. (1996). The verdict on Freud. Psychological Science,7,63-68.Freud,S. (1963). Dora: Analysis of a case of hysteria. New York: psychotherapy and the science of psychodynamics. Understanding human nature. New York: Greenberg. Macmillan. Boston: Butterworths. (whole)Week 5Malan,D. (1979). Individual (pp. 1-15; 79-94)Week 6Adler, A. (pp. 26-43; 69-90)Jung,C. G. (1933). (1946). Modern man in search of a soul. New York: Harcourt,Brace. (pp. 1-31)White,R. W. (1957). Is Alfred Adler alive today? Contemporary Psychology,2,1-4.Week 7Dollard,J.,& Miller,N. E. (1950). Personality and psychotherapy. New York: McGraw-Hill. (pp. 157-197).Watson,J. B., & Rayner,R. (1920). Conditioned emotional reactions. Journal of Experimental Psychology,3,1-14. Week 8Mowrer,O. H. (1948). Learning theory and the neurotic paradox. American Journal of Orthopsychiatry,18,571-610.Skinner,B. F. Science and human behavior. New York: Macmillan. (1953). (pp. 59-90)Week 9Mearns,J. (2009). Social learning theory. In H. Reis & S. Sprecher (Eds.),Encyclopedia of human relationships (vol. 3) (pp. 1537-1540). Thousand Oaks,CA: Sage. Rotter,J. B. (1982). The development and application of social learning theory. New York: Praeger. (pp. 237-260)Week 10Goldfried,M. R.,& Davison, G. C. (1976). Clinical behavior therapy. New York: Holt,Rinehart & Winston. (pp. 3-17; 55-78)Rogers,C. R. (1951). Client-centered therapy. Boston: Houghton-Mifflin (pp. 481-533).Truax,C. B. (1966). Reinforcement and nonreinforcement in Rogerian psychotherapy. Journal of Abnormal Psychology,71,1-9. Week 11Ellis,A. (1958). Rational psychotherapy. Journal of General Psychology,59,35-49.Week 12Madanes,C. (1981). 1-28)May,R.,Angel,E.,& Ellenberger,H. F. E.,& Polster,M. (1982). (1973). (Eds.) (1958). Gestalt therapy integrated. Paradoxical psychotherapy. Strategic family therapy. San Francisco,CA: Jossey-Bass. (pp. Existence. New York: Simon & Schuster. (pp. 37-91) Polster, New York: Bruner/Mazel. New York: Bruner-Mazel. (pp. 28-69)Weeks,G. R.,& L'Abate,L. (pp. 3-53)Week 13Anderson,C. M.,& Stewart,S. (1983). Mastering resistance. New York: Guilford. (pp. 1-38) 履修上の注意:Discussions: Discussion will be an important part of this course. Students will engage in small-group work in class,as well as participate in whole-class discussions. Students are encouraged to discuss readings in class. I value student questions. Ple 本研究科他コース学生 履修 可 本学他研究科学生 履修 77 可 他大学学生(特別聴講学生等) 履修 可 科目番号:23-216-28 担当教員:ジャック・マーンズ 単位数:2 学期:集中 授業科目:発達臨床心理学特殊研究 講義題目(和文):Mood Regulation and Coping 講義題目(英文):Mood Regulation and Coping 授業の目標・概要:Objectives: This class will cover broadly the topic of mood regulation and coping. More specifically,it will focus on research on negative mood regulation expectancies (NMRE),which is grounded in Julian Rotter's social learning theory. Day 1 will provide background material for he NMRE construct. Day 2 will represent a survey of NMRE research,both basic and applied. Day 3 will explore the role of affect in psychotherapy,both more generally and more specifically focused on NMRE. In addition,Day 3 will cover the influence of culture on affect and affect regulation. Day 4 will focus on drawing implications from the previous research and presenting ideas for future research 授業計画:8/28-8/31 授業の方法:lecture and discussion 成績評価方法:class participation; oral report 教科書:Day 1Bower,G. H. (1981). Mood and memory. American Psychologist,99,229-225.Franko,D. L.,Powers,T. A.,Zuroff, D. C.,& Moskowitz,D. S. (1985). Children and affect: Strategies for self-regulation and sex differences in sadness. American Journal of Orthopsychiatry,55,210-219.Kirsch,I.,& Lynn,S. J. (1999). Automaticity in clinical psychology. American Psychologist,54,504-515.Gross,J. J.,& John,O. P. (2003). Individual differences in two emotion regulation processes: Implications for affect,relationships,and well-being. Journal of Personality and Social Psychology,85,348 -362.Rotter,J. B. (1954). Social learning and clinical psychology. Englewood Cliffs,NJ: Prentice Hall. (pp. 3-81)Rotter,J. B.,Chance, J. E.,& Phares,E. J. (Eds.) (1972). Applications of a social learning theory of personality. New York: Holt,Rinehart & Winston. (pp. 1-43) Zuroff,D. C. (1980). Learned helplessness in humans: An analysis of learning processes and the roles of individual and situational differences. Journal of Personality and Social Psychology,39,130-146.Day 2Catanzaro,S. J.,& Mearns,J. (1990). Measuring generalized expectancies for negative mood regulation: Initial scale development and implications. Journal of Personality Assessment,54,546-563. Catanzaro,S. J.,& Mearns,J. (1999). Mood-related expectancy,emotional experience,and coping behavior. In I. Kirsch (Ed.),Expectancy,experience and behavior (pp. 67-91). Washington,DC: American Psychological Association.Catanzaro,S. J.,Wasch,H. H.,Kirsch,I.,& Mearns,J. (2000). Coping-related expectancies and dispositions as prospective predictors of coping responses and symptoms. Journal of Personality,68,757-788. Kassel,J. D., Bornovalova,M.,& Mehta,N. (2007). Generalized expectancies for negative mood regulation predict change in anxiety and depression among college students. Behaviour Research and Therapy,45,939-950.Lazarus,R. S.,& Folkman,S. B. (1984). Stress, appraisal and coping. New York: Springer.Mearns,J. (1991). Coping with a break-up: Negative mood regulation expectancies and depression following the end of a romantic relationship. Journal of Personality and Social Psychology,60,327-334.Mearns, J.,Patchett,E.,& Catanzaro,S. J. (2009). Multitrait-multimethod matrix validation of the Negative Mood Regulation Scale. Journal of Research in Personality,34,910-913.Mearns,J.,& Mauch,T. G. (1998). Negative mood regulation expectancies predict anger among police officers,and buffer the effects of job stress. 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On Day 4,each will make a brief oral presentation of his or her current research topic and discuss at least one way in which NMRE could be incorporated 本研究科他コース学生 履修 可 本学他研究科学生 履修 78 可 他大学学生(特別聴講学生等) 履修 可 総合教育科学専攻 科目番号:23-217-01 心身発達科学専修 担当教員:野崎 身体教育学コース 大地 単位数:2 学期:S1S2 授業科目:身体教育科学基本研究 講義題目(和文):身体教育科学の諸問題Ⅰ 講義題目(英文):Topics in Physical Education Ⅰ 授業の目標・概要:身体教育科学分野にはどのような解明すべき重要問題があり、それらの問題がどのようなアプロー チによって研究されようとしているか、最新研究論文の精読を通して理解することを目的とする。 授業計画:初回のガイダンス:教員の選定した論文リストを元に各回の担当者を決める。二回目以降:担当者による論文 紹介およびそれに基づいて出席者全員で議論を行う。 授業の方法:担当者はパワーポイント等を用いて論文の詳細を説明する。担当者の論文説明に基づき、出席者全員で論文 の新奇性、重要性、問題点などについて議論する。出席者にはあらかじめ論文を精読しておくことが求められる。 成績評価方法:出席および担当回のプレゼンテーションを元に評価する。 履修上の注意:本学他研究科学生 履修可(5名まで)特別聴講学生(お茶の水女子大学大学院学生) 履修可(5名ま で) 本研究科他コース学生 履修 本学他研究科学生 可 科目番号:23-217-02 履修 担当教員:山本 可 義春、森田 他大学学生(特別聴講学生等) 履修 賢治 可 単位数:2 学期:S1S2 授業科目:教育生理学基本研究 講義題目(和文):身体システム論Ⅰ 講義題目(英文):System Analysis of Human Activity Ⅰ 授業の目標・概要:人間の活動あるいは行動に関する探究に際しては、自然科学から人文・社会科学にわたる幅広い分 野の知見に基づく、微視的・巨視的両視点からの総合的なアプローチが必要である。本講義では、主として数理モデルおよび 解析手法の立場から、このような総合的アプローチの方法論を身につける。 授業計画:過去本講義で取り上げた論文については http://www.p.u-tokyo.ac.jp/~yamamoto/kogi_g/kogi_g.html を参照 のこと。新たな論文情報は適宜掲載する。 授業の方法:論文・テーマの選択は、原則として担当教員が行う。一回に一名の受講者が内容を紹介し、その後参加者全 員で討論を行う。担当教員もなるべく平易な解説を心掛けるので、参加者も「理論的に考える」ことを心掛けて欲しい。 成績評価方法:平常点(出席・発表)による評価。 履修上の注意:生理学一般に馴染みのない人は夏学期に開講される学部講義「教育の生理学」を、数理解析一般について 馴染みのない人は冬学期に開講される学部講義「バイオダイナミクス」を、それぞれ受講しておくことが望ましい。 本研究科他コース学生 履修 可 本学他研究科学生 履修 79 可 他大学学生(特別聴講学生等) 履修 不可 科目番号:23-217-03 担当教員:多賀 厳太郎 単位数:2 学期:S1S2 授業科目:発達脳科学基本研究 講義題目(和文):発達脳科学特論Ⅰ 講義題目(英文):Developmental Brain Sciences Ⅰ 授業の目標・概要:ヒトという複雑な系が生成・発展する「発達」の法則性を理解することを目標とする。脳科学、発 達心理学、認知科学、行動学、非線形物理学、システム工学などの分野の境界を乗り越えながら、オリジナルな研究を行うた めの実践的な力を養うことを目標とする。文献の紹介、具体的な課題の演習、履修者による研究発表等を行う。 授業計画:第1回 教員による発達脳科学についての概説第2回〜第15回 授業の方法:演習、発表、参加者全員によるディスカッション 成績評価方法:発表および平常点で評価する。 教科書:特に指定しない 本研究科他コース学生 履修 本学他研究科学生 可 科目番号:23-217-04 履修 担当教員:佐々木 演習と発表 他大学学生(特別聴講学生等) 可 司、東郷 履修 史治 可 単位数:2 学期:S1S2 授業科目:健康教育学基本研究 講義題目(和文):健康教育学の諸問題Ⅰ 講義題目(英文):Topics in Health Education Ⅰ 授業の目標・概要:精神保健や発達の問題を中心に、健康問題に関連する諸要因の解析と、それに基づく介入・心理教 育などについて学習する。また国際誌への論文投稿・受理に必要な、英文文献の読解力・速読力、英文論文の記述力、国際学 会等での英語での発表力を養うことも本授業の重要な目標の1つである。This is a journal-club style course. A student selects a recent paper in mental health and related areas and presents each time. 授業計画:毎回担当学生が、精神保健とその疫学等に関連する英文論文を選び、その紹介を行う。興味あるテーマについ て複数の論文を紹介し、仮説立案を行っても良い。最終的には、自ら英文論文を書くことが出来る力を養うことが目的であ る。文献の選び方は初回の授業で説明する。なお基本的に英語で授業を行うので、スライド(PPT)も基本的に英語で作成のこ と(つまり英文文献の内容の日本語翻訳は不要、ということである) 。口頭での説明は、英語で説明しきれない場合には、日 本語で補っても良いが、なるべく英語で行うことを勧める(英語での presentation の練習と思って気楽に参加して欲しい) 。 授業の方法:各学生の発表に対して、質疑応答を教員・学生が行う。 成績評価方法:平常点 教科書:特に指定しない。 本研究科他コース学生 本学他研究科学生 履修 可 履修 80 可 他大学学生(特別聴講学生等) 履修 不可 科目番号:23-217-05 担当教員:野崎 大地 単位数:2 学期:A1A2 授業科目:身体教育科学特殊研究 講義題目(和文):身体教育科学の諸問題Ⅱ 講義題目(英文):Topics in Physical Education Ⅱ 授業の目標・概要:身体教育科学分野にはどのような解明すべき重要問題があり、それらの問題がどのようなアプロー チによって研究されようとしているか、最新研究論文の精読を通して理解することを目的とする。 授業計画:初回のガイダンス:教員の選定した論文リストを元に各回の担当者を決める。二回目以降:担当者による論文 紹介およびそれに基づいて出席者全員で議論を行う。 授業の方法:担当者はパワーポイント等を用いて論文の詳細を説明する。担当者の論文説明に基づき、出席者全員で論文 の新奇性、重要性、問題点などについて議論する。出席者にはあらかじめ論文を精読しておくことが求められる。 成績評価方法:出席および担当回のプレゼンテーションを元に評価する。 履修上の注意:本学他研究科学生 履修可(5名まで)特別聴講学生(お茶の水女子大学大学院学生) 履修可(5名ま で) 本研究科他コース学生 履修 本学他研究科学生 可 科目番号:23-217-06 履修 担当教員:山本 他大学学生(特別聴講学生等) 可 義春、森田 履修 賢治 可 単位数:2 学期:A1A2 授業科目:教育生理学特殊研究 講義題目(和文):身体システム論Ⅱ 講義題目(英文):System Analysis of Human Activity Ⅱ 授業の目標・概要:引き続き身体システム論 I に準じて行う。 授業計画:引き続き身体システム論 I に準じて行う。 授業の方法:引き続き身体システム論 I に準じて行う。 成績評価方法:平常点(出席・発表)による評価。 履修上の注意:引き続き身体システム論 I に準じて行う。 本研究科他コース学生 本学他研究科学生 履修 可 科目番号:23-217-07 履修 担当教員:多賀 他大学学生(特別聴講学生等) 可 厳太郎 履修 不可 単位数:2 学期:A1A2 授業科目:発達脳科学特殊研究 講義題目(和文):発達脳科学特論Ⅱ 講義題目(英文):Developmental Brain Sciences Ⅱ 授業の目標・概要:S1S2 に引き続き行う。ヒトという複雑な系が生成・発展する「発達」の法則性を理解することを目 標とする。脳科学、発達心理学、認知科学、行動学、非線形物理学、システム工学などの分野の境界を乗り越えながら、オリ ジナルな研究を行うための実践的な力を養うことを目標とする。文献の紹介、具体的な課題の演習、履修者による研究発表等 を行う。 授業計画:第1回 教員による発達脳科学についての概説第2回〜第15回 授業の方法:演習と発表。参加者全員によるディスカッション。 成績評価方法:発表および平常点で評価する。 教科書:特に指定しない 本研究科他コース学生 本学他研究科学生 履修 可 履修 81 可 演習・発表 他大学学生(特別聴講学生等) 履修 可 科目番号:23-217-08 担当教員:佐々木 司、東郷 史治 単位数:2 学期:A1A2 授業科目:健康教育学特殊研究 講義題目(和文):健康教育学の諸問題Ⅱ 講義題目(英文):Topics in Health Education Ⅱ 授業の目標・概要:健康教育学の諸問題Ⅰで学習した知識を元に、研究計画の立案を含めたさらに専門的な学習を進め る。かつ英語での presentation の練習も行う。This is a developed course of Kenko-Kyoiku-no Shomondai【issues in health education) I. Given in a journal-club mental health (especially manner. Students are required to select a recent paper on adolescents' mental health) or related issues and give a presentation in English, once or twice. 授業計画:健康教育に関連する英文論文を各自選択し、それについての説明を行う。あるいはあるテーマについての英文 文献検索を行い、テーマに関する複数の論文について review し、新たな研究遂行に役立つ仮説構築を行っても良い(ある程 度習熟レベルが進んだ学生には後者をむしろ勧める) 。 授業の方法:健康教育学の諸問題Ⅰと同様であるが、学習の進んだ学生で健康教育学に関する研究を志す学生については、 自分の研究計画を立案・発表し、それについての意見を求める機会としても良い。なお発表および質疑応答は原則として英語 で行う。ただし英語でのやりとりに慣れていない学生がほとんどと思われるので、どうしても分からない時は日本語の使用 もOKとする。将来の英語での学会発表や論文書きの練習と思って、気楽に考えて参加してほしい。 成績評価方法:通常点(出席と発表の評価) 教科書:特に指定しない 本研究科他コース学生 本学他研究科学生 履修 可 科目番号:23-217-09 履修 担当教員:栃木 可 衛 他大学学生(特別聴講学生等) 履修 不可 単位数:2 学期:A1 授業科目:健康教育学特殊研究 講義題目(和文):精神医学研究概論 講義題目(英文):Introduction to Psychiarty Research 授業の目標・概要:臨床精神医学の概要と基本的な精神疾患概念について理解することを目標とする。受講者のニード があれば、精神医学研究の具体的な方法論についても学ぶ。 授業計画:1.精神医学の基本的な考え方2.精神症候学3.統合失調症4.感情障害5.不安障害6.発達障害7.老 年期精神医学8.精神医学研究の方法論 授業の方法:基本的に講義による 成績評価方法:レポート 50%、授業への参加状況(発表・発言など)50% 履修上の注意:特になし 本研究科他コース学生 履修 可 本学他研究科学生 履修 82 可 他大学学生(特別聴講学生等) 履修 可 科目番号:23-217-10 担当教員:野崎 大地 単位数:2 学期:通年 授業科目:身体教育科学論文指導 講義題目(和文):身体教育科学論文指導 講義題目(英文):Dissertation Research in Physical Education 授業の目標・概要:各履修者が行っている研究の内容(目的、結果)を随時発表し、参加者が議論を重ねることで、国 際的に通用する論文の執筆、出版を目指す。 授業の方法:履修者は毎週研究の進捗状況についてパワーポイント等を用いて報告する。それに対して、参加者が議論す る。 成績評価方法:平常点(出席・発表)による評価。 本研究科他コース学生 履修 本学他研究科学生 不可 科目番号:23-217-11 履修 担当教員:山本 不可 義春 他大学学生(特別聴講学生等) 履修 不可 単位数:2 学期:通年 授業科目:教育生理学論文指導 講義題目(和文):教育生理学論文指導 講義題目(英文):Dissertation Research in Educational Physiology 授業の目標・概要:教育生理学に関する博士論文・修士論文の執筆のための討論会を履修者全員で行う。 授業の方法:随時討論会を行う。 成績評価方法:平常点(出席)による評価。 本研究科他コース学生 履修 本学他研究科学生 不可 科目番号:23-217-12 履修 担当教員:多賀 不可 厳太郎 他大学学生(特別聴講学生等) 履修 不可 単位数:2 学期:通年 授業科目:発達脳科学論文指導 講義題目(和文):発達脳科学論文指導 講義題目(英文):Dissertation Research in Developmental Brain Sciences 授業の目標・概要:発達脳科学に関する博士論文・修士論文の執筆のための討論会を履修者全員で行う。 授業の方法:討論を中心とする。 成績評価方法:総合的に評価する。 本研究科他コース学生 履修 不可 本学他研究科学生 履修 不可 83 他大学学生(特別聴講学生等) 履修 不可 科目番号:23-217-13 担当教員:佐々木 司 単位数:2 学期:通年 授業科目:健康教育学論文指導 講義題目(和文):健康教育学論文指導 講義題目(英文):Dissertation Research in Health Education 授業の目標・概要:健康教育学の研究課題の進行状況について各学生が発表・議論し、その中で研究ならびに論文執筆 の基本的方法について学習することを目的とする。 授業計画:各学生の研究の進行に応じて指導するが、できるだけ早い時期から研究室の meeting に参加すること。学部の 授業である「教育の疫学」で学ぶ知識が基礎となるので、そちらも出来るだけ履修すること。 授業の方法:各回とも、担当学生が自分の研究の進行状況について発表する。 成績評価方法:通常点。 教科書:特に指定しない。 本研究科他コース学生 履修 本学他研究科学生 不可 科目番号:23-217-14 履修 担当教員:東郷 他大学学生(特別聴講学生等) 不可 史治 履修 不可 単位数:2 学期:通年 授業科目:教育生理学論文指導 講義題目(和文):教育生理学論文指導 講義題目(英文):Dissertation Research in Educational Physiology 授業の目標・概要:教育生理学に関する博士論文・修士論文執筆のための研究指導、論文指導をする。 授業の方法:研究の進捗状況の発表、あるいは関連研究論文の紹介をし、履修者全員で討論する。 成績評価方法:平常点 本研究科他コース学生 履修 本学他研究科学生 不可 科目番号:23-217-15 履修 担当教員:森田 他大学学生(特別聴講学生等) 不可 賢治 履修 不可 単位数:2 学期:通年 授業科目:身体教育科学論文指導 講義題目(和文):身体教育科学論文指導 講義題目(英文):Dissertation Research in Physical Education 授業の目標・概要:身体教育科学に関する研究・論文執筆のための指導・討論を行う。 授業の方法:履修者全員での討論を中心とする。 成績評価方法:平常点 本研究科他コース学生 履修 不可 本学他研究科学生 履修 不可 84 他大学学生(特別聴講学生等) 履修 不可 学校教育高度化専攻 科目番号:23-301-01 教職開発コース 担当教員:秋田 喜代美 単位数:2 学期:S1S2 授業科目:教職開発・理論研究(授業研究・基礎研究) 講義題目(和文):授業における学習研究 講義題目(英文):Research on Learning in Classroom 授業の目標・概要:学校教育における学習過程の基本的な概念と学習に関わる研究の最近の動向を知るととともに英語 で当該分野の文献を読んで議論ができるようにする。 授業計画:授業における学習過程ん研究方法やその分析、教師の学習等に関する英語論文を前半は読み、後半はそれに関 連してグループでトピックをきめて文献レビューを行う。論文リスト等は学期初めに配布する。 授業の方法:グループで特定の論文を担当しその論文について発表するとともに協働で議論をしながら理解を深める。ま た具体的な授業ビデオの分析等も課題として実施する予定である。また学習や授業に関する本のビブリオトーク等を行う予 定である。 成績評価方法:本演習への参加、報告や議論ならびに期末レポートによって評価を行う。 教科書:特に指定しない。 本研究科他コース学生 本学他研究科学生 他大学学生(特別聴講学生等) 履修 可 科目番号:23-301-02 履修 担当教員:藤江 可 康彦 履修 可 単位数:2 学期:S1 授業科目:教職開発・理論研究(授業研究・基礎研究) 講義題目(和文):授業研究の理論と方法 講義題目(英文):Theory and Method of Research on Teaching and Curriculum 授業の目標・概要:授業研究をはじめとする教育実践研究に関する内外の文献を講読しながら、授業研究の理論を構築 し検討する。具体的には、授業研究の理念や歴史、研究主体の違いによる、研究視点や背景となる理論、目的の多様性に着目 しながら、研究者として、あるいは実践者としてどのように授業研究を進めていくのか、について研究手法も含めて検討す る。さらには、教師の専門的熟達を支える授業研究や校内研修体制を研究者や教育行政担当者としてどのように構築し支援 していくかについて議論する。授業研究や教育実践研究の、教育学研究、教師の学習環境、教師の学習を支える研究的実践、 などの多様な在り方について理解し、研究者、実践者としてどのように取り組んでいくかを考察することを目指す。また、教 育実践研究において多くとられる事例研究や質的研究について、その進めかたや留意点、認識論について理解することを通 して、質の高い授業研究や教育実践研究のあり方についても検討する。 授業計画:第1回 ガイダンス第2回~第7回 発表担当者による文献の概要報告および議論と解説 授業の方法:1.授業研究や教育実践研究の理論や方法について文献を購読することを通して理解する。2.事例研究や 質的研究法に関する文献の購読を通して研究の方法論的基礎を固める。3.国内外の「授業研究」や「教育実践研究」に関す る文献を講読することを通して、授業研究の可能性や課題について検討する。 成績評価方法:報告や議論への参加状況による平常点ならびに期末レポートによる。 教科書:授業中に指定する。 本研究科他コース学生 本学他研究科学生 他大学学生(特別聴講学生等) 履修 可 履修 85 可 履修 可 科目番号:23-301-03 担当教員:澤田 稔 単位数:2 学期:集中 授業科目:教職開発・理論研究(カリキュラム研究・基礎研究) 講義題目(和文):カリキュラム理論の諸相:アメリカ合衆国における研究動向を中心に 講義題目(英文):Special Topics in Curriculum Studies 授業の目標・概要:主として初等中等教育のカリキュラム論について、また、Education for Social Justice と呼ばれ る教育の意味に関する理解を深めることを目的とし、そのために主としてアメリカ合衆国におけるカリキュラム論の歴史と 現状を参照する。 授業計画:第1回 オリエンテーション第2回以降 外書講読(英語)を含めた文献講読により、アメリカにおける代表 的なカリキュラム論に(さらに、できれば注目すべき実践事例にも)触れ、そうしたカリキュラム論が現代日本の教育改革に おいて持つ意味についても考察する。 授業の方法:H. Kliebard,The Struggle for American Curriculum、または、Flinders & Thornton,Curriculum Studies Reader を、履修者の発表担当回を決めて、レジュメの作成を課し、講読と議論を進める。後者を用いる場合には、必要な章 をコピー配布する。 成績評価方法:参加状況、担当回分の発表状況、課題レポートにより総合的に評価する。 教科書:初回授業時に指示する。 履修上の注意:特になし。 その他:特になし。 本研究科他コース学生 本学他研究科学生 他大学学生(特別聴講学生等) 履修 可 科目番号:23-301-04 履修 担当教員:中田 可 康彦 履修 可 単位数:2 学期:S1 授業科目:教職開発・理論研究(教職開発・基礎研究) 講義題目(和文):教育政策と教育法 講義題目(英文):Education Policy and Laws 授業の目標・概要:1)教育法の体系を理解し、その論理に基づいた解釈ができるようになる。2)教育法の生成と変 容の過程として、教育政策過程と教育法制の間に存在する力学を説明できるようになる。3)日常に発生する教育法紛争につ いて、論点を指摘し、解決策を導き出せるようになる。 授業計画:1.教育法の体系2.教育法理論史3.教育課程編成と第一の教育法関係4.生徒懲戒と第二の教育法関係5. 生徒の思想信条の自由6.親の学校選択の自由と就学義務7.教師の教育の自由と職務責任9.教師の身分上と職務上の義務 10.いじめ問題と学校の教育責任 11.学校事故と学校の監督・管理責任 12.社会教育施設の利用 13.私立学校経営の自由と公教 育 14.教育の政治的中立性 15.教育の宗教的中立性 授業の方法:今年度はケーススタディに基づくディスカッションを中心とし、それに基本文献の輪読を組み合わせるもの とする。あらかじめ用意された事例や指定された文献について、論点を自分なりに考えてきて授業に臨むことが求められる。 成績評価方法:平常点および期末レポート。受講者は1度は授業中に報告することが求められる。 教科書:特に指定しない。 履修上の注意:積極的な参加が望まれる。 本研究科他コース学生 本学他研究科学生 他大学学生(特別聴講学生等) 履修 可 履修 86 可 履修 可 科目番号:23-301-05 担当教員:秋田 喜代美 単位数:2 学期:S1S2 授業科目:教職開発・理論研究(授業研究・発展研究) 講義題目(和文):保育学研究 講義題目(英文):Studies on Early Childhood Education 授業の目標・概要:乳幼児教育の在り方、乳幼児の遊びと談話(会話、表記)に関する最近の国際的動向を文献を通し てその内容と研究方法を学ぶことを目標とする。特に children's voice からの研究について学ぶ。 授業計画:上記テーマに関する近年の研究文献を順に読みあい議論を通して理解を深める。また幼稚園か保育所でのフィ ールド観察とその記録や分析の検討を合わせて行う。まず最初に Peter Moss 授業の方法:毎回文献の講読と議論を中心にするが、1,2回は園での保育参観とそれに基づく議論を行う予定である。 成績評価方法:演習への参加、報告並びに議論と期末レポートによる。 教科書:学期当初に講読文献を指定する。Moss,P. (2014)Transformative Change and Real Utopias in Early Childhood Education: A story of democracy,experimentation and potentiality. Routledge は購読の一つに含める予定 履修上の注意:フィールドワーク等が含まれるために、園参観の日などは1限からとなることもあることには留意され て参加されたいい。 本研究科他コース学生 履修 本学他研究科学生 可 科目番号:23-301-06 履修 担当教員:藤江 可 康彦 他大学学生(特別聴講学生等) 履修 可 単位数:2 学期:S2 授業科目:教職開発・理論研究(授業研究・発展研究) 講義題目(和文):学校教育研究と談話分析 講義題目(英文):Research on School Education and Discourse Analysis 授業の目標・概要:談話分析に関する内外の文献を講読しながら、談話分析がどのような学問的背景をもち、どのよう に進められてきたかを理解するとともに、分析の視点や方法によって、談話分析によって学校を基盤とした教育実践研究を どのように進めていくことができるかについて考察する。とりわけ、授業における言語的相互作用を中心的な研究対象とす る文献を購読することで、談話分析を通して授業の構造、子どもの学習、教師の実践的知識の構造、それを支える社会文化的 環境のありようについてどのようにとらえ、理論化していけるかを議論する。 授業計画:1.談話の理論(背景となる理論や方法論、コミュニケーション観、授業観、学習観)や方法(方法論的基盤、 分析の観点や手法)、実際の研究の在り方、について文献購読によって検討する。文献例 James Paul Gee,& Michael Handford.(Eds.) 2011 The Routledge Handbook of Discourse Analysis. Routledge.Vijay Bhatia , & Stephen Bremner.(Eds.) 2014 The Routledge Handbook of Language and Professional Communication. Routledge.Steve Walsh 2013 Classroom Discourse and Teacher Development.Edinburgh University Press.Numa Markee 2015 The Handbook of Classroom Discourse and Interaction (Blackwell Handbooks in Linguistics). Wiley-Blackwell2.教室における言語的 相互作用に関する文献を購読し、談話分析による授業研究や学習研究の可能性と課題について検討する。文献例 Learning, Culture and Social Interaction 授業の方法:第1回 ガイダンス第2回~第3回 談話分析の基礎:理論と方法第4回~第7回 授業研究と談話分析 成績評価方法:報告や議論への参加状況による平常点ならびに期末レポートによる。 教科書:指定しない。 本研究科他コース学生 本学他研究科学生 他大学学生(特別聴講学生等) 履修 可 履修 87 可 履修 可 科目番号:23-301-07 担当教員:浅井 幸子 単位数:2 学期:A2 授業科目:教職開発・理論研究(カリキュラム研究・発展研究) 講義題目(和文):教職経験の研究 講義題目(英文):Research on Teaching Experience 授業の目標・概要:授業を中心とする教職経験は、教師の語りによってその意味を構成され規定されている。この授業 では教育にナラティブな方法でアプローチする研究論文の講読を通して、教職経験をとらえる理論と方法を考察する。今年 度はラーニング・ストーリーに関する文献を読む予定である。 授業計画:第1回:オリエンテーション第2回以降:論文を読みディスカッションを行う。以下のような文献を予定して いる。マーガレット・カー 著、大宮勇雄訳『保育の場で子どもの学びをアセスメントする』 (ひとなる書房、2013 年)Margaret Carr,Wendy Lee,2012,Learning Stories: Constructing Learner Identities in Early Education,SAGE Publications Ltd. 授業の方法:論文を購読しディスカッションを行う。 成績評価方法:授業中の発表とレポートによる。 教科書:特になし。 本研究科他コース学生 本学他研究科学生 履修 可 科目番号:23-301-08 履修 担当教員:大島 他大学学生(特別聴講学生等) 可 純 履修 可 単位数:2 学期:A2 授業科目:教職開発・理論研究(教職開発・発展研究) 講義題目(和文):学習科学演習 講義題目(英文):Seminar on the Learning Sciences 授業の目標・概要:本演習では,学習科学(The Learning Sciences)の研究パラダイムについて,理論的背景,方法 論,そして実践研究を講読しながら,参加者の討論を通して理解を深めていくことを目的としている.特に自分の専門領域の 研究パラダイムとの比較を通して,その特徴を理解することによって,学習科学が今なぜ世界的に活性化した研究領域であ るのかについての基礎理解を習得する. 授業計画: 授業の方法:本演習では,2014 年に刊行された Cambridge Handbook of the Learning Sciences の second edition から 受講者との相談の上,講読していく chapter を選定し,担当者(ペアを想定)がその内容を発表すると同時に,その chapter と深く関連する最近の研究論文を 1 編さらに追加して発表する.毎週最初の 1 コマを chapter について議論し,2 コマ目を関 連文献について議論する時間とする. 成績評価方法:担当する発表と,各回における質疑応答での貢献,また,演習を通して利用するネットワーク上の学習環 境における議論を参考に評価する. 教科書:Sawyer,R. K. (Ed.). (2014). The Cambridge Handbook of the Learning Sciences: Second Edition. New York, NY: Cambridge University Press.必要な部分については,こちらでコピーを配布します. 本研究科他コース学生 履修 可 本学他研究科学生 履修 88 可 他大学学生(特別聴講学生等) 履修 可 科目番号:23-301-09 担当教員:佐藤 達哉 単位数:2 学期:集中 授業科目:教職開発・理論研究(教職開発・発展研究) 講義題目(和文):質的研究と TEA(複線径路等至性アプローチ) 講義題目(英文):Qualitative Inquiry and TEA(Trajectory Equifinality Approach) 授業の目標・概要:教育学や心理学などで用いられている質的研究の考え方とバリエーションを学びます。研究法の現 在のあり方について俯瞰した後、それぞれの簡単な説明を行ったうえで、TEA(複線径路等至性アプローチ)について詳述す る予定です。 TEA の基本的考え方を学び、その技法を使ってみることにより、質的研究の基本的なあり方を学ぶことができ るようにしたいと思います。 この授業では宣言的知識を表面的に学ぶだけではなく、手続的知識をしっかりと内化するこ とを目指しますし、その過程を描く理論として TLMG を紹介します。 世界最古の大学と言われるボローニャ大学の法学教育 では、講義と演習がしっかりと連関していました。昨今の PBL につながる考え方です。演習と発表を行うために座学がある という有機的連関を通じて、質的研究法の理論と実践を行います。 授業計画:テキスト『TEA 理論編』を用いて、座学と演習を組み合わせる。 第1回: 質的研究概説:様々な研究法と基本的心構え 第2回: TEA の基本(1) 第3回: 演習(1) TEA の3つの要素;TEAにおける時間概念 人生における記号の発生を語ること 第4回: TEA の基本(2) 開放システムと形態維持;実存性 第5回: TEA の基本(3) 質的研究と飽和;TEM的飽和 第6回: 演習(2) 人生における記号の発生を書き取ること 第7回: 演習(3) 人生における記号の発生を描くこと 第8回: TEM の基本(1)両極化した等至点とZOF;分岐点と必須通過点 第9回: TEM の基本(2)未定と未来展望:画期をなすこと 第10回:演習(4) 人生径路のトランスビューを目指して 第11回:TEM の基本(3) ヴィゴーツキー理論とTEM;ナラティブ研究と TEM 第12回:演習(5) プレゼンテーションの手法を相対化する;記号の配置(デザイン) 第13回:演習(6) 自分が描いた TEM を発表する 第14回:演習(7) TEM の描き直しを発表する 第15回:総まとめ;質的研究法としての TEA の総括 授業の方法:テキストを用いる座学とデータ分析演習を交互に行い、いくつかの節目においてプレゼンテーションを行っ てもらいます。 本研究科他コース学生 履修 可 本学他研究科学生 履修 89 可 他大学学生(特別聴講学生等) 履修 可 科目番号:23-301-10 担当教員:石井 英真 単位数:2 学期:S2 授業科目:教職開発・理論研究(教職開発・発展研究) 講義題目(和文):学力の教育学的研究 講義題目(英文):Pedagogical research on academic achievement 授業の目標・概要:本講義では、学力研究の展開とその現代的課題を検討する。教育改革の焦点が量から質へとシフト するなかで、教育課程改革においても、内容よりも資質・能力(コンピテンシー)をベースにする方向性が打ち出されてい る。だが、 「コミュニケーション能力」をはじめ、昨今重要視されるポスト近代型能力は、学校教育のみで形成しうるもので はない。また、そうした包括的な能力を強調することに対しては、全人評価の危険性も指摘されている。本講義を通じて、学 校がすべきこととできることの両面を考慮しながら、学校の教育目的・目標としての能力(学力)についてどう議論していけ ばよいのかを考える。 授業計画:以下のテーマについて扱う予定である。 1.現代社会の変化と学校教育の変容 2.戦後学力論争史 3.教育 目標(能力)分類の枠組み 4.能力ベースのカリキュラムへの動き 5.新しい能力・学力を形成する授業と評価の方法論 6.現代社会における学力像と学校像の模索 授業の方法:授業中に配布する文献や論文の資料をまとめてレポートする演習的要素を取り入れつつ、基本的には講義形 式で進める。また、講義内容に関して参加者同士のディスカッションも行う。 成績評価方法:授業中の発表とレポート課題によって成績を付ける。授業への積極的参加を重視する。 教科書:石井英真 『今求められる学力と学びとは:コンピテンシー・ベースのカリキュラムの光と影』 (日本標準)石井英 真 『増補版・現代アメリカにおける学力形成論の展開』 (東信堂) 履修上の注意:テキスト(『今求められる学力と学びとは』日本標準)を事前に読了しておくことが望ましい。 本研究科他コース学生 本学他研究科学生 他大学学生(特別聴講学生等) 履修 可 科目番号:23-301-11 履修 担当教員:馬場 可 卓也 履修 可 単位数:2 学期:A2 授業科目:教職開発・理論研究(教職開発・発展研究) 講義題目(和文):数学教育分野の国際協力 講義題目(英文):International Cooperation in Mathematics Education 授業の目標・概要:数学教育における国際的展開について議論する。数学教育はその扱う数学の普遍性より世界的な類 似性が指摘されてきた。他方で、主要な教科として数学教育は、歴史的な背景を背負ったり、各国の社会的なニーズに応じた り、独自性を持つことも論じられている。本講義では、日本の数学教育と海外のそれを相互に照射しながら、その課題と可能 性について理解を深める。 授業計画:1.数学教育開発上の課題2.意図されたカリキュラム-学習指導要領(1)カリキュラムの分析(2)新し い動向(目的・内容・方法)3.意図されたカリキュラム-教科書4.実施されたカリキュラム-授業(1)型の存在(2) 日本的な授業5.実施されたカリキュラム-教師と専門家集団(1)教師の信念・価値観(2)反省的実践家としての教師6. 達成されたカリキュラム-国家テスト、国際テスト7. 教師教育-研究と実践8.課題に戻って-制度と内発的発展 授業の方法:数学教育分野における論文、国際協力プロジェクトや各国の資料(文書、写真、ビデオなど)などをもとに、 講義、ワークショップ、個別活動、討議を行い、課題意識を形成すること、その課題意識をもとにカリキュラム(授業) 、制 度(教員研修)を開発すること、の二つによって進めていく。 成績評価方法:ワークショップ、個別活動における発表やワークシートをもとに評価する。 履修上の注意:出席と議論への参加を重視する 本研究科他コース学生 本学他研究科学生 他大学学生(特別聴講学生等) 履修 可 履修 90 可 履修 可 科目番号:23-301-12 担当教員:阿部 昇 単位数:2 学期:A2 授業科目:教職開発・理論研究(教職開発・発展研究) 講義題目(和文):吟味・評価・批評の力を育てる国語の授業づくり 講義題目(英文):Japanese Language Teaching from Critical Perspectives 授業の目標・概要:国語科教育の中の「吟味」「評価」「批評」に関する分野について検討を進めていく。検討する対象 としては、説明的文章及び新聞をはじめとするメディアである。社会科教科書の歴史記述等も対象としていく。従来の国語科 教育では「吟味」 「評価」 「批評」さらには「批判」といった要素についてはあまり重視されてこなかった。しかし、PISA 「読解力」などの影響により、日本でもこれらの要素が前面に位置づけられつつある。ただし、その位置づけ方には未熟な部 分が多い。この授業では、教科書教材等を実際に分析・検討しながれら、創造的な「吟味」 「評価」 「批評」 「批判」を行うた めの方法を解明していく。また、それらを子どもたちに学ばせていくための指導の在り方についても考察していく。 授業計画:1.「吟味」「評価」「批評」「批判」する力を育てることの意味を考える(目的論)2.「吟味」「評価」「批評」 「批判」の実際3. 「吟味」 「評価」 「批評」 「批判」のための方法について考える(教科内容論)4.PISA「読解力」につ いて考える5.小学校教科書教材の検討6.中学校教科書教材の検討―その17.中学校教科書教材の検討―その28.高等 学校教科書教材の検討―その19.高等学校教科書教材の検討―その210.NIE教材の検討 11.メディア教材の検討 12.社 会科教科書・歴史記述の検討 13.「吟味」 「評価」 「批評」 「批判」する力を育てる授業について考える(授業論)14.「吟味」 「評価」 「批評」 「批判」する力を育てる先導的な指導方法について考える(授業論)15.授業のまとめと課題提示 授業の方法:グループワーク、ディスカッション、講義 成績評価方法:授業への参加状況 40%、レポート 60%による。レポート提出は必須。 教科書:なし 履修上の注意:到達目標:国語科紀要行くの中野『吟味」「評価」「批評」に関する分野について、その目的、教科内容、 授業づくりの在り方などを理解した上で、それらについて自らの考えをもつことができる。 本研究科他コース学生 履修 可 本学他研究科学生 履修 91 可 他大学学生(特別聴講学生等) 履修 可 科目番号:23-301-13 担当教員:山下 晃一 単位数:2 学期:集中 授業科目:教職開発・理論研究(教職開発・発展研究) 講義題目(和文):教育行政・政策の日米比較 講義題目(英文):Japan-US Comparative study of educational adminstration and policy 授業の目標・概要:現代アメリカにおける教育行政・教育政策の現状を対象として,その展開過程,特質の検討を通じ て,先進工業国に共通する教育課題について考究・協議する。その際,わが国における教育行政・教育政策の今日的状況と比 較対照しながら,教育行政学および学校教育・教職に関する研究・学的営為の課題と可能性について思索を深める。 授業計画:1.イントロダクション:講義の概要と進め方2.教育行政・教育政策研究の意義(1)基礎概念・枠組み,既 習事項との関連づけ3.教育行政・教育政策研究の意義(2)学術的位置,方法と課題など4.教育委員会制度をめぐる日米 の状況(1)日米教育行政制度の概要5.教育委員会制度をめぐる日米の状況(2)学校-地域間関係の葛藤と調整6.教育 委員会制度をめぐる日米の状況(3)教育実践と教育委員会制度7.教員制度をめぐる日米の状況(1)教員をめぐるわが国 の動向と課題8.教員制度をめぐる日米の状況(2)米国における教員制度の展開と特質9.教員制度をめぐる日米の状況 (3)先進工業国における教員制度のゆくえ 10.研究の課題と展望(1)学校・教育実践と教育行政・政策の関係性 11.研 究の課題と展望(2)教育行政学における「規範理論」の可能性 12.研究の課題と展望(3)教育行政・政策に関する日米比 較研究の動向と課題 13.講義のまとめ 授業の方法:講義と演習とを併用する形で進めたい。ただし実際の展開形態については,受講生数に応じて,また集中講 義という特性を考慮に入れつつ,講義初日に受講生と相談する。 成績評価方法:出席・報告・研究協議への参加状況および演習参加者全体の知的水準向上への貢献度(60%),レポート (40%) 。※なお詳細は初回時に受講者と共に再検討する。 教科書:配付資料を中心とする。必要に応じて事前もしくは講義中に指示する。 履修上の注意:予習に関しては,上記に掲げた書籍、もしくは関連する他の文献・資料等から興味を持った章・部分ある いは講義に該当すると思われる章・部分を任意に取り上げて読解し,要点把握と疑問点析出を試みるとよい(13 回分,各回 1章分程度) 。復習に関しては,基礎概念の定着・理論枠組みの批判的建設的摂取等の確認をねらいとして,こちらから課題 を指示することがある。 本研究科他コース学生 履修 可 本学他研究科学生 履修 92 可 他大学学生(特別聴講学生等) 履修 可 科目番号:23-301-14 担当教員:西岡 晋 単位数:2 学期:集中 授業科目:教職開発・理論研究(教職開発・発展研究) 講義題目(和文):子ども・家庭・福祉の政策過程分析 講義題目(英文):Policy Process Analysis in Child Welfare 授業の目標・概要:この授業は、政策過程論や公共政策学の基礎的概念、理論的アプローチを学習するととともに、子 ども・家庭・福祉に関連する分野の政策過程分析の先行研究、事例を検討する。加えて、時間的余裕があれば政策過程分析の 実習も行う。これらの講義と実習を通じて、子ども・家庭・福祉に関連する分野の政策過程についての理解を深め、自らの手 で分析を行えるようになることを最終的な目的とする。 授業計画:おおよそ以下の通りであるが、変更もありうる。1.ガイダンス 2.政策過程分析の基礎と政策段階論(教科書①: 1〜2 章、②:1 章)3.アジェンダ・セッティング(①:3 章、②:1 章)4.利益中心アプローチ(①:8 章、②:3 章、12 章) 5.制度中心アプローチ(①:9 章、②:5 章、7 章)6.アイディア中心アプローチ(①:10 章、②:8 章)7.政策実施過程(①: 11 章、②10〜11 章)8.福祉国家論 10.政策過程分析の事例(利益中心アプローチ)11.政策過程分析の事例(制度中心アプロ ーチ)12.政策過程分析の事例(アイディア中心アプローチ)13.政策過程分析の事例(実施過程研究)14.政策過程分析の事 例(福祉国家論)15.授業のまとめ 授業の方法:講義、受講生による報告、討論 成績評価方法:授業への参加度(報告、討論) 教科書:①秋吉貴雄・伊藤修一郎・北山俊哉『公共政策学の基礎[新板]』有斐閣、2015 年。②岩崎正洋編『政策過程の理 論分析』三和書籍、2012 年。 履修上の注意:本授業は集中講義だが、文献の輪読など受講生が報告する機会を設ける。詳細については、事前にゼミ委 員を通じて指示する予定。 本研究科他コース学生 履修 本学他研究科学生 可 科目番号:23-301-15 履修 担当教員:藤江 他大学学生(特別聴講学生等) 可 康彦 履修 可 単位数:2 学期:S2 授業科目:教職開発・実践研究(授業研究・事例研究) 講義題目(和文):授業の事例研究 講義題目(英文):Case Studies of Classroom Lessons 授業の目標・概要:さまざまな校種や教科の授業における映像記録、逐語記録、授業記録、実践記録などの視聴や読み 取りを通して、授業、子ども、教師、教材の多様性と固有性、相互関係のあり方の複雑性や相補性などについて、検討し考察 する。 自分や他者が記録をどう切り出してきたか、どう読み取ったかを交流することを通して、授業、子ども、教師教材な どをとらえる視点をメタ的にとらえ事例への視点の多様性や固有性について気づくとともに、授業を対象として分析研究を 行う際の方法を学ぶ。 授業計画:第1回:授業研究、事例分析の基本的な考え方、事例の抽出・記述第2回:分析視点の設定 分析カテゴリー の設定、解釈枠組みのあり方第3回:分析の実施 コーディングと集計、記述における妥当性と信頼性、など第4回:小学校 の事例 中学年、高学年の授業第5回:中学校・高等学校の事例① 国語科、英語科第6回:中学校・高等学校の事例② 社 会科、保健体育科、総合的な学習の時間第7回:中学校・高等学校の事例③ 数学科、理科 授業の方法:(1)全員で1単位時間の授業事例をみて検討する受講者が交替で事例提供を行う。事例提供者は記録に加 えて補足資料を用意する(2)同一授業記録をグループで検討する小集団で同一授業を解釈、分析、グループ内、グループ間 で交流する同一の実践でも、視点や解釈の多様性があることに気づく。視点や解釈の多様性のなかにある共通性、などに気づ く。参加者相互の実践を研究する際のセンスを高めることを目指す。 成績評価方法:演習への参加状況、課題レポート、学期末のレポートをもとに総合的に評価する。 教科書:使用しない 履修上の注意:授業映像の文字起こしや分析をおこなうため、授業時間外での作業やグループワークが発生する場合が ある。このことを了承のうえで参加されたい。 本研究科他コース学生 履修 可 本学他研究科学生 履修 93 可 他大学学生(特別聴講学生等) 履修 可 科目番号:23-301-16 担当教員:浅井 幸子 単位数:2 学期:S1 授業科目:教職開発・実践研究(カリキュラム研究・事例研究) 講義題目(和文):教職の事例研究 講義題目(英文):Case Studies of Lessons 授業の目標・概要:授業の映像を検討すること、授業を参観しエッセイを書くこと、授業研究の方法に関する文献を読 むこと等の活動を通して、複雑な教育実践を理解するための多様な方法について考察する。 授業計画:以下の三つの活動を行う予定である。①授業の映像を検討する。②授業を参観する。③授業の検討にかかわる 論文を読む。 授業の方法:文献や映像やレポートをもとに、参加者でディスカッションを行う。グループでの検討を取り入れる。 成績評価方法:参加と課題レポートによる。 教科書:特になし。 履修上の注意:特になし。 その他:特になし。 本研究科他コース学生 本学他研究科学生 他大学学生(特別聴講学生等) 履修 可 科目番号:23-301-17 履修 担当教員:藤村 可 宣之 履修 可 単位数:2 学期:A1 授業科目:教職開発・実践研究(教職開発・事例研究) 講義題目(和文):教科教育の心理学的事例研究 講義題目(英文):Psychological Case Studies on Learning in Subject Areas 授業の目標・概要:各教科の授業についての心理学的分析をテーマとする。中等教育を中心とした各教科の授業につい て,授業の録画記録にみられる発話やワークシートの記述内容にもとづいて心理学的に分析を行う方法について具体的資料 をもとに理解し,その方法に熟達することを目標とする。中等教育における各教科(数学科,理科,国語科)の授業が子ども の認知発達や概念発達を促進するうえでの有効性と課題について,発話分析やワークシートの記述内容の分析などをもとに 個別および協同で検討を行い,心理学の視点から考察を行う。 授業計画:1:イントロダクション2:授業の心理学的分析の方法3:中学校数学科授業の事例研究①(授業ビデオ等に もとづく個別探究)4:中学校数学科授業の事例研究②(授業ビデオ等にもとづく協同探究)5:高校数学科授業の事例研究 ①(授業ビデオ等にもとづく個別探究)6:高校数学科授業の事例研究②(授業ビデオ等にもとづく協同探究)7:中学校理 科授業の事例研究①(授業ビデオ等にもとづく個別探究)8:中学校理科授業の事例研究②(授業ビデオ等にもとづく協同探 究)9:高校理科授業の事例研究①(授業ビデオ等にもとづく個別探究)10:高校理科授業の事例研究②(授業ビデオ等に もとづく協同探究)11:中学校国語科授業の事例研究①(授業ビデオ等にもとづく個別探究)12:中学校国語科授業の事 例研究②(授業ビデオ等にもとづく協同探究)13:高校国語科授業の事例研究①(授業ビデオ等にもとづく個別探究)1 4:高校国語科授業の事例研究②(授業ビデオ等にもとづく協同探究) 授業の方法:各教科の授業についての指導案,ビデオ記録,ワークシート等の資料にもとづいて,個別に検討を行い(個 別探究) ,集団での発表・検討・討論(協同探究)を行った後,さらに個別に考察を深める。 成績評価方法:授業時の発表およびレポートによる。 教科書:適宜,指示する。 本研究科他コース学生 本学他研究科学生 履修 可 履修 94 可 他大学学生(特別聴講学生等) 履修 可 科目番号:23-301-18 担当教員:北村 友人 単位数:2 学期:S2 授業科目:教職開発・実践研究(教職開発・事例研究) 講義題目(和文):学校教育の事例研究 講義題目(英文):Case Studies of School Education 授業の目標・概要:教育観や学力観が大きく変化している今日、学校教育の現場でもさまざまな取り組みが国内外で積 み重ねられている。既存の教科枠組みに必ずしも縛られることなく、さまざまな授業の実践についての理解を深めることが、 本講義の目的である。とくに、グローバル化時代の学校教育のあり方を考えるために、教科としては社会科を中心としつつ、 総合的な学習の時間を利用した国際理解教育や ESD(持続可能な開発のための教育)などについてみていきたいと考えてい る。 授業計画:第 1 回: 導入(講義の説明) :グローバル化時代の学校教育における授業のあり方第 2 回: 社会科の事 例研究(1) 第 3 回: 社会科の事例研究(2) 第 4 回: 総合的な学習の時間の事例研究(1) 第 5 回: 総合 的な学習の時間の事例研究(2)第 6 回: 新しい概念にもとづく授業の事例研究/その他の教科の事例研究 第 7 回: まとめ*履修者の関心を踏まえて、研究する授業の事例については修正を行うことがある。 授業の方法:毎回一つの事例を取り上げ、発表担当者がそれについて概説し、問題点や注目すべき点を指摘したのち、履 修者全員でその事例についての討論を行う。 成績評価方法:出席状況、発表、授業への取り組み、最終レポートを総合的に評価する。 教科書:講義のなかで指示する。 履修上の注意:発表を担当する時でなくても事例を細かく分析し、問題意識を持って授業に臨むこと。 本研究科他コース学生 本学他研究科学生 他大学学生(特別聴講学生等) 履修 可 科目番号:23-301-19 履修 担当教員:秋田 可 喜代美 履修 可 単位数:2 学期:A1A2 授業科目:教職開発・実践研究(教職開発・実地研究) 講義題目(和文):授業の実地研究 講義題目(英文):Fieldwork on Classroom Lessons 授業の目標・概要:各自研究テーマを設定し、学校(原則 東大附属中等教育学校)において観察、記録、実習、調査等 のフィールドワークを実施し、その報告を作成し提出する。 授業計画:最初にガイダンスを行い、この授業の趣旨や実施計画、評価方法の概要を説明したのち、参加者はそれぞれ研 究テーマ、対象とする学校の選択を行い、履修計画を作成する。その履修計画に基づき、依頼する学校や教師との協議のの ち、フィールドワークを実施する。途中中間報告ならびに最終報告会を行う。 授業の方法:各自のフィールドワークを中心とするゼミナールであり、個人研究が基本となる。この実地研究の履修に関 しては、修士課程における履修において特段の事情や要望がない限り、最低2単位は東京大学付属中等教育学校において実 施することを基本とする。なお、専任、非常勤を問わず勤務校におけるフィールドワークは認められない。中間報告会および 最終報告会への参加がもとめられる。 成績評価方法:フィールドワークの実施状況および研究レポートによって評価する。 履修上の注意:フィールドワークを実施するに際してはフィールドワークを15時間以上実施することが必要である。 修士1年の院生は A1A2 以降の履修を原則とする。 本研究科他コース学生 履修 可 本学他研究科学生 履修 95 可 他大学学生(特別聴講学生等) 履修 可 科目番号:23-301-20 担当教員:斎藤 兆史 単位数:2 学期:A1A2 授業科目:教職開発・実践研究(教職開発・実地研究) 講義題目(和文):教科学習の実地研究 講義題目(英文):Fieldwork on Learning inSubject Areas 授業の目標・概要:学校におけるフィールドワーク(授業観察・調査など)のやり方を学ぶとともに、それを研究とし てまとめる技法を学ぶ。また、現場の教育に対する理解を深めることも目的とする。履修者は、自ら設定した研究テーマに基 づいてフィールドワークを行い、その報告を作成して提出する。 授業計画:最初2時間程度ガイダンスを行って、授業の趣旨や実施計画、評価方法の概要を説明する。その後、履修者は それぞれの研究テーマを定め、学校の選択を行って、履修計画を作成する。その計画に基づいて学校や教師と調整を行い、フ ィールドワークを実施する。 授業の方法:各自のフィールドワークを中心とするゼミナールであり、個人研究が基本となる。この実地研究の履修に関 しては、修士課程の履修において特段の事情や要望がないかぎり、最低2単位は東京大学附属中等学校において実施するこ とを基本とする。なお、専任、非常勤を問わず、勤務校におけるフィールドワークは認められない。 成績評価方法:フィールドワークの実施状況および研究レポートによって評価する。 教科書:使用しない。 履修上の注意:フィールドワークを実施する際には、12時間以上実施することが必要である。修士1年の院生、および 初めてフィールドワークを履修する博士1年の院生は、冬学期以降の履修を原則とする。 本研究科他コース学生 履修 本学他研究科学生 可 科目番号:23-301-21 履修 担当教員:秋田 可 喜代美 他大学学生(特別聴講学生等) 履修 可 単位数:2 学期:通年 授業科目:教職開発・論文指導(授業研究・論文指導) 講義題目(和文):授業研究論文指導 講義題目(英文):Mentoring Seminar of Research on Classroom Lessons 授業の目標・概要:授業研究や保育研究について、教育心理学的なアプローチによって、各自の研究テーマにそって実 証的な論文執筆ができるように指導を行う。 授業計画:保育や学校教育という制度的な場での子どもや教師の発達、保育や授業での言葉や談話の分析、保育者及び教 師の認知と思考や園・学校での保育者と教師の学習等に関して、修士論文、博士論文等の執筆を希望する者に対して具体的 に、それぞれの問題意識に即して論文執筆が当該年にできるように指導を行なう。 授業の方法:個人指導および秋田研究室全体での集団での論文指導を行う。それによって、研究主題の立て方、研究方法、 論文の読み方、コメントの仕方、書き方などを学んでいく形をとる。なお本論文指導は、総合教育科学専攻 教育心理学コー スの教授学習分野論文指導と時間割上同時に開講される。また研究室MLへの参加によって日々検討を行う。 成績評価方法:本演習およびMLでの論文コメントへの参加、個人の論文執筆過程における研究状況と研究成果によっ て評価を行う。 教科書:指定なし 履修上の注意:本演習は、秋田を指導教員とする者に対して実施する。夏休み前後等にはまとめて終日指導等を行うこと がある。 その他:特になし 本研究科他コース学生 履修 不可 本学他研究科学生 履修 不可 96 他大学学生(特別聴講学生等) 履修 不可 科目番号:23-301-22 担当教員:藤江 康彦 単位数:2 学期:通年 授業科目:教職開発・論文指導(授業研究・論文指導) 講義題目(和文):授業研究論文指導 講義題目(英文):Mentoring Seminar of Research on Classroom Lessons 授業の目標・概要:授業や授業を構成する諸事象を対象にして研究論文を執筆するために必要な知識や技能を身につけ、 学位論文を作成することを目指す。 授業計画:1.「授業」、「教師や子どもの学習」、「カリキュラム」などに関する理論や実践についての研究をレビューし、 自らのリサーチクエスチョンを明確にする。2. 「観察法」 、 「面接法」などの調査方法やデータの質的分析法といった研究方 法、機材の取扱方などを習得し、効果的に用いることができるようにする。3.リサーチクエスチョンから研究を立ち上げ、 文献探索やフィールドワークを行う。その過程で、研究方法や研究倫理について学ぶ。4.研究のアイデアを他者と交流さ せ、研究を展開する。5.研究を学位論文や学術論文の体裁に執筆しまとめる。 授業の方法:1.集団指導:参加者は、自らの研究テーマについてのプレゼンテーションを行う。その発表内容について、 参加者全員で集団的に検討を行う。2.個別指導:研究の進行に応じて、適宜教員による個別指導を行う。 成績評価方法:授業におけるプレゼンテーションの内容、授業への貢献度、論文の執筆状況にもとづいて評価する。 教科書:指定しない。 履修上の注意:履修者は藤江の指導学生に限定する。 本研究科他コース学生 本学他研究科学生 他大学学生(特別聴講学生等) 履修 不可 科目番号:23-301-23 履修 担当教員:浅井 不可 幸子 履修 不可 単位数:2 学期:通年 授業科目:教職開発・論文指導(カリキュラム研究・論文指導) 講義題目(和文):カリキュラム研究論文指導 講義題目(英文):Mentoring Seminar of Teacher Professional Development 授業の目標・概要:研究論文を執筆するための指導を行う。 授業計画:具体的な論文の執筆過程に即して、テーマの立て方、資史料調査、分析の方法、記述の方法等を学ぶ。 授業の方法:個別指導とグループ指導を予定している。 成績評価方法:研究の成果によって評価を行う。 教科書:特になし。 履修上の注意:特になし。 その他:特になし。 本研究科他コース学生 履修 不可 本学他研究科学生 履修 不可 97 他大学学生(特別聴講学生等) 履修 不可 科目番号:23-301-24 担当教員:澤田 稔 単位数:2 学期:A2 授業科目:教職開発・論文指導(カリキュラム研究・論文指導) 講義題目(和文):カリキュラム研究論文指導 講義題目(英文):Mentoring Seminar of Curriculum Studies 授業の目標・概要:カリキュラム・教育課程に関する諸問題を扱う研究論文の執筆を指導・支援する。 授業計画:履修者の人数・問題関心に沿って目標・計画を立てる。 授業の方法:・個別指導とするか集団指導とするか、両者を併用するかは、履修者の人数や問題関心を踏まえて決定する。 ・ 指導開始直後に、履修者全員にそれぞれ目標・計画を明確化することを求める。もちろん、その目標・計画を立てる際にも、 必要に応じて支援する。 ・開講時期以外にも、履修者の必要に応じて、また担当教員の都合のつく限りで、可能な支援を行う 予定である。 成績評価方法:履修者の研究姿勢・研究進捗状況によって行う。 教科書:特になし。 履修上の注意:開講時期・時間帯以外のミーティングのアポなどには、メールを利用されたい。その際、送信メールには 必ず件名(タイトル)に所属・氏名を明記のこと。 その他:特になし。 本研究科他コース学生 履修 不可 本学他研究科学生 履修 不可 98 他大学学生(特別聴講学生等) 履修 不可 学校教育高度化専攻 科目番号:23-302-01 教育内容開発コース 担当教員:藤村 宣之 単位数:2 学期:S1 授業科目:教育内容開発・理論研究(数学・科学教育・基礎研究) 講義題目(和文):数学的・科学的思考の発達と学習過程 講義題目(英文):Development of Mathematical and Scientific Thinking and Learning Processes 授業の目標・概要:子どもの数学的思考・科学的思考の発達と学習過程について,教育心理学や発達心理学領域の領域 で,どのような知見が得られているか,またどのような心理学的方法論を用いて研究を行うことが可能かについて,国内外の 学術誌掲載論文等の実証的研究をもとに理解を深めることを目標とする。数学的思考,科学的思考の発達については,概念変 化(conceptual change) ,概念的理解(conceptual understanding)と手続き的知識(procedural knowledge)の関係性など に焦点をあて,認知発達研究や個別介入研究の知見やそれを導く心理学の方法論について,解説と検討を行う。数学,科学に 関する学習過程については,社会的相互作用を含む教科学習の認知プロセスに焦点をあて,その知見と方法論について解説 と検討を行う。 授業計画:1:オリエンテーション2:認知発達過程と教授・学習過程3~4:数学的思考・科学的思考の発達をとらえる 視点①概念変化5~6:数学的思考・科学的思考の発達をとらえる視点②概念的理解7~8:数学的思考・科学的思考の発達 をとらえる視点③手続き的知識9~10:教科学習の認知プロセス①定型的問題解決11~12:教科学習の認知プロセス ②非定型的問題解決13~14:教科学習の認知プロセス③社会的相互作用 授業の方法:授業の内容について,授業プリントや参考書を用いて教員が解説を行い,参加者全体で質疑,討論を行う。 また指定した文献について,各参加者はレポートとコメントを行い,参加者全体で討論を行う。 成績評価方法:期末レポート,小レポート,および授業への参加状況を総合して評価する。 本研究科他コース学生 本学他研究科学生 他大学学生(特別聴講学生等) 履修 可 科目番号:23-302-02 履修 担当教員:斎藤 可 兆史 履修 可 単位数:2 学期:S1S2 授業科目:教育内容開発・理論研究(言語教育・基礎研究) 講義題目(和文):英語教授法 講義題目(英文):English Language Teaching Methodologies 授業の目標・概要:昭和後期以降、英語教育がコミュニケーション中心主義へと舵を切ったことに伴い、それまで主要 な英語教材として用いられていた文学は教室から次第に姿を消した。その背景には、訳読によって文学を読んできたから日 本の英語教育は成功しなかったとの誤った前提がある。近年、英語文体論の発達に伴い、文学教材を英語の授業のなかで効果 的に用いる方法論が提示されている。この授業では、そのような最新の方法論を研究することにある。 授業計画:Masayuki Teranishi et al. eds.,Literature and Language Learning in the EFL Classroom,Palgrave Macmillan,2015 を読み進める。第1回 Teaching 第3回 授業の説明第2回 1. Recent Developments in Uses of Literature in Language 2. Literary Texts as Authentic Materials for Language Learning 第4回 between L1 Education and L2 Education 第5回 4. From Reading to Writing 第6回 Properties in Conceptual Metaphor Domain Mapping 第7回 Approach to Digital Texts 第9回 3. Bridging the Gap 5. Unpacking and Evaluating 6. Playing with Words and Pictures 第8回 8. A Stylistic 10. Benefits of Teaching Speech/Thought Presentation 第10回 English Novels in the EFL Classroom 第11回 11. Teaching 15. The Role of Literature in Foreign Language Learning 第12回 18. Increasing Motivation and Building Bridges to Content with Graded Readers 第13回 19. Pedagogical Stylistics in an ELT Teacher Training Setting + Epilogue 授業の方法:毎回発表担当者を決め、教科書1章分の内容の要約と補足説明を行い、そののち、全員で質疑応答や議論を 行う。 成績評価方法:出席状況、発表、授業への取り組み、最終レポートを総合的に評価する。 教科書:Masayuki Teranishi,Yoshifumi Saito,and Katie Wales eds.,Literature and Language Learning in the EFL Classroom,Palgrave Macmillan,2015. 履修上の注意:発表を担当する時でなくても教科書を熟読し、問題意識を持って授業に臨むこと。 本研究科他コース学生 本学他研究科学生 他大学学生(特別聴講学生等) 履修 可 履修 99 可 履修 可 科目番号:23-302-03 担当教員:北村 友人 単位数:2 学期:S1 授業科目:教育内容開発・理論研究(人文社会教育・基礎研究) 講義題目(和文):Globalization and Education 講義題目(英文):Globalization and Education 授業の目標・概要:This course aims at helping students better understand current situations of school education both inside and outside Japan,particularly under the influence of globalization in education sector. We will discuss theoretical,institutional and practical dimensions of school education,with particular interests of how education could contribute to the promotion and realization of more sustainable society. 授業計画 :1. Introduction to the course2. Globalization and education3. Global education networks and discourses4. Global model of education and international agencies5. Education for Sustainabel Development (ESD)6. Local contexts of education and global mobility of the people7. Concluding session 授業の方法:Each student will assign one of the reading materials and make presentation on it in the class. Based on the presentation,we will discuss various issues raised in the reading material. Also,students will write a short essay for each reading material to pr 成績評価方法:Final term paper (30%),In-class presentation (30%),Short essays for reading materials (20%), Participation and contribution to discussion in classes (20%) 教科書:Joel Spring (2009) Globalization of Education: An Introduction. New York and London: Routledge. 履修上の注意:Active participation in the discussion is expected. 本研究科他コース学生 本学他研究科学生 他大学学生(特別聴講学生等) 履修 可 科目番号:23-302-04 履修 担当教員:中田 可 康彦 履修 可 単位数:2 学期:S1 授業科目:教育内容開発・理論研究(教育内容開発・基礎研究) 講義題目(和文):教育政策と教育法 講義題目(英文):Education Policy and Laws 授業の目標・概要:1)教育法の体系を理解し、その論理に基づいた解釈ができるようになる。2)教育法の生成と変 容の過程として、教育政策過程と教育法制の間に存在する力学を説明できるようになる。3)日常に発生する教育法紛争につ いて、論点を指摘し、解決策を導き出せるようになる。 授業計画:1.教育法の体系2.教育法理論史3.教育課程編成と第一の教育法関係4.生徒懲戒と第二の教育法関係5. 生徒の思想信条の自由6.親の学校選択の自由と就学義務7.教師の教育の自由と職務責任9.教師の身分上と職務上の義務 10.いじめ問題と学校の教育責任 11.学校事故と学校の監督・管理責任 12.社会教育施設の利用 13.私立学校経営の自由と公教 育 14.教育の政治的中立性 15.教育の宗教的中立性 授業の方法:今年度はケーススタディに基づくディスカッションを中心とし、それに基本文献の輪読を組み合わせるもの とする。あらかじめ用意された事例や指定された文献について、論点を自分なりに考えてきて授業に臨むことが求められる。 成績評価方法:平常点および期末レポート。受講者は1度は授業中に報告することが求められる。 教科書:特に指定しない。 履修上の注意:積極的な参加が望まれる。 本研究科他コース学生 本学他研究科学生 他大学学生(特別聴講学生等) 履修 可 履修 100 可 履修 可 科目番号:23-302-05 担当教員:澤田 稔 単位数:2 学期:A1 授業科目:教育内容開発・理論研究(教育内容開発・基礎研究) 講義題目(和文):カリキュラム理論の諸相:アメリカ合衆国における研究動向を中心に 講義題目(英文):Special Topics in Curriculum Studies 授業の目標・概要:主として初等中等教育のカリキュラム論について、また、Education for Social Justice と呼ばれ る教育の意味に関する理解を深めることを目的とし、そのために主としてアメリカ合衆国におけるカリキュラム論の歴史と 現状を参照する。 授業計画:第1回オリエンテーション 第2回以降 外書講読(英語)を含めた文献講読により、アメリカにおける代表 的なカリキュラム論に(さらに、できれば注目すべき実践事例にも)触れ、そうしたカリキュラム論が現代日本の教育改革に おいて持つ意味についても考察する。 授業の方法:H. Kliebard,The Struggle for American Curriculum、または、Flinders & Thornton,Curriculum Studies Reader を、履修者の発表担当回を決めて、レジュメの作成を課し、講読と議論を進める。後者を用いる場合には、必要な章 をコピー配布する。 成績評価方法:参加状況、担当回分の発表状況、課題レポートにより総合的に評価する。 教科書:初回授業時に指示する。 履修上の注意:特になし。 その他:特になし。 本研究科他コース学生 本学他研究科学生 他大学学生(特別聴講学生等) 履修 可 科目番号:23-302-06 履修 担当教員:馬場 可 卓也 履修 可 単位数:2 学期:A2 授業科目:教育内容開発・理論研究(数学・科学教育・発展研究) 講義題目(和文):数学教育分野の国際協力 講義題目(英文):International Cooperation in Mathematics Education 授業の目標・概要:数学教育における国際的展開について議論する。数学教育はその扱う数学の普遍性より世界的な類 似性が指摘されてきた。他方で、主要な教科として数学教育は、歴史的な背景を背負ったり、各国の社会的なニーズに応じた り、独自性を持つことも論じられている。本講義では、日本の数学教育と海外のそれを相互に照射しながら、その課題と可能 性について理解を深める。 授業計画:1.数学教育開発上の課題2.意図されたカリキュラム-学習指導要領(1)カリキュラムの分析(2)新し い動向(目的・内容・方法)3.意図されたカリキュラム-教科書4.実施されたカリキュラム-授業(1)型の存在(2) 日本的な授業5.実施されたカリキュラム-教師と専門家集団(1)教師の信念・価値観(2)反省的実践家としての教師6. 達成されたカリキュラム-国家テスト、国際テスト7. 教師教育-研究と実践8.課題に戻って-制度と内発的発展 授業の方法:数学教育分野における論文、国際協力プロジェクトや各国の資料(文書、写真、ビデオなど)などをもとに、 講義、ワークショップ、個別活動、討議を行い、課題意識を形成すること、その課題意識をもとにカリキュラム(授業) 、制 度(教員研修)を開発すること、の二つによって進めていく。 成績評価方法:ワークショップ、個別活動における発表やワークシートをもとに評価する。 履修上の注意:出席と議論への参加を重視する 本研究科他コース学生 本学他研究科学生 他大学学生(特別聴講学生等) 履修 可 履修 101 可 履修 可 科目番号:23-302-07 担当教員:阿部 昇 単位数:2 学期:A2 授業科目:教育内容開発・理論研究(言語教育・発展研究) 講義題目(和文):吟味・評価・批評の力を育てる国語の授業づくり 講義題目(英文):Japanese Language Teaching from Critical Perspectives 授業の目標・概要:国語科教育の中の「吟味」「評価」「批評」に関する分野について検討を進めていく。検討する対象 としては、説明的文章及び新聞をはじめとするメディアである。社会科教科書の歴史記述等も対象としていく。従来の国語科 教育では「吟味」 「評価」 「批評」さらには「批判」といった要素についてはあまり重視されてこなかった。しかし、PISA 「読解力」などの影響により、日本でもこれらの要素が前面に位置づけられつつある。ただし、その位置づけ方には未熟な部 分が多い。この授業では、教科書教材等を実際に分析・検討しながれら、創造的な「吟味」 「評価」 「批評」 「批判」を行うた めの方法を解明していく。また、それらを子どもたちに学ばせていくための指導の在り方についても考察していく。 授業計画:1.「吟味」「評価」「批評」「批判」する力を育てることの意味を考える(目的論)2.「吟味」「評価」「批評」 「批判」の実際3. 「吟味」 「評価」 「批評」 「批判」のための方法について考える(教科内容論)4.PISA「読解力」につ いて考える5.小学校教科書教材の検討6.中学校教科書教材の検討―その17.中学校教科書教材の検討―その28.高等 学校教科書教材の検討―その19.高等学校教科書教材の検討―その210.NIE教材の検討 11.メディア教材の検討 12.社 会科教科書・歴史記述の検討 13.「吟味」 「評価」 「批評」 「批判」する力を育てる授業について考える(授業論)14.「吟味」 「評価」 「批評」 「批判」する力を育てる先導的な指導方法について考える(授業論)15.授業のまとめと課題提示 授業の方法:グループワーク、ディスカッション、講義 成績評価方法:授業への参加状況 40%、レポート 60%による。レポート提出は必須。 教科書:なし 履修上の注意:到達目標:国語科紀要行くの中野『吟味」「評価」「批評」に関する分野について、その目的、教科内容、 授業づくりの在り方などを理解した上で、それらについて自らの考えをもつことができる。 本研究科他コース学生 履修 可 本学他研究科学生 履修 102 可 他大学学生(特別聴講学生等) 履修 可 科目番号:23-302-08 担当教員:山下 晃一 単位数:2 学期:集中 授業科目:教育内容開発・理論研究(教育内容開発・発展研究) 講義題目(和文):教育行政・政策の日米比較 講義題目(英文):Japan-US Comparative study of educational adminstration and policy 授業の目標・概要:現代アメリカにおける教育行政・教育政策の現状を対象として,その展開過程,特質の検討を通じ て,先進工業国に共通する教育課題について考究・協議する。その際,わが国における教育行政・教育政策の今日的状況と比 較対照しながら,教育行政学および学校教育・教職に関する研究・学的営為の課題と可能性について思索を深める。 授業計画:1.イントロダクション:講義の概要と進め方2.教育行政・教育政策研究の意義(1)基礎概念・枠組み, 既習事項との関連づけ3.教育行政・教育政策研究の意義(2)学術的位置,方法と課題など4.教育委員会制度をめぐる日 米の状況(1)日米教育行政制度の概要5.教育委員会制度をめぐる日米の状況(2)学校-地域間関係の葛藤と調整6.教 育委員会制度をめぐる日米の状況(3)教育実践と教育委員会制度7.教員制度をめぐる日米の状況(1)教員をめぐるわが 国の動向と課題8.教員制度をめぐる日米の状況(2)米国における教員制度の展開と特質9.教員制度をめぐる日米の状況 (3)先進工業国における教員制度のゆくえ 10.研究の課題と展望(1)学校・教育実践と教育行政・政策の関係性 11.研 究の課題と展望(2)教育行政学における「規範理論」の可能性 12.研究の課題と展望(3)教育行政・政策に関する日米 比較研究の動向と課題 13.講義のまとめ 授業の方法:講義と演習とを併用する形で進めたい。ただし実際の展開形態については,受講生数に応じて,また集中講 義という特性を考慮に入れつつ,講義初日に受講生と相談する。 成績評価方法:出席・報告・研究協議への参加状況および演習参加者全体の知的水準向上への貢献度(60%),レポート (40%) 。※なお詳細は初回時に受講者と共に再検討する。 教科書:配付資料を中心とする。必要に応じて事前もしくは講義中に指示する。 履修上の注意:予習に関しては,上記に掲げた書籍、もしくは関連する他の文献・資料等から興味を持った章・部分ある いは講義に該当すると思われる章・部分を任意に取り上げて読解し,要点把握と疑問点析出を試みるとよい(13 回分,各回 1章分程度) 。復習に関しては,基礎概念の定着・理論枠組みの批判的建設的摂取等の確認をねらいとして,こちらから課題 を指示することがある。 本研究科他コース学生 履修 可 本学他研究科学生 履修 103 可 他大学学生(特別聴講学生等) 履修 可 科目番号:23-302-09 担当教員:佐藤 達哉 単位数:2 学期:集中 授業科目:教育内容開発・理論研究(教育内容開発・発展研究) 講義題目(和文):質的研究と TEA(複線径路等至性アプローチ) 講義題目(英文):Qualitative Inquiry and TEA(Trajectory Equifinality Approach) 授業の目標・概要:教育学や心理学などで用いられている質的研究の考え方とバリエーションを学びます。研究法の現 在のあり方について俯瞰した後、それぞれの簡単な説明を行ったうえで、TEA(複線径路等至性アプローチ)について詳述す る予定です。 TEA の基本的考え方を学び、その技法を使ってみることにより、質的研究の基本的なあり方を学ぶことができ るようにしたいと思います。 この授業では宣言的知識を表面的に学ぶだけではなく、手続的知識をしっかりと内化するこ とを目指しますし、その過程を描く理論として TLMG を紹介します。 世界最古の大学と言われるボローニャ大学の法学教育 では、講義と演習がしっかりと連関していました。昨今の PBL につながる考え方です。演習と発表を行うために座学がある という有機的連関を通じて、質的研究法の理論と実践を行います。 授業計画: テキスト『TEA 理論編』を用いて、座学と演習を組み合わせる。 第1回: 質的研究概説:様々な研究法と基本的心構え 第2回: TEA の基本(1) 第3回: 演習(1) TEA の3つの要素;TEAにおける時間概念 人生における記号の発生を語ること 第4回: TEA の基本(2) 開放システムと形態維持;実存性 第5回: TEA の基本(3) 質的研究と飽和;TEM的飽和 第6回: 演習(2) 人生における記号の発生を書き取ること 第7回: 演習(3) 人生における記号の発生を描くこと 第8回: TEM の基本(1)両極化した等至点とZOF;分岐点と必須通過点 第9回: TEM の基本(2)未定と未来展望:画期をなすこと 第10回:演習(4) 人生径路のトランスビューを目指して 第11回:TEM の基本(3) ヴィゴーツキー理論とTEM;ナラティブ研究と TEM 第12回:演習(5) プレゼンテーションの手法を相対化する;記号の配置(デザイン) 第13回:演習(6) 自分が描いた TEM を発表する 第14回:演習(7) TEM の描き直しを発表する 第15回:総まとめ;質的研究法としての TEA の総括 授業の方法:テキストを用いる座学とデータ分析演習を交互に行い、いくつかの節目においてプレゼンテーションを行っ てもらいます。 本研究科他コース学生 履修 可 本学他研究科学生 履修 104 可 他大学学生(特別聴講学生等) 履修 可 科目番号:23-302-10 担当教員:石井 英真 単位数:2 学期:S2 授業科目:教育内容開発・理論研究(教育内容開発・発展研究) 講義題目(和文):学力の教育学的研究 講義題目(英文):Pedagogical research on academic achievement 授業の目標・概要:本講義では、学力研究の展開とその現代的課題を検討する。教育改革の焦点が量から質へとシフト するなかで、教育課程改革においても、内容よりも資質・能力(コンピテンシー)をベースにする方向性が打ち出されてい る。だが、 「コミュニケーション能力」をはじめ、昨今重要視されるポスト近代型能力は、学校教育のみで形成しうるもので はない。また、そうした包括的な能力を強調することに対しては、全人評価の危険性も指摘されている。本講義を通じて、学 校がすべきこととできることの両面を考慮しながら、学校の教育目的・目標としての能力(学力)についてどう議論していけ ばよいのかを考える。 授業計画:以下のテーマについて扱う予定である。 1.現代社会の変化と学校教育の変容 2.戦後学力論争史 3.教育 目標(能力)分類の枠組み 4.能力ベースのカリキュラムへの動き 5.新しい能力・学力を形成する授業と評価の方法論 6.現代社会における学力像と学校像の模索 授業の方法:授業中に配布する文献や論文の資料をまとめてレポートする演習的要素を取り入れつつ、基本的には講義形 式で進める。また、講義内容に関して参加者同士のディスカッションも行う。 成績評価方法:授業中の発表とレポート課題によって成績を付ける。授業への積極的参加を重視する。 教科書:石井英真 『今求められる学力と学びとは:コンピテンシー・ベースのカリキュラムの光と影』 (日本標準)石井英 真 『増補版・現代アメリカにおける学力形成論の展開』 (東信堂) 履修上の注意:テキスト(『今求められる学力と学びとは』日本標準)を事前に読了しておくことが望ましい。 本研究科他コース学生 本学他研究科学生 他大学学生(特別聴講学生等) 履修 可 科目番号:23-302-11 履修 担当教員:大島 可 純 履修 可 単位数:2 学期:A2 授業科目:教育内容開発・理論研究(教育内容開発・発展研究) 講義題目(和文):学習科学演習 講義題目(英文):Seminar on the Learning Sciences 授業の目標・概要:本演習では,学習科学(The Learning Sciences)の研究パラダイムについて,理論的背景,方法 論,そして実践研究を講読しながら,参加者の討論を通して理解を深めていくことを目的としている.特に自分の専門領域の 研究パラダイムとの比較を通して,その特徴を理解することによって,学習科学が今なぜ世界的に活性化した研究領域であ るのかについての基礎理解を習得する. 授業の方法:本演習では,2014 年に刊行された Cambridge Handbook of the Learning Sciences の second edition から 受講者との相談の上,講読していく chapter を選定し,担当者(ペアを想定)がその内容を発表すると同時に,その chapter と深く関連する最近の研究論文を 1 編さらに追加して発表する.毎週最初の 1 コマを chapter について議論し,2 コマ目を関 連文献について議論する時間とする. 成績評価方法:担当する発表と,各回における質疑応答での貢献,また,演習を通して利用するネットワーク上の学習環 境における議論を参考に評価する. 教科書:Sawyer,R. K. (Ed.). (2014). The Cambridge Handbook of the Learning Sciences: Second Edition. New York, NY: Cambridge University Press.必要な部分については,こちらでコピーを配布します. 本研究科他コース学生 履修 可 本学他研究科学生 履修 105 可 他大学学生(特別聴講学生等) 履修 可 科目番号:23-302-12 担当教員:西岡 晋 単位数:2 学期:集中 授業科目:教育内容開発・理論研究(言語教育・発展研究) 講義題目(和文):子ども・家庭・福祉の政策過程分析 講義題目(英文):Policy Process Analysis in Child Welfare 授業の目標・概要:この授業は、政策過程論や公共政策学の基礎的概念、理論的アプローチを学習するととともに、子 ども・家庭・福祉に関連する分野の政策過程分析の先行研究、事例を検討する。加えて、時間的余裕があれば政策過程分析の 実習も行う。これらの講義と実習を通じて、子ども・家庭・福祉に関連する分野の政策過程についての理解を深め、自らの手 で分析を行えるようになることを最終的な目的とする。 授業計画:おおよそ以下の通りであるが、変更もありうる。1.ガイダンス 2.政策過程分析の基礎と政策段階論(教科書①: 1〜2 章、②:1 章)3.アジェンダ・セッティング(①:3 章、②:1 章)4.利益中心アプローチ(①:8 章、②:3 章、12 章) 5.制度中心アプローチ(①:9 章、②:5 章、7 章)6.アイディア中心アプローチ(①:10 章、②:8 章)7.政策実施過程(①: 11 章、②10〜11 章)8.福祉国家論 10.政策過程分析の事例(利益中心アプローチ)11.政策過程分析の事例(制度中心アプロ ーチ)12.政策過程分析の事例(アイディア中心アプローチ)13.政策過程分析の事例(実施過程研究)14.政策過程分析の事 例(福祉国家論)15.授業のまとめ 授業の方法:講義、受講生による報告、討論 成績評価方法:授業への参加度(報告、討論) 教科書:①秋吉貴雄・伊藤修一郎・北山俊哉『公共政策学の基礎[新板]』有斐閣、2015 年。②岩崎正洋編『政策過程の理 論分析』三和書籍、2012 年。 履修上の注意:本授業は集中講義だが、文献の輪読など受講生が報告する機会を設ける。詳細については、事前にゼミ委 員を通じて指示する予定。 本研究科他コース学生 履修 本学他研究科学生 可 科目番号:23-302-13 履修 担当教員:浅井 他大学学生(特別聴講学生等) 可 幸子 履修 可 単位数:2 学期:S1 授業科目:教育内容開発・実践研究(教育内容開発・事例研究) 講義題目(和文):教職の事例研究 講義題目(英文):Case Studies of Lessons 授業の目標・概要:授業の映像を検討すること、授業を参観しエッセイを書くこと、授業研究の方法に関する文献を読 むこと等の活動を通して、複雑な教育実践を理解するための多様な方法について考察する。 授業計画:以下の三つの活動を行う予定である。①授業の映像を検討する。②授業を参観する。③授業の検討にかかわる 論文を読む。 授業の方法:文献や映像やレポートをもとに、参加者でディスカッションを行う。グループでの検討を取り入れる。 成績評価方法:参加と課題レポートによる。 教科書:特になし。 履修上の注意:特になし。 その他:特になし。 本研究科他コース学生 本学他研究科学生 他大学学生(特別聴講学生等) 履修 可 履修 106 可 履修 可 科目番号:23-302-14 担当教員:北村 友人 単位数:2 学期:S2 授業科目:教育内容開発・実践研究(教育内容開発・事例研究) 講義題目(和文):学校教育の事例研究 講義題目(英文):Case Studies of School Education 授業の目標・概要:教育観や学力観が大きく変化している今日、学校教育の現場でもさまざまな取り組みが国内外で積 み重ねられている。既存の教科枠組みに必ずしも縛られることなく、さまざまな授業の実践についての理解を深めることが、 本講義の目的である。とくに、グローバル化時代の学校教育のあり方を考えるために、教科としては社会科を中心としつつ、 総合的な学習の時間を利用した国際理解教育や ESD(持続可能な開発のための教育)などについてみていきたいと考えてい る。 授業計画:第 1 回: 導入(講義の説明) :グローバル化時代の学校教育における授業のあり方第 2 回: 社会科の事 例研究(1) 第 3 回: 社会科の事例研究(2) 第 4 回: 総合的な学習の時間の事例研究(1) 第 5 回: 総合 的な学習の時間の事例研究(2)第 6 回: 新しい概念にもとづく授業の事例研究/その他の教科の事例研究 第 7 回: まとめ*履修者の関心を踏まえて、研究する授業の事例については修正を行うことがある。 授業の方法:毎回一つの事例を取り上げ、発表担当者がそれについて概説し、問題点や注目すべき点を指摘したのち、履 修者全員でその事例についての討論を行う。 成績評価方法:出席状況、発表、授業への取り組み、最終レポートを総合的に評価する。 教科書:講義のなかで指示する。 履修上の注意:発表を担当する時でなくても事例を細かく分析し、問題意識を持って授業に臨むこと。 本研究科他コース学生 本学他研究科学生 他大学学生(特別聴講学生等) 履修 可 科目番号:23-302-15 履修 担当教員:藤村 可 宣之 履修 可 単位数:2 学期:A1 授業科目:教育内容開発・実践研究(教育内容開発・事例研究) 講義題目(和文):教科教育の心理学的事例研究 講義題目(英文):Psychological Case Studies on Learning in Subject Areas 授業の目標・概要:各教科の授業についての心理学的分析をテーマとする。中等教育を中心とした各教科の授業につい て,授業の録画記録にみられる発話やワークシートの記述内容にもとづいて心理学的に分析を行う方法について具体的資料 をもとに理解し,その方法に熟達することを目標とする。中等教育における各教科(数学科,理科,国語科)の授業が子ども の認知発達や概念発達を促進するうえでの有効性と課題について,発話分析やワークシートの記述内容の分析などをもとに 個別および協同で検討を行い,心理学の視点から考察を行う。 授業計画:1:イントロダクション2:授業の心理学的分析の方法3:中学校数学科授業の事例研究①(授業ビデオ等に もとづく個別探究)4:中学校数学科授業の事例研究②(授業ビデオ等にもとづく協同探究)5:高校数学科授業の事例研究 ①(授業ビデオ等にもとづく個別探究)6:高校数学科授業の事例研究②(授業ビデオ等にもとづく協同探究)7:中学校理 科授業の事例研究①(授業ビデオ等にもとづく個別探究)8:中学校理科授業の事例研究②(授業ビデオ等にもとづく協同探 究)9:高校理科授業の事例研究①(授業ビデオ等にもとづく個別探究)10:高校理科授業の事例研究②(授業ビデオ等に もとづく協同探究)11:中学校国語科授業の事例研究①(授業ビデオ等にもとづく個別探究)12:中学校国語科授業の事 例研究②(授業ビデオ等にもとづく協同探究)13:高校国語科授業の事例研究①(授業ビデオ等にもとづく個別探究)1 4:高校国語科授業の事例研究②(授業ビデオ等にもとづく協同探究) 授業の方法:各教科の授業についての指導案,ビデオ記録,ワークシート等の資料にもとづいて,個別に検討を行い(個 別探究) ,集団での発表・検討・討論(協同探究)を行った後,さらに個別に考察を深める。 成績評価方法:授業時の発表およびレポートによる。 教科書:適宜,指示する。 本研究科他コース学生 本学他研究科学生 履修 可 履修 107 可 他大学学生(特別聴講学生等) 履修 可 科目番号:23-302-16 担当教員:藤江 康彦 単位数:2 学期:S2 授業科目:教育内容開発・実践研究(教育内容開発・事例研究) 講義題目(和文):授業の事例研究 講義題目(英文):Case Studies of Classroom Lessons 授業の目標・概要:さまざまな校種や教科の授業における映像記録、逐語記録、授業記録、実践記録などの視聴や読み 取りを通して、授業、子ども、教師、教材の多様性と固有性、相互関係のあり方の複雑性や相補性などについて、検討し考察 する。 自分や他者が記録をどう切り出してきたか、どう読み取ったかを交流することを通して、授業、子ども、教師教材な どをとらえる視点をメタ的にとらえ事例への視点の多様性や固有性について気づくとともに、授業を対象として分析研究を 行う際の方法を学ぶ。 授業計画:第1回:授業研究、事例分析の基本的な考え方、事例の抽出・記述第2回:分析視点の設定 分析カテゴリー の設定、解釈枠組みのあり方第3回:分析の実施 コーディングと集計、記述における妥当性と信頼性、など第4回:小学校 の事例 中学年、高学年の授業第5回:中学校・高等学校の事例① 国語科、英語科第6回:中学校・高等学校の事例② 社 会科、保健体育科、総合的な学習の時間第7回:中学校・高等学校の事例③ 数学科、理科 授業の方法:(1)全員で1単位時間の授業事例をみて検討する受講者が交替で事例提供を行う。事例提供者は記録に加 えて補足資料を用意する(2)同一授業記録をグループで検討する小集団で同一授業を解釈、分析、グループ内、グループ間 で交流する同一の実践でも、視点や解釈の多様性があることに気づく。視点や解釈の多様性のなかにある共通性、などに気づ く。参加者相互の実践を研究する際のセンスを高めることを目指す。 成績評価方法:演習への参加状況、課題レポート、学期末のレポートをもとに総合的に評価する。 教科書:使用しない 履修上の注意:授業映像の文字起こしや分析をおこなうため、授業時間外での作業やグループワークが発生する場合が ある。このことを了承のうえで参加されたい。 本研究科他コース学生 履修 本学他研究科学生 可 科目番号:23-302-17 履修 担当教員:斎藤 他大学学生(特別聴講学生等) 可 兆史 履修 可 単位数:2 学期:A1A2 授業科目:教育内容開発・実践研究(教育内容開発・実地研究) 講義題目(和文):教科学習の実地研究 講義題目(英文):Case Studies of Language Education 授業の目標・概要:学校におけるフィールドワーク(授業観察・調査など)のやり方を学ぶとともに、それを研究とし てまとめる技法を学ぶ。また、現場の教育に対する理解を深めることも目的とする。履修者は、自ら設定した研究テーマに基 づいてフィールドワークを行い、その報告を作成して提出する。 授業計画:最初2時間程度ガイダンスを行って、授業の趣旨や実施計画、評価方法の概要を説明する。その後、履修者は それぞれの研究テーマを定め、学校の選択を行って、履修計画を作成する。その計画に基づいて学校や教師と調整を行い、フ ィールドワークを実施する。 授業の方法:各自のフィールドワークを中心とするゼミナールであり、個人研究が基本となる。この実地研究の履修に関 しては、修士課程の履修において特段の事情や要望がないかぎり、最低2単位は東京大学附属中等学校において実施するこ とを基本とする。なお、専任、非常勤を問わず、勤務校におけるフィールドワークは認められない。 成績評価方法:フィールドワークの実施状況および研究レポートによって評価する。 教科書:使用しない。 履修上の注意:フィールドワークを実施する際には、12時間以上実施することが必要である。修士1年の院生、および 初めてフィールドワークを履修する博士1年の院生は、冬学期以降の履修を原則とする。 本研究科他コース学生 履修 可 本学他研究科学生 履修 108 可 他大学学生(特別聴講学生等) 履修 可 科目番号:23-302-18 担当教員:秋田 喜代美 単位数:2 学期:A1A2 授業科目:教育内容開発・実践研究(教育内容開発・実地研究) 講義題目(和文):授業の実地研究 講義題目(英文):Fieldwork on Learning in Subject Areas 授業の目標・概要:各自研究テーマを設定し、学校(原則 東大附属中等教育学校)において観察、記録、実習、調査等 のフィールドワークを実施し、その報告を作成し提出する。 授業計画:最初2時間程度、ガイダンスを行い、この授業の趣旨や実施計画、評価方法の概要を説明したのち、参加者は それぞれ研究テーマ、対象とする学校の選択を行い、履修計画を作成する。その履修計画に基づき、依頼する学校や教師との 協議ののち、フィールドワークを実施する。 授業の方法:各自のフィールドワークを中心とするゼミナールであり、個人研究が基本となる。この実地研究の履修に関 しては、修士課程における履修において特段の事情や要望がない限り、最低2単位は東京大学付属中等教育学校において実 施することを基本とする。なお、専任、非常勤を問わず勤務校におけるフィールドワークは認められない.中間報告会および 最終報告会への参加がもとめられる。 成績評価方法:フィールドワークの実施状況および研究レポートによって評価する。 履修上の注意:フィールドワークを実施するに際してはフィールドワークを15時間以上実施することが必要である。 修士1年の院生は A1A2 以降の履修を原則とする。 本研究科他コース学生 履修 本学他研究科学生 可 科目番号:23-302-19 履修 担当教員:斎藤 可 兆史 他大学学生(特別聴講学生等) 履修 可 単位数:2 学期:通年 授業科目:教育内容開発・論文指導(言語教育・論文指導) 講義題目(和文):外国語教育論文指導 講義題目(英文):Dissertaiton Research in Foreign Language Education 授業の目標・概要:外国語教育関係の研究手法を教授し、最終的に論文を書き上げるまでの指導を行う。 授業計画:履修者それぞれの研究内容と進度に合わせ、適切な方法論や資料の扱い方を教授する。 授業の方法:基本的に面談指導を行う。 成績評価方法:論文執筆に向けての計画、資料収集の状況、執筆の進度、論文の内容、面談への取り組みなどを総合的に 評価する。 教科書:なし。 履修上の注意:十分な計画、資料、草稿を準備して面談に臨むこと。 本研究科他コース学生 履修 不可 本学他研究科学生 履修 不可 109 他大学学生(特別聴講学生等) 履修 不可 科目番号:23-302-20 担当教員:藤村 宣之 単位数:2 学期:通年 授業科目:教育内容開発・論文指導(教育内容開発・論文指導) 講義題目(和文):教育内容開発論文指導 講義題目(英文):Research of Dissertation 授業の目標・概要:教科教育(算数・数学教育,科学教育など)に関連する研究についての論文指導を行う。心理学的 アプローチによる研究を中心に,研究の進め方,論文の書き方などに関する指導を行う。 授業計画: 授業の方法:参加者は,一人ずつ自身の研究テーマについてのプレゼンテーションを行い,その発表内容について,参加 者全員で集団的に検討を行う。 成績評価方法:授業におけるプレゼンテーションの内容,および授業への参加度にもとづいて評価する。 本研究科他コース学生 履修 本学他研究科学生 不可 科目番号:23-302-21 履修 担当教員:金森 他大学学生(特別聴講学生等) 不可 修 履修 不可 単位数:2 学期:通年 授業科目:教育内容開発・論文指導(数学・科学教育・論文指導) 講義題目(和文):科学技術教育論文指導 講義題目(英文):Research of Dissertation 授業の目標・概要:基礎教育学コースの学位論文(修士論文及び博士論文)の完成を目標に、各人の問題関心を学術研 究としてテーマ化することからはじめ、資料選択の適否、方法論の検討、論述方法等について、適宜指導を行う。金森が知識 論・学問論、小玉が教育人間学・教育思想、福島が障害者教育・障害学、田中が教育臨床学を担当し、個別指導を中心とする が、必要に応じてグループでの指導の機会も設ける。なお、修士学位論文は400字詰め原稿用紙に換算して200枚以内に まとめること。 授業の方法:個別指導を中心とするが、必要に応じてグループでの指導の機会も設ける。 成績評価方法:各自の目標達成度、研究成果によって評価を行う。 本研究科他コース学生 履修 不可 本学他研究科学生 履修 不可 110 他大学学生(特別聴講学生等) 履修 不可 科目番号:23-302-22 担当教員:秋田 喜代美 単位数:2 学期:通年 授業科目:教育内容開発・論文指導(言語教育・論文指導) 講義題目(和文):授業研究論文指導 講義題目(英文):Mentoring Seminar of Research on Classroom Lessons 授業の目標・概要:授業研究や保育研究について、言語教育に関する視点からアプローチすることによって、各自の研 究テーマにそって実証的な論文執筆ができるように指導を行う。 授業計画:保育や学校教育という制度的な場での子どもや教師の発達、保育や授業での言葉や談話の分析、保育者及び教 師の認知と思考や園・学校での保育者と教師の学習等に関して、修士論文、博士論文等の執筆を希望する者に対して具体的 に、それぞれの問題意識に即して論文執筆が当概念にできるように指導を行なう。 授業の方法:個人指導および秋田研究室全体での集団での論文指導を行う。それによって、研究主題の絞り方、研究方法、 論文の読み方、コメントの仕方、書き方などを学びあう方法を取る。なお本論文指導は、総合教育科学専攻 教育心理学コー スの教授学習分野論文指導と時間割上同時に開講される。 成績評価方法:本演習への参加およびMLへの参加、個人の論文執筆過程における研究状況と研究成果によって評価を 行う。 教科書:指定なし 履修上の注意:本演習は、秋田を指導教員とする者に対して実施する。夏休み前後等にはまとめて終日指導等を行うこと がある。 その他:特になし 本研究科他コース学生 履修 本学他研究科学生 不可 科目番号:23-302-23 履修 担当教員:今井 他大学学生(特別聴講学生等) 不可 康雄 履修 不可 単位数:2 学期:通年 授業科目:教育内容開発・論文指導(芸術教育・論文指導) 講義題目(和文):芸術教育論文指導 講義題目(英文):Dissertation Research in Art Education 授業の目標・概要:修士論文ならびに博士論文を執筆するための指導を行うことが、本演習の目的である。 授業計画:論文執筆を進めるうえで、以下の項目についての理解を深めることを目指している。1.研究テーマの確定と研 究課題の設定 2.先行研究のレビューならびに理論枠組みの構築 3.研究方法論とデータの分析 4.研究のオリジナリティ 5. 論文執筆のための心得 授業の方法:受講者と新年度のはじめに面談を行い、それぞれの研究関心に沿った論文執筆のための指導計画を考える。 なお、個別指導を中心とするが、必要に応じて集団での討論なども行うことがある。 成績評価方法:学位論文の執筆へ向けて、個別にどの程度達成できているかを評価する。 本研究科他コース学生 履修 不可 本学他研究科学生 履修 不可 111 他大学学生(特別聴講学生等) 履修 不可 科目番号:23-302-24 担当教員:北村 友人 単位数:2 学期:通年 授業科目:教育内容開発・論文指導(人文社会教育・論文指導) 講義題目(和文):人文社会教育論文指導 講義題目(英文):Dissertation Research in Humanities and Social Sciences Education 授業の目標・概要:修士論文ならびに博士論文を執筆するための指導を行うことが、本演習の目的である。 授業計画:論文執筆を進めるうえで、以下の項目についての理解を深めることを目指している。1.研究テーマの確定と研 究課題の設定 2.先行研究のレビューならびに理論枠組みの構築 3.研究方法論とデータの分析 4.研究のオリジナリティ 5. 論文執筆のための心得 授業の方法:受講者と新年度のはじめに面談を行い、それぞれの研究関心に沿った論文執筆のための指導計画を考える。 なお、個別指導を中心とするが、必要に応じて集団での討論なども行うことがある。 成績評価方法:学位論文の執筆へ向けて、個別にどの程度達成できているかを評価する。 本研究科他コース学生 履修 不可 本学他研究科学生 履修 不可 112 他大学学生(特別聴講学生等) 履修 不可 学校教育高度化専攻 科目番号:23-303-01 学校開発政策コース 担当教員:大桃 敏行 単位数:2 学期:S2 授業科目:学校開発政策・理論研究(教育政策研究・基礎研究) 講義題目(和文):教育政策基礎論 講義題目(英文):Foundation of Education Policy 授業の目標・概要:教育政策研究の基本事項を学び、教育の公共管理システムの転換、教育行財政制度改革、教育政策 の展開、教育保障における公教育の責任について理解を深めることを目標とする。授業計画に示す事項について講義し、討議 を通じて理解を深める。日米比較の視点を含めて検討を進める。 授業計画:次の順で検討を進める。1)ガイダンス2)教育政策と教育政策研究3)教育の組織化と教育の公共管理シス テムの形成4)教育行政制度改革(1)5)教育行政制度改革(2)6)教育財政制度改革7)教育政策過程(1)8)教育 政策過程(2)9)分権改革と教育政策 10)規制改革と教育政策 11)教育におけるスタンダード・アセスメント政策 12)教 育保障における公教育の責任(1)13)教育保障における公教育の責任(2) 授業の方法:講義を中心とし、内容について討議を行いながら授業を進める。 成績評価方法:討議への参加とレポートによる。 教科書:項目ごとにレジュメを作成し配布する。 本研究科他コース学生 本学他研究科学生 他大学学生(特別聴講学生等) 履修 可 科目番号:23-303-02 履修 担当教員:中田 可 康彦 履修 可 単位数:2 学期:S1 授業科目:学校開発政策・理論研究(教育政策研究・基礎研究) 講義題目(和文):教育政策と教育法 講義題目(英文):Education Policy and Laws 授業の目標・概要:1)教育法の体系を理解し、その論理に基づいた解釈ができるようになる。2)教育法の生成と変 容の過程として、教育政策過程と教育法制の間に存在する力学を説明できるようになる。3)日常に発生する教育法紛争につ いて、論点を指摘し、解決策を導き出せるようになる。 授業計画:1.教育法の体系2.教育法理論史3.教育課程編成と第一の教育法関係4.生徒懲戒と第二の教育法関係5. 生徒の思想信条の自由6.親の学校選択の自由と就学義務7.教師の教育の自由と職務責任9.教師の身分上と職務上の義務 10.いじめ問題と学校の教育責任 11.学校事故と学校の監督・管理責任 12.社会教育施設の利用 13.私立学校経営の自由と公教 育 14.教育の政治的中立性 15.教育の宗教的中立性 授業の方法:今年度はケーススタディに基づくディスカッションを中心とし、それに基本文献の輪読を組み合わせるもの とする。あらかじめ用意された事例や指定された文献について、論点を自分なりに考えてきて授業に臨むことが求められる。 成績評価方法:平常点および期末レポート。受講者は1度は授業中に報告することが求められる。 教科書:特に指定しない。 履修上の注意:積極的な参加が望まれる。 本研究科他コース学生 本学他研究科学生 他大学学生(特別聴講学生等) 履修 可 履修 113 可 履修 可 科目番号:23-303-03 担当教員:勝野 正章 単位数:2 学期:S1 授業科目:学校開発政策・理論研究(学校教育経営・基礎研究) 講義題目(和文):現代学校改革の諸問題 講義題目(英文):Issues in Contemporary School Reforms 授業の目標・概要:現代日本(及び諸外国)の学校改革に関する政策や制度改革、及びその学校教育に及ぼす影響につ いて、考察を深めることを目的とし、そのために必要な理論や概念の獲得を目指す。授業は、その週でとりあげる理論・概念 や課題について、指定された文献の内容を基に議論を行い、理解を深める形で進める。参加者は、指定された文献を読んで、 内容に関する意見・疑問を整理して授業に臨み、議論に参加することが求められる。 授業計画:以下のようなテーマ、文献をとりあげる(変更がありうる)。①政治(官僚制)批判と市場の優位性(1) ミ ルトン・フリードマン(村井章子訳) 『資本主義と自由』 (日経 BP、2008 年) 、第 2 章「自由社会における政府の役割」 、第 6 章「教育における政府の役割」②政治(官僚制)批判と市場の優位性(2) Chubb,J. E. & Moe,T. M. (1990) Politics, Markets and America’s School,Washington: Brookings Institute Press.Chap. 2 An institutional perspective on schoolsChap3. The organizations of effective schools③社会関係資本・「信頼」と学校改善(1)稲葉陽二ほか編『ソーシ ャル・キャピタルのフロンティア-その到達点と可能性-』 (ミネルヴァ書房、2011 年)序章「ソーシャル・キャピタルとは」 、 第 1 章「座談会―ソーシャル・キャピタルの多面性」 、第 8 書「教育」.④社会関係資本・ 「信頼」と学校改善(2)Bryk,A. & Schneider,B. (2002) Trust in schools: A core resource for Improvement,New York: Russell Sage Foundation. Chap.2 Relational trustChap.6 Relational trust and improving academic achievement⑤ヒューマン・サービス組織と専門職(1) 田尾雅夫『ヒューマン・サービスの組織 医療・保健・福祉における経営管理』 (法律文化社、1995 年)第 2 章「ヒューマン・ サービスの組織」第 5 章「プロフェッショナリズム」⑥ヒューマン・サービス組織と専門職(2)田尾雅夫『ヒューマン・サ ービスの組織 医療・保健・福祉における経営管理』 (法律文化社、1995 年)第 7 章「クライエント関係(1) クライエン ト支配の構造」第 8 章「クライエント関係(2) 協働関係の形成と維持」⑦学校におけるリーダーシップへのアプローチ露 口健司『学校組織のリーダーシップ』 (大学教育出版、2008 年)第 1 章 校長のリーダーシップ研究の課題と展望 リーダーシップ・アプローチの開発⑧分散型リーダーシップ(1)Spillane,J.P. 第2章 & Diamond,J.B. (2007). Distributed leadership in practice. New York: Teachers college Press. Chap.1 Taking a distributed perspective Chap. 2 Spanning the boundary between school leadership and classroom instruction at Hillside Elementary School ⑨分散 型リーダーシップ(2)Spillane,J.P. & Diamond,J.B. (2007). Distributed leadership in practice. New York: Teachers college Press. Chap.3 Systems of practice and professional community: The Adams case Chap. 6 The practice of leadership in Mathematics and Language Arts: The Adams case 授業の方法:講義とその内容に関するディスカッションにより進める。 成績評価方法:評価は授業中の発表と最終レポートにより行う。 教科書:なし 履修上の注意:なし その他:なし 本研究科他コース学生 本学他研究科学生 履修 可 履修 114 可 他大学学生(特別聴講学生等) 履修 可 科目番号:23-303-04 担当教員:澤田 稔 単位数:2 学期:A1 授業科目:学校開発政策・理論研究(学校開発政策・発展研究) 講義題目(和文):カリキュラム理論の諸相:アメリカ合衆国における研究動向を中心に 講義題目(英文):Special Topics in Curriculum Studies 授業の目標・概要:主として初等中等教育のカリキュラム論について、また、Education for Social Justice と呼ばれ る教育の意味に関する理解を深めることを目的とし、そのために主としてアメリカ合衆国におけるカリキュラム論の歴史と 現状を参照する。 授業計画:第1回 オリエンテーション第2回以降 外書講読(英語)を含めた文献講読により、アメリカにおける代表 的なカリキュラム論に(さらに、できれば注目すべき実践事例にも)触れ、そうしたカリキュラム論が現代日本の教育改革に おいて持つ意味についても考察する。 授業の方法:H. Kliebard,The Struggle for American Curriculum、または、Flinders & Thornton,Curriculum Studies Reader を、履修者の発表担当回を決めて、レジュメの作成を課し、講読と議論を進める。後者を用いる場合には、必要な章を コピー配布する。 成績評価方法:参加状況、担当回分の発表状況、課題レポートにより総合的に評価する。 教科書:初回授業時に指示する。 履修上の注意:特になし。 その他:特になし。 本研究科他コース学生 本学他研究科学生 他大学学生(特別聴講学生等) 履修 可 科目番号:23-303-05 履修 担当教員:阿部 可 昇 履修 可 単位数:2 学期:A2 授業科目:学校開発政策・理論研究(学校開発政策・発展研究) 講義題目(和文):吟味・評価・批評の力を育てる国語の授業づくり 講義題目(英文):Japanese Language Teaching from Critical Perspectives 授業の目標・概要:国語科教育の中の「吟味」「評価」「批評」に関する分野について検討を進めていく。検討する対象 としては、説明的文章及び新聞をはじめとするメディアである。社会科教科書の歴史記述等も対象としていく。従来の国語科 教育では「吟味」 「評価」 「批評」さらには「批判」といった要素についてはあまり重視されてこなかった。しかし、PISA 「読解力」などの影響により、日本でもこれらの要素が前面に位置づけられつつある。ただし、その位置づけ方には未熟な部 分が多い。この授業では、教科書教材等を実際に分析・検討しながれら、創造的な「吟味」 「評価」 「批評」 「批判」を行うた めの方法を解明していく。また、それらを子どもたちに学ばせていくための指導の在り方についても考察していく。 授業計画:1.「吟味」「評価」「批評」「批判」する力を育てることの意味を考える(目的論)2.「吟味」「評価」「批評」 「批判」の実際3. 「吟味」 「評価」 「批評」 「批判」のための方法について考える(教科内容論)4.PISA「読解力」につ いて考える5.小学校教科書教材の検討6.中学校教科書教材の検討―その17.中学校教科書教材の検討―その28.高等 学校教科書教材の検討―その19.高等学校教科書教材の検討―その210.NIE教材の検討 11.メディア教材の検討 12.社 会科教科書・歴史記述の検討 13.「吟味」 「評価」 「批評」 「批判」する力を育てる授業について考える(授業論)14.「吟味」 「評価」 「批評」 「批判」する力を育てる先導的な指導方法について考える(授業論)15.授業のまとめと課題提示 授業の方法:グループワーク、ディスカッション、講義 成績評価方法:授業への参加状況 40%、レポート 60%による。レポート提出は必須。 教科書:なし 履修上の注意:到達目標:国語科紀要行くの中野『吟味」「評価」「批評」に関する分野について、その目的、教科内容、 授業づくりの在り方などを理解した上で、それらについて自らの考えをもつことができる。 本研究科他コース学生 履修 可 本学他研究科学生 履修 115 可 他大学学生(特別聴講学生等) 履修 可 科目番号:23-303-06 担当教員:村上 祐介 単位数:2 学期:A1 授業科目:学校開発政策・理論研究(教育政策研究・発展研究) 講義題目(和文):教育政策研究方法論 講義題目(英文):Research Methods of Education Policy Studies 授業の目標・概要:この授業では、(1)教育政策研究における実証的な研究方法の基礎を習得したうえで、それを用い て、(2)計量分析や事例分析を用いた学術論文を理解できるようにすること、加えて、(3)実際に計量分析や事例分析の研究デ ザインを設計できるようになることをその目的とする。 教育政策研究には様々なアプローチがありうるが、実証的な研究 手法を用いて因果関係やそれが生じるプロセスを明らかにすることは有力な方法の一つである。その際、方法論的に適切な 研究デザインに基づいた分析を行うことが重要である。 この授業では計量分析・事例分析の両方について、実証的な研究を 行うための基本的な考え方を、実際の論文を取り上げながら学ぶ。その後、グループ・ワークにより、研究の問いと仮説、そ の検証方法といった調査研究のデザインを設計し、発表する。 なお、この授業は教育学部「教育政策研究方法論」との合併 科目である。 授業計画:※内容は初学者向けであるが、受講生の予備知識の水準に応じて、予定を変更する可能性もある。1.授業に 関するガイダンス2.リサーチ・デザインの方法3.2つの変数間の関係(2変量解析)4.重回帰分析(多変量解析)5. 事例分析による因果推論(少数事例・単一事例)6.グループ・ワーク(1)7.グループ・ワーク(2)8.グループ・ワ ーク(3)9.中間発表 10.グループ・ワーク(4)11.グループ・ワーク(5)12.最終プレゼンテーション 13.最終プ レゼンテーション 授業の方法:前半は、指定された文献をあらかじめ読んでいることを前提として、講義と討論を組み合わせながら授業を 進める。後半は、グループごとに実際に調査研究デザインを設計し発表する。 成績評価方法:授業への参加度(グループ・ワークおよび中間発表、最終プレゼンテーションを含む)と、受講者個人で 作成する期末レポートにより評価を行う。期末レポートは、参加者個人で調査研究デザインを設計し、問いと仮説、検証方法 を含む研究計画書を作成する。 教科書:特に用いない。 その他 :授業に関連する資料でダウンロード可能なものは担当者のウェブサイト(下記)にアップロードする。 http://researchmap.jp/ymura 本研究科他コース学生 履修 可 本学他研究科学生 履修 116 可 他大学学生(特別聴講学生等) 履修 可 科目番号:23-303-07 担当教員:山下 晃一 単位数:2 学期:集中 授業科目:学校開発政策・理論研究(教育政策研究・発展研究) 講義題目(和文):教育行政・政策の日米比較 講義題目(英文):Japan-US Comparative study of educational adminstration and policy 授業の目標・概要:現代アメリカにおける教育行政・教育政策の現状を対象として,その展開過程,特質の検討を通じ て,先進工業国に共通する教育課題について考究・協議する。その際,わが国における教育行政・教育政策の今日的状況と比 較対照しながら,教育行政学および学校教育・教職に関する研究・学的営為の課題と可能性について思索を深める。 授業計画:1.イントロダクション:講義の概要と進め方2.教育行政・教育政策研究の意義(1)基礎概念・枠組み, 既習事項との関連づけ3.教育行政・教育政策研究の意義(2)学術的位置,方法と課題など4.教育委員会制度をめぐる日 米の状況(1)日米教育行政制度の概要5.教育委員会制度をめぐる日米の状況(2)学校-地域間関係の葛藤と調整6.教 育委員会制度をめぐる日米の状況(3)教育実践と教育委員会制度7.教員制度をめぐる日米の状況(1)教員をめぐるわが 国の動向と課題8.教員制度をめぐる日米の状況(2)米国における教員制度の展開と特質9.教員制度をめぐる日米の状況 (3)先進工業国における教員制度のゆくえ 10.研究の課題と展望(1)学校・教育実践と教育行政・政策の関係性 11.研 究の課題と展望(2)教育行政学における「規範理論」の可能性 12.研究の課題と展望(3)教育行政・政策に関する日米 比較研究の動向と課題 13.講義のまとめ 授業の方法:講義と演習とを併用する形で進めたい。ただし実際の展開形態については,受講生数に応じて,また集中講 義という特性を考慮に入れつつ,講義初日に受講生と相談する。 成績評価方法:出席・報告・研究協議への参加状況および演習参加者全体の知的水準向上への貢献度(60%),レポート (40%) 。※なお詳細は初回時に受講者と共に再検討する。 教科書:配付資料を中心とする。必要に応じて事前もしくは講義中に指示する。 履修上の注意:予習に関しては,上記に掲げた書籍、もしくは関連する他の文献・資料等から興味を持った章・部分ある いは講義に該当すると思われる章・部分を任意に取り上げて読解し,要点把握と疑問点析出を試みるとよい(13 回分,各回 1章分程度) 。復習に関しては,基礎概念の定着・理論枠組みの批判的建設的摂取等の確認をねらいとして,こちらから課題 を指示することがある。 本研究科他コース学生 履修 可 本学他研究科学生 履修 117 可 他大学学生(特別聴講学生等) 履修 可 科目番号:23-303-08 担当教員:石井 英真 単位数:2 学期:S2 授業科目:学校開発政策・理論研究(学校開発政策・発展研究) 講義題目(和文):学力の教育学的研究 講義題目(英文):Pedagogical research on academic achievement 授業の目標・概要:本講義では、学力研究の展開とその現代的課題を検討する。教育改革の焦点が量から質へとシフト するなかで、教育課程改革においても、内容よりも資質・能力(コンピテンシー)をベースにする方向性が打ち出されてい る。だが、 「コミュニケーション能力」をはじめ、昨今重要視されるポスト近代型能力は、学校教育のみで形成しうるもので はない。また、そうした包括的な能力を強調することに対しては、全人評価の危険性も指摘されている。本講義を通じて、学 校がすべきこととできることの両面を考慮しながら、学校の教育目的・目標としての能力(学力)についてどう議論していけ ばよいのかを考える。 授業計画:以下のテーマについて扱う予定である。 1.現代社会の変化と学校教育の変容 2.戦後学力論争史 3.教育 目標(能力)分類の枠組み 4.能力ベースのカリキュラムへの動き 5.新しい能力・学力を形成する授業と評価の方法論 6.現代社会における学力像と学校像の模索 授業の方法:授業中に配布する文献や論文の資料をまとめてレポートする演習的要素を取り入れつつ、基本的には講義形 式で進める。また、講義内容に関して参加者同士のディスカッションも行う。 成績評価方法:授業中の発表とレポート課題によって成績を付ける。授業への積極的参加を重視する。 教科書:石井英真 『今求められる学力と学びとは:コンピテンシー・ベースのカリキュラムの光と影』 (日本標準)石井英 真 『増補版・現代アメリカにおける学力形成論の展開』 (東信堂) 履修上の注意:テキスト(『今求められる学力と学びとは』日本標準)を事前に読了しておくことが望ましい。 本研究科他コース学生 本学他研究科学生 他大学学生(特別聴講学生等) 履修 可 履修 118 可 履修 可 科目番号:23-303-09 担当教員:佐藤 達哉 単位数:2 学期:集中 授業科目:学校開発政策・理論研究(学校開発政策・発展研究) 講義題目(和文):質的研究と TEA(複線径路等至性アプローチ) 講義題目(英文):Qualitative Inquiry and TEA(Trajectory Equifinality Approach) 授業の目標・概要:教育学や心理学などで用いられている質的研究の考え方とバリエーションを学びます。研究法の現 在のあり方について俯瞰した後、それぞれの簡単な説明を行ったうえで、TEA(複線径路等至性アプローチ)について詳述す る予定です。 TEA の基本的考え方を学び、その技法を使ってみることにより、質的研究の基本的なあり方を学ぶことができ るようにしたいと思います。 この授業では宣言的知識を表面的に学ぶだけではなく、手続的知識をしっかりと内化するこ とを目指しますし、その過程を描く理論として TLMG を紹介します。 世界最古の大学と言われるボローニャ大学の法学教育 では、講義と演習がしっかりと連関していました。昨今の PBL につながる考え方です。演習と発表を行うために座学がある という有機的連関を通じて、質的研究法の理論と実践を行います。 授業計画:テキスト『TEA 理論編』を用いて、座学と演習を組み合わせる。 第1回: 質的研究概説:様々な研究法と基本的心構え 第2回: TEA の基本(1) 第3回: 演習(1) TEA の3つの要素;TEAにおける時間概念 人生における記号の発生を語ること 第4回: TEA の基本(2) 開放システムと形態維持;実存性 第5回: TEA の基本(3) 質的研究と飽和;TEM的飽和 第6回: 演習(2) 人生における記号の発生を書き取ること 第7回: 演習(3) 人生における記号の発生を描くこと 第8回: TEM の基本(1)両極化した等至点とZOF;分岐点と必須通過点 第9回: TEM の基本(2)未定と未来展望:画期をなすこと 第10回:演習(4) 人生径路のトランスビューを目指して 第11回:TEM の基本(3) ヴィゴーツキー理論とTEM;ナラティブ研究と TEM 第12回:演習(5) プレゼンテーションの手法を相対化する;記号の配置(デザイン) 第13回:演習(6) 自分が描いた TEM を発表する 第14回:演習(7) TEM の描き直しを発表する 第15回:総まとめ;質的研究法としての TEA の総括 授業の方法:テキストを用いる座学とデータ分析演習を交互に行い、いくつかの節目においてプレゼンテーションを行っ てもらいます。 本研究科他コース学生 履修 可 本学他研究科学生 履修 119 可 他大学学生(特別聴講学生等) 履修 可 科目番号:23-303-10 担当教員:馬場 卓也 単位数:2 学期:A2 授業科目:学校開発政策・理論研究(学校開発政策・発展研究) 講義題目(和文):数学教育分野の国際協力 講義題目(英文):International Cooperation in Mathematics Education 授業の目標・概要:数学教育における国際的展開について議論する。数学教育はその扱う数学の普遍性より世界的な類 似性が指摘されてきた。他方で、主要な教科として数学教育は、歴史的な背景を背負ったり、各国の社会的なニーズに応じた り、独自性を持つことも論じられている。本講義では、日本の数学教育と海外のそれを相互に照射しながら、その課題と可能 性について理解を深める。 授業計画:1.数学教育開発上の課題2.意図されたカリキュラム-学習指導要領(1)カリキュラムの分析(2)新し い動向(目的・内容・方法)3.意図されたカリキュラム-教科書4.実施されたカリキュラム-授業(1)型の存在(2) 日本的な授業5.実施されたカリキュラム-教師と専門家集団(1)教師の信念・価値観(2)反省的実践家としての教師6. 達成されたカリキュラム-国家テスト、国際テスト7. 教師教育-研究と実践8.課題に戻って-制度と内発的発展 授業の方法:数学教育分野における論文、国際協力プロジェクトや各国の資料(文書、写真、ビデオなど)などをもとに、 講義、ワークショップ、個別活動、討議を行い、課題意識を形成すること、その課題意識をもとにカリキュラム(授業) 、制 度(教員研修)を開発すること、の二つによって進めていく。 成績評価方法:ワークショップ、個別活動における発表やワークシートをもとに評価する。 履修上の注意:出席と議論への参加を重視する 本研究科他コース学生 本学他研究科学生 他大学学生(特別聴講学生等) 履修 可 科目番号:23-303-11 履修 担当教員:大島 可 純 履修 可 単位数:2 学期:A2 授業科目:学校開発政策・理論研究(学校開発政策・発展研究) 講義題目(和文):学習科学演習 講義題目(英文):Seminar on the Learning Sciences 授業の目標・概要:本演習では,学習科学(The Learning Sciences)の研究パラダイムについて,理論的背景,方法 論,そして実践研究を講読しながら,参加者の討論を通して理解を深めていくことを目的としている.特に自分の専門領域の 研究パラダイムとの比較を通して,その特徴を理解することによって,学習科学が今なぜ世界的に活性化した研究領域であ るのかについての基礎理解を習得する. 授業の方法:本演習では,2014 年に刊行された Cambridge Handbook of the Learning Sciences の second edition から 受講者との相談の上,講読していく chapter を選定し,担当者(ペアを想定)がその内容を発表すると同時に,その chapter と深く関連する最近の研究論文を 1 編さらに追加して発表する.毎週最初の 1 コマを chapter について議論し,2 コマ目を関 連文献について議論する時間とする. 成績評価方法:担当する発表と,各回における質疑応答での貢献,また,演習を通して利用するネットワーク上の学習環 境における議論を参考に評価する. 教科書:Sawyer,R. K. (Ed.). (2014). The Cambridge Handbook of the Learning Sciences: Second Edition. New York, NY: Cambridge University Press.必要な部分については,こちらでコピーを配布します. 本研究科他コース学生 履修 可 本学他研究科学生 履修 120 可 他大学学生(特別聴講学生等) 履修 可 科目番号:23-303-12 担当教員:西岡 晋 単位数:2 学期:集中 授業科目:学校開発政策・理論研究(教育政策研究・発展研究) 講義題目(和文):子ども・家庭・福祉の政策過程分析 講義題目(英文):Policy Process Analysis in Child Welfare 授業の目標・概要:この授業は、政策過程論や公共政策学の基礎的概念、理論的アプローチを学習するととともに、子 ども・家庭・福祉に関連する分野の政策過程分析の先行研究、事例を検討する。加えて、時間的余裕があれば政策過程分析の 実習も行う。これらの講義と実習を通じて、子ども・家庭・福祉に関連する分野の政策過程についての理解を深め、自らの手 で分析を行えるようになることを最終的な目的とする。 授業計画:おおよそ以下の通りであるが、変更もありうる。1.ガイダンス 2.政策過程分析の基礎と政策段階論(教科書①: 1〜2 章、②:1 章)3.アジェンダ・セッティング(①:3 章、②:1 章)4.利益中心アプローチ(①:8 章、②:3 章、12 章) 5.制度中心アプローチ(①:9 章、②:5 章、7 章)6.アイディア中心アプローチ(①:10 章、②:8 章)7.政策実施過程(①: 11 章、②10〜11 章)8.福祉国家論 10.政策過程分析の事例(利益中心アプローチ)11.政策過程分析の事例(制度中心アプロ ーチ)12.政策過程分析の事例(アイディア中心アプローチ)13.政策過程分析の事例(実施過程研究)14.政策過程分析の事 例(福祉国家論)15.授業のまとめ 授業の方法:講義、受講生による報告、討論 成績評価方法:授業への参加度(報告、討論) 教科書:①秋吉貴雄・伊藤修一郎・北山俊哉『公共政策学の基礎[新板]』有斐閣、2015 年。②岩崎正洋編『政策過程の理 論分析』三和書籍、2012 年。 履修上の注意:本授業は集中講義だが、文献の輪読など受講生が報告する機会を設ける。詳細については、事前にゼミ委 員を通じて指示する予定。 本研究科他コース学生 履修 本学他研究科学生 可 科目番号:23-303-13 履修 担当教員:貞広 他大学学生(特別聴講学生等) 可 斎子 履修 可 単位数:2 学期:A2 授業科目:学校開発政策・実践研究(教育政策研究・事例研究) 講義題目(和文):教育政策事例研究Ⅱ 講義題目(英文):Case Study in Education Policy Ⅱ 授業の目標・概要:教育政策事例に関する先行研究の検討を通して、教育政策の理論的・実践的課題、及び研究課題と 研究方法との関連についての理解を深め、今後必要となる研究及びデータ設定の構想を行うことを目標とする。 授業計画:・「公」教育の対象設定・教育費をめぐる諸問題・教育供給規模の未来・他の政策領域とのネットワーク・地域 とのネットワーク・学校間ネットワーク・教育の地域間差異(演習) 授業の方法:受講生は教育政策事例に関する先行研究について報告し、討議を通じて理解を深める。一部、実際のデータ を分析する演習も行う。報告内容と検討結果を最終レポートにまとめる。 成績評価方法:討議への貢献と報告を総合的に判断して評価する。 教科書:講義の初回に指示する。 本研究科他コース学生 本学他研究科学生 履修 可 履修 121 可 他大学学生(特別聴講学生等) 履修 可 科目番号:23-303-14 担当教員:村上 祐介 単位数:2 学期:A2 授業科目:学校開発政策・実践研究(教育政策研究・事例研究) 講義題目(和文):教育行政事例研究Ⅰ 講義題目(英文):Case Study in Educational Administration Ⅰ 授業の目標・概要:この授業は、戦後日本の教育行財政に関する事例研究を中心に基本文献を講読し、その歴史的展開 と特質に関して理解を深めることを目的とする。これまで日本の教育行財政は文部科学省を頂点とした上意下達の縦割り集 権構造であるとの見解が通説的であり、保革の政治的・イデオロギー的な対立を軸に理解がなされていた。しかし、近年の研 究では異なる見解も提示されている。また、1990 年代はそうした縦割り集権構造が温存されているとの見方がある一方で、 国・地方を通じて政治主導と地方分権が進んでいるとの指摘もある。 この授業では基本文献の講読を通じてそうした問題 を考えるとともに、教育行財政に関する見方や論点について理解を深めていきたい。 授業計画:1. 授業に関するガイダンス第Ⅰ部 戦後日本の教育行政改革 2. 占領期の教育行政改革 3. 1950 年代の教育行 政改革 4. 1970~80 年代の教育行政改革 5. 戦後日本の教育行政の特質(1)6. 戦後日本の教育行政の特質(2)7. 1990 年代以 降の教育行政改革(1)8. 1990 年代以降の教育行政改革(2)9. 1990 年代以降の教育行政改革(3)第Ⅱ部 教育行財政の重要テ ーマ 10. 文部科学省 11. 教育委員会 12. 教員人事 13. 教育財政 授業の方法: 受講者は毎回、事前に文献を読んだうえで、当該文献の意義、疑問、感想等を A4 で 1 枚程度にまとめた ペーパーを 2 部持参する。1 部は手許に置いてそれを基に発言し、もう 1 部は担当教員に提出する。授業では、全員のペーパ ーと発言を基に議論を行う。 成績評価方法: 授業への参加度と提出されたメモの内容により評価を行う。試験は行わない。 授業の際に持参するペ ーパーを開講回数の 3 分の 2 以上提出していることを単位取得の条件とする。 なお欠席した分について、1 週間後までに当 該文献の要約を含む 4000 字以上のペーパーを提出した場合は、3 回までは出席と同じ扱いとする。 教科書:開講時までに指示する(履修上の注意を参照)。 履修上の注意:週 2 回(月・木)授業があるため、文献(基本的に 1 回につき 200~400 頁程度)を開講までに一定程度 読んでおくか、開講後に文献を読む時間を確保することが求められる。詳しい予定と文献については、2016 年 7 月末までに 下記のウェブサイトに掲載する。http://researchmap.jp/ymura 本研究科他コース学生 履修 本学他研究科学生 可 科目番号:23-303-15 履修 担当教員:勝野 他大学学生(特別聴講学生等) 可 正章 履修 可 単位数:2 学期:A1 授業科目:学校開発政策・実践研究(学校教育経営・事例研究) 講義題目(和文):学校経営実践の開発Ⅱ 講義題目(英文):Developmental Study of School Management Ⅱ 授業の目標・概要:民主主義を基盤とする学校経営、および学校の内外における民主主義の進歩に寄与する学校教育の 事例をとりあげて検討する。 授業計画:民主主義と学校教育に関するいくつかの基本文献(デューイ『民主主義と教育』『学校と社会』、ガットマン『民 主教育論』など)の講読と内外の事例に関する検討を行う。とりあげる文献および事例の詳細は初期の授業時に指示する。 授業の方法:民主主義と学校教育に関するいくつかの基本文献(デューイ『民主主義と教育』『学校と社会』、ガットマン 『民主教育論』など)の講読と内外の事例に関する検討を行う。とりあげる文献および事例の詳細は初期の授業時に指示す る。 成績評価方法:成績評価は最終レポートと平常点により行う。 履修上の注意:デューイ『民主主義と教育』『学校と社会』は開講までに必ず読んでおくこと。 本研究科他コース学生 本学他研究科学生 他大学学生(特別聴講学生等) 履修 可 履修 122 可 履修 可 科目番号:23-303-16 担当教員:大桃 敏行 単位数:2 学期:A1A2 授業科目:学校開発政策・実践研究(教育政策研究・実地研究) 講義題目(和文):教育政策実地研究 講義題目(英文):Fieldwork in Education Policy 授業の目標・概要:教育政策の現場におけるフィールドワーク(観察、調査、実習・インターンシップ的なものを含む) を通して、教育政策の理論的・実践的問題を探求し、自らの研究構想を深めることを目標とする。 授業計画:実地研究の方法の説明、研究計画の作成、中間報告、調査結果の報告と最終レポートの作成を行う。 授業の方法:受講生はそれぞれの研究テーマに即して研究計画を作成し、フィールドワークを進める。具体的な進め方は、 受講生の研究テーマや対象となるフィールドによって異なるため、それに即して検討する。現職者には自ら勤務する自治体 や教育機関などで職務を行いながら、問題解決のための研究をアクションリサーチとして実施することを勧める。 成績評価方法:中間報告、最終報告、レポートによる。 教科書:使用しない。 履修上の注意: 本研究科他コース学生 本学他研究科学生 履修 可 科目番号:23-303-17 履修 担当教員:村上 他大学学生(特別聴講学生等) 不可 祐介 履修 不可 単位数:2 学期:A1A2 授業科目:学校開発政策・実践研究(教育政策研究・実地研究) 講義題目(和文):教育行政実地研究 講義題目(英文):Fieldwork in Educational Administration 授業の目標・概要:教育行政・政策の現場におけるフィールドワーク(観察、調査、実習など)を通して、教育政策・ 教育行政の理論的・実践的問題を探求し、自らの問題意識と調査研究の構想を深めることを目標とする。 受講生はそれぞれ の研究テーマに即して研究計画を作成し、フィールドワークを進める。具体的な進め方は、受講生の研究テーマや対象となる フィールドによって異なるため、それに即して検討する。 授業計画:初回の授業時にガイダンスを行い、実地研究の方法と進め方について説明する。その後、受講生各自が研究計 画書を作成し、それについて議論を進めながら各自で研究を進める。適宜、中間報告と最終報告を行い、期末レポートを作成 する。 授業の方法:受講生による研究報告と討論によって授業を進める。 成績評価方法:中間報告と最終報告、期末レポートによって評価を行う。 教科書:特になし 本研究科他コース学生 本学他研究科学生 履修 可 履修 不可 123 他大学学生(特別聴講学生等) 履修 不可 科目番号:23-303-18 担当教員:勝野 正章 単位数:2 学期:A1A2 授業科目:学校開発政策・実践研究(学校教育経営・実地研究) 講義題目(和文):学校経営実地研究 講義題目(英文):Fieldwork in School Management 授業の目標・概要:学校経営の現場におけるフィールドワーク(観察、調査、実習・インターンシップ的なものも含む) を通して学校経営の理論的・実践的問題を研究する。 授業計画:最初に受講生各自の研究計画書に基づいて、研究目的・テーマ・方法・計画の適切性、妥当性について協議を 行い、その後は研究計画にしたがって各自で研究を進める。12 月に進捗状況を確認するための中間報告、年度末に最終報告 を求める。 授業の方法:受講生の研究テーマや対象となるフィールドによって異なるため、個別に相談しながら決めていく。現職者 には自らの勤務する教育機関などで職務を行いながら、問題解決のための研究をアクションリサーチとして実施することを 勧める。 成績評価方法:中間報告、最終報告(レポート)によって評価する。 教科書:なし 履修上の注意:なし その他:なし 本研究科他コース学生 本学他研究科学生 履修 可 科目番号:23-303-19 履修 担当教員:大桃 不可 敏行 他大学学生(特別聴講学生等) 履修 不可 単位数:2 学期:通年 授業科目:学校開発政策・論文指導 講義題目(和文):教育政策研究論文指導 講義題目(英文):Dissertation Research in Education Policy 授業の目標・概要:修士課程の学生については修士論文の作成、執筆を目的とした指導を、博士課程の学生については 博士論文の作成、執筆を目的とした指導を行う。 授業計画:具体的な運営やスケジュール等については受講生と相談して決めていく。 授業の方法:学校経営研究論文指導(勝野教授)、教育行政研究論文指導(村上准教授)との共同の論文指導となる。 成績評価方法:平常点 教科書:使用しない。 本研究科他コース学生 履修 不可 本学他研究科学生 履修 不可 124 他大学学生(特別聴講学生等) 履修 不可 科目番号:23-303-20 担当教員:村上 祐介 単位数:2 学期:通年 授業科目:学校開発政策・論文指導 講義題目(和文):教育行政研究論文指導 講義題目(英文):Dissertation Research in Educational Administration 授業の目標・概要:修士課程の学生については修士論文の作成、執筆を目的とした指導を、博士課程の学生については 博士論文の作成、執筆を目的とした指導を行う。 授業計画:具体的な運営やスケジュール等については受講生と相談して決めていく。 授業の方法:教育政策研究論文指導(大桃教授),学校経営研究論文指導(勝野准教授)との共同の論文指導となる。 成績評価方法:平常点 教科書:特になし 本研究科他コース学生 履修 本学他研究科学生 不可 科目番号:23-303-21 履修 担当教員:勝野 不可 正章 他大学学生(特別聴講学生等) 履修 不可 単位数:2 学期:通年 授業科目:学校開発政策・論文指導 講義題目(和文):学校経営研究論文指導 講義題目(英文):Dissertation Research in School Management 授業の目標・概要:修士課程の院生については、修士論文の作成、執筆を目的とした指導を、博士課程の院生について は、博士論文の作成、執筆を目的とした指導を行う。 授業計画:具体的な運営やスケジュール等については受講生と相談して決めていく。 授業の方法:教育政策研究営論文指導(大桃教授)、教育行政研究論文指導(村上准教授)との共同の論文指導となる。 成績評価方法:平常点 教科書:なし 履修上の注意:なし その他:なし 本研究科他コース学生 本学他研究科学生 他大学学生(特別聴講学生等) 履修 不可 科目番号:23-303-22 履修 担当教員:中田 不可 康彦 履修 不可 単位数:2 学期:通年 授業科目:学校開発政策・論文指導 講義題目(和文):教育法制研究論文指導 講義題目(英文):Dissertation Research in Education Law 授業の目標・概要:教育法制に関する研究論文の執筆を指導・支援する。 授業計画:履修者の問題関心に即して行う。 授業の方法:個々の履修者の報告を基本とする。個々の履修者の問題関心に近い論文の輪読を行う。 成績評価方法:平常点。 教科書:特に指定しない。 履修上の注意:履修者と相談しながら、柔軟に対応していきたいと考えているので、履修希望者は事前にメールで連絡す ることが望ましい。 本研究科他コース学生 履修 不可 本学他研究科学生 履修 不可 125 他大学学生(特別聴講学生等) 履修 不可 教員のオフィスアワー及び連絡方法一覧 総合教育科学専攻 基礎教育学専修 基礎教育学コース 教員(職名) 金森 修(教授) オフィスアワー/連絡方法 要アポイントメント [email protected] 田中 智志(教授) 授業中に指示する [email protected] 小玉 重夫(教授) 授業中に指示する [email protected] 小国 喜弘(教授) 授業中に指示する [email protected] 片山 勝茂(准教授) 授業中に指示する [email protected] 126 教員のオフィスアワー及び連絡方法一覧 総合教育科学専攻 教育社会科学専修 比較教育社会学コース 教員(職名) 恒吉 僚子(教授) オフィスアワー/連絡方法 予めメールでアポイントメントをとること [email protected] 本田 由紀(教授) 予めメールでアポイントメントをとること [email protected] 橋本 鉱市(教授) 予めメールでアポイントメントをとること [email protected] 中村 高康(教授) 予めメールでアポイントメントをとること [email protected] 仁平 典宏(准教授) 予めメールでアポイントメントをとること [email protected] 127 教員のオフィスアワー及び連絡方法一覧 総合教育科学専攻 教育社会科学専修 生涯学習基盤経営コース 教員(職名) オフィスアワー/連絡方法 随時、但し予めメールでアポイントメント 牧野 篤(教授) をとること [email protected] 講義の前後、それ以外は予めメールでアポ 影浦 峡(教授) イントをとること [email protected] 随時、但し予めメールでアポイントメント 李 正連(准教授) をとること [email protected] 随時、但し予めメールでアポイントメント 新藤 浩伸(講師) をとること [email protected] 128 教員のオフィスアワー及び連絡方法一覧 総合教育科学専攻 教育社会科学専修 大学経営・政策コース 教員(職名) 山本 清(教授) 小方 直幸(教授) オフィスアワー/連絡方法 コース事務室に問い合わせること 予めメールでアポイントメントをとること [email protected] 福留 東土(准教授) 予めメールでアポイントメントをとること [email protected] 両角 亜希子(准教授) 予めメールでアポイントメントをとること [email protected] 129 教員のオフィスアワー及び連絡方法一覧 総合教育科学専攻 心身発達科学専修 教育心理学コース 教員(職名) 佐々木 正人(教授) オフィスアワー/連絡方法 要アポイントメント [email protected] 市川 伸一(教授) 要アポイントメント [email protected] 南風原 朝和(教授) 要アポイントメント [email protected] 秋田 喜代美(教授) 要アポイントメント [email protected] 岡田 猛(教授) 要アポイントメント [email protected] 遠藤 利彦(教授) 要アポイントメント [email protected] 針生 悦子(教授) 要アポイントメント [email protected] 130 教員のオフィスアワー及び連絡方法一覧 総合教育科学専攻 心身発達科学専修 臨床心理学コース 教員(職名) 下山 晴彦(教授) オフィスアワー/連絡方法 要アポイントメント [email protected] 能智 正博(教授) 要アポイントメント [email protected] 高橋 美保(准教授) 要アポイントメント [email protected] 石丸 径一郎(講師) 要アポイントメント [email protected] 袴田 優子(講師) 要アポイントメント [email protected] 131 教員のオフィスアワー及び連絡方法一覧 総合教育科学専攻 心身発達科学専修 身体教育学コース 教員(職名) 山本 義春(教授) オフィスアワー/連絡方法 アポイントメントがあればいつでも良い [email protected] 多賀 厳太郎(教授) アポイントメントがあればいつでも良い [email protected] 佐々木 司(教授) アポイントメントがあればいつでも良い [email protected] 野崎 大地(教授) アポイントメントがあればいつでも良い [email protected] 東郷 史治(准教授) アポイントメントがあればいつでも良い [email protected] 森田 賢治(准教授) アポイントメントがあればいつでも良い [email protected] 132 教員のオフィスアワー及び連絡方法一覧 学校教育高度化専攻 教員(職名) 秋田 喜代美(教授) 教職開発コース オフィスアワー/連絡方法 要アポイントメント [email protected] 藤江 康彦(准教授) 要アポイントメント [email protected] 浅井 幸子(准教授) 要アポイントメント [email protected] 133 教員のオフィスアワー及び連絡方法一覧 学校教育高度化専攻 教員(職名) 斎藤 兆史(教授) 教育内容開発コース オフィスアワー/連絡方法 要アポイントメント [email protected] 金森 修(教授) 要アポイントメント [email protected] 藤村 宣之(教授) 要アポイントメント [email protected] 北村 友人(准教授) 要アポイントメント [email protected] 134 教員のオフィスアワー及び連絡方法一覧 学校教育高度化専攻 教員(職名) 大桃 敏行(教授) 学校開発政策コース オフィスアワー/連絡方法 予めメールでアポイントメントをとること [email protected] 勝野 正章(教授) 予めメールでアポイントメントをとること [email protected] 村上 祐介(准教授) 予めメールでアポイントメントをとること [email protected] 135 事務室のオフィスアワー及び連絡方法一覧 学生支援チーム 平日 9:00~17:00 (12:00~13:00はボックスでの書類受領のみ) メール [email protected] 電話 (大学院担当) 03-5841-3908 (国際交流・留学生担当) 03-5841-3908、0766 (教職担当) 03-5841-3909 (学部担当) 03-5841-3907 FAX 03-5841-3914 学生支援チームホームページ http://www.p.u-tokyo.ac.jp/~edudaiga/index.htm UT-mate https://ut-gakumu.adm.u-tokyo.ac.jp/websys/campus 自動証明書発行機利用時間(教育学部棟) 平日・土曜日 9:00~20:00 136 137 138 139
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